JP4487752B2 - マルチビーム画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチビームを同時に走査するマルチビーム走査装置を用いた画像形成装置に係り、特に多数のビームを用いた場合にも画像形成開始位置を揃え、良質な画質を得ることができるマルチビーム画像形成装置に関するものである。
レーザプリンタ、ディジタル複写機等の電子写真装置においては、感光体ドラムを一様に帯電した後、レーザビームを用いた露光装置により記録情報に応じた静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像し、転写部において用紙に転写し、更に定着して用紙に画像を形成している。
従来、この種の画像形成装置として、複数のレーザビームをポリゴンミラーにより走査することにより、複数ラインを同時に走査するマルチビーム走査装置を備えたマルチビーム画像形成装置が提案されている。このようなマルチビーム画像形成装置は、ポリゴンミラーの1面で複数ラインの画像を形成するので、低速回転のポリゴンモータ、低出力の半導体レーザを用いて高速な画像形成を行えるという特徴を有する。
マルチビーム画像形成装置において、複数のレーザビームを用いて複数ライン分の画像データを同時に記録するには、それぞれのレーザビームの画像形成開始位置を揃える必要があり、良好な画質を得るためには必要不可欠である。そのため、一般に、画像形成を開始る前に、有効走査範囲外の所定位置に配置されたビーム検出手段にレーザビームを照射させ、そのビーム検出信号から所定の時間間隔を画像形成開始位置とする制御方式が用いられている。
例えば複数のレーザビームが主走査方向に揃っている場合は、1つのレーザビームを使う画像形成装置と同様に、複数のレーザビームのうち1つのレーザビームを発光し、1つのビーム検出手段に照射させ、そのビーム検出信号により、全てのレーザビームの画像形成開始位置を制御することができる。しかしこのような方法では、複数のレーザビームの合成を高精度化する点で限界があり、また高精度に合成させることができたとしても、環境変化や振動等の影響で、合成の精度が経時的に低下してしまうことは避けられない。従って、各レーザビームによる主走査方向の画像開始位置を常に安定して揃えることは困難である。
このような問題を解決するために特許文献1(特開平10−202943号)には、複数のレーザビームのそれぞれのビームの画像形成開始位置を制御する方式が開示されている。
図13は上記の方式を説明するための画像形成装置の一部概略図を示すもので、1はポリゴンミラー、2は結像レンズ系、3はミラー、4は感光体ドラム、5は同期検出部、6はレーザ制御部である。
LD1,LD2は第1及び第2の半導体レーザ光源で、この2つの光源LD1,LD2からのレーザビームは、ポリゴンミラー1の偏向反射面で反射され、水平方向に振られた後、fθレンズ等の結像レンズ系2により集束光となる。更にミラー3により光路を下方向に曲げられ、感光ドラム4上で2つの光スポットS1,S2として集光され、感光ドラム4上を主走査方向に同時に走査して静電潜像を形成する。
上記第1及び第2の半導体レーザ光源LD1,LD2は図14に示すように光スポットS1,S2が解像度分に相当する僅かの距離Pを隔てて形成されるように、主走査方向に並べて配置されている。このため感光体4上や同期検出部5を走査する2つの光スポットS1,S2の位置は、主走査方向に距離Lだけずれた状態となり、同期検出部5の受光面5aを通過する際にこの距離Lの分の時間差が生じる。
従って図15に一例を示すようなタイミングで、半導体レーザ光源LD1,LD2を発光させると、同期検出部5の受光面5aより各光スポットS1,S2に対応した同期信号出力(A),(B)が得られる。この同期信号(A)(B)に基づいてレーザ制御部6により半導体レーザ光源LD1,LD2を制御することにより、各レーザビームの主走査方向開始位置を常に安定して制御することができる。
しかしながら上記制御方式においては、半導体レーザ光源をアレイ状に形成して、更にレーザビームの数を増加した場合、例えば10本のレーザビームにすると、有効走査範囲が狭くなるという問題を生じる。
即ち、図16に示すように10本のレーザビームのスポットS1〜S10を主走査方向及び副走査方向に所定の間隔でずらした場合、レーザビームによる走査は図17のように表わされる。レーザビームの有効走査範囲は、走査線S1〜S10の全てがオーバラップする範囲であるから、画像形成開始位置Xより所定の範囲R1となる。従って、図16のように結像するとオーバラップ部が少なくなり、有効走査範囲が狭くなるという問題を避け難い。
