JP2006276439A - プリントシステムおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリントの作製と記録媒体への画像データの書き込みとを行う注文があっても効率よく注文を処理できる、プリントシステムおよびその制御方法を提供する。
【解決手段】 プリントシステム10は、注文の受け付け順にプリントを作製するプリント装置12、画像データをCD−Rに書き込む書き込み装置14、および注文を受け付ける受け付け装置16を備える。画像データをCD−Rに書き込む要求が有る注文を受け付けた場合、当該注文で作製するプリントの画像に対応する画像データがプリント装置12のコントローラ18aから書き込み装置14のコントローラ18bに入力される。当該注文のプリントの作製と、当該注文のプリントの画像に対応する画像データの書き込みジャッジおよびCD−Rへの書き込みとは、プリント装置12と書き込み装置14とでそれぞれ独立して行われる。
【選択図】 図1

Description

この発明はプリントシステムおよびその制御方法に関し、より特定的には、注文の受け付け順に画像をプリント材料に形成することによってプリントを作製しかつ作製するプリントの画像に対応する画像データを記録媒体に書き込み可能なプリントシステムおよびその制御方法に関する。
一般に、デジタルカメラ用メディア等から読み取った画像データに基づく画像を銀塩印画紙等のプリント材料に形成することによってプリントを作製するプリントシステムが知られている。このようなプリントシステムとしてたとえば特許文献1には、作製するプリントの画像に対応する画像データを顧客の要望に応じてCD−R等の記録媒体に書き込み可能なプリントシステムが開示されている。
近年、特許文献1に開示されているようなプリントシステムでは、プリント材料に形成すべき画像の色等を判定し必要に応じて補正するいわゆるプリントジャッジをプリントの作製前に自動的に行うことができる。注文に画像データをCD−Rに書き込む要求が有る場合、画像データに基づく画像の向きを判定し必要に応じて修正するいわゆる書き込みジャッジを行う必要があるが、書き込みジャッジは、現在の技術では自動的に処理できず、オペレータによって行われる。
特開2003−76775号
しかし、従来技術のプリントシステムでは、プリントの作製と画像データの書き込みとを行う注文において、人手による書き込みジャッジが終了しなければ当該注文のプリントの作製および画像データの書き込みが開始されず、当該注文の処理時間が長くなるという問題があった。特に、注文の受け付け順にプリントを作製するプリントシステムでは、書き込みジャッジを速やかに終了させなければプリントの作製と書き込みとを行う注文以降の注文の処理が著しく遅れてしまうという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、プリントの作製と記録媒体への画像データの書き込みとを行う注文があっても効率よく注文を処理できる、プリントシステムおよびその制御方法を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載のプリントシステムは、画像をプリント材料に形成することによってプリントを作製するプリント手段、注文の受け付け順にプリントを作製するようにプリント手段を制御する制御手段、各注文について、その注文で作製するプリントの画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む要求が有るか否かを判断する判断手段、要求が有る場合には要求が有る注文で作製するプリントの画像を表示する表示手段、表示手段に表示された画像の向きを修正するための指示を与える向き修正指示入力手段、制御手段とは別に機能し向き修正指示入力手段からの指示に従って表示手段に表示された画像に対応する画像データに当該画像の向きを修正するための画像向き修正処理を施す処理手段、および画像向き修正処理済みの画像データを含む表示手段に表示された画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む書き込み手段を備える。
請求項2に記載のプリントシステムの制御方法は、注文の受け付け順に画像をプリント材料に形成することによってプリントを作製するステップ、各注文について、その注文で作製するプリントの画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む要求が有るか否かを判断するステップ、要求が有る注文について、当該注文で作製するプリントの画像のうち画像の向きを修正するための指示を受けた画像に対応する画像データに対して当該画像の向きを修正するための画像向き修正処理を施すステップ、および要求が有る注文について、画像向き修正処理済の画像データを含む当該注文で作製するプリントの画像に対応する画像データを書き込み開始の契機となる指示に従って記録媒体に書き込むステップを備える。
