JP2006277177A - Cad統合管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】CAD統合管理システムにおいて、製品を構成する部品のうちから、関連付けられている機能数の多い部品を容易に把握可能とするシステムの提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、CAD統合管理システムであって、製品を構成する部品を特定する部品情報を含んで構成される部品情報群を取得する部品情報抽出手段と、前記抽出した部品情報群の各部品情報が特定する部品について、製品の処理機能との関連付けを示す割当情報を抽出する割当情報抽出手段と、前記部品ごとの割当情報の個数をカウントし、前記部品情報群に含まれる各部品に対する割当情報の個数を、当該部品と対応付けて構成される割当リストを作成する割当個数計測手段と、前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、CAD統合管理システムであって、製品を構成する部品を特定する部品情報を含んで構成される部品情報群を取得する部品情報抽出手段と、前記抽出した部品情報群の各部品情報が特定する部品について、製品の処理機能との関連付けを示す割当情報を抽出する割当情報抽出手段と、前記部品ごとの割当情報の個数をカウントし、前記部品情報群に含まれる各部品に対する割当情報の個数を、当該部品と対応付けて構成される割当リストを作成する割当個数計測手段と、前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、設計・製造における形状及び機能の仕様を同期するシステムに関する。
近年、3次元CAD(Computer Aded Design)の進歩により、製品の3次元モデルをコンピュータ上に作成しておき、この3次元モデルから必要な図面や部品表等を作成しようとする動きが活発化している。
また、それと並行して、製品開発に関する全てのデータを統合管理することにより、データの有効活用と設計作業等の効率化を目指すPDM(Product Data Management)も普及しつつある。
そこで、近時においては、3次元CADとPDMの融合を図ることにより、設計から製造に至るまでの過程におけるデータの有効活用を一層増進させようとする動きが盛んになりつつある。
特許文献1には、3D−CADデータの持っている形状データからPDMで管理する製品構成表を作成するシステムが記載されている。より具体的には、3D−CADデータが有する形状データに対して部品の名称とその部品についての部品構成ツリーのデータとを付属させておくことにより、部品の名称に基づいて3D−CADデータと製品構成表を比較照合し、構成が一致した部品を製品構成表に反映する技術が記載されている。
特開2003-316834号公報
近年、情報家電等の製品の高機能化や記録媒体である半導体メモリの大容量化及びその価格の下落等に伴って、ファームウェアを組み込んでハードウェアを制御する規模が大きくなっている。
しかし、製品を構成する部品の数が限られていることから、一つの部品に対して複数のファームウェアの機能が関連付けられることが多くなり、一つの部品の変更が複数のファームの機能に影響を与える可能性が高くなる。このとき、部品への変更を行った後に、挙動への影響を事後的に確認するのでは、設計者の操作上の負担を招くことになる。
また、一つの部品に対して過度に多くの機能が関連付けられることにより、操作の混同を招く等の不都合を生じることにもなる。
そこで、本発明は、製品の形状を定義するCADデータと、当該製品の処理機能を定義する挙動データとを管理するCAD統合管理システムにおいて、製品を構成する部品のうちから、関連付けられている機能数の多い部品を容易に把握可能とするシステムの提供を目的とする。
本発明は製品の形状を定義するCADデータと、当該製品の処理機能を定義する挙動データとを管理するCAD統合管理システムであって、前記CADデータ又は前記CADデータを示す情報を含んで構成される部品情報を格納する部品情報格納手段と、前記挙動データで定義される製品の処理機能と、前記部品情報で特定される部品との関連付けを示す割当情報を格納する割当情報格納手段と、前記部品情報格納手段に格納されている部品情報のうちから、前記製品を構成する部品を特定する部品情報を含んで構成される部品情報群を取得する部品情報抽出手段と、前記抽出した部品情報群の各部品情報が特定する部品について、製品の処理機能との関連付けを示す割当情報を、前記割当情報格納手段から抽出する割当情報抽出手段と、前記部品ごとの割当情報の個数をカウントし、前記部品情報群に含まれる各部品に対する割当情報の個数を、当該部品と対応付けて構成される割当リストを作成する割当個数計測手段と、前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上述のCAD統合管理システムであって、前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数が所定値以上となる部品を検出する割当過多検出手段と、前記割当過多検出