JP2006274918A - 空調・発電システム - Google Patents

空調・発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006274918A
JP2006274918A JP2005094721A JP2005094721A JP2006274918A JP 2006274918 A JP2006274918 A JP 2006274918A JP 2005094721 A JP2005094721 A JP 2005094721A JP 2005094721 A JP2005094721 A JP 2005094721A JP 2006274918 A JP2006274918 A JP 2006274918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
engine
heat exchanger
output
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005094721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4555718B2 (ja
Inventor
Hisashige Sakai
寿成 酒井
Kazuya Imai
和哉 今井
Yuji Nakai
裕二 中井
Shigeru Yoshii
繁 吉井
Hiroshi Kanai
弘 金井
Yoshihito Mizuno
善仁 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2005094721A priority Critical patent/JP4555718B2/ja
Publication of JP2006274918A publication Critical patent/JP2006274918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4555718B2 publication Critical patent/JP4555718B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】 電力削減指示が出力された場合、効率よく、電力使用量を契約電力内に収めることができる空調・発電システムを提供する。
【解決手段】 エンジン10によって駆動される圧縮機12、室外熱交換器17、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、エンジン10によって駆動される発電機11とを備え、この発電機11に系統連系インバータ33を接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラ51を備え、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器17の送風機26の回転数を上昇または維持することにより、エンジン10の負荷を低減させて、発電機11の発電出力を増大する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンによって圧縮機および発電機を駆動して空調および発電を同時に行う空調・発電システムに関する。
従来のエンジン駆動式空気調和装置では、冷媒を圧縮する圧縮機をガスエンジンなどのエンジンで駆動し、空調運転を行わせている。近年、このガスエンジンに発電機を連結し、この発電機で発電された電力を、例えば室外熱交換器への送風を行う送風機或いはエンジンを冷却する冷却水ポンプなどの負荷装置に供給し、電力供給レスの空調機の実現が模索されている(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、デマンドコントローラを設置し、商用使用電力が契約電力以上とならないように、デマンドコントローラから電力削減指示が出力された場合、電力使用量を契約電力内に収める制御が行われている。
特開平5−231745号公報
しかし、上記ガスエンジンに連結された発電機の発電電力を、商用系統に出力する空調・発電システムに対し、このデマンドコントローラの機能を併設した空調・発電システムは、未だ提案されていない。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、電力削減指示が出力された場合、効率よく、電力使用量を契約電力内に収めることができる空調・発電システムを提供することにある。
本発明は、エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、前記エンジンによって駆動される発電機とを備え、この発電機に系統連系インバータを接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラを備え、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、前記室外熱交換器の送風機の回転数を上昇または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする。
本発明では、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器の送風機の回転数を上昇または維持するため、室外熱交換器の冷媒の凝縮が促進され、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。
従って、例えば需要家負荷を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
この場合において、前記室外熱交換器の送風機回転数を、圧縮機の高圧および吹出差温を前件部としてファジィ制御すると共に、電力削減指示が出力された場合、前記前件部の高圧の基本値を低めにシフトさせて、送風機回転数を上昇または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大してもよい。
本発明では、高圧の基本値を低めにシフトさせれば、送風機回転数を上昇または維持でき、簡単な制御で構成できる。
エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、前記エンジンによって駆動される発電機とを備え、この発電機に系統連系インバータを接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラを備え、暖房運転中に、電力削減指示が出力された場合、前記室外熱交換器の送風機の回転数を下降または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大してもよい。