請求項1に記載のプリントシステムでは、プリント手段が制御手段の指示に従って注文の受け付け順にプリントを作製する。また、制御手段とは別に機能する処理手段が、表示手段に表示された書き込み注文が有る注文で作製されるプリントの画像に対応する画像データに当該画像の向きを修正するための画像向き修正処理を向き修正指示入力手段からの指示に従って施す。これによって、注文の受け付け順に連続してプリントを作製しつつ書き込み要求が有る注文のプリントの画像に対応する画像データに所望のタイミングで向きを修正するための画像向き修正処理を施すことができる。つまり所望のタイミングで書き込みジャッジを行うことができ、たとえば、プリントの作製と書き込みとを行う注文において当該注文のプリントの作製と書き込みジャッジとを並行して行うことができる。したがって、プリントの作製と記録媒体への画像データの書き込みとを行う注文があっても効率よく注文を処理できる。請求項2に記載のプリントシステムの制御方法についても同様である。
この発明によれば、プリントの作製と記録媒体への画像データの書き込みとを行う注文があっても効率よく注文を処理できる、プリントシステムおよびその制御方法が得られる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図1および図2を参照して、この発明の一実施形態のプリントシステム10は、注文の受け付け順に画像をプリント材料に形成することによってプリントを作製するプリント装置12、プリント装置12によって作製されるプリントの画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む書き込み装置14、および注文を受け付ける受け付け装置16を備える。この実施形態では、プリント装置12で画像を形成するプリント材料として銀塩印画紙(以下、単に印画紙という)を用い、書き込み装置14で画像データを書き込む記録媒体としてCD−Rを用いるものとする。
プリント装置12、書き込み装置14および受け付け装置16は、たとえば顧客の要望に応じてプリントを作製するDPE店等に設置され、それぞれネットワークNTを介して接続される。ネットワークNTの通信プロトコルとしてはTCP/IP通信プロトコル等が用いられる。ネットワークNTは、1つのDPE店内でプリントシステム10の各構成要素を接続するLAN(Local Area Network)であってもよいし、インターネットを経由して複数のDPE店間でプリントシステム10の各構成要素を接続するWAN(Wide Area Network)であってもよい。
図2に示すように、プリント装置12は、パーソナルコンピュータ等からなるコントローラ18aを有する。コントローラ18aは、バスで相互に接続されるCPU20a、ROM22a、RAM24a、ハードディスクドライブ(HDD:ハードディスクを含む)26aおよびネットワークインターフェース28aを含む。
CPU20aは、ROM22aやHDD26a等に格納される各種プログラムを実行し、I/Oインタフェースを介してコントローラ18aに接続されるプリント装置12の各構成要素に指示を与え、プリント装置12の動作を制御する。
ROM22aには、プリント装置12の起動用プログラム等が格納される。起動用プログラムは、プリント装置12の電源投入時にCPU20aによって実行される。これによって、HDD26aに格納されているオペレーティングシステム(OS)等のプログラムがRAM24aにロードされ、各種の処理や制御が実行可能となる。
RAM24aには、プリント装置12を制御する制御用プログラム等が展開される。RAM24aは、各種プログラムによる処理結果、処理のための一時データ、表示用データ(テキストデータ、画像データ等)等を保持し、CPU20aの作業領域として使用される。
HDD26aは、CPU20aの指示に従って、プログラム、制御用データ、表示用データ等を、ハードディスクから読み出しまたハードディスクに対して書き込む。
ネットワークインターフェース28は、ネットワークNTに接続され、ネットワークNTを経由して他の装置とのデータの送受信あるいはプログラムやデータのダウンロード(アップロード)をCPU20aの指示に従って行うために用いられる。