手段により検出された部品を他と区別して表示する表示制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、上述のCAD統合管理システムであって、前記挙動データ又は前記挙動データを示す情報を含んで構成される挙動情報を格納する挙動情報格納手段と、前記挙動情報可能手段に格納されている挙動情報のうちから部品への割当対象とする挙動の選択を受付ける挙動選択手段と、前記挙動選択手段により選択された挙動の割当対象とする部品の選択を受付ける部品選択手段と、前記部品選択手段における部品の選択を受付ける際に、前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上述のCAD統合管理システムであって、前記部品選択手段において選択された部品に対する割当情報の個数が所定値以上であることを検出する割当過多検出手段と、前記割当過多検出手段により、前記部品選択手段において選択された部品に対する割当情報の個数が所定値以上であることを検出された場合、他の部品への再選択の実施を操作者に問合せ、当該操作者による再選択実施の許諾指示を受け付けたとき、前記挙動選択手段により選択された挙動の割当対象とする部品の選択を再度受付ける部品選択手段と、前記挙動手段で選択された挙動と、前記部品選択手段で選択された部品とを関連付ける割当情報を設定する割当設定手段とを有することを特徴とする。
本発明は、製品の形状を定義するCADデータと、当該製品の処理機能を定義する挙動データとを管理するCAD統合管理システムにおいて、製品を構成する部品のうちから、関連付けられている機能数の多い部品を容易に把握可能とする効果を奏する。
本発明の実施例を、図を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるシステムの構成を示す図である。図1に示すシステム構成は、CAD統合管理サーバ100、割当設計端末200、CAD端末300、挙動モデル設計端末400を有している。
上述のCAD統合管理サーバ100は、CAD端末300で設計された形状データ(CADデータ)を格納する形状データ格納手段114と、形状データを含んで構成される部品情報を格納する部品情報格納手段111と、挙動モデル設計端末400で設計された挙動データを格納する挙動情報格納手段112と、挙動情報と部品情報との関連付けの割当情報を格納する割当情報格納手段113を有しており、さらに、部品の設計変更があるごとに部品情報格納手段111の部品情報を更新する部品情報更新手段101と、挙動モデル設計端末400での設計変更があるごとに挙動情報格納手段112の挙動情報を更新する挙動情報更新手段102と、挙動と部品との関連付けの割当情報を更新する割当情報更新手段103と、部品情報格納手段から所望の部品情報を取得する部品情報取得手段104と、挙動情報格納手段から所望の挙動情報を取得する挙動情報取得手段105と、割当情報格納手段から所望の割当情報を取得する割当情報取得手段106とを有して構成される。
上述の割当情報端末200は、製品形状を表示する部品表示手段201と、部品に対して割当を行う挙動の選択を行う挙動選択手段202と、部品の選択を行う部品選択手段203と、部品と挙動との関連付けを示す割当情報を設定する割当設定手段204と、部品情報の抽出を行う部品情報抽出手段205と、挙動情報の抽出を行う挙動情報抽出手段206と、割当情報の抽出を行う割当情報抽出手段207と、部品の表示形態を制御する表示制御手段208と、挙動の割当数が過度に多く設定されている部品を検出する割当過多検出手段209とを有する。
上述のCAD端末300は、従来の3次元CADにおける設計と同様にして形状の設計を行う形状設計手段301を有して構成される。
上述の挙動モデル設計端末400は、製品の機能を実現するファーム等の挙動を設計する挙動モデル設計手段401を有して構成される。
図2は、製品を構成する部品に関する部品情報の構成例を示す図である。図2に示す例では、製品形状400は、テンキー部410とカメラ部420と表示部430と音源部440を有して構成されている。
この例において、テンキー部410は、「キー"1"4101」「キー"2"4102」「キー"3"4103」「キー"4"4104」「キー"5"4105」「キー"6"4106」「キー"7"4107」「キー"8"4108」「キー"9"4109」「キー"0"4110」「キー"*"4111」「キー"#"4112」で示される部品で構成されており、カメラ部420は「CCD4201」「焦点調節機構4202」「ズーム機構4203」「シャッタ機構4204」「マクロ機構4205」で示される部品で構成されており、表示部430は「LCD4301」「明度調節機構4302」「彩度調節機構4303」「色相調節機構4304」で示される部品で構成されており、音源部440は「音量調節機構4401」「出力端子4402」「音声出力機構4403」「音声入力機構4404」で示される部品で構成されている。
