JP2006272871A - 光学レンズ及びその成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 投映型プロジェクタに組み込まれる偏肉形状の光学レンズにおいて、ウェルドライドが作用領域にわたって発生することを防止することを目的とする。
【解決手段】 樹脂射出口からキャビティ内に充填された樹脂を冷却して固化することによって、レンズ部の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズを成形するにあたって、樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部から180度の範囲内にあるフランジ外周の左右それぞれに、奥行より流入口の幅のほうが大きい凸部を少なくとも1つ設けた光学レンズを成形することによって、樹脂射出口から円周部分に沿って射出口反対側へ回り込む樹脂を前記凸部に流し込ませた後に樹脂射出口反対側に向かって流し、樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間と、樹脂射出口から円周部分を回り込んで射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間との時間差を短縮せしめた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、投映型プロジェクタに組み込まれる光学レンズ及びその成形方法に関し、特に、レンズの厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズ及びその成形方法に関する。
図6(a)に示すように、スクリーンなどに映像を映し出す投映型の高精細度テレビジョン受像機(HDTV)やビデオプロジェクタなどの投映型プロジェクタには、レンズ部101とその外周に形成されるフランジ102とからなる光学レンズ100が組み込まれている。
図6(b)に示すように、投映型プロジェクタに組み込まれる光学レンズ100は、投映光が透過する領域(以下、作用領域という)101Bが、レンズ部101の光学機能面(十分な光学機能を備える面)101Aに内包されるように設計されている。前記作用領域101Bの形状は投映範囲に依存し、投映型プロジェクタでは方形の投映範囲に映像を映し出すため、投映型プロジェクタに組み込まれる光学レンズ100では作用領域101Bが方形となる。
従って光学レンズ100のレンズ部101の中央には、作用領域101Bの対角線の長さ以上を直径(有効径)とする円状の光学機能面101Aが形成されている。
一般的に、投映型プロジェクタに組み込まれる光学レンズは、射出樹脂成形などによって製造されている(例えば、特許文献1を参照)。
光学レンズの光学機能面を形成するための表面精度の優れた転写面を備える上型及び下型との間に形成されるキャビティ内にゲート部103から溶融した樹脂を流し込み、当該キャビティ内に充填された樹脂を冷却して固化することによって、光学機能面を備えるレンズ部101とその外周に形成されるフランジ102とからなる光学レンズ100を成形する。
特開平11−221842号公報
レンズ部の厚さが、レンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズを射出成形する場合、肉薄のレンズ中央では樹脂が流れにくいため、レンズ中央は樹脂の流れが遅く、肉厚のレンズ外周(円周部分)は樹脂の流れが速い。
そして、キャビティ内に樹脂を充填して光学レンズを成形するにあたって、樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂の流れが、樹脂射出口から肉厚のレンズ外周(円周部分)を通って射出口反対側へ回り込む樹脂の流れよりも著しく遅いと、樹脂合流部に形成されるウェルドラインがレンズ中央にわたって発生する。
図7(a)〜(d)は、従来技術による光学レンズの成形型のキャビティ内に樹脂が流れ込む状態を経時的に表わした図であり、樹脂射出口からキャビティ内へ流れ込んだ樹脂が射出口反対側に向かって流れ、キャビティ内に樹脂が充填される状態を説明するものである。
図6(b)に示すように、レンズ部101の厚さが、レンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズ100を射出成形する場合、レンズ中央では樹脂の流れが遅く、レンズ外周(円周部分)では樹脂の流れが速くなり、レンズ中央を経由して射出口反対側に流れ込む樹脂よりも先に、レンズ外周(円周部分)を回り込んで流れる樹脂が射出口反対側において合流する。そして前記樹脂合流部に形成されるウェルドラインがレンズ中央にかけて発生し、当該ウェルドラインが投光領域101Bにわたって形成される虞があった(図7(d)を参照)。
