JP2006270289A - 転送装置、転送方法および転送プログラム - Google Patents

転送装置、転送方法および転送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 IP電話において、電話回線に着呼した呼を着信の通話毎に自動的に転送できるようにする。
【解決手段】 転送機A100の識別番号、転送機A100の着信時刻、発信者番号、転送機A100の着信番号、発信者のユーザ指定番号などと対応付けて転送先を定義する管理テーブルを管理サーバ300が管理する。転送機A100は公衆回線網720に接続された電話機610から発呼される。転送機A100は電話機610から発呼されると発信者番号、着信番号及びユーザ指定番号を管理サーバ300に送信する。管理サーバ300は転送機A100に転送先の情報を返信する。転送機A100はIPネットワーク710を経由して管理サーバ300から受けた転送先に呼を転送する。これにより、電話機610と転送先との呼が確立し通話が可能になる。また、転送機A100からダイヤルインをPBX520に送信することで内線電話機620にも呼の転送が可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)電話において電話回線に着呼した呼を転送する転送装置、転送方法および転送プログラムに関するものである。
従来の電話回線交換方式による転送サービスは、着信通話があった際に、予め指定された電話番号への発信を行い、その着信通話と発信通話を機器内部で接続するという技術をもとにしている。その為に一回の転送に対して着信と発信の2本の電話回線が必要となる。このような通信転送装置を以下「タイプA」と称する。
また、別の技術的背景として、インターネット技術の発展により電話回線のかわりに所謂インターネットに電話音声を流すIP電話の技術も一般的になってきた。IP電話は、IP電話用通信端末間、或いはIP電話用通信端末から一般の電話網にかけた電話通話を、インターネットを経由させて通話させる技術である。また一般の電話機からインターネット上に存在するIP電話用通信端末に電話を着信させる為に、例えば日本国内では050で始まる数桁の電話番号をIP電話用通信端末に割当てて各端末を識別し、その番号での電話着信を実現している。
しかしながら、タイプAの通信転送装置において、次に述べるような技術的困難性があった。即ち、通話の転送先を予め装置内に設定しておく必要があるため、たとえそれが適宜外部からの操作により変更可能となっていたとしても装置の管理者や使用者が転送先を設定変更する必要があり、そのため着信の通話毎に自動的に転送先を切替えるという事が出来なかった。
また別の困難性として、一般の電話機からインターネット上に存在するIP電話用通信端末に電話を着信させる為には050の番号がIP電話用通信端末に割り当てられることが必要であるが、これらは広く普及した03や06等の所謂「固定電話の電話番号」とは異なる為、電話帳や名刺、印刷物などで広く告知している「固定電話の電話番号」で電話を受信したいという点と相容れない困難性が生じている。
特許第3519653号公報
従来から行われている転送電話サービスは、電話回線交換方式であり転送者が負担する料金は安価でない。また、電話料金の低価格化が可能となるIP電話は、発信時にしか料金が安価とならない。また、電話回線交換方式での転送先の設定は、発信者が設定することができず、着信者(転送しようとする者)しか変更できない。
本発明は、例えば、上記の課題を解決するためになされたもので、IP電話において、電話回線に着呼した呼を着信の通話毎に自動的に転送できるようにすることなどを目的とする。
本発明の転送装置は、第1の識別情報で識別される転送装置であり、第1の識別情報を用いて発呼した発呼端末からの呼を、IP(Internet Protocol)ネットワークを介し、第2の識別情報を用いて着呼端末に転送することで、前記発呼端末と前記着呼端末との間で通信させることを特徴とする。
また、本発明の転送装置は、前記発呼端末からの呼を検出する呼検出部と、前記呼検出部が呼を検出した際に、前記着呼端末を識別する第2の識別情報を取得する着呼識別情報取得部と、前記着呼識別情報取得部が取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に前記呼検出部が検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する通信部とを備えたことを特徴とする。
また、前記着呼識別情報取得部は、第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する第2の識別情報を取得することを特徴とする。
また、前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、前記着呼識別情報取得部は、複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する第2の識別情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の転送装置は、複数の着呼端末と接続し第2の識別情報に基づいて着呼端末を選択し着呼させる交換機に、第2の識別情報を送信する前記転送装置であり、前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、前記着呼識別情報取得部は、複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が前記転送装置に対する発呼に用いた第1の識別情報に含まれる情報を第2の識別情報として取得し、前記通信部は、前記着呼識別情報取得部が取得した第2の識別情報を、前記呼検出部が検出した呼の情報と共に前記交換機に送信することで、前記交換機が第2の識別情報に基づいて選択した着呼端末に、前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする。
また、前記着呼識別情報取得部は、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を取得し、前記通信部は、前記着呼識別情報取得部が取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、前記呼検出部が検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送することを特徴とする。
また、前記着呼識別情報取得部は、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得することを特徴とする。
また、前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、前記着呼識別情報取得部は、複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得することを特徴とする。
また、前記着呼識別情報取得部は、前記転送装置を識別する識別情報と前記呼検出部が呼を検出した時刻と前記発呼端末を識別する識別情報との少なくともいずれかに基づいて前記着呼端末に対応する識別情報を取得することを特徴とする。
本発明の転送方法は、第1の識別情報を用いて発呼した発呼端末からの呼を、IP(Internet Protocol)ネットワークを介し、第2の識別情報を用いて着呼端末に転送することで、前記発呼端末と前記着呼端末との間で通信させることを特徴とする。
また、本発明の転送方法は、前記発呼端末からの呼を検出し、呼を検出した際に、前記着呼端末を識別する第2の識別情報を取得し、取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法は、前記発呼端末からの呼を検出し、第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する第2の識別情報を取得し、取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法において、前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、前記発呼端末からの呼を検出し、前記転送装置の複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する第2の識別情報を取得し、取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法は、複数の着呼端末と接続し第2の識別情報に基づいて着呼端末を選択し着呼させる交換機に第2の識別情報を送信する前記転送装置の転送方法であり、前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、前記発呼端末からの呼を検出し、前記転送装置の複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に含まれる情報を第2の識別情報として取得し、取得した第2の識別情報を、検出した呼の情報と共に前記交換機に送信することで、前記交換機が第2の識別情報に基づいて選択した着呼端末に前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法は、前記発呼端末からの呼を検出し、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を取得し、取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法は、前記発呼端末からの呼を検出し、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得し、取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法において、前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、前記発呼端末からの呼を検出し、前記転送装置の複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得し、取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送することを特徴とする。
また、本発明の転送方法は、前記転送装置を識別する識別情報と呼を検出した時刻と前記発呼端末を識別する識別情報との少なくともいずれかに基づいて前記着呼端末に対応する識別情報を取得することを特徴とする。
本発明の転送プログラムは、上記いずれかの転送方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、例えは、転送装置を識別する識別情報と発呼端末が発呼した呼を検出した時刻と発呼端末を識別する識別情報との少なくともいずれかに基づいて着呼端末に対応する識別番号を取得することで、取得した識別情報に対応する着呼端末に呼を転送することができる。これにより、IP電話において、電話回線に着呼した呼を着信の通話毎に自動的に転送することができる。
また例えば、着呼端末に対応する識別番号を、発呼端末から受信した識別情報に対応して取得することで、発信者の指定する着呼端末に呼を転送することができる。
つまり、電話回線からの着信に応答後、発信者からのダイヤル操作によるプッシュボタン信号により転送先電話番号または転送先電話番号に対応する番号を入力することにより、発信者が自由に転送先を選択できることができるようになる。
また例えば、転送装置が複数の識別番号で識別され、着呼端末に対応する識別番号を、発呼端末が発呼した識別番号に対応して取得することで、発信者がかけた電話番号に対応して自動的に呼を転送することができる。
また例えば、転送装置が複数の識別番号で識別され、発呼端末が発呼した識別番号に含まれる情報を転送先の交換機に送信することで、発信者がかけた電話番号に対応して内線電話に自動的に呼を転送することができる。
また例えば、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の識別番号を、発呼端末から受信した識別情報に対応して取得することで、発信者の指定する複数の着呼端末に呼を転送することができる。
つまり、例えば、電話回線からの着信に応答後、発信者からのダイヤル操作によるプッシュボタン信号により複数の転送先電話番号に対応する番号を入力することにより、発信者が自由に複数の転送先を選択できることができるようになる。
また例えば、転送装置が複数の識別番号で識別され、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の識別番号を、発呼端末が発呼した識別番号に対応して取得することで、発信者がかけた電話番号に対応して自動的に複数の着呼端末に呼を転送することができる。
また例えば、電話回線からの着信をIP電話で転送できることで、電話の転送サービスにかかる通信費を大幅に削減できるようになる。
実施の形態1.
