JP2006271425A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
不正な設定変更を防止することができる遊技機の提供。
【解決手段】
遊技機は、設定変更許可入力装置、設定変更入力装置、設定変更確定入力装置及び遊技開始許可入力装置以外の装置であって、遊技の設定変更に関わる装置である両手操作入力装置を備える。両手操作入力装置は、第1操作部と第2操作部とを備える。第1操作部と第2操作部とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できる位置に設けられている。第1操作部と第2操作部とが同時に操作された場合には、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行い、第1操作部と第2操作部とが同時に操作されない場合には、設定変更に関する処理を行わない。
【選択図】図2

Description

この発明は、設定変更装置により遊技の仕様を複数段階に設定することができる遊技に関するものである。
従来、スロットマシンなどの遊技機においては、遊技の設定を変更する場合、すなわち、当選抽選において当選となる確率を異なるものとすることにより、そのスロットマシンが払い出し可能なメダル枚数を調節する場合には、筐体内部に設けられた設定変更装置を操作して行っていた。
前記設定は、例えば設定値1から設定値6までにランク分けされていて、この設定値の違いにより、当選役が当選する確率(当選確率)が異なるようになっている。例えば、設定値1よりも設定値6の方が、「あたり」となる確率が大きくなるように形成されているものである。
ここで、従来の遊技機としてスロットマシンを例に、設定を変更する場合の操作の一例を、図2を用いて説明する。なお、図2は本発明の実施の形態に係る電源ユニットの正面図であるが、従来のスロットマシンと共通している部分のみを説明に用いる。
従来のスロットマシンにおける設定変更のための操作は、図2に示す電源スイッチ63、設定キースイッチ62、設定変更スイッチ61及び、特に図示しないがスロットマシンのスタートスイッチを用いて行っていた。
前記電源スイッチ63は、スロットマシンの主電源の入切を行うためのものである。前記設定キースイッチ62は、スロットマシンを設定変更モードに切り替えるためのものであり、鍵穴を有していてここに所定のキーを差し込んで回すことによりスイッチを入切する。前記設定変更スイッチ61は、遊技の設定値を決定するためのもので、押圧する毎に設定値を変更可能に形成したものである。具体的には、スロットマシンが設定変更モードになっているときには、遊技時においては払い出し枚数などを表示する表示部に、設定値が表示されるようになる。そして、設定変更スイッチ61を押圧すると、設定値を示す数字が順次インクリメントされて表示される。
スタートスイッチは、遊技時には回転リールの回転を開始させるための操作スイッチとして機能するが、設定変更モード状態では、前記設定変更スイッチ61の操作により表示部に表示されている設定値を、そのスロットマシンの設定として確定させるため手段として機能する。
そして、設定変更操作は、以下のような手順で行う。
まず、電源スイッチ63をOFFにし、設定キースイッチ62に所定のキーを差し込んでスイッチをONにする。しかる後に、電源スイッチ63をONにする。ここまでの操作により、スロットマシンの制御が、遊技モードから設定変更モードに切り替わる。次に、設定変更スイッチ61を押圧して、希望の設定値を表示部に表示させる。希望の設定値が表示されたら、スタートスイッチを一回押下する。この操作により、表示されていた設定値がそのスロットマシンの設定として確定する。その後、設定キースイッチ62をOFFにしてキーを抜き取り、スロットマシンを遊技モードに戻す。このようにして設定変更作業を終了する。
この設定変更の操作は、通常は遊技場の管理者などが、開店前、閉店後などに行うものであるが、遊技中に遊技機の前扉を僅かに開き、針金などの不正器具を挿入して設定変更装置のスイッチを操作し、当選確率を不正に高めるという、いわゆる設定変更ゴトと呼ばれる不正行為が知られている。このような不正行為を防止するため、特許文献1に示すように、設定変更装置を遊技者の目に触れにくい場所に設ける発明がなされている。
特開2003−339938号公報
しかし、上述した特許文献1に記載された遊技機では、前扉を開けることができてしまえば、スイッチに触れることも可能であり、従来の単純なスイッチ操作による設定変更の方法では、いわゆる設定変更ゴトを十分に防止することができなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設定変更ゴトを効果的に防止することができる遊技機を提供することである。
本発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口する筐体(1)と、筐体(1)の正面開口を閉塞可能かつ開閉自在とする前扉(3)と、遊技機の制御を行うための制御装置(20)と、遊技の設定を変更するために操作する入力操作装置とを少なくとも有する遊技機に係る。
前記筐体(1)は、正面側に開口する箱型の筐体であり、内部には、制御装置(20)が少なくとも収納されている。遊技機としては、上記の他にも、表面に複数の図柄が表示された回転リールなどの図柄表示手段や、メダルなどの遊技媒体を払い出すための払い出し装置を有していてもよい。
前記前扉(3)は、ヒンジを介して筐体(1)の開口部(11)を開閉自在に取り付けられており、扉を閉めると遊技機の正面構造となるように形成されているものである。前扉(3)は、筐体(1)の開口上部(13)を塞ぐ上扉(30)と、開口下部(14)を塞ぐ下扉(40)とに分かれていてもよい。
前記制御装置(20)は、種々の電子部品を搭載したいわゆる制御基板であり、遊技に関する制御を行う遊技制御装置(20A)や、遊技に付随する演出を行わせるための演出制御装置(20B)を含む。
前記入力操作装置は、制御装置が遊技の設定を変更するために必要な外部入力を行うための装置であって、複数の操作スイッチとすることができる。この入力操作装置と、その他の設定変更操作を行うために必要な装置を含めて設定変更装置(60)を構成することができる。
ここで、遊技の設定について、スロットマシンを一例として説明すると、設定は、設定値1から設定値6までにランク分けされていて、この設定値の違いにより、当選役が当選する確率(当選確率)が異なるようになっている。例えば、設定値1よりも設定値6の方が、「あたり」となる確率が大きくなるように形成されているものである。当選確率が高ければ、当然入賞の可能性も増えるので、設定値を調整することにより、その遊技機の相対的払い出しメダルの量が変わってくる。
そして、本発明においては、前記入力操作装置として、設定変更可能な状態にするための設定変更許可入力装置(設定キースイッチ(62))、設定変更許可後に設定変更を行うための設定変更入力装置(設定変更スイッチ(61))、設定変更入力装置により入力した設定値を確定するための設定変更確定入力装置(スタートスイッチ(47))、遊技の設定変更可能な状態を終了させ遊技可能な状態とするための遊技開始許可入力装置(設定キースイッチ(62))を備えている。
また、前記設定変更許可入力装置、前記設定変更入力装置、前記設定変更確定入力装置及び遊技開始許可入力装置以外の装置であって、遊技の設定変更に関わる装置である両手操作入力装置(64)を備えている。前記両手操作入力装置(64)は、第1操作部(65)と第2操作部(66)とを備えている。前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できる位置に設けられている。
そして、前記制御装置(20)は、前記入力操作装置及び前記両手操作入力装置(64)の入力に基づいて遊技の設定を変更するための設定変更手段(120)を備えている。前記設定変更手段(120)は、前記入力操作装置の操作のうちいずれか1又は複数の操作時において、操作前、操作後のいずれか又は双方の時に、前記両手操作入力装置(64)の前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とが同時に操作された場合には、前記入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行い、前記両手操作入力装置(64)の前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とが同時に操作されない場合には、設定変更に関する処理を行わないように形成されていることを特徴とする。
ここで、前記各入力操作装置は、設定変更の各ステップ(設定変更許可、設定値変更、設定変更確定、遊技開始許可)を担当するスイッチが、ステップ毎にそれぞれ設けられていてもよく、複数のステップを担当可能な単一のスイッチが設けられていてもよい。あるいは、複数のスイッチ操作の組み合わせでひとつのステップを担当するように形成されていてもよい。さらに、「入力操作装置」には、設定変更時以外は他の機能を果たすもの(例えば、遊技時に回転リール(23)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(47))が含まれていても構わない。すなわち、「入力操作装置」は、すべてが筐体(1)の内部に設置されていなくてもよい。
前記両手操作入力装置(64)は、前記設定変更許可入力装置、前記設定変更入力装置、前記設定変更確定入力装置及び前記遊技開始許可入力装置以外の装置であって、遊技の設定変更に関わる装置である。
また、両手操作入力装置(64)は、入力操作装置の操作のうちいずれか1又は複数の操作時において、操作前、操作後のいずれか又は双方の時に操作を要求される装置である。具体的には、両手操作入力装置(64)は、例えば、設定変更許可入力装置の入力操作の前、設定変更許可入力装置の入力操作と設定変更入力装置の入力操作との間、設定変更入力装置の入力操作と設定変更確定入力装置の入力操作との間、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間、遊技開始許可入力装置の入力操作の後、またはこれらの組み合わせで操作を要求される装置である。
また、両手操作入力装置(64)は、例えば、予め定められた操作タイミングで操作するようにしてもよく、また、抽選で決定された操作タイミングで操作するようにしてもよい。また、両手操作入力装置(64)の操作タイミングの抽選結果は、例えば、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に報知することができる。
