JP3320385B2 - 氷蓄熱式空調システムの制御方法 - Google Patents

氷蓄熱式空調システムの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブラインを循環
ポンプ、熱源ユニット、蓄熱タンクの順に循環させて熱
交換器を介して二次側の冷温水経路の冷温水を冷却乃至
加熱させる、氷蓄熱式空調システムの制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この氷蓄熱を有する空調システム
は、循環ポンプ、熱源ユニット、氷蓄熱タンク、熱交換
器及び調節弁を接続したブライン経路と、上記熱交換
器、冷暖房負荷及び冷温水循環ポンプを接続した冷温水
経路とを有し、上記熱源ユニットでブラインを冷却し、
当該ブラインにより氷蓄熱タンクの水を凍結させて蓄熱
しておき、放熱時は、氷蓄熱ンタンクの氷の融解熱によ
り上記ブラインを冷却して上記熱交換器に導き、当該熱
交換器を介して上記冷温水経路の冷温水を冷却する構成
で、冷温水経路の冷温水送り温度の制御は、上記調節弁
である三方弁でバイパス量を調節しておこなっている。
【0003】即ち、製氷(蓄熱)運転では、図7に示す
如く、循環ポンプ1によりブラインは熱源ユニット2に
送られ、ここでブラインを冷却し、当該ブラインにより
氷蓄熱タンク3の水を凍結させて蓄熱しておき、二つの
三方弁A,Bで循環ポンプ1に戻す構成となっている。
また単独解氷運転では、図8に示す如く、熱源ユニット
2を稼働させず、氷蓄熱ンタンク3の氷の融解熱により
上記ブラインを冷却して上記熱交換器4に導くが、冷温
水経路の冷温水送り温度を7゜Cに成るようにするに
は、三方弁Aでブラインが3.5゜Cになるようにバイ
パス量を調整し、三方弁Bでは、熱交換器4からの還り
ブラインが10゜Cになるように調整し、熱交換器4を
介して二次側の冷温水経路の冷温水を冷却する。
【0004】また、追い掛け運転は、熱源ユニット2で
冷却したブラインを氷蓄熱タンクの氷でさらに冷却して
熱交換器4に送る運転であり、図9に示す如く、熱源ユ
ニット2からのブラインと氷蓄熱タンク3からのブライ
ンとのブライン量を三方弁Aで調節し、ブラインが3.
5゜Cになるように調節して、上記熱交換器4へ送る。
また三方弁Bでは、冷温水経路の冷水送り温度が7゜C
に成るようにバイパス量を調整し、熱交換器4を介して
二次側の冷温水経路の冷温水を冷却する。さらに、加熱
運転は、熱源ユニット2の単独での加熱運転であり、図
10に示す如く、三方弁Aでブラインをすべてバイパス
させて熱交換器4へ送る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来の空調シ
ステムでは、製氷(蓄熱)運転時、及び解氷運転時のい
ずれにおいても、常に一定量のブラインを流す方式であ
るため、循環ポンプの動力は、常に定格通りに設定され
ている。このため、冷温水経路の負荷に変動が生じた場
合には、上記三方弁A、Bを動かしてバイパス量を調整
することにより、冷温水送り温度の制御を行っている。
つまり、冷温水経路の負荷が変動してもブライン循環流
量は常に一定であるため、循環ポンプの消費電力は一定
であって、冷温水経路の負荷が低負荷になっても電力は
相変わらず同じように消費される。熱源ユニットについ
ても、同様であり、たとえば、冷凍機のコンプレッサの
圧縮速度は、常に一定に設定されているため、冷凍機の
消費電力は、冷温水経路の負荷が大きくなっても小さく
なっても、常に一定である。また上記三方弁の場合は中
間流量では制御が可能であるが、弁を絞り込み、流量を
小さくしようとすると、制御が難しく、オンオフしてし
まう場合がある。即ち、微妙な制御ができない。
【0006】この発明は、これらの点に鑑みてなされた
もので、冷温水経路の負荷の変動に応じて、ブライン循
環流量を変動させることにより、循環ポンプ及び熱源ユ
ニットの消費電力を減少させ、それ故低負荷時は省エネ
となる氷蓄熱式空調システムの制御方法を提供すること
