JP2006274920A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン1の出力軸1aと変速機2の入力軸2aとの切断または接続を自動で行う自動クラッチ3を有するとともに、各種情報を入手してエンジン1を制御するエンジン制御装置4を有する車両の制御システムにおいて、エンジン1の始動前に自動クラッチ3に異常が発生している場合に、前記異常に伴い予想される不具合の発生を防止する。
【解決手段】エンジン制御装置4は、エンジン1の始動を可能とする待機状態にされたとき、自動クラッチ3の異常の有無を調べ、異常無の場合にエンジン1を始動可能な状態にする一方で異常有の場合にエンジン1を始動不可能な状態にする処理を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンの出力軸と変速機の入力軸との切断または接続を自動で行う自動クラッチを有する自動車等の車両の制御システムに関する。
自動車等の車両には、変速機の変速を手動(マニュアル)で操作して、変速状態及び運転状態に応じてクラッチ機構の切断、接続を自動(オート)で制御する自動クラッチを装備したものがある(例えば、特許文献1,2参照。)。
自動クラッチは、従来一般的に公知の摩擦式のクラッチ機構と、クラッチ機構を操作するクラッチ操作装置と、各種の情報を入手してクラッチ操作装置を制御するクラッチ制御装置とを含む。
クラッチ操作装置は、レリーズフォークの操作を行う油圧式のアクチュエータ(マスターシリンダおよびプッシュロッド)と、このアクチュエータに油圧を付与してクラッチ機構を切断状態にさせたりアクチュエータに対する油圧の付与を解除してクラッチ機構を接続状態にさせたりする油圧回路とを有している。
油圧回路には、電気的に動作制御される電磁弁、例えば励磁コイルへの通電により弁体を動作させるソレノイドバルブ等を用いており、このソレノイドバルブの励磁コイルへの通電または非通電をクラッチ制御装置で制御することにより、アクチュエータを駆動してレリーズフォークの操作を行うようになっている。
なお、通常はソレノイドバルブの励磁コイルを非通電としてクラッチ機構を接続状態にしており、例えばエンジン始動時やエンジンが稼動している状態での変速時にはソレノイドバルブの励磁コイルへ通電してクラッチ機構を切断状態とされる。
特開2000−88008号公報 特開2000−97062号公報
上記従来例では、万一、クラッチ制御装置が機能障害を起こした場合や、ソレノイドバルブの励磁コイルが断線した場合等、異常が発生すると、クラッチ機構の操作が不可能になるので、クラッチ機構が接続状態のままになって切断状態にできなくなる。
このような異常が発生していても、上記従来例では、エンジンを始動できるようになっているので、仮に、エンジン始動後に変速操作を行うと、自動クラッチのクラッチ機構を切断状態にできないので、エンジンがストールすることになり、ショックが発生し、車両搭乗者に不快感を与えることになる。しかも、このようなエンジンストールが起こると、エンジン、自動クラッチならびに変速機等に対し余分な負荷がかかって、好ましくないと言える。
この他、上述した自動クラッチとは異なるが、クラッチ機構の切断、接続を自動操作と人的操作とのいずれか一方を選択して行えるようにしたものにおいて、エンジン始動時に変速機のニュートラルポジションを検出するスイッチがオンのときにスタータモータへの通電を遮断するようにしたもの(例えば特開平11−247896号公報参照)や、エンジン始動時に自動クラッチのクラッチ機構の接続状態を検出するスイッチがオンのときに
スタータモータへの通電を遮断するようにしたもの(例えば実開昭63−130330号公報参照)がある。
これらは、単にエンジン始動時の誤発進を防止することを目的としたものであって、自動クラッチの異常を検出するものではなく、ましてや、自動クラッチが異常であったときに何らかの対処を行うというものではない。
本発明は、自動クラッチを有する車両の制御システムにおいて、エンジン始動前に自動クラッチに異常が発生している場合に、前記異常に伴い予想される不具合の発生を防止することを目的としている。
本発明は、エンジンの出力軸と変速機の入力軸との切断または接続を自動で行う自動クラッチを有するとともに、各種情報を入手してエンジンを制御するエンジン制御装置を有する車両の制御システムであって、前記エンジン制御装置は、エンジン始動を可能とする待機状態にされたとき、前記自動クラッチの異常の有無を調べ、異常無の場合にエンジンを始動可能な状態にする一方で異常有の場合にエンジンを始動不可能な状態にする処理を行うことを特徴としている。
ここでの自動クラッチは、通常時に接続状態となっていて、必要時にのみ切断状態とされるものとされる。
