JP2006270695A - データ送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディジタルデータのビットレートを変換可能なトランスコーディング機能を有し、ディジタルデータを無線LAN等の伝送路を利用して伝送可能なデータ送信装置であって、データ供給経路の切換制御を行うことで消費電力の低減を図ることができるデータ送信装置を提供する。
【解決手段】 トランスコーディング機能を有するデータ送信装置において、データ供給手段に格納されているディジタルデータのビットレートを変換不要な場合に、データ供給手段から出力されたディジタルデータをビットレート変換手段を介さずに送信側バッファに入力するようにデータ供給経路を切り換えるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、高ビットレートの映像データ等を送信可能なデータ送信装置に関し、特に、ハードディスク等に格納されたディジタルデータのビットレートを伝送路において伝送可能なビットレートに変換して送信可能なトランスコーディング機能を有するデータ送信装置に関する。
近年、PVR(Personal Video Recorder)機能を搭載したDVD/HDDレコーダやパソコンの普及が目覚ましく、それに伴い個人が家庭で視聴しうるビデオ資産も増えてきてきる。そして、DVD/HDDレコーダやパソコンなどに蓄積された映像情報等のコンテンツを、見たいときに、見たい場所で楽しむということが求められており、ホームネットワークを利用してテレビやパソコンなどのクライアント機器に出力可能とする技術が提案されている。映像データや音声データなどの大量のデータを高速かつリアルタイムに伝送する技術として、例えば、ディジタルテレビ、ディジタルビデオなどの接続用インタフェースにIEEE1394が採用されている。
また、最近では機器間の接続を簡単にするために、無線LANを利用してDVD/HDDレコーダやパソコン、液晶モニタなどを接続できるようになっている。この無線LANの代表的な技術としては、IEEEにおいて標準化されているIEEE802.11があり、2.4GHz帯を使用するものが主流となっている。2.4GHz帯はISM(Industrial, Scientific and Medical)バンドとよばれ、産業用や医療用、家庭用の電子レンジなどに使われる周波数帯であり、日本では2.400〜2.497GHzが無線LANに割り当てられている。
ここで、例えば無線LAN等を介してデータ伝送を行う通信機器(特に携帯型通信端末)においては、供給可能な電力が制限されることもあるため、消費電力を抑制する技術が要求される。
例えば、特許文献1には、携帯ディジタル放送受信機において、正常な出力が得られない場合に内部回路の動作を停止させ無駄な電力消費を抑制する技術が開示されている。同様に、特許文献2には、ディジタル放送受信装置において、受信レベルが一定以下になったときに変調部等の電源を停止させ省電力化を図る技術が開示されている。
また、特許文献3には、録画再生ユニットと通信ユニットとを具備するルータ内蔵録画再生装置において、録画再生ユニットと通信ユニットに供給される電源を独立して制御可能とし、録画再生ユニットを使用するコマンドを受信した場合にのみ同ユニットの電源を供給する技術が開示されている。
また、ディジタル映像データのデコード処理やエンコード処理を行うAVデータ処理装置においては、デコード処理やエンコード処理に最大限のCPUパワー(高いクロック周波数)が必要とされ消費電力が比較的大きくなるため、この分野でも消費電力を抑制する技術が要求される。
例えば、特許文献4には、稼働するアプリケーションプログラムの種類によって、CPUに供給するクロック周波数を制御して省電力モードに移行する技術が開示されている。具体的には、エンコーダ及びデコーダが稼働する場合はCPUのクロック周波数を最大にし、稼働しない場合はCPUのクロック周波数を低減又は停止させるようにしている。
一方、映像データのストリーミング配信を実現する技術として、ユーザの通信帯域の環境にあわせて、符号化された映像データ(例えばMPEG2−TS等)のビットレートを変換して送信するトランスコーディング技術が検討されている。このトランスコーディング技術を用いることで、時間的帯域変動を有する伝送路において帯域変動に柔軟に対応し、高品質な映像データのストリーミング配信を実現することができる。このトランスコーディング技術に類似する技術として、例えば、通信状態が悪化した場合に、映像及び音声データの伝送レートを変更し、劣化を最小限に抑えるようにしたデータ伝送システムがある(特許文献5)。
特開2003−158691号公報 特開2004−364000号公報 特開2004−64209号公報 特開2004−164203号公報 特開2004−336730号公報
