JP2006278450A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置において設計自由度及び耐ノイズ性の向上を図ることにある。
【解決手段】 半導体装置は、集積回路12が形成された半導体チップ10と、半導体チップ10上に形成された絶縁層14と、半導体チップ10上であって絶縁層14の周囲に配列された複数のパッド20と、絶縁層14上に配列された複数のランド40と、パッド20及びランド40を電気的に接続する配線部30と、を含む。複数のパッド20における互いに隣接しない少なくとも第1及び第2のパッド22,24は、配線部30により、複数のランド40におけるいずれか1つの共通ランド42に電気的に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体装置において耐ノイズ性の向上が求められている。ノイズは、半導体チップの電源の寄生インピーダンス等が原因でトランジスタのスイッチング時の過渡的な電流変化に伴い生ずる。
例えば、特定の電源端子を半導体チップの端部に配置した場合、電源端子が配置された側とそれとは反対側とにおいて電流密度にばらつきが生じ、これによりノイズが発生しやすくなる。改善のため、複数の電源端子を半導体チップ上にバランス良く配列することが考えられるが、半導体装置の小型化を追求すると、外部端子の個数を減少せざるを得ず、それに伴い電源端子の個数が減り、例えば電源端子が1つとなると電流密度のばらつきを改善することは困難である。
また、ノイズ対策として、電源端子に電気的に接続するベタ状の導電箔を設けることが知られているが、ベタ状の導電箔は所定の面積が必要となるため、半導体装置の設計が制約される場合がある。
特開2004−241696号公報
本発明の目的の1つは、半導体装置において設計自由度及び耐ノイズ性の向上を図ることにある。
(1)本発明に係る半導体装置は、
集積回路が形成された半導体チップと、
前記半導体チップ上に形成された絶縁層と、
前記半導体チップ上であって前記絶縁層の周囲に配列された複数のパッドと、
前記絶縁層上に配列された複数のランドと、
前記パッド及び前記ランドを電気的に接続する配線部と、
を含み、
複数の前記パッドにおける互いに隣接しない少なくとも第1及び第2のパッドは、前記配線部により、複数の前記ランドにおけるいずれか1つの共通ランドに電気的に接続されている。本発明によれば、半導体チップ上の少なくとも第1及び第2のパッドが1つの共通ランドに電気的に接続されている。そのため、例えば共通ランドに流れる電流が半導体チップの内部の電流密度のばらつきを引き起こす場合、共通ランドに電気的に接続するパッドを第1及び第2のパッドに分割して配置することにより、半導体チップ10の内部の電流密度のばらつきを緩和することが可能になる。また、設計制約上、第1及び第2のパッドを半導体チップの内部配線により電気的に接続できない場合であっても、共通ランドを介してそれらを電気的に接続することができるため、設計自由度の向上を図ることができる。
(2)この半導体装置において、
前記第1及び第2のパッドは、電源端子であってもよい。
(3)この半導体装置において、
複数の前記パッドは、前記第1及び第2のパッドを複数グループ有し、
第1のグループに属する前記第1及び第2のパッドは、第1の電源端子であり、
第2のグループに属する前記第1及び第2のパッドは、前記第1の電源端子とは異なるレベルの電圧を供給する第2の電源端子であってもよい。
(4)この半導体装置において、
複数の前記パッドは、前記第1及び第2のパッドを複数グループ有し、
前記複数グループのそれぞれのグループに属する前記第1及び第2のパッドは、それぞれ異なるレベルの電圧を供給する電源端子であってもよい。
(5)この半導体装置において、
前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記共通ランドを基準として対称な位置に配置されていてもよい。これにより、半導体チップの内部の電流密度の均一化を図り、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
(6)この半導体装置において、
前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの対向する辺側に配置されていてもよい。これにより、半導体チップの内部の電流密度の均一化を図り、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
(7)この半導体装置において、
前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの隣接する辺側に配置されていてもよい。
(8)この半導体装置において、
前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの同一辺側に配置されていてもよい。
(9)この半導体装置において、