IP(Internet Protocol)電話とは、音声データをIPパケットで通信することで通話を行う電話方式であり、この音声通信技術をVoIP(Voice over IP)という。
ここで、IPパケットを通信データとする通信網をIPネットワークとする。インターネット、イントラネットはIPネットワークの一例である。
以下、IP電話において呼および音声データを転送する方法、システムについて説明する。
図1は、実施の形態1におけるIP電話転送システムの構成図である。
実施の形態1におけるIP電話転送システムの概要について、図1に基づいて以下に説明する。
転送機A100,転送機B200がIP電話転送システムにおいて転送処理を行う転送装置である。
また、管理サーバ300は、転送機A100、転送機B200が呼を転送する転送先の特定を行うサーバである。
また、音声中継サーバ700は、転送機A100、転送機B200が複数の転送先との間で音声通話を行うために、転送機A100または転送機B200と複数の転送先との間で通信の中継を行うサーバである。
例えば、公衆回線網720に繋がった電話機610が転送機A100に発呼すると、転送機A100は特定の電話機に呼を転送する。呼が転送された電話機は着呼し、発呼した電話機610と着呼した電話機とが通信接続して通話(通信)が可能になる。
このとき、転送機A100は管理サーバ300に問い合わせて転送先の情報を取得し呼の転送を行う。
また、転送先が複数の場合、転送機A100は音声中継サーバ700を介して複数の転送先に呼を転送する。
また、転送機A100は呼の転送をIPネットワーク710経由で行う。
転送機A100が呼を転送する電話機には、例えば、一般の電話機630、PBX(構内交換機)520に接続管理される内線電話機620、IPパケットの無線通信により通話する無線IP電話機640などがある。
一般の電話機630やPBX520は、転送機A100が転送した呼をIPネットワーク710経由で受信するために、IPアダプタ400に接続する。IPアダプタは電話機630の電話回線の通信とIPネットワーク710の通信とを接続する。
アクセスポイント530はIPネットワーク710から受信したIPパケットを無線で無線IP電話機640に中継する。
転送機B200はIPネットワーク経由で発呼され、IPネットワーク経由で呼を転送する。
例えば、電話機650が発呼した呼は公衆回線網730を経由し、ゲートウェイサーバ560で呼情報がアナログからデジタルに変換され、IP電話事業者サーバ550で呼制御処理され、プロバイダサーバ540で転送機B200に送信される。転送機B200はこの呼をIPネットワーク710を介して転送先に転送する。
ルータ510はIPネットワークにおいてルーティング処理を行い、IPパケットを送信先に送信する。
図2は、実施の形態1における転送機A100のハードウェア構成図である。
図2において、実施の形態1における転送機A100はCPU(Central Processing Unit)901、メモリ902、電話回線I/F(インタフェース)903、コーデック904、LAN(ローカルエリアネットワーク)I/F905を備え、それぞれバス906を介して接続している。
メモリ902は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの記憶装置である。
メモリ902には、以下に「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU901により読み出され実行される。
また、メモリ902には、「〜部」の機能で処理された結果情報が記憶される。
また、以下に「〜部」として説明するものは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
電話回線I/F903は公衆回線網720に接続するインタフェースであり、公衆回線網720との間で、発呼信号、着呼信号、音声信号の入出力を行う。
LAN I/F905はローカルエリアネットワークに接続するインタフェースであり、信号の入出力により、ローカルエリアネットワークとの間でデータの送受信を行う。
コーデック904は、入力データに対するA/D(アナログ/デジタル)変換、D/A(デジタル/アナログ)変換といった符号処理(符号化/復号化)を行う。さらに、音声データに対する圧縮/伸長処理を行う。以下、符号処理と圧縮/伸長処理を合わせてコーデック処理とする。
公衆回線網720からの信号入力時、電話回線I/F903は入力信号(アナログデータ)をコーデック904に出力する。コーデック904は入力信号をA/D変換する。また、入力信号が音声信号である場合は、さらにデータの圧縮を行う。コーデック904は処理後のデジタルデータをLAN I/F905に出力する。LAN I/F905は入力データをローカルエリアネットワークに送信する。
また、ローカルエリアネットワークからの信号入力時、LAN I/F905は入力データ(デジタルデータ)をコーデック904に出力する。コーデック904は入力データをD/A変換する。このとき、入力データが音声データである場合は、音声データの伸長を行う。コーデック904は処理後のアナログデータ(信号)を電話回線I/F903に出力する。電話回線I/F903は入力信号を公衆回線網720に出力する。
LAN I/F905が接続するローカルエリアネットワークは、IPネットワークの一種であり、ルータ510に接続する。
図3は、実施の形態1における転送機B200のハードウェア構成図である。
図3において、実施の形態1における転送機B200はCPU901、メモリ902、コーデック904、LAN I/F905を備え、それぞれバス906を介して接続している。上記転送機A100がLANと公衆回線網とに接続するためにLAN I/F905と電話回線I/F903とを備えるのに対し、転送機B200はLAN間接続するためにLAN I/F905のみを備える。
コーデック904は、LAN間でデータの符号化方式、音声の圧縮方式が異なる場合にコーデック処理を行う。
図4は、実施の形態1におけるIPアダプタ400のハードウェア構成図である。
図4において、実施の形態1におけるIPアダプタ400はCPU901、メモリ902、電話回線I/F903、コーデック904、LAN I/F905を備え、それぞれバス906を介して接続している。
IPアダプタ400は、公衆回線網とLANとに接続すると共に、接続先を公衆回線網とLANとのいずれかに切り替えるスイッチ機能を備える。入力側と出力側との両側で、接続先を切り替えるようにしてもよい。
また、転送機A100や転送機B200もIPアダプタ400と同様に、接続先を公衆回線網とLANとのいずれかに切り替えるスイッチ機能を備えてもよい。
図5は、実施の形態1における無線IP電話機640のハードウェア構成図である。
図5において、実施の形態1における無線IP電話機640はCPU901、メモリ902、コーデック904、マイク911、レシーバ912、無線LAN I/F913、モニタ915、キーボード916を備え、それぞれバス906を介して接続している。また、各ハードウェアに電源を供給するバッテリー914を備える。
マイク911は音を入力する入力装置で、レシーバ912は音を出力する出力装置である。
無線LAN I/F913は無線でローカルエリアネットワークに接続するインタフェースである。
バッテリー914は各ハードウェアに電源を供給する装置である。
モニタ915は画像情報、文字情報などを表示する表示装置である。
キーボード916は10キーや十字キーなどの入力装置である。
図6は、実施の形態1における各サーバのハードウェア構成図である。
図6において、実施の形態1における管理サーバ300、音声中継サーバ700、プロバイダサーバ540、IP電話事業者サーバ550、ゲートウェイサーバ560はそれぞれ、CPU901、メモリ902、LAN I/F905、モニタ915、キーボード916、磁気ディスク917を備え、それぞれバス906を介して接続している。
磁気ディスク917は各サーバが管理する管理テーブルなどを記憶する記憶装置である。
図7は、実施の形態1における転送機A100の機能ブロック図である。
図7に示すように、実施の形態1における転送機A100は、電話回線I/F部110、電話回線制御部120、管理サーバ問い合わせ部130、呼制御部140、VoIP制御部150、LAN I/F部160を備える。
電話回線I/F部110は、公衆回線網との間で信号の入出力を行うものであり、前記電話回線I/F903の機能を使用する。
電話回線制御部120は、音声データ以外のデータ(例えば、呼確立/切断時の通信データ)について符号処理を行うものであり、前記コーデック904の機能を使用する。
管理サーバ問い合わせ部130はIPパケットを生成して管理サーバとの通信を行う。
呼制御部140は転送先と通信して呼確立/呼切断などの呼制御を行う。
VoIP制御部150は、音声データに対してコーデック処理を行うものであり、前記コーデック904の機能を使用する。
LAN I/F部160は、ローカルエリアネットワークとの間でIPパケットの送受信を行うものであり、前記LAN I/F905の機能を使用する。
図8は、実施の形態1における転送機B200の機能ブロック図である。
図8に示すように、実施の形態1における転送機B200は、管理サーバ問い合わせ部130、呼制御部140、VoIP制御部150、LAN I/F部160を備える。
以下、呼の転送処理を行う転送装置(転送機A100、転送機B200)を転送機820とする。
また、転送機820を発呼する端末(電話機610、電話機650)を発呼端末810とする。
また、呼の転送先の端末(電話機630、内線電話機620、無線IP電話機640)を着呼端末840とする。
また、着呼端末840とIPネットワークとを接続するIP通信装置(IPアダプタ400)を転送先IPアダプタ830とする。また、無線IP電話機640はIPネットワークと接続し通信するため転送先IPアダプタ830の一種である。
図9は、実施の形態1における転送機820の処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1における転送機820の処理について図9に基づいて以下に説明する。
転送機820は、電源ONによりハードウェア、ソフトウェアの初期化を行い信号入力待ちになる(S101)。
転送機820は、(電話機610からの)発呼信号(リング)の入力を随時判定し、リングの検出(呼の検出)を行う(S102)。
転送機820は、リング検出時に呼の転送処理を行う(S103)。
転送機820の呼の転送処理(S103)について以下に詳細を説明する。
図10は、実施の形態1における転送機820の転送方式/転送先決定方式を示す表である。
図10に示す表は、転送機820のメモリ902や管理サーバ300の磁気ディスク917などに記憶し、転送方式のチェック/参照などに用いてもよい。
図10に示す転送機820の各転送方式について以下に説明する。
まず、「単純転送」(図10:項番1〜3)について説明する。
「単純転送」とは、1つの着呼端末840に呼を転送する方式である。
図11は、実施の形態1における「単純転送」を示す図である。
「単純転送」について図11に基づいて以下に説明する。
(1)発呼端末810は転送機820を発呼する。
(2)転送機820は転送先(着呼端末840)の情報を管理サーバ300から取得する。
(3)転送機820は転送先IPアダプタ830に発呼メッセージ(呼の情報)を送信する。
(4)転送先IPアダプタ830は着呼端末840を発呼する。
(5)着呼端末840は着呼する。これにより、発呼端末810と着呼端末840との呼が確立し、通信が可能になる。
次に、「遠隔制御」(図10:項番4)について説明する。
「遠隔制御」とは、PBX520にダイヤルイン情報を送信することで、PBX520にダイヤルインに対応する着呼端末840を選択/着呼させる呼の転送方式である。つまり、PBX520が管理する特定の内線電話機に呼を転送する方式である。
ここで、ダイヤルイン情報とは、発呼端末810が転送機820に着呼した時、公衆回線網から転送機820に送られる内線指定番号のことである。通常は、電話番号の下1〜4桁である。
以下、ダイヤルイン番号とする。
また、「遠隔制御」でPBX520に送信するダイヤルイン番号のことを「遠隔ダイヤルイン番号」とする。
図12は、実施の形態1における「遠隔制御」を示す図である。
「遠隔制御」について図12に基づいて以下に説明する。
(1)発呼端末810は転送機820を発呼する。
(2)転送機820は内線指定番号をダイヤルイン番号として公衆回線網から取得する。
(3)転送機820は転送先(着呼端末840)と遠隔ダイヤルインとの情報を管理サーバ300から取得する。
(4)転送機820は転送先IPアダプタ830に発呼メッセージ(呼の情報)を送信する。このとき、発呼メッセージには遠隔ダイヤルイン情報が含まれる。
(5)転送先IPアダプタ830はPBX520を発呼する。
(6)転送先IPアダプタ830はPBX520に遠隔ダイヤルインを通知する。
(7)PBX520は遠隔ダイヤルインに対応する着呼端末840を発呼する。
(8)着呼端末840は着呼する。これにより、発呼端末810と着呼端末840との呼が確立し、通信が可能になる。
次に、「放送通話」(図10:項番5〜7)と「会議通話」(図8:項番8〜10)について説明する。
「放送通話」とは、複数の着呼端末840に呼を転送して呼を確立し、発呼端末810から着呼端末840への一方向に通話する方式である。
「会議通話」とは、複数の着呼端末840に呼を転送して呼を確立し、発呼端末810から着呼端末840、着呼端末840から発呼端末810への両方向に通話する方式である。