書き込み装置14は、プリント装置12のコントローラ18aと同様のコントローラ18bを有する。コントローラ18bは、コントローラ18aと同様に構成されるので、上述のコントローラ18aの説明において符号「a」を「b」に読み替え、「プリント装置12」を「書き込み装置14」に読み替えることでその説明を省略する。この実施形態では、コントローラ18aのCPU20aが制御手段および判断手段としても機能し、コントローラ18bのCPU20bが処理手段としても機能する。
プリント装置12のコントローラ18aには、画像やテキストを表示するためのCRTモニタ等からなる表示部30aとオペレータがデータ入力や指示を行うためのキーボードおよびマウス等からなる入力部32aとが接続される。RAM24a上に展開された表示用データは表示部30aに伝達され、表示部30aはその画面上に表示用データに対応する表示内容(テキスト、画像等)を表示する。
書き込み装置14のコントローラ18bにも同様に、CRTモニタ等からなる表示部30bとキーボードおよびマウス等からなる入力部32bとが接続される。この実施形態では、表示部30bが表示手段に相当し、入力部32bが向き修正指示入力手段に相当する。RAM24b上に展開された表示用データは表示部30bに伝達され、表示部30bは、その画面上に表示用データに対応する表示内容(テキスト、画像等)を表示し、たとえば図3に示す書き込みジャッジ画面100を表示する。
ここで、図3を参照して、書き込みジャッジ画面100について説明する。
書き込みジャッジ画面100は、書き込みジャッジの際に表示部30bに表示され、プリント装置12が1つの注文で作製するプリントの画像を一覧的に表示し、オペレータに確認させるために用いられる。
書き込みジャッジ画面100は画像表示欄102を有し、画像表示欄102にはサムネイル画像データに基づく複数のサムネイル画像104が表示される。各サムネイル画像104に対応するサムネイル画像データは、プリント装置12が1つの注文で作製するプリントの画像に対応する画像データをサムネイル化することによって得られる。
サムネイル画像104は、ボタンイメージとしても機能し、入力部32bを用いてオペレータによって押され選択される。選択されたサムネイル画像104は、図3で上段左から2番目に示すサムネイル画像104のように、たとえば太枠で囲まれる。
ここでは、画像表示欄102に同時に8つのサムネイル画像104を表示できるものとする。プリント装置12が1つの注文で作製するプリントが8枚以上の場合には、画像表示欄102に設けられるスクロールバー102aが操作可能となり、スクロールバー102aの移動に伴って画像表示欄102に表示されるサムネイル画像104が移り変わる。
また、画像表示欄102の下方には、選択されたサムネイル画像104の向きを修正するための回転ボタン106a,106bおよび106cが設けられる。選択されたサムネイル画像104は、回転ボタン106aが押されることによって即座に90°右(時計回り)回転する。また、選択されたサムネイル画像104は、回転ボタン106bが押されることによって即座に90°左(反時計回り)回転する。また、選択されたサムネイル画像104は、回転ボタン106cが押されることによって即座に180°回転する。
このようにサムネイル画像104を選択し回転させることによって、たとえばサムネイル画像104が人物の立像であるにも拘らず頭部が下で脚部が上に位置する場合等に、その向きを修正できる。
具体的に、図3に示す書き込みジャッジ画面100と図4に示す書き込みジャッジ画面100とを比較して、図4に示す書き込みジャッジ画面100では、上段左から2番目のサムネイル画像104、下段左から3番目のサムネイル画像104および下段左から4番目のサムネイル画像104が90°右回転されている。また、図4に示す書き込みジャッジ画面100では、上段左から3番目のサムネイル画像104が90°左回転され、上段左から4番目のサムネイル画像104および下段左から2番目のサムネイル画像104が180°回転されている。つまり、図4の書き込みジャッジ画面100では、図3の書き込みジャッジ画面100において向きが不適切であったサムネイル画像104が、その向きが適切になるように(ここでは、人物の頭部が上に位置するように)回転されている。
図1および図2に戻って、プリント装置12のコントローラ18aには、露光部34、現像部36および乾燥部38が接続される。