この構成によれば、仮に自動クラッチに異常が発生して切断状態にできなくなったときに、エンジンを始動できないようにしているので、従来例で説明したように自動クラッチの異常発生が原因で自動クラッチが接続状態になったままでエンジンを始動して変速動作を行ったとき等にエンジンがストールするという不具合の発生を確実に回避できるようになる。これにより、エンジンストールによるショックの発生を未然に防止できるので、車両搭乗者に不快感を与えることがなくなるとともに、エンジン、自動クラッチならびに変速機等に対し、余分な負荷がかかることを防止できて、それらの耐久性等の向上に貢献できる。
上記車両制御システムにおいて、前記エンジン制御装置は、前記自動クラッチの異常有の場合に、エンジンを始動不可能な状態にすることに加えて、自動クラッチの異常を報知する処理を行うものとすることができる。
この構成によれば、車両搭乗者に自動クラッチの異常発生を素早く知らせることが可能になる。
上記車両制御システムにおいて、前記待機状態は、イグニッションスイッチがオンされることによって確保され、前記エンジン制御装置は、前記イグニッションスイッチのオン・オフ状態によって前記待機状態か否かを認識するものとすることができる。
上記車両制御システムにおいて、前記エンジンに付設されるスタータモータに対する電源供給ラインにノーマリーオープンタイプのスイッチが配置されているとともに、このスイッチをオン・オフさせる励磁コイルに対する電源供給ラインに電源カットスイッチが配置されており、前記エンジン制御装置は、前記自動クラッチの異常有の場合に前記電源カットスイッチをオフさせることによってエンジンを始動不可能な状態にする処理を行うものとすることができる。
この構成によれば、エンジン始動を不可能にするために付加する構成要素が、簡素かつ
安価に入手できるものであるから、設備コストの抑制に効果的となる。
上記車両制御システムにおいて、前記エンジン制御装置は、エンジンを始動するにあたって、まず自動クラッチを切断状態にさせてから、前記スタータモータを駆動する処理を行うものとすることができる。
なお、このようなエンジン始動前の処理について、前記エンジン制御装置は自動クラッチ側の例えば制御手段に対し切断指令を出力するものであり、自動クラッチ側の制御手段が前記切断指令に応答して自動クラッチを切断状態とするようになる。
このようなエンジン始動前の処理によれば、例えば自動クラッチが正常な場合においてエンジンを始動したときにエンジン出力が変速機に伝達されないので、仮に、エンジン始動前に変速機をニュートラルポジション以外の位置にしていたときでも、エンジン始動直後にエンジンストールを起こすことがなくなり、好ましい。しかも、仮に自動クラッチに異常が発生していた場合には、上記エンジン始動前の処理で自動クラッチを切断できなくなるものの、上記異常診断・異常対処の処理によって上記エンジン始動前の処理そのものが行えなくなるので、好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記エンジン始動は、エンジン停止状態でかつイグニッションスイッチのオン状態において人的操作によりスタータスイッチがオンされたとき、またはエンジン停止状態でかつイグニッションスイッチのオン状態において前記エンジン制御装置が所定の始動条件の成立を認識したときに前記スタータモータに電源を供給してエンジンを始動させるものとすることができる。
このように、エンジン始動について、人的操作に応答して行う形態と、エンジン制御装置にて自動的に行う形態とがあり、いずれの形態でも上記自動クラッチの異常診断、異常対処の処理を行える。
上記車両制御システムにおいて、前記自動クラッチは、エンジンの出力軸と変速機の入力軸とを機械的に切断または接続するクラッチ機構と、クラッチ機構を操作するクラッチ操作装置と、各種の情報を入手してクラッチ操作装置を制御するクラッチ制御装置とを有し、かつ、前記クラッチ操作装置が、レリーズフォークを傾動させるアクチュエータと、クラッチ機構を切断させるようアクチュエータに流体圧を付与する状態またはクラッチ機構を接続させるようアクチュエータに対する流体圧の付与を解除する状態に切り替えられる流体圧回路とを有し、前記クラッチ制御装置が、必要に応じて前記流体圧回路の状態を選択することにより前記クラッチ機構を切断または接続させるものとすることができる。
このように、自動クラッチの構成を具体化すれば、異常が発生しうる箇所が明確となる。
上記車両制御システムにおいて、前記流体圧回路は、前記アクチュエータに流体圧を付与させる状態と前記アクチュエータへの流体圧の付与を解除する状態とに切り替えられるソレノイドバルブを有し、前記クラッチ制御装置は、必要に応じて、前記ソレノイドバルブの励磁コイルを通電することにより前記ソレノイドバルブを流体圧付与状態とする場合と、前記ソレノイドバルブの励磁コイルを非通電とすることにより前記ソレノイドバルブを流体圧付与解除状態とする場合とを選択的に行うものとすることができる。
このように、自動クラッチの構成をさらに具体化すれば、異常が発生しうる箇所がさらに明確となる。
上記車両制御システムにおいて、前記自動クラッチの異常が、前記クラッチ制御装置の機能障害とされ、前記エンジン制御装置は、前記クラッチ制御装置との間で双方向通信を行うことにより、前記クラッチ制御装置の機能障害を認識するものとすることができる。