上述したトランスコーディング技術はデコーダとエンコーダを含んで構成されるトランスコーダにより実現され、具体的には、元のディジタルデータをデコードし、それを伝送路の帯域変動に応じて適したビットレートにエンコードする。このため、比較的消費電力が大きくなる。
また、デコーダの前段及びエンコーダの後段にはバッファが通常設けられており、ディジタルデータの伝送に遅延が発生するため、データの供給経路を容易に変更することはできない。したがって、伝送路の帯域が十分に空いていてビットレート変換を行う必要がない場合でも、トランスコーダにおいてビットレートの変換を行うこととなり、無駄に電力を消費していた。
本発明は、ディジタルデータのビットレートを変換可能なトランスコーディング機能を有し、ディジタルデータを無線LAN等の伝送路を利用して伝送可能で、データ供給経路の切換制御を行うことで消費電力の低減を図ることができるデータ送信装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、伝送路において伝送可能なデータのビットレートを検知するビットレート検知手段と、映像データ又は音声データを含むディジタルデータを供給するデータ供給手段と、上記データ供給手段により供給されたディジタルデータのビットレートを上記ビットレート検知手段により検知された結果に基づいて変換するビットレート変換手段と、ビットレート変換されたディジタルデータを格納する送信側バッファと、ディジタルデータを送受信する通信手段と、を有するデータ送信装置であって、上記送信側バッファは、上記ビットレート変換手段又は上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを入力可能に構成され、上記ビットレート検知手段により検知された結果に基づいて、上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを上記ビットレート変換手段又は上記送信側バッファの何れか一方に入力するデータ供給制御手段を備え、上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを上記送信側バッファに入力するように切換制御するようにしたものである。
さらに、上記ビットレート変換手段への電源供給を制御する電源供給制御手段を備え、上記電源供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記ビットレート変換手段への電源供給を停止するようにした。
また、上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記データ供給手段からの読出し動作を停止し、上記ビットレート変換手段にすでに入力されたディジタルデータがすべてビットレート変換されて上記送信側バッファに格納されてから上記データ供給手段からの読出し動作を再開するようにした。
これにより、ビットレート変換手段を経由することでデータ伝送に遅延が生じても、データ供給手段から読み出されたディジタルデータは送信側バッファにおいて順次格納されることとなり、シームレスなディジタルデータを送信することができる。
具体的には、上記送信側バッファのデータ蓄積量を監視するバッファ蓄積量監視手段を備え、上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記データ供給手段からの読出し動作を停止し、上記バッファ蓄積量監視手段により上記送信側バッファの空き容量が所定値以上になったことに基づいて上記データ供給手段からの読出し動作を再開するようにした。すなわち、ビットレート変換手段においてデータ供給手段からすでに入力されたディジタルデータのビットレート変換処理がすべて完了すると、ビットレート変換手段からは送信側バッファにディジタルデータは供給されず、バッファの空き容量は増加する。これより、バッファの空き容量が所定値以上となることで、ビットレート変換手段にすでに入力されたディジタルデータはすべてビットレート変換されて送信側バッファに格納されたと判断できる。
本発明によれば、データ送信装置において、データ供給手段に格納されているディジタルデータのビットレートを変換不要な場合に、データ供給手段から出力されたディジタルデータをビットレート変換手段を介さずに送信側バッファに入力するように切換制御するので、ビットレート変換処理が省略され省電力化を図ることができる。また、このときビットレート変換手段への電源供給を停止することで、さらに消費電力を低減することができる。