また、両手操作入力装置(64)は、第1操作部(65)と第2操作部(66)とを備えている。また、第1操作部(65)と第2操作部(66)とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できる位置に設けられている。つまり、第1操作部(65)と第2操作部(66)とは、指を限界まで広げたときの、同じ手の親指の指先と小指の指先との間隔よりも広く、かつ、両腕を限界まで広げたときの、右手と左手の間隔よりも狭い位置に設けられている。また、「指を限界まで広げたときの、同じ手の親指の指先と小指の指先との間隔」は、例えば、20cm〜25cm程度である。また、「両腕を限界まで広げたときの、右手と左手の間隔」は、例えば、160cm〜180cm程度である。
また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)は、例えば、ボタン式のスイッチを用いて構成してもよく、また、タッチセンサー式のスイッチを用いて構成してもよい。また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)は、例えば、人体との接触または非接触により出力の値が変化するタッチセンサー式の検出スイッチを用いて、人体以外のものでの入力操作を無効とするように構成してもよい。
また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)は、設定変更時以外は他の機能を果たすもの(例えば、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ(45))を用いてもよい。すなわち、第1操作部(65)及び第2操作部(66)は、筐体(1)の内部に設置されていなくてもよい。よって、第1操作部(65)及び第2操作部(66)のうち、一方を筐体(1)の外部に設け、他方を筐体(1)の内部に設けることにより、片手で同時に入力操作することがさらに困難となる。
また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)は、例えば、同時に操作(ONに)した後に同時に操作終了(OFFに)するようにしてもよく、また、同時に操作(ONに)した後にいずれか一方を先に操作終了(OFFに)し、他方をその後に操作終了(OFFに)するようにしてもよい。また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)のうち、いずれを先に操作終了(OFFに)するかについては、例えば、抽選により決定するようにしてもよい。また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)のうち、いずれを先に操作終了(OFFに)するかの抽選結果は、例えば、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に報知することができる。なお、「同時に操作終了」は、第1操作部(65)及び第2操作部(66)の操作終了時が完全に同時の場合だけでなく、第1操作部(65)及び第2操作部(66)の操作終了時に、予め定められた僅かなタイムラグがある場合も含まれる。
また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)は、単一の入力部で構成してもよく、複数の入力部で構成してもよい。第1操作部(65)及び第2操作部(66)を複数の入力部で構成することにより、左右それぞれの手で行う入力操作が複雑化し、第1操作部(65)と第2操作部(66)とを片手で同時に入力操作することがより一層困難になり、ひいては設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
なお、「設定変更に関する処理」とは、具体的には、設定変更許可入力装置による設定変更許可処理、設定変更入力装置による設定値変更処理、設定変更確定入力装置による設定変更確定処理、遊技開始許可入力装置による遊技開始許可処理を含むものである。
(作用)
本発明においては、遊技の設定変更を行う場合には、まず設定変更許可入力装置を操作して遊技機を設定変更モードにし、設定変更入力装置を操作して設定値を変更する。そして、設定変更確定入力装置を操作して変更された設定値を確定し、最後に遊技開始許可入力装置を操作して遊技機を遊技モードに戻す。
これら入力操作装置の入力操作は、両手操作入力装置(64)の第1操作部(65)と第2操作部(66)とが、予め定められたあるいは抽選で決定された操作のタイミングで、同時に操作された場合に、有効なものとして扱われる。そして、設定変更に関する処理が行われる。例えば、設定変更許可入力装置の操作後、設定変更入力装置の操作前に、両手操作入力装置(64)の第1操作部(65)と第2操作部(66)とを同時に操作すると、その後の設定変更入力装置、設定変更確定入力装置、及び遊技開始許可入力装置の操作に基づいて、設定変更に関する処理が行われるように設定されている場合には、設定変許可入力装置の操作後、設定変更入力装置の操作前に、両手操作入力装置(64)の第1操作部(65)と第2操作部(66)とを同時に操作せずに、設定変更入力装置、設定変更確定入力装置、及び遊技開始許可入力装置を操作しても、設定変更に関する処理が行われず、設定変更を行うことができない。
また、両手操作入力装置(64)の第1操作部(65)と第2操作部(66)とが、予め定められたあるいは抽選で決定された操作のタイミングで同時に操作されることなく、入力操作装置の操作が行われた場合には、エラー報知を行い、エラー報知の解除が行われなければ設定変更に関する処理が行われないようにしてもよい。
なお、「操作のタイミング」としては、例えば設定変更許可入力装置の入力操作の前、設定変更許可入力装置の入力操作と設定変更入力装置の入力操作との間、設定変更入力装置の入力操作と設定変更確定入力装置の入力操作との間、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間、遊技開始許可入力装置の入力操作の後、またはこれらの組み合わせなどが挙げられる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記第1操作部(65)及び前記第2操作部(66)のうちいずれか一方を電流供給端子(71)とし、他方を電流検出端子(72)とし、前記遊技機は、前記第1操作部(65)及び前記第2操作部(66)のうち電流供給端子(71)とされる方に接続されて微弱な電流を供給するための微弱電流供給装置(70)と、前記第1操作部(65)及び前記第2操作部(66)のうち電流検出端子(72)とされる方に接続されて微弱な電流を検出するための微弱電流検出装置(73)とを備えている。
また、前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とを左右それぞれの手で同時に操作すると、人体を介して前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)との間に微弱な電流が流れるように形成されている。
そして、前記設定変更手段(120)は、前記微弱電流検出装置(73)によって微弱な電流が検出されると、前記両手操作入力装置(64)の前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とが同時に操作されたと判断するように形成されていることを特徴とする。
ここで、第1操作部(65)を電流供給端子(71)とし、第2操作部(66)を電流検出端子(72)として形成してもよく、また、第1操作部(65)を電流検出端子(72)とし、第2操作部(66)を電流供給端子(71)として形成してもよい。
また、微弱電流供給装置(70)は、電流供給端子(71)に接続されるものである。また、微弱電流供給装置(70)は、第1操作部(65)と第2操作部(66)とが左右それぞれの手で同時に操作されたときに、人体を介して第1操作部(65)と第2操作部(66)との間に微弱な電流が流れるように、電流供給端子(71)に電流を供給する装置である。
また、電流供給端子(71)は、第1操作部(65)と第2操作部(66)とが左右それぞれの手で同時に操作されたときに、微弱電流供給装置(70)から供給された電流を一方の手から人体へ導くための端子である。
また、電流検出端子(72)は、第1操作部(65)と第2操作部(66)とが左右それぞれの手で同時に操作されたときに、一方の手から人体へ導かれた電流を他方の手から微弱電流検出装置(73)へ導くための端子である。
また、微弱電流検出装置(73)は、微弱電流供給装置(70)から供給された電流が、電流供給端子(71)及び人体を介して、電流検出端子(72)まで導かれたか否かを検出するための装置である。
また、例えば、あるときには、第1操作部(65)が電流供給端子(71)、第2操作部(66)が電流検出端子(72)となり、第1操作部(65)から人体を介して第2操作部(66)まで微弱な電流が流れ、またあるときには、前述したパターンとは逆に、第1操作部(65)が電流検出端子(72)、第2操作部(66)が電流供給端子(71)となり、第2操作部(66)から人体を介して第1操作部(65)まで微弱な電流が流れるように形成することができる。また、第1操作部(65)及び第2操作部(66)のうち、いずれを電流供給端子(71)とし、いずれを電流検出端子(72)とするかを、抽選で決定するように形成してもよい。
また、微弱電流供給装置(70)は、両手操作入力装置(64)を操作すべきタイミングで電流を供給するように形成し、微弱電流検出装置(73)は、微弱電流供給装置(70)による電流の供給時点と同時期、又は電流の供給時点から予め定めた僅かな時間(例えば、1ミリ秒)だけ電流の検出を許容するように形成してもよい。
(作用)
第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とを左右それぞれの手で同時に操作すると、微弱電流供給装置(70)から供給された電流が電流供給端子(71)を介して人体に導かれる。また、人体に導かれた電流は、電流検出端子(72)を介して微弱電流検出装置(73)に導かれる。つまり、前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)とを左右それぞれの手で同時に操作すると、人体を介して前記第1操作部(65)と前記第2操作部(66)との間に微弱な電流が流れる。
