JP2006279279A - データ中継装置および障害復旧方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ中継装置に割り当てる役割を複雑化せずに、通信断の範囲を最小限に留めて共用部の障害を復旧させることができるデータ中継装置および障害復旧方法を提供すること。
【解決手段】複数のリングが一部を共用するマルチリング型のネットワークにおいて、共用部のデータ中継装置300aは、リング2を初期のプライマリリングとして選択し、共用部において障害が発生した場合は、障害部側のポートをブロックしたうえで、プライマリリングにのみ障害を通知するトラップパケットを送信する。このように、共用部での障害発生時にプライマリリングにのみトラップパケットを送信することにより、スーパーループを発生させることなく障害を復旧させることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおいて障害復旧をおこなうデータ中継装置および障害復旧方法に関し、特に、データ中継装置に割り当てる役割を複雑化せずに、通信断の範囲を最小限に留めて共用部の障害を復旧させることができるデータ中継装置および障害復旧方法に関するものである。
近年、Ethernet(登録商標)によるレイヤ2のネットワークが、広域ネットワークような大規模なネットワークを構築する目的で利用されることが多くなっている。Ethernet(登録商標)によるネットワークは、導入コストが比較的安価でありながら、高速な通信を実現できるという特徴がある。
Ethernet(登録商標)によって大規模なネットワークを構築する場合、いかにして冗長性を確保するかが重要な問題となる。本来、LAN(Local Area network)のような小規模なネットワーク向けに開発されたEthernet(登録商標)は、大規模ネットワークに必要とされる冗長性を備えていないためである。
Ethernet(登録商標)によるネットワークに冗長性を与える技術の一つにEAPS(Ethernet(登録商標) Automatic Protection Switching)がある。これは、ループ型のトポロジに特化した技術で、高速な障害復旧を実現することを特徴としている。EAPSは、リング状に接続したデータ中継装置の一つをマスタに選定し(マスタ以外のデータ中継装置はトランジットと呼ばれる)、マスタにおいて一方のポートをブロックすることでパケットのループの発生を抑止する。そして、障害発生時にこのブロックを解放することでネットワークを復旧させる(非特許文献1参照)。
また、特許文献1には、EAPSを改善する技術が開示されている。この技術は、障害発生時に、障害発生地点に隣接するデータ中継装置をマスタに選定し直すことにより、障害復旧時の通信断が発生しないようにする技術である。また、特許文献2には、特許文献1におけるマスタの再選定処理をより効率的におこなうための技術が開示されている。
EAPSの拡張仕様であるEAPSv2(EAPS version 2)では、マルチリング構成での冗長性確保も実現されている。複数のループ型のネットワークに共用部分をもたせ、マルチリング構成とした場合、共用部分で障害が発生すると、いわゆるスーパーループが形成され、パケットのループによってネットワークが停止する可能性がある。
この問題を解決するため、EAPSv2では、共用部のデータ中継装置にコントローラもしくはパートナという役割を与える。そして、共用部にて障害が発生した場合、コントローラが障害発生地点の反対側のポートを一つだけ残してブロックすることによりスーパーループの形成を抑止する(非特許文献2参照)。
特願2004−076593号 PCT/JP2005/000143 S. Shah, M. Yip, "Extreme Networks' Ethernet(登録商標) Automatic Protection Switching (EAPS) Version 1", [online], October 2003, retrieved from the Internet: <URL: http://www.ietf.org/rfc/rfc3619.txt> "ソリューションガイド", [online], retrieved from the Internet: <URL: http://www.extremenetworks.co.jp/solutions/enterprise_solution/solution_guide/index.htm>
しかしながら、上記のEAPSv2の方式では、マスタとトランジット以外に、コントローラとパートナを加えた合計4種類の役割を使い分けて各データ中継装置を管理することが必要になるため、管理のための負荷が増大するという問題がある。また、障害発生時、および、復旧時にブロックの位置が大きく変動するため、ネットワーク全体において通信断が発生するという問題もある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、データ中継装置に割り当てる役割を複雑化せずに、通信断の範囲を最小限に留めて共用部の障害を復旧させることができるデータ中継装置および障害復旧方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおいてデータの中継をおこなうデータ中継装置であって、リングの共用部の障害が検出された場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信する障害通知パケット送信手段と、前記障害が検出された場合に、障害が検出された側のポートに制御パケットを透過させ、主信号を遮断するブロックを設定するブロック設定手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおける障害復旧方法であって、リングの共用部の障害が検出された場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信する障害通知パケット送信工程と、前記障害が検出された場合に、障害が検出された側のポートに制御パケットを透過させ、主信号を遮断するブロックを設定するブロック設定工程と、を含んだことを特徴とする。
この発明によれば、共用部にて障害が発生した場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信するように構成したので、コントローラやパートナといった役割をデータ中継装置に与えることなしにスーパーループの形成を回避することができる。
また、障害通知パケットの送信に応答して、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示する破棄要求パケットが送信されたとしても、影響範囲は冗長提供リングに限定されるので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限に留めることができる。
また、本発明は、上記の発明において、受信した生存確認パケットを記憶する生存確認パケット記憶手段と、前記障害が検出された場合に、前記生存確認パケット記憶手段に記憶された生存確認パケットを所定の間隔をおいて送信する生存確認パケット送信手段とをさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、共用部にて障害が発生した場合に、予め記憶していた生存確認パケットを定期的に送信するように構成したので、生存確認パケットのタイムアウトともなうブロックの解放によってスーパーループが形成させることを回避することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記障害が検出された場合に、前記冗長提供リング以外のリングにおいてブロックを設けているデータ中継装置にブロックの解放を行わないように指示する制御パケットを送信する制御パケット送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、共用部にて障害が発生した場合に、冗長提供リング以外のリングにブロックの解放をおこなわないように指示するパケットを送信するように構成したので、生存確認パケットのタイムアウトともなうブロックの解放によってスーパーループが形成させることを回避することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記障害が検出された場合に、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示する破棄要求パケットを前記冗長提供リングのみに送信する破棄要求パケット送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、共用部の障害発生にともなって経路制御のためのアドレス情報の破棄が必要になった場合に、冗長提供リングのみに破棄要求パケットを送信するように構成したので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限に留めることができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記障害が検出されたことにともなって、経路制御のためのアドレス情報の更新が必要になった場合に、前記障害が検出されたポートにパケットを出力することとしていたアドレス情報を前記冗長提供リングに接続されたポートへ出力するように更新するアドレス情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、共用部の障害発生にともなって経路制御のためのアドレス情報の再学習が必要になった場合に、一から再学習をおこなうかわりに、既存のアドレス情報を更新することにより再学習と同様の効果を得ることができるように構成したので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限の時間に留めることができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記冗長提供リングから送信された障害通知パケットが受信された場合に、共用部を共用する別のリングを新たな冗長提供リングとして選定する冗長提供リング選定手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、冗長提供リングにおいて障害が発生した場合に他のリングを新たな冗長提供リングとするように構成したので、非共用部で障害が発生している場合でも、共用部の障害を確実に復旧させることができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記冗長提供リング選定手段は、冗長提供リング以外のリングから障害通知パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする。
この発明によれば、障害の発生しているリングを冗長提供リングの選択候補から除外するように構成したので、共用部に障害が発生した場合に、確実に冗長提供をおこなうことができるリングによって障害復旧をおこなうことができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記冗長提供リング選定手段は、冗長提供リング以外のリングから生存確認パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補に加えることを特徴とする。
この発明によれば、生存確認パケット受信することで障害の発生ないことが確認されたリングを冗長提供リングの選択候補に加えるように構成したので、共用部に障害が発生した場合に、確実に冗長提供をおこなうことができるリングによって障害復旧をおこなうことができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記冗長提供リング選定手段は、共用部を共用するリングでありながら、異なる障害復旧方式によって制御されているリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする。
この発明によれば、異なる障害復旧方式によって制御されているリングを冗長提供リングの選択候補から除外するように構成したので、異なる障害復旧方式によって制御されているリングが混在しているネットワークにおいても障害復旧をおこなうことができる。
本発明によれば、共用部にて障害が発生した場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信するように構成したので、コントローラやパートナといった役割をデータ中継装置に与えることなしにスーパーループの形成を回避することができるという効果を奏する。
また、この構成により、障害通知パケットの送信に応答して、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示する破棄要求パケットが送信されたとしても、影響範囲は冗長提供リングに限定されるので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限に留めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、共用部にて障害が発生した場合に、予め記憶していた生存確認パケットを定期的に送信するように構成したので、生存確認パケットのタイムアウトともなうブロックの解放によってスーパーループが形成させることを回避することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、共用部にて障害が発生した場合に、冗長提供リング以外のリングにブロックの解放をおこなわないように指示するパケットを送信するように構成したので、生存確認パケットのタイムアウトともなうブロックの解放によってスーパーループが形成させることを回避することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、共用部の障害発生にともなって経路制御のためのアドレス情報の破棄が必要になった場合に、冗長提供リングのみに破棄要求パケットを送信するように構成したので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限に留めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、共用部の障害発生にともなって経路制御のためのアドレス情報の再学習が必要になった場合に、一から再学習をおこなうかわりに、既存のアドレス情報を更新することにより再学習と同様の効果を得ることができるように構成したので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限の時間に留めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、冗長提供リングにおいて障害が発生した場合に他のリングを新たな冗長提供リングとするように構成したので、非共用部で障害が発生している場合でも、共用部の障害を確実に復旧させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、障害の発生しているリングを冗長提供リングの選択候補から除外するように構成したので、共用部に障害が発生した場合に、確実に冗長提供をおこなうことができるリングによって障害復旧をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、生存確認パケット受信することで障害の発生ないことが確認されたリングを冗長提供リングの選択候補に加えるように構成したので、共用部に障害が発生した場合に、確実に冗長提供をおこなうことができるリングによって障害復旧をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、異なる障害復旧方式によって制御されているリングを冗長提供リングの選択候補から除外するように構成したので、異なる障害復旧方式によって制御されているリングが混在しているネットワークにおいても障害復旧をおこなうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデータ中継装置および障害復旧方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、マルチリングネットワークのリングの共用部にて障害が発生した場合の問題について説明しておく。図16は、リングの共用部にて障害が発生した場合の問題を説明するための説明図である。
同図に示したネットワークは、データ中継装置100a、100b、100c、100dおよび100eからなるリング1と、データ中継装置100a、100b、100f、100gおよび100hからなるリング2において、データ中継装置100aと100bの区間を共用したマルチリングの構成をとっている。
平常時においては、リング1のマスタであるデータ中継装置100dは、データ中継装置100e側のポートにブロック11aを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング2のマスタであるデータ中継装置100fは、データ中継装置100gの側のポートにブロック11bを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる(状態10)。
ここで、共用部であるデータ中継装置100aと100bの間で、障害12aが発生したとする。データ中継装置100aと100bは、障害12aを検知すると、障害の発生を通知するためのトラップパケットをリング1とリング2の双方に送出する(状態11)。マスタであるデータ中継装置100dおよびデータ中継装置100fは、トラップパケットを受信すると、障害を復旧させるために、それぞれ、ブロック11aとブロック11bを解放する。この結果、リング1とリング2をまたがるループ、いわゆるスーパーループが形成される(状態12)。
スーパーループが形成されると、ブロードキャストされたユーザデータ等のパケットが増殖して帯域を圧迫し、最終的には、ネットワークを停止させてしまう。この問題は、EAPSに準拠したネットワークに限らず、特許文献1の技術に準拠したネットワークと特許文献2の技術に準拠したネットワークにおいても生じる。
