JP2007005892A - 情報配信システム、情報配信方法、無線lan端末、無線lan端末の情報取得方法、アクセスポイント - Google Patents

情報配信システム、情報配信方法、無線lan端末、無線lan端末の情報取得方法、アクセスポイント Download PDF

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Abstract

【課題】
無線LANを利用したPUSH型の情報配信サービスにおいて、ユーザが本当に必要とする情報のみ配信するシステムを提供すること。また、提供の際にネットワークの管理をシンプルにすること、ユーザの利便性を向上させること。
【解決】
無線LAN端末が配信を希望する情報に情報種別名という属性を与え、その情報種別名とネットワークの識別名であるSSIDとを同一名称にする。さらに、その情報種別名と無線LAN端末に情報を配信する情報配信サーバのホスト名も同一にする。無線LAN端末のユーザは、配信を希望する情報種別名のみ知っていれば、同一名のSSIDで管理されるネットワークに接続し、情報配信サーバにアクセスすることがきる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報配信システム、情報配信方法、無線LAN端末、無線LAN端末の情報取得方法、アクセスポイントに関する。特に、無線LANシステムにおける情報配信の技術に関する。
近年、携帯電話機、PHS、無線LANシステムなどの様々な無線技術が発達してきた。
無線LAN技術は、1990年からIEEE802委員会により標準化がスタートし802.11a、802.11bなど様々な規格が標準化されている(非特許文献1)。標準化に伴い、無線LAN機器の普及も進んでいる。特に、近年は無線LAN機器自体の価格も安価になり無線LANを搭載するノートPCやPDAや携帯電話機など(以下、無線LAN端末という)も増加している。また、無線LANで送受信できる情報の容量も通常の有線LANと比べ遜色ないものとなっている。
無線LAN技術に関連のある特許文献には、以下のようなものがある。
特許文献1には、情報配信サービスに関する技術が開示されている。特許文献1の発明では、携帯端末が直接公衆回線を介して配信サーバから情報を取得する場合に発生する公衆回線の通信料金が高いという問題点を解決するため、公衆回線を介して接続された情報提供装置から情報を受信して蓄積する配信サーバが設けられている。携帯端末は無線LANを介して情報の配信を要求することにより、配信サーバにある情報を取得するため、従来必要であった公衆網の利用時に発生する通信料金がかからない。
特許文献2には、無線LANを用いて情報を配信するシステムが開示されている。特許文献2の発明では、携帯情報端末が特定地点を通過するときに、無線通信を介してエージェントサーバから端末に情報が送られる。エージェントサーバは、利用者の管理を行っており、スケジュール管理、アドレス帳管理、情報共有、ユーザ固有情報などの機能を有する。携帯情報端末は、予めWOR(Wake−on Ring、自動起動)機能を有し、必要に応じてエージェントサーバから情報を自動的に取得できるようになっている。携帯情報端末が、取捨選択して情報を取得する場合には、予めエージェントサーバ内の配信希望情報区分テーブルに登録しておき、エージェントサーバで取捨選択して携帯情報端末に配信するか、また、携帯情報端末に予め希望情報種類として登録しておき、携帯情報端末からエージェントサーバに、利用者ID、エリアIDのほか、希望情報種類を読み取って送る方法があると開示されている。
特許文献3には、無線LANを用いて情報を配信するシステムが開示されている。特許文献3の発明では、複数のデータベースを管理するシンクロサーバが無線LANに接続される。データベースには、個人情報管理データベース、地図情報データベース、観光地情報データベースなどが含まれる。情報配信のサービスを受ける携帯情報端末の利用者は、予め個人情報管理データベースに、所属団体、取得希望情報、利用目的などを登録しておく。無線LAN設置場所から電波の届く範囲に、携帯情報端末が入ると、WOR機能により、自動的にシンクロサーバに接続され、予め定められた情報が取得される。
特許文献4には、列車内の無線LANシステムが開示されている。特許文献4の発明では、列車内に、アクセスポイント、RADIUSサーバ、DHCPサーバ、音楽配信サーバ、WEBサーバ、DNSサーバ、PROXYサーバ等を構成することにより、列車内での無線端末による無線LANの通信を行う。無線端末は、無線LANを介してインターネットにも接続可能となる。また、特許文献4には、列車内のWEBサーバに、売店サイトを開設し、商品を販売することや、音楽配信サーバから無線端末へ、番組の音楽や画像を配信することが開示されている。
特許文献5には、キャリアの無線通信網を利用した無線通信と、Bluetooth(登録商標)を利用した無線通信との切り替え技術が開示されている。特許文献5の発明では、携帯電話機は、キャリアの無線通信網から配信される位置情報に基づいて、自端末がBluetooth(登録商標)の通信エリアに入ったかどうかを判断し、該エリアに入ったときは、Bluetooth(登録商標)無線部を自動的に起動し、逆に該エリアから出たときは、Bluetooth(登録商標)無線部の通電をOFFにする。この技術により、消費電力の悪化やユーザの能動的な行動を要求することなく、キャリア以外のネットワークに確実に接続することができる。
特許文献6には、無線利用者端末とアクセスポイント間のアソシエーション処理の無駄をなくすことを目的とした無線LANシステムへの接続技術が開示されている。特許文献6の発明では、無線利用者端末は、サービスベンダのIDと、サービスベンダへの接続のためのIDとパスワードとを含むIDを一緒にアクセスポイントに送付する。アクセスポイントは、まとまった二つのIDを用いて、サービスベンダに接続可能か否かを予め記憶されたテーブルを用いて判断し、可能である場合には、無線利用者端末にSSID(ネットワーク識別子の一つ)を送付する。無線利用者端末はそのSSIDを用いて、アソシエーションを行う。この技術により、無線利用者端末とアクセスポイントがアソシエーションを行った後に、サービスベンダへの接続が拒否されることがなく、アソシエーション処理の無駄をなくすことができる。