また、各部品は、部品の形状を特定する形状データを有して構成される。図2の例では、キー"9"4109は、形状1及び形状2の形状データを有して構成されている。なお、形状データは、形状を再現するために必要となる座標データや、他の形状との位置関係等を含んで構成される。CAD端末300を利用した形状設計における形状データの作成は、従来と同様であるため説明を省略する。なお、上述の形状設計における形状データの作成を行う手段は、図1のシステム構成において、CAD端末300の形状設計手段201として図示している。
図10は、部品情報の内容例を示した図である。図10に示す部品情報(E1000)は、形状設計された形状データのうちから選択された1以上の形状データ又は形状データを示す情報を含む形状データ群(E1010)と、当該部品に関する属性を示す部品属性情報(E1020)を含んで構成される。部品属性情報(E1020)は、部品を識別するための部品名(E1011)、当該部品を集約する上位構成を示す構成分類(E1014)等を含んで構成される。形状データ及び部品属性より構成される部品情報の作成は、形状設計手段により作成された形状データのうちから選択された形状データを部品情報の形状データ群に関連付け、部品情報の部品属性の各値の入力を受付けることにより作成される。
なお、上述の階層状に構成された部品情報は、CAD端末300を用いて設定され、CAD統合管理サーバ100の部品情報格納手段に格納される。
図3は、製品の機能を構成する挙動に関する挙動情報の構成例を示す図である。図3に示す例では、カメラ機能510と音源機能520と補助機能530を有する製品機能500を構成する挙動データに関する挙動情報の構成例が示されている。この例において、カメラ機能510は、ズーム調節機能5101と焦点調節機能5102と遠近切替機能5103と撮影機能5104を有して構成されている。また、音源機能520は音量調節機能5201を有して構成されており、補助機能530はカーソル移動機能5301を有して構成されている。
また、挙動データは上述の階層状に構成された諸機能の何れかに属し、一つの機能について複数の挙動データが属する場合がある。例えば、ズーム調節機能5101には「ズーム・イン51011」及び「ズーム・アウト51012」が属しており、焦点調節機能5102には「フォーカス・イン51021」及び「フォーカス・アウト51022」が属しており、遠近切替機能5103には「近接モード・オン51031」及び「近接モード・オフ51032」が属しており、撮影機能5104には「撮影51041」が属する構成となっている。
図11は、挙動情報の内容例を示した図である。図11に示す挙動情報(E2000)は、挙動データ又は挙動データを示す情報(E2010)と、当該挙動に関する属性を示す挙動属性情報(E2020)を含んで構成される。挙動属性情報(E2020)は、挙動を識別するための挙動名(E2011)、当該挙動を集約する上位機能を示す機能分類(E2014)等を含んで構成される。
なお、上述の階層状に構成された挙動データは、挙動モデル設計端末400を用いて設定され、CAD統合管理サーバ100の挙動データ格納手段112に予め格納されている。
図4は、部品と挙動との関連付けの概念を示す図である。図4に示す例では、部品1(E101)と部品2(E102)に対して、挙動(E201)との関連付けが割当られている例を示している。部品1と挙動との関連付けは、部品が発行したイベントを挙動が受理する関連を示している(図4のE301)。一方、部品2と挙動との関連付けは、挙動が発行したアクションを部品が受理する関連を示している(図4のE302)。
すなわち、図4に示す例では、部品1(E101)の操作等により発せられるイベントが挙動(E201)のイベント受理手順(E202)で処理されることを示しており、また、挙動(E201)のアクション発行手順(E203)で発行されるアクションにより部品2(E102)が作用を受けることを示している。
図12は、イベント割当情報(E3010)の内容例を示す図である。イベント割当情報(E3010)は、部品と挙動との関連付けにおいて処理されるイベントの種別(E3013)と、当該関連付けにおける部品を特定する部品名(E3011)と、当該関連付けにおける挙動を特定する挙動名(E3012)とを含んで構成される。
図13は、アクション割当情報の内容例を示す図である。アクション割当情報(E3020)は、部品と挙動との関連付けにおいて処理されるアクションの種別(E3023)と、当該関連付けにおける部品を特定する部品名(E3021)と、当該関連付けにおける挙動を特定する挙動名(E3022)とを含んで構成される。
なお、イベント割当情報とアクション割当情報は、CAD統合管理サーバ100の割当情報更新手段103を介して割当情報格納手段113に格納される。
また、上述の関連付けの割当がされている部品と挙動とでは、イベント又はアクション種別について整合性を有する必要がある。例えば、イベント種別には、ボタン等の押下を示すPush型、多段階の回転を示すRotate型等があり、挙動(E201)の挙動属性(E2010)のイベント種別(E2012)がPush型であった場合、関連付けの割当対象となる部品は、イベント種別がPush型であることが要件となる。