次に、スーパーループの形成を防止するための従来の障害復旧方式(具体的には、EAPSv2の方式)について説明する。図17は、従来の障害復旧方式の概要を説明するための説明図である。
同図に示したネットワークは、データ中継装置200a、200b、200c、200dおよび200eからなるリング1と、データ中継装置200a、200b、200f、200gおよび200hからなるリング2と、データ中継装置200a、200b、200i、200jおよび200kからなるリング3において、データ中継装置200aと200bの区間を共用したマルチリングの構成をとっている。
そして、共用部のデータ中継装置200aにはコントローラの役割が与えられ、共用部のもう一つのデータ中継装置である200bにはパートナの役割が与えられている。コントローラは、共用部に障害が発生した場合に、スーパーループの形成を防止するための処置を担当する。
平常時においては、リング1のマスタであるデータ中継装置200dは、データ中継装置200eの側のポートにブロック21aを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング2のマスタであるデータ中継装置200fは、データ中継装置200gの側のポートにブロック21bを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング3のマスタであるデータ中継装置200iは、データ中継装置200aの側のポートにブロック21cを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる(状態20)。
ここで、共用部であるデータ中継装置200aと200bの間で、障害22aが発生したとする。データ中継装置200aと200bは、障害22aを検知すると、障害の発生を通知するためのトラップパケットをリング1、リング2およびリング3へ送出する(状態21)。
コントローラであるデータ中継装置200aは、トラップパケットを送出した後、障害を検出した側と反対側のポートを一つを除いて解放する。この例では、リング2と接続されているポートを残し、リング1と接続されているポートにブロック21dを設定し、リング3と接続されているポートにブロック21eを設定している。
マスタであるデータ中継装置200d、データ中継装置200fおよびデータ中継装置200iは、トラップパケットを受信すると、障害を復旧させるために、それぞれ、ブロック21aとブロック21bとブロック21cを解放する。また、これらのブロックの解放により、通信経路が変化するため、フラッシュパケットを送信し、学習したアドレス情報の破棄をリング内の各データ中継装置に指示する(状態22)。
こうして、データ中継装置200d、データ中継装置200fおよびデータ中継装置200iが、ブロック21a〜21cの解放をおこなっても、データ中継装置200aがブロック21dとブロック21eを設定しているため、スーパーループが形成されることはない。また、データ中継装置200aは、リング2についてはブロックを設定していないため、障害の発生しているデータ中継装置200aと200bの区間の代替区間として、リング2を利用することができる(状態23)。
そして、障害が復旧したならば、データ中継装置200aは、ブロック21dとブロック21eを解放し、データ中継装置200d、データ中継装置200fおよびデータ中継装置200iは、それぞれ、ブロック21aとブロック21bとブロック21cを再び設定する。これらのブロックの解放と再設定により、通信経路が変化するため、データ中継装置200d、データ中継装置200fおよびデータ中継装置200iは、学習したアドレス情報の破棄を各データ中継装置に指示するフラッシュパケットの送信もおこなう(状態24)。
その後、データ中継装置200d、データ中継装置200fおよびデータ中継装置200iは、ヘルスパケットの送信を再開し、ネットワークが平常状態に戻ったことになる(状態25)。
このように従来の障害復旧方式においても、共用部での障害発生時に、スーパーループの形成を防止することは可能である。しかしながら、この方式では、ネットワークを構成するデータ中継装置に対して、マスタ、トランジット、コントローラ、パートナという4つの役割を使い分けて割り当てることが必要になるため、管理のための負荷が増大する。また、状態22の場面と状態24の場面において、全てのデータ中継装置がアドレス情報の再学習をおこなうため、ネットワーク全体にわたる通信断が2度発生することになる。
次に、本実施例に係る障害復旧方式について説明する。図1は、本実施例に係る障害復旧方式の概要を説明するための説明図である。
図1に示したネットワークは、データ中継装置300a、300b、300c、300dおよび300eからなるリング1と、データ中継装置300a、300b、300f、300gおよび300hからなるリング2と、データ中継装置300a、300b、300i、300jおよび300kからなるリング3において、データ中継装置300aとデータ中継装置300bの区間を共用したマルチリングの構成をとっている。
共用部に位置するデータ中継装置300aとデータ中継装置300bは、本実施例に係る障害復旧方式を実行するデータ中継装置である。他のデータ中継装置は、特許文献2の技術に基づいて障害復旧をおこなうデータ中継装置であるものとする。なお、本実施例に係る障害復旧方式は、特許文献1の技術を基礎とすることもできるし、特許文献2の技術を基礎とすることもできるが、ここでは、特許文献2の技術を基礎とするものとして説明する。
本実施例に係る障害復旧方式では、共用部を共用するリングの一つを選択し、これをプライマリリングとして扱う。プライマリリングとは、共用部において障害が発生した場合に、冗長提供をおこなうリングである。この例では、リング2がプライマリリングとして選択されている。初期のプライマリリングの選択は、管理者がおこなってもよいし、共用部のデータ中継装置が自律的におこなってもよい。
平常時においては、リング1のマスタであるデータ中継装置300dは、データ中継装置300eの側のポートにブロック31aを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング2のマスタであるデータ中継装置300fは、データ中継装置300gの側のポートにブロック31bを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング3のマスタであるデータ中継装置300iは、データ中継装置300aの側のポートにブロック31cを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる(状態30)。
ここで、共用部であるデータ中継装置300aとデータ中継装置300bの間で、障害32aが発生したとする。データ中継装置300aは、障害22aを検知し、それが共用部において発生したと判断すると、共用部側のポートにブロック33aを設定し、共用部と反対側のポートのうちプライマリリングであるリング2に接続されたポートのみからトラップパケットを送出する。同様に、データ中継装置300bも、共用部側のポートにブロック33bを設定し、共用部と反対側のポートのうちリング2に接続されたポートのみからトラップパケットを送出する。共用部に設定されるブロック33aとブロック33bは、ユーザデータのパケットは遮断するが、ヘルスパケット当の制御パケットは通過させる。
データ中継装置300aとデータ中継装置300bは、トラップパケットの送出後、擬似マスタに遷移する。障害を検出したデータ中継装置がトラップパケットの送出後、擬似マスタに遷移するのは、特許文献2の技術に基づいて障害復旧をおこなう場合の通常の動作である(状態31)。
リング2のマスタであるデータ中継装置300fは、トラップパケットを受信すると、障害を復旧させるために、ブロック31bを解放し、その後、トランジットへ遷移する。マスタがトラップパケットを受信した場合にトランジットへ遷移するのは、特許文献2の技術に基づいて障害復旧をおこなう場合の通常の動作である。
また、ブロック31bの解放により、通信経路が変化するため、データ中継装置300fは、フラッシュパケットを送信し、学習したアドレス情報の破棄をリング内の各データ中継装置に指示する。なお、フラッシュパケットの送出は、擬似マスタとなったデータ中継装置300aとデータ中継装置300bがおこなうこととしてもよい。
ここで、リング1とリング3についてみると、ヘルスパケットは障害32aによって遮断され、周回しない状態になっている。このため、リング1のマスタであるデータ中継装置300dとリング3のマスタであるデータ中継装置300iは、特許文献2の技術で規定されている遷移に従って擬似マスタとなる。ユーザデータのパケットについては、データ中継装置300aとデータ中継装置300bの間は通過できないが、リング2を迂回することで疎通状態が維持されており、実質的には、リング1内およびリング3内の通信経路に変化はない。このため、リング1とリング3においては、フラッシュパケットの送信は不要となっている(状態32)。
その後、データ中継装置300aとデータ中継装置300bは、どちらがマスタとなるかを決定するため、特許文献2に記述されているように、ヘルスパケットを送信し合い、互いの優先順位を比較する(状態33)。