上述の特許文献1乃至6にもあるように、無線LANを利用するユーザの増加に伴い、高速大容量の無線LANのメリットを生かした情報配信サービスなどが提供されている。
一般に、無線LAN端末が必要な情報を得る場合には、無線LANのアクセスポイント配下に移動して手動で無線LANに接続し、無線LAN端末が情報配信サーバへアクセスし取得するか、PUSH型の情報配信サービスで情報を得るということになる。それぞれの方法には、以下のようなメリットとデメリットがある。
手動で情報配信サービスを受ける場合には、必要な情報を意識して取得するので取得効率はよい。しかし、公衆無線LANは、セル範囲も一般的に10メートルから100メートルと狭いので、ユーザは、サービス提供エリアに移動し、かつサービスの提供を受けるために手動で操作をする必要があるなど面倒である(例えば、特許文献1、特許文献4)。
PUSH型で情報配信サービスを受ける場合には、自動的に情報が配信される反面、ユーザが本当に必要とする情報以外の情報も配信されてしまう(例えば、特許文献5)。また、情報配信を効率的に行う為には、予めネットワーク側のサーバ等にユーザの個人情報、ユーザが必要とする情報の種類などを登録しておく必要がある(例えば、特許文献2、特許文献3)。この場合、ユーザ毎に、必要とする情報の種類を管理し、その情報をネットワークで共有することが必要となる。その結果、管理が複雑になり、また管理を行うためのデータベース、サーバ等の機器を用意する必要が生じる。
また、PUSH型の情報配信サービスでも、特許文献2のように、携帯情報端末に予め希望情報種類を登録しておき、携帯情報端末からエージェントサーバに、利用者ID、エリアID、希望情報種類をPDAより読み取って送ることもできる。しかし、利用者ID、エリアID、希望情報種類など複数の情報を管理しエージェントサーバに送信する必要があり、利用者は送信に必要な操作を行わなければならない。
松江英明、守倉正博監修,「802.11高速無線LAN教科書」,IDGジャパン,2003年3月29日,p2−3 特開2001−285332 特開2004−048395 特開2004−080084 特開2004−173179 特開2004−350108 特開2004−363878
本願発明の解決しようとする課題とは、上述のように、PUSH型の情報配信サービスにおいて、ユーザが本当に必要とする情報以外の情報が配信されてしまうということを防ぐことにある。
また、PUSH型の情報配信サービスにおいて、予めネットワーク側のサーバ等にユーザの個人情報、ユーザが必要とする情報の種類などを予め登録しておく手間を省くことも、本願発明の解決しようとする課題である。
また、PUSH型の情報配信サービスにおいて、予めユーザの個人情報等を登録するために必要なサーバ、データベースを設置する手間を省くことも、本願発明の解決しようとする課題である。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の情報配信システムは、
無線LAN端末と、アクセスポイントと、情報配信サーバとからなる情報配信システムであって、
前記無線LAN端末が情報配信を希望する情報の情報種別名と、前記アクセスポイントが報知するネットワーク識別子と、前記情報配信サーバのホスト名が予め定められた対応関係となっていることを特徴とする。
また、好ましい態様として、前記情報配信システムは、前記情報種別名に対応したネットワーク識別子を用いてネットワーク接続し、前記情報種別名に対応した情報配信サーバから前記情報種別名に対応した情報の配信をうけてもよい。
また、好ましい態様として、前記情報配信システムは、前記情報配信サーバに対応するRADIUSサーバをさらに設け、前記無線LAN端末が前記情報配信サーバから情報配信を受ける前に、前記RADIUSサーバに認証されることを必要としてもよい。
上記課題を解決するために、請求項4に記載の情報配信システムは、
無線LAN端末と、アクセスポイントと、情報配信サーバとからなる情報配信システムであって、
前記無線LAN端末が情報配信を希望する情報の情報種別名と、前記アクセスポイントが報知するネットワーク識別子と、前記情報配信サーバのホスト名が同一名であることを特徴とする。
また、好ましい態様として、前記情報配信システムは、VLANスイッチをさらに設け、
前記無線LAN端末は、前記情報種別名と対応する情報取得命令を記憶し、
前記アクセスポイントは、前記ネットワーク識別子と対応するVLANタグを記憶し、
前記VLANスイッチは、前記VLANタグと対応するポートを記憶してもよい。
上記課題を解決するために、請求項6に記載の情報配信方法は、
無線LAN端末と、アクセスポイントと、情報配信サーバとからなる情報配信システムの情報配信方法であって、
前記無線LAN端末は、前記無線LAN端末に記憶された情報配信を希望する情報の情報種別名と一対一対応するネットワーク識別子で管理されるネットワークに接続し、
さらに前記無線LAN端末は、前記無線LAN端末に記憶された情報配信を希望する情報の情報種別名と一対一対応するホスト名の情報配信サーバに対して、前記情報の配信を要求し、
前記アクセスポイントは、前記情報の配信の要求に前記ネットワーク識別子に対応したVLANタグを付加することで前記情報配信サーバに転送し、
前記情報配信サーバは、前記要求に対応して前記無線LAN端末に情報を配信することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項7に記載の無線LAN端末は、
無線送受信部と、
情報種別名と前記情報種別名と同一名のネットワーク識別子で管理されるネットワークへの接続要求及び前記情報種別名と同一名の情報配信サーバへ情報配信要求を記憶する記憶部と、
前記無線送受信部と前記記憶部を制御する制御部とを有し、
前記無線送受信部が、前記接続要求及び前記情報配信要求を行い、前記情報種別名に対応する情報受信をすることを特徴とする。
また、好ましい態様として、前記無線LAN端末において、
前記記憶部は、前記記憶部に記憶された情報種別名に対して、前記情報種別名同一名のネットワーク識別子で管理されるネットワークへの接続要求及び前記情報種別名と同一名の情報配信サーバへ情報配信要求の可否を決定する情報を記憶してもよい。
上記課題を解決するために、請求項9に記載の情報取得方法は、
無線LAN端末が行う情報取得方法であって、
アクセスポイントが報知するネットワーク識別子を受信し、