露光部34は、印画紙に画像データに基づく画像を潜像として形成するデジタル露光ユニットを有し、たとえばネットワークNTを経由してコントローラ18aに入力される画像データに基づく画像を印画紙に形成する。現像部36は露光部34からの露光済み印画紙に現像処理を施し、乾燥部38は現像部36からの現像済み印画紙に乾燥処理を施しプリントとして排出する。このように、プリント装置12では、露光部34、現像部36、乾燥部38の順に印画紙を送り、露光、現像、乾燥処理を施すことによって仕上がりプリント(図1参照)を作製する。この実施形態では、露光部34、現像部36および乾燥部38によってプリント手段が構成される。
また、プリント装置12のコントローラ18aには、フィルムスキャナ39が接続される。フィルムスキャナ39は、写真用のフィルム(図1参照)に形成される画像を画像データとして読み取る。
一方、書き込み装置14のコントローラ18bには、CD−Rドライブ40が接続される。CD−Rドライブ40は、たとえばネットワークNTを経由してコントローラ18bに入力される画像データ等をCPU20bの指示に従ってCD−R(図1参照)に書き込む。
受け付け装置16は、顧客によって持ち込まれるCD−R、MOあるいはデジタルカメラ用メディア等の各種記録媒体(図1参照)から画像データを読み取り、タッチパネル式ディスプレイ16a(図1参照)への入力に従って注文を受け付ける。受け付け装置16が画像データを読み出し可能なデジタルカメラ用メディアは特に限定されず、たとえばスマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の種々のデジタルカメラ用メディアから画像データを読み出すことができる。
ついで、プリントシステム10の動作について説明する。
まず、図5を参照して、受け付け装置16によって注文を受け付ける場合の処理について説明する。
まず、顧客によって持ち込まれた記録媒体が受け付け装置16にセットされ、記録媒体から画像データが読み出される(ステップS1)。つづいて、受け付け装置16のタッチパネル式ディスプレイ16a上にオペレータに指示を要求する画面が順次表示され、各種設定が行われ、注文データが取得される(ステップS3)。
ステップS3では、記録媒体から読み取った画像データに基づく画像がタッチパネル式ディスプレイ16aに一覧的に表示され、画像毎にプリントの枚数が設定される。そして、設定された枚数が「1」以上の画像(プリントの画像)に対応する画像データと設定された枚数に対応する枚数設定データとが、関連付けられ、受け付け装置16のHDDに格納される。また、当該注文で作製するプリントの画像に対応する画像データをCD−Rに書き込むか否かをオペレータに判断させ、その判断に応じた要求フラグが受け付け装置16のHDDに格納される。注文に画像データをCD−Rに書き込む要求が有る場合には要求フラグがONの状態でHDDに格納され、注文に画像データをCD−Rに書き込む要求が無い場合には要求フラグがOFFの状態でHDDに格納される。
つづいて、画像データおよび注文データ(作製するプリント毎の枚数設定データ、注文にCD−Rへの書き込み要求が有るか否かを示す要求フラグ等)が受け付け装置16のHDDから出力され(ステップS5)、ネットワークNTを経由してプリント装置12のコントローラ18aに入力される。
受け付け装置16からの画像データおよび注文データの入力に伴って、プリント装置12ではCPU20aの指示に従ってHDD26a内にディレクトリ(注文フォルダ)が作成される(ステップS7)。作成された注文フォルダには、CPU20aによって決定される注文番号が関連付けられる。注文番号は、関連付けられる注文フォルダの作成順、つまり注文の受け付け順に大きくなる。
つづいて、CPU20aの指示に従って、画像データおよび注文データが処理フラグと共に注文フォルダに格納される(ステップS9)。ステップS9で注文フォルダに格納される処理フラグは、その処理フラグを格納する注文フォルダ内の画像データに基づく画像のプリント作製が完了したか否かをONとOFFとで示すものである。ステップS9では、OFFの状態で処理フラグが注文フォルダに格納される。受け付け装置16からの画像データおよび注文データがプリント装置12の注文フォルダに格納されると、注文の受け付け処理が終了する。
なお、フィルムスキャナ39によってフィルムから画像データを読み取る場合も同様にHDD26a内に注文フォルダが作成され、その注文フォルダにフィルムから読み取った画像データと注文データとが格納される。
ついで、図6を参照して、プリント装置12におけるプリント作製処理の一例について説明する。プリント装置12は、画像データに基づく画像の色等を判定し必要に応じて補正するプリントジャッジを自動的に行うことができる(プリントジャッジをフルオート処理可能な)フルオート機である。このようなプリント装置12によれば、専門的な知識を持たないオペレータであっても高品質なプリントを作製することができる。ここでは、プリント装置12がプリントジャッジをフルオート処理するように設定されているものとする。図6に示す処理を実行するためのプログラムは、プリント装置12のHDD26aに格納される。