このように、クラッチ制御装置が機能障害を起こすと、クラッチ機構を切断状態または接続状態にする制御が行えなくなるので、上記異常対処の処理を行うことが有利となる。
上記車両制御システムにおいて、前記自動クラッチの異常が、前記ソレノイドバルブの励磁コイルの断線とされ、前記クラッチ制御装置は、前記ソレノイドバルブの励磁コイルの断線の有無を検出し、断線を検出したときに前記エンジン制御装置に通知するものとすることができる。
このように、前記ソレノイドバルブの励磁コイルが断線すると、流体圧回路からアクチュエータに対する流体圧の付与動作や解除動作が行えなくなるので、上記異常対処の処理を行うことが有利となる。
本発明に係る自動クラッチを有する車両の制御システムは、エンジン始動前に自動クラッチに異常がある場合に、エンジンを始動不可能な状態にすることにより、前記異常発生に伴い予想される不具合、例えば従来例で説明したような状況でのエンジンストールを防止する。
このように自動クラッチ異常に伴うエンジン始動時のエンジンストールによるショックの発生を未然に防止できるので、車両搭乗者に不快感を与えることがなくなるとともに、エンジン、自動クラッチならびに変速機等に対し、余分な負荷がかかることを防止できて、それらの耐久性等の向上に貢献できる。
以下、本発明の一実施形態を図1から図5に示して詳細に説明する。
図1には、自動車等の車両に装備される駆動系および車両制御システムが示されている。図1において、1はエンジン、2は変速機、3は自動クラッチ、4はエンジン制御装置(エンジンECU)、5はエンジン起動装置である。
この実施形態では、変速機2の変速を手動(マニュアル)で操作して、変速状態及び運転状態に応じて自動クラッチ3でエンジン1のクランクシャフト(出力軸)1aと変速機2の入力軸2aとを自動的に切断または接続するものを例に挙げている。
変速機2は、例えば従来公知の同期噛み合い式の手動変速機とされており、ギアの選択は、通常の手動変速機と同様、運転者のシフトレバー2bに対する手動操作により行われる。シフトレバー2bの動きは、図示していないが、シフトワイヤによりシフトアームに伝達され、変速機2内のシフトフォーク、スリーブ等を動かしてギアを選択するようになる。
エンジン制御装置4は、主として、下記する各種のセンサから入力される情報に基づきエンジン1の運転状態を検出し、燃料噴射量等を設定することによりエンジン1の動作を統括的に制御するものである。
なお、上記センサとしては、図示していないが、例えば冷却水温を検出する水温センサ、スロットルバルブの開度を検出するスロットルセンサ、エンジン1の回転速度を検出す
るエンジン回転速度センサ、吸気管内の圧力を検出する吸気管圧力センサ等が挙げられる。
自動クラッチ3は、クラッチ機構7と、クラッチ操作装置8と、クラッチ制御装置9とを含む。
クラッチ機構7は、図2および図3に示すように、エンジン1のクランクシャフト1aと変速機2の入力軸2aとを機械的に切断または接続するものであり、従来公知の摩擦式のクラッチ機構とされている。
このクラッチ機構7は、クラッチディスク12と、プレッシャープレート13と、ダイヤフラムスプリング14とを有している。
クラッチディスク12は、変速機2の入力軸2aの先端に一体回転かつ軸方向変位可能にスプライン嵌合されることによって、エンジン1のクランクシャフト1aに固定されるフライホイール1bに対向配置されている。プレッシャープレート13は、クラッチディスク12に対向配置されており、ダイヤフラムスプリング14の弾性復元力を受けてクラッチディスク12をフライホイール1bに押しつけるものである。
クラッチ操作装置8は、プレッシャープレート13を軸方向変位させることによってプレッシャープレート13とフライホイール1bとの間にクラッチディスク12を強く挟む状態にしたり引き離す状態にしたりするものである。
このクラッチ操作装置8は、レリーズベアリング21と、レリーズフォーク22と、アクチュエータ23と、流体圧回路24とを有している。
レリーズベアリング21は、変速機2の入力軸2aの外周に軸方向変位可能に嵌合されており、ダイヤフラムスプリング14の内周部分に当接されている。
レリーズフォーク22は、レリーズベアリング21をエンジン1側に押動してダイヤフラムスプリング14を反転させることによってプレッシャープレート13をフライホイール1bから遠ざけるものである。
アクチュエータ23は、シリンダ23aとピストンロッド23bとを有し、油圧によってピストンロッド23bを進退させることにより、レリーズフォーク22をその中間部分を支点として傾動させるものである。
流体圧回路24は、レリーズフォーク22を動かすアクチュエータ23に対して流体圧を付与する状態と、流体圧付与を解除する状態とに切り替えるものである。なお、作動流体は、例えば一般的なブレーキフルード等の油を用いることができるが、粘度が比較的高く、非圧縮性の液体であれば好適に使用できる。