そして、微弱電流検出装置(73)により微弱な電流が検出された場合は、両手操作入力装置(64)の第1操作部(65)と第2操作部(66)とが同時に操作されたと判断され、入力操作装置の操作に基づいて設定変更に関する処理が行われる。一方、微弱電流検出装置(73)により微弱な電流が検出されない場合は、第1操作部(65)と第2操作部(66)とが同時に操作されていないと判断され、入力操作装置を操作しても、設定変更に関する処理が行われない。
なお、両手操作入力装置(64)の第1操作部(65)と第2操作部(66)とが、予め定められたあるいは抽選で決定された操作のタイミングで同時に操作されることなく、入力操作装置の操作が行われた場合には、エラー報知を行い、エラー報知の解除が行われなければ設定変更に関する処理が行われないようにしてもよい。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、以下のような効果を奏する。
すなわち、予め定められたあるいは抽選で決定された操作のタイミングで、両手操作入力装置の第1操作部と第2操作部とを同時に操作しなければ、入力操作装置の入力操作は有効なものとして扱われず、設定変更を行うことができないようになる。そして、両手操作入力装置の第1操作部と第2操作部とは、片手では同時に操作できず、両手を使わなければ同時に操作することができない。そのため、設定変更の操作に手間がかかるので、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、以下のような効果を奏する。
すなわち、両手操作入力装置の第1操作部と第2操作部とを左右それぞれの手で同時に操作しないと、微弱電流検出装置により微弱な電流が検出されず、つまり、両手操作入力装置の第1操作部と第2操作部とが同時に操作されていないと判断され、入力操作装置を操作しても、設定変更に関する処理が行われない。そのため、設定変更の操作に手間がかかるので、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図4は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンSを示す分解斜視図、図2は設定変更装置60の正面斜視図、図3は制御装置20の入力及び出力の概略を示すブロック図、図4は設定変更処理を示すフローである。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ上扉30とから構成されている。
(筐体1)
筐体1は、底板15、側板16、天板及び裏板からなる正面側に開口する箱であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、底板15には電源ユニット4及びホッパーユニット5が載置されている。また、上記側板16の正面左側には、下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジが設けられている。
ここで、電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、正面側にはスロットマシンSの主電源を入れるための電源スイッチ63等よりなる店操作部200を有している。店操作部200は、スロットマシンSの設定変更をする際の設定変更装置60として機能するものであるが、これについては後述する。電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっているものである。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット22及び基板ユニット24とから形成されている。また、前記支持体21の正面縦枠には、上扉30を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジが設けられている。
ここで、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24は、特に図示しないが、基板ケースに電子基板を内装したものであり、スロットマシンSの遊技及び演出を制御するための制御装置20として機能する。
交換ユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるものである。そして、固定装置10により筐体1に固着される。
(上扉30)
上扉30は、交換ユニット2の支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、図柄表示窓31の周囲には、報知などを行うためのランプ33が形成されている。そして、図柄表示窓31の下方には、7セグメント表示器や液晶表示装置を用いて、遊技に関する数字その他を表示するための数値表示部32が設けられている。さらに、図柄表示窓31の上方には、液晶表示装置やCRT、ドットマトリックスなどを用いて遊技に付随する演出を行うための画像表示部34が設けられている。
なお、特に図示しないが、上扉30の裏面には、前記支持体21に設けられたヒンジに係合可能な上扉係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部の対向側には、ロック機構が設けられている。そして、交換ユニット2を筐体1に収納固定した状態で上扉30を閉めロックすることにより、筐体1の開口上部13を密閉することができるものである。
なお、上扉30を筐体1の側板16に取り付けるように形成してもよい。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
下扉40の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。
ここで、前記操作部としては、図1に示すように、遊技メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方に内蔵され投入された遊技メダルを検知するための投入スイッチ41、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ45、貯留した投入メダルを払い出すための精算スイッチ46、回転リール23の回転を開始させるためのスタートスイッチ47、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ48が設けられている。
また、下扉40の下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形成されており、前記操作部とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための表示パネルが取り付けられている。下扉40の上部右端には、鍵穴44が設けられている。鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。そして、下扉40が解錠されることにより、上扉30も解放可能に形成されている。
さらに、特に図示しないが、下扉40の裏面側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクターが設けられている。そして、下扉40の裏面下部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ49が設けられている。また、特に図示しないが、下扉40の裏面には、筐体1に設けられたヒンジと係合可能な下扉係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部の対向側には、ロック機構が設けられている。
(設定変更装置60)
設定変更装置60は、スロットマシンSの遊技の設定変更を行う場合の操作に関する装置である。
ここで、スロットマシンSの遊技の設定は、設定値1から設定値6までにランク分けされていて、設定値の違いにより、当選役が当選する確率(当選確率)が異なるようになっている。例えば、設定値1よりも設定値6の方が、「あたり」となる確率が大きくなるように形成されているものである。具体的には、当選確率が高ければ、当然入賞の可能性も増えるので、設定値を調整することにより、その遊技機の相対的払い出しメダルの量が変わってくる。
また、スロットマシンSの遊技の設定は、所定の入力操作装置の操作によって変更されるようになっている。また、スロットマシンSの遊技の設定変更に用いられる入力操作装置としては、スロットマシンSを遊技可能な状態から設定変更可能な状態にするための設定変更許可入力装置、設定変更許可後に設定変更を行うための設定変更入力装置、設定変更入力装置により入力した設定値を確定するための設定変更確定入力装置、及び遊技の設定変更可能な状態を終了させ、遊技可能な状態とするための遊技開始許可入力装置がある。また、本実施の形態では、設定変更許可入力装置、設定変更入力装置、設定変更確定入力装置、及び遊技開始許可入力装置以外の装置であって、遊技の設定変更に関わる装置である両手操作入力装置64がある。
より具体的には、本実施の形態では、設定変更装置60は、下記の(1)ないし(5)から構成されている。
(1)設定変更スイッチ61
(2)設定キースイッチ62
(3)電源スイッチ63
(4)設定変更確定スイッチ(スタートスイッチ47)
(5)両手操作入力装置64
(設定変更スイッチ61)
設定変更スイッチ61は、スロットマシンSの遊技の設定を変更するためのスイッチである。図2に示すように、本実施の形態では、設定変更スイッチ61は、電源ユニット4の店操作部200に設けられている。また、本実施の形態では、設定変更スイッチ61は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、スイッチを押圧する毎に設定値が変更されるように形成されている。すなわち、設定変更スイッチ61は、設定変更入力装置として機能する。なお、変更された設定値は、上扉30の数字表示部32に表示されるようにすることができるが、設定変更スイッチ61の近傍に別の表示部を設けてもよいものである。あるいは、設定変更スイッチ61をダイヤル式又はスライド式のスイッチに形成し、設定値の表示された目盛りにつまみを合わせることにより、設定がその数値に変更されるように形成してもよい。
(設定キースイッチ62)
設定キースイッチ62は、前記設定変更スイッチ61による設定変更を可能な状態とするためのスイッチであり、鍵穴にキーを差し込んで回転させることでON、OFFの切り替えができるようになっている。そして、この設定キースイッチ62がONとなっていなければ、設定変更スイッチ61による設定変更ができない。