を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1項の発
明は、循環ポンプ、熱源ユニット、氷蓄熱タンク、熱交
換器及び切り替え弁を接続したブライン経路と、上記熱
交換器、冷暖房負荷及び冷温水循環ポンプを接続した冷
温水経路とを有し、上記切り替え弁により、熱交換器を
経由せずに形成したブライン経路により上記熱源ユニッ
トでブラインを冷却し、当該ブラインにより上記氷蓄熱
タンクの水を凍結させて蓄熱しておき、放熱時は、上記
氷蓄熱タンクの氷の融解熱により上記ブラインを冷却し
て、上記切り替え弁により上記熱交換器に導き、当該熱
交換器を介して上記冷温水経路の冷水を冷却する氷蓄熱
式空調システムにおいて、上記循環ポンプ及び大型の熱
源ユニットを両者ともインバーター制御して当該循環ポ
ンプの変流量制御及び熱源ユニットの変容量制御を行う
ことにより、前記ブラインを変流量とすること、及び、
その際、常時、定格以下の出力で駆動することにより当
該空調システムを制御する、氷蓄熱式空調システムの制
御方法とした。
【0008】また、請求項2項の発明は、循環ポンプ、
熱源ユニット、氷蓄熱タンク、熱交換器及び切り替え弁
を接続したブライン経路と、上記熱交換器、冷暖房負荷
及び冷温水循環ポンプを接続した冷温水経路とを有し、
上記切り替え弁により、熱交換器を経由せずに形成した
ブライン経路により上記熱源ユニットでブラインを冷却
し、当該ブラインにより氷蓄熱タンクの水を凍結させて
蓄熱しておき、追い掛け運転時は、上記氷蓄熱タンクの
氷で冷却されたブラインを、上記切り替え弁により上記
熱交換器に送るほか、さらに上記熱交換器からの還りブ
ラインを上記熱源ユニットを稼働させて冷却し、上記氷
蓄熱タンクを経由して上記熱交換器に送り、当該熱交換
器を介して上記冷温水経路の冷水を冷却する氷蓄熱式空
調システムにおいて、上記循環ポンプ及び大型の熱源ユ
ニットを両者ともインバーター制御して当該循環ポンプ
の変流量制御及び熱源ユニットの変容量制御を行うこと
により、前記ブラインを変流量とすること、及び、その
際、常時、定格以下の出力で駆動することにより当該空
調システムを制御する、氷蓄熱式空調システムの制御方
法とした。
【0009】また、請求項3項の発明は、循環ポンプ、
熱源ユニット、氷蓄熱タンク、熱交換器及び切り替え弁
を接続したブライン経路と、上記熱交換器、冷暖房負荷
及び冷温水循環ポンプを接続した冷温水経路とを有し、
加熱運転時には上記熱源ユニットを稼働させてブライン
を加熱し、上記氷蓄熱タンクをバイパスさせて上記熱交
換器に送り、当該熱交換器を介して上記冷温水経路の冷
温水を加熱する氷蓄熱式空調システムにおいて、上記ブ
ライン経路の循環ポンプ及び大型の熱源ユニットを両者
ともインバーター制御して当該循環ポンプの変流量制御
及び熱源ユニットの変容量制御を行うことにより、前記
ブラインを変流量とすること、及び、その際、常時、定
格以下の出力で駆動することにより当該空調システムを
制御する、氷蓄熱式空調システムの制御方法とした。
【0010】また、請求項4項の発明は、上記請求項1
乃至3いずれかの制御方法において、上記冷温水経路の
冷温水循環ポンプについてもインバーター制御する、氷
蓄熱式空調システムの制御方法とした。
【0011】
【実施の形態例】以下この発明の実施の形態例を図に基
づいて説明する。図5は、熱源ユニットの効率につい
て、従来の制御方式(スライド弁制御)によるものと、
熱源ユニットにインバーターを採用したインバーター制
御方式によるものとを、比較した結果である。後者のイ
ンバーター制御方式では、コンプレッサの圧縮速度をイ
ンバータで周波数制御することにより冷却を行った。横
軸は、熱源ユニットが発生する熱量の割合を、縦軸は、
それに要する電力の割合を定格出力を100%として示
しており、実線は、インバーター制御によるもの、太い
点線は、従来の制御方式によるものである。ここで熱源
ユニットとは、ブラインを冷水から加熱状態まで温度調