この流体圧回路24の動作を説明する。図2に示すように、ポンプ31を作動させることによりリザーバ34に貯留されている流体を逆止バルブ35を介してアキュームレータ36に送り、アキュームレータ36に高圧の流体を蓄えさせる。アキュームレータ36内の圧力は、圧力センサ37により検出され、圧力が規定値に達していないと、ポンプ31が作動し増圧され、圧力が規定値に達したところでポンプ31が停止される。アキュームレータ36に蓄えられた流体は、ソレノイドバルブ32を制御することによりアクチュエータ23のシリンダ23aに送られる。これによって、ピストンロッド23bが突出されてレリーズフォーク22を押す。また、ピストンロッド23bを戻すときには、シリンダ
23a内の流体を、ソレノイドバルブ32を制御することにより抜いてリザーバ34に送る。
ソレノイドバルブ32は、アクチュエータ23に流体圧を付与させる状態とアクチュエータ23への流体圧の付与を解除する状態とに切り替えるものである。このソレノイドバルブ32は、例えば励磁コイル32aへの通電により弁体(図示省略)を動作させる構成である。例えば、励磁コイル32aを通電したときに、ソレノイドバルブ32がアクチュエータ23に対し流体圧を付与する状態となってクラッチ機構7を切断状態(図3参照)とする。一方、励磁コイル32aを非通電としたときに、ソレノイドバルブ32がアクチュエータ23に対する流体圧の付与を解除する状態となってクラッチ機構7を接続状態(図2参照)とする。
クラッチ制御装置(クラッチECU)9は、エンジン制御装置4からエンジン回転パルスおよびエンジン回転速度等の情報を入手するとともに、下記する各種のセンサやスイッチからの出力を入手して、必要に応じて、クラッチ操作装置8におけるポンプ31およびソレノイドバルブ32を制御することによりクラッチ機構7を切断状態(図3参照)または接続状態(図2参照)にするものである。
なお、クラッチ制御装置9は、エンジン制御装置4とクラッチ制御に必要な情報を双方向で送受するCAN通信を行うようになっているとともに、常時においてエンジン制御装置4に対し、自身の異常の有無を示すCSMT信号を出力するとともに、必要に応じて下記するソレノイドバルブ32の励磁コイル32aの断線の有無を示す信号を出力するようになっている。
また、上記センサおよびスイッチとしては、例えば流体圧回路24の圧力センサ37や、その他、図示していないが、レリーズフォーク12のストローク量を検出するストロークセンサ、変速機2の入力軸2aの回転速度を検出する回転速度センサ、車両の速度を検出する車速センサ、ブレーキ操作中であるかを検出するブレーキスイッチ、ニュートラルスイッチ、シフトレバー2bが操作されたことを検出するシフトレバースイッチ等が挙げられる。
なお、励磁コイル32aを非通電とすることによりクラッチ機構7を接続状態(図2参照)にしていて、例えばエンジン1の始動時やエンジン1が稼動している状態での変速時には、励磁コイル32aを通電することによりクラッチ機構7を切断状態(図3参照)とする。つまり、自動クラッチ3は、クラッチ機構7を常時において接続状態とするようになっている。
エンジン起動装置5は、この実施形態では、従来公知のイグニッションキー(図示省略)を人的に操作してエンジン1を始動させるタイプとされている。
前記イグニッションキーは、少なくとも二段階に回転操作されるものである。イグニッションキーの一段階目の操作でイグニッションスイッチ41がオンになるとエンジン制御装置4がエンジン1の始動が可能な待機状態とする。イグニッションキーの二段階目の操作でスタータスイッチ42がオンになるとエンジン制御装置4がスタータリレー43の励磁コイル43aを通電してノーマリーオープンタイプのスイッチ43bをオンさせることにより、スタータモータ6を駆動してエンジン1を始動させる。
なお、エンジン1を始動する際、変速機2がニュートラルポジションにあるときのみエンジン1の始動を許可するために、スタータスイッチ42とスタータリレー43の励磁コイル43aとの間に、ニュートラルポジションスイッチ44が介装されている。但し、ニ
ュートラルポジションスイッチ44を省略したものも本発明に含まれる。
要するに、変速機2がニュートラルポジション以外にあるときは、ニュートラルポジションスイッチ44がオフになっているので、たとえイグニッションキーが操作されてスタータスイッチ42がオンになっても、バッテリ45からスタータモータ6への電源供給が遮断されるから、スタータモータ6が駆動されないようになる。
イグニッションスイッチ41、スタータスイッチ42は、それぞれ、可動接点がバッテリ45にヒューズ46を介して並列に接続されている。イグニッションスイッチ41の固定接点はエンジン制御装置4のIGSW端子に接続されている。また、スタータスイッチ42の固定接点は、下記する電源カットリレー50のスイッチ51およびニュートラルポジションスイッチ44を介してスタータリレー43の励磁コイル43aに接続されている。スタータリレー43のスイッチ43bはヒューズ47を介してバッテリ45に接続されている。ニュートラルポジションスイッチ44の固定接点はエンジン制御装置4のSTAR端子に接続されている。