一方、特許文献2(特開平6−344592)には、主走査方向に並べて2つのビーム検出手段を配置し、第1のビーム検出手段で第1の半導体レーザのビームを検出し、第2のビーム検出手段で第2の半導体レーザのビームを検出することにより、画像形成開始位置を揃える基準となる同期信号(ビーム検出信号)を発生する方法が開示されている。
しかしながら、この方法も主走査線上に複数のビーム検出手段を並べて配置するために、ビーム検出のための走査範囲が長くなり、その結果、有効走査範囲が狭くなるという問題がある。
特開平10−202943号公報 特開平6−344592号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記のような従来の制御方式が有する問題を解決したマルチビーム画像形成装置を提供することにある。
具体的には、本発明の目的は、複数のレーザビームの合成精度が経時変化等により低下しても、各レーザビームの主走査方向の画像開始位置を常に安定に制御することができると共に、レーザビームの数が増加しても有効走査範囲が狭くならないようなマルチビーム画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、それぞれn個(nは2以上の任意の整数)のレーザ素子からなる第1及び第2の半導体レーザアレイと、第1及び第2の半導体レーザアレイにより発生するレーザビームを合成して2n本のレーザビームを生成するマルチビーム発生手段と、該マルチビーム発生手段により発生された2n本のレーザビームを感光体上に走査する走査手段と、各レーザビームの走査の同期を取るための同期検出信号を発生するビーム検出手段とを有するマルチビーム走査装置を備えたマルチビーム画像形成装置において、上記第1の半導体レーザアレイから発生するn個のレーザビーム(S1,S3,S5,・・・S2n−1)と上記第2の半導体レーザアレイから発生するn個のレーザビーム(S2,S4,S6,・・・S2n)の感光体上の結像位置は、S1,S3,S5・・・S2n−1が主走査方向及び副走査方向に所定の間隔をおいて、S2,S4,S6,・・・S2nが主走査方向及び副走査方向に所定の間隔をおいて、且つS1とS2,S3とS4・・・S2n−1とS2nそれぞれが主走査方向に揃うように形成され、上記ビーム検出手段は、走査される上記レーザビームの主走査方向に所定間隔L1だけずらした位置であって副走査方向に並べて配置された第1及び第2のビーム検出手段よりなり、上記第1のビーム検出手段により前記第1の半導体レーザアレイのn本のレーザビームのビーム検出を行い、上記第2のビーム検出手段により前記第2の半導体レーザアレイのn本のレーザビームのビーム検出を行い、上記第1及び第2のビーム検出手段からの検出信号に基づき、2n本のマルチビームの画像形成開始位置を制御する制御部を備え、前記走査手段とビーム検出手段との間に、光学素子を挿入し、該光学素子は前記第1及び第2の半導体レーザアレイにより発生するレーザビームを前記第1及び第2のビーム検出手段の両方を通過するような形状に変形し、前記制御部は、前記第1の半導体レーザアレイから発生したレーザビームが第2のビーム検出手段を通過するときには消灯し、第2の半導体レーザアレイから発生したレーザビームが第1のビーム検出手段を通過するときには消灯するように制御したことに一つの特徴を有する。
本発明によれば複数本のレーザビームのそれぞれについてビーム検出を行い、その検出信号に基づいて、マルチビームの画像形成開始位置を揃えることができるので、良質な画像を得ることができる。また2個のビーム検出手段を、主走査方向にはほぼ同じ位置で副走査方向に並べて配置する構成であるため、ビーム検出手段が主走査方向に占める面積を少なくすることができるからマルチビームの有効走査範囲を広くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、本発明にかかるマルチビーム画像形成装置の第1の実施例を示す一部概略構成図である。図において100は感光体ドラムであり、図示しないモータにより回転駆動される。この感光体ドラム100の表面は、図示しない帯電装置により一様に帯電された後、記録情報に応じてレーザビームが照射され、静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置(図示省略)により現像され、更に転写装置(図示省略)で記録紙などに転写され、画像が形成される。