図2に示すように、本実施の形態では、設定キースイッチ62は、電源ユニット4の店操作部200に設けられている。また、本実施の形態では、設定キースイッチ62をONとすることにより、スロットマシンSが遊技モードから設定変更モードに切り替わり、その後の電源スイッチ63ONにより、設定変更スイッチ61の操作で数字表示部32に設定値の表示がされたり、設定変更スイッチ61が物理的に作動可能となったりするように形成されている。すなわち、設定キースイッチ62は、設定変更許可入力装置として機能する。
さらに、設定変更確定後、設定キースイッチ62をOFFとすることにより、スロットマシンSが設定変更モードから遊技モードに切り替わる。すなわち、設定キースイッチ62は、遊技開始許可入力装置としても機能する。
(電源スイッチ63)
電源スイッチ63は、スロットマシンSの主電源を入れるためのものであるが、設定変更時においては、設定変更許可入力装置としても機能する。具体的には、電源スイッチ63をOFFとした後、前記設定キースイッチ62をONにし、その後電源スイッチ63をONとすることにより、設定変更操作を行うことができるようになっている。
(設定変更確定スイッチ)
ここで、本実施の形態においては、設定変更スイッチ61により変更した設定値をスロットマシンSの遊技の設定として確定させるための、設定変更確定入力装置としての設定変更確定スイッチを、スタートスイッチ47と兼用させている。すなわち、スロットマシンSが設定変更モードになっている場合には、設定変更スイッチ61の操作後、スタートスイッチ47を操作することにより、設定変更が確定するようになっているものである。
なお、店操作部200に、設定変更確定スイッチとしての専用スイッチを設けても構わない。
(両手操作入力装置64)
両手操作入力装置64は、設定変更許可入力装置、設定変更入力装置、設定変更確定入力装置、及び遊技開始許可入力装置以外の装置であって、遊技の設定変更に関わる装置である。また、両手操作入力装置64は、第1操作部65と第2操作部66とを備えている。また、第1操作部65と第2操作部66とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できる位置に設けられている。図2に示すように、本実施の形態では、第1操作部65は、電源ユニット4の店操作部200の右端付近に設けられ、また、第2操作部66は、電源ユニット4の店操作部200の左端付近に設けられている。また、第1操作部65と第2操作部66との間隔は、指を限界まで広げたときの、同じ手の親指の指先と小指の指先との間隔よりも広く、かつ、両腕を限界まで広げたときの、右手と左手の間隔よりも狭くしてある。これにより、本実施の形態では、第1操作部65と第2操作部66とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できるようになっている。
また、本実施の形態では、第1操作部65は、電流供給端子71とされ、また、第2操作部66は、電流検出端子72とされている。
また、電流供給端子71としての第1操作部65も、電流検出端子72としての第2操作部66も、いずれも、導電性を有する金属で形成されている。
また、本実施の形態では、スロットマシンSは、電流供給端子71としての第1操作部65に接続されて微弱な電流を供給するための微弱電流供給装置70と、電流検出端子72としての第2操作部66に接続されて微弱な電流を検出するための微弱電流検出装置73とを備えている。つまり、微弱電流供給装置70は、電流供給端子71としての第1操作部65に接続されている。また、微弱電流供給装置70は、電流供給端子71としての第1操作部65に微弱な電流を供給するためのものである。また、微弱電流検出装置73は、電流検出端子72としての第2操作部66に接続されている。また、微弱電流検出装置73は、電流検出端子72としての第2操作部66を流れる微弱な電流を検出するためのものである。また、図示しないが、微弱電流供給装置70も、微弱電流検出装置73も、いずれも、電源ユニット4の内部に設けられている。
また、本実施の形態では、微弱電流供給装置70によって電流供給端子71としての第1操作部65に微弱な電流が供給されているときに、電流供給端子71としての第1操作部65と、電流検出端子72としての第2操作部66とを、左右それぞれの手で同時に操作すると(触れると)、人体を介して、電流供給端子71としての第1操作部65から、電流検出端子72としての第2操作部66へ、微弱な電流が流れるようになっている。また、本実施の形態では、「第1操作部65を操作する」とは、「第1操作部65に触れる」ことであり、また、「第2操作部65を操作する」とは、「第2操作部66に触れる」ことである。
なお、本実施の形態では、第1操作部65を電流供給端子71とし、第2操作部66を電流検出端子72としたが、逆に、第1操作部65を電流検出端子72とし、第2操作部66を電流供給端子71としてもよい。
また、第1操作部65及び第2操作部66のうち、いずれを電流供給端子71とし、いずれを電流検出端子72とするかを、抽選で決定してもよい。そして、あるときには、第1操作部65が電流供給端子71となり、第2操作部66が電流検出端子72となって、第1操作部65から人体を介して第2操作部66まで微弱な電流が流れ、またあるときには、前述したパターンとは逆に、第1操作部65が電流検出端子72となり、第2操作部66が電流供給端子71となって、第2操作部66から人体を介して第1操作部65まで微弱な電流が流れるようにしてもよい。
(設定変更操作手順)
本実施の形態に係るスロットマシンSの設定変更の操作手順を説明する。
(1)設定変更許可処理(設定変更の開始)
まず、電源スイッチ63をOFFにして、設定キースイッチ62に所定のキーを差し込んでONにする。それから電源スイッチ63をONにすることにより、スロットマシンSが設定変更モードに切り替わる。このとき、複数の数値表示部32のうちいずれかの数値表示部32に、現在の設定値が、例えば「−3−」のように表示される。
(2)設定値変更処理(設定値の選択)
次に、設定変更スイッチ61を操作することにより、設定値が変更される。変更後の設定値は、数値表示部32に表示される。
(3)設定変更確定処理(設定値の確定)
数値表示部32に設定したい数値が表示されたら、スタートスイッチ47を押下する。これにより、設定値が確定し、数値表示部32の表示が、例えば「5」のように、設定が確定されたことを示す表示に変わる。
(4)遊技開始許可処理(設定変更の終了)
次に、第1操作部65(電流供給端子71)と第2操作部66(電流検出端子72)とを、左右それぞれの手で同時に操作する(触れる)。そして、設定キースイッチ62をOFFに戻す。これにより、設定変更モードが遊技モードに切り替わり、数値表示部32に表示されていた設定値が消灯し、遊技が開始可能な状態となる。第1操作部65(電流供給端子71)と第2操作部66(電流検出端子72)とを、左右それぞれの手で同時に操作する(触れる)ことなく、設定キースイッチ62をOFFに戻した場合には、エラーとなり、設定変更が終了する。
(スロットマシンの設定変更制御)
次に、スロットマシンSの遊技の設定変更制御について説明する。
本実施の形態においては、スロットマシンSの遊技の設定変更は、設定変更装置60の操作又は作動に基づいて、制御装置20に設けられた設定変更手段120が制御する。
(制御装置20)
ここで、制御装置20の概略を説明する。
制御装置20は、スタートスイッチ47及びストップスイッチ48の操作により、回転リール23の回転及び停止を制御するための遊技制御装置20Aと、遊技制御装置20Aからの諸信号に基づいて演出を行わせるための演出制御装置20Bを有している。
そして、遊技制御装置20Aは、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段90、特別遊技を制御するための特別遊技制御手段100、当選に係る抽選を行うための当選抽選手段110、遊技の設定を変更するための設定変更手段120を有している。遊技制御装置20Aとしては、上記以外の手段を有していてもかまわない。
演出制御装置20Bは、演出用のランプ33やスピーカ49等の演出表示装置50を制御するためのものである。
(入力段)
前記制御装置20の入力段には、図4に示すように、投入スイッチ41、ベットスイッチ45、精算スイッチ46、スタートスイッチ47、ストップスイッチ48、設定キースイッチ62、設定変更スイッチ61、電源スイッチ63、微弱電流検出装置73、の9つのパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図4に示すように、リールユニット23、ホッパーユニット5、数値表示部32、演出表示装置50(ランプ33、スピーカ49及び画像表示部34)、微弱電流供給装置70、の5つのパーツが接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
以下、遊技制御装置20Aの各手段のうち、当選抽選手段110、設定変更手段120について、詳細に説明する。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、乱数を用いて当選に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール23の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞の態様と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
上記当選抽選手段110は、図4に示すように、大別すると、以下の手段を有している。
(1)抽選テーブル111
(2)判定手段112
(3)設定値対応抽選テーブル取得手段113
なお、当選抽選手段110としては、上記手段に限定されるものではない。
(抽選テーブル111)
抽選テーブル111は、乱数発生手段が発生する乱数の全領域中に、各当選項目の当選領域を有するものである。すなわち、各当選役についての「当選」の領域と、「ハズレ」の領域を有している。
そして、この抽選テーブル111は、特に図示しないが、各々の設定毎に、通常遊技用、特別遊技用などの複数の抽選テーブル111が設けられていて、これらの抽選テーブル111の当選確率を平均したものが、各設定の当選確率となる。従って、設定を変更するときには、設定毎に設けられた前記複数の抽選テーブル111のグループをまるごと変更することになる。
(判定手段112)
判定手段112は、乱数抽出手段が抽出した抽出乱数データと、前記抽選テーブル111を対比し、当選の判定を行うためのものである。具体的には、乱数発生手段がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データと、前記抽出乱数データとを照合し、当該抽出乱数データが所定の当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をするものである。