図13は、実施の形態1における「放送通話」および「会議通話」を示す図である。
「放送通話」および「会議通話」について図13に基づいて以下に説明する。
(1)発呼端末810は転送機820を発呼する。
(2)転送機820は複数の転送先(着呼端末840)の情報を管理サーバ300から取得する。
(3)転送機820は音声中継サーバ700に発呼メッセージ(呼の情報)を送信する。
(4)音声中継サーバ700は各転送先IPアダプタ830に発呼メッセージ(呼の情報)を配信する。
(5)各転送先IPアダプタ830は着呼端末840を発呼する。
(6)各着呼端末840は着呼する。これにより、発呼端末810と各着呼端末840との呼が確立し、通信が可能になる。
次に、図10に示す転送機820の各転送先決定方式について以下に説明する。
まず、「固定」(図10:項番1,5,8)について説明する。
「固定」とは、転送機820の識別番号(例えば製造番号)、発呼端末810が発呼に用いた電話番号(転送機820の着信番号)、転送機820のリング検出時刻、発呼端末810の電話番号(発信者番号)の少なくともいずれかに対応して、転送先を決定する方式である。
「転送機820の着信番号に対応して転送先を決定する」というのは、転送機820に複数の電話番号が割り当てられている場合に、どの電話番号で着信したかにより転送先が異なるということを示す。
「固定」は、「単純転送」、「放送通話」および「会議通話」の各転送方式に使用することができる。
次に、「ユーザ指定」(図10:項番2,6,9)について説明する。
「ユーザ指定」とは、発呼端末810を用いてユーザ(発信者)が指定した番号(ユーザ指定番号)に対応して転送先を決定する方式である。
また、ユーザ指定番号と共に、転送機820の識別番号、発呼端末810が発呼に用いた電話番号(転送機820の着信番号)、転送機820のリング検出時刻、発呼端末810の電話番号(発信者番号)の少なくともいずれかに対応して、転送先を決定する方式でもある。
「転送機820の着信番号に対応して転送先を決定する」というのは、転送機820に複数の電話番号が割り当てられている場合に、どの電話番号で着信したかにより転送先が異なるということを示す。
「ユーザ指定」は、「単純転送」、「放送通話」および「会議通話」の各転送方式に使用することができる。
ユーザ指定番号は発呼端末810からのプッシュボタン信号で表される。プッシュボタン信号は、ユーザ(発信者)が発呼端末810のプッシュボタンの押下により入力した転送先を指定する番号を示す。
次に、「ダイヤルイン」(図10:項番3,7,10)について説明する。
「ダイヤルイン」とは、ダイヤルイン番号(前述)に対応して転送先を決定する方式である。
また、ダイヤルイン番号と共に、転送機820の識別番号、発呼端末810が発呼に用いた電話番号(転送機820の着信番号)、転送機820のリング検出時刻、発呼端末810の電話番号(発信者番号)、ユーザ指定番号の少なくともいずれかに対応して、転送先を決定する方式でもある。
「転送機820の着信番号に対応して転送先を決定する」というのは、転送機820に複数の電話番号が割り当てられている場合に、どの電話番号で着信したかにより転送先が異なるということを示す。
「ダイヤルイン」は、「単純転送」、「放送通話」および「会議通話」の各転送方式に使用することができる。
以下、「ダイヤルイン」で用いるダイヤルイン番号を通常ダイヤルイン番号とする。
ここで、前記転送機A100の各機能ブロック(「〜部」と示すもの)を用いて、各転送方式における転送機820の「呼確立時」の処理、「音声データ送信時」の処理および「音声データ受信時」の処理について説明する。
図14は、実施の形態1における各転送方式での転送機820の「呼確立時」の処理の流れを示すフローチャートである。
「単純転送」、「遠隔制御」、「放送通話」および「会議通話」の各転送方式における転送機820の「呼確立時」の処理について図14に基づいて以下に説明する。
<リング検出処理>
まず、電話回線I/F部110が発呼端末810の発呼信号を検出する(リング検出処理)(S201)。
<制御情報問い合わせ処理>
次に、管理サーバ問い合わせ部130が、転送機820の識別番号(以下、転送機識別番号とする)と管理サーバ300に対する送信先アドレスとをメモリ902から取得する。そして、管理サーバ300を送信先とし転送機識別番号をデータとするIPパケットを生成する(S202)。
次に、LAN I/F部190が管理サーバ問い合わせ部180の生成したIPパケットを送信する(S203)。
次に、LAN I/F部190が管理サーバ300から返信されたIPパケットを受信する。管理サーバ300の返信したIPパケットには「転送方式」、「転送先決定方式」がデータとして設定されている(S204)。
<着信処理>
次に、電話回線I/F部110が応答信号を発呼端末810に発信する(S205)。
次に、電話回線制御部120が、発呼端末810の呼情報(発信者番号)を取得する(S206)。
<転送先問い合わせ処理>
次に、管理サーバ問い合わせ部130が「転送先決定方式」を判定する(S207)。
管理サーバ問い合わせ部130が「転送先決定方式」は「固定」であると判定した場合、電話回線制御部120は電話回線I/F部110を介して呼び出し音(発信先を呼び出していることを通知する音)を発呼端末810に発信する(S208)。
次に、管理サーバ問い合わせ部130が転送機識別番号、発信者番号、転送機820の着信番号(以下、転送機着信番号とする)をデータとして設定したIPパケットを生成する。IPパケットの送信先は管理サーバ300である(S209)。
また、管理サーバ問い合わせ部130が「転送先決定方法」は「ダイヤルイン」であると判定した場合、電話回線制御部120は電話回線I/F部110を介して呼び出し音(発信先を呼び出していることを通知する音)を発呼端末810に発信する(S210)。
次に、電話回線制御部120は、電話回線I/F部110を介して公衆回線網が出力する内線指定番号を受信し、ダイヤルイン番号として取得する(S211)。
次に、管理サーバ問い合わせ部130が転送機識別番号、発信者番号、転送機着信番号、ダイヤルイン番号として設定したIPパケットを生成する。IPパケットの送信先は管理サーバ300である(S212)。
また、管理サーバ問い合わせ部130が「転送先決定方法」は「ユーザ指定」であると判定した場合、電話回線制御部120は電話回線I/F部110を介して、ユーザ指定番号の入力を要求する音声メッセージを発呼端末810に発信する(S213)。
次に、電話回線制御部120は、電話回線I/F部110を介して発呼端末810から入力されたユーザ指定番号を示す信号(プッシュボタン信号)を受信し、ユーザ指定番号を取得する(S214)。
次に、管理サーバ問い合わせ部130が転送機識別番号、発信者番号、転送機着信番号、ユーザ指定番号として設定したIPパケットを生成する。IPパケットの送信先は管理サーバ300である(S215)。
次に、LAN I/F部190が管理サーバ問い合わせ部180の生成したIPパケットを送信する(S216)。
次に、LAN I/F部190が管理サーバ300から返信されたIPパケットを受信する。管理サーバ300の返信したIPパケットには「転送先識別番号(例えば、転送先の電話番号)」がデータとして設定されている(S217)。
<発信処理>
次に、呼制御部140が、LAN I/F部160を介して、「転送先識別番号」の示す着呼端末840に接続する転送先IPアダプタ830と通信を行い、発呼端末810と着呼端末840との間で呼を確立する。このとき、転送機820は、転送先IPアダプタ830に発呼メッセージ(発呼情報がデータとして設定されたIPパケット)を送信し、転送先IPアダプタ830から着呼メッセージ(着呼情報がデータとして設定されたIPパケット)を受信する。発呼情報は発呼端末810が発呼したことを示す情報で、着呼情報は着呼端末840が着呼したことを示す情報である。また、「転送方式」が「放送通話」または「会議通話」である場合は、複数の転送先識別番号を設定した発呼メッセージを音声中継サーバ700に送信し音声中継サーバ700から各転送先IPアダプタ830に送信する。また、各転送先IPアダプタ830が着呼メッセージを音声中継サーバ700に送信し音声中継サーバ700から着呼メッセージを受信する(S218)。
図15は、実施の形態1における転送機820の「音声データ送信時」の処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1における転送機820の「音声データ送信時」の処理について図15に基づいて以下に説明する。
<通話処理(送信)>
まず、電話回線I/F部110が発呼端末810から音声信号を入力する(S301)。
次に、VoIP制御部150が音声信号を受信する。そして、音声信号をコーデック処理してIPパケット(VoIP)を生成する。IPパケット(VoIP)の送信先は転送先IPアダプタ830である。但し、「転送方式」が「放送通話」または「会議通話」である場合の送信先は音声中継サーバ700である(S302)。
次に、LAN I/F部190がVoIP制御部150の生成したIPパケット(VoIP)を転送先IPアダプタ830に送信する。但し、「転送方式」が「放送通話」または「会議通話」である場合は、音声中継サーバ700を介して転送先IPアダプタ830に送信する(S303)。
転送先IPアダプタ830は着呼端末840に音声信号を出力する。
図16は、実施の形態1における転送機820の「音声データ受信時」の処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1における転送機820の「音声データ受信時」の処理について図16に基づいて以下に説明する。
<通話処理(受信)>
まず、LAN I/F部160が着呼端末840の出力した音声データを含むIPパケット(VoIP)を転送先IPアダプタ830から受信する。このとき、「転送方式」が「会議通話」の場合は音声中継サーバを介してIPパケット(VoIP)を受信する(S401)。
次に、VoIP制御部150がIPパケット(VoIP)を入力する。そして、IPパケット(VoIP)に含まれる音声データをコーデック処理して音声信号を取得する(S402)。
次に、電話回線I/F部110がVoIP制御部150が取得した音声信号を発呼端末810に出力する(S403)。
前述の通り、転送機820は、「転送先識別番号」を管理サーバ300から取得し、「転送先識別番号」に対応する転送先IPアダプタ830に発呼メッセージを送信することで、着呼端末840に呼を転送する。
このとき、転送機820は、管理サーバ300と以下に示す通知情報をやり取りすることで、「転送先識別番号」を取得する。また、転送機820は、通知情報を発呼メッセージに設定して送信することで、転送先IPアダプタ830に発呼情報を通知する。
通知情報はIPパケットのデータとして通信する。
図17は、実施の形態1における通知情報を示す表である。
図17に示すように、通知情報には、「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、「制御パラメータ」、「転送先識別番号」、「ユーザ指定番号」が含まれる。
通知情報には、「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、「制御パラメータ」、「転送先識別番号」、「ユーザ指定番号」毎に各々のデータを設定するためのデータ領域を割り当てる。そして、転送機820と管理サーバ300とで各領域に追加でデータを設定して情報のやり取りを行う。
図17に示す表は、転送機820のメモリ902や管理サーバ300の磁気ディスク917などに記憶し、通知情報となる各項目のチェック/参照などに用いてもよい。
「転送機着信番号」とは発呼端末810が発呼に用いた電話番号である。また、「転送機着信番号」は転送機820を識別する識別情報の一例である。転送機820が設定する。
「発信者番号」とは発呼端末810の電話番号である。また、「発信者番号」は発呼端末810を識別する識別情報の一例である。「転送機着信番号」は転送機820が設定する。
「転送機識別番号」とは転送機820を識別する番号であり、例えば、製造番号である。また、「転送機識別番号」は転送機820を識別する識別情報の一例である。「転送機識別番号」は転送機820が設定する。
「制御パラメータ」とは「転送方式」や「転送先決定方式」などのパラメータである。「制御パラメータ」は管理サーバ300が設定する。
「転送先識別番号」とは着呼端末840を識別する識別番号であり、例えば、着呼端末840又はPBX520の電話番号、着呼端末840又はPBX520の製造番号、転送先IPアダプタ830のIPアドレス、転送先IPアダプタ830の製造番号などである。また、「転送先識別番号」は着呼端末840を識別する識別情報の一例である。以下、「転送先識別番号」を着呼端末840又はPBX520の電話番号として説明する。「転送先識別番号」は管理サーバ300が設定する。
「ユーザ指定番号」とは、発呼端末810を用いてユーザが指定した番号であり、「転送先決定方式」が「ユーザ指定」である場合に転送先を決定するための識別情報である。
または、「転送先決定方式」が「ダイヤルイン」の場合には、公衆回線網から取得したダイヤルイン番号を設定する。
「ユーザ指定番号」は転送機820が設定する。
図18は、実施の形態1における制御パラメータを示す表である。
図18に示すように、通知情報に含まれる「制御パラメータ」には、「イベント」、「遠隔ダイヤルイン」、「転送方式」、「転送先決定方式」、「ダイヤルイン桁数」、「発番通知」、「転送機番号通知」が含まれる。