ここで、仮に、クラッチ制御装置9が機能障害を起こした場合や、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aが断線した場合等の異常が発生すると、自動クラッチ3が正常に動作しなくなる。
上述したように、通常時にクラッチ機構7を接続状態にしていて、必要時にのみクラッチ機構7を切断状態とするようになっているので、上述したような自動クラッチ3の異常が発生すると、クラッチ機構7の操作が不可能になる。そのため、クラッチ機構7が接続状態のままになって切断状態にできなくなる。
そこで、エンジン1の始動を可能とする待機状態にされたとき、自動クラッチ3の異常の有無を調べ、異常無の場合にエンジン1を始動可能な状態にする一方で、異常有の場合にエンジン1を始動不可能な状態にする処理を行うようにしている。
具体的に、エンジン制御装置4について、エンジン1の制御に加えて、自動クラッチ3の異常診断・異常対処に関する処理をも実行するようにしている。
そして、スタータスイッチ42とニュートラルポジションスイッチ44との間に、電源カットリレー50を配置している。
上記電源カットリレー50は、電源カットスイッチ51と、この電源カットスイッチ51をオン・オフするための励磁コイル52とを有している。電源カットスイッチ51は、スタータスイッチ42とニュートラルポジションスイッチ44との間に配置されており、また、励磁コイル52はエンジン制御装置4のSTCR端子に接続されている。
この電源カットリレー50は、励磁コイル52を非通電としているときに電源カットスイッチ51がオンつまり閉止した状態となっていて、励磁コイル52を通電したときに電源カットスイッチ51がオフつまり開放した状態となるものである。つまり、電源カットスイッチ51は、常時オンのノーマリークローズタイプである。
この電源カットスイッチ51がオンの状態では、バッテリ45からスタータリレー43の励磁コイル43aへ電源が供給されるが、オフの状態ではバッテリ45からスタータリレー43の励磁コイル43aへの電源供給が遮断される。
したがって、ニュートラルポジションスイッチ44がオンの状態で、かつ電源カットス
イッチ51がオンの状態のとき、車両搭乗者によりイグニッションキーが操作されてイグニッションスイッチ41、スタータスイッチ42が共にオンされると、スタータリレー43の励磁コイル43aが通電されてスイッチ43bがオンになるので、バッテリ45からスタータモータ6に電源が供給されることになって、エンジン1を始動することが可能になる。
しかし、電源カットスイッチ51がオフの状態では、仮にスタータスイッチ42をオンにしても、スタータリレー43の励磁コイル43aを通電できないので、スイッチ43bがオフのままとなり、バッテリ45からスタータモータ6に電源を供給できなくなって、スタータモータ6を駆動できない。したがって、エンジン1が始動不可能な状態になる。
次に、エンジン制御装置4による自動クラッチ3の異常診断・異常対処に関する処理について、図4を参照して説明する。
まず、イグニッションスイッチ41が、オフの状態(エンジン1停止状態)からオンされると、エンジン1を始動可能な待機状態となり、図4に示すフローチャートにエントリーする。
そして、自動クラッチ3の異常診断を行う。つまり、ステップS1で自動クラッチ3の異常が無いと判定した場合には、ステップS2のエンジン始動制御に移行する。
このエンジン始動制御は、従来から公知の処理と同様であるので、簡単に説明する。エンジン1を始動可能な状態、つまり、電源カットスイッチ51をオンにしたままとすることにより、スタータスイッチ42がオンされるのを待つ待機状態を維持する。そして、ニュートラルポジションスイッチ44がオンの状態において、車両車両搭乗者によるイグニッションキー(図示省略)の2段階目の操作に伴いスタータスイッチ42がオンされたときに、スタータリレー43のスイッチ43bをオンにできるので、スタータモータ6に電源が供給されることになってエンジン1が始動される。
なお、前記エンジン1の始動にあたっては、エンジン制御装置4は、クラッチ制御装置9に自動クラッチ3を切断状態にさせる切断指令を送り、このクラッチ制御装置9が前記切断指令に応答して自動クラッチ3を切断状態にさせるようにしている。このとき、クラッチ制御装置9は、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aを通電することにより自動クラッチ3のクラッチ機構7を切断状態(図3参照)とする。
しかし、ステップS1で自動クラッチ3の異常があると判定した場合には、ステップS3で異常対処を行う。
このステップS3の異常対処としては、電源カットリレー50の励磁コイル52を通電して電源カットスイッチ51をオフにすることにより、スタータリレー43の励磁コイル43aを非通電としてスイッチ43bをオフのまま固定する。これにより、バッテリ45からスタータモータ6への電源供給が強制的に遮断されるので、車両車両搭乗者によりスタータスイッチ42がオン操作されても、スタータリレー43のスイッチ43bがオンされなくなる。そのため、スタータモータ6を駆動させることができなくなって、エンジン1が始動不可能な状態となる。