(設定値対応抽選テーブル取得手段113)
設定値対応抽選テーブル取得手段113は、設定値に応じた抽選テーブル111のグループからなる設定値対応抽選テーブルを取得するためのものである。すなわち、以下に述べる設定変更手段120からの出力信号に応じ、各設定値毎に設けられた設定値対応抽選テーブルを選択可能に形成されている。そして、設定値対応抽選テーブル取得手段113の取得した設定値対応抽選テーブルに係る抽選テーブル111を用いて前記判定手段112が当選判定を行う。
(設定変更手段120)
設定変更手段120は、設定変更装置60からの操作信号に基づき、遊技の設定を変更するためのものである。そして、設定変更手段120は、図4に示すように、以下の手段を有している。
(1)設定変更許可手段121
(2)設定値変更手段122
(3)設定値確定手段123
(4)設定変更有効化手段124
なお、設定変更手段120としては、上記(1)乃至(4)の手段に限られない。
(設定変更許可手段121)
設定変更許可手段121は、設定変更許可処理を行うための手段、すなわち、設定キースイッチ62からの信号に基づき、設定変更操作や操作に基づく設定変更に関する制御を可能とさせるためのものである。
具体的には、設定キースイッチ62がONである信号を受信した場合に、スロットマシンの状態を遊技モードから設定変更モードに切り替え、設定変更スイッチ61の操作により実際に設定変更が可能となるように制御を行う。また、設定値の数値表示部32への表示も可能とさせる。
なお、設定変更許可手段121は、設定キースイッチ62がOFFとなることにより設定変更モードを遊技モードに切り替える、遊技開始許可処理を行うための手段としても機能するものである。
(設定値変更手段122)
設定値変更手段122は、設定値変更処理を行うための手段、すなわち、設定変更スイッチ61からの出力信号に基づき、設定に係る数値を変更するためのものである。
具体的には、設定変更スイッチ61が操作され、その操作信号を受信した場合に、1乃至6までの数値のなかから一の数値を決定し、記憶するものである。例えば、設定変更スイッチ61の操作信号を受信するたびに記憶されている数値を順次インクリメントしてゆく。すなわち、設定変更前の設定値が例えば「3」であった場合、設定変更スイッチ61の押圧毎に、「4」「5」「6」と記憶する数値を変え、「6」の次には「1」を記憶する。
また、設定値変更手段122が記憶した数値は、数値表示部32に表示される。
(設定値確定手段123)
設定値確定手段123は、設定変更確定処理を行うための手段、すなわち、設定変更確定入力装置としてのスタートスイッチ47のからの出力信号に基づき、設定に係る数値を確定するためのものである。
具体的には、スタートスイッチ47が操作され、その操作信号を受信した場合に、前記設定値変更手段122が記憶している設定値を、設定に係る数値として決定し、当該数値データを当選抽選手段110に送出する。なお、この数値データに基づいて、設定値対応抽選テーブル取得手段113が設定値に対応する設定値対応抽選テーブルを選択し、使用可能とすることにより、設定変更が行われたものとなる。
(設定変更有効化手段124)
設定変更有効化手段124は、所定のタイミングで、微弱電流供給装置70及び微弱電流検出装置73を駆動させる。微弱電流供給装置70が駆動すると、電流供給端子71に微弱な電流が供給される。また、微弱電流検出装置73が駆動すると、電流検出端子72に微弱な電流が流れているか否かの検出が行われる。このとき、電流供給端子71と電流検出端子72とを左右それぞれの手で同時に触れると、人体を介して電流供給端子71から電流検出端子72へ微弱な電流が流れる。また、微弱電流検出装置73は、電流検出端子72を流れる微弱な電流を検出すると、微弱な電流を検出した旨の信号(検出信号)を出力する。また、設定変更有効化手段124は、検出信号を受信すると、電流供給端子71と電流検出端子72とが左右それぞれの手で同時に触れられたと判断して、入力操作装置の操作入力に基づき設定変更に関する処理を行う。一方、検出信号の受信がないと、設定変更有効化手段124は、電流供給端子71と電流検出端子72とが左右それぞれの手で同時に触れられていないと判断して、設定変更に関する処理を行わず、所定のエラー表示を行わせる。また、設定変更有効化手段124は、設定変更に関する処理を行うと、あるいは設定変更に関する処理を行わずに所定のエラー表示を行わせると、微弱電流供給装置70及び微弱電流検出装置73の駆動を停止させる。
具体的には、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定すると、微弱電流供給装置70から電流供給端子71へ微弱な電流が供給される。つまり、本実施の形態では、「所定のタイミング」は、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前である。そして、電流供給端子71及び電流検出端子72が、左右それぞれの手で同時に触れられ、微弱電流検出装置73からの検出信号を受信し、その後設定キースイッチ62がOFFである信号を受信した場合には、設定変更有効化手段124は、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行う。一方、微弱電流検出装置73からの検出信号を受信せずに、設定キースイッチ62がOFFである信号を受信した場合には、設定変更有効化手段124は、設定変更に関する処理を行わず、エラー要請信号を出力し、これに基づいて数値表示部32や、演出表示装置36が所定のエラー表示を行う。
なお、本実施の形態では、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間、つまりスタートスイッチ47の入力操作後で、設定キースイッチ62がOFFになる前に、両手操作入力装置64を操作するように設定したが、その他の操作のタイミングで両手操作入力装置64を入力操作するように設定してもよい。「その他の操作のタイミング」としては、例えば設定変更許可入力装置の入力操作の前、設定変更許可入力装置の入力操作と設定変更入力装置の入力操作との間、設定変更入力装置の入力操作と設定変更確定入力装置の入力操作との間、遊技開始許可入力装置の入力操作の後などが挙げられる。また、「両手操作入力装置64の操作」は、設定変更モード中に1回操作するようにしてもよく、設定変更モード中に複数のタイミングで操作するようにしてもよい。
(設定変更処理)
次に、上記構成を有するスロットマシンSの設定変更処理を、図4のフローに基づき説明する。
まず、電源スイッチ63をONにすることにより、設定変更制御がスタートする。
図4におけるステップ100において、設定キースイッチ62がONとなっているかどうかを判断する。設定キースイッチ62がONでない場合には、そのまま設定変更制御を終了する。すなわち、電源スイッチ63がOFF状態の時に設定キースイッチ62をONにしておかないと、設定変更モードに移行しない。設定キースイッチ62がONである場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、数値表示部32に、スロットマシンSの現在の設定値を表示する。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、設定変更スイッチ61が操作されたかどうかを判断する。設定変更スイッチ61が操作されない場合には、ステップ102に戻る。設定変更スイッチ61が操作された場合には、次のステップ103に進む。
ステップ103において、変更された設定値を数値表示部32に表示させる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、設定変更スイッチ61が操作されたかどうかを判断する。設定変更スイッチ61が操作された場合には、ステップ103に戻る。設定変更スイッチ61が操作されない場合には、次のステップ105に進む。
ステップ105において、設定変更確定スイッチ、すなわちスタートスイッチ47が操作されたかどうかを判断する。スタートスイッチ47の操作がされない場合には、ステップ104に戻る。つまり、設定の確定の意思表示をしない限り、設定変更制御が継続する。スタートスイッチ47が操作された場合には、次のステップ106に進む。
ステップ106において、確定した設定値を数値表示部32に表示する。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、微弱電流供給装置70から電流供給端子71へ微弱な電流の供給が開始される。そして次のステップ108に進む。
ステップ108において、設定キースイッチ62がOFFになったかどうかを判断する。設定キースイッチ62がOFFでない場合には、ステップ108に戻る。設定キースイッチ62がOFFになった場合には、次のステップ109に進む、
ステップ109において、スタートスイッチ47の入力操作後で、設定キースイッチ62がOFFになる前に、微弱電流検出装置73が電流検出端子72を流れる微弱な電流を検出したかどうか判断する。つまり、スタートスイッチ47の入力操作後で、設定キースイッチ62がOFFになる前に、電流供給端子71及び電流検出端子72が左右それぞれの手で同時に操作されたかどうかを判断する。スタートスイッチ47の入力操作後で、設定キースイッチ62がOFFになる前に、微弱電流検出装置73が電流検出端子72を流れる微弱な電流を検出した場合には、次のステップ110に進む。スタートスイッチ47の入力操作後に、微弱電流検出装置73が電流検出端子72を流れる微弱な電流を検出することなく設定キースイッチ62がOFFに操作された場合には、所定のエラー処理を行うとともに、設定変更処理を終了する。
ステップ110において、微弱電流供給装置70から電流供給端子71への微弱な電流の供給が終了する。
ステップ111において、数値表示部32の設定値の表示を消灯する。そして、設定変更モードを終了し、遊技モードに切り替わる。
このように、本実施の形態では、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間に、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが同時に操作された場合には、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理が行われ、一方、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間に、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが同時に操作されなかった場合には、設定変更に関する処理は行われない。