節できる機器である。図5から見ると、実線は、45度
の勾配である細い点線よりも下にゆるくたるんだ状態で
あるのに対し、太い点線の従来の制御方式は、45度の
勾配である細い点線よりも上に位置していることがわか
る。このことは、熱源ユニットで100%の熱量を得る
には、従来の制御方式でも、インバーター制御方式で
も、同じ電力を必要とするが、定格以下で熱量を得るに
は、インバーター制御方式の方が、従来の制御方式の場
合よりも、より少ない電力で得られることを示してい
る。つまり、インバーター制御を採用した場合、もっぱ
ら熱源ユニットの定格以下の%で運転すると、より少な
い電力で、効率良く熱源ユニットを運転することがで
き、インバーター制御方式の方が、効率が良いことを示
しているのである。実験では、インバーター制御により
熱源ユニット(ダイキン社製、出力150kW)を定格
の50%で運転した場合は、従来方式の熱源ユニット
(ダイキン社製、出力150kW)で運転した場合の約
11%の電力で運転することができた。
【0012】図6は、従来方式のものと、インバーター
を採用した循環ポンプの効率について、同様の比較を行
った結果を示したものである。横軸は、ポンプを流れる
ブラインの流量割合、縦軸は、その際の電力の割合を示
しており、実線は、インバーター制御によるもの、太線
は、従来の制御方式(三方弁方式)によるものを示して
いる。この図6を見るとわかるように、実線のインバー
ター方式によるものは、図5におけるインバーター制御
の場合よりも、下に大きくたるんでいて、わずかの電力
でブラインを循環させることができることを示してい
る。
【0013】この発明は、上記の知見に基づいて達成さ
れたものである。図1はこの発明の空調システム構成図
であり、インバーター循環ポンプ1´、インバーター熱
源ユニット2´、氷蓄熱タンク3、三方弁A、熱交換器
4、三方弁Bから成るブライン経路を一次側とし、上記
熱交換器4、冷暖房負荷(図示省略)及びインバーター
冷温水循環ポンプ5´を接続した冷温水経路を二次側と
したものである。
【0014】このシステムにおいて、製氷運転では、図
1の太線で示す如く、インバーター循環ポンプ1´によ
りブラインは熱源ユニット2´に送られ、ここでブライ
ンを冷却し、当該ブラインにより氷蓄熱タンク3の水を
凍結させて蓄熱しておき、熱交換器4を経由せず、二つ
の三方弁A,Bを通過して上記循環ポンプ1´に戻す構
成となっている。この場合、ブライン量を上記熱源ユニ
ット2´の適性流量に調整するためにインバーターの回
転数で調整を行う。また三方弁Aはバイパスさせず、三
方弁Bは熱交換器4を外してバイパスさせている。
【0015】また、単独解氷運転は、冷房負荷が低い日
に運転するものであり、図2の太線で示す如く、インバ
ーター熱源ユニット2´を稼働させず、氷蓄熱タンク3
の氷の融解熱により上記ブラインを0゜Cに冷却して上
記熱交換器4に導く。この際、三方弁A及び三方弁Bは
バイパスさせないようにし、二次側の冷温水経路の冷温
水送り温度が5゜Cに成るように、インバーター循環ポ
ンプ1´の変流量制御で冷温水送り温度を制御し、熱交
換器4を介して二次側の冷温水経路の冷温水を冷却す
る。
【0016】また、追い掛け運転は、冷房負荷が高い日
に行う運転であるため、図3の太線で示すごとく、氷蓄
熱タンク3の氷で冷却されたブラインを熱交換器4に送
るほか、さらに熱交換器4からの還りブラインを熱源ユ
ニット2´を稼働させて冷却し、氷蓄熱タンク3を経由
して熱交換器4に送る。この熱源ユニット2´のブライ
ン出口温度を約7゜Cになるように、熱源ユニット2´
でインバーターにより変容量制御を行う。そして三方弁
Aはバイパスさせずに、ブラインを0゜Cで上記熱交換
器4へ送る。また三方弁Bもバイパスさせないようにす
る。そして、二次側の冷温水経路の冷温水送り温度が5
゜Cに成るように、ブライン流量を循環ポンプ1´のイ
ンバーターで調整し、上記熱交換器4を介して二次側の
冷温水経路の冷温水を冷却する。
【0017】さらに、加熱運転においては、図4の太線