さらに、データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータのビットレートを変換不要な場合に、上記データ供給手段からの読出し動作を停止し、ビットレート変換手段にすでに入力されたディジタルデータがビットレート変換されて上記送信側バッファに格納されてから上記データ供給手段からの読出し動作を再開するようにしたので、ビットレート変換手段を経由することで生じるデータ伝送の遅延にも対応できる。すなわち、データ供給経路を切り換えた後にデータ供給手段からの読出し動作を中断する(故意に遅延させる)ことで、データ供給手段から読み出されたディジタルデータは送信側バッファにおいて順次格納され結合されることとなり、シームレスなディジタルデータを送信することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態のデータ伝送システムの概略構成図である。
本実施形態に係るデータ伝送システム100は、ディジタル化された映像データ等を送信する映像送信装置10と、映像送信装置10から送信されたディジタル映像データを受信する映像受信装置20と、で構成される。ここで、映像送信装置10と映像受信装置20は、例えば、IEEE802.11g(通信速度〜54Mbps)で規定された無線LANを利用して、例えば2.4GHz帯でデータ伝送を行うものとする。
図2は、映像送信装置10の概略構成図である。図2に示すように、映像送信装置10は、ディジタル映像データを格納するハードディスク11と、ハードディスク11に格納されたディジタル映像データのビットレートを変換するトランスコーダ12と、送信側バッファ13と、無線LAN通信部14と、高周波増幅部(RF)15と、アンテナ16と、送信側制御部17と、を備えて構成される。ここで、映像送信装置10は、例えば、無線通信機能を備えたDVD/HDDレコーダやパーソナルコンピュータ等とすることができる。
ハードディスク(データ供給手段)11は、例えば、MPEG2方式に従い圧縮符号化されたディジタル映像データを格納されている。
トランスコーダ(ビットレート変換手段)12は、入力側に設けられるTC入力バッファ121と、MPEGデコーダ122と、MPEGエンコーダ123と、出力側に設けられるTC出力バッファ124と、を有し、ハードディスク11から供給されたディジタル映像データのビットレートを、通信チャンネルの帯域変動に応じて変換する。具体的には、ハードディスク11から供給されたディジタル映像データをMPEGデコーダ122で一度デコードし、MPEGエンコーダ123で通信チャンネルの帯域に適したビットレートに再度エンコードする。このとき、通信チャンネルの帯域に適したビットレート制御は後述する送信側制御部17からの動作制御に基づいて実行される。
例えば、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートが100Mbpsの場合、IEEE802.11gに基づく無線LAN(通信速度〜54Mbps)で伝送すると不具合を生じるので、ビットレートを通信速度以下に変換する必要があり、例えば50Mbpsに変換すればよい。
送信側バッファ13は、トランスコーダ12でビットレート変換されたディジタル映像データ又はハードディスク11から出力されたディジタル映像データを格納する。無線LAN通信部14は、送信側バッファ13から出力されたディジタル映像データに対して、プロトコル処理及び変復調処理を行う。高周波増幅部15は、RF信号を高周波増幅しアンテナ16を介して映像受信装置20に送信する。例えば、中心周波数が2.412GHzの周波数帯域の通信チャンネルを介してRF信号を送信する。
送信側制御部17は、図示しないCPUと、RAMと、ROMと、で構成される。ROMには、各種制御プログラムが格納されており、CPUはRAMを作業領域として利用しつつ、ROM内の制御プログラムに従って動作する。例えば、送信側制御部17は、送信側バッファ13のデータ蓄積量の変化を監視し(バッファ蓄積量監視手段)、これにより通信チャンネルにおいて伝送可能なビットレートを検知する(ビットレート検知手段)。具体的には、送信側バッファ13のデータ蓄積量の変化から通信速度を推定できるので、これに基づいて伝送可能なビットレートを検知できる。そして、ハードディスク11から供給されたディジタル映像データを帯域変動に応じたビットレートに変換するようにトランスコーダ12を制御する。
さらに、送信側制御部17は、送信側バッファ13のデータ蓄積量の変化から検知したビットレートに基づいて、ハードディスク11から出力されたディジタル映像データをトランスコーダ12又は送信側バッファ13の何れか一方に入力するように制御する(データ供給制御手段)。具体的には、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートが通信チャンネルにおいて伝送可能なビットレート(すなわち通信速度)よりも小さい場合は、ビットレート変換することなく正常に送信できるので、ハードディスク11から出力されたディジタル映像データを送信側バッファ13に入力するようにデータ供給経路を切り換える。これにより、トランスコーダ12によるビットレート変換処理が省略されるので、省電力化を図ることができる。