制御パラメータの「イベント」は転送機820が設定し、「イベント」以外の制御パラメータは管理サーバ300が設定する。
図18に示す表は、転送機820のメモリ902や管理サーバ300の磁気ディスク917などに記憶し、制御パラメータとなる各項目のチェック/参照などに用いてもよい。
「イベント」は、「着信」、「発信」、「起動」、「レジストレーション」など、転送機820で発生したイベントを示す。
「遠隔ダイヤルイン」は、PBX520への遠隔ダイヤルイン番号の送信有無を示す。また、前述の転送方式が「遠隔ダイヤルイン」であるか否かを示す。
「転送方式」は、前述の転送方式(「単純転送」、「放送通話」または「会議通話」)を示す。
「転送先決定方式」は、前述の転送先決定方法(「固定」、「ユーザ指定」または「ダイヤルイン」)を示す。
「ダイヤルイン桁数」は、通常ダイヤルイン番号または遠隔ダイヤルイン番号の桁数を示す。以下、ダイヤルイン回線の着呼時に公衆回線網から取得する内線指定番号をダイヤルイン番号、遠隔ダイヤルイン番号とする。
「発番通知」は、「発信者番号」を着呼端末840に通知するか否かを示す。
「転送機番号通知」は「転送機着信番号」を着呼端末840に通知するか否かを示す。
次に、各転送方式および各転送先決定方法について、転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830との処理の流れを説明する。
図19は、実施の形態1における単純転送(固定)の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「単純転送」、転送先決定方法が「固定」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830との処理の流れについて図19に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」および「転送先識別番号」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S501)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S502)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「単純転送」で転送先決定方法が「固定」であると判定し、転送方式(「単純転送」)、転送先決定方法(「固定」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S503)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「転送機着信番号」を取得する(S504)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「転送機着信番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S505)。
次に、管理サーバ300は通知情報に基づいて「転送先識別番号」を取得し、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する(転送先情報取得処理)(S506)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを転送先IPアダプタ830に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S501〜S506)で取得した各情報を設定している(S507)。
次に、転送先IPアダプタ830は発呼メッセージに基づいて着呼端末840と接続し、着呼メッセージを転送機820に返信する。そして、発呼端末810と着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S508)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810と着呼端末840との通話を可能にする(S509)。
図20は、実施の形態1における単純転送(ユーザ指定)の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「単純転送」、転送先決定方法が「ユーザ指定」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830との処理の流れについて図20に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」および「転送先識別番号」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S501)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S502)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「単純転送」で転送先決定方法が「ユーザ指定」であると判定し、転送方式(「単純転送」)、転送先決定方法(「ユーザ指定」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S503)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「転送機着信番号」を取得する(S504)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「転送機着信番号」と「ユーザ指定番号」とを設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S505)。
次に、管理サーバ300は通知情報(「ユーザ指定番号」)に基づいて「転送先識別番号」を取得し、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する(転送先情報取得処理)(S506)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを転送先IPアダプタ830に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S501〜S506)で取得した各情報を設定している(S507)。
次に、転送先IPアダプタ830は発呼メッセージに基づいて着呼端末840と接続し、着呼メッセージを転送機820に返信する。そして、発呼端末810と着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S508)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810と着呼端末840との通話を可能にする(S509)。
図21は、実施の形態1における単純転送(ダイヤルイン)の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「単純転送」、転送先決定方法が「ダイヤルイン」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830との処理の流れについて図21に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」、「転送先識別番号」および「ダイヤルイン桁数」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S501)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S502)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「単純転送」で転送先決定方法が「ダイヤルイン」であると判定し、転送方式(「単純転送」)、転送先決定方法(「ダイヤルイン」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S503)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「ダイヤルイン番号」と「転送機着信番号」を取得する(S504)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「ダイヤルイン番号」と「転送機着信番号」とを設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S505)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて「転送先識別番号」を取得する。そして、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する(転送先情報取得処理)(S506)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを転送先IPアダプタ830に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S501〜S506)で取得した各情報を設定している(S507)。
次に、転送先IPアダプタ830は発呼メッセージに基づいて着呼端末840と接続し、着呼メッセージを転送機820に返信する。そして、発呼端末810と着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S508)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810と着呼端末840との通話を可能にする(S509)。
図22は、実施の形態1における遠隔制御の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「遠隔制御」、転送先決定方法が「遠隔ダイヤルイン」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830との処理の流れについて図22に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」、「転送先識別番号」および「ダイヤルイン桁数」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S501)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S502)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「遠隔制御」で転送先決定方法が「遠隔ダイヤルイン」であると判定し、遠隔ダイヤルイン(「あり」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S503)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「ダイヤルイン番号」と「転送機着信番号」を取得する(S504)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「ダイヤルイン番号」と「転送機着信番号」とを設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S505)。
次に、管理サーバ300は通知情報に基づいて「転送先識別番号」を取得する。そして、「転送先識別番号」と「遠隔ダイヤルイン番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する。(転送先情報取得処理)(S506)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを転送先IPアダプタ830に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S501〜S506)で取得した各情報(遠隔ダイヤルイン番号など)を設定している(S507)。
次に、転送先IPアダプタ830は、発呼メッセージに基づいて、PBX520に遠隔ダイヤルイン番号を出力する。PBX520は遠隔ダイヤルイン番号に対応する着呼端末840と接続する。そして、転送先IPアダプタ830は着呼メッセージを転送機820に返信する。これにより、発呼端末810と着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S508)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810と着呼端末840との通話を可能にする(S509)。
図23は、実施の形態1における放送通話(固定)の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「放送通話」、転送先決定方法が「固定」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830と音声中継サーバ700との処理の流れについて図23に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」および「転送先識別番号」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S601)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S602)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「放送通話」で転送先決定方法が「固定」であると判定し、転送方式(「放送通話」)、転送先決定方法(「固定」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S603)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「転送機着信番号」を取得する(S604)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「転送機着信番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S605)。