つまり、スタートスイッチ47の入力操作後で、設定キースイッチ62がOFFになる前に、電流供給端子71及び電流検出端子72が、左右それぞれの手で同時に触れられ、微弱電流検出装置73が微弱な電流を検出した場合には、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理が行われる。一方、微弱電流検出装置73が微弱な電流を検出することなく、設定キースイッチ62がOFFに操作された場合には、設定変更に関する処理は行われず、所定のエラー表示が行われる。
また、本実施の形態では、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが同時に操作されたか否かの判断は、微弱電流検出装置73によって微弱な電流が検出されたか否かによって行われる。
そのため、設定変更の操作に手間がかかるので、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、第1操作部65を電流供給端子71とし、第2操作部66を電流検出端子72とし、電流供給端子71と電流検出端子72とを左右それぞれの手で同時に触れると、人体を介して電流供給端子71から電流検出端子72へ微弱な電流が流れるようにし、電流検出端子72を流れる微弱な電流を微弱電流検出装置73が検出すると、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが左右それぞれの手で同時に操作されたと判断するようにしたが、第2の実施の形態では、第1操作部65を、押しボタン式の第1操作スイッチとし、第2操作部66を、押しボタン式の第2操作スイッチとし、第1操作スイッチの操作信号と、第2操作スイッチの操作信号とが同時に受信されると、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが左右それぞれの手で同時に操作されたと判断するようにしたものである。
具体的には、第2の実施の形態では、第1操作部65及び第2操作部66の位置は、第1の実施の形態と同様である。つまり、第1操作部65は、電源ユニット4の店操作部200の右端付近に設けられ、また、第2操作部66は、電源ユニット4の店操作部200の左端付近に設けられている。また、第1操作部65と第2操作部66との間隔は、指を限界まで広げたときの、同じ手の親指の指先と小指の指先との間隔よりも広く、かつ、両腕を限界まで広げたときの、右手と左手の間隔よりも狭くしてある。これにより、本実施の形態では、第1操作部65と第2操作部66とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できるようになっている。
また、第2の実施の形態では、第1操作部65は、押しボタン式の第1操作スイッチとされ、また、第2操作部66は、押しボタン式の第2操作スイッチとされている。つまり、第2の実施の形態では、第1操作部65も、第2操作部66も、いずれも、押しボタン式のスイッチを用いて構成されている。
また、第2の実施の形態では、制御装置20の入力段には、第1操作部65としての第1操作スイッチ、及び第2操作部66としての第2操作スイッチが接続されている。
また、第2の実施の形態では、第1操作部65としての第1操作スイッチを操作すると、第1操作信号が出力され、また、第2操作部66としての第2操作スイッチを操作すると、第2操作信号が出力されるように形成されている。
また、第2の実施の形態では、設定変更有効化手段124は、所定のタイミングで、第1操作信号と第2操作信号とを同時に受信すると、第1操作スイッチと第2操作スイッチとが左右それぞれの手で同時に操作されたと判断して、入力操作装置の操作入力に基づき設定変更に関する処理を行う。一方、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されないと、設定変更有効化手段124は、第1操作スイッチと第2操作スイッチとが左右それぞれの手で同時に操作されていないと判断して、設定変更に関する処理を行わず、所定のエラー表示を行わせる。
具体的には、設定変更有効化手段124は、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたか否かの判断を行う。つまり、本実施の形態では、「所定のタイミング」は、「スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前」である。そして、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信され、その後に、設定キースイッチ62がOFFにされると、設定変更有効化手段124は、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行う。一方、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されることなく、設定キースイッチ62がOFFにされると、設定変更有効化手段124は、設定変更に関する処理を行わず、エラー要請信号を出力し、これに基づいて数値表示部32や、演出表示装置36が所定のエラー表示を行う。
そのため、設定変更の操作に手間がかかるので、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
なお、第2の実施の形態では、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間、つまりスタートスイッチ47の入力操作後で、設定キースイッチ62がOFFになる前に、両手操作入力装置64を操作するように設定したが、その他の操作のタイミングで両手操作入力装置64を入力操作するように設定してもよい。「その他の操作のタイミング」としては、例えば設定変更許可入力装置の入力操作の前、設定変更許可入力装置の入力操作と設定変更入力装置の入力操作との間、設定変更入力装置の入力操作と設定変更確定入力装置の入力操作との間、遊技開始許可入力装置の入力操作の後などが挙げられる。また、「両手操作入力装置64の操作」は、設定変更モード中に1回操作するようにしてもよく、設定変更モード中に複数のタイミングで操作するようにしてもよい。
また、「第1操作信号と第2操作信号とを同時に受信」とは、「第1操作信号がONのときに第2操作信号もONである」という意味であり、「第1操作信号の立ち上がりと第2操作信号の立ち上がりとが同時」に限るものではない。もっとも、「第1操作信号の立ち上がりと第2操作信号の立ち上がりとが同時」の場合も、「第1操作信号と第2操作信号とを同時に受信」に含まれる。
第1操作信号が先にONになり、第1操作信号がONの状態が継続中に、第2操作信号もONになると、第1操作スイッチと第2操作スイッチとが同時に操作されたと判断される。逆に、第2操作信号が先にONになり、第2操作信号がONの状態が継続中に、第1操作信号がONになったときも、第1操作スイッチと第2操作スイッチとが同時に操作されたと判断される。
つまり、第1操作信号が先にONになり、その後で第2操作信号がONになっても、逆に、第2操作信号が先にONになり、その後で第1操作信号がONになっても、第1操作信号がONのときに、第2操作信号もONであれば、第1操作スイッチと第2操作スイッチとは同時に操作されたと判断される。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、第2の実施の形態の構成に加えて、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチの操作終了の順序を予め定めたものである。
第3の実施の形態では、設定変更有効化手段124は、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチが、所定のタイミングで同時に操作された後に、所定の順序で操作終了されたか否かを判断し、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチが所定の順序で操作終了されたと判断した場合には、設定変更に関する処理を行い、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチが所定の順序で操作終了されなかったと判断した場合には、設定変更に関する処理を行わず、所定のエラー表示を行わせる。
具体的には、設定変更有効化手段124は、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたか否かの判断を行う。更に、設定変更有効化手段124は、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたと判断すると、次に、第1操作信号がOFFになり、次に第2操作信号がOFFになったか否かの判断を行う。つまり、本実施の形態では、「所定の順序」は、「第1操作スイッチの操作終了が先、第2操作スイッチの操作終了が後」である。そして、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信され、その後に、先に第1操作信号がOFFになり、次に第2操作信号がOFFになり、その後に、設定キースイッチ62がOFFにされると、設定変更有効化手段124は、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行う。一方、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されることなく、設定キースイッチ62がOFFにされると、また、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたものの、その後に、先に第2操作信号がOFFになり、次に第1操作信号がOFFになり、その後に、設定キースイッチ62がOFFにされると、設定変更有効化手段124は、設定変更に関する処理を行わず、エラー要請信号を出力し、これに基づいて数値表示部32や、演出表示装置36が所定のエラー表示を行う。
そのため、設定変更の操作に手間がかかるので、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
なお、第3の実施の形態では、「所定の順序」は、「第1操作スイッチの操作終了を先、第2操作スイッチの操作終了を後」にするように定めたが、逆に、「第2操作スイッチの操作終了を先、第1操作スイッチの操作終了を後」にするように定めてもよい。