で示すごとく、熱源ユニット2´のブライン出口温度を
47゜Cになるように加熱機として機能させたインバー
ター熱源ユニット2´のインバーターで容量制御を行
い、三方弁Aでブラインをすべてバイパスさせ、熱交換
器4に送る。そして二次側の冷温水経路の温水送り温度
が45゜Cになるように、ブライン流量を循環ポンプ1
´のインバーターで調整し、熱交換器4を介して二次側
の還り温水を加熱する。
【0018】この様に、この発明では、二次側の冷温水
送り温度の調整を、一次側の循環ポンプ1´の回転数を
インバーターにより調整してブライン流量を調整してい
る。また熱源ユニット2´のブライン出口温度を熱源ユ
ニット2´の圧縮機をインバーターで容量制御すること
により行っている。またさらに二次側の冷温水経路の冷
温水循環ポンプ5´もインバーターによりその回転数を
制御し、冷温水流量を調節することにより、負荷に相応
した運転ができる。また上記実施の形態例では、三方弁
A、Bを設けたが、このシステムでは、これらは切り替
え弁の働きをするもので、従来の三方弁の働きは必要で
ない。従って切り替え弁としてもよい。
【0019】また従来、汎用の大型熱源ユニットは、ス
ライド弁制御などの機械的な制御方法でコンプレッサの
容量制御を行っているが、この発明のインバーター熱源
ユニットでは、コンプレッサの回転数を制御することで
容量制御を行っている。なお、この発明においては、イ
ンバーターとして次のようなものを使用した。E.S.
V.インバーター(200V、75W)、安川電機社
製、関電工販売
【0020】
【発明の効果】請求項各項の発明は、インバーター熱源
ユニットやインバーター循環ポンプを用いることによ
り、熱源ユニットの変容量制御や循環ポンプの変流量制
御を行い、冷温水経路の冷温水送り温度を調整するた
め、冷温水経路の負荷の変動に応じて熱源ユニット及び
循環ポンプの消費電力も増減し、それ故、低負荷時には
エネルギーの消費を抑えることができ、効率的である。
また従来の三方弁による制御の場合、弁を絞り込み、流
量を小さくしようとすると、制御が難しく、微妙な制御
ができないが、この発明では、微妙な流量制御も可能で
あり、それ故二次側の冷温水経路の温度の安定化を保持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例の空調システムの蓄熱
運転の状態における概略構成図である。
【図2】この発明の実施の形態例の空調システムの単独
解氷運転の状態における概略構成図である。
【図3】この発明の実施の形態例の空調システムの追い
掛け運転の状態における概略構成図である。
【図4】この発明の実施の形態例の空調システムの加熱
運転の状態における概略構成図である。
【図5】空調システムの熱源ユニットの効率を、従来型
の制御とこの発明のインバーター制御とで比較したグラ
フ図である。
【図6】空調システムの循環ポンプの効率を、従来の三
方弁による制御とこの発明のインバーター制御とで比較
したグラフ図である。
【図7】従来の空調システムの蓄熱運転の状態における
概略構成図である。
【図8】従来の空調システムの単独解氷運転の状態にお
ける概略構成図である。
【図9】従来の空調システムの追い掛け運転の状態にお
ける概略構成図である。
【図10】従来の空調システムの加熱運転の状態におけ
る概略構成図である。
【符号の説明】
1 循環ポンプ 1´ インバータ
ー循環ポンプ 2 熱源ユニット2 2´ インバータ
ー熱源ユニット 3 氷蓄熱タンク 4 熱交換器 5 冷温水循環ポンプ 5´ インバータ
ー冷温水循環ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−54591(JP,A) 特開 平8−86478(JP,A) 特開 平2−219959(JP,A) 特開 平11−182901(JP,A) 特開 平9−96476(JP,A) 特開 平9−184644(JP,A) 特開 平10−19375(JP,A) 特開 平6−193989(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F25C 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環ポンプ、熱源ユニット、氷蓄熱タン