前記ネットワーク識別子があらかじめ前記無線LAN端末に記憶された情報種別名と同一である場合は、前記ネットワーク識別子を用いてネットワーク接続し、前記ネットワーク識別子と同一名の情報配信サーバから前記情報種別名に対応する情報を取得することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項10に記載のアクセスポイントは、
無線送受信部と、
有線送受信部と、
前記無線送受信部と有線送受信部とを制御する制御部とを有し、
前記無線送受信部は、情報種別名と同一名のネットワーク識別子を用いて報知し、前記無線送受信部が無線LAN端末から前記情報種別名と同一名のネットワーク識別子を用いた情報の取得の要求を受けた場合には、前記有線送受信部は、前記ネットワーク識別子に対応した情報サーバから情報を取得し、前記無線送受信部は、前記取得した情報を前記無線LAN端末に送信することを特徴とする。
また、好ましい態様として、前記アクセスポイントは、複数のネットワーク識別子を報知することができるものであってもよい。
本願発明によって、PUSH型の情報配信サービスでも、ユーザが必要としない情報の配信を押し付けない無線システムを提供することができる。
本願発明によって、サーバ、データベース等にユーザが事前の登録をする必要のないPUSH型の情報配信サービスを提供することができる。
本願発明によって、ユーザに事前の登録を強要する必要のないPUSH型の情報配信サービスを提供することができる。
本願発明によって、ネットワーク識別子と、情報配信サーバの管理が容易な無線システムを提供することができる。
本願発明によって、SSIDと情報ジャンル名を同一にする態様では、情報ジャンルの管理が容易になる。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。
本願発明の第1の実施例について説明する。図1は、本願発明に係る無線LANシステムの構成を示した図である。
無線LAN端末1は、セル6内でアクセスポイント2と無線LAN技術によって無線通信することができる。セル6はアクセスポイント2と無線LAN技術によって接続可能な領域である。
アクセスポイント2は、無線LAN端末1及びVLANスイッチ3と通信し、両者間を中継する中継器である。アクセスポイント2は、複数のSSID(Service Set Identifier:無線LANネットワークの識別子の1つ)を報知することができるアクセスポイントである。
VLANスイッチ3は、バーチャルLAN(Virtual LAN)スイッチである。物理的接続とは別に、仮想的にLANを構築する。
情報配信サーバ4及び情報配信サーバ5は、無線LAN端末1に配信する情報を蓄積し、無線LAN端末1に情報の配信を行う機能を有する。本実施例では、情報配信サーバ4は買い物情報を多数蓄積し、情報配信サーバ5はニュース情報を多数蓄積する。情報配信サーバの蓄積情報は、例えば、図示しない有線又は無線の通信回線を介して別の情報配信機器から受信する。
本願発明では、無線LAN端末1が保持する情報種別名と、アクセスポイント2が報知するSSIDと、情報配信サーバのホスト名は同一名で管理されている。情報配信サーバ4のホスト名は、SHOPPING_INFOであり、情報配信サーバ5のホスト名は、NEWSである。
次に図1を用いて、本実施例に係る無線LANシステムの動作の概要について説明する。アクセスポイント2は通信に必要な様々な情報を周辺の無線LAN端末に知らしめるため、ビーコンを報知する。ビーコンには、SSIDフィールドと呼ばれる領域が予め割り当てられており、SSIDが含まれる。アクセスポイント2は、ビーコンを用いて、SSIDとして『SHOPPING_INFO』と『NEWS』の2つを報知する。
無線LAN端末1がセル6内に入ると、無線LAN端末1はアクセスポイント2が報知したSSIDを含むビーコンを受信する。無線LAN端末1には、後述するように、自己の属するべきSSIDを予め記憶装置に記憶している。報知されたSSIDが、自己の記憶装置に記憶したSSIDと同一ならば、アクセスポイント2に対し当該SSIDで識別されるネットワークに接続する。そして、後述する動作によって、SSIDと同じホスト名の情報サーバから所望の情報の配信を受ける。
次に、無線LAN端末1について説明する。図2は、図1の無線LAN端末1の内部構成を示すブロック図である。同図において、本願発明と関係のない部分については省略されている。制御回路10は、無線送受信回路11、記憶装置12を制御する回路である。制御回路10は、CPUなどから構成される。無線送受信回路11は、無線LAN技術を用いて無線信号の送受信を行う回路である。アンテナ13は、アクセスポイント2と無線通信を行うためのアンテナである。記憶装置12は種々の情報を記憶する装置である。例えば、無線LAN端末1の制御プログラム、後述する情報種別名と情報取得命令が対となった表を記憶している。操作部14は、ユーザが無線LAN端末1の操作のため使用するキーボード、キーパッドなどである。表示部15は、操作に必要な情報や、情報配信を受けた情報の表示に使用されるLCD、有機ELなどの表示装置である。制御回路10、送受信回路11、記憶装置12、操作部14、表示部15はバスで接続されている。
図2は本願発明に係る無線LAN端末1のハードウェアの構成を示しているのに対し、図3は、本願発明に係る無線LAN端末1の機能の構成を示すブロック図である。同図において、本願発明と関係のない部分については省略されている。アンテナ13は、図2のアンテナと同一である。無線送受信部21は、ハードウェアとしては、図2の無線送受信回路11と同一であるが機能として表現している。制御部20は、制御回路10上で動作する制御機能である。情報格納部23、情報登録部24は、ハードウェアとしては記憶装置12である。情報格納部23は、情報配信サーバ4又は5から配信された情報を格納する機能を有しており、情報登録部24は後述する情報種別名と情報取得命令とが対になった表を格納する機能有している。
機能的には図3に示すように、制御部20は、無線送受信部21、情報格納部23、情報登録部24をそれぞれ制御する。
図4は、無線LAN端末1内の情報登録部24に記憶される情報種別名と情報取得命令とが対になった表を示す図である。情報種別名とは、無線LAN端末1が配信を受ける情報の種別を表す。図4にあるように、例えば、情報種別名がSHOPPING_INFOなら、周辺の買い物情報を表す。買い物情報とは、例えば、周辺のお店でセールをしているといった情報や、期間限定の定食が提供されているといった情報である。また、例えば、情報種別名がNEWSなら、周辺又は現在時刻のニュース情報を表す。ニュース情報とは、例えば、周辺の事件やその地方の天気予報、また、現在時刻でまとめられた全国ニュースなどの情報である。
