JP2006276805A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の走査手段により記録媒体上に記録する際に走査ユニットに存在する画像欠陥が結果画像において重畳されないようにする。
【解決手段】1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の走査手段により記録媒体に対して個別に記録する画像記録装置であって、前記走査手段は、前記保持手段の基準位置からそれぞれ異なる位置の記録媒体に対して、前記複数の単位画像を記録する。
【選択図】図10

Description

本発明は、1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の走査手段により記録媒体上に記録する画像記録装置に関する。
印刷工程においては、複数の単位画像、例えば複数色の単色画像を重ね合わせて1つの結果画像を形成する場合がある。このような印刷工程において用いられる装置として、例えば、複数の単位画像のそれぞれに対応する印刷版を作成する画像記録装置を挙げることができる。
従来の画像記録装置では、ポリゴンミラー等の偏向手段によりレーザビーム等の光ビームを主走査方向に移動させると共に、印刷版を主走査方向に直交する副走査方向に相対移動させることにより印刷版上に2次元画像(単位画像)を形成する。そして、この2次元画像を印刷物を構成する色数分作成し、周知の印刷機において印刷用紙等上に刷り重ねるとカラー画像(結果画像)が形成される。
このような従来の画像記録装置については、たとえば特許文献1に開示されている。
特開平11−38637号公報
図16は、従来の画像記録装置500の構成を概念的に示した図である。図16に示したように、光源510から出射された光ビーム550は、偏向手段520により主走査方向に偏向される。そして、偏向後の光ビーム550は結像光学系530を経て印刷版540の記録面に結像し、画像が記録される。
しかしながら、結像光学系530を構成する光学部材の一部に傷やミャクリ(局所的に屈折率の異なる部分)等の欠陥箇所531が存在した場合、光ビーム550は、欠陥箇所531を通過するときには光強度が減衰する。このため、印刷版540においては、各主走査線560の記録濃度が部分的に低下し、全体として記録後の画像に薄いすじ570が発生することとなる。
このような画像記録装置500において複数の印刷版を作成したときには、各印刷版に記録された画像には、同一位置にすじ570が発生する。たとえば、1つのカラー画像を形成するために、Y(イエロー)版、M(マゼンタ)版、C(シアン)版、K(ブラック)版を作成したときには、図17に示したように、各印刷版に記録された画像には、同一位置にすじy、m、c、kが発生する。そして、これらの画像を1つの印刷用紙Sに刷り重ねると、すじy、m、c、kが重畳されて強調され、印刷用紙S上の画像には視覚的に目立つすじXが発生してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、画像記録装置の結像光学系に傷などの欠陥箇所が存在した場合にも、記録画像を重ね合わせた結果画像の中ではすじ等の画像欠陥の重畳を回避できる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の走査手段により記録媒体に対して個別に記録する画像記録装置であって、前記記録媒体を保持する保持手段を有し、前記走査手段は、前記複数の単位画像のうちの少なくとも1つの単位画像を、前記保持手段の基準位置に対して、他の単位画像と異なる位置に記録することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記走査手段は、前記保持手段の基準位置からそれぞれ異なる位置の記録媒体に対して、前記複数の単位画像を記録することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記走査手段は、前記記録媒体を主走査方向に走査する光ビームを照射する走査ユニットと、前記走査ユニットによって形成される走査線と直交する方向に、前記記録媒体を前記走査ユニットに対して相対的に移動させる移動手段と、を含み、前記走査線の開始位置を前記複数の単位画像毎に異ならせることによって、前記保持手段の基準位置からそれぞれ異なる位置の記録媒体上に、前記複数の単位画像を記録することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記複数の単位画像を重ね合わす際の基準として使用される指標を前記記録媒体に形成する指標形成手段をさらに有し、前記指標形成手段は前記走査線の開始位置のずらし量だけ位置を異ならせて、前記単位画像毎に、前記記録媒体に指標を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記指標は前記記録媒体に形成されるパンチ孔であり、当該パンチ孔を形成するパンチ孔形成手段は、前記単位画像毎に、前記走査線の開始位置のずらし量だけ前記記録媒体に対する相対的位置関係を変更して、前記記録媒体にパンチ孔を形成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記保持手段は前記記録媒体を固定するテーブルであり、前記記録媒体の基準端面を押圧して前記記録媒体を前記テーブルに沿って移動させることで、前記記録媒体を前記テーブル上で位置決めする位置決め手段を有し、前記位置決め手段は、前記走査線の開始位置のずらし量だけ異ならせて、前記記録媒体を、単位画像毎に位置決めすることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の光走査手段により記録媒体に対して個別に記録する画像記録装置であって、前記複数の単位画像のうちの少なくとも1つの単位画像を、前記光走査手段が有する光学系の光軸に対して、他の単位画像と異なる位置に記録することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記複数の単位画像を、前記光学系の光軸に対して、それぞれ異なる位置に記録することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記光走査手段は、所定の主走査方向に走査する光ビームを照射することにより、前記記録媒体上に走査線を形成する走査ユニットと、前記主走査方向と直交する副走査方向に、前記記録媒体を前記走査ユニットに対して相対的に移動させる移動手段と、を含み、前記異なる位置とは、前記主走査方向の異なる位置であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記走査線の開始位置を前記複数の単位画像毎に異ならせることによって、前記複数の単位画像を、前記光学系の光軸に対してそれぞれ異なる位置に記録することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記複数の単位画像を重ね合わす際の基準として使用される指標を前記記録媒体に形成する指標形成手段をさらに有し、前記指標形成手段は前記走査線の開始位置のずらし量だけ位置を異ならせて、前記単位画像毎に、前記記録媒体に指標を形成することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記指標は前記記録媒体に形成されるパンチ孔であり、当該パンチ孔を形成するパンチ孔形成手段は、前記単位画像毎に、前記走査線の開始位置のずらし量だけ前記記録媒体に対する相対的位置関係を変更して、前記記録媒体にパンチ孔を形成することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12記載の発明において、前記記録媒体を保持する保持手段をさらに有し、前記保持手段は、前記各記録媒体を、前記走査線の開始位置のずらし量だけ異なる位置に位置決めして保持することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像を、個別に記録する画像記録装置であって、前記複数の単位画像のそれぞれを第1の画像と第2の画像とに分割する分割手段と、前記第1の画像を記録する第1の記録手段と、前記第2の画像を記録する第2の記録手段と、を備え、前記分割手段は、前記複数の単位画像のうちの少なくとも1つの単位画像を、他の単位画像と異なる位置で分割することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14記載の発明において、前記分割手段は、前記複数の単位画像を、それぞれ異なる位置で分割することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15記載の発明において、前記第1の記録手段および前記第2の記録手段は、前記複数の単位画像のそれぞれを、記録媒体上の異なる位置に記録することを特徴とする。
請求項1から請求項13までに記載の発明によれば、走査手段に欠陥があっても、少なくとも1つの単位画像においては、他の単位画像と異なる位置にすじ等の画像欠陥を形成することができる。このため、結果画像における画像欠陥の重畳を少なくとも部分的に回避することができる。
特に、請求項2または請求項8に記載の発明によれば、すじ等の画像欠陥を、複数の単位画像のそれぞれ異なる位置に発生させることができる。このため、結果画像における画像欠陥の重畳を回避することができる。
特に、請求項4または請求項11に記載の発明によれば、各単位画像と指標との位置関係を、全ての単位画像において同一とすることができる。このため、ずれを生じることなく複数の単位画像を重ね合わせることができる。
特に、請求項6または請求項13に記載の発明によれば、記録媒体に対する単位画像の位置は、いずれの記録媒体においても同一とすることができる。このため、ずれを生じることなく複数の単位画像を重ね合わせることができる。
また、請求項14から請求項16に記載の発明によれば、第1の画像と第2の画像とに分割して記録するため、全体として大型の結果画像を形成することができる。また、第1の画像と第2の画像との境界にすじが発生する場合にも、少なくとも1つの単位画像は、他の単位画像とすじの位置が相違する。このため、結果画像における画像欠陥の重畳を軽減することができる。
特に、請求項15に記載の発明によれば、複数の単位画像のそれぞれにおいて、すじの位置を相違させることができる。このため、結果画像における画像欠陥の重畳を回避することができる。
特に、請求項16に記載の発明によれば、光学系の欠陥に基づく画像欠陥の重畳も回避することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.第1実施形態の装置構成>
図1は第1実施形態に係る画像記録装置1の模式図である。
この画像記録装置1は、印刷用の感光性記録媒体である印刷版Pを光ビームで走査しつつ印刷版Pの各部を選択的に露光することにより、印刷画像に対応した空間サイズを持つ網点画像を記録する装置である。
この画像記録装置1は、主に、未露光の印刷版Pを載置するテーブル(保持手段)12と、位置決めユニット22およびパンチユニット33を有する位置決め・穿孔ユニット20と、この位置決め・穿孔ユニット20を主走査方向(図中y方向)に移動させる位置決め駆動手段41と、印刷版Pに対して主走査方向に光ビームを走査する主走査ユニット50と、テーブル12を前記主走査方向に直交する副走査方向に移動させるテーブル駆動手段13とを備えている。
主走査ユニット50は、画像信号に応じて光ビームを照射するレーザダイオードLDと、レーザダイオードLDから発せられた光ビームを偏向させるポリゴンミラー(偏向器)51と、偏向された光ビームを印刷版P上に結像させる光学系52とを有している。
ポリゴンミラー51は、軸周りに回転可能に構成された多角柱体であり、その各側面が光ビームを反射する反射面となっている。ポリゴンミラー51は、反射面により光ビームを反射しつつ回転することによって、光ビームを偏向させる偏向手段として機能する。
また、光学系52は、偏向する光ビームの等角速度運動を等速度運動に変換するためのfθレンズや、ポリゴンミラー51の各反射面における法線方向のばらつきを補正するためのシリンドリカルレンズなどを組み合わせて構成される。なお、レーザダイオードLDとポリゴンミラー51との間には、コリメータレンズやシリンドリカルレンズ等からなる他の光学系が配置されていてもよい。
レーザダイオードLDから出射された光ビームは、ポリゴンミラー51の反射面で反射し、光学系52を通過して印刷版Pの記録面に結像する。そして、その結像位置がポリゴンミラー51の回転により主走査方向に移動し、1つの走査線Lが記録される。主走査ユニット50により光ビームが走査しうる最大走査範囲をイメージエリア(有効画像エリア)Aという。走査線Lの長さは、記録しようとする画像のサイズにより規定されるが、その長さはイメージエリアAの長さが上限となる。
また、主走査ユニット50は、上記各要素のほかに、イメージエリアAの原点を検出するための原点センサ53を有している。原点センサ53は、光ビームを受光すると所定の電気信号(スタートパルス)を発信する光センサである。ポリゴンミラー51によって偏向された光ビームは、この原点センサ53へも入射し、それにより原点センサ53が発信するスタートパルスを基準として、レーザダイオードLDが駆動制御され、主走査線Lの記録が行われる。
図2は、レーザダイオードLDの駆動制御系の構成を示したブロック図である。主走査ユニット50に与えられた画像信号91は、画像信号遅延回路61において所定時間遅延された後にLD駆動回路62へ送られ、LD駆動回路62において駆動信号92に変換される。そして、LD駆動回路62から送信された駆動信号92により、レーザダイオードLDがON/OFF制御される。
