JP2006274918A - 空調・発電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エンジン10によって駆動される圧縮機12、室外熱交換器17、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、エンジン10によって駆動される発電機11とを備え、この発電機11に系統連系インバータ33を接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラ51を備え、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器17の送風機26の回転数を上昇または維持することにより、エンジン10の負荷を低減させて、発電機11の発電出力を増大する。
【選択図】 図1
Description
また、一般に、デマンドコントローラを設置し、商用使用電力が契約電力以上とならないように、デマンドコントローラから電力削減指示が出力された場合、電力使用量を契約電力内に収める制御が行われている。
従って、例えば需要家負荷を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
本発明では、高圧の基本値を低めにシフトさせれば、送風機回転数を上昇または維持でき、簡単な制御で構成できる。
従って、例えば需要家負荷を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
本発明では、低圧の基本値を低めにシフトさせれば、送風機回転数を下降または維持でき、簡単な制御で構成できる。
また、暖房運転時に、電力削減指示が出力された場合、室外熱交換器の送風機の回転数を下降または維持するため、室外熱交換器の冷媒の蒸発が抑制され、圧縮機負荷が軽減され、この負荷の軽減分を上乗せした発電が可能になる。
従って、例えば需要家負荷を削減しなくとも、商用電力の使用量が減り、電力使用量を契約電力内に収めることができる。
図1は、ガスエンジン駆動式の空気調和装置1を示す。この空気調和装置1は、室外ユニット2と複数の室内ユニット3a〜3cとを有し、これらを液管4aおよびガス管4bからなるユニット間配管4で接続して構成されている。室外ユニット2には、ガスエンジン10と、このガスエンジン10の駆動力により発電を行う発電機11と、ガスエンジン10の駆動力により冷媒を圧縮する圧縮機12とが収容されている。このガスエンジン10は、燃料調整弁7を経て供給されるガスなどの燃料と、スロットル弁8を経て供給される空気との混合気を燃焼させて駆動力を発生する。
このガスエンジン10は水冷式であり、このガスエンジン10のウォータージャケットを循環した冷却水は、第1の三方弁22、逆潮流ヒータ23および第2の三方弁24を経て、ラジエター25に供給される。このラジエター25は、室外熱交換器17と併設されており、これらは同一の送風機26により送られる空気によって空冷され、このラジエター25を経た冷却水は、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れて、ガスエンジン10のウォータージャケットに戻される。
排ガス熱交換器29には、ガスエンジン10の排気ガスが通され、この排気ガスは、排気トップ30を経て、室外ユニット2の外に排出される。
第2の三方弁24は、例えば暖房運転時に切り替えられ、この場合、冷却水はラジエター25をバイパスし、プレート式熱交換器31を経て、冷却水ポンプ27、排ガス熱交換器29の順に流れ、ウォータージャケットに戻される。
この発電機11には、系統連系インバータ33が接続され、この系統連系インバータ33は、発電機11からの三相交流電力を、AC/DCコンバータを介して、直流電力に変換した後、200Vの三相交流の電力に変換して、商用系統35に出力する。この商用系統35は、商用電源36と、ブレーカ37と、需要家負荷38とを含み、系統連系インバータ33は、ブレーカ37と、需要家負荷38との間に接続されている。
また、系統連系インバータ33は、発電機11の発電量を制御する機能を有し、必要に応じ、発電量を減少または増大させる。
需要家負荷38は、電力検出器43、系統連系インバータ33および室外側コントローラ39により常時監視されている。
デマンドコントローラ51は、レベル0〜レベルnまでのn+1段階の電力削減指示を出力し、出力がレベル0であれば、電力使用量が契約電力までにかなりの余裕があり、レベルnに向けて徐々に危険度が増し、レベルnでは、契約電力に接近したことを示す。このデマンドコントローラ51は、電力削減指示を、室外側コントローラ39に出力し、この室外側コントローラ39が、電力削減指示のレベルに応じて、系統連系インバータ33に発電出力増大を許可する。
この処理フローでは、まず、デマンドコントローラ51からの電力削減指示のレベルが判定される(S1)。その指示レベルが、電力削減レベル0であれば、空調優先運転が行われ、電力削減レベル1以上であれば、発電優先運転が行われる。
この空調優先運転では、現在のエンジン10の負荷レベルが取得される(S2)。この現在の負荷レベルは、スロットル弁8(図1)の弁開度に応じて推定される。このスロットル弁8は、エンジン10の空気量調整弁であり、スロットル弁8の弁開度を、例えば7段階(レベル:0<負荷大>〜6<負荷小>)に分類し、このレベル毎に、予め関連した負荷レベルを求め、例えばこれらをマップ化すれば、スロットル弁8の弁開度に応じ負荷レベルを推定できる。
そして、この発電量Q2(=Q1+Q)が、予め定めた最大発電量以下か否かを判定する(S4)。この最大発電量は、仕様(定格)発電量であってもよく、或いはそれ以下の所定発電量であってもよい。この最大発電量は、エンジン10の回転速度および負荷レベルによって変動する。