一方、本願発明において、情報取得命令とは、対応する情報種別名を取得するための一連の命令を意味する。本実施例の無線LANシステムでは、情報種別名とSSIDは同一名で管理されている。よって、無線LAN端末1が、情報種別名で規定される情報を取得するためには、情報種別名と同一のSSIDのネットワークに接続し、情報配信要求をすることが必要となる。情報取得命令にはそのための一連の手続が規定されている。
例えば、情報種別名がSHOPPING_INFOの場合、一連の手続とは、無線LAN端末1が、SHOPPING_INFOというSSIDのネットワークに接続して、ホスト名がSHOPPING_INFOである情報配信サーバ4へ買い物情報の配信を要求する手続である。ネットワークへの接続は、無線LAN技術で規定されている既知の取り決めに基づいて行う。
なお、情報種別名と情報取得命令は、図4のように必ずしも表形式となって情報登録部24に記憶される必要はない。例えば、無線LANネットワークへの帰属、サーバへの問合せなどは決まった手続であるため、SSID、ホスト名のみ空白にした一連の手続を予め情報登録部24に保存しておき、ユーザによってある情報種別名の情報配信が希望された場合に、一連の手続の空白部分に情報種別名を代入して、手続を行うようにすることも可能である。
次に、アクセスポイント2について説明する。図5は、図1のアクセスポイント2の内部構成を示すブロック図である。同図において、本願発明と関係のない部分については省略されている。制御回路35は、無線送受信回路31、記憶装置32、入出力回路34を制御する回路である。制御回路35は、CPUなどから構成される。無線送受信回路31は、無線LAN技術を用いて無線信号の送受信を行う回路である。アンテナ33は、無線LAN端末1と無線通信を行うためのアンテナである。記憶装置32は種々の情報を記憶する装置である。例えば、アクセスポイント2の制御プログラム、また、後述するSSIDとVLANタグが対となった表を記憶する。入出力回路34は、VLANスイッチ3と通信をするためのインターフェイス回路である。制御回路35、無線送受信回路31、記憶装置32、入出力回路34は全てバスで接続されている。
図6は、SSID名とVLANタグとが対になった表を示す図である。この表は、アクセスポイント2内の記憶装置32に記憶される。アクセスポイント2は、本表に基づいて、無線LAN端末1とVLANスイッチ3との間の通信を中継する。
VLANタグとは、VLANを区別するための識別子である。アクセスポイント2は、VLANタグの付加、除去機能を有している。本実施例では、SHOPPING_INFOのSSIDはタグの内容が100であるVLANタグで管理されるVLANが、NEWSのSSIDはタグの内容が200であるVLANタグで管理されるVLANが対応する。以下の説明では、VLANタグの内容が100であるVLANタグを単にVLANタグ100と、VLANタグの内容が200であるVLANタグを単にVLANタグ200と記載することとする。
アクセスポイント2は、無線LAN端末1からSHOPPING_INFOをSSIDとするネットワークへのフレームの受信があった場合には、受信したフレームにVLANタグ100を付加し、VLANスイッチ3へ転送する。一方、無線LAN端末1からNEWSをSSIDとするネットワークへのフレームの受信があった場合には、無線LAN端末1から受信したフレームにVLANタグ200を付加し、VLANスイッチ3へ転送する。
一方、VLANスイッチ3からフレームを受信した場合、VLANタグ100が付加されているフレームの場合には、VLANタグ100を除去した上で、SHOPPING_INFOをSSIDとするネットワークに帰属している無線LAN端末1に対して、当該フレームを送信する。また、VLANスイッチ3からVLANタグ200が付加されているフレームを受信した場合には、VLANタグ200を除去した上で、NEWSをSSIDとするネットワークに帰属している無線LAN端末1に対して、当該フレームを送信する。
次に、VLANスイッチ3について説明する。図7は、図1のVLANスイッチ3の内部構成を示すブロック図である。同図において、本願発明と関係のない部分については省略されている。制御回路43は、CPUなどから構成される。入出力回路44は、アクセスポイント2、情報配信サーバ4及び5と情報の送受信を行うインターフェイス回路である。記憶装置42は、種々の情報を記憶する装置である。例えば、VLANスイッチ3の制御プログラム、また、後述するVLANタグとポート番号が対となった表を記憶する。制御回路43、入出力回路44、記憶装置42はバスで接続されている。
図8は、VLANタグとポート番号とが対になった表を示す図である。この表は、VLANスイッチ3内の記憶装置42に記憶される。VLANスイッチ3も、VLANタグの付加、除去機能を有している。VLANスイッチ3は、本表に基づいて、アクセスポイント2と情報配信サーバ4及び5との間の通信を中継する。
ポート番号とは、VLANスイッチ3が有する物理的、または論理的な出力の識別番号を示すものである。例えば、物理的な出力の識別番号の場合、VLANスイッチ3の筐体には、ポート番号で区別された出力プラグが備わっており、その出力プラグから、データが送受信される。本実施例では、物理的な出力の識別番号である。また、図8では、VLANタグ100はポート番号1番と2番のポートに、VLANタグ200はポート番号1番と3番のポートに対応する。
VLANスイッチ3は、アクセスポイント2からVLANタグ100が付加されたフレームを、ポート1を介して受信すると、VLANタグ100を除去した上でポート2を介して転送する。また、VLANタグ3は、アクセスポイント2からVLANタグ200が付加されたフレームを、ポート1を介して受信すると、VLANタグ200を除去した上でポート3を介して転送する。
また、情報配信サーバ4からVLANタグなしのフレームを、ポート2を介して受信すると、VLANタグ100を付加した上でポート1を介して、アクセスポイント2に転送する。また、情報配信サーバ5からVLANタグなしのフレームを、ポート3を介して受信すると、VLANタグ200を付加した上でポート1を介して、アクセスポイント2に転送する。