前記配線部は、前記第1のパッド及び前記共通ランドを電気的に接続する第1の配線部と、前記第2のパッド及び前記共通ランドを電気的に接続する第2の配線部と、を含み、
前記第1及び第2の配線部は、互いにほぼ対称な配線形状をなしていてもよい。これにより、配線部の寄生インピーダンス等も考慮して耐ノイズ性の向上を図ることができる。
(10)本発明に係る半導体装置は、
集積回路が形成された半導体チップと、
前記半導体チップ上に形成された絶縁層と、
前記半導体チップ上であって前記絶縁層の周囲に配列された複数のパッドと、
前記絶縁層上に配列された複数のランドと、
前記パッド及び前記ランドを電気的に接続する配線部と、
を含み、
複数の前記パッドにおける互いに隣接しない少なくとも第1から第4のパッドは、前記配線部により、複数の前記ランドにおけるいずれか1つの共通ランドに電気的に接続されていてもよい。本発明によれば、半導体チップ上の少なくとも第1から第4のパッドが1つの共通ランドに電気的に接続されている。そのため、例えば共通ランドに流れる電流が半導体チップの内部の電流密度のばらつきを引き起こす場合、共通ランドに電気的に接続するパッドを第1から第4のパッドに分割して配置することにより、半導体チップ10の内部の電流密度のばらつきを緩和することが可能になる。また、設計制約上、第1から第4のパッドのいずれか複数を半導体チップの内部配線により電気的に接続できない場合であっても、共通ランドを介してそれらを電気的に接続することができるため、設計自由度の向上を図ることができる。
(11)この半導体装置において、
前記第1から第4のパッドは、電源端子であってもよい。
(12)この半導体装置において、
複数の前記パッドは、前記第1から第4のパッドを複数グループ有し、
第1のグループに属する前記第1から第4のパッドは、第1の電源端子であり、
第2のグループに属する前記第1から第4のパッドは、前記第1の電源端子とは異なるレベルの電圧を供給する第2の電源端子であってもよい。
(13)この半導体装置において、
複数の前記パッドは、前記第1から第4のパッドを複数グループ有し、
前記複数グループのそれぞれのグループに属する前記第1から第4のパッドは、それぞれ異なるレベルの電圧を供給する電源端子であってもよい。
(14)この半導体装置において、
前記第1から第4のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの異なる辺側に配置されていてもよい。これにより、半導体チップの内部の電流密度の均一化を図り、耐ノイズ性の向上を図ることができる。
(15)この半導体装置において、
前記絶縁層は、下地絶縁層と、前記下地絶縁層上に形成された少なくとも1層の層間絶縁層と、を含み、
前記複数のランドは、最上層の前記層間絶縁層上に形成され、
前記配線部は、前記下地絶縁層上及び前記層間絶縁層上に形成されて多層配線構造をなしていてもよい。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の平面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。なお、図1では、半導体装置の一部(絶縁層等)を省略してある。半導体装置は、いわゆるウエハレベルCSP(WCSP)であってもBGAであってもよい。
半導体装置は、半導体基板(半導体チップ10)を含む。半導体チップ10は、直方体(平面において長方形)になっていてもよい。半導体チップ10は、内部に集積回路12が形成された集積回路チップである。集積回路12は、複数の能動素子(MOSトランジスタなど)を有する。また、半導体チップ10上には、絶縁層14が形成され、絶縁層14の周囲に複数のパッド20(例えばAlパッド)が配列されている。複数のパッド20は、半導体チップ10の表面(集積回路12側の面)の端部に配列されていてもよい。複数のパッド20は、図1に示すように半導体チップ10の4辺のそれぞれに沿って配列されていてもよいし、対向する2辺のそれぞれに沿って配列されていてもよい。複数のパッド20は、半導体チップ10の内部配線(図示しない)により集積回路12に電気的に接続されている。複数のパッド20は、集積回路12の外側の領域上に形成されていてもよいし、集積回路12の内側の領域上に形成されていてもよい。なお、半導体チップ10の表面には、複数のパッド20を避ける領域にパッシベーション膜16(SiO,SiN)が形成されてもよい。
絶縁層14は、複数のパッド20を避ける領域に形成され、例えば複数のパッド20により囲まれた半導体チップ10の中央部に形成されている。絶縁層14の側面は、上面よりも下面が大きくなる方向に傾斜していてもよい。また、配線部30の断線を防止するため、絶縁層14の上面及び側面は曲面をもって接続されていてもよい。絶縁層14は、配線部30、ランド40又は外部端子50に加わる応力を緩和するための応力緩和層であり、例えば樹脂層であってもよい。樹脂層としては、例えばポリイミド樹脂、シリコーン変性ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン(BCB;benzocyclobutene)、ポリベンゾオキサゾール(PBO;polybenzoxazole)などが挙げられる。絶縁層14は半導体チップ10とランド40(外部端子50)との間に設けられてもよい。