図5は、上述の図2に示す形状データと図3に示す挙動データとの関連付けの割当の例を示した図である。図5の例では、部品「キー"2"(4102)」に対して「ズーム・イン51011」と「音量・アップ52011」の挙動が関連付けられている(図5の破線A101及びA102)。この例では、部品「キー"2"」により発行されたイベントが、挙動「ズーム・イン」又は「音量・アップ」において処理されることを示している。
また、図5の例では、上述の挙動「ズーム・イン51011」に対して部品「ズーム機構4202」が関連付けられている(図5の実線A103)。この例では、挙動「ズーム・イン51011」により発行されたアクションが、部品「ズーム機構4202」において処理されることを示している。
次に、本実施例における、システムの処理の流れについて説明する。なお、本実施例では、CAD統合管理サーバ100の部品情報格納手段111には図10に示す構成を有する部品情報が、挙動情報格納手段112には図11に示す構成を有する挙動情報が、割当情報格納手段113には図12に示す構成を有するイベント割当情報あるいは図13に示す構成を有するアクション割当情報のうち少なくとも一方が、予め格納されているものとする。
図9は、本システムの処理の流れを説明したフローチャートである。まず、マウスの右ボタンを押下する等により、操作メニューB200が表示され、割当の状況B201を選択することにより、処理S101が起動される。処理S101では、製品を構成する部品に関する部品情報の全件について、CAD統合管理サーバ100の部品情報取得手段104を介して、部品情報格納手段111からの取得が行われる。
次に、処理S101で取得した部品情報群に含まれる各部品情報についての割当情報数のカウントループが実行される。まず、取得した部品情報群について1つ以上の部品情報を有するか否かの判定を行う(図9の処理S102)。この判定において、1つ以上の部品情報を有すると判定された場合(図9の処理S102でYES)、部品情報群から一の部品情報を取得し、当該一の部品情報に対する割当情報の抽出を行う(図9の処理S103)。ここで、割当情報の抽出は、一の部品情報の部品名と同一の部品名を有するイベント割当情報又はアクション割当情報を、CAD管理サーバの割当情報取得手段106を介して、割当情報格納手段113から抽出を行うことで実現される。
次に、処理S103で抽出した割当情報の個数をカウントし(図9のS104)、当該一の部品情報との対応関係を有した構成で割当リストに登録される(図9のS105)。その後、当該一の部品情報を処理S101において取得した部品群から削除し(図9のS106)、処理S102の判定を再度実行する。ここで、1つ以上の部品情報を有さないと判定された場合(図9の処理S102でNO)、上述の割当情報数のカウントループが終了し、割当情報数のカウント結果である割当リストを得る。
ここで、割当リストは、処理S104で得た割当情報の個数と、これら割当情報が有する部品名とを対応付けた要素を格納するリストであって、図8に示す構成を有する。図8に示す例では、部品名「キー”1”」について割当個数「0」を対応付ける要素と、部品名「キー”2”」について割当個数「2」を対応付ける要素と、部品名「キー”3”」について割当個数「0」を対応付ける要素と、その他の部品名とそれについての割当個数とを対応付ける要素が、格納されている。
次に、割当情報数のカウントループの実行で得た割当リストの要素に基づいて、部品表示の制御を行う(図9のS107)。図8に示す割当リストの内容に基づいて部品表示の制御を行った例を図7に示す。図7に示す例では、部品「キー”2”」についての割当情報数が「2」、部品「キー”4”」及び「キー”5”」及び「キー”6”」及び「キー”8”」についての割当情報数が「1」、その他の部品についての割当情報数が「0」である場合に、割当情報数に応じて表示形態を異ならせた例を示している。以上の構成により、関連付けられている挙動の割当数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示させることが可能となり、製品を構成する部品のうちから、関連付けられている機能(挙動)数の多い部品を容易に把握可能とする効果を奏する。
また、上述の部品に対する割当情報数が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上の割当数を有する部品を検出し、当該検出された部品を他と区別する表示形態にて表示する構成としてもよい。この構成により、製品を構成する部品のうちから、関連付けられている機能(挙動)数が過度に多い部品を容易に特定することが可能となり、当該部品についての操作の混同を防止するための設計変更等を事前に講じることが可能となる。
以上が、本発明の一実施例におけるシステムの処理の流れである。
次に、本発明の実施例2を説明する。なお、本実施例において、システムの構成は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
本実施例では、部品への挙動の割当を行う際に、挙動への割当対象として選択した部品に対する既存の割当情報数が所定値以上であった場合に、部品の選択の再試行を促す処理を行う。