従って本発明は、投映型プロジェクタに組み込まれる偏肉形状の光学レンズにおいて、ウェルドライドが作用領域にわたって発生することを防止した光学レンズを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明による光学レンズは、光学機能面を備えるレンズ部と、その外周に形成されるフランジとから構成され、前記レンズ部の厚さが、レンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズにおいて、樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部に対して右側の180度の範囲内にあるフランジ外周と、左側の180度の範囲内にあるフランジ外周とにそれぞれ、円周部分に沿って流れる樹脂が流れ込んで形成された凸部を少なくとも1つ設けるとともに、前記凸部の流入口の幅を奥行より大きくしたものである。
また本発明による光学レンズの成形方法は、樹脂射出口からキャビティ内に溶融した樹脂を流し込み、当該キャビティ内に充填された樹脂を冷却して固化することによって、レンズ部の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズを成形するにあたって、樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部に対して右側の180度の範囲内にあるフランジ外周と、左側の180度の範囲内にあるフランジ外周とにそれぞれ、奥行より流入口の幅のほうが大きい凸部を少なくとも1つ設けた光学レンズを成形することによって、樹脂射出口から円周部分に沿って射出口反対側へ回り込む樹脂を前記凸部に流し込ませた後に樹脂射出口反対側に向かって流し、樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間と、樹脂射出口から円周部分を回り込んで射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間との時間差を短縮せしめた。
この発明によれば、レンズ部の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズを成形するにあたって、レンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂が凸部に一旦流れ込んでから射出口反対側へ向かって流れるため、レンズ外周(円周部分)を回り込んで流れる樹脂が射出口反対側でいちはやく合流することがなくなり、レンズ中心にかけてウェルドラインを発生させることなく光学レンズを成形することができる。
本発明の実施例による光学レンズ及びその成形型を、図1乃至図5を参照して説明する。
図1に示すように、レンズ部の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズを射出成形する場合、肉薄のレンズ中央では樹脂が流れにくいため、樹脂射出口から肉厚のレンズ外周(円周部分)に沿って流れ、射出口反対側に回り込むようにして流れる樹脂の流れは速く、樹脂射出口から肉薄のレンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂の流れは遅い。
そして、樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂よりも、レンズ外周(円周部分)を回り込んで流れる樹脂が射出口反対側でいちはやく合流すると、樹脂合流部に形成されるウェルドラインがレンズ中央にわたって発生する。
従って、樹脂合流部に形成されるウェルドラインを小さくするためには、肉薄のレンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂の到達時間と、肉厚のレンズ外周(円周部分)に沿って左右から回り込むようにして樹脂反対側へ流れ込む樹脂の到達時間との時間差を短縮すればよい。
そこで本発明では、レンズ部1の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズ10を射出成形するにあたって、樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部3から180度の範囲内にあるフランジ外周の左右それぞれに凸部4を設けた光学レンズを成形することによって、レンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂を前記凸部4に一旦流れ込ませた後に射出口反対側に向かって流し、レンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂の到達時間と、レンズ外周(円周部分)に沿って射出口反対側へ流れ込む樹脂の到達時間との時間差を短縮し、樹脂合流部に形成されるウェルドラインを小さくせしめた。
本発明の第1実施例による光学レンズ10について、図2を参照して説明する。
図2に示す光学レンズ10は、光学機能面1Aを備えるレンズ部1と、レンズ部1の外周に形成されるフランジ2とを備えるから構成される光学レンズ10において、樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部3に対して右側の180度の範囲内にあるフランジ外周と、左側の180度の範囲内にあるフランジ外周とにそれぞれ、円周部分に沿って流れる樹脂が流れ込んで形成された凸部4を設けたものである。