絶縁層14上には複数のランド40が配列されている。複数のランド40は、左右対称となる配列形態を有していてもよく、例えば複数行複数列(図1では3行3列)に配列されている。複数のランド40は、配線部30(ライン)により複数のパッド20に電気的に接続されている。配線部30は、パッド20の表面を覆う部分を有し、パッド20から絶縁層14上を通ってランド40に至るまで延出されている。ランド40は、配線部30よりも幅が大きくなっている。ランド40は、円形状、矩形形状、その他の形状をなしていてもよい。ランド40及び配線部30は、1層又は複数層により形成され、例えば銅(Cu)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、チタンタングステン(TiW)、金(Au)、アルミニウム(Al)、ニッケルバナジウム(NiV)、タングステン(W)の少なくとも1層を組み合わせることにより形成することができる。ランド40及び配線部30は、同一構造をなしていてもよい。あるいは、例えばランド40の表面のみにメッキ層がさらに形成され、ランド40及び配線部30が異なる構造をなしていてもよい。
ランド40上には外部端子50が設けられていてもよい。外部端子50は、導電性部材(例えばハンダ)により形成され、例えばハンダボールであってもよい。また、半導体チップ10には、配線部30上に絶縁層60が形成されていてもよい。絶縁層60は、例えば絶縁から形成され、上述した絶縁層14と同一材料により形成することができる。例えば、絶縁層60を複数層から形成する場合、第1の絶縁層62が配線部30を被覆するとともにランド40を避けて形成され、第2の絶縁層64が外部端子50の下端部に接触して形成されている。その場合、第1の絶縁層62はソルダレジスト層と呼ぶことができ、第2の絶縁層64は根元補強層と呼ぶことができる。外部端子50の上端部は、絶縁層60(第2の絶縁層64)から露出している。
本実施の形態では、図1に示すように、複数のパッド20における互いに隣接しない第1及び第2のパッド22,24が、配線部30(詳しくは第1及び第2の配線部32,34)により、複数のランド40におけるいずれか1つの共通ランド42に電気的に接続されている。すなわち、図1に示す例では、パッド:ランドの接続個数の関係が2:1となっている。なお、共通ランド42上には、外部端子50として共通外部端子52が設けられている。
これによれば、例えば共通ランド42に流れる電流が半導体チップ10の内部の電流密度のばらつきを引き起こす場合、共通ランド42に電気的に接続するパッドを第1及び第2のパッド22,24に分割して配置することにより、半導体チップ10の内部の電流密度のばらつきを緩和することが可能になる。また、設計制約上、第1及び第2のパッド22,24を半導体チップ10の内部配線により電気的に接続できない場合であっても、共通ランド42を介してそれらを電気的に接続することができるため、設計自由度の向上を図ることができる。
ここで、第1及び第2のパッド22,24が隣接しないとは、複数のパッド20の配列方向(半導体チップ10の各辺に沿った方向)において第1及び第2のパッド22,24が連続して並ぶことがないことを意味する。言い換えれば、複数のパッド20の配列方向において第1及び第2のパッド22,24の間には、少なくとも1つの他のパッド20が設けられている。
第1及び第2のパッド22,24は、電源端子であってもよい。例えば第1及び第2のパッド22,24は、電源電圧VDDを供給するためのパッドであってもよいし、電源電圧VSS(グランド電圧VSS)を供給するためのパッドであってもよい。これによれば、電源に起因する電流密度のばらつきを少なくし、ノイズの発生を防止することができる。あるいは、第1及び第2のパッド22,24は、入出力端子(信号端子)であってもよい。これによれば、設計制約上、第1及び第2のパッド22,24を半導体チップ10の内部配線により電気的に接続できない場合であっても、共通ランド42を介してそれらを電気的に接続することができるため、設計自由度の向上を図ることができる。
第1及び第2のパッド22,24のそれぞれは、共通ランド42を基準として対称な位置に配置されていてもよい。対称とは、図1に示すように共通ランド42の中心線(例えば辺10aと平行な方向の仮想線)に対して線対称であってもよいし、あるいは共通ランド42の中心点に対して点対称であってもよいことを意味する。また、対称となる配線長に多少の長短があっても良い。これによれば、第1及び第2のパッド22,24が半導体チップ10の平面視においてバランス良く配置されるので、半導体チップ10の内部の電流密度の均一化を図ることができる。
第1及び第2のパッド22,24のそれぞれは、半導体チップ10の異なる辺側(例えば対向する辺側又は隣接する辺側)に配置されていてもよい。図1に示す例では、第1のパッド22は、半導体チップ10の所定の辺10a側に配置され、第2のパッド24は、半導体チップ10の辺10aと対向する辺10b側に配置されている。これによって、半導体チップ10の両端部において内部の電流密度の均一化を図ることができる。