本発明では、暖房運転中に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器の送風機の回転数を下降または維持するため、室外熱交換器の冷媒の蒸発が抑制され、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。
従って、例えば需要家負荷を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
この場合において、前記室外熱交換器の送風機回転数を、圧縮機の低圧および吹出差温を前件部としてファジィ制御すると共に、電力削減指示が出力された場合、前記前件部の低圧の基本値を低めにシフトさせて、送風機回転数を下降または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大してもよい。
本発明では、低圧の基本値を低めにシフトさせれば、送風機回転数を下降または維持でき、簡単な制御で構成できる。
本発明では、冷房運転時に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器の送風機の回転数を上昇または維持するため、室外熱交換器の冷媒の凝縮が促進され、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。
また、暖房運転時に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器の送風機の回転数を下降または維持するため、室外熱交換器の冷媒の蒸発が抑制され、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。
従って、例えば需要家負荷を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
本発明の実施の形態について図を参照しながら以下に説明する。
図1は、ガスエンジン駆動式の空気調和装置1を示す。この空気調和装置1は、室外ユニット2と複数の室内ユニット3a〜3cとを有し、これらを液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続して構成されている。室外ユニット2には、ガスエンジン10と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容されている。このガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガスなどの燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
上記圧縮機12は、大小異容量の圧縮機12a,12bで構成され、2台が並列に、ガスエンジン10に対し、それぞれ電磁クラッチ14a,14bを介して接続されている。これら圧縮機12a,12bの吐出管12cは、プレート式熱交換器31、四方弁15、室外熱交換器17の順に接続され、この室外熱交換器17には、液管4aを介して、各室内ユニット3の膨張弁19a〜19c、室内熱交換器21a〜21bが接続され、室内熱交換器21a〜21bには、ガス管4bを介して、四方弁15が接続され、この四方弁15には、圧縮機12a,12bが接続されている。また、この圧縮機12a,12bの吐出管12cおよび吸込管12dが、バイパス管18で接続され、このバイパス管18に、アンロード用のバイパス弁20が接続されている。
ちなみに、圧縮機12a,12bが駆動されると、四方弁15の切り替え状態で、それが暖房切り替えであれば、実線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室内熱交換器21a〜21b、膨張弁19a〜19c、室外熱交換器17の順に冷媒が循環し、室内熱交換器21a〜21bでの冷媒凝縮熱により室内が暖房される。これとは反対に、四方弁15が冷房切り替えであれば、破線の矢印で示すように、圧縮機12a,12b、四方弁15、室外熱交換器17、膨張弁19a〜19c、室内熱交換器21a〜21bの順に冷媒が循環し、この室内熱交換器21a〜21bでの冷媒蒸発熱により室内が冷房される。
つぎに、ガスエンジン10の冷却装置について説明する。
このガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエター25に供給される。このラジエター25は、室外熱交換器17と併設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷され、このラジエター25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2の外に排出される。
上述した第1の三方弁22は冷却水温度で自動的に切り替えられる。すなわち、冷却水温度が所定温度よりも低い場合、ガスエンジン10のウォータージャケットからの冷却水を、ラジエター25をバイパスし、直接、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に導いて、上記ウォータージャケットに戻す。
第2の三方弁24は、例えば暖房運転時に切り替えられ、この場合、冷却水はラジエター25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れ、ウォータージャケットに戻される。
つぎに、発電機11による発電系統について説明する。
この発電機11には、系統連系インバータ33が接続され、この系統連系インバータ33は、発電機11からの三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、200Vの三相交流の電力に変換して、商用系統35に出力する。この商用系統35は、商用電源36と、ブレーカ37と、需要家負荷38とを含み、系統連系インバータ33は、ブレーカ37と、需要家負荷38との間に接続されている。
また、この系統連系インバータ33は、上述した逆潮流ヒータ23に適宜電力を供給すると共に、室外ユニット2の室外側コントローラ39に、通信線40を介して通信可能に接続されている。そして、この室外側コントローラ39は、商用系統35から電源線41を介して動作電源を得ると共に、通信線42を介して各室内ユニット3の室内側コントローラに通信可能に接続されている。