まず、入力部32aを介してオペレータによってプリントの作製を開始する指示が与えられると、CPU20aによって注文番号が小さい注文フォルダの順に格納する処理フラグの状態が確認される(ステップS11)。そして、格納する処理フラグがOFFであれば(YESであれば)、未処理の注文フォルダとして、その注文フォルダに格納される画像データに基づく画像のプリントジャッジが自動的に行われる(ステップS13)。
ステップS13では、CPU20aの指示に従って、HDD26aからRAM24a上に所定の画像処理プログラムが読み出され、自動的に、未処理の注文フォルダ内の画像データに基づく画像がジャッジ(判定)され必要であれば画像データに色補正等の画像処理が施される。つまり、プリントジャッジがフルオートで実行される。
つづいて、CPU20aによって、未処理の注文フォルダに格納される要求フラグの状態が確認される(ステップS15)。言い換えれば、未処理の注文フォルダに格納される画像データをCD−Rに書き込む要求が在るか否かがCPU20aによって判断される。要求フラグがONであれば(YESであれば)つまり画像データをCD−Rに書き込む要求があれば、未処理の注文フォルダに格納されるプリントジャッジ済みの画像データが出力され(ステップS17)、ネットワークNTを経由して書き込み装置14のコントローラ18bに入力される。そして、後述するように、プリント装置12からの画像データが書き込み装置14でCD−Rに書き込まれる。
つづいて、未処理の注文フォルダに格納されるプリントジャッジ済みの画像データが露光部34のデジタル露光ユニットに順次出力され、デジタル露光ユニットによって印画紙への画像(潜像)の形成が行われる(ステップS19)。ステップS15で要求フラグがOFFの場合も(NOの場合も)、ステップS19に移る。
潜像が形成された印画紙は、現像部36で現像処理液を通過することによって現像処理され(ステップS21)、乾燥部38で乾燥処理され(ステップS23)、仕上がりプリントとして排出される。そして、未処理の注文フォルダに格納される画像データに基づく画像のプリントが全て作製されると処理フラグがOFFからONに変更され(ステップS25)、ステップS11に戻る。
ステップS11で全ての注文フォルダの処理フラグを確認した結果、OFFの処理フラグを格納する注文フォルダがなければ(NOであれば)、プリント作製処理が終了する。
なお、上述のプリント作製処理ではプリントジャッジをフルオート処理し連続してプリントを作製する場合について説明したが、表示部30aにプリントジャッジ画面を表示させ、ステップS13のプリントジャッジを人手によって行うようにしてもよい。また、ステップS13のプリントジャッジをステップS17の画像データの出力の後に行うようにしてもよい。この場合、プリントジャッジが行われていない画像に対応する画像データが書き込み装置14に入力されることになる。
ついで、図7を参照して、書き込み装置14における書き込み処理の一例について説明する。図7に示す処理を実行するためのプログラムは、書き込み装置14のHDD26bに格納される。
まず、プリント装置12からの画像データの入力に伴って、書き込み装置14ではHDD26b内にディレクトリ(書き込みフォルダ)が作成され(ステップS31)、入力された画像データが書き込みフォルダに格納される(ステップS33)。
つづいて、書き込みフォルダからRAM24b上に画像データが読み出され、画像データに対応するサムネイル画像データが生成される(ステップS35)。つづいて、サムネイル画像データに基づくサムネイル画像104を含む書き込みジャッジ画面100(図3参照)が表示部30bの画面上に表示される(ステップS37)。
オペレータがサムネイル画像104の向きを確認した結果、向きを修正すべきサムネイル画像104が有る場合、入力部32bを用いて向きを修正すべきサムネイル画像104が選択され回転ボタン106a〜106cのいずれかが押される。そして、その指示をCPU20bが検出する(ステップS39がYESになる)ことによって、押された回転ボタンの種類(90°右回転、90°左回転、180°回転)に応じた画像向き修正処理が選択されたサムネイル画像104に対応するサムネイル画像データに施され、選択されたサムネイル画像104が回転される(ステップS41)。