一方、同期信号発生回路63は、原点センサ53から受信したスタートパルス93に基づいてタイミング信号94を発生させ、画像信号遅延回路61へ与える。また、画像信号91の遅延量96も、画像信号遅延回路61へ与えられる。画像信号遅延回路61においては、このタイミング信号94と遅延量96とを受信し、タイミング信号94の受信時から遅延量96の分だけ画像信号91を遅延させる。
この画像記録装置1では、記録対象とする画像の色情報に基づいて、上記の遅延量96を演算するような構成としている。したがって、図3のタイミング図に示すように、カラー画像を構成する各色の画像について、画像信号91の遅延量96に差をつけることができる。このため、レーザダイオードLDの駆動タイミングは画像ごとに異なり、印刷版Pに記録される走査線Lの位置が画像ごとに異なるものとなる。
なお、画像信号遅延回路61は、たとえば画像信号を一時的にメモリに記憶させ、遅延量96に応じてその読み出しのタイミングを制御するような構成とすることができる。あるいは、画像信号91をシフトレジスタに一時的に記憶させ、遅延量96をシフト量に換算して画像信号91のデータをシフトさせるような構成にしてもよい。
図1に戻り、続いて位置決め・穿孔ユニット20の構成について説明する。位置決め・穿孔ユニット20は、印刷版Pの主走査方向の位置決めを行うとともに印刷版Pの基準端面z側にパンチ孔を穿孔するためのユニットである。位置決め・穿孔ユニット20は、取付ベース40に2個のパンチユニット33と3個の位置決めユニット22とを配置した構成である。位置決め・穿孔ユニット20は、位置決め駆動手段41によってテーブル12に対してユニット前進方向yおよびその反対方向−yに移動する。
位置決めユニット22は、印刷版Pをテーブル12上面に沿って移動させることにより、主走査方向の位置決めを行う部材である。パンチユニット33は、テーブル12上に位置決めされた印刷版Pの一端にパンチ孔を形成するユニットである。
印刷版Pは、最初、その基準端面zがテーブル12の一端から十分に突出した状態で載置される(図中鎖線で示す状態)。位置決め・穿孔ユニット20の位置決めユニット22は、この印刷版Pの基準端面zを位置決め板27に当接させ、この状態で、図中y方向に向けて移動して印刷版Pを押し込むことにより、印刷版Pの主走査位置決めを行う。
後に詳述するように、位置決め・穿孔ユニット20は、送りモータによりy方向に移動させることができる。したがって、送りモータの駆動を制御することによって、位置決め・穿孔ユニット20の原点y0からの移動量(印刷版Pの押し込み量)は任意に変更することが可能である。このため、印刷版Pの主走査位置決めの状態は任意に変更することができる。なお、標準的な主走査位置決め状態にあるときの印刷版Pの基準端面zの位置を基準位置決め位置y1とする。
位置決めユニット22の位置決め板27は、印刷版Pの基準端面zに当接可能な位置と当接不可能な位置との間で移動できる。
図4は、図1のIV線要部断面である。図4を用いて位置決め・穿孔ユニット20の詳細な構成を説明する。位置決めユニット22は、取付ベース40の凹溝に嵌着固定された支持部材23によって取り付けられており、支持部材23の水平方向に突設された軸支部材23Aには回動軸24が水平に支持されている。該回動軸24には揺動部材25が枢着され、揺動部材25の第1アーム26の先端部には位置決め板27が取り付けられている。また、揺動部材25には第1アーム26と垂直方向に第2アーム28が延設されており、第2アーム28は引張ばねにより後方に付勢されて、前記支持部材23に取り付けられたソレノイド部材SOLの伸縮軸30の先端に当接している。
従って、ソレノイド部材SOLが作動すると、伸縮軸30がばねの引張力に抗して伸長し、第1アーム26に取り付けられた位置決め板27は回動軸24を中心として下方に回動し、印刷版Pの基準端面zに対して当接可能な位置、すなわち図例のように垂下した状態になる(垂下状態)。そして、ソレノイド部材SOLが不作動になると、第2アーム28は引張ばねにより後方に引っ張られ、位置決め板27は印刷版Pと干渉しない上方位置(上昇状態)に退避する。このようなソレノイド部材SOLの働きにより、位置決め板27は、印刷版Pの基準端面zに当接可能な垂下状態と当接不可能な上昇状態との間で、切り替え可能な構成となっている。
パンチユニット33には挿入口36が形成される。挿入口36の高さはテーブル12に位置決めされた印刷版Pの基準端面zが導入可能な高さとされている。パンチユニット33には挿入口36に対向するようにパンチおよびダイスが配設され、穿孔モータM3の回転運動をパンチの上下運動に変換するカム機構が設けられている。かかる構成により、穿孔モータM3が1回転すると、パンチはダイス側に下降後上昇し、この際、挿入口36に挿入された印刷版Pにはパンチ孔が穿孔される。なお、パンチユニット33は、例えば特開平8−237447号公報に開示されているような公知のものを適宜使用することができる。
図5(a)は、パンチユニット33により印刷版Pに形成されたパンチ孔70の形状を示した図である。図5(a)に示したように、パンチ孔70は、印刷版Pを基準端面z側から切り欠いたような形状となる。そして、後の印刷工程においては、このパンチ孔70を版胴に形成されたピンと嵌合させ、印刷版Pの位置決めを行う。すなわち、このパンチ孔70は、複数の単位画像を重ね合わす際の基準として使用される指標に相当し、パンチユニット33はその指標を形成する指標形成手段に相当する。
なお、挿入口36内部への印刷版Pの導入量が変更されても、パンチユニット33のパンチはパンチ孔70を形成することが可能である。そして、このように印刷版Pの導入量を変更することによって、パンチユニット33と印刷版Pとの相対的位置関係を変更し、パンチ孔70のふところ深さ(基準端面zからパンチ孔の頂点までの長さ)Dを調節することが可能である。
パンチ孔70の形状は図5(a)に示したようなU字形になっており、先端付近70aが円弧状、両側部70bが基準端面zに垂直な直線状になっている。このため、パンチ孔70のふところ深さDを変化させても、版胴に形成されたピンとの嵌合に支障をきたすことはない。このようにふところ深さの変更に対応するために、パンチ孔70の少なくとも両側部70bは印刷版Pの基準端面zと垂直な直線状となっていることが望ましい。パンチ孔70の形状は、たとえば図5(b)に示したようなコの字形であってもよい。
位置決め・穿孔ユニット20は、印刷版Pの位置決めを行うときは位置決め板27を印刷版Pの基準端面zに当接可能な位置とする。また、基準端面zをパンチユニット33の挿入口36に導くときには位置決め板27を基準端面zに当接不可能な位置に移動させる。