なお、異常対処について、前述したようにエンジン1を始動不可能な状態にすることに加えて、自動クラッチ3の異常を報知するようにしてもよい。例えば車両の運転席のメーターパネルなどに、異常報知ランプまたはメッセージ表示部を設け、それらを駆動して自動クラッチ3の異常を報知することが考えられる。
この構成によれば、車両搭乗者に自動クラッチ3の異常発生を素早く知らせることが可能になる。
ここで、上記ステップS1の自動クラッチ3の異常判定について、図5を参照して説明する。
つまり、自動クラッチ3の異常診断としては、クラッチ制御装置9そのものの故障や、クラッチ制御に関するCAN通信の不良等といった機能障害と、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aの断線とがある。エンジン制御装置4は、クラッチ制御装置9との間で双方向通信を行っているので、この通信内容に応じて、上記各種の異常を判定する。
つまり、ステップS10において、クラッチ制御装置9から入力されるCSMT信号が正常な波形であるか否かを判定し、YESの場合はステップS11で、また、NOの場合にはステップS12で、共に、クラッチ制御装置9との間でCAN通信ができているか否かを判定する。
なお、クラッチ制御装置9は、ソレノイドバルブ32を駆動するための駆動部(図示省略)にてソレノイドバルブ32の励磁コイル32aの断線またはショートをダイアグ判定し、その結果をCSMT信号としてエンジン制御装置4に出力する。
ここで、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aが断線しておらず、しかもクラッチ制御装置9のCAN通信も正常にできている場合には、ステップS10でYESと判定され、かつ、ステップS11でYESと判定されるので、ステップS13において自動クラッチ3が正常であると確定して、図4のステップS2に移行する。
また、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aが断線していないが、クラッチ制御装置9のCAN通信ができていない場合には、ステップS10でYESと判定され、かつ、ステップS11でNOと判定されるので、ステップS14において自動クラッチ3の異常がクラッチ制御装置9のCAN通信異常であると確定し、図4のステップS3で異常対処を行う。
さらに、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aが断線しているが、クラッチ制御装置9のCAN通信が正常にできている場合には、ステップS10でNOと判定され、かつ、ステップS12でYESと判定されるので、ステップS15において自動クラッチ3の異常がソレノイドバルブ32の励磁コイル32aの断線であると確定し、図4のステップS3で異常対処を行う。
さらにまた、ソレノイドバルブ32の励磁コイル32aが断線していて、しかも、クラッチ制御装置9のCAN通信もできていない場合には、ステップS10でNOと判定されるとともに、ステップS12でNOと判定されるので、ステップS16において自動クラッチ3の異常がクラッチ制御装置9そのものの故障であると確定し、図4のステップS3で異常対処を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、自動クラッチ3の異常診断を行うとともに、異常無し時にエンジン1の始動を可能な状態にするが、異常有り時にエンジン1の始動を不可能な状態にするという異常対処を行うようにしている。
これにより、従来例で説明したように自動クラッチ3の異常発生が原因で自動クラッチ3が接続状態になったままでエンジン1を始動して変速動作を行ったとき等にエンジン1
がストールするという不具合の発生を確実に回避できるようになる。
そのため、エンジンストールによるショックの発生を未然に防止できるので、車両搭乗者に不快感を与えることがなくなるとともに、エンジン1、自動クラッチ3ならびに変速機2等に対し、余分な負荷がかかることを防止できて、それらの耐久性等の向上に貢献できる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
図6および図7に本発明の他の実施形態を示している。上述した実施形態では、2段階操作を行うイグニッションキーを用いて、その2段階目の操作を継続する時間だけ、スタータスイッチ42をオンさせ続けるものであったが、この実施形態では、前記イグニッションキーの2段階目の操作が行われたときにその操作継続時間に関係なく、また、イグニッションキーに代わるスタータボタン等を1回押すだけでその押し時間に関係なく、エンジン制御装置4が、エンジン1が完爆状態になるまでの間、スタータスイッチ42をオン状態に維持し、スタータモータ6を駆動しつづけるエンジン自動始動制御を行うようにしたものを例に挙げている。