次に、管理サーバ300は通知情報に基づいて「転送先識別番号」を取得し、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する(転送先情報取得処理)(S606)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを音声中継サーバ700に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S601〜S606)で取得した各情報(転送先識別番号など)を設定している(S607)。
次に、音声中継サーバ700は通知情報の「転送先識別番号」に基づいて発呼メッセージを各転送先IPアダプタ830に送信する(放送処理)(S608)。
次に、各転送先IPアダプタ830は発呼メッセージに基づいて着呼端末840と接続し、着呼メッセージを音声中継サーバ700に返信する。音声中継サーバ700は着呼メッセージを転送機820に送信する。そして、発呼端末810と各着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S609)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810から各着呼端末840への通話を可能にする。このとき、発呼端末810からの音声データは(VoIP)は音声中継サーバ700で中継し各着呼端末840に送信する(S610)。
図24は、実施の形態1における放送通話(ユーザ指定)の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「放送通話」、転送先決定方法が「ユーザ指定」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830と音声中継サーバ700の処理の流れについて図24に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」および「転送先識別番号」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S601)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S602)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「放送通話」で転送先決定方法が「ユーザ指定」であると判定し、転送方式(「放送通話」)、転送先決定方法(「ユーザ指定」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S603)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「転送機着信番号」を取得する(S604)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「転送機着信番号」と「ユーザ指定番号」とを設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S605)。
次に、管理サーバ300は通知情報(「ユーザ指定番号」)に基づいて「転送先識別番号」を取得し、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する(転送先情報取得処理)(S606)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを転送先IPアダプタ830に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S601〜S606)で取得した各情報を設定している(S607)。
次に、音声中継サーバ700は通知情報の「転送先識別番号」に基づいて発呼メッセージを各転送先IPアダプタ830に送信する(放送処理)(S608)。
次に、各転送先IPアダプタ830は発呼メッセージに基づいて着呼端末840と接続し、着呼メッセージを音声中継サーバ700に返信する。音声中継サーバ700は着呼メッセージを転送機820に送信する。そして、発呼端末810と各着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S609)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810から各着呼端末840への通話を可能にする。このとき、発呼端末810からの音声データは(VoIP)は音声中継サーバ700で中継し各着呼端末840に送信する(S610)。
図25は、実施の形態1における放送通話(ダイヤルイン)の処理の流れを示すフローチャートである。
転送方式が「放送通話」、転送先決定方法が「ダイヤルイン」である場合の転送機820と管理サーバ300と転送先IPアダプタ830と音声中継サーバ700との処理の流れについて図25に基づいて以下に説明する。
ここで、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「リング検出時刻」などに対応付けて「転送方式」、「転送先識別番号」および「ダイヤルイン桁数」が定義された管理テーブルを記憶するものとする。そして、管理サーバ300は、通知情報に設定された「転送機着信番号」、「発信者番号」、「転送機識別番号」、通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に基づいて管理テーブルを参照して「転送方式」を判定し、「転送先識別番号」を転送機820に通知する。
管理テーブルについては後述する。
まず、転送機820はリング検出処理(前述)を行う(S601)。
次に、転送機820は制御情報問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「転送機識別番号」を設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S602)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて、転送方式が「放送通話」で転送先決定方法が「ダイヤルイン」であると判定し、転送方式(「放送通話」)、転送先決定方法(「ダイヤルイン」)を設定した通知情報を転送機820に返信する(制御情報取得処理)(S603)。
次に、転送機820は着信処理(前述)を行い、「発信者番号」と「ダイヤルイン番号」と「転送機着信番号」を取得する(S604)。
次に、転送機820は転送先問い合わせ処理(前述)を行う。このとき、転送機820は「発信者番号」と「ダイヤルイン番号」と「転送機着信番号」とを設定した通知情報を管理サーバ300に送信する(S605)。
次に、管理サーバ300は、通知情報に基づいて「転送先識別番号」を取得する。そして、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する(転送先情報取得処理)(S606)。
次に、転送機820は発信処理(前述)を行う。このとき、転送機820は通知情報を設定した発呼メッセージを転送先IPアダプタ830に送信する。通知情報には、転送機820および管理サーバ300が上記処理(S601〜S606)で取得した各情報を設定している(S607)。
次に、音声中継サーバ700は通知情報の「転送先識別番号」に基づいて発呼メッセージを各転送先IPアダプタ830に送信する(放送処理)(S608)。
次に、各転送先IPアダプタ830は発呼メッセージに基づいて着呼端末840と接続し、着呼メッセージを音声中継サーバ700に返信する。音声中継サーバ700は着呼メッセージを転送機820に送信する。そして、発呼端末810と各着呼端末840との間で呼を確立する(受信側処理)(S609)。
そして、転送機820は通信処理(前述)を行い、発呼端末810から各着呼端末840への通話を可能にする。このとき、発呼端末810からの音声データは(VoIP)は音声中継サーバ700で中継し各着呼端末840に送信する(S610)。
図26は、実施の形態1における会議通話(固定)の処理の流れを示すフローチャートである。
図27は、実施の形態1における会議通話(ユーザ指定)の処理の流れを示すフローチャートである。
図28は、実施の形態1における会議通話(ダイヤルイン)の処理の流れを示すフローチャートである。
図26〜図28に示す「会議通話」の各処理の流れは、転送方式が「会議通話」であり、発呼端末810と着呼端末840とが双方向で通話する点が、上記の「放送通話」の各処理の流れと異なる。その他については上記の「放送通話」の各処理の流れと同様である。
次に、管理サーバ300の管理テーブルについて説明する。
まず、前述の制御情報取得処理に関する管理サーバ300の管理テーブルについて説明する。
管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)に対応付けて「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を定義する管理テーブルを備える。また、管理テーブルは「転送先識別番号」を定義する。
転送機820から「転送機識別番号」の設定された通知情報を受信し、「転送機識別番号」と通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)に対応する「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を取得する。
そして、「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を設定した通知情報を転送機820に返信する。
図29は、実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブルを示す図である。
図29に示すように、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)に対応付けて「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を定義する。また、「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する。「転送先/放送先」については後述する。
図29において、管理テーブルは、通知情報に設定された「転送機識別番号」が「No.1」である場合は、いずれの時間帯でも「転送方式」は「単純転送」で、「転送先決定方式」は「固定」であることを示している。また、各制御パラメータが定義されている。例えば、「遠隔ダイヤルイン:なし」、「発番通知:あり」、「転送機番号:なし」など。
また、通知情報に設定された「転送機識別番号」が「No.2」である場合、「午前」は「転送方式」が「単純転送」で「転送先決定方式」が「固定」であることを示し、「午後」は「転送方式」が「会議通話」で「転送先決定方式」が「ユーザ指定」であることを示している。また、「午前」、「午後」の各時間帯に対して各制御パラメータが定義されている。例えば、「午前」は「遠隔ダイヤルイン:なし」、「発番通知:あり」、「転送機番号:あり」など。また、「午後」は「遠隔ダイヤルイン:なし」、「発番通知:あり」、「転送機番号:なし」など。
上記では、管理テーブルに、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)に対応付けて「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を定義し、管理サーバ300はこの管理テーブルに基づいて「転送方式」、「転送先決定方式」を取得することを説明した。
但し、管理テーブルに、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「ユーザ指定番号」、「ダイヤルイン番号」などに対応付けて「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を定義してもよい。
このとき、管理サーバ300は、転送機820から「発信者番号」、「転送機受信番号」、「ユーザ指定番号」、「ダイヤルイン番号」の設定された通知情報を受信して対応する「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を取得する。
また、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」、「転送機着信番号」、「ユーザ指定番号」、「ダイヤルイン番号」の少なくともいずれか又はいずれかの組み合わせにより「転送方式」、「転送先決定方式」及びその他の「制御パラメータ」を取得しても構わない。
次に、前述の転送先情報取得処理に関する管理サーバ300の管理テーブルについて説明する。