なお、変形例として、第1及び第2のパッド22,24は、半導体チップ10の同一辺側であって、少なくとも1つのパッドを挟む両側に配置されていてもよい。
共通ランド42は、複数行複数列の中央の行(又は列)に属していてもよい。詳しくは、中央の行(又は列)とは、奇数行(又は奇数列)である場合の中央の1行(又は1列)であってもよいし、偶数行(又は偶数列)である場合の中央の2行(又は2列)のいずれかであってもよい。例えば、図1に示すように、第1及び第2のパッド22,24が半導体チップ10の対向する2辺側に配置されている場合、共通ランド42は、第1及び第2のパッド22,24に挟まれた複数行の中央に属していてもよい。
第1のパッド22は、第1の配線部32により共通ランド42に電気的に接続され、第2のパッド24は、第2の配線部34により共通ランド42に電気的に接続されている。そして、第1及び第2の配線部32,34は、互いにほぼ対称な配線形状をなしていてもよい。詳しくは、上述したように第1及び第2のパッド22,24が共通ランド42を基準として対称な位置に配置されている場合、第1及び第2の配線部32,34が互いにほぼ対称な配線形状をなしていてもよい。これにより、配線部30の寄生インピーダンス等も考慮して耐ノイズ性の向上を図ることができる。
図1に示すように、複数のパッド20は、第1及び第2のパッドを複数グループ有していてもよい。例えば、複数のパッド20は、第1のグループに属する上述した第1及び第2のパッド22,24と、第2のグループに属する第1及び第2のパッド26,28と、を有する。第2のグループに属する第1及び第2のパッド26,28は、互いに隣接することなく配置され、配線部30(詳しくは第1及び第2の配線部36,38)により、他の共通ランド44に電気的に接続されている。この場合、第1のグループに属する第1及び第2のパッド22,24が第1の電源端子(例えば電源電圧VDDを供給する端子)であり、第2のグループに属する第1及び第2のパッド26,28が第2の電源端子(例えば電源電圧VSSを供給する端子)であってもよい。第2の電源端子は、第1の電源端子とは異なるレベルの電圧を供給するものである。これによれば、それぞれの異なる電圧を供給する電源端子に基づいて電流密度の均一化を図ることができるので、さらなる耐ノイズ性の向上を図ることができる。なお、共通ランド44には、他の共通外部端子54が設けられている。
また、変形例として、複数のパッドは、上述した第1及び第2のパッドを含む3つ以上のグループを有していてもよく、その場合もそれぞれのグループごとに第1及び第2のパッドが異なるレベルの電圧を供給する電源端子となっていてもよい。
第1及び第2のパッド26,28、第1及び第2の配線部36,38、並びに共通ランド44のその他の詳細は、上述した内容を適用することができる。
本発明に係る半導体装置によれば、上述したように半導体チップ10の内部の電流密度のばらつきを緩和(好ましくは均一化)することができるので、耐ノイズ性の向上を図ることができる。したがって、ノイズ発生に起因する半導体装置の誤動作を低減することができる。さらに、設計制約上、第1及び第2のパッド22,24を半導体チップ10の内部配線により電気的に接続できない場合であっても、共通ランド42を介してそれらを電気的に接続することができるため、設計自由度の向上を図ることができる。また、ベタ状の導電箔を形成することによる設計制約もなく、その点からも設計自由度が高いことがわかる。
次に、本実施の形態の変形例を説明する。図3は、本発明の実施の形態の変形例に係る半導体装置の平面図であり、図4は、図3のIV−IV線断面図である。なお、図3では、半導体装置の一部(絶縁層など)を省略してある。本変形例では、共通ランドに電気的に接続するパッドの個数及び絶縁層の構造が上述と異なっている。
本変形例では、複数のパッド120における互いに隣接しない第1から第4のパッド122,124,126,128が、配線部130(詳しくは第1から第4の配線部132,134,136,138)により、複数のランド140におけるいずれか1つの共通ランド142に電気的に接続されている。なお、共通ランド142上には、外部端子150として共通外部端子152が設けられている。
これによれば、共通ランド142に電気的に接続するパッドを4分割して配置するので、より効果的に半導体チップ10の内部の電流密度のばらつきを緩和することが可能になる。また、設計制約上、第1から第4のパッド122,124,126,128のいずれか複数を半導体チップ10の内部配線により電気的に接続できない場合であっても、共通ランド142を介してそれらを電気的に接続することができるため、設計自由度の向上を図ることができる。
第1から第4のパッド122,124,126,128は、電源端子であってもよいし、入出力端子(信号端子)であってもよい。それらの詳細は上述した内容を適用することができる。