本実施例では、ポート2に情報配信サーバ4が接続され、ポート3に情報配信サーバ5が接続されている。なお、情報配信サーバ4は買い物情報を多数蓄積し、情報配信サーバ5はニュース情報を多数蓄積している。
図1の無線LANシステムの情報配信サーバ4及び5について説明する。ここで、情報配信サーバ4及び5は、記憶する情報の種別が異なるだけでハードウェアの構成は同一である。ここでは、情報配信サーバ4の構成についてのみ説明し、情報配信サーバ5の構成については、説明の冗長を避けるため説明を省略する。
図9は、本実施例に係る情報配信サーバ4の内部構成を示すブロック図である。同図において、本願発明と関係のない部分については省略されている。制御回路51は、CPUなどから構成される。入出力回路53は、VLANスイッチ3と情報の送受信を行うインターフェイス回路である。記憶装置52は、情報配信サーバ4の制御プログラム、また、無線LAN端末1に配信するべき買い物情報を格納する。制御回路51、記憶装置52、入出力回路53はバスで接続されている。
図10は、無線LAN端末1が、情報配信を受けるまでの動作を示した図である。まず、無線LAN端末1は、アクセスポイント2から定期的に報知されるビーコンを受信する(S101)。ビーコンを受信しない場合は、情報配信のための動作を終了する。一方、ビーコンを受信した場合は、ビーコン内のフィールドに格納されるSSIDと無線LAN端末1が情報登録部24に記憶している情報種別名とが一致するかどうか確認する(S102)。
SSIDと情報種別名が一致しない場合は、情報配信のための動作を終了する。一方、一致する場合は、情報配信要求をアクセスポイント2に対して送信する(S103)。情報配信要求とは、情報取得命令の中の一部であり、情報配信サーバに情報配信を要求するコマンドである。
その後、情報種別名に対応する情報を受信したかを確認する(S104)。情報を受信した場合は、当該情報を情報格納部に記憶する(S105)。そして、情報配信のための動作を終了する。
一方、当該情報を受信していない場合は、再び情報を受信したかどうかを確認する(S104)。
なお、図示していないが情報配信要求の送信エラーや、アクセスポイント2のエラーなどを原因として、情報配信を希望した情報が送信されない場合のため、ある期間内に要求した情報が受信されない場合に、S104で構成される無限ループを出るように設定しておくことが好ましい。
また、ビーコンに複数のSSIDが格納されている場合において、情報登録部24に記憶された複数の情報種別名が一致する場合、上述の動作は繰り返し行われ、指定した全ての情報の配信を受けることが好ましい。
繰り返し動作では種々の態様が可能である。例えば、すでにビーコンを受信し別のSSIDが一致していることがわかっている場合には、S103の情報配信要求の送信ステップから開始することができる。S101、S102の動作を省略することで、無線LAN端末1の早い応答が可能となる。また、無線LAN端末1の無駄な動作を低減することが可能となり、消費電力の低下も期待できる。
また、無線LAN端末1は移動することもあるため、すでに先のセルの外に移動している場合もある。よって、S101のビーコン受信の確認ステップからすることも好ましい。例えば、先のビーコン受信から所定時間経過した場合には、S101から動作を繰り返し、そうでない場合には、S102又はS103から動作を繰り返すことで、セル外移動のリスク低減と、無線LAN端末1の消費電力低減とのバランスを取ることができる。
図11は、無線LAN端末1が、情報配信サーバ4又は5に接続し情報配信を受けるまでの動作を示した図である。
無線LAN端末1は、図4で示した情報種別名のうちSHOPPING_INFOおよびNEWSとその対応する情報取得命令を情報登録部24に記憶している。また、無線LAN端末1は、初期状態において、どの無線LANにも接続していない。
アクセスポイント2はビーコンを送信する(S201)。無線LAN端末1はアクセスポイント2が報知するビーコンを受信する。
本実施例では、ビーコンの所定のフィールドにSHOPPING_INFO及びNEWSという2つのSSIDが格納されている。無線LAN端末1はこのフィールドを確認する。つまり、無線LAN端末1は、報知されているSSIDとしてSHOPPING_INFOとNEWSを確認する。
次に、報知されているSSIDが自己の情報登録部24に記憶している情報種別名と一致するかどうかを判断する。一致した場合、無線LAN端末1は情報配信要求を送信する(S202)。
本実施例の場合は、無線LAN端末1は、SHOPPING_INFO及びNEWSの2つのSSIDを受信し、当該SSIDが、図4で示す自己の情報登録部24の情報種別名と一致するかどうかを判断する。ここで、情報登録部24の情報種別名の少なくとも1つが報知されるSSIDと一致すれば、情報配信要求を送信する(S202)。
ここで、一致する情報種別名が2以上ある場合、いずれかの情報種別名に対応した情報配信要求を、他の情報種別名に対応した情報配信要求よりも優先させることとなるが、この優先をつける方法については種々の方法がある。例えば、アルファベット順で優先する方法である。本実施例でこの方法を採用した場合には、Nの方がSより先なので、NEWSに対応する情報配信要求がSHOPPING_INFOに対応する情報配信要求よりも優先する。
また、例えば、予めユーザが情報種別名に優先順位をつける方法がある。ユーザがSHOPPING_INFOをNEWSより優先させる設定をした場合には、無線LAN端末1はSHOPPING_INFOに関する情報配信要求を先に送信する。
以下の説明では、SHOPPING_INFOに関する情報配信要求を送信したとして説明する。アクセスポイント2は、無線LAN端末1から情報配信要求を受信し、その情報配信要求を含むフレームにVLANタグを付加する。アクセスポイント2は、図6で示した表に基づいてVLANタグを付加する。
本実施例では、アクセスポイント2は、無線LAN端末1から受信したフレームに対し、SHOPPING_INFOに対応するVLANタグ100を付加し、VLANスイッチ3へ出力する(S203)。
VLANタグが付加された情報配信要求を含むフレームはVLANスイッチ3へ送信される。VLANスイッチ3は、自ら記憶する図8で示した表に基づいて、そのフレームに付加されたVLANタグに対応するポートから当該フレームを出力する。