また、位置決め・穿孔ユニット20は、位置決め駆動手段41を有する。位置決め駆動手段41は、位置決めユニット22やパンチユニット33を、一体的に主走査方向へ進退運動させる手段である。位置決め駆動手段41は、フレーム42に立設された一対の回転支持部材43により主走査方向に回転自在に架設された送りねじ(ボールねじ)44と、該送りねじ44と平行にフレーム42に架設された一対の案内軸45と、前記送りねじ44にボールを介して係合する連結部材46と、該連結部材46および前記案内軸45に摺動自在に挿通する摺動支持部材47が付設された移動ベース48と、前記送りねじ44を回転駆動する送りモータ(パルスモータ)M2を備えている。前記送りねじ44と連結部材46とで移動ベース48のボールねじ送り機構を構成しており、送りモータM2の回転は送りねじ44に伝達され、送りねじ44の正逆回転により、移動ベース48は連結部材46を介して主走査方向に進退自在に移動する。
前記した位置決め・穿孔ユニット20の取付ベース40は、位置決め駆動手段41の移動ベース48に対して位置決めピン54によって固定的に取付けられている。
<1−2.第1実施形態の第1の手法>
続いて、上記構成の画像記録装置1を用いて画像を記録する手法について説明する。ここでは、1つのカラー画像を構成する複数の色版画像(C版画像Ic,M版画像Im,Y版画像Iy,K版画像Ik)を、複数の印刷版(C版Pc,M版Pm,Y版Py,K版Pk)に個別に記録する場合について説明する。
本実施形態の画像記録装置1は、2つの手法によって画像の記録を行うことができる。第1の手法は、印刷版Pのテーブル12上での主走査位置決めは各印刷版とも一定とし、印刷版Pへの画像記録位置のみを印刷版毎に変更する手法である。第2の手法は、印刷版Pのテーブル12上での主走査位置決めと画像記録位置の両方を、印刷版毎に変更する手法である。いずれの手法においても、複数の色版画像を、光学系52の光軸やテーブル12の基準位置決め位置y1などを含む不動系に対して、それぞれ異なる位置に記録する。それぞれの手法について、以下に詳細に説明する。
図6は、第1の手法を実施したときの印刷版Pの基準端面z近傍部分の拡大図である。図6(a)は、印刷版PcにC版画像Icを記録した場合、図6(b)は、印刷版PmにM版画像Imを記録した場合である。前記したように、光学系52に存在する傷等によって記録画像Iにすじ80c,80mが入ることがある。
第1の手法では、印刷版Pc,Pmの主走査方向の位置は一定(いずれも基準端面zの位置はy1)であるが、走査線Lの描画開始位置を印刷版Pcと印刷版Pmとで微少量αだけシフトさせるようにしている。したがって、印刷版Pmにおいて画像Imが記録される位置は、印刷版Pcにおいて画像Icが記録される位置よりも、微少量αだけ主走査方向にシフトした位置となる。
ここで、画像の記録位置は、レーザダイオードLDの駆動タイミングを制御することによりシフトすることは、既述したとおりである。すなわち、図2に示したように、色情報95に応じた遅延量96だけ画像信号91を遅延させ、その画像信号91に基づいて得られる駆動信号92によりレーザダイオードLDを発振させる。
このように、印刷版Pcと印刷版Pmとで画像の記録位置をシフトさせるが、画像中に生じるすじは光学系52に起因するものであるため、画像とともに位置がシフトすることはない。したがって、各色版画像に対して異なる位置に、すじが生じることとなる。すなわち、C版では記録画像Icの一端からd1だけ離れた位置にすじを生じさせ、M版では記録画像Imの一端から(d1−α)だけ離れた位置にすじを生じさせる。図示は省略するが、Y版では記録画像Iyの一端から(d1−2α)だけ離れた位置に、K版では記録画像Ikの一端から(d1−3α)だけ離れた位置にそれぞれすじを生じさせる。このようにすると、後工程において4色の記録画像Ic,Im,Iy,Ikを重ね合わせても、各記録画像におけるすじは重ならないので画像欠陥は重畳されない。
ところで、通常、印刷版P上の記録画像を同一の印刷用紙に重ねるには、印刷版Pの基準端面zに形成されたパンチ孔70が使用される。印刷版Pはパンチ孔70を利用して印刷機の版胴に装着される。複数の記録画像を高精度に重ね合わせるためには、記録画像とパンチ孔70との位置関係を各印刷版で同一にする必要がある。
第1の手法では、記録画像のシフト量に応じてパンチ孔70の形成位置を主走査方向にシフトさせ、パンチ孔70のふところ深さを変化させる。すなわち、印刷版Pmには、印刷版Pcのパンチ孔70よりも、微少量αだけ主走査方向にシフトした位置にパンチ孔70を形成する。これにより、記録画像とパンチ孔70の先端との位置関係が各印刷版で同一となり、記録画像の重ね合わせをずれなく実行することが可能となる。
図7は、第1の手法に従った画像記録を行う際のフローチャートである。図7のフローチャートに従って各工程を説明する。
まず、印刷版Pをテーブル12に載置する(ステップS11)。印刷版Pの載置は図示しない印刷版供給機構を用いてもよいし手動で行っても良い。印刷版Pは、基準端面z側の一部分がテーブル12から突出した状態で載置される。
位置決めユニット22の位置決め板27を印刷版Pの端面に当接可能な状態(垂下状態)にする(ステップS12)。
位置決め駆動手段41の送りねじ44を駆動することで位置決め・穿孔ユニット20を取付ベース40ごとテーブル12に向けて移動させる(ステップS13)。なおこの時の移動量はいずれの版でも同一である。これにより印刷版Pの基準端面zが基準位置決め位置y1まで移動する。
テーブル12上の図示しない吸引溝を通して真空吸引を行うことにより、印刷版Pをテーブル12に固定する(ステップS14)。これにより印刷版Pの主走査位置決めが完了する。
位置決め板27を印刷版Pの端面に当接不能な状態(上昇状態)にする(ステップS15)。これにより印刷版Pの端面をパンチユニット33の挿入口36に導入することが可能になる。
記録画像の色版に応じた量だけ位置決め・穿孔ユニット20をy方向に前進させる(ステップS16)。位置決め・穿孔ユニット20は、まず所定の標準位置まで移動させ、さらに印刷版Pcの場合は0、印刷版Pmの場合はα、印刷版Pyの場合は2α、印刷版Pkの場合は3αだけ追加的に移動させる。
パンチユニット33により印刷版Pに穿孔を行う(ステップS17)。パンチユニット33内部への印刷版Pの挿入量は各版毎に異っている。したがって、ステップS17で形成されるパンチ孔70は、各版毎に異なるふところ寸法(基準端面zからパンチ孔70頂点までの長さ)を有することになる。
位置決め・穿孔ユニット20を原点y0まで後退させる(ステップS18)。
テーブル12を副走査方向xに移動させながら、主走査ユニット50によって光ビームを走査することにより印刷版Pに記録画像Iを形成する(ステップS19)。記録画像Iは複数の走査線Lによって構成される。各主走査線Lの描画開始位置は、印刷版Pに記録される画像の色版に応じて主走査方向にシフトするように制御される。走査線Lのシフト量は、印刷版Pcの場合は0、印刷版Pmの場合はα、印刷版Pyの場合は2α、印刷版Pkの場合は3αとする。既述したように、各主走査線Lの描画開始位置は、例えば、原点センサ53がレーザダイオードLDからの光ビームを検知してから、画像信号に基づくレーザダイオードLD駆動信号の供給を開始するまでの時間間隔を各印刷版で異ならせることにより、各版毎に異なる位置とすることができる。