まず、「転送先決定方式」が「固定」である場合の、管理サーバ300の管理テーブルについて説明する。
管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」、「転送機着信番号」に対応付けて「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する管理テーブルを備える。
転送機820から「転送機識別番号」、「発信者番号」、「転送機着信番号」の設定された通知情報を受信し、「転送機識別番号」と通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)と「発信者番号」と「転送機着信番号」に対応する「転送先/放送先」の転送先識別番号を取得する。
そして、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する。
図30は、実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブル(転送先/放送先)を示す図である。
図30に示すように、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」に対応付けて、「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する。
図30において、管理テーブルは、通知情報に設定された「転送機識別番号」が「No.1」、通知情報を受信した時間帯が「0:00〜12:00」であり、通知情報に設定された「発信者番号」が「03−mmmm−mmmm」である場合、転送先識別番号は「090−xxxx−xxxx」であることを示している。また、「発信者番号」が「03−mmmm−mmmm」である場合の転送先識別番号は「03−xxxx−xxxx」であることを示している。また、「発信者番号」が「03−nnnn−nnnn」である場合の転送先識別番号は「050−xxxx−xxxx」であり、「発信者番号」が「03−nnnn−nnnn」である場合の転送先識別番号は「044−xxxx−xxxx」であることを示している。
管理テーブルの「転送先/放送先」には、「転送方式」が「単純転送」の場合は1つの転送先識別番号を定義し、「転送方式」が「放送通話」又は「会議通話」の場合は複数の転送先識別番号を定義する。これにより、「転送方式」に応じて、呼および音声データを1つの着呼端末840に転送または複数の着呼端末840に転送することができる。
上記では、管理テーブルに、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」に対応付けて「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義することを説明した。また、管理サーバ300はこの管理テーブルに基づいて「転送先識別番号」を取得することを説明した。
但し、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」、「転送機着信番号」の少なくともいずれか又はいずれかの組み合わせにより「転送先識別番号」を取得しても構わない。
次に、「転送先決定方法」が「ユーザ指定」である場合の、管理サーバ300の管理テーブルについて説明する。
管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」および「ユーザ指定番号」に対応付けて「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する管理テーブルを備える。
転送機820から「転送機識別番号」、「発信者番号」および「ユーザ指定番号」の設定された通知情報を受信し、「転送機識別番号」と通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)と「発信者番号」と「ユーザ指定番号」に対応する「転送先/放送先」の転送先識別番号を取得する。
そして、「転送先識別番号」を設定した通知情報を転送機820に返信する。
図31は、実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブル(転送先/放送先)を示す図である。
図31に示すように、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」および「ユーザ指定番号」に対応付けて、「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する。
図31において、管理テーブルは、通知情報に設定された「転送機識別番号」が「No.1」、「発信者番号」が「03−mmmm−mmmm」、通知情報を受信した時間帯が「0:00〜12:00」であり、「ユーザ指定番号」が「abc」である場合、転送先識別番号は「090−xxxx−xxx1」であることを示している。また、「ユーザ指定番号」が「acb」である場合の転送先識別番号は「090−xxxx−xxx2」であることを示し、「ユーザ指定番号」が「abcd」である場合の転送先識別番号は「045−xxxx−xxxx」であることを示している。
管理テーブルの「転送先/放送先」には、「転送方式」が「単純転送」の場合は1つの転送先識別番号を定義し、「転送方式」が「放送通話」又は「会議通話」の場合は複数の転送先識別番号を定義する。これにより、「転送方式」に応じて、呼および音声データを1つの着呼端末840に転送または複数の着呼端末840に転送することができる。
上記では、管理テーブルに、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」および「ユーザ指定番号」に対応付けて「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義することを説明した。また、管理サーバ300はこの管理テーブルに基づいて「転送先識別番号」を取得することを説明した。
但し、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」、「転送機着信番号」の少なくともいずれか又はいずれかの組み合わせと「ユーザ指定番号」とにより「転送先識別番号」を取得しても構わない。
次に、「転送先決定方法」が「ダイヤルイン」または「遠隔ダイヤルイン」である場合の、管理サーバ300での管理テーブルについて説明する。
管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」および「ダイヤルイン」番号に対応付けて「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する管理テーブルを備える。
管理サーバ300は、転送機820から「転送機識別番号」、「発信者番号」および「ダイヤルイン番号」の設定された通知情報を受信し、「転送機識別番号」と通知情報を受信した時刻(「リング検出時刻」に対応)と「発信者番号」と「転送機着信番号」と「ダイヤルイン番号」に対応する「転送先/放送先」の転送先識別番号を取得する。
図32は、実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブル(転送先/放送先)を示す図である。
図32に示すように、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」および「ダイヤルイン」番号に対応付けて、「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義する。
図32において、管理テーブルは、通知情報に設定された「転送機識別番号」が「No.1」、「発信者番号」が「03−mmmm−mmmm」また、通知情報を受信した時間帯が「0:00〜12:00」であり、「ダイヤルイン」番号が「0001」である場合、転送先識別番号は「090−xxxx−xxx1」であることを示している。また、「ダイヤルイン」番号が「0002」である場合の転送先識別番号は「090−xxxx−xxx2」であることを示し、「ダイヤルイン」番号が「0003」である場合の転送先識別番号は「045−xxxx−xxxx」であることを示している。
管理テーブルの「転送先/放送先」には、「転送方式」が「単純転送」又は「遠隔制御」の場合は1つの転送先識別番号を定義し、「転送方式」が「放送通話」又は「会議通話」の場合は複数の転送先識別番号を定義する。これにより、「転送方式」に応じて、呼および音声データを1つの着呼端末840に転送または複数の着呼端末840に転送することができる。
上記では、管理テーブルに、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」および「ダイヤルイン」番号に対応付けて「転送先/放送先」の転送先識別番号を定義することを説明した。また、管理サーバ300はこの管理テーブルに基づいて「転送先識別番号」を取得することを説明した。
但し、管理サーバ300は、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」、「転送機着信番号」の少なくともいずれか又はいずれかの組み合わせと「ダイヤルイン番号」とにより「転送先識別番号」を取得しても構わない。
また、「ユーザ指定番号」と「ダイヤルイン番号」とにより「転送先識別番号」を取得しても構わない。また、「転送機識別番号」、通知情報を受信した「時間帯」(「リング検出時刻」に対応)、「発信者番号」、「転送機着信番号」の少なくともいずれか又はいずれかの組み合わせと「ユーザ指定番号」と「ダイヤルイン番号」とにより「転送先識別番号」を取得しても構わない。
図33は、実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブルへのアクセスを示す図である。
管理テーブルは、図33に示すように、管理サーバ300の備えるキーボードなどの入力装置から更新してもよいし、IPネットワークを介して遠隔地からPCや電話機を用いて更新してもよい。
次に、転送先IPアダプタ830の受信側処理(前述)について説明する。
図34は、実施の形態1における転送先IPアダプタ830の受信側処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1における転送先IPアダプタ830の受信側処理について図34に基づいて以下に説明する。
転送先IPアダプタ830は、随時、発呼メッセージを受信したか判定する(S701)。
次に、発呼メッセージのデータ形式(制御パラメータが含まれるか否か)により、転送機820による呼の転送か判定する(S702)。
転送機820の転送であると判定した場合、転送先IPアダプタ830は、制御パラメータの「遠隔ダイヤルイン」を判定する(S703)。
「遠隔ダイヤルイン」に「あり」が設定されている場合、制御パラメータから遠隔ダイヤルイン番号を取得し、転送先IPアダプタ830に接続するPBX520に、ダイヤルイン信号を出力する(S704)。
次に、転送先IPアダプタ830は制御パラメータの「発番通知」を判定する(S705)。
「発番通知」に「する」が設定されている場合、転送先IPアダプタ830の表示部に「発信者番号」を表示する。また、着呼端末840またはPBX520に、発番表示信号を出力する(S706)。
次に、転送先IPアダプタ830は制御パラメータの「転送機番号通知」を判定する(S707)。
「転送機番号通知」に「する」が設定されている場合、転送先IPアダプタ830の表示部に「転送機着信番号」を表示する(S708)。
次に、転送先IPアダプタ830は制御パラメータの「転送方式」を転送先IPアダプタ830の表示部に表示する。また、着呼端末840またはPBX520に、「転送方式」を通知する音声信号を出力する(S709)。
また、制御パラメータに基づいてその他の処理を行う(S710)。
転送機820の転送でないと判定した場合、転送先IPアダプタ830は、メモリ902に記憶される内部パラメータにダイヤルインが指定されているか判定する(S711)。
ダイヤルインが指定されている場合、転送先IPアダプタ830に接続するPBX520にダイヤルイン信号を出力する(S712)。
次に、転送先IPアダプタ830は、メモリ902に記憶される内部パラメータに発番通知が指定されているか判定する(S713)。
発番通知が指定されている場合、転送先IPアダプタ830の表示部に発信者番号を表示する。また、着呼端末840またはPBX520に、発番表示信号を出力する(S714)。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、管理サーバ300で転送先を特定する場合を説明した。
但し、転送機820(転送機A100、転送機B200)が転送先を特定して構わない。
この場合、転送機820は、メモリ902に上記実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブルを記憶する。管理テーブルを記憶するために磁気ディスク917を備えてもよい。
また、転送機820は、上記実施の形態1における管理サーバ300の制御情報取得処理および転送先情報取得処理を実行する。例えば、管理サーバ問い合わせ部130が管理テーブルに基づいて制御情報取得処理および転送先情報取得処理を実行する。
これにより、転送先識別番号を取得するための転送機820と管理サーバ300との通信が不要になり、転送処理時間を短縮することができる。また、IPネットワークの通信負荷が高くIPパケットが輻輳する場合でも転送先識別番号を取得することができる。
実施の形態3.