つづいて、サムネイル画像データに施された処理の設定データ(回転方向や回転角度に関するデータ)が、処理済のサムネイル画像データに対応する画像データに関連付けてRAM24bに保持される(ステップS43)。
図4に示す書き込みジャッジ画面100のように全てのサムネイル画像104が適切な向きになり、スタートボタン108(図4参照)が押されるまでは、ステップS39に戻りステップS41,S43の処理を繰り返す。
全てのサムネイル画像104の向きが適切であれば、入力部32bを用いて書き込み開始の契機となるスタートボタン108(図4参照)が押される。そして、その指示をCPU20bが検出する(ステップS45がYESになる)ことによって、設定データが関連付けられた画像データには当該画像データに基づく画像の向きを修正するための画像向き修正処理が設定データに応じて施される(ステップS47)。つづいて、画像向き修正処理済みの画像データを含む書き込みフォルダ内の画像データがCD−Rドライブ40に入力され、CD−Rドライブ40でCD−Rへの書き込みが開始される(ステップS49)。その後、書き込みフォルダ内の全ての画像データがCD−Rに書き込まれると書き込み処理が終了する。
なお、図7に示す書き込み処理において、ステップS37〜S45までの処理が書き込みジャッジに相当する。
このようなプリントシステム10では、プリント装置12とは別に機能する書き込み装置14で独立して書き込みジャッジを行う。これによって、プリント装置12で注文の受け付け順に連続してプリントを作製しつつ書き込み装置14で書き込み要求が有る注文の書き込みジャッジを所望のタイミングで行うことができ、たとえばプリントの作製と書き込みとを行う注文において当該注文のプリントの作製と書き込みジャッジとを並行して行うことができる。したがって、プリントの作製とCD−Rへの画像データの書き込みとを行う注文があっても効率よく注文を処理できる。
ついで、図8を参照して、この発明のプリントシステム10における注文の処理タイミングと従来技術のプリントシステムにおける注文の処理タイミングとの比較例について説明する。図8(a)はプリントシステム10での処理タイミングを示し、図8(b)は注文の受け付け順にプリントを作製する従来技術のプリントシステムでの処理タイミングを示し、図8(c)は連続してプリントを作製できない場合に後の注文のプリントを先に作製する従来技術のプリントシステムでの処理タイミングを示す。
ここでは、各プリントシステムにおいて3つの注文(受け付け順に注文1〜3とする)を処理し、画像データをCD−Rに書き込む要求が注文2に有るものとする。また、いずれのプリントシステムにおいても、処理能力(印画紙に画像を形成する速さ、CD−Rに画像データを書き込む速さ等)は等しいものとし、同じタイミングで同じ時間の長さの書き込みジャッジが行われるものとする。さらに、通常、図7のステップS49の処理時間(CD−Rへの画像データの書き込み時間)は図6のステップS19〜S23の処理時間(プリントの作製時間)よりも短くなるので、プリントの作製時間よりもCD−Rへの書き込み時間が短くなるものとする。
図8(a)〜(c)をみて、プリントシステム10では注文2においてプリントの作製と書き込みジャッジとを並行して行うことができるので、書き込みジャッジを終了させなければプリントの作製と書き込みとを行うことができない従来技術のプリントシステムに比べて注文2の開始から注文2の完了までの時間を短縮できているのがわかる。
また、図8(a)と図8(b)とをみて、プリントシステム10では書き込みジャッジを行いつつも注文の受け付け順に連続してプリントを作製できるので、注文の受け付け順にプリントを作製する従来技術のプリントシステムに比べて注文1の開始から注文3の完了までの時間を短縮できているのがわかる。
複数の注文に書き込み要求が有る場合、通常、プリントシステム10において、書き込み要求が有る複数の注文の受け付け順に書き込みジャッジおよびCD−Rへの画像データの書き込みが行われる。しかし、この発明はこれに限定されず、書き込み要求が有る複数の注文の書き込みジャッジを続けて行い、その後、CD−Rへの画像データの書き込みを続けて行うようにしてもよい。また、複数の注文に書き込み要求が有る場合、それらの受け付け順に書き込みジャッジおよびCD−Rへの画像データの書き込みを行う必要はなく、所望の順に書き込みジャッジおよびCD−Rへの画像データの書き込みを行ってもよい。
なお、この発明のプリントシステム10において取り扱い可能な画像データのファイル形式は特に限定されず、取り扱う画像データはGIF形式、JPEG形式、BMP形式、TIFF形式等のいずれのファイル形式であってもよい。