(第4の実施の形態)
第3の実施の形態では、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチの操作終了の順序を予め定めたが、第4の実施の形態では、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチの操作終了の順序を抽選で決定するようにしたものである。
第4の実施の形態では、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチの操作終了の順序の抽選を行うための「操作終了順序抽選手段」と、この操作終了順序決定手段により決定された操作終了の順序を報知するための「操作終了順序報知装置」と、この操作終了順序報知装置の動作を制御するための「操作終了順序報知制御手段」とを備えている。
また、「操作終了順序抽選手段」は、「第1操作スイッチの操作終了を先、第2操作スイッチの操作終了を後」にするか、あるいは「第2操作スイッチの操作終了を先、第1操作スイッチの操作終了を後」にするかを、乱数を用いた抽選で決定する。
また、「操作終了順序報知装置」は、操作終了順序決定手段により決定された操作終了の順序を、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に報知するためのものである。また、操作終了順序報知装置としては、例えば、数値表示部32や演出表示装置50等を用いてもよいし、操作終了の順序を報知するために新たに設けた専用の装置を用いてもよい。
また、「操作終了順序報知制御手段」は、操作終了順序報知装置の動作を制御するためのものである。例えば、操作終了順序抽選手段の抽選結果が「第1操作スイッチの操作終了が先、第2操作スイッチの操作終了が後」となった場合には、操作終了順序報知制御手段は、操作終了順序報知装置を介して、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に、その旨を報知する。また、例えば、操作終了順序抽選手段の抽選結果が「第2操作スイッチの操作終了が先、第1操作スイッチの操作終了が後」となった場合には、操作終了順序報知制御手段は、操作終了順序報知装置を介して、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に、その旨を報知する。
第4の実施の形態では、電源スイッチ63をOFFとした後、前記設定キースイッチ62をONにし、その後電源スイッチ63をONにすると、設定変更操作を行うことができるようになるとともに、操作終了順序抽選手段により、操作終了の順序の抽選が行われる。
また、設定変更有効化手段124は、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたか否かの判断を行う。また、設定変更有効化手段124により、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたと判断されると、次に、操作終了順序報知制御手段により、操作終了順序報知装置を介して、操作終了の順序の報知が行われる。また、設定変更有効化手段124は、第1操作信号及び第2操作信号のOFFの順序が、操作終了順序抽選手段の抽選結果と一致するか否かの判断を行う。そして、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信され、その後に、第1操作信号及び第2操作信号のOFFの順序が、操作終了順序抽選手段の抽選結果と一致し、その後に、設定キースイッチ62がOFFにされると、設定変更有効化手段124は、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行う。一方、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されることなく、設定キースイッチ62がOFFにされると、また、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたものの、その後に、第1操作信号及び第2操作信号のOFFの順序が、操作終了順序抽選手段の抽選結果と一致しないと、設定変更有効化手段124は、設定変更に関する処理を行わず、エラー要請信号を出力し、これに基づいて数値表示部32や、演出表示装置36が所定のエラー表示を行う。
このように、第4の実施の形態では、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチの操作終了の順序が抽選で決定されて報知される。例えば、あるときは、第1操作スイッチをOFFにした後に、第2操作スイッチをOFFにするように指示され、またあるときは、第2操作スイッチをOFFにした後に、第1操作スイッチをOFFにするように指示される。つまり、第1操作スイッチ及び第2操作スイッチの操作終了の順序が一定ではなくなる。このため、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
(第5の実施の形態)
第1の実施の形態から第4の実施の形態では、第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングを予め定めたが、第5の実施の形態では、第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングを抽選で決定するようにしたものである。
第5の実施の形態では、第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングの抽選を行うための「操作タイミング抽選手段」と、この操作タイミング抽選手段により決定された同時操作のタイミングを報知するための「操作タイミング報知装置」と、この操作タイミング報知装置の動作を制御するための「操作タイミング報知制御手段」とを備えている。
また、「操作タイミング抽選手段」は、第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングの抽選を行うためのものである。操作タイミング抽選手段は、予め定めた複数ある同時操作のタイミングの中から、いずれか1の同時操作のタイミングを抽選により決定する。具体的には、操作タイミング抽選手段は、第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングを、例えば、「設定変更許可入力装置の入力操作の前」にするか、「設定変更許可入力装置の入力操作と設定変更入力装置の入力操作との間」にするか、「設定変更入力装置の入力操作と設定変更確定入力装置の入力操作との間」にするか、「設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間」にするか、「遊技開始許可入力装置の入力操作の後」にするか、あるいは「これらの組み合わせ」にするかを、乱数を用いた抽選で決定する。
つまり、「同時操作のタイミング」としては、例えば、設定変更許可入力装置の入力操作の前、設定変更許可入力装置の入力操作と設定変更入力装置の入力操作との間、設定変更入力装置の入力操作と設定変更確定入力装置の入力操作との間、設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間、遊技開始許可入力装置の入力操作の後、またはこれらの組み合わせなどが挙げられる。つまり、同時操作のタイミングは、設定変更モード中に1回のみでもよく、また、設定変更モード中に複数回でもよい。
また、「操作タイミング報知装置」は、操作タイミング抽選手段により決定された同時操作のタイミングを、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に報知するためのものである。また、操作タイミング報知装置としては、例えば、数値表示部32や演出表示装置50等を用いてもよいし、同時操作のタイミングを報知するために新たに設けた専用の装置を用いてもよい。
また、「操作タイミング報知制御手段」は、操作タイミング報知装置の動作を制御するためのものである。例えば、操作タイミング抽選手段の抽選結果が「設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間」となった場合には、操作タイミング報知制御手段は、操作タイミング報知装置を介して、視覚的、聴覚的、あるいは視聴覚的に、その旨を報知する。
第5の実施の形態では、例えば、電源スイッチ63をOFFとした後、前記設定キースイッチ62をONにし、その後電源スイッチ63をONにすると、設定変更操作を行うことができるようになるとともに、操作タイミング抽選手段により、同時操作のタイミングの抽選が行われる。ここで、例えば、操作タイミング抽選手段の抽選結果が、「設定変更確定入力装置の入力操作と遊技開始許可入力装置の入力操作との間」、つまり、「スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前」となったとする。そうすると、操作タイミング報知制御手段は、操作タイミング報知装置を介して、その旨の報知を行う。また、設定変更有効化手段124は、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後、設定キースイッチ62がOFFにされる前に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されたか否かの判断を行う。そして、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信され、その後に、設定キースイッチ62がOFFにされると、同時操作のタイミングが、操作タイミング抽選手段の抽選結果と一致したと判断して、設定変更有効化手段124は、入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行う。一方、スタートスイッチ47が押下されて設定値が確定した後に、第1操作信号と第2操作信号とが同時に受信されることなく、設定キースイッチ62がOFFにされると、同時操作のタイミングが、操作タイミング抽選手段の抽選結果と一致しないと判断して、設定変更有効化手段124は、設定変更に関する処理を行わず、エラー要請信号を出力し、これに基づいて数値表示部32や、演出表示装置36が所定のエラー表示を行う。