上述の部品と挙動との割当処理における挙動の選択を行う画面例を、図14に示す。図14では、マウスの右ボタンを押下する等により、操作メニュー(D100)が表示され、挙動の割当(D101)を選択することにより、図3で示す上位機能で構成される挙動一覧A(D200)が表示されている。ここで、挙動一覧A(D200)からカメラ機能D201を選択することにより、カメラ機能の下位に属する機能で構成される挙動一覧B(D300)が表示される。さらに、挙動一覧B(D300)からズーム調節機能(D401)を選択することにより、ズーム調節機能を構成する挙動の一覧を示す挙動一覧Cが表示される。
また、さらに、挙動一覧C(D400)の項目であるズーム・アウト(D402)が選択されることにより、種別一覧(D500)が表示される。種別一覧(D500)の項目であるイベント(D501)を選択することにより、イベント一覧(D600)が表示される。なお、種別一覧(D500)においてアクション(D502)の項目を選択した場合はアクション一覧が表示される。図14の例では、イベント一覧(D600)の項目としてPush型(D601)が表示されており、これをポインタ等で選択(図6のD700)することにより、割当対象の挙動として「ズーム・アウト(D402)」のPush型イベントの選択指示をうける。
なお、上述の一覧の表示項目は、CAD統合管理サーバ100の挙動情報取得手段106を介して挙動情報格納手段112から取得した挙動情報に基づいて表示される。本実施例では、CAD統合管理サーバ100の挙動情報格納手段112に、図3に示す構成を有する挙動情報が予め格納されているものとする。
次に、割当対象の挙動の選択指示を受けて起動される本発明の実施例の処理を図15に示す。本実施例では、割当対象の挙動の選択指示を受けて図15の処理S201が起動される。処理S201では、選択された挙動の情報を取得し、部品に対して割当てられている挙動の割当個数に基づく表示形態の制御処理を実行する(図15の処理S202)。処理S202の詳細については、上述の実施例1と同様であるため、説明を省略する。
次に、処理S201で選択した挙動に対する割当対象となる部品の選択を受付ける(図15の処理S203)。当該部品の選択は、マウスポインタ等を用いて所望の部品を押下等することにより行われる。ここで、部品の選択を行う際に、上述の処理S202により部品に対する挙動の割当個数に基づいて当該部品の表示形態を異ならせて表示することにより、関連付けられている機能数の多い部品を、部品の選択指示の決定前に把握することが可能となる。
次に、処理S203で選択を受付けた部品に対する挙動の割当数を検索し、割当数が所定値以上であるか否かを判定する(図15の処理S204)。ここで、割当数の検索は、処理S202で作成され図8に示す構成を有する割当リストを用いて行ってもよいし、選択された部品に対する割当情報の個数をCAD統合管理サーバ100の割当情報格納手段113から抽出してもよい。
上記処理S204において選択部品に対する割当数が所定値以上であると判定された場合(図15のS204でYES)、当該選択部品に対する挙動の割当が過多である旨を操作者に通知するとともに(図15の処理S205)、部品の選択を再試行するか否かを操作者に問合せる(図15の処理S206)。
上記処理S206において部品の選択の再試行を選択する旨を受付けた場合(図15の処理S206でYES)、処理S202の直前から処理が再実行される。
上記処理S204において選択部品に対する割当数が所定値未満であると判定された場合(図15の処理S204でNO)、又は上記処理S206において部品の選択の再試行を行わない旨を受付けた場合(図15の処理S206でNO)、処理S201で選択を受付けた挙動と処理S203で選択を受付けた部品との割当に関する割当情報の設定を行う(図15の処理S207)。より具体的には、挙動及び部品の選択指示を受けて、割当設計端末200は、CAD統合管理サーバ100に当該挙動と部品との割当情報を通知する。通知を受けたCAD統合管理サーバ100は、割当設計端末より通知された割当情報を、割当情報更新手段103を介して割当情報格納手段113に格納する。
以上により、所望の部品への挙動の割当、及び当該割当に対するイベント又はアクションの関連付けに関する処理が完了する。
Claims (5)
- 製品の形状を定義するCADデータと、当該製品の処理機能を定義する挙動データとを管理するCAD統合管理システムであって、
前記CADデータ又は前記CADデータを示す情報を含んで構成される部品情報を格納する部品情報格納手段と、
前記挙動データで定義される製品の処理機能と、前記部品情報で特定される部品との関連付けを示す割当情報を格納する割当情報格納手段と、
前記部品情報格納手段に格納されている部品情報のうちから、前記製品を構成する部品を特定する部品情報を含んで構成される部品情報群を取得する部品情報抽出手段と、
前記抽出した部品情報群の各部品情報が特定する部品について、製品の処理機能との関連付けを示す割当情報を、前記割当情報格納手段から抽出する割当情報抽出手段と、
前記部品ごとの割当情報の個数をカウントし、前記部品情報群に含まれる各部品に対する割当情報の個数を、当該部品と対応付けて構成される割当リストを作成する割当個数計測手段と、