すなわち、樹脂射出口からキャビティ内に溶融した樹脂を流し込み、当該キャビティ内に充填された樹脂を冷却して固化することによって、レンズ部1の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズ10を成形するにあたって、図2に示すように、樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部3から180度の範囲内にあるフランジ外周の左右それぞれに、少なくとも1つの凸部4を設けた光学レンズ10を成形することによって、樹脂射出口からレンズ外周(円周部分)に沿って射出口反対側へ回り込む樹脂は、前記凸部4に一旦流れ込んだ後、射出口反対側に向かって流れる。これによって、樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間と、樹脂射出口からレンズ外周(円周部分)を回り込んで射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間との時間差を短縮することができる。
図2に示す光学レンズ10には、ゲート部3に対して右側の180度の範囲内にあるフランジ外周と、左側の180度の範囲内にあるフランジ外周とに、それぞれ1つのずつ凸部4を形成してある。また前記凸部4は、ゲート部3に対して左右対称になるように配置されている。
フランジ外周に形成される凸部4は、光学レンズ成形時に、樹脂射出口からレンズ外周(円周部分)に沿って射出口反対側へ流れる樹脂を、途中でレンズ外側に一旦流し込ませ、その後射出口反対側へ向かって流すことによって、射出口反対側への到達時間を遅らせるためのものである。
従って、肉厚のレンズ外周(円周部分)を流れる樹脂が前記凸部4に流れ込みやすくするため、フランジ外周に形成した凸部4の流入口の幅aを光学レンズの外周の1/10以上とすることが好ましい。
また光学レンズ10を投映型プロジェクタに組み込むにあたって、前記凸部4を切断して使用する。従ってフランジ外周に形成された凸部4を切断して除去しやすくするため、前記凸部4の流入口の幅aを光学レンズの外周の1/3以下とすることが好ましい。
さらにフランジ外周に形成される凸部4の奥行bを大きく設計しても、細長い形状の凸部4の先端には樹脂が流れ込みにくく、また流入口の幅aが小さい凸部4には樹脂が流れ込みにくいため、レンズ外周(円周部分)を流れる樹脂の射出口反対側への到達時間の遅延効果は上がらない。
また凸部4の奥行bが大きいと、そのぶん、キャビティ内への流し込む樹脂の量が多くなり、コスト高になる。従って、流入口の幅aを奥行bよりも大きくした凸部4を設けることが好ましい。
図3は、フランジ外周に凸部4を設けた本発明による光学レンズを射出成形したときのキャビティ内の樹脂の流れと、凸部4をもたない光学レンズを射出成形したときの樹脂の流れを説明する図である。
図3(a)〜(d)に示すように、ゲート部3から左右それぞれ180度の範囲内にあるフランジ外周に、左右それぞれ少なくとも1つの凸部4を設けた光学レンズを射出成形した場合、レンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂が前記凸部4に一旦流れ込んだ後、射出口反対側に向かって流れる。つまり、肉厚のレンズ外周を流れる樹脂(流速が速い)が凸部4に流れ込んでいる間に、肉薄のレンズ中央を経由して流れる樹脂(流速が遅い)を樹脂射出口反対側に流れ込み、射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間の時間差を短縮させることができる。
一方、図3(e)〜(g)に示すように、フランジ外周に凸部4をもたない光学レンズを射出成形した場合、肉厚のレンズ外周(円周部分)において樹脂が速く流れ、樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂よりも、レンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂が左右から回り込んで射出口反対側でいちはやく合流する。
図4の(a−1)乃至(a−4)と、(b−1)乃至(b−4)と、(c−1)乃至(c−4)は、フランジ外周に凸部4を設けた本発明による光学レンズ(3種類)をそれぞれ射出成形したときの、成形型キャビティ内に樹脂が流れ込む状態を経時的に表わした図であり、樹脂射出口からキャビティ内へ流れ込んだ樹脂が射出口反対側に向かって流れ、キャビティ内に樹脂が充填される状態を説明するものである。
ゲート部から左右それぞれ180度の範囲内にあるフランジ外周に、左右それぞれ1つの凸部4を設けた光学レンズでは、何れの位置に凸部4を設けても、フランジ外周に凸部をもたない光学レンズを成形する従来技術(図7を参照)に比べ、ウェルドラインを小さくすることができる。
つまりフランジ外周に凸部4を設けた光学レンズを成形した場合、樹脂射出口から射出口反対側までのレンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂が、前記凸部4に一旦流し込まれた後、射出口反対側へ流れるため、樹脂射出口からレンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂の樹脂反対側への到達時間が遅くなり、樹脂合流部に形成されるウェルドラインを小さくすることができる。
次に、この発明の第2実施例による光学レンズ10´について、図5を参照して説明する。