本実施例では、VLANスイッチ3は、アクセスポイント2から受信したフレームのVLANタグがVLANタグ100であることを判断し、当該フレームからVLANタグを除去した上で、ポート2からフレームを出力する(S204)。VLANスイッチ3のポート2は情報配信サーバ4と接続されている。よってVLANスイッチ3から送信されたフレームは情報配信サーバ4で受信される。
情報配信サーバ4は情報配信要求を含むフレームを受信し、情報配信要求に対応する情報をVLANスイッチ3に送信する(S205)。ここで、情報配信サーバ4が送信する情報は買い物情報である。
VLANスイッチ3は情報配信サーバ4からポート2を介してフレームを受信する。VLANスイッチ3は受信したフレームに対して、図8の対応表に基づいて、当該受信フレームに対してVLANタグ100を付加したうえで、アクセスポイント2へ送信する(S206)。
アクセスポイント2はVLANスイッチ3から受信したフレームのVLANタグを除去し、SHOPPING_INFOのSSIDで管理されるネットワークに接続した無線LAN端末1に送信する(S207)。以上で、動作が終了する。
上述の説明では、無線LAN端末1が情報配信サーバ4から情報の配信を受ける動作を説明した。図12では、無線LAN端末1が情報配信サーバ5から情報の配信を受ける動作を示している。
しかし、当該動作は、基本的に図11で示した動作と基本的に同様なので説明の冗長を避けるために省略する。
主な相違点は、無線LAN端末1が情報配信サーバ5に対して情報配信要求をすること、アクセスポイント2がVLANタグ200を付加すること、VLANスイッチ3がポート3を介して情報配信サーバとやり取りをすることである。
なお、本実施例では図11の動作によって無線LAN端末1が買い物情報を得た後に、図12の動作によって、ニュース情報を得る。このような動作をすることで、無線LAN端末1は情報登録部24に記憶した情報種別目の情報のうち、取得可能なものをすべて受信することができる。また、この情報配信動作はユーザの操作を必要としないので、ユーザからみてプッシュ型の情報配信となる。
なお、ビーコンに複数のSSIDが格納されており、図11の動作を行った後に図12の動作を連続的に行う場合には、ビーコン受信ステップ(S301)を省略することも可能である。このような態様によって、無線LAN端末1は、すばやく複数の情報配信を受けることが可能となる。
以上の様に、情報種別名とSSIDと情報配信サーバのホスト名を同一名称で管理することにより、必要な情報の配信を受けるために、ユーザは無線LAN端末1の中に取得する情報種別名を設定するだけでよい。つまり、上述のような管理方法をとることで、アクセスすべきネットワークのSSID、情報配信サーバをユーザが意識する必要がなくなるので、ユーザの設定負荷を低減することができる。
また、以上の様に情報種別名とSSIDと情報配信サーバのホスト名を同一名称で管理することで、予めネットワーク側でユーザ毎に情報種別名を管理する必要がない。また、本実施例では、無線LAN端末1が記憶する情報種別名として、SHOPPING_INFOとNEWSの二種類で説明をしたが、三種類以上記憶してもよい。例えば、WEATHEARという情報種別名で、周辺の天気情報を対応させてもよい。また、その場合アクセスポイント3は、報知するSSIDにWEATHERを加えることになる。
また、本実施例では、情報配信サーバ4及び5は、VLANスイッチ3のポートの先に直接接続されているとして説明したが、VLANスイッチ3のポートの先にLANを構築し、そのLAN内に情報配信サーバ4及び5を設置してもよい。
また、本実施例では、情報種別名とSSIDと情報配信サーバのホスト名が完全同一名称であったが、予め定められたルールによって一対一に対応していればこの他の命名法でも構わない。ルールさえ予め定められていれば、ユーザは情報種別名さえ設定すれば、あとは自動的に接続すべきSSID、情報配信サーバのホスト名を知ることができるからである。
例えば、情報種別名の頭に『S』の文字をつけたものをSSIDとし、情報種別名の頭に『H』の文字をつけたものをホスト名とすればよい。予めそのルールを確定しておくことで、無線LAN端末1に、情報種別名から接続すべきSSID、接続すべき情報配信サーバのホスト名を作り出すソフトウェアを予め搭載しておけば、ユーザは情報種別名の入力のみでPUSH型かつ選択型の情報配信サービスを受けることができる。
次に、本願発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例の無線LAN端末1は、記憶装置12にて、図4で示す情報種別名と情報取得命令の対の情報を記憶していた。しかし、第2の実施例の無線LAN端末1は、図13で示すような表を記憶装置12に記憶する。
第1の実施例と異なるのは、各情報種別名に対して『状態』という属性を追加した点である。状態とは、その情報種別名で規定される情報の取得を行うか否かを判断するための属性である。状態1は、その情報の取得を希望すること、状態0は、その情報の取得を希望しないことを意味する。
図13を用いて具体的に説明すると、情報種別名『SHOPPING_INFO』については、状態が1であるため、アクセスポイント2が『SHOPPING_INFO』と『NEWS』のSSIDを報知している場合には、無線LAN端末1は、買い物情報のみ配信を要求する。詳細は、第1の実施例の同様である。
しかし、情報種別名『NEWS』については、状態が0であるため、たとえアクセスポイント2が『NEWS』のSSIDを報知していたとしても、無線LAN端末1は、周辺の天気の情報の配信は要求しない。
無線LAN端末1が記憶する情報種別名に関する情報に、状態という属性を付加することで、予め設定した情報種別から配信の必要な情報を適宜設定することができ、ユーザの利便性が向上する。
次に、本願発明の第3の実施例について説明する。第1の実施例の構成では、情報配信サーバ4及び5のみがVLANスイッチ3に接続されていたが、第2の実施例の構成では、課金や認証を行うRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)サーバ47及び48を設置して、配信する情報の価値によってアクセスポリシーや課金を行う。
図14は、第3の実施例に係るシステムの構成を示した図である。無線LAN端末1、セル76、情報配信サーバ4及び5は実施例1の対応物と同じなので、冗長を避けるために説明を省略する。
まず、システム全体について説明する。情報配信サーバ4又は5が無線LAN端末41に情報を配信する前に、無線LAN端末41についてRADIUSサーバ78及び79が無線LAN端末1の認証を行う。その後に、無線LAN端末1に対して情報配信サーバ4又は5が情報を配信する。
次に、アクセスポイント72について説明する。アクセスポイント72の構成は第1の実施例のアクセスポイント2の構成と同一であるが、記憶装置32に記憶するSSIDとVLANタグの内容との対応表が異なる。アクセスポイント72は、図6で示す対応表の代わりに図15で示す対応表を内部の記憶装置に記憶する。
ここで、図15について説明する。図15の表では、SSID『SHOPPING_INFO』について、100を内容とするVLANタグと、1000を内容とするVLANタグが割り当てられている。また、SSID『NEWS』について、200を内容とするVLANタグと2000を内容とするVLANタグが割り当てられている。以下、100を内容とするVLANタグをVLANタグ100、1000を内容とするVLANタグをVLANタグ1000、200を内容とするVLANタグをVLANタグ200、2000を内容とするVLANタグをVLANタグ2000と記載することとする。
VLANタグ1000とVLANタグ2000は、RADIUSサーバへの認証用のフレームについて使用されるVLANタグであり、VLANタグ100とVLANタグ200は通信用、つまり制御用以外の通信フレームに対して使用されるVLANタグである。
VLANスイッチ73について説明する。VLANスイッチ73の構成は第1の実施例のVLANスイッチ3の構成と同一であるが、記憶装置42に記憶するVLANタグの内容とポート番号との対応表が異なる。VLANスイッチ73は、図8で示す対応表の代わりに図16で示す対応表を内部の記憶装置に記憶する。
図16について説明する。図16の表では、VLANタグ100にポートの1番と2番が対応し、VLANタグ1000がポートの1番と4番に対応する。また、VLANタグ200にポートの1番と3番が対応し、VLANタグ2000にポートの1番と5番が対応する。
本実施例のシステムの動作について図17を用いて説明する。図17は、RADIUSサーバ77を用いて無線LAN端末1が認証される手続を示している。アクセスポイント2は、定期的にビーコンを報知する(S401)。無線LAN端末1は、アクセスポイント72のセル76の範囲内に入ると、ビーコンを受信する。
本実施例でも、報知されるビーコンの所定のフィールドにSHOPPING_INFO及びNEWSというSSIDが格納されている。無線LAN端末1はこのフィールドを確認する。つまり、無線LAN端末1は、報知されているSSIDとしてSHOPPING_INFOとNEWSを確認する。
次に、報知されているSSIDが自己の情報登録部24に記憶している情報種別名と一致するかどうかを判断する。SSIDが一致しない場合は終了する。一方、SSIDが一致した場合、無線LAN端末1は認証情報を送信する(S402)。認証情報は、自己の記憶装置12に予め定められたユーザID、パスワードから構成される
なお、無線LAN端末1の認証確認の有無に関する情報は、アクセスポイント72の記憶装置32に記憶されており、アクセスポイント72はこの情報に基づいて動作する。
アクセスポイント72は、無線LAN端末1から認証情報を受信する。アクセスポイント72は、この無線LAN端末1がまだ認証されていないことを自己の記憶装置32を用いて確認し、VLANタグ1000を付加した上で、VLANスイッチ73に転送する(S403)。
VLANスイッチ73は、アクセスポイント72から、VLANタグ1000が付加されたフレームを受信し、その内容を確認する。VLANタグの内容が1000であることから、図16の表に基づいてVLANタグを除去した上で、当該フレームを4番のポートから出力する(S404)。
4番のポートは、RADIUSサーバ77に接続されている。RADIUSサーバ77は、VLANスイッチ73から受信した認証情報を含むフレームを用いて無線LAN端末1を認証する。ユーザIDとパスワードが正しいことで認証が成功すれば、成功である旨の認証結果を、ユーザIDとパスワードが正しくないことで認証が不成功であった場合は、不成功である旨の認証結果を、VLANスイッチ73に送信する(S405)。
VLANスイッチ73は、ポート番号4番からフレームを受信し、図16の表に基づいて当該フレームをポート番号1番のポートから出力する(S406)。出力に際し、VLANスイッチ73は、VLANタグ1000を付加する。
アクセスポイント72は、受信したフレームからVLANタグ1000を除去した上で、無線LAN端末1へ送信する(S407)。この時、アクセスポイント72は、自己の記憶装置32にある無線LAN端末1の認証確認の有無に関する情報を更新する。
無線LAN端末1は、アクセスポイント72から認証結果を受信する。認証が成功した場合は、再度情報配信サーバ77に情報配信の要求を行う。これ以降の動作は、図13のS202又は図14のS302以降と同様なので、冗長を避けるために説明を省略する。
また、認証が不成功の場合は、その後無線LAN端末1が再度情報配信サーバ77に情報配信の要求を行ったとしても、認証が成功しない限り情報の配信を受けることはできないこととなる。
以上のように、無線LAN端末1への情報配信に際し、RADIUSサーバを用いることで特定のユーザにのみ情報の提供を行うシステムを実現することができる。その結果、ネットワークの運用者は、配信情報の種別によって、アクセス制限をかけることが可能となる。また、RADIUSサーバに課金機能を搭載すれば、配信情報の種別によって課金をしたりしなかったりといった設定が可能となる。
第3の実施例では、RADIUSサーバへの認証情報がユーザIDとパスワードから構成されていたが、これ以外の態様でも構わない。例えば、パスワードだけで認証情報を構成してもよい。
上述の第1乃至第3の実施例では、VLANスイッチと情報配信サーバ及びRADIUSサーバは直接接続されている態様で説明したが、VLANとサーバ間にインターネットを介する態様も可能である。