上記各実施の形態において、転送先決定方式が「ユーザ指定」の場合、次のような処理/機能を追加してもよい。
<タイムアウト機能>
電話回線制御部120が、一定時間、発呼端末810からユーザ指定番号を示す信号(プッシュボタン信号)の入力が無い場合、管理サーバ問い合わせ部130はユーザ指定番号が無いことを通知情報に設定し管理サーバ300に送信する。
管理サーバ300は、ユーザ指定番号が無い場合、転送先決定方式を「固定」に切り替え、転送先決定方式が「固定」の場合の転送先識別番号を管理テーブルから取得し、通知情報に設定して返信する。
<電話番号指定機能>
管理サーバ300は、通知情報のユーザ指定番号に転送先の電話番号が指定された場合、この電話番号を転送先識別番号として通知情報に設定して返信する。
例えば、管理テーブルにユーザ指定番号に対応する転送先識別番号が無い場合、ユーザ指定番号を電話番号とみなし、ユーザ指定番号を転送先識別番号として通知情報に設定する。
また、例えば、ユーザ指定番号が11桁以上である場合にユーザ指定番号を電話番号とみなし、ユーザ指定番号を転送先識別番号として通知情報に設定する。
<複数指定機能>
電話回線制御部120が、発呼端末810からユーザ指定番号を示す信号(プッシュボタン信号)を複数入力し、管理サーバ問い合わせ部130は複数のユーザ指定番号を通知情報に設定し管理サーバ300に送信する。
管理サーバ300は、通知情報に設定された各ユーザ指定番号に対する転送先識別番号を管理テーブルから取得し、通知情報に設定して返信する。
上記実施の形態2のように転送機820が転送先を特定する場合は、各機能の説明における管理サーバ300の処理は転送機820が実行する。例えば、管理サーバ問い合わせ部130が実行する。
上記各実施の形態における転送機は、公衆電話回線網からの着信に自動応答し、IP電話方式により電話を転送することを説明した。その際に、転送先を固定して転送したり、通話毎にプッシュボタン信号による転送先電話番号を指定する機能を有することを説明した。転送先電話番号の指定方式として、ユーザがプッシュボタン信号を入力する方式とダイヤルイン方式による自動取得を選択できることを説明した。また、一般の電話番号以外に、ユーザが独自に決めた番号も使用可能とする機能と、転送先電話番号の入力タイムアウトにより、予め決められた転送先に転送する機能を有することを説明した。
各実施の形態において、電話番号で識別される転送装置であり、電話番号をかけた発呼端末からの呼を、IP(Internet Protocol)ネットワークを介し、着呼端末の電話番号を用いて着呼端末に転送することで、前記発呼端末と前記着呼端末との間で通話させることを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、着呼端末の電話番号を識別するユーザ指定番号を、前記転送装置に電話をかけた前記発呼端末から入力し、入力したユーザ指定番号に対応する着呼端末の電話番号を取得し、取得した着呼端末の電話番号を用いて前記着呼端末に前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、複数の異なる電話番号で識別され、複数の異なる電話番号の内、前記発呼端末が前記転送装置にかけた電話番号に対応する着呼端末の電話番号を取得し、取得した着呼端末の電話番号を用いて前記着呼端末に前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、複数の内線電話機と接続しダイヤルイン番号に基づいて内線電話機を選択し着呼させる交換機にダイヤルイン番号を送信する転送装置であり、複数の異なる電話番号で識別され、複数の異なる電話番号の内、前記発呼端末が前記転送装置にかけた電話番号からダイヤルイン番号を取得し、取得したダイヤルイン番号を前記転送装置に着呼した呼と共に前記交換機に送信することで、前記交換機がダイヤルイン番号に基づいて選択した内線電話機に前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、前記発呼端末から着呼した呼を複数の着呼端末に転送することで、前記転送装置に電話をかけた前記発呼端末からの通話を複数の着呼端末に放送することを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、着呼端末の電話番号を識別するユーザ指定番号を、前記転送装置に電話をかけた前記発呼端末から入力し、入力したユーザ指定番号に対応する複数の着呼端末の電話番号を取得し、取得した複数の着呼端末の電話番号を用いて複数の着呼端末に前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、複数の異なる電話番号で識別され、複数の異なる電話番号の内、前記発呼端末が前記転送装置にかけた電話番号に対応する複数の着呼端末それぞれの電話番号を取得し、取得した着呼端末それぞれの電話番号を用いて複数の着呼端末に前記発呼端末からの呼を転送することを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、前記発呼端末から着呼した呼を複数の着呼端末に転送することで、前記転送装置に電話をかけた前記発呼端末と複数の着呼端末との間で双方向に通話させることを特徴とする転送装置(転送機)について説明した。
また、前記転送装置(転送機)の着信電話番号と呼を検出した時刻と前記発呼端末の発信電話番号との少なくともいずれかに基づいて前記着呼端末の電話番号を取得する転送装置(転送機)について説明した。
また、転送装置の電話番号を用いて発呼した発呼端末からの呼を、IP(Internet Protocol)ネットワークを介し、着呼端末の電話番号を用いて着呼端末に転送することで、前記発呼端末と前記着呼端末との間で通信させる転送装置(転送機)転送方法について説明した。
また、前記発呼端末からの呼を検出し、呼を検出した際に、転送先の電話番号を取得し、取得した電話番号に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する転送方法について説明した。
また、前記発呼端末からの呼を検出し、着呼端末の電話番号を識別するユーザ指定番号を前記発呼端末から受信し、受信したユーザ指定番号に対応する電話番号を取得し、取得した電話番号に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する転送方法について説明した。
また、前記転送装置(転送機)は複数の異なる電話番号で識別され、前記発呼端末からの呼を検出し、前記転送装置の複数の異なる電話番号の内、前記発呼端末が発呼に用いた電話番号のダイヤルイン番号に対応する着呼端末の電話番号を取得し、取得した電話番号に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する転送方法について説明した。
また、複数の内線電話機と接続しダイヤルイン番号に基づいて内線電話機を選択し着呼させる交換機にダイヤルイン番号を送信する転送装置(転送機)の転送方法であり、前記転送装置(転送機)は複数の異なる電話番号で識別され、前記発呼端末からの呼を検出し、前記転送装置の複数の異なる電話番号の内、前記発呼端末が発呼に用いた電話番号からダイヤルイン番号を取得し、取得したダイヤルイン番号を、検出した呼の情報と共に前記交換機に送信することで、前記交換機がダイヤルイン番号に基づいて選択した内線電話機に前記発呼端末からの呼を転送する転送方法について説明した。
また、前記発呼端末からの呼を検出し、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の電話番号を取得し、取得した複数の電話番号それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する転送方法について説明した。
また、前記発呼端末からの呼を検出し、複数の着呼端末それぞれに対応する複数の電話番号を識別するユーザ指定番号を前記発呼端末から受信し、受信したユーザ指定番号に対応する複数の着呼端末の電話番号を取得し、取得した複数の電話番号それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する転送方法について説明した。
また、前記転送装置(転送機)は複数の異なる電話番号で識別され、前記発呼端末からの呼を検出し、前記転送装置の複数の異なる電話番号の内、前記発呼端末が発呼に用いた電話番号に対応する複数の転送先の電話番号を取得し、取得した複数の電話番号それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する転送方法について説明した。
また、前記転送装置(転送機)の着信電話番号と呼を検出した時刻と前記発呼端末の発信電話番号との少なくともいずれかに基づいて前記着呼端末の電話番号を取得する転送方法について説明した。
また、各実施の形態における転送機により、転送先識別番号を、ユーザ指定番号に対応して取得することで、発信者の指定する着呼端末に呼を転送することができることについて説明した。
つまり、電話回線からの着信に応答後、発信者からのダイヤル操作によるプッシュボタン信号により転送先電話番号または転送先電話番号に対応する番号を入力することにより、発信者が自由に転送先を選択できることができるようになることについて説明した。
また、転送機に複数の電話番号が割り当てられ、転送先識別番号を、転送機着信番号に対応して取得することで、発信者がかけた電話番号に対応して自動的に呼を転送することができることを説明した。
また、転送機に複数の電話番号が割り当てられ、通常ダイヤルイン番号を転送先の交換機に送信することで、発信者がかけた電話番号に対応して内線電話機に自動的に呼を転送することができることを説明した。
また、放送通話方式により、発信者の指定する複数の着呼端末に呼を転送することができることを説明した。
つまり、電話回線からの着信に応答後、発信者からのダイヤル操作によるプッシュボタン信号により複数の転送先識別番号を取得することにより、発信者が自由に複数の転送先を選択できることができるようになることを説明した。
また、転送機に複数の電話番号が割り当てられ、転送機着信番号に対応する複数の転送先識別番号を取得することで、発信者がかけた電話番号に対応して自動的に複数の着呼端末に呼を転送することができることを説明した。
また、電話回線からの着信をIP電話で転送できることで、電話の転送サービスにかかる通信費を大幅に削減できるようになることを説明した。