また、図3に示すように、第1から第4のパッド122,124,126,128のそれぞれは、半導体チップ10の異なる辺側に配置されていてもよい。すなわち、半導体チップ10の1辺には、共通ランド142に電気的に接続するいずれか1つのパッドが配置されていてもよい。これによって、半導体チップ10の各辺側の端部において内部の電流密度の均一化を図ることができる。
図3に示す例では、第1のパッド122は、第1の配線部132により共通ランド142に電気的に接続され、第2のパッド124は、第2の配線部134により共通ランド142に電気的に接続され、第3のパッド126は、第3の配線部136により共通ランド142に電気的に接続され、第4のパッド128は、第4の配線部138により共通ランド142に電気的に接続されている。いずれかの配線部同士(図3では第1、第3及び第4の配線部132,136,138)が共通ランド142に至る前に交差して互いに電気的に接続されていてもよい。
図4に示す例では、絶縁層14(例えば樹脂層)は、下地絶縁層14a(例えば下地樹脂層)と、下地絶縁層14a上に形成された少なくとも1層(図4では1層)の層間絶縁層14b(例えば層間樹脂層)と、を含む。下地絶縁層14aは、配線部130の下地となる。層間絶縁層14bは、下地絶縁層14aと上述した絶縁層60との間に設けられている。そして、最上層の層間絶縁層14b上には、複数のランド140(共通ランド142を含む)が形成されている。また、配線部130は、下地絶縁層14a上及び層間絶縁層上に形成されて多層配線構造をなしている。詳しくは、配線部130の一部(例えば第1及び第2の配線部132,134)は、下地絶縁層14a上に形成され、配線部130の他の一部(例えば第3及び第4の配線部136,138)は、層間絶縁層14b上に形成されている。また、図4に示す例では、配線部130の一部であるスルーホール170により、第1の配線部132と、第3及び第4の配線部136,138とが電気的に接続されている。
図3に示す例では、複数のパッド120は、第1のグループに属する上述した第1から第4のパッド122,124,126,128と、第2のグループに属する第1から第4のパッド123,125,127,129と、を有する。第2のグループに属する第1から第4のパッド123,125,127,129は、互いに隣接することなく配置され、配線部130(詳しくは第1から第4の配線部133,135,137,139)により、他の共通ランド144に電気的に接続されている。この場合、第1のグループに属する第1から第4のパッド122,124,126,128が第1の電源端子(例えば電源電圧VDDを供給する端子)であり、第2のグループに属する第1から第4のパッド123,125,127,129が第2の電源端子(例えば電源電圧VSSを供給する端子)であってもよい。なお、共通ランド144には、他の共通外部端子154が設けられている。
図3及び図4に示すように、本変形例によれば、絶縁層14が下地絶縁層14a及び少なくとも1層の層間絶縁層14bを有しており、多層配線構造を実現することができる。したがって、設計上、半導体チップ10の平面視において配線部130が交差する場合であっても両者間に層間絶縁層14bを介在させることにより、両者を非接触とすることができる。したがって、設計自由度を損なうことなく、共通ランドに接続するパッドを複数設けることが可能になる。
なお、本変形例におけるその他の詳細は上述した内容を適用することができる。
他の変形例として、パッド:ランドの接続個数の関係がn:1(nは3以上の自然数)であってもよい。その場合であっても、共通ランドに電気的に接続するn個のパッドをバランス良く配置することにより、効果的に耐ノイズ性の向上を図ることができる。なお、本実施の形態は、1つの共通ランドを基準として複数のパッドが電気的に接続されていればよく、1つのパッドが2以上の共通ランドに電気的に接続する形態を含むことができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の平面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の平面図である。 図4は、図1のIV−IV線断面図である。
符号の説明
10…半導体チップ 12…集積回路 14…絶縁層 14a…下地絶縁層
14b…層間絶縁層 16…パッシベーション膜 20…パッド
22,26…第1のパッド 24,28…第2のパッド 30…配線部
32,36…第1の配線部 34,38…第2の配線部 40…ランド
42,44…共通ランド 50…外部端子 52,54…共通外部端子 60…絶縁層
62…第1の絶縁層 64…第2の絶縁層 120…パッド
122,123…第1のパッド 124,125…第2のパッド
126,127…第3のパッド 128,129…第4のパッド
130…配線部 132,133…第1の配線部 134,135…第2の配線部
136,137…第3の配線部 138,139…第4の配線部
140…ランド 142,144…共通ランド 150…外部端子