図5に示す光学レンズ10´は、図2に示す第1実施例による光学レンズ10と同様に、ゲート部3´から180度の範囲内にあるフランジ外周の左右それぞれに、円周部分に沿って流れる樹脂が流れ込んで形成された凸部4を少なくとも1つ設けたものであり、樹脂射出口からレンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂の射出口反対側への到達時間を遅らせ、該到達時間と、レンズ中央を経由して射出口反対側に流れる樹脂の到達時間との時間差を短縮したものである。
そしてこの実施例では、さらに樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部3´をレンズ部1のレンズ面にわたって形成した光学レンズを成形した。
この実施例では、レンズ中央に近く、かつレンズ中央に向かって配設された大きな樹脂射出口からキャビティ内に溶融した樹脂を流し込むことによって、レンズ中央を経由して射出口反対側へ流れ込む樹脂の流れを速くし、レンズ中央を経由して射出口反対側へ流れる樹脂の到達時間を速め、該到達時間と、レンズ外周(円周部分)に沿って流れる樹脂の到達時間との時間差をさらに短縮することができる。
すなわちこの実施例では、レンズ中央に近く、かつレンズ中央に向けて大きく形成した樹脂射出口からキャビティ内に樹脂を流し込むため、フランジ外周から樹脂が流し込まれる第1実施例による光学レンズ10よりも、レンズ中央に近い位置から樹脂が流し込まれ、レンズ中央における樹脂の流れを速めることができる。
なお、長方形の投映範囲に映像を映し出す投映型プロジェクタに光学レンズ10´を組み込んだとき、長方形の作用領域の長辺における中点の垂線上にゲート部3´が配置されるようにし、レンズ面にわたって形成したゲート部3´が、方形の作用領域から離れた位置に配置されるようにした。これによって、作用領域1Bにおける優れた光学機能を維持することができる。
射出成形によって製造される円盤状の光学レンズを示す図である。 本発明の第1実施例による光学レンズを示す図である。 光学レンズ成形時の樹脂の流れを模式化した図である キャビティ内の樹脂の流れを表わす図である。 本発明の第2実施例による光学レンズを示す図である。 従来技術による光学レンズを示す図である。 従来の成形方法によるのキャビティ内の樹脂の流れを表わす図である。
符号の説明
1 レンズ部
1A 光学機能面
2 フランジ
3,3´ ゲート部
4 凸部
10,10´ 光学レンズ

Claims (6)

  1. 光学機能面(1A)を備えるレンズ部(1)と、その外周に形成されるフランジ(2)とから構成され、前記レンズ部(1)の厚さが、レンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズ(10)において、
    樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部(3)に対して右側の180度の範囲内にあるフランジ外周と、左側の180度の範囲内にあるフランジ外周とにそれぞれ、円周部分に沿って流れる樹脂が流れ込んで形成された凸部(4)を少なくとも1つ設けるとともに、前記凸部(4)の流入口の幅(a)を奥行(b)より大きくしたことを特徴とする光学レンズ。
  2. フランジ外周に形成した凸部(4)の流入口の幅(a)が、光学レンズの外周の1/3〜1/10であることを特徴とする請求項1に記載の光学レンズ。
  3. フランジ外周に形成した凸部(4)が、ゲート部(3)に対して左右対称に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学レンズ。
  4. 樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部(3´)が、レンズ部(1)のレンズ面にわたって形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の光学レンズ。
  5. 樹脂射出口からキャビティ内に溶融した樹脂を流し込み、当該キャビティ内に充填された樹脂を冷却して固化することによって、レンズ部(1)の厚さがレンズ中央が薄くレンズ外周が厚い偏肉形状の光学レンズ(10)を成形するにあたって、
    樹脂射出口の配設位置に形成されるゲート部(3)に対して右側の180度の範囲内にあるフランジ外周と、左側の180度の範囲内にあるフランジ外周とにそれぞれ、奥行(b)より流入口の幅(a)のほうが大きい凸部(4)を少なくとも1つ設けた光学レンズ(10)を成形することによって、樹脂射出口から円周部分に沿って射出口反対側へ回り込む樹脂を前記凸部(4)に流し込ませた後に樹脂射出口反対側に向かって流し、
    樹脂射出口からレンズ中央を経由して射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間と、樹脂射出口から円周部分を回り込んで射出口反対側に流れ込む樹脂の到達時間との時間差を短縮せしめたことを特徴とする光学レンズの成形方法。
  6. レンズ中央に近く、かつレンズ中央に向かって配設された大きな樹脂射出口からキャビティ内に溶融した樹脂を流し込むことを特徴とする請求項5に記載の光学レンズの成形方法。
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