このように、第5の実施の形態では、第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングが抽選で決定されて報知される。例えば、あるときは、設定変更許可入力装置の入力操作前に、第1操作部65及び第2操作部66を同時に操作するように指示され、またあるときは、設定変更許可入力装置の入力操作後で、設定変更入力装置の入力操作前に、第1操作部65及び第2操作部66を同時に操作するように指示され、またあるときは、設定変更入力装置の入力操作後で、設定変更確定入力装置の入力操作前に、第1操作部65及び第2操作部66を同時に操作するように指示され、またあるときは、設定変更確定入力装置の入力操作後で、遊技開始許可入力装置の入力操作前に、第1操作部65及び第2操作部66を同時に操作するように指示され、またあるときは、遊技開始許可入力装置の入力操作後に、第1操作部65及び第2操作部66を同時に操作するように指示される。第1操作部65及び第2操作部66の同時操作のタイミングが一定ではなくなる。このため、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。
(第6の実施の形態)
図5は、第6の実施の形態に係る設定変更装置60を示す正面斜視図である。
第6の実施の形態では、第1操作部65を、第1入力部65aと第2入力部65bとから構成するとともに、第2操作部66を、第3入力部66aと第4入力部66bとから構成し、一方の手で第1操作部65の第1入力部65aと第2入力部65bとが同時に操作され、かつ、他方の手で第2操作部66の第3入力部66aと第4入力部66bとが同時に操作されると、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが左右それぞれの手で同時に操作されたと判断するようにしたものである。
第6の実施の形態では、第1操作部65は、第1入力部65aと第2入力部65bとを備えている。また、第1入力部65aと第2入力部65bとは、片手(例えば同じ手の親指と人差し指と)で同時に操作できる位置に設けられている。また、第1入力部65aは、タッチセンサー式の検出電極を用いて構成されており、その表面には、クロムメッキが施されている。また、このタッチセンサー式の検出電極とされる第1入力部65aには、手指の接触の有無を検出するための第1検出回路が接続されている。そして、この第1検出回路は、第1入力部65aへの手指の接触を検出しているときには、第1操作部65の操作を有効にし、一方、第1入力部65aへの手指の接触を検出していないときには、第1操作部65の操作を無効にするように形成されている。また、第2入力部65bは、電流供給端子71とされており、微弱電流供給装置70が接続されている。
また、第2操作部66は、第3入力部66aと第4入力部66bとを備えている。また、第3入力部66aと第4入力部66bとは、第1入力部65aと第2入力部65bとの関係と同様に、片手(例えば同じ手の親指と人差し指と)で同時に操作できる位置に設けられている。また、第3入力部66aは、第1入力部65aと同様に、タッチセンサー式の検出電極を用いて構成されており、その表面には、クロムメッキが施されている。また、このタッチセンサー式の検出電極とされる第3入力部66aには、手指の接触の有無を検出するための第2検出回路が接続されている。そして、この第2検出回路は、第3入力部66aへの手指の接触を検出しているときには、第2操作部66の操作を有効にし、一方、第3入力部66aへの手指の接触を検出していないときには、第2操作部66の操作を無効にするように形成されている。また、第4入力部66bは、電流検出端子72とされており、微弱電流検出装置73が接続されている。またここで、微弱電流供給装置70は、第1操作部65の入力タイミングに基づいて、電流を供給するように形成されており、また、微弱電流検出装置73は、微弱電流供給装置70による電流の供給時点と同時期、又は電流の供給時点から予め定めた僅かな時間(例えば、1ミリ秒)だけ、電流の検出を許容するように形成されている。
そして、例えば、右手の親指と人差し指とで第1操作部65の第1入力部65aと第2入力部65bとがそれぞれ同時に操作され(触れられ)、かつ、左手の親指と人差し指とで第2操作部66の第3入力部66aと第4入力部66bとがそれぞれ同時に操作されると(触れられると)、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが左右それぞれの手で同時に操作されたと判断される。
このため、第6の実施の形態によれば、一方の手で第1操作部65の第1入力部65aと第2入力部65bとをそれぞれ同時に操作し(触れ)、かつ、他方の手で第2操作部66の第3入力部66aと第4入力部66bとをそれぞれ操作しなければ(触れなければ)、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが左右それぞれの手で同時に操作されたとは判断されない。つまり、第1入力部65aと第2入力部65bと第3入力部66aと第4入力部66bとが同時(ほぼ同時)に触れられなければ、両手操作入力装置64の第1操作部65と第2操作部66とが左右それぞれの手で同時に操作されたとは判断されない。そして、片方の手のみで第1入力部65aと第2入力部65bと第3入力部66aと第4入力部66bとを同時に触れるのは極めて困難なので、設定変更ゴトを効果的に防止することができる。また、第1入力部65a及び第3入力部66aは、手指が触れないとタッチセンサーが反応しないので、所定の不正器具等を用いて第1入力部65a及び第3入力部66aが操作されるのを排除でき、設定変更ゴトをより一層効果的に防止することができる。また、微弱電流検出装置73による検出が可能とされる僅かな時間内に、第2入力部65bと第4入力部66bとが同時(ほぼ同時)に触れられなければならないので、設定変更ゴトをより一層効果的に防止することができる。
第1の実施の形態に係るスロットマシンを示す分解斜視図である。 第1の実施の形態に係る設定変更装置を示す正面斜視図である。 第1の実施の形態に係る制御装置の入力及び出力の概略を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの設定変更処理を示すフローである。 第6の実施の形態に係る設定変更装置を示す正面斜視図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 ホッパーユニット
10 固定装置 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板
20 制御装置 20A 遊技制御装置
20B 演出制御装置 21 支持体
22 リールユニット 23 回転リール
24 基板ユニット
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ランプ
34 画像表示部
40 下扉 41 投入スイッチ
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 鍵穴 45 ベットスイッチ
46 精算スイッチ 47 スタートスイッチ
48 ストップスイッチ 49 スピーカ
50 演出表示装置
60 設定変更装置 61 設定変更スイッチ
62 設定キースイッチ 63 電源スイッチ
64 両手操作入力装置 65 第1操作部
65a 第1入力部 65b 第2入力部
66 第2操作部 66a 第3入力部
66b 第4入力部
70 微弱電流供給装置 71 電流供給端子
72 電流検出端子 73 微弱電流検出装置
90 通常遊技制御手段 100 特別遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 抽選テーブル
112 判定手段 113 設定値対応抽選テーブル取得手段
120 設定変更手段 121 設定変更許可手段
122 設定値変更手段 123 設定値確定手段
124 設定変更有効化手段 200 店操作部

Claims (2)

  1. 正面側に開口する筐体と、
    筐体の正面開口を閉塞可能かつ開閉自在とする前扉と、
    遊技機の制御を行うための制御装置と、
    遊技の設定を変更するために操作する入力操作装置とを少なくとも有する遊技機において、
    前記入力操作装置として、
    遊技機を遊技可能な状態から設定変更可能な状態にするための設定変更許可入力装置、
    設定変更許可後に設定変更を行うための設定変更入力装置、
    設定変更入力装置により入力した設定値を確定するための設定変更確定入力装置、
    及び遊技の設定変更可能な状態を終了させ、遊技可能な状態とするための遊技開始許可入力装置を備え、
    前記遊技機は、前記設定変更許可入力装置、前記設定変更入力装置、前記設定変更確定入力装置及び前記遊技開始許可入力装置以外の装置であって、遊技の設定変更に関わる装置である両手操作入力装置を備え、
    前記両手操作入力装置は、第1操作部と第2操作部とを備え、
    前記第1操作部と前記第2操作部とは、片手では同時に操作できないが、両手を使えば左右それぞれの手で同時に操作できる位置に設けられ、
    前記制御装置は、前記入力操作装置及び前記両手操作入力装置の入力に基づいて遊技の設定を変更するための設定変更手段を備え、
    前記設定変更手段は、前記入力操作装置の操作のうちいずれか1又は複数の操作時において、操作前、操作後のいずれか又は双方の時に、前記両手操作入力装置の前記第1操作部と前記第2操作部とが同時に操作された場合には、前記入力操作装置の操作入力に基づいて設定変更に関する処理を行い、前記両手操作入力装置の前記第1操作部と前記第2操作部とが同時に操作されない場合には、設定変更に関する処理を行わないように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1操作部及び前記第2操作部のうちいずれか一方を電流供給端子とし、他方を電流検出端子とし、
    前記遊技機は、前記第1操作部及び前記第2操作部のうち電流供給端子とされる方に接続されて微弱な電流を供給するための微弱電流供給装置と、
    前記第1操作部及び前記第2操作部のうち電流検出端子とされる方に接続されて微弱な電流を検出するための微弱電流検出装置とを備え、
    前記第1操作部と前記第2操作部とを左右それぞれの手で同時に操作すると、人体を介して前記第1操作部と前記第2操作部との間に微弱な電流が流れるように形成され、
    前記設定変更手段は、前記微弱電流検出装置によって微弱な電流が検出されると、前記両手操作入力装置の前記第1操作部と前記第2操作部とが同時に操作されたと判断するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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