さらに、送信側制御部17は、トランスコーダ12への電源供給を制御する電源供給制御手段として機能する。すなわち、送信側制御部17は、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートを変換不要な場合に、トランスコーダ12への電源供給を停止する。これにより、さらに消費電力を低減することができる。
図3は、映像受信装置20の概略構成図である。図3に示すように、映像受信装置20は、アンテナ21と、高周波増幅部(RF)22と、無線LAN通信部23と、受信側バッファ24と、MPEGデコーダ25と、出力部26と、受信側制御部27と、を有し、映像送信装置10から送信されたディジタル映像データを受信し、出力する。ここで、映像受信装置20は、例えば、無線通信機能を備えた液晶モニタ等とすることができる。
アンテナ21は、映像送信装置10から通信チャンネルを介して送信されたRF信号を受信して、受信したRF信号を高周波増幅部22に供給する。高周波増幅部22は、アンテナ21により受信されたRF信号を高周波増幅し、無線LAN通信部23に供給する。無線LAN通信部23は、高周波増幅部22から供給されたディジタル映像データに対してプロトコル処理及び変復調処理を行う。受信側バッファ24は、無線LAN通信部23から供給されたディジタル映像データを順次格納する。
MPEGデコーダ25は、受信側バッファ24から供給されたディジタル映像データを伸張復号化する。出力部26は、MPEGデコーダ25から供給されたディジタル映像データを出力する。
受信側制御部27は、図示しないCPUと、RAMと、ROMと、で構成される。ROMには、各種制御プログラムが格納されており、CPUはRAMを作業領域として利用しつつ、ROM内の制御プログラムに従って動作する。
本実施形態における映像送信装置10では、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートを変換不要な場合に、ハードディスク11から出力されたディジタルデータをトランスコーダ12を介さずに送信側バッファ13に入力するように切換制御するので、ビットレート変換処理が省略され省電力化を図ることができる。また、このときトランスコーダ12への電源供給を停止するようにしているので、さらに消費電力を低減することができる。
ここで、ディジタル映像データを送信している途中でデータ供給経路を切り換える場合、データ供給経路の切換と同時にデータの読出しを行うと、トランスコーダ12におけるデータ伝送の遅延が原因でハードディスク11から読み出されたディジタル映像データがシームレスに結合されなくなる場合がある。そして、このような場合、映像受信装置20で再生される映像が途切れてしまうという不具合が生じる。そのため、本実施形態では以下に示すデータ供給経路切換制御処理を実行することで対応するようにしている。
図4はデータ供給経路を切り換える際の切換制御について示したフローチャートである。このデータ供給経路切換制御では、映像送信装置10の送信側制御部17により制御プログラムが実行され、これに従って各回路が制御される。
まず、送信側制御部17は、送信側バッファ13のデータ蓄積量の変化に基づいて通信チャンネルの通信速度(帯域変動)を検出する(ステップS101)。この通信速度の検出は、通常のデータ伝送時にも実行される処理である。また、検出された通信速度に基づいて、通信チャンネルにおいて伝送可能なデータのビットレートを検知できるとともに、トランスコーダ12においてディジタル映像データのビットレートを変換する際のビットレートを決定することができる。
次いで、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートが、通信速度よりも小さいか判定する(ステップS102)。ここで、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートが通信速度よりも小さければ、ビットレート変換することなく、そのままのビットレートで正常に伝送することができることになる。
次いで、ステップS102でハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートの方が小さいと判定した場合は、トランスコーダ12に電源供給されているか判定する(ステップS103)。そして、トランスコーダ12に電源供給されていない(すなわちデータ供給経路はハードディスク11→送信側バッファ13)と判定した場合はステップS101に移行する。
また、ステップS103でトランスコーダ12に電源供給されている(すなわちデータ供給経路はハードディスク11→トランスコーダ12)と判定した場合は、ステップS104に移行して、ハードディスク11からのデータ読出し動作を停止して、データ供給経路をハードディスク11→送信側バッファ13に切り換える。