なお、前記完爆状態とは、エンジン1のクランキングが、スタータモータ6の動力を受けずに行える状態のことを言う。
しかも、この実施形態では、アイドルストップ機能を有している。このアイドルストップ機能とは、走行中において信号待ち等のように一時停車するときに、エンジン1を自動停止して、再発進しようとするときにエンジン1を自動始動するものである。
そこで、この実施形態では、図6に示すように、図1に示したイグニッションスイッチ41およびスタータスイッチ42の代わりに、電源制御装置(ECU)48が設けられており、また、電源カットリレー50の電源カットスイッチ51とニュートラルポジションスイッチ44との間に、エンジン制御装置4のSTAR端子が接続されている。このエンジン制御装置4のSTAR端子の接続点より電源カットスイッチ51側には、逆流防止用のダイオード53が挿入されている。
つまり、図示しないイグニッションキーが車両の所定位置にセットされると、電源制御装置48が認識し、エンジン制御装置4のIGSW端子にイグニッションスイッチ信号が入力されたことを示す情報を送り、エンジン1を始動可能な待機状態となる。
そして、図示しないイグニッションキーあるいはスタータボタンが押されると、電源制御装置48が認識し、エンジン制御装置4のSTSW端子にエンジンスタート信号が入力されたことを示す情報を送る。これにより、エンジン制御装置4は電源カットリレー50の励磁コイル52を非通電のままとして電源カットスイッチ51をオンのままに保つ。そのため、電源制御装置48がバッテリ45からスタータリレー43の励磁コイル43aへ電源供給されて、スタータリレー43のスイッチ43bがオンされるので、スタータモータ6が駆動されてエンジン1が始動されることになる。
次に、この実施形態でのエンジン制御装置4による異常診断・異常対処の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、クラッチ制御装置9の機能障害またはソレノイドバルブ32の励磁コイル32aの断線等の異常が無い場合、ステップS1でYESと判定し、ステップS2のエンジン自動始動制御に移行する。
エンジン自動始動制御は、エンジン1を始動可能な状態、つまり、電源カットリレー50の励磁コイル52を非通電のままとして電源カットスイッチ51をオンにしたままとすることにより、エンジン始動要求を待つ待機状態を維持する。そして、スタータボタン(図示省略)の押し操作に伴いエンジンスタート信号が入力されたとき、あるいはアイドルストップによる再発進条件が成立したときに、エンジン制御装置4のSTAR端子からスタータリレー43の励磁コイル43aを通電してスイッチ43bをオンにすることにより、スタータモータ6に電源を供給してエンジン1を始動する。
しかし、クラッチ制御装置9の機能障害またはソレノイドバルブ32の励磁コイル32aの断線等の異常が有る場合、ステップS1でYESと判定し、ステップS3で電源カットリレー50の励磁コイル52を通電して電源カットスイッチ51をオフさせるとともに、続くステップS4でスタータリレー43の励磁コイル43aへの通電を不可能にしてスイッチ43bをオフのまま固定することにより、エンジン1を始動不可能な状態にする。
このように、スタータボタン(図示省略)によるエンジンスタート信号が入力されたとき、あるいはアイドルストップによる再発進条件が成立したとき等、エンジン1を始動させる必要がある場合でも、自動クラッチ3に上記のような異常があると、エンジン1を始動不可能な状態にする。
したがって、この実施形態でも、上記実施形態と同様、従来例で説明したように自動クラッチ3の異常発生が原因で自動クラッチ3が接続状態になったままでエンジン1を始動して変速動作を行ったとき等にエンジン1がストールするという不具合の発生を確実に回避できるようになる。
本発明に係る車両制御システムの一実施形態を模式的に示す構成図である。 図1のクラッチ機構の構成を模式的に示す断面図であり、接続状態を示している。 図2に対応する断面図で、クラッチ機構の切断状態を示している。 図1の車両制御システムによる自動クラッチの異常診断・異常対処処理を説明するためのフローチャートである。 図4のフローチャートにおける自動クラッチの異常判別(ステップS1)を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る車両制御システムの他の実施形態を模式的に示す構成図である。 図6の車両制御システムによる自動クラッチの異常診断・異常対処処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 変速機
3 自動クラッチ
4 エンジン制御装置
5 エンジン起動装置
6 スタータモータ
7 クラッチ機構
8 クラッチ操作装置
9 クラッチ制御装置
21 レリーズベアリング
22 レリーズフォーク
23 アクチュエータ
24 流体圧回路
31 ポンプ