この系統連系インバータ33には、商用電源36およびブレーカ37の間に設置された電力検出器43が接続されている。この電力検出器43は、商用系統35に供給される電力値をリアルタイムに取得し、この取得した電力値データが、系統連系インバータ33に入力され、通信線40を介して室外側コントローラ39に送られる。
また、系統連系インバータ33は、発電機11の発電量を制御する機能を有し、必要に応じ、発電量を減少または増大させる。
上記構成において、例えば室内ユニット3側の空調要求に応じて、圧縮機12a,12bの負荷が増大すると共に、商用系統35の需要家負荷38の増大に応じて、発電要求が増大した場合、エンジン10の負荷が増大する。
需要家負荷38は、電力検出器43、系統連系インバータ33および室外側コントローラ39により常時監視されている。
本構成では、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラ51が設置されている。
デマンドコントローラ51は、レベル0〜レベルnまでのn+1段階の電力削減指示を出力し、出力がレベル0であれば、電力使用量が契約電力までにかなりの余裕があり、レベルnに向けて徐々に危険度が増し、レベルnでは、契約電力に接近したことを示す。このデマンドコントローラ51は、電力削減指示を、室外側コントローラ39に出力し、この室外側コントローラ39が、電力削減指示のレベルに応じて、系統連系インバータ33に発電出力増大を許可する。
図2は、冷房運転時の制御フローを示す。
この処理フローでは、まず、デマンドコントローラ51からの電力削減指示のレベルが判定される(S1)。その指示レベルが、電力削減レベル0であれば、空調優先運転が行われ、電力削減レベル1以上であれば、発電優先運転が行われる。
電力削減レベル0の場合、契約電力までにかなりの余裕があり、システム本来の空調優先運転が行われる。
この空調優先運転では、現在のエンジン10の負荷レベルが取得される(S2)。この現在の負荷レベルは、スロットル弁8(図1)の弁開度に応じて推定される。このスロットル弁8は、エンジン10の空気量調整弁であり、スロットル弁8の弁開度を、例えば7段階(レベル:0<負荷大>〜6<負荷小>)に分類し、このレベル毎に、予め関連した負荷レベルを求め、例えばこれらをマップ化すれば、スロットル弁8の弁開度に応じ負荷レベルを推定できる。
ついで、現在の負荷レベルと、エンジン許容負荷レベルとの差により求めた発電量を、現在の発電量に加算する(S3)。具体的には、例えば、図3に示すように、曲線Tをエンジン許容負荷レベル(許容トルク)とした場合、現在のエンジン回転数R1に対応する現在のエンジン負荷レベルT1と、その回転数R1でのエンジン許容負荷レベルT2との差の負荷レベルT3を求め、この負荷レベルT3に対応した発電量Q1を、予め定めた負荷レベル・発電量マップ等から求め、或いは所定の演算式から求め、この求めた発電量Q1を、現在の発電量Qに加算する。
そして、この発電量Q2(=Q1+Q)が、予め定めた最大発電量以下か否かを判定する(S4)。この最大発電量は、仕様(定格)発電量であってもよく、或いはそれ以下の所定発電量であってもよい。この最大発電量は、エンジン10の回転速度および負荷レベルによって変動する。
S4において、発電量Q2が、最大発電量以下であれば、系統連系インバータ33に発電量Q2の発電を許可する(S5)。また、最大発電量以上であれば、エンジン10の過負荷を防止するため、系統連系インバータ33に発電量Q2の発電を許可せず、最大発電量に止めた発電を許可する(S6)。
本構成では、電力削減レベル0の場合、空調要求が増大すると、その空調要求に応じてエンジン回転数が増し、この回転数に従って圧縮機12が駆動される。
すると、この回転数に従う冷媒吐出量が得られ、この冷媒量の循環により、空調要求に応じた空調が行われる。
上記回転数で空調運転した状態では、図3を参照し、エンジン負荷に余裕(負荷T2に相当する。)が生じる。本構成では、その回転数でのエンジン許容負荷に対応した発電量となるようにインバータ33の出力を制御するため、常に、エンジン許容負荷一杯の発電が行われ、空調負荷が変動し回転数が変動しても、その回転数での発電可能な最大発電量を得ることができる。
また、エンジン許容負荷一杯の発電であるため、エンジン10に過大な負荷がかかることがなく、エンジン耐久性が確保される。
一方、S1で、電力削減レベル1以上であれば、レベル毎に危険度が変化するため、その危険度に応じた発電優先運転が行われる。
この場合、まず、電力削減レベル1〜nが取得される(S7)。上記のように、削減レベル1から削減レベルnに向けて徐々に危険度が増し、削減レベルnでは、契約電力にかなり接近する。
この電力削減レベル1〜nに応じ、圧縮機側の負荷を減ずるため、ファジィ制御の前件部の高圧がシフトされ、室外送風機26の回転数が上昇または維持される(S8)。室外送風機26の回転数は、ファジィ制御である。
ところで、冷房運転時には、図4Aに示すように、室外送風機26の回転数(後件部)が、圧縮機12の吐出圧力(高圧)と、目標の吹出温度および現在の吹出温度の差温(吹出差温)と、を前件部として制御される。
例えば、高圧ZO、吹出差温NMの場合、回転数は現状維持で制御され、高圧NM、吹出差温NMの場合、回転数は出力低下で制御され、高圧PM、吹出差温NMの場合、回転数は出力上昇で制御される。
高圧前件部:ZO=2.5Mpaを基本に制御する場合、S9では、この高圧の基本値を、例えば、図4Bに示すように、電力削減レベル1〜nに応じ、ZO=(2.5−0.1)Mpa、ZO=(2.5−0.2)Mpa、ZO=(2.5−0.n)Mpaのように、低めにシフトさせる。
電力削減レベル1〜nは、削減レベル1から削減レベルnに向けて徐々に危険度が増し、削減レベルnでは、契約電力にかなり接近する。
S7で、削減レベル1を取得したら、S8では、図4Bに示すように、高圧の基本値を、ZO=(2.5−0.1)Mpaに低めにシフトし、削減レベル2を取得したら、ZO=(2.5−0.2)Mpaにシフトし、削減レベルnを取得したら、ZO=(2.5−0.n)Mpaにシフトする。
高圧の基本値を低めにシフトしたら、つぎに、S2〜S6の処理に移行する。低めにシフトした場合、室外送風機26の回転数は、上昇または維持の傾向となり、この回転数が上昇傾向にあると、冷房運転時において、室外熱交換器17の冷媒の凝縮が促進されて、圧縮機負荷が軽減される。
従って、S2に移行した場合、取得される現在の負荷レベルは、圧縮機負荷が軽減した分だけ、小さくなっており、これにより、エンジン負荷に余裕(負荷T2に相当する。)が生じる。よって、現在の回転数でのエンジン許容負荷に対応した発電量となるようにインバータ33の出力を制御することにより、上記エンジン負荷の余裕に対応した発電量の上乗せが可能になる。