    ク、熱交換器及び切り替え弁を接続したブライン経路
    と、上記熱交換器、冷暖房負荷及び冷温水循環ポンプを
    接続した冷温水経路とを有し、上記切り替え弁により、
    熱交換器を経由せずに形成したブライン経路により上記
    熱源ユニットでブラインを冷却し、当該ブラインにより
    上記氷蓄熱タンクの水を凍結させて蓄熱しておき、放熱
    時は、上記氷蓄熱タンクの氷の融解熱により上記ブライ
    ンを冷却して、上記切り替え弁により上記熱交換器に導
    き、当該熱交換器を介して上記冷温水経路の冷水を冷却
    する氷蓄熱式空調システムにおいて、上記循環ポンプ及
    び大型の熱源ユニットを両者ともインバーター制御して
    当該循環ポンプの変流量制御及び熱源ユニットの変容量
    制御を行うことにより、前記ブラインを変流量とするこ
    と、及び、その際、常時、定格以下の出力で駆動するこ
    とにより当該空調システムを制御することを特徴とす
    る、氷蓄熱式空調システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 循環ポンプ、熱源ユニット、氷蓄熱タン
    ク、熱交換器及び切り替え弁を接続したブライン経路
    と、上記熱交換器、冷暖房負荷及び冷温水循環ポンプを
    接続した冷温水経路とを有し、上記切り替え弁により、
    熱交換器を経由せずに形成したブライン経路により上記
    熱源ユニットでブラインを冷却し、当該ブラインにより
    上記氷蓄熱タンクの水を凍結させて蓄熱しておき、追い
    掛け運転時は、上記氷蓄熱タンクの氷で冷却されたブラ
    インを、上記切り替え弁により上記熱交換器に送るほ
    か、さらに上記熱交換器からの還りブラインを上記熱源
    ユニットを稼働させて冷却し、上記氷蓄熱タンクを経由
    して上記熱交換器に送り、当該熱交換器を介して上記冷
    温水経路の冷水を冷却する氷蓄熱式空調システムにおい
    て、上記循環ポンプ及び大型の熱源ユニットを両者とも
    インバーター制御して当該循環ポンプの変流量制御及び
    熱源ユニットの変容量制御を行うことにより、前記ブラ
    インを変流量とすること、及び、その際、常時、定格以
    下の出力で駆動することにより当該空調システムを制御
    することを特徴とする、氷蓄熱式空調システムの制御方
    法。
  3. 【請求項3】循環ポンプ、熱源ユニット、氷蓄熱タン
    ク、熱交換器及び切り替え弁を接続したブライン経路
    と、上記熱交換器、冷暖房負荷及び冷温水循環ポンプを
    接続した冷温水経路とを有し、加熱運転時には上記熱源
    ユニットを稼働させてブラインを加熱し、上記氷蓄熱タ
    ンクをバイパスさせて上記熱交換器に送り、当該熱交換
    器を介して上記冷温水経路の冷温水を加熱する氷蓄熱式
    空調システムにおいて、上記ブライン経路の循環ポンプ
    及び大型の熱源ユニットを両者ともインバーター制御し
    て当該循環ポンプの変流量制御及び熱源ユニットの変容
    量制御を行うことにより、前記ブラインを変流量とする
    こと、及び、その際、常時、定格以下の出力で駆動する
    ことにより当該空調システムを制御することを特徴とす
    る、氷蓄熱式空調システムの制御方法。
  4. 【請求項4】上記冷温水経路の冷温水循環ポンプについ
    てもインバーター制御することを特徴とする、請求項1
    乃至3いずれか記載の氷蓄熱式空調システムの制御方
    法。
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