152,154…共通外部端子 170…スルーホール

Claims (15)

  1. 集積回路が形成された半導体チップと、
    前記半導体チップ上に形成された絶縁層と、
    前記半導体チップ上であって前記絶縁層の周囲に配列された複数のパッドと、
    前記絶縁層上に配列された複数のランドと、
    前記パッド及び前記ランドを電気的に接続する配線部と、
    を含み、
    複数の前記パッドにおける互いに隣接しない少なくとも第1及び第2のパッドは、前記配線部により、複数の前記ランドにおけるいずれか1つの共通ランドに電気的に接続されている半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1及び第2のパッドは、電源端子である半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    複数の前記パッドは、前記第1及び第2のパッドを複数グループ有し、
    第1のグループに属する前記第1及び第2のパッドは、第1の電源端子であり、
    第2のグループに属する前記第1及び第2のパッドは、前記第1の電源端子とは異なるレベルの電圧を供給する第2の電源端子である半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、
    複数の前記パッドは、前記第1及び第2のパッドを複数グループ有し、
    前記複数グループのそれぞれのグループに属する前記第1及び第2のパッドは、それぞれ異なるレベルの電圧を供給する電源端子である半導体装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記共通ランドを基準として対称な位置に配置されている半導体装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの対向する辺側に配置されている半導体装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの隣接する辺側に配置されている半導体装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第1及び第2のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの同一辺側に配置されている半導体装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記配線部は、前記第1のパッド及び前記共通ランドを電気的に接続する第1の配線部と、前記第2のパッド及び前記共通ランドを電気的に接続する第2の配線部と、を含み、
    前記第1及び第2の配線部は、互いにほぼ対称な配線形状をなしている半導体装置。
  10. 集積回路が形成された半導体チップと、
    前記半導体チップ上に形成された絶縁層と、
    前記半導体チップ上であって前記絶縁層の周囲に配列された複数のパッドと、
    前記絶縁層上に配列された複数のランドと、
    前記パッド及び前記ランドを電気的に接続する配線部と、
    を含み、
    複数の前記パッドにおける互いに隣接しない少なくとも第1から第4のパッドは、前記配線部により、複数の前記ランドにおけるいずれか1つの共通ランドに電気的に接続されている半導体装置。
  11. 請求項10記載の半導体装置において、
    前記第1から第4のパッドは、電源端子である半導体装置。
  12. 請求項10記載の半導体装置において、
    複数の前記パッドは、前記第1から第4のパッドを複数グループ有し、
    第1のグループに属する前記第1から第4のパッドは、第1の電源端子であり、
    第2のグループに属する前記第1から第4のパッドは、前記第1の電源端子とは異なるレベルの電圧を供給する第2の電源端子である半導体装置。
  13. 請求項10記載の半導体装置において、
    複数の前記パッドは、前記第1から第4のパッドを複数グループ有し、
    前記複数グループのそれぞれのグループに属する前記第1から第4のパッドは、それぞれ異なるレベルの電圧を供給する電源端子である半導体装置。
  14. 請求項10から請求項13のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第1から第4のパッドのそれぞれは、前記半導体チップの異なる辺側に配置されている半導体装置。
  15. 請求項10から請求項14のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記絶縁層は、下地絶縁層と、前記下地絶縁層上に形成された少なくとも1層の層間絶縁層と、を含み、
    前記複数のランドは、最上層の前記層間絶縁層上に形成され、
    前記配線部は、前記下地絶縁層上及び前記層間絶縁層上に形成されて多層配線構造をなしている半導体装置。
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