すると、この回転数に従う冷媒吐出量が得られ、この冷媒量の循環により、空調要求に応じた空調が行われる。
また、エンジン許容負荷一杯の発電であるため、エンジン10に過大な負荷がかかることがなく、エンジン耐久性が確保される。
この場合、まず、電力削減レベル1〜nが取得される(S7)。上記のように、削減レベル1から削減レベルnに向けて徐々に危険度が増し、削減レベルnでは、契約電力にかなり接近する。
例えば、高圧ZO、吹出差温NMの場合、回転数は現状維持で制御され、高圧NM、吹出差温NMの場合、回転数は出力低下で制御され、高圧PM、吹出差温NMの場合、回転数は出力上昇で制御される。
S7で、削減レベル1を取得したら、S8では、図4Bに示すように、高圧の基本値を、ZO=(2.5−0.1)Mpaに低めにシフトし、削減レベル2を取得したら、ZO=(2.5−0.2)Mpaにシフトし、削減レベルnを取得したら、ZO=(2.5−0.n)Mpaにシフトする。
従って、S2に移行した場合、取得される現在の負荷レベルは、圧縮機負荷が軽減した分だけ、小さくなっており、これにより、エンジン負荷に余裕(負荷T2に相当する。)が生じる。よって、現在の回転数でのエンジン許容負荷に対応した発電量となるようにインバータ33の出力を制御することにより、上記エンジン負荷の余裕に対応した発電量の上乗せが可能になる。
この処理フローは、図2の処理フローと比較し、S18の処理が異なり、その他の処理は同じである。すなわち、この電力削減レベル1〜nに応じ、圧縮機側の負荷を減ずるため、ファジィ制御の前件部の低圧がシフトされて、室外送風機26の回転数が下降または維持される(S18)。
例えば、低圧ZO、吹出差温NMの場合、回転数は現状維持で制御され、低圧NM、吹出差温NMの場合、回転数は出力上昇で制御され、低圧PM、吹出差温NMの場合、回転数は出力低下で制御される。
S7で、削減レベル1を取得したら、S18では、図6Bに示すように、低圧の基本値を、ZO=(0.6−0.1)Mpaに低めにシフトし、削減レベル2を取得したら、ZO=(0.6−0.2)Mpaにシフトし、削減レベルnを取得したら、ZO=(0.6−0.n)Mpaにシフトする。
従って、S2に移行した場合、取得される現在の負荷レベルは、圧縮機負荷が軽減した分だけ、小さくなっており、これにより、エンジン負荷に余裕(負荷T2に相当する。)が生じる。よって、現在の回転数でのエンジン許容負荷に対応した発電量となるようにインバータ33の出力を制御することにより、上記エンジン負荷の余裕に対応した発電量の上乗せが可能になる。
2 室外ユニット
3 室内ユニット
8 スロットル弁
10 エンジン
11 発電機
17 室外熱交換器
26 送風機
33 系統連系インバータ
35 商用系統
36 商用電源
37 ブレーカ
38 需要家負荷
39 室外側コントローラ
43 電力検出器
51 デマンドコントローラ
Claims (4)
- エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、前記エンジンによって駆動される発電機とを備え、この発電機に系統連系インバータを接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラを備え、冷房運転中に、電力削減指示が出力された場合、前記室外熱交換器の送風機の回転数を上昇または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする空調・発電システム。
- 前記室外熱交換器の送風機回転数を、圧縮機の高圧および吹出差温を前件部としてファジィ制御すると共に、電力削減指示が出力された場合、前記前件部の高圧の基本値を低めにシフトさせて、送風機回転数を上昇または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする請求項1記載の空調・発電システム。
- エンジンによって駆動される圧縮機、室外熱交換器、減圧装置および室内熱交換器を有した空気調和装置と、前記エンジンによって駆動される発電機とを備え、この発電機に系統連系インバータを接続して、商用系統に電気出力を行うと共に、商用系統の契約電力に応じた電力削減指示を出力するデマンドコントローラを備え、暖房運転中に、電力削減指示が出力された場合、前記室外熱交換器の送風機の回転数を下降または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする空調・発電システム。
- 前記室外熱交換器の送風機回転数を、圧縮機の低圧および吹出差温を前件部としてファジィ制御すると共に、電力削減指示が出力された場合、前記前件部の低圧の基本値を低めにシフトさせて、送風機回転数を下降または維持することにより、前記エンジンの負荷を低減させて、発電機の発電出力を増大することを特徴とする請求項1記載の空調・発電システム。
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JP2014167365A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジン駆動式空調装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05231745A (ja) * | 1992-02-24 | 1993-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | エンジン駆動式冷暖房装置 |
JP2001112178A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 発電システム |
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