第1の実施例に係る無線LANシステムの構成を示す図である。 第1の実施例に係る無線LAN端末の構成を示す図である。 第1の実施例に係る無線LAN端末の機能の構成を示す図である。 第1の実施例に係る無線LAN端末の記憶するデータを示す図である。 第1の実施例に係るアクセスポイントの構成を示す図である。 第1の実施例に係るアクセスポイントの記憶するデータを示す図である。 第1の実施例に係るVLANスイッチの構成を示す図である。 第1の実施例に係るVLANスイッチの記憶するデータを示す図である。 第1の実施例に係る情報配信サーバの構成を示す図である。 第1の実施例に係る無線LAN端末の動作を示す図である。 第1の実施例に係る無線LANシステムの動作を示す図である。 第1の実施例に係る無線LANシステムの動作を示す図である。 第2の実施例に係る無線LAN端末の記憶するデータを示す図である。 第3の実施例に係る無線LAN端末の構成を示す図である。 第3の実施例に係るアクセスポイントの記憶するデータを示す図である。 第3の実施例に係るVLANスイッチの記憶するデータを示す図である。 第3の実施例に係る無線LANシステムの動作を示す図である。
符号の説明
1 無線LAN端末
2 アクセスポイント
3 VLANスイッチ
4 情報配信サーバ
5 情報配信サーバ
6 セル
10 制御回路
11 無線送受信回路
12 記憶装置
13 アンテナ
14 操作部
15 表示部
21 無線送受信部
23 情報格納部
24 情報登録部
31 送受信回路
32 記憶装置
33 制御回路
34 入出力回路
42 記憶装置
43 制御回路
44 入出力回路
51 制御回路
52 記憶装置
53 入出力回路
72 アクセスポイント
73 VLANスイッチ
77 RADIUSサーバ
78 RADIUSサーバ

Claims (11)

  1. 無線LAN端末と、アクセスポイントと、情報配信サーバとからなる情報配信システムであって、
    前記無線LAN端末が情報配信を希望する情報の情報種別名と、前記アクセスポイントが報知するネットワーク識別子と、前記情報配信サーバのホスト名が予め定められた対応関係となっていることを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記無線LAN端末は、前記情報種別名に対応したネットワーク識別子を用いてネットワーク接続し、前記情報種別名に対応した情報配信サーバから前記情報種別名に対応した情報の配信をうけることを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記情報配信サーバに対応するRADIUSサーバをさらに設け、前記無線LAN端末が前記情報配信サーバから情報配信を受ける前に、前記RADIUSサーバに認証されることを必要とすることを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
  4. 無線LAN端末と、アクセスポイントと、情報配信サーバとからなる情報配信システムであって、
    前記無線LAN端末が情報配信を希望する情報の情報種別名と、前記アクセスポイントが報知するネットワーク識別子と、前記情報配信サーバのホスト名が同一名であることを特徴とする情報配信システム。
  5. 前記情報配信システムはVLANスイッチをさらに設け、
    前記無線LAN端末は、前記情報種別名と対応する情報取得命令を記憶し、
    前記アクセスポイントは、前記ネットワーク識別子と対応するVLANタグを記憶し、
    前記VLANスイッチは、前記VLANタグと対応するポートを記憶する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報配信システム。
  6. 無線LAN端末と、アクセスポイントと、情報配信サーバとからなる情報配信システムの情報配信方法であって、
    前記無線LAN端末は、前記無線LAN端末に記憶された情報配信を希望する情報の情報種別名と一対一対応するネットワーク識別子で管理されるネットワークに接続し、
    さらに前記無線LAN端末は、前記無線LAN端末に記憶された情報配信を希望する情報の情報種別名と一対一対応するホスト名の情報配信サーバに対して、前記情報の配信を要求し、
    前記アクセスポイントは、前記情報の配信の要求に前記ネットワーク識別子に対応したVLANタグを付加することで前記情報配信サーバに転送し、
    前記情報配信サーバは、前記要求に対応して前記無線LAN端末に情報を配信することを特徴とする情報配信方法。
  7. 無線送受信部と、
    情報種別名と前記情報種別名と同一名のネットワーク識別子で管理されるネットワークへの接続要求及び前記情報種別名と同一名の情報配信サーバへ情報配信要求を記憶する記憶部と、
    前記無線送受信部と前記記憶部を制御する制御部とを有し、
    前記無線送受信部が、前記接続要求及び前記情報配信要求を行い、前記情報種別名に対応する情報受信をすることを特徴とする無線LAN端末。
  8. 前記記憶部は、前記記憶部に記憶された情報種別名に対して、前記情報種別名同一名のネットワーク識別子で管理されるネットワークへの接続要求及び前記情報種別名と同一名の情報配信サーバへ情報配信要求の可否を決定する情報を記憶することを特徴とする請求項7に記載の無線LAN端末。
  9. 無線LAN端末が行う情報取得方法であって、
    アクセスポイントが報知するネットワーク識別子を受信し、
    前記ネットワーク識別子があらかじめ前記無線LAN端末に記憶された情報種別名と同一である場合は、前記ネットワーク識別子を用いてネットワーク接続し、前記ネットワーク識別子と同一名の情報配信サーバから前記情報種別名に対応する情報を取得することを特徴とする情報取得方法。
  10. 無線送受信部と、
    有線送受信部と、
    前記無線送受信部と有線送受信部とを制御する制御部とを有し、
    前記無線送受信部は、情報種別名と同一名のネットワーク識別子を用いて報知し、前記無線送受信部が無線LAN端末から前記情報種別名と同一名のネットワーク識別子を用いた情報の取得の要求を受けた場合には、前記有線送受信部は、前記ネットワーク識別子に対応した情報サーバから情報を取得し、前記無線送受信部は、前記取得した情報を前記無線LAN端末に送信することを特徴とするアクセスポイント。
  11. 前記アクセスポイントは、複数のネットワーク識別子を報知することができることを特徴とする請求項10に記載のアクセスポイント。
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