101及び102は半導体レーザアレイ(以下LDAと略す)を示し、各々画像データに応じて複数本のレーザビームを発生する。LDA102により発生したレーザビームは偏向手段となるミラー111により反射された後、ビームスプリッタ103に入り、LDA101から出たレーザビームと合成される。合成された複数のレーザビームは、感光体ドラム100の表面を走査する走査手段であるポリゴンミラー104の偏向反射面に照射される。ポリゴンミラー104からのレーザビームはfθレンズ105等の結像手段を通して感光体ドラム100上に結像される。結像された複数のレーザビームの光スポットは副走査方向に所定の間隔をおいて形成され、且つ感光体ドラム100の表面を等速走査される。例えば解像度が600dpiの場合、副走査方向に42.3μmずらして感光体上に結像される。
また、第1のLDA101と第2のLDA102から発生する複数のレーザビームは、主走査方向に所定の間隔をおいて形成され、且つ、それぞれの第m(mは2以上の任意の整数)番目のレーザビームの主走査方向の位置が揃うよう調整して、ビームスプリッタ103で合成される。
図2に、5素子(n=5)のLDAを用いた時の、感光体上に結像される10本のレーザビーム(S1〜S10)の位置関係を示す。即ち本実施例では、奇数のレーザビームS1、S3、S5、S7、S9がLDA101によって発生され、偶数のレーザビームS2、S4、S6、S8、S10がLDA102によって発生され、S1とS2S3とS4、・・・S9とS10が主走査方向に揃うように結像される。
一方、図1の106及び107はビーム検出手段であり、感光体ドラム100と隣接した位置に配置される。即ち、図のようにレーザビームの走査可能範囲をR2、有効走査範囲をR1、画像形成開始位置をXとすると、ビーム検出手段106、107はR2の範囲内であって、画像形成開始位置Xの前に配置される。また、この実施例では後述のように2つの検出手段106、107が副走査方向に並べて配置される。
ビーム検出手段106及び107は、レーザビームを光電変換する2つのフォトダイオード(以下PD1、PD2と称す)を備えている。本実施例ではPD1、PD2と変換回路によりフォトIC108が形成されている。変換回路の詳細は省略するが、PD1及びPD2の出力PD1OUT及びPD2OUTを比較し、その比較結果に応じてオン及びオフのデジタル信号を発生する回路である。図3はフォトIC108の略図である。
今、図4に示すようにビーム検出手段106または107に形成されたPD1及びPD2上を2本のレーザビーム、例えばS1とS3が走査されると、まず1ビーム目のレーザビームS1がPD1を照射している時間だけPD1はオンし、レーザビームがPD1を照射しなくなるとPD1はオフする。同様にレーザビームS1がPD2を照射するとPD2がオンし、レーザビームがPD2PD2を照射しなくなるとPD2はオフする。続いて2本目のレーザビームS3が照射され、同様の動作を行う。フォトIC108内の変換回路は、PD1OUTとPD2OUTとを比較し、例えばPD1OUT>PD2OUTのときL(低)レベルの検出信号を出力し、逆にPD2OUT>PD1OUTのときH(高)レベルの検出信号を出力するような動作をする。
図5の(a)は、フォトIC108より得られる検出信号の波形図を示すもので、最初のパルスはレーザビームS1がPD1、PD2を走査したときに発生した信号を表わし、2番目のパルスはレーザビームS3がPD1、PD2を走査したときに発生した信号を表わす。これらの検出信号は、図1の制御部120に加えられる。制御部120は、図5の(b)のように、最初のパルスより所定の距離L又は所定時間T後を画像形成開始位置として1ビーム目の画像データを発生し、同図(c)のように、2番目のパルスから所定の距離L又は所定時間T後を画像形成開始位置として2ビーム目の画像データを発生するようにLDA101、LDA102を制御する。
なお、本実施例においては、図2に示すようにレーザビームS1とS2、S3とS4、…S9とS10の光スポットが主走査線方向の位置が揃うように結像されているために、1つのビーム検出手段では、これらのレーザビームのペアを検出することはできない。