32 ソレノイドバルブ
32a ソレノイドバルブの励磁コイル
41 イグニッションスイッチ
42 スタータスイッチ
43 スタータリレー
43a スタータリレーの励磁コイル
43b スタータリレーのスイッチ
50 電源カットリレー
51 電源カットスイッチ
52 電源カットスイッチの励磁コイル

Claims (10)

  1. エンジンの出力軸と変速機の入力軸との切断または接続を自動で行う自動クラッチを有するとともに、各種情報を入手してエンジンを制御するエンジン制御装置を有する車両の制御システムであって、
    前記エンジン制御装置は、エンジン始動を可能とする待機状態にされたとき、前記自動クラッチの異常の有無を調べ、異常無の場合にエンジンを始動可能な状態にする一方で異常有の場合にエンジンを始動不可能な状態にする処理を行うことを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記エンジン制御装置は、前記自動クラッチの異常有の場合に、エンジンを始動不可能な状態にすることに加えて、自動クラッチの異常を報知する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記待機状態は、イグニッションスイッチがオンされることによって確保され、前記エンジン制御装置は、前記イグニッションスイッチのオン・オフ状態によって前記待機状態か否かを認識することを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記エンジンに付設されるスタータモータに対する電源供給ラインにノーマリーオープンタイプのスイッチが配置されているとともに、このスイッチをオン・オフさせる励磁コイルに対する電源供給ラインに電源カットスイッチが配置されており、
    前記エンジン制御装置は、前記自動クラッチの異常有の場合に前記電源カットスイッチをオフさせることによってエンジンを始動不可能な状態にする処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両制御システム。
  5. 前記エンジン制御装置は、エンジンを始動するにあたって、まず自動クラッチを切断状態にさせてから、前記スタータモータを駆動する処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両制御システム。
  6. 前記エンジン始動は、エンジン停止状態でかつイグニッションスイッチのオン状態において人的操作によりスタータスイッチがオンされたとき、またはエンジン停止状態でかつイグニッションスイッチのオン状態において前記エンジン制御装置が所定の始動条件の成立を認識したときに前記スタータモータに電源を供給してエンジンを始動させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両制御システム。
  7. 前記自動クラッチは、エンジンの出力軸と変速機の入力軸とを機械的に切断または接続するクラッチ機構と、クラッチ機構を操作するクラッチ操作装置と、各種の情報を入手してクラッチ操作装置を制御するクラッチ制御装置とを有し、
    かつ、前記クラッチ操作装置が、レリーズフォークを傾動させるアクチュエータと、クラッチ機構を切断させるようアクチュエータに流体圧を付与する状態またはクラッチ機構を接続させるようアクチュエータに対する流体圧の付与を解除する状態に切り替えられる流体圧回路とを有し、
    前記クラッチ制御装置が、必要に応じて前記流体圧回路の状態を選択することにより前記クラッチ機構を切断または接続させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両制御システム。
  8. 前記流体圧回路は、前記アクチュエータに流体圧を付与させる状態と前記アクチュエータへの流体圧の付与を解除する状態とに切り替えられるソレノイドバルブを有し、
    前記クラッチ制御装置は、必要に応じて、前記ソレノイドバルブの励磁コイルを通電することにより前記ソレノイドバルブを流体圧付与状態とする場合と、前記ソレノイドバル
    ブの励磁コイルを非通電とすることにより前記ソレノイドバルブを流体圧付与解除状態とする場合とを選択的に行うことを特徴とする請求項7に記載の車両制御システム。
  9. 前記自動クラッチの異常が、前記クラッチ制御装置の機能障害とされ、前記エンジン制御装置は、前記クラッチ制御装置との間で双方向通信を行うことにより、前記クラッチ制御装置の機能障害を認識することを特徴とする請求項7または8に記載の車両制御システム。
  10. 前記自動クラッチの異常が、前記ソレノイドバルブの励磁コイルの断線とされ、前記クラッチ制御装置は、前記ソレノイドバルブの励磁コイルの断線の有無を検出し、断線を検出したときに前記エンジン制御装置に通知することを特徴とする請求項8に記載の車両制御システム。
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