印刷版Pをテーブル12から取り外す(ステップS20)。
全ての色版の画像記録が完了したかどうか判断を行う(ステップS21)。全ての色版の画像記録が完了していないときにはステップS11に戻り次の色版の処理を開始する。
<1−3.第1実施形態の第2の手法>
次に、第2の手法に従った画像記録作業について説明する。この手法では、印刷版Pのテーブル12における主走査位置決めの状態と、画像記録位置の両方を各版毎に変更しながら画像記録を行う。
図8は第2の手法を実施したときの印刷版Pの端面の拡大図である。図8(a)は、印刷版PcにC版画像Icを記録した場合、図8(b)は、印刷版PmにM版画像Imを記録した場合である。前記したように、光学系52に存在する傷等によって記録画像Iにすじ80c,80mが入ることがある。
図8(a)と図8(b)とを比較すれば分かるように、第2の手法では、印刷版Pmは印刷版Pcよりも主走査方向にαだけずらされた状態で主走査位置決めされる。すなわち、印刷版Pcは基準端面zの位置をy1とするのに対し、印刷版Pmは基準端面zの位置をy1+αとする。
また、記録画像Imの位置も、記録画像Icの位置より主走査方向にαだけシフトさせる。画像の記録位置は、第1の手法と同じように、レーザダイオードLDの駆動タイミングを制御することによりシフトさせる。
このように、各印刷版の位置と、画像の記録位置とをともにシフトさせるが、画像中に生じるすじは、光学系52に起因するものであるため、印刷版や画像とともに位置がシフトすることはない。したがって、各色版画像に対して異なる位置にすじが生じることとなる。すなわち、C版では記録画像Icの一端からd1だけ離れた位置にすじを生じさせ、M版では記録画像Imの一端から(d1−α)だけ離れた位置にすじを生じさせる。図示は省略するが、Y版では記録画像Iyの一端から(d1−2α)だけ離れた位置に、K版では記録画像Ikの一端から(d1−3α)だけ離れた位置にそれぞれすじを生じさせる。このようにすると、後工程において4色の記録画像Ic,Im,Iy,Ikを重ね合わせても、各記録画像におけるすじは重ならないので画像欠陥は重畳されない。
また、第2の手法では、印刷版の色によって、印刷版の主走査方向の位置と、画像の主走査方向の位置とをともに同じ量だけシフトさせる。このため、各印刷版に対する画像の記録位置は一定である。したがって、第1の手法のように印刷版ごとにパンチ孔70のふところ深さを変化させる必要はない。
図9は第2の手法を実施する際のフローチャートである。図9のフローチャートに従って各工程を説明する。
まず、印刷版Pをテーブル12に載置する(ステップS31)。印刷版Pの載置は図示しない印刷版供給機構を用いてもよいし手動で行っても良い。印刷版Pは、基準端面z側の一部分がテーブル12から突出した状態で載置される。
位置決めユニット22の位置決め板27を印刷版Pの端面に当接可能な状態(垂下状態)にする(ステップS32)。
位置決め駆動手段41の送りねじ44を駆動することで取付ベース40ごと位置決め・穿孔ユニット20をテーブル12に向けて移動させる(ステップS33)。位置決め・穿孔ユニット20の移動により、位置決め板27が印刷版Pを押し、それにより印刷版Pの位置決めがされる。印刷版Pは、まず基準端面zが基準位置決め位置y1に到達するまで押し込まれ、さらに印刷版Pcの場合は0、印刷版Pmの場合はα、印刷版Pyの場合は2α、印刷版Pkの場合は3αだけ追加的に押し込まれる。これによって、たとえば図8(b)に示すように、M版の印刷版PmはC版の印刷版Pcよりもユニット前進方向yにαだけずれた位置まで移動する。
テーブル12上の図示しない吸引溝を通して真空吸引を行うことにより、印刷版Pをテーブル12に固定する(ステップS34)。これにより印刷版Pの主走査位置決めが完了する。
位置決め板27を印刷版Pの端面に当接不能な状態(上昇状態)にする(ステップS35)。これにより印刷版Pの端面をパンチユニット33の挿入口36に導入することが可能になる。
位置決め・穿孔ユニット20を一定量移動させて、各パンチユニット22の挿入口36に印刷版Pの基準端面zを導入する(ステップS36)。
パンチユニット33により印刷版Pに穿孔を行う(ステップS37)。既述したように、この実施形態では、パンチ孔70のふところ深さ(基準端面zからパンチ孔70の頂点までの長さ)はいずれの印刷版Pでも同一である。
位置決め・穿孔ユニット20を原点y0まで後退させる(ステップS38)。
テーブル12を副走査方向xに移動させながら、主走査ユニット50によって光ビームを走査することにより印刷版Pに記録画像Iを形成する(ステップS39)。記録画像Iは複数の走査線Lによって構成される。各主走査線Lの描画開始位置は、印刷版Pに記録される画像の色版に応じて主走査方向にシフトするように制御される。走査線Lのシフト量は、印刷版Pcの場合は0、印刷版Pmの場合はα、印刷版Pyの場合は2α、印刷版Pkの場合は3αとする。既述したように、各主走査線Lの描画開始位置は、例えば、原点センサ53がレーザダイオードLDからの光ビームを検知してから、画像信号に基づくレーザダイオードLD駆動信号の供給を開始するまでの時間間隔を各印刷版で異ならせることにより、各版毎に異なる位置とすることができる。
印刷版Pをテーブル12から取り外す(ステップS40)。
全ての色版の画像記録が完了したかどうか判断を行う(ステップS41)。全ての色版の画像記録が完了していないときにはS31に戻り次の色版の処理を開始する。
第2の手法においては、基準端面zに対する記録画像Iの位置が各版共通であるので印刷工程における位置決め作業が容易に行える。
第2の手法においてもすじは色版毎に異なる位置に形成される。すなわち、C版では記録画像Icの一端からd1だけ離れた位置にすじが生じ、M版では記録画像Imの一端から(d1−α)だけ離れた位置にすじを生じる。図示は省略するが、Y版では記録画像Iyの一端から(d1−2α)だけ離れた位置に、K版では記録画像Ikの一端から(d1−3α)だけ離れた位置にそれぞれすじが生じる。このようにすると、後工程において4色の記録画像Ic、Im、Iy、Ikを重ね合わせても、各記録画像におけるすじは重ならないので画像欠陥は重畳されない。
図10は、上記第2の手法を実施したときの、Y(イエロー)版Py、M(マゼンタ)版Pm、C(シアン)版Pc、K(ブラック)版Pkを1枚の印刷用紙Sに刷り重ねた場合の概念図である。
画像記録装置1の結像光学系の傷によって、Y版Py、M版Pm、C版Pc、K版Pkにすじ80y、80m、80c、80kが発生している。しかし、4色の印刷版Py、Pm、Pc、Pkのすじ80y、80m、80c、80kは印刷用紙Sの異なる位置に転写される。このため、すじ80y、80m、80c、80kが目立つことがない。