次いで、送信側バッファ13に一定以上の空きがあるが判定する(ステップS105)。具体的には、バッファ蓄積量監視手段による送信側バッファ13のデータ蓄積量に基づいて行う。ここで、トランスコーダ12においてハードディスク11からすでに入力されたディジタル映像データのビットレート変換処理がすべて完了すると、トランスコーダ12から送信側バッファ13にディジタル映像データは供給されず、送信側バッファ13から一方的に出力されることになるので、バッファの空き容量は増加する。これより、バッファの空き容量が所定値以上となったか判定することで、トランスコーダ12(TC入力バッファ121)にすでに入力されたディジタル映像データはすべてビットレート変換されて送信側バッファ13に格納されたか否かを判断できる。
そして、ステップS105で送信側バッファ13に一定以上の空きがあると判定した場合は、ハードディスク11からディジタル映像データの読出し動作を再開するとともに(ステップS106)、トランスコーダ12への電源供給を停止する(ステップS107)。これにより、ハードディスク11から直接送信側バッファ13に供給されたディジタル映像データの先端は、先にトランスコーダ12に供給されたディジタルデータの後端とシームレスに結合される。
一方、ステップS102でハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートの方が大きいと判定した場合は、トランスコーダ12に電源供給されているか判定する(ステップS108)。そして、トランスコーダ12に電源供給されている(すなわちデータ供給経路はハードディスク11→トランスコーダ12)と判定した場合はステップS112に移行し、帯域に合わせてビットレート変換を行う。
また、ステップS108でトランスコーダ12に電源供給されていない(すなわちデータ供給経路はハードディスク11→送信側バッファ13)と判定した場合は、ハードディスク11からのデータの読出し動作を停止して、データ供給経路をハードディスク11→トランスコーダ12に切り換える(ステップS109)。
次いで、トランスコーダ12への電源供給を開始するとともに(ステップS110)、ハードディスク11からディジタル映像データの読出し動作を再開する(ステップS111)。そして、ステップS112に移行し、帯域に合わせてビットレート変換を行う。
上述したように、本実施形態では、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートを変換不要な場合に、ハードディスク11からの読出し動作を停止し、トランスコーダ12にすでに入力されたディジタル映像データがビットレート変換されて送信側バッファ13に格納されてからハードディスク11からの読出し動作を再開するようにしている。これにより、トランスコーダ12を経由することでデータ伝送に遅延が生じる場合でも、ハードディスク11から読み出されたディジタル映像データは送信側バッファ13において順次格納されることとなり、シームレスなディジタル映像データを送信することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態では、IEEE802.11gで規定された2.4GHz帯の無線LANについて説明したが、その他の伝送技術を利用することもできる。例えば、IEEE802.11aで規定された5.2GHz帯の無線LANやIEEE802.11bで規定された2.4GHz帯の無線LAN、又は光無線LAN等を利用することができる。また、無線伝送技術に限らず有線伝送技術を利用する場合にも適用することができる。
また、上記実施形態では、ハードディスク11に格納されているディジタル映像データのビットレートを変換不要な場合に、データ供給経路を切り換えるとともに、トランスコーダ12への電源供給を停止するようにしたが、データ供給経路を切り換えるだけでもビットレート変換処理が省略されるので、省電力化を図ることができる。
本実施形態のデータ伝送システムの概略構成図である。 映像送信装置20の概略構成図である。 映像受信装置30の概略構成図である。 データ供給経路切換制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 映像送信装置
11 ハードディスク
12 トランスコーダ
121 TC入力バッファ
122 MPEGデコーダ
123 MPEGエンコーダ
124 TC出力バッファ
13 送信側バッファ
14 送信側無線LAN通信部
15 高周波増幅部
16 アンテナ
17 送信側制御部
20 映像受信装置
21 アンテナ
22 高周波増幅部
23 受信側無線LAN通信部
24 受信側バッファ