このため、本発明の第1実施例では、図6に示すように2つのビーム検出手段106と107を用い、これを主走査方向にはほぼ同じ位置であって、副走査方向に並べて配置する構成にした。そして、ビーム検出時には偏向手段111によりレーザビームS1、S3、S5、S7、S9はビーム検出手段106を走査し、レーザビームS2、S4、S6、S8、S10はビーム検出手段107を走査するようにした。
即ち、図1のLDA102とビームスプリッタ103の光路内に、プリズムやガルバノミラー等の偏向手段111を配置して、ビーム検出手段106及び107により各レーザビームを検出する際には、プリズムの頂角やガルバノミラーの反射面角度を調節して、図7に示すように、LDA102のレーザビームの光路を変える。本実施例では、LDA101のレーザビームS1、S3、S5、S7、S9はビーム検出手段106を通過し、LDA102のレーザビームS2、S4、S6、S8、S10は偏向手段111により光路が変えられ、ビーム検出手段107の上面を通過するように構成されている。この結果、全てのレーザビームのビーム検出が可能になる。ビーム検出後は、偏向手段111により、図2のレーザビームの位置関係に戻し、ビーム検出信号に基づき、画像形成開始位置を制御する。
以上説明した実施例によれば、レーザビームS1〜S10による走査が図8に示すように行われるため、従来に比較して有効走査範囲R1を広くすることができる。
(実施例2)
図9及び10は本発明の第2の実施例を示すもので、有効走査範囲が狭くならないように、ビーム検出手段106と107を主走査方向にわずかな間隔L1だけずらし、副走査方向に並べて配置したものである。またビーム検出時は、fθレンズ105と、ビーム検出手段106,107との間の光路中に、シリンドリカルレンズ110が配置されるように構成される。このシリンドリカルレンズ110が挿入されると、レーザビームの形状は図11に示すように縦長のビームS10,S20,S30…になる。
なお図9において図1と同じ構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。図1では第2の半導体レーザアレイ(LDA)102からの光ビームをビームスプリッタ103に導く光路に偏向手段111を配置したが、図9の実施例では光ビームを偏向する必要はないので通常の反射ミラー109が用いられている。
次に図12を参照して制御部120の動作について説明する。同図において(b)〜(f)はLDA101の発光タイミングを示し、(a)はビーム検出手段106の検出信号波形を示す。また(h)〜(i)はLDA102の発光タイミングを示し、(g)はビーム検出手段107の検出信号波形を示す。
まず最初に、(b)に示すように、LDA101のレーザビームがビーム検出手段106を通過するタイミングを見計らってLDA101を所定時間発光させる。このLDA101から発光した光はシリンドリカルレンズ110によって図11のS10に示すような縦長のスポットに変換されてビーム検出手段106を通過する。第1のレーザビームS10がビーム検出手段106を通過すると、この検出手段から同図(a)の1発目のパルス信号が出力する。その後第1レーザビームS10は消光し、ビーム検出手段107を通過するタイミングでは発光していないため、この検出手段107からは検出信号を発生しない。
一方、LDA102は同図(h)に示すようにLDA102により発生するレーザビームS20がビーム検出手段106を通過中は消灯されており、ビーム検出手段107を通過するタイミングで所定時間発光させられる。この結果ビーム検出手段107からは同図(g)の1発目のパルスのような検出信号が発生する。次にLDA101は同図(c)のように所定時間発光される。この第3ビームがビーム検出手段106を通過すると検出手段106から同図(a)の2発目のパルスのような検出信号が発生する。
上記の第3のビームはビーム検出手段106を通過したタイミングで消灯され、ビーム検出手段107を通過するときには消灯されている。
同様にLDA102は、同図(i)のタイミングで所定時間発光される。このタイミングはビーム検出手段106を通過するときは消灯し、ビーム検出手段107を通過するときには発光するタイミングであるためビーム検出手段107より同図(g)の2発目のパルスのような検出信号が発生する。
以下同様にLDA101が同図(d)(e)(f)のように発光され、LDA102は同図(j)(h)(l)のようなタイミングで発光される。この結果ビーム検出手段106からは同図(a)のような検出信号が発生し、ビーム検出手段107からは同図(g)のような検出信号が発生し、全てのレーザビームのビーム検出手段が行われる。