この例では、ヘルスパケットの交換の結果、データ中継装置300aがマスタに遷移し、データ中継装置300bはトランジットに遷移している。ここで、ネットワーク全体をみると、リング1とリング3においてブロック31aとブロック31cが維持されているため、スーパーループは形成されていない。また、ブロック31bが解放されているため、障害の発生しているデータ中継装置300aとデータ中継装置300bの区間の代替区間として、リング2を利用することが可能となっている(状態34)。
そして、障害が復旧したならば、データ中継装置300dおよびデータ中継装置300iが送出するヘルスパケットがリングを周回するようになり、特許文献2の技術で規定されている遷移に従って、データ中継装置300dとデータ中継装置300iはマスタに復帰する。データ中継装置300aとデータ中継装置300bの間には、ブロック33aが存在するが、ブロック33aは制御パケットを遮断せずに通過させる。復旧に際して、ブロックが移動することはないので、アドレス情報の再学習は必要とならない(状態35)。
このように本実施例に係る障害復旧方式においては、共用部を有するリングの一つをプライマリリングとし、共用部にて障害が発生した場合は、プライマリリングに対してのみ復旧処理をおこなうことでスーパーループの形成を防止する。そして、スーパーループの形成を防止するにあたって、共用部のデータ中継装置にコントローラやパートナといった役割を割り当てる必要はなくなっている。また、アドレス情報の再学習をおこなうための通信断も、プライマリリングにおいて1回発生するのみとなっている。
上記の説明からも明らかなように、本実施例に係るデータ中継装置は、共用部にて障害が発生した場合に、プライマリリングに対してのみ復旧処理をおこなう以外は、基本的に特許文献2の障害復旧方式と同様の動作をおこなう。ここで、本実施例に係るデータ中継装置の状態遷移について説明しておく。
図2は、データ中継装置の状態遷移を示す遷移図である。同図に示すように、本実施例に係るデータ中継装置は、ディセーブル、擬似マスタ、マスタおよびトランジットという4つの状態を遷移する。まず、機能停止状態であるディセーブルの状態において両端のポートが有効となり、その一方でもリンクアップしたならば、擬似マスタへと遷移する(ステップS1001)。
擬似マスタとなり、両端がリンクアップしたならば、ヘルスパケットの交換をおこない、その結果、自装置が他のデータ中継装置よりも優先順位が高ければマスタへ遷移し(ステップS1002)、優先順位が低ければトランジットへ遷移する(ステップS1003)。このヘルスパケットの交換は、一方のリンクがダウンした後、フラッシュパケットを受信した場合にもおこなう。また、擬似マスタからトランジットへの遷移は、ヘルスパケットのタイムアウトによって擬似マスタへ遷移した後、他のマスタからヘルスパケットを受信した場合にも発生する。
マスタへ遷移した場合、自装置よりも優先順位の高いヘルスパケットを受信するか、トラップパケットを受信したならば、トランジットに遷移する(ステップS1004)。また、一方のリンクがダウンするか、ヘルスパケットのタイムアウトが発生したならば、擬似マスタへ遷移する(ステップS1005)。
トランジットへ遷移した場合、一方のリンクがダウンしたならば、擬似マスタへ遷移する(ステップS1006)。そして、擬似マスタ、マスタまたはトランジットのいずれの状態であっても、両端のリンクがダウンした場合は、ディセーブルへ遷移する(ステップS1007、ステップS1008、ステップS1009)。
次に、本実施例に係るデータ中継装置の構成について説明しておく。図1に示したデータ中継装置300aおよびデータ中継装置300bは、いずれも同様の構成を有するため、ここではデータ中継装置300aを例にして説明することとする。図3は、図1に示したデータ中継装置300aの構成を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、データ中継装置300aは、ポート311a〜311cと、ポート312aと、制御パケット分離/多重部321a〜cと、制御パケット分離/多重部322aと、主信号スイッチ330と、制御パケット処理部340と、リング制御部350と、アドレス学習部360とを有する。
ポート311a〜311cは、非共用側の入出力通信ポートである。なお、ここでは、非共用側にポートが3つ存在する例を示しているが、ポートの数はいくつであっても構わない。ポート312aは、共用側の入出力通信ポートである。
制御パケット分離/多重部321a〜cおよび制御パケット分離/多重部322aは、ポート311a〜311cおよびポート312aが受信したパケットを主信号と制御パケットに分類し、前者を主信号スイッチ330へ、後者を制御パケット処理部340へ引き渡す処理部である。また、制御パケット分離/多重部321a〜cおよび制御パケット分離/多重部322aは、主信号スイッチ330が出力した主信号と、制御パケット処理部340が出力した制御パケットを多重させて対応するポートへ引き渡す。
ここで、制御パケットとは、トラップパケットやヘルスパケット、フラッシュパケット等のネットワークの制御のためのパケットを指す。また、主信号とは、制御パケット以外のパケット、すなわち、ユーザデータ等を格納したパケットを指す。
主信号スイッチ330は、ポート311a〜311cおよびポート312aが受信した主信号を転送するためのポートを、アドレス学習部360のアドレス情報記憶部361に記憶されたアドレス情報を参照して判定し、転送先と判定したポートに主信号を出力する処理部である。
制御パケット処理部340は、制御パケットを処理する処理部であり、障害検出部341と、トラップパケット処理部342と、ヘルスパケット処理部343と、ヘルスパケット記憶部344と、フラッシュパケット処理部345とを有する。障害検出部341は、リンクの状態を監視して障害を検出し、各処理部へ通知する処理部である。
トラップパケット処理部342は、トラップパケットの生成と、受信したトラップパケットの対応とをおこなう処理部である。トラップパケットとは、同一リング内の回線もしくはデータ中継装置に障害が発生したことを通知するためのパケットである。
トラップパケット処理部342は、障害検出部341から共用側のポートにおいて障害を検出した旨の通知を受けた場合、リング制御部350にどのリングがプライマリリングであるかを問い合わせ、プライマリリングを指定してトラップパケットを生成する。非共用側のポートにおいて障害を検出した旨の通知を受けた場合は、障害が検出されたポートを指定してトラップパケットを生成する。
トラップパケットを受信した場合の処理については、特許文献2と同様である。具体的には、自装置がそのトラップパケットを受信したリングにおいてマスタとなっていた場合は、フラッシュパケット処理部345にフラッシュパケットを生成させ、その後、自装置をトランジットへ遷移させる。
ヘルスパケット処理部343は、ヘルスパケットの生成と、受信したヘルスパケットの対応とをおこなう処理部である。ヘルスパケットとは、リングの疎通状態を確認するためのパケットであり、リング内に複数の擬似マスタもしくはマスタが存在する場合に、マスタを一つだけ選定するためにも利用される。
ヘルスパケット処理部343は、自装置がマスタとなった場合に、自装置がマスタとなっているリングを指定して定期的にヘルスパケットの生成をおこなう。そして、所定の時間経過しても送信したヘルスパケットが回帰しない場合は、自装置を擬似マスタへと遷移させる。
また、ヘルスパケット処理部343は、自装置が障害を検出して擬似マスタとなった場合も、マスタ選定のためにヘルスパケットの生成をおこなう。そして、他のデータ中継装置から受信したヘルスパケットに含まれる優先順位情報を参照し、自装置の方が優先順位が高ければ、自装置をマスタに遷移させ、自装置の方が優先順位が低ければ、自装置をトランジットに遷移させる。
ヘルスパケット処理部343は、上記の特許文献2の技術に準じた処理のほかに、他のデータ中継装置からのヘルスパケットをキャッシュし、キャッシュしたヘルスパケットのコピーを必要に応じて出力する処理もおこなう。図1をもちいて説明する。図1の例では、状態32において、リング1のマスタであるデータ中継装置300dとリング3のマスタであるデータ中継装置300iは、障害32aにより回線を遮断され、ヘルスパケットがタイムアウトして擬似マスタに遷移している。
図1では、全てのデータ中継装置が特許文献2の技術に準じた装置であることを前提としているため、データ中継装置300dとデータ中継装置300iは、擬似マスタに遷移するだけであり、ブロック31aとブロック31cを維持する。しかし、リング2とリング3がEAPSに準じた装置や特許文献1の技術に準じた装置で構成されていた場合は、データ中継装置300dとデータ中継装置300iは、ヘルスパケットのタイムアウトによってトランジットに遷移し、ブロック31aとブロック31cを解放してしまい、この結果、スーパーリングが形成されてしまう。