実施の形態1におけるIP電話転送システムの構成図。 実施の形態1における転送機A100のハードウェア構成図。 実施の形態1における転送機B200のハードウェア構成図。 実施の形態1におけるIPアダプタ400のハードウェア構成図。 実施の形態1における無線IP電話機640のハードウェア構成図。 実施の形態1における各サーバのハードウェア構成図。 実施の形態1における転送機A100の機能ブロック図。 実施の形態1における転送機B200の機能ブロック図。 実施の形態1における転送機820の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における転送機820の転送方式/転送先決定方式を示す表。 実施の形態1における「単純転送」を示す図。 実施の形態1における「遠隔制御」を示す図。 実施の形態1における「放送通話」および「会議通話」を示す図。 実施の形態1における各転送方式での転送機820の「呼確立時」の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における転送機820の「音声データ送信時」の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における転送機820の「音声データ受信時」の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における通知情報を示す表。 実施の形態1における制御パラメータを示す表。 実施の形態1における単純転送(固定)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における単純転送(ユーザ指定)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における単純転送(ダイヤルイン)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における遠隔制御の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における放送通話(固定)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における放送通話(ユーザ指定)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における放送通話(ダイヤルイン)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における会議通話(固定)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における会議通話(ユーザ指定)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における会議通話(ダイヤルイン)の処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブルを示す図。 実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブル(転送先/放送先)を示す図。 実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブル(転送先/放送先)を示す図。 実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブル(転送先/放送先)を示す図。 実施の形態1における管理サーバ300の管理テーブルへのアクセスを示す図。 実施の形態1における転送先IPアダプタ830の受信側処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
100 転送機A、110 電話回線I/F部、120 電話回線制御部、130 管理サーバ問い合わせ部、140 呼制御部、150 VoIP制御部、160 LAN I/F部、200 転送機B、300 管理サーバ、400 IPアダプタ、510 ルータ、520 PBX、530 アクセスポイント、540 プロバイダサーバ、550 IP電話事業者サーバ、560 ゲートウェイサーバ、610 電話機、620 内線電話機、630 電話機、640 無線IP電話機、650 電話機、700 音声中継サーバ、710 IPネットワーク、720 公衆回線網、730 公衆回線網、810 発呼端末、820 転送機、830 転送先IPアダプタ、840 着呼端末、901 CPU、902 メモリ、903 電話回線I/F、904 コーデック、905 LAN I/F、906 バス、911 マイク、912 レシーバ、913 無線LAN I/F、914 バッテリー、915 モニタ、916 キーボード、917 磁気ディスク。

Claims (19)

  1. 第1の識別情報で識別される転送装置であり、第1の識別情報を用いて発呼した発呼端末からの呼を、IP(Internet Protocol)ネットワークを介し、第2の識別情報を用いて着呼端末に転送することで、前記発呼端末と前記着呼端末との間で通信させる
    ことを特徴とする転送装置。
  2. 前記発呼端末からの呼を検出する呼検出部と、
    前記呼検出部が呼を検出した際に、前記着呼端末を識別する第2の識別情報を取得する着呼識別情報取得部と、
    前記着呼識別情報取得部が取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に前記呼検出部が検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する通信部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の転送装置。
  3. 前記着呼識別情報取得部は、
    第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する第2の識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2記載の転送装置。
  4. 前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、
    前記着呼識別情報取得部は、
    複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する第2の識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2記載の転送装置。
  5. 複数の着呼端末と接続し第2の識別情報に基づいて着呼端末を選択し着呼させる交換機に、第2の識別情報を送信する前記転送装置であり、
    前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、
    前記着呼識別情報取得部は、
    複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が前記転送装置に対する発呼に用いた第1の識別情報に含まれる情報を第2の識別情報として取得し、
    前記通信部は、
    前記着呼識別情報取得部が取得した第2の識別情報を、前記呼検出部が検出した呼の情報と共に前記交換機に送信することで、前記交換機が第2の識別情報に基づいて選択した着呼端末に、前記発呼端末からの呼を転送する
    ことを特徴とする請求項2記載の転送装置。
  6. 前記着呼識別情報取得部は、
    複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を取得し、
    前記通信部は、
    前記着呼識別情報取得部が取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、前記呼検出部が検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項2記載の転送装置。
  7. 前記着呼識別情報取得部は、
    複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項6記載の転送装置。
  8. 前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、
    前記着呼識別情報取得部は、
    複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項6記載の転送装置。
  9. 前記着呼識別情報取得部は、
    前記転送装置を識別する識別情報と前記呼検出部が呼を検出した時刻と前記発呼端末を識別する識別情報との少なくともいずれかに基づいて前記着呼端末に対応する識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2〜8いずれかに記載の転送装置。
  10. 第1の識別情報を用いて発呼した発呼端末からの呼を、IP(Internet Protocol)ネットワークを介し、第2の識別情報を用いて着呼端末に転送することで、前記発呼端末と前記着呼端末との間で通信させる
    ことを特徴とする転送装置の転送方法。
  11. 前記発呼端末からの呼を検出し、
    呼を検出した際に、前記着呼端末を識別する第2の識別情報を取得し、
    取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  12. 前記発呼端末からの呼を検出し、
    第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する第2の識別情報を取得し、
    取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  13. 前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、
    前記発呼端末からの呼を検出し、
    前記転送装置の複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する第2の識別情報を取得し、
    取得した第2の識別情報に対応する前記着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を前記着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  14. 複数の着呼端末と接続し第2の識別情報に基づいて着呼端末を選択し着呼させる交換機に第2の識別情報を送信する前記転送装置の転送方法であり、
    前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、
    前記発呼端末からの呼を検出し、
    前記転送装置の複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に含まれる情報を第2の識別情報として取得し、
    取得した第2の識別情報を、検出した呼の情報と共に前記交換機に送信することで、前記交換機が第2の識別情報に基づいて選択した着呼端末に前記発呼端末からの呼を転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  15. 前記発呼端末からの呼を検出し、
    複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を取得し、
    取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  16. 前記発呼端末からの呼を検出し、
    複数の着呼端末それぞれに対応する複数の第2の識別情報を識別する第3の識別情報を前記発呼端末から受信し、受信した第3の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得し、
    取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  17. 前記転送装置は複数の異なる第1の識別情報で識別され、
    前記発呼端末からの呼を検出し、
    前記転送装置の複数の異なる第1の識別情報の内、前記発呼端末が発呼に用いた第1の識別情報に対応する複数の第2の識別情報を取得し、
    取得した複数の第2の識別情報それぞれに対応する複数の着呼端末に、検出した呼の情報をIPネットワークを介して送信することで、前記発呼端末からの呼を複数の着呼端末に転送する
    ことを特徴とする請求項10記載の転送方法。
  18. 前記転送装置を識別する識別情報と呼を検出した時刻と前記発呼端末を識別する識別情報との少なくともいずれかに基づいて前記着呼端末に対応する識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項11〜17いずれかに記載の転送方法。
  19. 請求項10〜18いずれかに記載の転送方法をコンピュータに実行させる転送プログラム。
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JP2013081019A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Saxa Inc 非常通報システム

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