また、上述の実施形態では、画像データを書き込む記録媒体としてCD−Rを用いる場合について説明したが、記録媒体はこれに限定されない。CD−Rの他にも、たとえばCD−RW、MO、DVD−R、DVD−RWあるいはZIP等を記録媒体として用いることができる。
また、上述の実施形態では、露光部34、現像部36および乾燥部38によってプリント手段を構成する場合について説明したが、プリント手段およびプリント手段によって画像が形成されるプリント材料として任意のものを選択できる。たとえば、プリント手段としてインクジェットプリンタを選択し、光沢紙等に画像を形成するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、受け付け装置16からプリント装置12のコントローラ18aに入力された画像データを、コントローラ18aから書き込み装置14のコントローラ18bに入力する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、受け付け装置16からコントローラ18aと18bとに同時に画像データを入力するようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態では、コントローラ18aおよび18bを設け、CPU20aを制御手段および判断手段として機能させ、CPU20bを処理手段として機能させる場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、コントローラ18aにCD―Rドライブ40を接続し、CPU20aを制御手段、判断手段および処理手段として機能させてもよい。
この発明のプリントシステムを示す図解図である。 図1のプリントシステムのブロック図である。 書き込みジャッジ画面の一例を示す図解図である。 サムネイル画像の向きを修正した書き込みジャッジ画面を示す図解図である。 図1のプリントシステムにおける注文受け付け処理の一例を示すフロー図である。 図1のプリントシステムにおけるプリント作製処理の一例を示すフロー図である。 図1のプリントシステムにおける書き込み処理の一例を示すフロー図である。 この発明のプリントシステムの注文の処理タイミングと従来技術のプリントシステムの注文の処理タイミングとの比較例を示す図解図である。
符号の説明
10 プリントシステム
12 プリント装置
14 書き込み装置
16 受け付け装置
18a,18b コントローラ
20a,20b CPU
30a,30b 表示部
32a,32b 入力部
34 露光部
36 現像部
38 乾燥部
40 CD−Rドライブ
NT ネットワーク

Claims (2)

  1. 画像をプリント材料に形成することによってプリントを作製するプリント手段、
    注文の受け付け順にプリントを作製するように前記プリント手段を制御する制御手段、
    各注文について、その注文で作製するプリントの画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む要求が有るか否かを判断する判断手段、
    前記要求が有る場合には前記要求が有る注文で作製するプリントの画像を表示する表示手段、
    前記表示手段に表示された画像の向きを修正するための指示を与える向き修正指示入力手段、
    前記制御手段とは別に機能し前記向き修正指示入力手段からの指示に従って前記表示手段に表示された画像に対応する画像データに当該画像の向きを修正するための画像向き修正処理を施す処理手段、および
    前記画像向き修正処理済みの画像データを含む前記表示手段に表示された画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む書き込み手段を備える、プリントシステム。
  2. 注文の受け付け順に画像をプリント材料に形成することによってプリントを作製するステップ、
    各注文について、その注文で作製するプリントの画像に対応する画像データを記録媒体に書き込む要求が有るか否かを判断するステップ、
    前記要求が有る注文について、当該注文で作製するプリントの画像のうち画像の向きを修正するための指示を受けた画像に対応する画像データに対して当該画像の向きを修正するための画像向き修正処理を施すステップ、および
    前記要求が有る注文について、前記画像向き修正処理済の画像データを含む当該注文で作製するプリントの画像に対応する画像データを書き込み開始の契機となる指示に従って前記記録媒体に書き込むステップを備える、プリントシステムの制御方法。
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