これを防止するため、ヘルスパケット処理部343は、自装置が受信したヘルスパケットをヘルスパケット記憶部344にリングごとにキャッシュしておき、自装置が共用部の障害検出によって擬似マスタへ移行した場合は、このキャッシュしておいたヘルスパケットのコピーをEAPSもしくは特許文献1の技術に準じた装置で構成されたリングへ定期的に送出する。このように、共用部の障害時にヘルスパケットのコピーを送信することにより、データ中継装置300dやデータ中継装置300iに対して障害による回線の遮断が発生していないように見せかけることができ、スーパーリングの形成を回避することができる。
なお、上記の説明では、EAPSもしくは特許文献1の技術に準じた装置で構成されたリングへのみヘルスパケットのコピーを送信することとしたが、特許文献2の技術に準じた装置で構成されたリングへもヘルスパケットのコピーを送信しても構わない。また、ヘルスパケットのコピーを送信する代わりに、プライマリリング以外のリングのマスタに対して、共用部に障害が発生しているため、ブロックの解放を抑止ように指示する制御パケットを送信するように構成してもよい。
フラッシュパケット処理部345は、フラッシュパケットの生成と、受信したフラッシュパケットの対応とをおこなう処理部である。フラッシュパケットとは、同一リング内のデータ中継装置に学習したアドレス情報を破棄し、再学習するように通知するためのパケットである。
図1の例では、マスタがトラップパケットを受信した場合にフラッシュパケットを生成しているが、自装置が障害検出によって擬似マスタへ移行した場合にそのデータ中継装置がフラッシュパケットを生成するように構成することもできる。その場合、障害の発生箇所が共用部であれば、全てのリングに対してフラッシュパケットを生成せずに、フラッシュパケット処理部345がリング制御部350にどのリングがプライマリリングであるかを問い合わせ、プライマリリングに対してのみフラッシュパケットを生成するように構成することで、アドレス情報の再学習による通信断をプライマリリングのみに限定することができる。
本実施例に係る障害復旧方式において、共用部での障害発生時にアドレス情報の再学習が必要なのはプライマリリングのみであるのは既に説明した通りである。
リング制御部350は、リングの状態を管理する制御部であり、リング状態記憶部351と、プライマリリング判定部352と、ブロック設定部353を有する。リング状態記憶部351は、接続されている各リングが正常であるかと、どのような技術に準じたデータ中継装置で構成されているのかを記憶する記憶部である。リング状態記憶部351は、プライマリリングとして選択可能なリングの一覧も記憶する。プライマリリング選定部352は、リング状態記憶部351が保持する情報等を基にして、プライマリリングとなるリングを選定する処理部である。
プライマリリングは、一定ではなく、状況に応じてプライマリリング選定部352がプライマリリングとなるリングを選定し直す。プライマリリングの変動についていくつか例を示して説明する。まず、プライマリリングの非共用部にて障害が発生した場合について説明する。図4は、プライマリリングの非共用部にて障害が発生した場合の対応について説明するための説明図である。同図に示すように、図1と同一構成のネットワークにおいて、リング2が初期のプライマリリングとして選定されている(状態40)。
ここで、リング2の非共用部であるデータ中継装置300gとデータ中継装置300hの間で障害32bが発生したとする。障害を検出したデータ中継装置300gとデータ中継装置300hは、障害の発生を通知するためにトラップパケットの送信をおこなう(状態41)。
このとき、共用部においてさらに障害が発生した場合、プライマリリングであるリング2は、障害32bの対処中であるため、冗長提供をおこなうことはできない。そこで、データ中継装置300aとデータ中継装置300bは、プライマリリングからのトラップパケットが受信された段階で、プライマリリングを別のリングへ変更する。図4の例では、リンク2上のデータ中継装置300gとデータ中継装置300hからトラップパケットが送信されたことをうけて、リング3を新たなプライマリリングとして選定している(状態42)。
続いて、プライマリリングの共用部と非共用部にて障害が発生した場合について説明する。図5は、プライマリリングの共用部と非共用部にて障害が発生した場合の対応について説明するための説明図である。同図に示すように、図1と同一構成のネットワークにおいて、共用部であるデータ中継装置300aとデータ中継装置300bの間で障害32cが発生し、プライマリリングであるリング2によって冗長提供がおこなわれている(状態50)。
ここで、リング2の非共用部であるデータ中継装置300gとデータ中継装置300hの間で障害32dが発生したとする。リング2は、すでに障害32cに対応する冗長提供がおこなっているため、このままでは、障害32dに適応することができない。
そこで、データ中継装置300aとデータ中継装置300bは、既に共用部の冗長提供をおこなっている状態のときに、プライマリリングからのトラップパケットが受信された場合には、プライマリリングを障害が発生していない別のリング(図5の例ではリング3)へ変更する。そして、共用部の冗長提供を新たにプライマリリングとなったリングにおこなわせるために、当該のリングへトラップパケットを送信させる(状態51)。
この結果、共用部の障害32cは、新たにプライマリリングとなったリング3によって対処され、非共用部の障害32dは、当初プライマリリングであったリング2によって対処されることとなり、2つの障害は問題なく処理される(状態52)。
続いて、プライマリリングに複数の共用部が存在する場合について説明する。図6は、プライマリリングに複数の共用部が存在する場合の対応について説明するための説明図である。同図に示したネットワークは、図1に示したネットワークに、データ中継装置300l、300m、300n、300oおよび300pからなるリング4を追加し、データ中継装置300lおよび300mをリング3と共用させた構成をとっている。
そして、2つの共用部、すなわち、データ中継装置300aとデータ中継装置300bの間の区間、および、データ中継装置300lとデータ中継装置300mの間の区間の両方においてリング3がプライマリリングとなっている(状態60)。
ここで、リング3の非共用部であるデータ中継装置300jとデータ中継装置300kの間で障害32eが発生したとする。障害を検出したデータ中継装置300jとデータ中継装置300kは、障害の発生を通知するためにトラップパケットの送信をおこなう(状態61)。
このとき、いずれかの共用部においてさらに障害が発生した場合、プライマリリングであるリング3は、障害32eの対処中であるため、冗長提供をおこなうことはできない。そこで、データ中継装置300a、300b、300lおよび300mは、プライマリリングからのトラップパケットが受信された段階で、プライマリリングを別のリングへ変更する。
図6の例では、データ中継装置300aとデータ中継装置300bは、プライマリリングをリング1へ変更し、データ中継装置300lとデータ中継装置300mは、プライマリリングをリング4に変更している(状態62)。新たにプライマリリングとなった2つのリングは障害を有していないため、共用部に障害が発生した場合には、冗長提供をおこなうことができる。
プライマリリングに複数の共用部が存在する場合について別の例を示して説明する。図7に示したネットワークは、図6に示したネットワークと同様な構成を有しており、2つの共用部、すなわち、データ中継装置300aとデータ中継装置300bの間の区間、および、データ中継装置300lとデータ中継装置300mの間の区間の両方においてリング3がプライマリリングとなっている(状態70)。
ここで、リング3の共用部であるデータ中継装置300aとデータ中継装置300bの間で障害32fが発生したとする。障害を検出したデータ中継装置300aとデータ中継装置300bは、障害の発生を通知するためにトラップパケットの送信をおこなう(状態71)。
このとき、もう一方の共用部であるデータ中継装置300lとデータ中継装置300mの間においてさらに障害が発生した場合、プライマリリングであるリング3は、障害32fの対処中であるため、データ中継装置300lとデータ中継装置300mの間の区間に対して冗長提供をおこなうことはできない。そこで、データ中継装置300lとデータ中継装置300mは、プライマリリングからのトラップパケットが受信された段階で、プライマリリングを別のリングへ変更する。
図7の例では、データ中継装置300lとデータ中継装置300mは、プライマリリングをリング4に変更している(状態72)。新たにプライマリリングとなったリング4は障害を有していないため、共用部に障害が発生した場合には、冗長提供をおこなうことができる。
このように、プライマリリングが複数の共有部を有している場合でも、プライマリリングとなっているリングからトラップパケットを受信したことをトリガとして、プライマリリングを別のリングに選定し直すことにより、共用部の障害に対応することができる。
上記の説明でも述べたように、プライマリリング選定部352がプライマリリングを選定する場合、障害が発生しているリングは対象とならない。プライマリリングの選定対象とならないリングは他にも存在する。例を示して説明する。