前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段とを有することを特徴とするCAD統合管理システム。 - 請求項1に記載のCAD統合管理システムであって、
前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数が所定値以上となる部品を検出する割当過多検出手段と、
前記部品検出手段により検出された部品を他と区別して表示する表示制御手段を有することを特徴とするCAD統合管理システム。 - 請求項1又は2に記載のCAD統合管理システムであって、
前記挙動データ又は前記挙動データを示す情報を含んで構成される挙動情報を格納する挙動情報格納手段と、
前記挙動情報可能手段に格納されている挙動情報のうちから部品への割当対象とする挙動の選択を受付ける挙動選択手段と、
前記挙動選択手段により選択された挙動の割当対象とする部品の選択を受付ける部品選択手段と、
前記部品選択手段における部品の選択を受付ける際に、前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段とを有することを特徴とするCAD統合管理システム。 - 請求項1乃至3に記載のCAD統合管理システムであって、
前記部品選択手段において選択された部品に対する割当情報の個数が所定値以上であることを検出する割当過多検出手段と、
前記割当過多検出手段により、前記部品選択手段において選択された部品に対する割当情報の個数が所定値以上であることを検出された場合、他の部品への再選択の実施を操作者に問合せ、当該操作者による再選択実施の許諾指示を受け付けたとき、前記挙動選択手段により選択された挙動の割当対象とする部品の選択を再度受付ける部品選択手段と、
前記挙動手段で選択された挙動と、前記部品選択手段で選択された部品とを関連付ける割当情報を設定する割当設定手段とを有することを特徴とするCAD統合管理システム。 - 製品の形状を定義するCADデータと、当該製品の処理機能を定義する挙動データとを管理するCAD統合管理プログラムであって、
コンピュータを、
前記CADデータ又は前記CADデータを示す情報を含んで構成される部品情報を格納する部品情報格納手段と、
前記挙動データで定義される製品の処理機能と、前記部品情報で特定される部品との関連付けを示す割当情報を格納する割当情報格納手段と、
前記部品情報格納手段に格納されている部品情報のうちから、前記製品を構成する部品を特定する部品情報を含んで構成される部品情報群を取得する部品情報抽出手段と、
前記抽出した部品情報群の各部品情報が特定する部品について、製品の処理機能との関連付けを示す割当情報を、前記割当情報格納手段から抽出する割当情報抽出手段と、
前記部品ごとの割当情報の個数をカウントし、前記部品情報群に含まれる各部品に対する割当情報の個数を、当該部品と対応付けて構成される割当リストを作成する割当個数計測手段と、
前記割当リストに含まれる部品に対する割当情報の個数に応じて、部品の表示形態を異ならせて表示する表示制御手段として機能させることを特徴とするCAD統合管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005093656A JP2006277177A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | Cad統合管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005093656A JP2006277177A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | Cad統合管理システム |
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JP2006277177A true JP2006277177A (ja) | 2006-10-12 |
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ID=37211899
Family Applications (1)
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JP2005093656A Withdrawn JP2006277177A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | Cad統合管理システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006277177A (ja) |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005093656A patent/JP2006277177A/ja not_active Withdrawn
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