<2.第2実施形態>
<2−1.第2実施形態の装置構成>
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図11は、本発明の第2実施形態に係る画像記録装置101を示している。
画像記録装置101も、上記の画像記録装置1と同じく、光ビームによって印刷版P上に網点画像IAを記録する装置である。画像記録装置101において、テーブル12、位置決め・穿孔ユニット20、位置決め駆動手段41、およびテーブル駆動手段13の構成は、上記の画像記録装置1と同様である。このため、これらの各部については重複説明を省略する。
画像記録装置101は、2つの主走査ユニット150,250を備えている点において、上記の画像記録装置1と異なる。一方の主走査ユニット150は、レーザダイオードLD1と、ポリゴンミラー151と、光学系152と、原点センサ153とを有し、印刷版PのイメージエリアA1の記録を担当する。また、他方の主走査ユニット250は、レーザダイオードLD2と、ポリゴンミラー251と、光学系252と、原点センサ253とを有し、印刷版PのイメージエリアA2の記録を担当する。レーザダイオードLD1,LD2、ポリゴンミラー151,251、光学系152,252、および原点センサ153,253については、第1実施形態のレーザダイオードLD、ポリゴンミラー51、光学系52、および原点センサ53と同様の構成である。ただし、本実施形態のポリゴンミラー151,251は、第1実施形態のポリゴンミラー51と逆向きに回転する。
イメージエリアA1とイメージエリアA2とは、部分的に重複する。そして、画像記録装置101は、主走査ユニット150により記録する第1の画像I1と、主走査ユニット250により記録する第2の画像I2とを隣接させ、全体として1つの連続した画像IAを形成することができる。すなわち、この画像記録装置101は、全体として、上記の画像記録装置1よりも大型の画像IAを記録することができる。
図12は、レーザダイオードLD1,LD2の駆動制御系の構成を示したブロック図である。画像記録装置101に与えられた画像信号181は、まず、画像信号二分割回路161へ供給される。画像信号二分割回路161では、画像信号181を上下に2分割し、第1画像信号182と第2画像信号183とを生成する。画像信号二分割回路161は、色情報188に基づいて、画像信号181の分割位置を変更することができる。
第1同期信号発生回路162は、原点センサ153から受信したスタートパルス184に基づいてタイミング信号185を発生させる。一方、第2同期信号発生回路163は、原点センサ253から受信したスタートパルス186に基づいてタイミング信号187を発生させる。また、遅延量演算部164は、色情報188に基づいて、第1画像信号182に対する第1の遅延量189と、第2画像信号183に対する第2の遅延量190とを出力する。
第1画像信号遅延回路165は、画像信号二分割回路161から第1画像信号182を受信し、第1同期信号発生回路162からタイミング信号185を受信し、遅延量演算部164から第1の遅延量189を受信する。そして、第1画像信号182を、タイミング信号185の受信時から第1の遅延量189の分だけ遅延させて、第1LD駆動回路167へ供給する。
第1LD駆動回路167は、受信した第1画像信号182を駆動信号191に変換し、レーザダイオードLD1へ供給する。レーザダイオードLD1は、その駆動信号191によって、ON/OFF制御される。
一方、第2画像信号遅延回路166は、画像信号二分割回路161から第2画像信号183を受信し、第2同期信号発生回路163からタイミング信号187を受信し、遅延量演算部164から第2の遅延量190を受信する。そして、第2画像信号183を、タイミング信号187の受信時から第2の遅延量190の分だけ遅延させて、第2LD駆動回路168へ供給する。
第2LD駆動回路168は、受信した第2画像信号183を駆動信号192に変換し、レーザダイオードLD2へ供給する。レーザダイオードLD2は、その駆動信号192によって、ON/OFF制御される。
図11に戻り、この画像記録装置101においても、光学系152または252の一部に欠陥箇所が存在した場合には、第1の画像I1または第2の画像I2の一部に薄いすじ301が発生する。また、図11に示したように、第1および第2の画像I1,I2の境界部分にも、薄いすじ302が発生する場合がある。すじ302は、(a)第1の画像I1と第2の画像I2に濃度差がある場合や、(b)第1の画像I1と第2の画像I2に主走査方向のずれがある場合や、(c)第1の画像I1と第2の画像I2に副走査方向のずれがある場合や、(d)光学系152または252の収差により第1の画像I1または第2の画像I2の端部に位置ずれがある場合や、(e)主走査ユニット150,250のビームスポットの形状が異なる場合や、(f)主走査ユニット150,250の光量に差がある場合などに、第1の画像I1と第2の画像I2のつなぎ目が正確に整合しないために発生するものである。
このようなすじ301,302は、重ね刷りの際に重畳されると、視覚的に目立つすじとなって好ましくない。このため、この画像記録装置101では、以下に説明する第1、第2、または第3の手法によって、第1の画像I1および第2の画像I2を記録する。
<2−2.第2実施形態の第1の手法>
図13は、第1の手法における、画像信号181の分割位置、第1画像信号182の記録開始位置、第2画像信号183の記録開始位置、画像IAの記録位置、およびパンチ孔170の深さ、を一覧で示した図である。
図13に示したように、第1の手法では、C,M,Y,Kの印刷版ごとに画像信号181の分割位置をαずつ変更する。分割後の第1画像信号182は、C,M,Y,Kの順で主走査方向に短くなり、第2画像信号183はC,M,Y,Kの順で主走査方向に長くなる。これは、上記の画像信号二分割回路161が、色情報188に基づいて、画像信号181の分割位置を変更することにより、実現する。
第1画像信号182の記録開始タイミングは、各印刷版とも同一とする。すなわち、第1の画像I1の記録開始位置は、各印刷版とも同一とする。これは、上記の遅延量演算部164が、色情報188に関わらず第1の遅延量189として「0」を出力することによって実現できる。一方、第2画像信号183の記録開始タイミングは、C,M,Y,Kの順で微小時間ずつ早くする。これにより、第2の画像I2の記録開始位置を、C,M,Y,Kの順でαずつ主走査方向にずらす。これは、上記の遅延量演算部164が、色情報188に応じた第2の遅延量190を出力することによって実現する。