制御部120ではビーム検出手段106,107によるビーム検出手段に基づいて画像形成開始位置を決定する。即ちLDA101による画像データの画像開始位置を、検出手段106の同期検出信号からLの時間間隔を置いたタイミングとすると、LDA102による画像データの画像開始位置は検出手段107の同期検出信号から(L−L1)の時間間隔をおいたタイミングとなる。
ビーム検出後はシリンドリカルレンズ110が取り除かれる。このため、LDA101,LDA102により形成されるレーザビームの位置関係は図2のような関係になる。
本発明にかかるマルチビーム画像形成装置における主要部の第1の実施例を示す構成概略図である。 本発明装置により形成されるマルチビームの位置関係を示す説明図である。 本発明装置に用いられるフォトICの説明図である。 本発明装置に用いられるビーム検出手段の動作説明図である。 本発明における画像形成開始位置のタイミングを説明する説明図である。 本発明におけるビーム検出手段の配置の一実施例を示す説明図である。 図2に示す位置関係のマルチビームを検出する方式の一実施例を示す説明図である。 本発明におけるマルチビームの有効走査範囲を示す説明図である。 本発明にかかるマルチビーム画像形成装置における主要部の第2の実施例を示す構成概略図である。 本発明におけるビーム検出手段の配置の他の実施例を示す説明図である。 本発明装置の第2の実施例の動作を説明する説明図である。 本発明装置の第2の実施例の動作を説明する各部波形図である。 従来のマルチビーム画像形成装置の主要部の概略構成図である。 従来装置の同期信号検出部の説明図である。 従来装置の同期信号検出部の動作説明図である。 従来装置により形成されるマルチビームの位置関係を示す説明図である。 従来装置におけるマルチビームの有効走査範囲を示す説明図である。
符号の説明
100:感光体ドラム
101、102:半導体レーザアレイ
103:ビームスプリッタ
104:ポリゴンミラー
105:fθレンズ
106、107:ビーム検出手段
108:フォトIC
109:反射ミラー
110:シリンドリカルレンズ
111:偏向手段

Claims (1)

  1. それぞれn個(nは2以上の任意の整数)のレーザ素子からなる第1及び第2の半導体レーザアレイと、第1及び第2の半導体レーザアレイにより発生するレーザビームを合成して2n本のレーザビームを生成するマルチビーム発生手段と、該マルチビーム発生手段により発生された2n本のレーザビームを感光体上に走査する走査手段と、各レーザビームの走査の同期を取るための同期検出信号を発生するビーム検出手段とを有するマルチビーム走査装置を備えたマルチビーム画像形成装置において、
    上記第1の半導体レーザアレイから発生するn個のレーザビーム(S1,S3,S5,・・・S2n−1)と上記第2の半導体レーザアレイから発生するn個のレーザビーム(S2,S4,S6,・・・S2n)の感光体上の結像位置は、S1,S3,S5・・・S2n−1が主走査方向及び副走査方向に所定の間隔をおいて、S2,S4,S6,・・・S2nが主走査方向及び副走査方向に所定の間隔をおいて、且つS1とS2,S3とS4・・・S2n−1とS2nそれぞれが主走査方向に揃うように形成され、
    上記ビーム検出手段は、走査される上記レーザビームの主走査方向に所定間隔L1だけずらした位置であって副走査方向に並べて配置された第1及び第2のビーム検出手段よりなり、
    上記第1のビーム検出手段により前記第1の半導体レーザアレイのn本のレーザビームのビーム検出を行い、上記第2のビーム検出手段により前記第2の半導体レーザアレイのn本のレーザビームのビーム検出を行い、
    上記第1及び第2のビーム検出手段からの検出信号に基づき、2n本のマルチビームの画像形成開始位置を制御する制御部を備え、
    前記走査手段とビーム検出手段との間に、光学素子を挿入し、該光学素子は前記第1及び第2の半導体レーザアレイにより発生するレーザビームを前記第1及び第2のビーム検出手段の両方を通過するような形状に変形し、
    前記制御部は、前記第1の半導体レーザアレイから発生したレーザビームが第2のビーム検出手段を通過するときには消灯し、第2の半導体レーザアレイから発生したレーザビームが第1のビーム検出手段を通過するときには消灯するように制御したことを特徴とするマルチビーム画像形成装置。
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