図8は、EAPS準拠のリングが存在する場合の対応について説明するための説明図である。同図に示したネットワークは、データ中継装置300a、300b、300c、300dおよび300eからなるリング1と、データ中継装置300a、300b、300f、300gおよび300hからなるリング2と、データ中継装置300a、300b、300q、300rおよび300sからなるリング3において、データ中継装置300aとデータ中継装置300bの区間を共用したマルチリングの構成をとっている。
ここで、リング3を構成するデータ中継装置300q、300rおよび300sがEAPSに準拠したデータ中継装置であったとする。EAPSに準拠したデータ中継装置は、マスタを選定し直す機能を有していないため、リング3はプライマリリングとなることはできない。このように、共用部を有するリングにEAPSに準拠したデータ中継装置で構成されたリングが存在する場合、そのリングはプライマリリングの選定対象とならない。
ここで、全てのリングがEAPSに準拠したデータ中継装置で構成されていた場合について考えてみる。図9は、全てのリングがEAPS準拠である場合の対応について説明するための説明図である。同図に示したネットワークは、リング1〜3の3つのリングで構成されているが、共用部のデータ中継装置300aとデータ中継装置300b以外のデータ中継装置は全てEAPSに準拠している。
このように、全てのリングがEAPSに準拠している場合、リング1〜3のどのリングもプライマリリングの選定対象とはならない。しかし、このようなネットワークにおいても、データ中継装置300aとデータ中継装置300bをもう一本の回線で接続し、データ中継装置300aとデータ中継装置300bのみからなるダミーリングを構成することにより、共用部に対して冗長提供をおこなうことができる。
図3の説明に戻って、ブロック設定部353は、主信号スイッチ330および制御パケット処理部340にパケットを遮断するブロックを設定するように指示する処理部である。具体的には、非共用部の障害が検出された場合は、障害が検出されたポートのパケットをブロックするように主信号スイッチ330および制御パケット処理部340の両方に指示する。また、共用部の障害が検出された場合は、障害が検出されたポートのパケットをブロックするように主信号スイッチ330のみに指示し、制御パケットは透過させる。
アドレス学習部360は、経路制御のためのアドレス情報を学習する処理部であり、アドレス情報記憶部361と、アドレス情報更新部362とを有する。アドレス情報記憶部361は、パケットを受信したポートと当該のパケットに設定されていた送信元のMAC(Media Access Control)アドレスとを対にしてアドレス情報として記憶する記憶部である。
アドレス情報更新部362は、アドレス情報の再学習を短時間で完了させるためにアドレス情報の更新をおこなう処理部である。このアドレス情報の更新について例を示して説明する。図10は、アドレス情報の更新について説明するための説明図である。
図1の状態30の場面でデータ中継装置300eからデータ中継装置300kへパケットを送信したとすると、パケットは、データ中継装置300e、300a、300b、300kという経路を通って伝送される(状態80)。共用部に障害32aが発生した後の状態30の場面で、同じく、データ中継装置300eからデータ中継装置300kへパケットを送信したとすると、パケットは、共用部を迂回して、データ中継装置300e、300a、300f、300g、300h、300b、300kという経路を通って伝送される(状態81)。
同様に、障害32aの発生前において、データ中継装置300aから共用部を経由して伝送されたパケットは、障害32aの発生後は、データ中継装置300aから共用部を迂回し、リング2を通って伝達される。
ここで、データ中継装置300aがパケットの転送先を決定するためにもちいるアドレス情報に注目すると、障害32aの発生前は、AというMACアドレスを送信先アドレスとするパケットを共用部に接続されたポートへ転送するものとしていたアドレス情報が、障害32aの発生後は、同じAというMACアドレスを送信先アドレスとするパケットをリング2に接続されたポートへ転送するように変化したことになる。
データ中継装置300aにおける障害32aの発生前後のアドレス情報の変化は、このように、パケットを共用部に接続されたポートへ転送するものとしていたアドレス情報が、プライマリリングに接続されたポートへ転送するように変化するだけのはずである。アドレス情報更新部362は、この原則を利用し、共用部に障害が発生した場合に、共用部に接続されたポートにパケットを転送することとしていたアドレス情報を、プライマリリングに接続されたポートにパケットを転送するように更新することでアドレス情報の再学習に要する時間を短縮させる。
具体的に説明すると、図1の状態3の場面で、データ中継装置300aは、フラッシュパケットを受信し、アドレス情報の再学習をおこなうように指示されるが、アドレス情報更新部362は、アドレス情報の再学習をおこなわずに、データ中継装置300bに接続されたポートへパケットを転送するものとしていたアドレス情報を、データ中継装置300fに接続されたポートへパケットを転送するように更新する。この処理は、アドレス情報記憶部361が記憶している情報を更新するだけなので、非常に短時間で完了し、通信断の発生する時間も非常に短くなる。
これまでの説明は、共用部に存在するデータ中継装置が2台の場合の説明であったが、共用部に3つ以上のデータ中継装置が存在する場合であっても、本実施例に係る障害復旧方式は有効である。図11は、共用部に3つ以上のデータ中継装置が存在する場合の障害復旧動作を説明するための説明図である。
図11に示したネットワークは、データ中継装置400a、400b、400c、400d、400eおよび400fからなるリング1と、データ中継装置400a、400b、400c、400g、400hおよび400iからなるリング2と、データ中継装置400a、400b、400c、400j、400kおよび400lからなるリング3において、データ中継装置400a、400bおよび400cの3台からなる区間を共用したマルチリングの構成をとっている。
共用部に位置するデータ中継装置400a、400bおよび400cは、本実施例に係る障害復旧方式を実行するデータ中継装置である。他のデータ中継装置は、特許文献2の技術に基づいて障害復旧をおこなうデータ中継装置であるものとする。
平常時においては、リング1のマスタであるデータ中継装置400eは、データ中継装置400fの側のポートにブロック41aを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング2のマスタであるデータ中継装置400gは、データ中継装置400hの側のポートにブロック41bを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる。同様に、リング3のマスタであるデータ中継装置400jは、データ中継装置400aの側のポートにブロック41cを設定し、反対側のポートから生存確認のためのヘルスパケットを周回させる(状態90)。
ここで、共用部であるデータ中継装置400aとデータ中継装置400bの間で、障害42aが発生したとする。データ中継装置400aは、障害42aを検知し、それが共用部において発生したと判断すると、共用部側のポートにブロック43aを設定し、共用部と反対側のポートのうちプライマリリングであるリング2に接続されたポートのみからトラップパケットを送出する。同様に、データ中継装置400bも、共用部側のポートにブロック43bを設定し、共用部と反対側のポートからリング2を指定してトラップパケットを送出する。共用部に設定されるブロック43aとブロック43bは、ユーザデータのパケットは遮断するが、ヘルスパケット当の制御パケットは通過させる。
データ中継装置400aとデータ中継装置400bは、トラップパケットの送出後、擬似マスタに遷移する。障害を検出したデータ中継装置がトラップパケットの送出後、擬似マスタに遷移するのは、特許文献2の技術に基づいて障害復旧をおこなう場合の通常の動作である(状態91)。
リング2のマスタであるデータ中継装置400gは、トラップパケットを受信すると、障害を復旧させるために、ブロック41bを解放し、その後、トランジットへ遷移する。マスタがトラップパケットを受信した場合にトランジットへ遷移するのは、特許文献2の技術に基づいて障害復旧をおこなう場合の通常の動作である。
また、ブロックの解放により、通信経路が変化するため、データ中継装置400gは、フラッシュパケットを送信し、学習したアドレス情報の破棄をリング内の各データ中継装置に指示する。なお、フラッシュパケットの送出は、擬似マスタとなったデータ中継装置400aとデータ中継装置400bがおこなうこととしてもよい。
ここで、リング1とリング3についてみると、ヘルスパケットは障害42aによって遮断され、周回しない状態になっている。このため、リング1のマスタであるデータ中継装置400eとリング3のマスタであるデータ中継装置400hは、特許文献2の技術で規定されている遷移に従って擬似マスタとなる。ユーザデータのパケットについては、データ中継装置400aとデータ中継装置400bの間は通過できないが、リング2を迂回することで疎通状態が維持されており、実質的には、リング1内およびリング3内の通信経路に変化はない。このため、リング1とリング3においては、フラッシュパケットの送信は不要となっている(状態92)。