このようにして記録された4つの画像IAは、C,M,Y,Kの各印刷版において、主走査方向にαずつずれて記録される。このため、光学系の欠陥に起因するすじ301は、各画像IAに対して異なる位置に発生する。また、このようにして記録された4つの画像IAにおいて、第1の画像I1と第2の画像I2の比率は、それぞれ異なる比率となる。このため、第1の画像I1と第2の画像I2の境界に発生するすじ302も、各画像IAに対して異なる位置に発生する。したがって、すじ301,302は、いずれも重ね刷りの際に重畳されることはなく、結果画像において強調されることはない。
なお、4つの画像IAをずれないように重ね刷りするために、各印刷版Pに形成するパンチ孔170は、C,M,Y,Kの順でαずつ深くする。また、パンチ孔170の深さを変える代わりに、記録時の印刷版Pの位置をC,M,Y,Kの順でαずつ変えてもよい。その他の工程については、第1実施形態と同様である。
<2−3.第2実施形態の第2の手法>
図14は、第2の手法における、画像信号181の分割位置、第1画像信号182の記録開始位置、第2画像信号183の記録開始位置、画像IAの記録位置、およびパンチ孔170の深さ、を一覧で示した図である。
図14に示したように、第2の手法では、C,M,Y,Kの印刷版において、画像信号181の分割位置は一定とする。すなわち、上記の画像信号二分割回路161において、色情報188に関わらず画像信号181を一定の比率で分割する。
第1画像信号182の記録開始タイミングは、C,M,Y,Kの順で微小時間ずつ早くする。これにより、第1の画像I1の記録開始位置を、C,M,Y,Kの順でαずつ主走査方向にずらす。これは、上記の遅延量演算部164が、色情報188に応じた第1の遅延量189を出力することによって実現する。また、第2画像信号183の記録開始タイミングも、C,M,Y,Kの順で微小時間ずつ早くする。これにより、第2の画像I2の記録開始位置を、C,M,Y,Kの順でαずつ主走査方向にずらす。これは、上記の遅延量演算部164が、色情報188に応じた第2の遅延量190を出力することによって実現する。
このようにして記録された4つの画像IAは、C,M,Y,Kの各印刷版Pにおいて、主走査方向にαずつずれて記録される。このため、光学系の欠陥に起因するすじ301は、各画像IAに対して異なる位置に発生する。したがって、すじ301は、重ね刷りの際に重畳されることはなく、結果画像において強調されることはない。
なお、4つの画像IAをずれないように重ね刷りするために、各印刷版Pに形成するパンチ孔170は、C,M,Y,Kの順でαずつ深くする。また、パンチ孔170の深さを変える代わりに、記録時の印刷版Pの位置をC,M,Y,Kの順でαずつ変えてもよい。その他の工程については、第1実施形態と同様である。
<2−4.第2実施形態の第3の手法>
図15は、第3の手法における、画像信号181の分割位置、第1画像信号182の記録開始位置、第2画像信号183の記録開始位置、画像IAの記録位置、およびパンチ孔170の深さ、を一覧で示した図である。
図15に示したように、第3の手法では、C,M,Y,Kの印刷版ごとに画像信号181の分割位置をαずつ変更する。分割後の第1画像信号182は、C,M,Y,Kの順で主走査方向に長くなり、第2画像信号183はC,M,Y,Kの順で主走査方向に短くなる。これは、上記の画像信号二分割回路161が、色情報188に基づいて、画像信号181の分割位置を変更することにより、実現する。
第1画像信号182の記録開始タイミングは、C,M,Y,Kの順で微小時間ずつ早くする。これにより、第1の画像I1の記録開始位置を、C,M,Y,Kの順でαずつ主走査方向にずらす。これは、上記の遅延量演算部164が、色情報188に応じた第2の遅延量190を出力することによって実現する。一方、第2画像信号183の記録開始タイミングは、各印刷版とも同一とする。すなわち、第2の画像I2の記録開始位置は、各印刷版とも同一とする。これは、上記の遅延量演算部164が、色情報188に関わらず第2の遅延量189として「0」を出力することによって実現できる。
このようにして記録された4つの画像IAにおいて、第1の画像I1と第2の画像I2の比率は、それぞれ異なる比率となる。このため、第1の画像I1と第2の画像I2の境界に発生するすじ302も、各画像IAに対して異なる位置に発生する。したがって、すじ302は、重ね刷りの際に重畳されることはなく、結果画像において強調されることはない。
なお、この第3の手法においては、各印刷版Pに形成するパンチ孔170は一定の深さとする。その他の工程については、第1実施形態と同様である。
<3.その他>
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。
たとえば、上記の第1実施形態では、複数の色版画像をそれぞれ異なる位置に記録するようにしたが、必ずしも全ての色版画像の記録位置を相違させる必要はない。複数の色版画像のうち少なくとも1つの色版画像を異なる位置に記録するようにすれば、印刷用紙におけるすじの重畳を、少なくとも部分的に回避することができる。
また、上記の第2実施形態では、複数の色版画像をそれぞれ異なる位置で分割するようにしたが、必ずしも全ての色版画像の分割位置を相違させる必要はない。複数の色版画像のうち少なくとも1つの色版画像を異なる位置に記録するようにすれば、印刷用紙におけるすじ302の重畳を、少なくとも部分的に回避することができる。
また、テーブル12上に固定的に保持された印刷版P上に画像を記録するタイプのみならず、ローラ等の搬送機構上で印刷版Pを搬送しつつ画像を記録するタイプの装置であっても、本発明を適用することができる。すなわち、このような装置であっても、同じように画像の記録位置を相違させたり、画像の分割位置を相違させたりすれば、印刷用紙にすじが重畳されることを回避することができる。
また、印刷版Pに形成される指標としては、主走査ユニット50からのレーザ光により形成されるレジスターマーク(いわゆるトンボ)であってもよい。また、レジスターマークは主走査ユニット50とは別個の描画手段(たとえばインクジェット等)により形成するようにしてもよい。
その他、画像記録装置の細部の構成については、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内において種々の設計変更を行うことができる。
第1実施形態の画像記録装置を示した図である。 第1実施形態におけるレーザダイオードの駆動制御系の構成を示したブロック図である。 画像信号の遅延量に差をつけた様子を示したタイミング図である。 位置決め・穿孔ユニット20の断面図である。 パンチ孔の形状を示した図である。 図2の画像記録装置によって画像記録と穿孔とが行われた印刷版の端部の拡大図である。 図2の画像記録装置における穿孔作業と画像記録作業を説明するフローチャートである。 図2の画像記録装置によって穿孔と画像記録とが行われた印刷版の端部の拡大図である。 図2の画像記録装置における穿孔作業と画像記録作業を説明するフローチャートである。 図2の画像記録装置によって作成された印刷版によって印刷を行う場合の概念図である。 第2実施形態の画像記録装置を示した図である。 第2実施形態におけるレーザダイオードの駆動制御系の構成を示したブロック図である。 第2実施形態の第1の手法における画像の記録位置等を示した図である。 第2実施形態の第2の手法における画像の記録位置等を示した図である。 第2実施形態の第3の手法における画像の記録位置等を示した図である。 従来の画像記録装置の構成を示した図である。 従来の画像記録装置によって作成された印刷版によって印刷を行う場合の概念図である。