本実施形態では、冷房運転中に、デマンドコントローラ51から出力された削減レベルに応じ、前件部の高圧基本値を低めにシフトするため、室外熱交換器17の冷媒の凝縮が促進されて、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。従って、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、効率よく発電量が増大するため、需要家負荷38を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
図5は、暖房運転時の制御フローを示す。
この処理フローは、図2の処理フローと比較し、S18の処理が異なり、その他の処理は同じである。すなわち、この電力削減レベル1〜nに応じ、圧縮機側の負荷を減ずるため、ファジィ制御の前件部の低圧がシフトされて、室外送風機26の回転数が下降または維持される(S18)。
この暖房運転時には、図6Aに示すように、室外送風機26の回転数(後件部)が、圧縮機12の吸込圧力(低圧)と、目標の吹出温度および現在の吹出温度の差温(吹出差温)と、を前件部として制御される。
例えば、低圧ZO、吹出差温NMの場合、回転数は現状維持で制御され、低圧NM、吹出差温NMの場合、回転数は出力上昇で制御され、低圧PM、吹出差温NMの場合、回転数は出力低下で制御される。
低圧前件部:ZO=0.6Mpaを基本に制御する場合、S19では、この低圧の基本値を、例えば、図6Bに示すように、電力削減レベル1〜nに応じ、ZO=(0.6−0.1)Mpa、ZO=(0.6−0.2)Mpa、ZO=(0.6−0.n)Mpaのように、低めにシフトさせる。
電力削減レベル1〜nは、削減レベル1から削減レベルnに向けて徐々に危険度が増し、削減レベルnでは、契約電力にかなり接近する。
S7で、削減レベル1を取得したら、S18では、図6Bに示すように、低圧の基本値を、ZO=(0.6−0.1)Mpaに低めにシフトし、削減レベル2を取得したら、ZO=(0.6−0.2)Mpaにシフトし、削減レベルnを取得したら、ZO=(0.6−0.n)Mpaにシフトする。
低圧の基本値を低めにシフトしたら、つぎに、S2〜S6の処理に移行する。低めにシフトした場合、室外送風機26の回転数は、下降または維持の傾向となり、この回転数が下降傾向にあると、暖房運転時において、室外熱交換器17の冷媒の蒸発が抑制されて、圧縮機負荷が軽減される。
従って、S2に移行した場合、取得される現在の負荷レベルは、圧縮機負荷が軽減した分だけ、小さくなっており、これにより、エンジン負荷に余裕(負荷T2に相当する。)が生じる。よって、現在の回転数でのエンジン許容負荷に対応した発電量となるようにインバータ33の出力を制御することにより、上記エンジン負荷の余裕に対応した発電量の上乗せが可能になる。
本実施形態では、暖房運転中に、デマンドコントローラ51から出力された削減レベルに応じ、前件部の低圧基本値を低めにシフトするため、室外熱交換器17の冷媒の蒸発が抑制されて、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。従って、暖房運転中に、電力削減指示が出力された場合、効率よく発電量が増大するため、需要家負荷38を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
以上、一実施形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、系統連系インバータ33は、室外ユニット2とは別置きとなっていたが、室外ユニット2に一体的に収納されていてもよい。また、室外ユニット2が複数台設置の場合、各室外ユニット2に系統連系インバータ33を設置し、これら系統連系インバータ33を変換機で接続し、この変換機が、各系統連系インバータ33に出力制御指示を行うようにすればよい。また、本実施形態では、インバータから供給される電源を三相200Vとしたが、三相100Vでもよく、単相三線式としてもよい。
本発明の一実施形態を示す回路図である。 冷房運転時の処理フローを示す図である。 エンジン許容負荷レベルの説明図である。 Aはファジィマップを示す図、Bは高圧シフトの説明図である。 暖房運転時の処理フローを示す図である。 Aはファジィマップを示す図、Bは低圧シフトの説明図である。
符号の説明
1 エンジン駆動式空気調和装置
2 室外ユニット
3 室内ユニット
8 スロットル弁
10 エンジン
11 発電機
17 室外熱交換器
26 送風機
33 系統連系インバータ
35 商用系統
36 商用電源
37 ブレーカ
38 需要家負荷
39 室外側コントローラ
43 電力検出器
51 デマンドコントローラ

Claims (4)

  1. エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、前記エンジンによって駆動される発電機とを備え、この発電機に系統連系インバータを接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラを備え、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、前記室外熱交換器の送風機の回転数を上昇または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする空調・発電システム。
  2. 前記室外熱交換器の送風機回転数を、圧縮機の高圧および吹出差温を前件部としてファジィ制御すると共に、電力削減指示が出力された場合、前記前件部の高圧の基本値を低めにシフトさせて、送風機回転数を上昇または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする請求項1記載の空調・発電システム。
  3. エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、前記エンジンによって駆動される発電機とを備え、この発電機に系統連系インバータを接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラを備え、暖房運転中に、電力削減指示が出力された場合、前記室外熱交換器の送風機の回転数を下降または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする空調・発電システム。