その後、データ中継装置400aとデータ中継装置400bは、どちらがマスタとなるかを決定するため、特許文献2に記述されているように、ヘルスパケットを送信し合い、互いの優先順位を比較する(状態93)。
この例では、ヘルスパケットの交換の結果、データ中継装置400aがマスタに遷移し、データ中継装置400bはトランジットに遷移している。ここで、ネットワーク全体をみると、リング1とリング3においてブロック41aとブロック41cが維持されているため、スーパーループは形成されていない。また、ブロック41bが解放されているため、障害の発生しているデータ中継装置400aとデータ中継装置400bの区間の代替区間として、リング2を利用することが可能となっている(状態94)。
そして、障害が復旧したならば、データ中継装置400eおよびデータ中継装置400hが送出するヘルスパケットがリングを周回するようになり、特許文献2の技術で規定されている遷移に従って、データ中継装置400eとデータ中継装置400hはマスタに復帰する。データ中継装置400aとデータ中継装置400bの間には、ブロック43aが存在するが、ブロック43aは制御パケットを遮断せずに通過させる。復旧に際して、ブロックが移動することはないので、アドレス情報の再学習は必要とならない(状態95)。
このように、共用部に3つ以上のデータ中継装置が存在する場合でも、本実施例に係る障害復旧方式は有効に機能し、スーパーループの形成を防止するにあたって、共用部のデータ中継装置にコントローラやパートナといった役割を割り当てる必要はなく、また、アドレス情報の再学習をおこなうための通信断も、プライマリリングにおいて1回発生するのみとなっている。
ここで、共用部の中間に位置するデータ中継装置400bの構成について説明する。図12は、図11に示したデータ中継装置400bの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、データ中継装置400bの構成は、図3に示したデータ中継装置300aの構成と同様であり、データ中継装置300aでは、リング1〜3に対応して3つ存在していたポートと制御パケット分離/多重部の対が一つになっている点が異なるのみである。
次に、本実施例に係る障害復旧方式を実行するデータ中継装置の処理手順について説明する。ここでは、本実施例に係る障害復旧方式に特有の処理手順についてのみ説明することとし、特許文献1や特許文献2において記述されている処理手順については省略する。
図13は、障害を検出した場合の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ネットワークの障害を検出したならば(ステップS101)、障害の発生箇所が共用部であるのかを確認する。
ここで、障害の発生箇所が共用部であった場合は(ステップS102肯定)、プライマリリングに対してトラップパケットを送出する(ステップS103)。障害の発生箇所が共用部でない場合は(ステップS102否定)、障害を検出したリングに対してトラップパケットを送出する(ステップS104)。
図14は、トラップパケットを受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、トラップパケットを受信したならば(ステップS201)、そのトラップパケットがプライマリリングから送信されたものであるのかを確認する。
ここで、トラップパケットがプライマリリングから送信されたものであった場合は(ステップS202肯定)、リング状態記憶部351に記憶されているプライマリリングとして選択可能なリングの一覧から新たなリングを選択し(ステップS203)、プライマリリングをこのリングへ変更する(ステップS204)。
そして、トラップパケットがプライマリリングから送信されたものであったか否かに関わらず、リング状態記憶部351に記憶されているプライマリリングとして選択可能なリングの一覧からトラップパケットの送信元のリングを除外する(ステップ205)。
図15は、ヘルスパケットを受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ヘルスパケットを受信したならば(ステップS301)、そのヘルスパケットが選択可能なリングから送信されたものであるのかを確認する。
ここで、ヘルスパケットの送信元のリングが、リング状態記憶部351に記憶されているプライマリリングとして選択可能なリングの一覧に含まれておらず(ステップS302否定)、かつ、マスタの移動が可能なリング、すなわち、特許文献1の技術もしくは特許文献2の技術に準じたデータ中継装置からなるリングである場合は(ステップS303肯定)、送信元のリングをリング状態記憶部351に記憶されているプライマリリングとして選択可能なリングの一覧へ追加する(ステップS304)。
上述してきたように、本実施例では、共用部にて障害が発生した場合に、予め定められたプライマリリングのみにトラップパケットを送信するように構成したので、コントローラやパートナといった役割をデータ中継装置に与えることなしにスーパーループの形成を回避することができる。
また、トラップパケットの送信に応答して、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示するフラッシュパケットが送信されたとしても、影響範囲はプライマリリングに限定されるので、アドレス情報の再学習にともなう通信断を最小限に留めることができる。
(付記1)複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおいてデータの中継をおこなうデータ中継装置であって、
リングの共用部の障害が検出された場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信する障害通知パケット送信手段と、
前記障害が検出された場合に、障害が検出された側のポートに制御パケットを透過させ、主信号を遮断するブロックを設定するブロック設定手段と
を備えたことを特徴とするデータ中継装置。
(付記2)受信した生存確認パケットを記憶する生存確認パケット記憶手段と、
前記障害が検出された場合に、前記生存確認パケット記憶手段に記憶された生存確認パケットを所定の間隔をおいて送信する生存確認パケット送信手段とをさらに備えたことを特徴とする付記1に記載のデータ中継装置。
(付記3)前記障害が検出された場合に、前記冗長提供リング以外のリングにおいてブロックを設けているデータ中継装置にブロックの解放を行わないように指示する制御パケットを送信する制御パケット送信手段をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載のデータ中継装置。
(付記4)前記障害が検出された場合に、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示する破棄要求パケットを前記冗長提供リングのみに送信する破棄要求パケット送信手段をさらに備えたことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
(付記5)前記障害が検出されたことにともなって、経路制御のためのアドレス情報の更新が必要になった場合に、前記障害が検出されたポートにパケットを出力することとしていたアドレス情報を前記冗長提供リングに接続されたポートへ出力するように更新するアドレス情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
(付記6)前記冗長提供リングから送信された障害通知パケットが受信された場合に、共用部を共用する別のリングを新たな冗長提供リングとして選定する冗長提供リング選定手段をさらに備えたことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
(付記7)前記冗長提供リング選定手段は、冗長提供リング以外のリングから障害通知パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする付記6に記載のデータ中継装置。
(付記8)前記冗長提供リング選定手段は、冗長提供リング以外のリングから生存確認パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補に加えることを特徴とする付記6または7に記載のデータ中継装置。
(付記9)前記冗長提供リング選定手段は、共用部を共用するリングでありながら、異なる障害復旧方式によって制御されているリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
(付記10)複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおける障害復旧方法であって、
リングの共用部の障害が検出された場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信する障害通知パケット送信工程と、
前記障害が検出された場合に、障害が検出された側のポートに制御パケットを透過させ、主信号を遮断するブロックを設定するブロック設定工程と
を含んだことを特徴とする障害復旧方法。
(付記11)受信した生存確認パケットを記憶手段に記憶させる生存確認パケット記憶工程と、
前記障害が検出された場合に、前記生存確認パケット記憶工程によって記憶された生存確認パケットを所定の間隔をおいて送信する生存確認パケット送信工程とをさらに含んだことを特徴とする付記10に記載の障害復旧方法。
(付記12)前記障害が検出された場合に、前記冗長提供リング以外のリングにおいてブロックを設けているデータ中継装置にブロックの解放を行わないように指示する制御パケットを送信する制御パケット送信工程をさらに含んだことを特徴とする付記10に記載の障害復旧方法。
(付記13)前記障害が検出された場合に、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示する破棄要求パケットを前記冗長提供リングのみに送信する破棄要求パケット送信工程をさらに含んだことを特徴とする付記10〜12のいずれか一つに記載の障害復旧方法。
(付記14)前記障害が検出されたことにともなって、経路制御のためのアドレス情報の更新が必要になった場合に、前記障害が検出されたポートにパケットを出力することとしていたアドレス情報を前記冗長提供リングに接続されたポートへ出力するように更新するアドレス情報更新工程をさらに含んだことを特徴とする付記10〜13のいずれか一つに記載の障害復旧方法。
(付記15)前記冗長提供リングから送信された障害通知パケットが受信された場合に、共用部を共用する別のリングを新たな冗長提供リングとして選定する冗長提供リング選定工程をさらに含んだことを特徴とする付記10〜14のいずれか一つに記載の障害復旧方法。
(付記16)前記冗長提供リング選定工程は、冗長提供リング以外のリングから障害通知パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする付記15に記載の障害復旧方法。
(付記17)前記冗長提供リング選定工程は、冗長提供リング以外のリングから生存確認パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補に加えることを特徴とする付記15または16に記載の障害復旧方法。
(付記18)前記冗長提供リング選定工程は、共用部を共用するリングでありながら、異なる障害復旧方式によって制御されているリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする付記15〜17のいずれか一つに記載の障害復旧方法。
以上のように、本発明に係るデータ中継装置および障害復旧方法は、複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおいて障害復旧をおこなう場合に有用であり、特に、データ中継装置に割り当てる役割を複雑化せずに、通信断の範囲を最小限に留めて共用部の障害を復旧させることが必要な場合に適している。
本実施例に係る障害復旧方式の概要を説明するための説明図である。 データ中継装置の状態遷移を示す遷移図である。 図1に示したデータ中継装置300aの構成を示す機能ブロック図である。 プライマリリングの非共用部にて障害が発生した場合の対応について説明するための説明図である。 プライマリリングの共用部と非共用部にて障害が発生した場合の対応について説明するための説明図である。 プライマリリングに複数の共用部が存在する場合の対応について説明するための説明図である。 プライマリリングに複数の共用部が存在する場合の対応について説明するための説明図である。 EAPS準拠のリングが存在する場合の対応について説明するための説明図である。 全てのリングがEAPS準拠である場合の対応について説明するための説明図である。 アドレス情報の更新について説明するための説明図である。 共用部に3つ以上のデータ中継装置が存在する場合の障害復旧動作を説明するための説明図である。 図11に示したデータ中継装置400bの構成を示す機能ブロック図である。 障害を検出した場合の処理手順を示すフローチャートである。 トラップパケットを受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。 ヘルスパケットを受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。 リングの共用部にて障害が発生した場合の問題を説明するための説明図である。 従来の障害復旧方式の概要を説明するための説明図である。
符号の説明
11a〜11b、21a〜21e、31a〜31d、33a〜33b、41a〜41c、43a〜43b ブロック
12a、22a、32a〜32f、42a 障害
100a〜100h、200a〜200k、300a〜300z、400a〜400l データ中継装置
311a、311b、311c、312a ポート
321a、321b、321c、322a 制御パケット分離/多重部
330 主信号スイッチ
340 制御パケット処理部
341 障害検出部
342 トラップパケット処理部
343 ヘルスパケット処理部
344 ヘルスパケット記憶部
345 フラッシュパケット処理部
350 リング制御部
351 リング状態記憶部
352 プライマリリング選定部
353 ブロック設定部
360 アドレス学習部
361 アドレス情報記憶部
362 アドレス情報更新部

Claims (10)

  1. 複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおいてデータの中継をおこなうデータ中継装置であって、
    リングの共用部の障害が検出された場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信する障害通知パケット送信手段と、
    前記障害が検出された場合に、障害が検出された側のポートに制御パケットを透過させ、主信号を遮断するブロックを設定するブロック設定手段と
    を備えたことを特徴とするデータ中継装置。
  2. 受信した生存確認パケットを記憶する生存確認パケット記憶手段と、
    前記障害が検出された場合に、前記生存確認パケット記憶手段に記憶された生存確認パケットを所定の間隔をおいて送信する生存確認パケット送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
  3. 前記障害が検出された場合に、前記冗長提供リング以外のリングにおいてブロックを設けているデータ中継装置にブロックの解放を行わないように指示する制御パケットを送信する制御パケット送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ中継装置。
  4. 前記障害が検出された場合に、経路制御のためのアドレス情報の破棄を指示する破棄要求パケットを前記冗長提供リングのみに送信する破棄要求パケット送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
  5. 前記障害が検出されたことにともなって、経路制御のためのアドレス情報の更新が必要になった場合に、前記障害が検出されたポートにパケットを出力することとしていたアドレス情報を前記冗長提供リングに接続されたポートへ出力するように更新するアドレス情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
  6. 前記冗長提供リングから送信された障害通知パケットが受信された場合に、共用部を共用する別のリングを新たな冗長提供リングとして選定する冗長提供リング選定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
  7. 前記冗長提供リング選定手段は、冗長提供リング以外のリングから障害通知パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする請求項6に記載のデータ中継装置。
  8. 前記冗長提供リング選定手段は、冗長提供リング以外のリングから生存確認パケットが受信された場合に、当該のリングを前記冗長提供リングの選択候補に加えることを特徴とする請求項6または7に記載のデータ中継装置。
  9. 前記冗長提供リング選定手段は、共用部を共用するリングでありながら、異なる障害復旧方式によって制御されているリングを前記冗長提供リングの選択候補から除外することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載のデータ中継装置。
  10. 複数のリングの一部を共用して構成され、リングにブロックを設けることでループ経路の発生を回避するネットワークにおける障害復旧方法であって、
    リングの共用部の障害が検出された場合に、予め定められた一つの冗長提供リングのみに障害通知パケットを送信する障害通知パケット送信工程と、
    前記障害が検出された場合に、障害が検出された側のポートに制御パケットを透過させ、主信号を遮断するブロックを設定するブロック設定工程と
    を含んだことを特徴とする障害復旧方法。
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