25 MPEGデコーダ
26 出力部
27 送信側制御部
100 データ伝送システム

Claims (5)

  1. 伝送路において伝送可能なデータのビットレートを検知するビットレート検知手段と、映像データ又は音声データを含むディジタルデータを供給するデータ供給手段と、上記データ供給手段により供給されたディジタルデータのビットレートを上記ビットレート検知手段により検知された結果に基づいて変換するビットレート変換手段と、ビットレート変換されたディジタルデータを格納する送信側バッファと、ディジタルデータを送受信する通信手段と、を有するデータ送信装置であって、
    上記送信側バッファは、上記ビットレート変換手段又は上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを入力可能に構成され、
    上記ビットレート検知手段により検知された結果に基づいて、上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを上記ビットレート変換手段又は上記送信側バッファの何れか一方に入力するデータ供給制御手段と、
    上記ビットレート変換手段への電源供給を制御する電源供給制御手段と、
    上記送信側バッファのデータ蓄積量を監視するバッファ蓄積量監視手段と、を備え、
    上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、
    上記電源供給制御手段は、上記ビットレート変換手段への電源供給を停止し、
    上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段からの読出し動作を停止し、上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを上記送信側バッファに入力するように切換制御し、上記バッファ蓄積量監視手段により上記送信側バッファの空き容量が所定値以上になったことに基づいて上記データ供給手段からの読出し動作を再開することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 伝送路において伝送可能なデータのビットレートを検知するビットレート検知手段と、映像データ又は音声データを含むディジタルデータを供給するデータ供給手段と、上記データ供給手段により供給されたディジタルデータのビットレートを上記ビットレート検知手段により検知された結果に基づいて変換するビットレート変換手段と、ビットレート変換されたディジタルデータを格納する送信側バッファと、ディジタルデータを送受信する通信手段と、を有するデータ送信装置であって、
    上記送信側バッファは、上記ビットレート変換手段又は上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを入力可能に構成され、
    上記ビットレート検知手段により検知された結果に基づいて、上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを上記ビットレート変換手段又は上記送信側バッファの何れか一方に入力するデータ供給制御手段を備え、
    上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記データ供給手段から出力されたディジタルデータを上記送信側バッファに入力するように切換制御することを特徴とするデータ送信装置。
  3. 上記ビットレート変換手段への電源供給を制御する電源供給制御手段を備え、
    上記電源供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記ビットレート変換手段への電源供給を停止することを特徴とする請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記データ供給手段からの読出し動作を停止し、上記ビットレート変換手段にすでに入力されたディジタルデータがすべてビットレート変換されて上記送信側バッファに格納されてから上記データ供給手段からの読出し動作を再開することを特徴とする請求項2又は3に記載のデータ送信装置。
  5. 上記送信側バッファのデータ蓄積量を監視するバッファ蓄積量監視手段を備え、
    上記データ供給制御手段は、上記データ供給手段に格納されているディジタルデータがビットレート変換不要なデータである場合に、上記データ供給手段からの読出し動作を停止し、上記バッファ蓄積量監視手段により上記送信側バッファの空き容量が所定値以上になったことに基づいて上記データ供給手段からの読出し動作を再開することを特徴とする請求項4に記載のデータ送信装置。
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