符号の説明
1 画像記録装置
12 テーブル
13 テーブル駆動手段
20 位置決め・穿孔ユニット
22 位置決めユニット
33 パンチユニット
41 位置決め駆動手段
50 主走査ユニット
51 ポリゴンミラー
52 光学系
53 原点センサ
101 画像記録装置
150,250 主走査ユニット
151,251 ポリゴンミラー
152,252 光学系
153,253 原点センサ
161 画像信号二分割回路
LD レーザダイオード
P 印刷版

Claims (16)

  1. 1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の走査手段により記録媒体に対して個別に記録する画像記録装置であって、
    前記記録媒体を保持する保持手段を有し、
    前記走査手段は、前記複数の単位画像のうちの少なくとも1つの単位画像を、前記保持手段の基準位置に対して、他の単位画像と異なる位置に記録することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記走査手段は、前記保持手段の基準位置からそれぞれ異なる位置の記録媒体に対して、前記複数の単位画像を記録することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記走査手段は、
    前記記録媒体を主走査方向に走査する光ビームを照射する走査ユニットと、
    前記走査ユニットによって形成される走査線と直交する方向に、前記記録媒体を前記走査ユニットに対して相対的に移動させる移動手段と、
    を含み、
    前記走査線の開始位置を前記複数の単位画像毎に異ならせることによって、前記保持手段の基準位置からそれぞれ異なる位置の記録媒体上に、前記複数の単位画像を記録することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記複数の単位画像を重ね合わす際の基準として使用される指標を前記記録媒体に形成する指標形成手段をさらに有し、
    前記指標形成手段は前記走査線の開始位置のずらし量だけ位置を異ならせて、前記単位画像毎に、前記記録媒体に指標を形成することを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  5. 前記指標は前記記録媒体に形成されるパンチ孔であり、当該パンチ孔を形成するパンチ孔形成手段は、前記単位画像毎に、前記走査線の開始位置のずらし量だけ前記記録媒体に対する相対的位置関係を変更して、前記記録媒体にパンチ孔を形成することを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
  6. 前記保持手段は前記記録媒体を固定するテーブルであり、前記記録媒体の基準端面を押圧して前記記録媒体を前記テーブルに沿って移動させることで、前記記録媒体を前記テーブル上で位置決めする位置決め手段を有し、
    前記位置決め手段は、前記走査線の開始位置のずらし量だけ異ならせて、前記記録媒体を、単位画像毎に位置決めすることを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  7. 1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像のそれぞれを、同一の光走査手段により記録媒体に対して個別に記録する画像記録装置であって、
    前記複数の単位画像のうちの少なくとも1つの単位画像を、前記光走査手段が有する光学系の光軸に対して、他の単位画像と異なる位置に記録することを特徴とする画像記録装置。
  8. 前記複数の単位画像を、前記光学系の光軸に対して、それぞれ異なる位置に記録することを特徴とする請求項7記載の画像記録装置。
  9. 前記光走査手段は、
    所定の主走査方向に走査する光ビームを照射することにより、前記記録媒体上に走査線を形成する走査ユニットと、
    前記主走査方向と直交する副走査方向に、前記記録媒体を前記走査ユニットに対して相対的に移動させる移動手段と、
    を含み、
    前記異なる位置とは、前記主走査方向の異なる位置であることを特徴とする請求項8記載の画像記録装置。
  10. 前記走査線の開始位置を前記複数の単位画像毎に異ならせることによって、前記複数の単位画像を、前記光学系の光軸に対してそれぞれ異なる位置に記録することを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  11. 前記複数の単位画像を重ね合わす際の基準として使用される指標を前記記録媒体に形成する指標形成手段をさらに有し、
    前記指標形成手段は前記走査線の開始位置のずらし量だけ位置を異ならせて、前記単位画像毎に、前記記録媒体に指標を形成することを特徴とする請求項10記載の画像記録装置。
  12. 前記指標は前記記録媒体に形成されるパンチ孔であり、当該パンチ孔を形成するパンチ孔形成手段は、前記単位画像毎に、前記走査線の開始位置のずらし量だけ前記記録媒体に対する相対的位置関係を変更して、前記記録媒体にパンチ孔を形成することを特徴とする請求項11記載の画像記録装置。
  13. 前記記録媒体を保持する保持手段をさらに有し、
    前記保持手段は、前記各記録媒体を、前記走査線の開始位置のずらし量だけ異なる位置に位置決めして保持することを特徴とする請求項10記載の画像記録装置。
  14. 1つの結果画像を形成するために重ね合わせる複数の単位画像を、個別に記録する画像記録装置であって、
    前記複数の単位画像のそれぞれを第1の画像と第2の画像とに分割する分割手段と、
    前記第1の画像を記録する第1の記録手段と、
    前記第2の画像を記録する第2の記録手段と、
    を備え、
    前記分割手段は、前記複数の単位画像のうちの少なくとも1つの単位画像を、他の単位画像と異なる位置で分割することを特徴とする画像記録装置。
  15. 前記分割手段は、前記複数の単位画像を、それぞれ異なる位置で分割することを特徴とする請求項14記載の画像記録装置。
  16. 前記第1の記録手段および前記第2の記録手段は、前記複数の単位画像のそれぞれを、記録媒体上の異なる位置に記録することを特徴とする請求項15記載の画像記録装置。
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