  4. 前記室外熱交換器の送風機回転数を、圧縮機の低圧および吹出差温を前件部としてファジィ制御すると共に、電力削減指示が出力された場合、前記前件部の低圧の基本値を低めにシフトさせて、送風機回転数を下降または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする請求項1記載の空調・発電システム。
JP2005094721A 2005-03-29 2005-03-29 空調・発電システム Expired - Fee Related JP4555718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005094721A JP4555718B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 空調・発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005094721A JP4555718B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 空調・発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006274918A true JP2006274918A (ja) 2006-10-12
JP4555718B2 JP4555718B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=37209916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005094721A Expired - Fee Related JP4555718B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 空調・発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4555718B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014167365A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Aisin Seiki Co Ltd エンジン駆動式空調装置
KR101504635B1 (ko) 2013-10-05 2015-03-20 주식회사 씨윈피에스 전기발생용 공기조화기

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05231745A (ja) * 1992-02-24 1993-09-07 Mitsubishi Electric Corp エンジン駆動式冷暖房装置
JP2001112178A (ja) * 1999-10-01 2001-04-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05231745A (ja) * 1992-02-24 1993-09-07 Mitsubishi Electric Corp エンジン駆動式冷暖房装置
JP2001112178A (ja) * 1999-10-01 2001-04-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014167365A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Aisin Seiki Co Ltd エンジン駆動式空調装置
KR101504635B1 (ko) 2013-10-05 2015-03-20 주식회사 씨윈피에스 전기발생용 공기조화기

Also Published As

Publication number Publication date
JP4555718B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1895248A2 (en) Air-conditioning and electric power generating system and control method for the same
JP5495526B2 (ja) 熱源システムおよびその制御方法
JP5016894B2 (ja) 空調・発電装置及びその制御方法
JP6384057B2 (ja) 空調システム
JP6732126B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5201183B2 (ja) 空調装置および冷凍機の運転方法
JP2010236711A (ja) 発電・空調システム
JP2001324240A (ja) マルチエネルギーシステム
JP4934413B2 (ja) 空気調和装置
JP4267587B2 (ja) 空調・発電システム
JP3320385B2 (ja) 氷蓄熱式空調システムの制御方法
JP4555718B2 (ja) 空調・発電システム
JP4167987B2 (ja) 家庭用熱電気併給ユニット
JP2004271033A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP2006280074A (ja) 空調・発電システム
JP4727270B2 (ja) 空調・発電システム
JP4382004B2 (ja) 空調・発電システム
JP2008128610A (ja) 冷凍システム及びその運転方法
JP4588511B2 (ja) 空調・発電システム
JP2005226873A (ja) 空気調和装置
JP2011007356A (ja) ガスヒートポンプ式空気調和装置
KR100790829B1 (ko) 열병합 발전 시스템 및 그 제어방법
JP2004293881A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP7452585B2 (ja) 温水製造システム
JP2005055150A (ja) 空気調和装置の運転方法および制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100510

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4555718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees