JP2006270183A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動画撮影中に静止画を撮影する場合に、素早く静止画撮影を行うことができ、かつ動画の連続性を優先して撮像できる撮像装置を提供する。
【解決手段】 動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は、ミラーユニットにより光束の一部を撮像素子に透過すると共に残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態のまま静止画撮影を行い、それ以外の場合に静止画を撮影する指示があった場合は、駆動手段により第一の状態から、ミラーユニットで反射および透過することなく光束の全てを撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、動画撮影と静止画撮影が可能な撮像装置に関し、特に、被写体から撮像素子までの光路上にミラーユニットを有する撮像装置に関するものである。
撮像装置の一つである一眼レフカメラでは、光学ファインダーを用いた物体観測時には、撮影レンズから射出した光束を、撮影レンズに対して像面側に配置された反射ミラーで反射させて、ペンタプリズム等を含む光学ファインダーに導いている。これにより撮影者は撮影レンズで形成された被写体像を正像として見ることができる。この時、反射ミラーは撮影光路上に斜設されている。
一方、被写体像を撮影する場合には、反射ミラーが撮影光路から退避することで撮影レンズからの光束を撮像媒体(フィルムやCCD等の撮像素子)に到達させる。そして、撮影動作が終了すると、反射ミラーは撮影光路上に斜設される。
また、ペリクルミラーを有する一眼レフカメラでは、被写体像を撮影する場合でもペリクルミラーを撮影光路から退避させず、ペリクルミラーを透過した光束を撮像素子もしくはフィルムに到達させることによって撮影を行うことも可能なカメラもある(例えば特許文献1参照)。特許文献1のカメラでは、ペリクルミラーを撮影光路上から退避して撮影する場合と、退避しないで撮影する場合とを、撮影条件によって使い分けるものであり、ペリクルミラーを撮影光路上から退避させないで撮影することにより、レリーズ中にもファインダーがブラックアウトせず、動作音が静かであるという特徴がある。
また、一眼レフ方式のデジタルカメラには、撮影レンズからの光束をファインダー光学系と焦点検出を行うための位相差検出方式のAFユニットに分割する状態と、撮影レンズからの光束を撮像素子と焦点検出を行うための位相差検出方式のAFユニットに分割する状態との間で切り替えられるものがある(例えば特許文献2参照)。特許文献2のカメラにおいて、撮影レンズからの光束をファインダー光学系とAFユニットに分割する状態では、光学ファインダーを利用して物体像を観測でき、撮影レンズからの光束を撮像素子とAFユニットに分割する状態では、撮像素子からの出力による電子ファインダーを利用してカメラ背面に配設されたディスプレイユニットで物体像を観測できる。また、光学ファインダーと電子ファインダーのどちらを設定した場合でも、撮影レンズからの光束の一部を位相差検出方式のAFユニットに導くことにより、高速なオートフォーカスを行うことが可能となる。
特開平8−254751号公報(段落番号0025〜0035、図2、3) 特開2004−264832号公報(段落番号0042〜0046)
近時、一眼レフカメラにおいても動画撮影機能が市場より求められているが、従来の反射ミラーを退避させて撮像を行う一眼レフカメラにおいては、その構造上、動画撮影を行うことは困難であった。そこで上記特許文献2では、位相差方式によるAFを実現しつつ動画撮影を可能とすべく、ミラーユニットを3つの状態を取り得るように構成されている。
しかし、最近では、動画を撮影している最中であっても、特定のシーンのみは静止画で記録したいという要望がある。例えば、運動会の徒競走において撮影者が子供を撮影する際に、スタートから動画で撮影を行いつつ、ゴールのシーンのみは静止画で記録し、さらにゴール後のしばらくは動画撮影を続けたいといったシーンが想定される。この場合、上記特許文献2の構成によると、動画撮影の状態と静止画撮影の状態を切り換える必要があるため、切り換えに所定の時間を要し、シャッターチャンスを逃す恐れがあった。
また、上記文献1に記載のペリクルミラーを有する一眼レフカメラにおいては、動画撮影中に静止画を撮影するような、複数の撮影モードを連続的に切り替えて使用するような状況には対応できないといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、静止画撮影においては良好な画質での撮影を実現しつつ、かつ、動画撮影中に静止画撮影の指示がなされても、即座に対応することが可能な撮像装置および撮像方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、一つの観点として、撮像レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットと、前記ミラーユニットにより、前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態と、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態と、に前記ミラーユニットを切替える駆動手段と、動画を撮影するための動画撮影モードと、静止画を撮影するための静止画撮影モードと、前記動画撮影モードにおいて動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は前記第一の状態のまま静止画撮影を行い、前記静止画撮影モードにおいて静止画を撮影する指示があった場合は前記駆動手段により前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に静止画撮影を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は別の観点として、撮像レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットと、前記ミラーユニットにより、前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態と、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態と、に前記ミラーユニットを切替える駆動手段と、動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は前記第一の状態のまま静止画撮影を行い、動画撮影を行っていない時に静止画を撮影する指示があった場合は前記駆動手段により前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に静止画撮影を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は別の観点として、撮像レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーであるメインミラーユニットと、全反射のミラーからなるサブミラーユニットと、前記被写体像を観察するための光学ファインダーと、前記撮影レンズの結像状態を位相差方式により検出するためのAFユニットと、前記光束から前記サブミラーユニットを退避させ、前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記AFユニットに反射し、透過した残りの光束を前記撮像素子に導く第一の状態と、前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットで反射、透過させることなく、前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態と、前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記光学ファインダーに反射し、透過した残りの光束は前記サブミラーユニットにて反射して前記AFユニットに導く第三の状態との間を相互に前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットを切替える駆動手段と、前記第一の状態で行われる前記撮像素子上の被写体信号を、表示手段に電子画像表示する電子ファインダーと、動画を撮影するための動画撮影モードと、静止画を撮影するための静止画撮影モードと、前記第一の状態で行われる前記動画撮影モードにおいて、動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は前記第一の状態のまま静止画撮影を行い、前記静止画撮影モードにおいて静止画を撮影する指示があった場合は前記駆動手段により前記第一の状態もしくは前記第三の状態から前記第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は一つの観点として、撮影レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットとを具備する撮像装置における撮像方法であって、動画撮影モードもしくは静止画撮影モードに設定するモード設定ステップと、前記モード設定ステップにより動画撮影モードが設定された場合に、動画撮影が開始された後であって、静止画を撮影する指示があった場合は、前記ミラーユニットにより前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の静止画撮影ステップと、前記モード設定ステップにより静止画撮影モードが設定された場合に、静止画を撮影する指示があった場合は、前記第一の状態から、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の静止画撮影ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は別の観点として、撮影レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットとを具備する撮像装置における撮像方法であって、
動画撮影が開始された後であって、静止画を撮影する指示がなされた時には、前記ミラーユニットにより前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の静止画撮影ステップと、動画が撮影されていない状態で、静止画を撮影する指示がなされた時には、前記第一の状態から、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の静止画撮影ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は別の観点として、撮影レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーであるメインミラーユニットと、全反射のミラーからなるサブミラーユニットと、前記被写体像を観察するための光学ファインダーと、前記撮影レンズの結像状態を位相差方式により検出するためのAFユニットとを具備する撮像装置における撮像方法であって、動画撮影モードもしくは静止画撮影モードに設定するモード設定ステップと、前記モード設定ステップにより動画撮影モードが設定された場合に、前記光束から前記サブミラーユニットを退避させ、前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記AFユニットに反射し、透過した残りの光束を前記撮像素子に導く第一の状態で動画撮影が開始された後であって、静止画を撮影する指示があった場合は、前記第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の静止画撮影ステップと、前記モード設定ステップにより静止画撮影モードに設定された場合に、静止画を撮影する指示があった場合は、前記第一の状態、もしくは前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記光学ファインダーに反射し、透過した残りの光束は前記サブミラーユニットにて反射して前記AFユニットに導く第三の状態から、前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットで反射、透過させることなく、前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の静止画撮影ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影中に静止画を撮影する際、ミラーユニットを駆動することなく露光を行うため、静止画で撮影したい瞬間の一場面を、レリーズタイムラグが短く、すばやく撮影することができ、また撮影中の動画の連続性も優先することができる。一方、静止画撮影モードにおいては、ミラーユニットを撮影光路から退避させて撮影する事によって、より多くの光を撮像素子に導き、メインミラーを撮影光路から退避させない場合に比べて、速いシャッター速度を設定でき、良好な画質での撮影が可能である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳しく説明する。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態であるカメラについて、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態であるカメラの概略構成を示す側方視断面図である。本実施の形態のカメラは、CCDあるいはCMOSセンサなどの撮像素子を用いた単板式のデジタルカラーカメラであり、撮像素子を連続的又は単発的に駆動して動画像又は静止画像を表す画像信号を得る。ここで、撮像素子は、受光した光を画素毎に電気信号に変換して光量に応じた電荷を蓄積し、この蓄積された電荷を読み出すタイプのエリアセンサである。
図1において、101はカメラ本体である。カメラ本体101には、焦点距離の異なる複数のレンズ装置102が着脱可能であり、レンズ装置を取り換えることにより様々な画角の撮影画面を得ることが可能である。
レンズ装置102は不図示の駆動機構を有しており、この駆動機構は結像光学系103の一部の要素であるフォーカシングレンズを光軸L1方向に移動させることにより焦点調節を行わせる。また、レンズ装置102内には、光通過口の開口面積を変化させて撮影光束の光量を調節する絞り(後述の143)と、この絞りを駆動する駆動機構(不図示)とが配置されている。
106はパッケージ124に収納された撮像素子である。結像光学系103から撮像素子106に至る光路中には、撮像素子106上に被写体像の必要以上に高い空間周波数成分が伝達されないように入射光束の高周波成分を制限する光学ローパスフィルタ156が設けられている。
撮像素子106で捉えられた被写体像は、所定の画像処理を経て、ディスプレイユニット107上に表示される。ディスプレイユニット107は、カメラ本体101の背面に取り付けられており、撮影者がディスプレイユニット107に表示された画像を直接観察できるようになっている。ここで、ディスプレイユニット107は、一般的には液晶パネルによって構成される。撮像素子106は、増幅型固体撮像素子の1つであるCMOSプロセスコンパチブルのセンサ(CMOSセンサ)である。CMOSセンサは、任意の画素へのランダムアクセスが可能といった特徴を有し、ディスプレイ表示用に間引いた読み出しが容易であって、高い表示レートでリアルタイム表示が行える。撮像素子106は、上記特徴を利用し、ディスプレイ画像出力動作、高精彩画像出力動作を行う。
111はメインミラーであり、ハーフミラーで構成される。結像光学系103からの光束の一部を後述のAFユニット121に導くとともに、残りの光束を透過させることにより、1つの光路を2つの光路に分割するようになっている。このメインミラー111は可動型となっており、撮影光路上(L1上)に斜設された状態と、撮影光路から退避した状態とを相互に切り替えられる。
113はフォーカルプレンシャッター(以下、シャッターと称す)であり、複数枚の遮光羽根で構成される先幕および後幕を有している。このシャッター113において、非撮影時には光通過口となるアパーチャを先幕又は後幕で覆うことで撮影光束を遮光しており、撮影時には先幕および後幕がスリットを形成しながら走行することで撮影光束を像面側に通過させる。
119は、カメラを起動させるためのメインスイッチである。
120は、2段階の押圧操作が可能な静止画撮影用のレリーズボタンであり、半押しで撮影準備動作(焦点調節動作および測光動作等)が開始され、全押しで撮影動作が開始される。本実施の形態の説明中においては、レリーズボタンを半押しした状態をスイッチSW1がONした状態、全押しした状態をスイッチSW2がONした状態と表現する。
125は、動画撮影用のトリガーボタンであり、トリガーボタン125が押されるたびに、動画記録動作のスタートと停止とをくり返し、その動作の制御状態はディスプレイユニット107の表示部に表示される。
121はAFユニットであり、位相差検出方式により焦点調節状態を検出する。位相差方式による焦点検出については公知の技術であるため、具体的な制御についてはここでは省略する。
上述した構成において、メインミラー111は、前述したように可動型となっており、撮像素子106およびAFユニット121に光を導くための第一の光路状態(第一の状態)と、結像光学系103からの光をダイレクトに撮像素子106で受光させるための第二の光路状態(第二の状態)とからなる2つの状態を選択的にとることができる。
また、本実施の形態のカメラにおいては、撮像素子106で受光した映像を連続的に記録する事により、静止画のみならず動画も撮影する事ができ、撮影者は静止画を撮影する静止画撮影モードと動画を撮影する動画撮影モードを選択して使用する事ができる。126はこのモードを切り替えるためのモード切り替えスイッチであり、モード切り替えスイッチ126が押されるたびに、静止画撮影モードと動画撮影モードが切り替わるようになっている。
図2は、本実施の形態であるカメラの電気的構成を示すブロック図である。このカメラは、撮像系、画像処理系、記録再生系および制御系を有する。まず、被写体像の撮影、記録に関する説明を行う。なお、同図において、図1で説明した要素と同じ要素については同一符号を付す。
撮像系は、結像光学系103および撮像素子106を含み、画像処理系は、A/D変換器130、RGB画像処理回路131およびYC処理回路132を含む。また、記録再生系は、記録処理回路133および再生処理回路134を含み、制御系は、カメラ制御回路(制御回路)135、操作検出回路136および撮像素子駆動回路137を含む。なお、操作検出回路136においては、モード切り替えスイッチ126の状態の検出も行い、静止画撮影モードと動画撮影モードの切り替えを行う。
138は、外部のコンピュータ等に接続して、データの送受信を行うための規格化された接続端子である。上記の電気回路は、不図示の二次電池によって駆動される。
撮像系は、物体からの光を結像光学系103を介して撮像素子106の撮像面に結像する光学処理系であり、レンズ装置102内の絞り(光量調節ユニット)143と、必要に応じてシャッター113における先幕および後幕の走行を調節し、適切な光量の物体光を撮像素子106に露光する。
撮像素子106は、正方画素が長辺方向に3700個、短辺方向に2800個並べられ、合計約1000万個の画素数を有しており、各画素にR(赤色)G(緑色)B(青色) のカラーフィルタを交互に配して4画素が1組となる、いわゆるベイヤー配列を形成している。ベイヤー配列では、撮影者が画像を見たときに強く感じやすいGの画素をRやBの画素よりも多く配置することで、総合的な画像性能を上げている。一般に、この方式の撮像素子106を用いる画像処理では、輝度信号は主にGから生成し、色信号はR、G、Bから生成する。
撮像素子106から読み出された画像信号は、A/D変換器130を介して画像処理系に供給される。A/D変換器130は、露光した各画素の信号の振幅に応じて、例えば10ビットのデジタル信号に変換して出力する信号変換回路であり、以降の画像信号処理はデジタル処理にて実行される。画像処理系は、R、G、Bのデジタル信号から所望の形式の画像信号を得る信号処理系であり、R、G、Bの色信号を輝度信号Yおよび色差信号(R−Y)、(B−Y)にて表されるYC信号などに変換する。
RGB画像処理回路131は、A/D変換器130を介して撮像素子106から受けた3700×2800画素の画像信号を処理する信号処理回路であり、ホワイトバランス回路、ガンマ補正回路を有する。
YC処理回路132は、輝度信号Yおよび色差信号R−Y、B−Yを生成する信号処理回路である。この処理回路132は、高域輝度信号YHを生成する高域輝度信号発生回路、低域輝度信号YLを生成する低域輝度信号発生回路、および色差信号R−Y、B−Yを生成する色差信号発生回路で構成されている。輝度信号Yは、高域輝度信号YHと低域輝度信号YLを合成することによって形成される。
記録再生系は、メモリ(記録媒体、不図示)への画像信号の出力と、ディスプレイユニット107への画像信号の出力とを行う処理系である。記録処理回路133は、メモリへの画像信号の書き込み処理および読み出し処理を行う。再生処理回路134は、メモリから読み出した画像信号を再生して、ディスプレイユニット107に出力する。また、記録処理回路133は、静止画像および動画像を表すYC信号を所定の圧縮方法(例えば、JPEG圧縮)にて圧縮するとともに、圧縮データを読み出した際に圧縮データを伸張する圧縮伸張回路を有する。圧縮伸張回路は、信号処理のためのフレームメモリなどを含み、このフレームメモリに画像処理系からのYC信号をフレーム毎に蓄積して、それぞれ複数のブロック毎に読み出して圧縮符号化する。圧縮符号化は、例えば、ブロック毎の画像信号を2次元直交変換、正規化およびハフマン符号化することにより行われる。
再生処理回路134は、輝度信号Yおよび色差信号R−Y、B−Yをマトリックス変換して、例えばRGB信号に変換する回路である。再生処理回路134によって変換された信号は、ディスプレイユニット107に出力され、可視画像が表示(再生)される。再生処理回路134およびディスプレイユニット107は、Bluetoothなどの無線通信回線を介して接続することができ、このように構成すれば、カメラで撮像した画像を離れたところからモニタすることができる。
一方、制御系の一部である操作検出回路136は、静止画撮影用のレリーズボタン120や動画撮影用のトリガーボタン125等の操作を検出する。
また、カメラ制御回路135は、操作検出回路136の検出信号に応じてメインミラー111を含むカメラ内の各部材の駆動を制御し、撮像の際のタイミング信号などを生成して出力する。
撮像素子駆動回路137は、カメラ制御回路135の制御の下に撮像素子106を駆動する駆動信号を生成する。
次に、焦点調節に関する説明を行う。
カメラ制御回路135には、AF制御回路140およびレンズ制御回路141が接続されている。これらの制御回路は、カメラ制御回路135を中心にして各々の処理に必要とするデータを相互に通信している。
AF制御回路140は、AFユニット121の信号出力を受けることにより焦点検出信号を生成し、結像光学系103の合焦状態(デフォーカス量)を検出する。デフォーカス量が検出されると、このデフォーカス量を結像光学系103の一部の要素であるフォーカシングレンズの駆動量に変換し、カメラ制御回路135を介してレンズ制御回路141に送信する。移動する物体に対しては、レリーズボタン120が押圧操作されてから実際の撮像動作が開始されるまでのタイムラグを勘案して、適切なレンズ停止位置を予測した結果に基づいてフォーカシングレンズの駆動量を指示する。レンズ制御回路141は、カメラ制御回路135から送られたフォーカシングレンズの駆動量を受信すると、レンズ装置102内の不図示の駆動機構によってフォーカシングレンズを光軸L1方向に移動させるなどの動作を行い、焦点調節を行う。AF制御回路140において物体にピントが合ったことが検出されると、この検出情報はカメラ制御回路135に伝えられる。このとき、レリーズボタン120が押圧操作されていれば、上述したように撮像系、画像処理系、記録再生系により撮像制御が行われる。絞り143はレンズ制御回路141からの指令に応じて像面側に向かう被写体光の光量を調節する。なお、カメラ制御135とレンズ制御回路141は、レンズ装置102側のマウント部電気接点(通信ユニット)144aおよびカメラ本体101側のマウント部電気接点144bを介して通信が行えるように構成されている。
次に、本実施の形態におけるカメラの取る光路状態を、図3を用いて説明する。
図3(a)は、カメラが上述の第一の状態、図3(b)は第二の状態にある場合の、メインミラーの位置と撮影レンズからの光路の状況を模式的に表したものである。なお、図1で説明した要素と同じ要素については同一符号を付す。ここで、B1は撮影レンズからの光束を表し、B2はメインミラーでの反射光束を表し、B3はメインミラーの透過光束を表すこととする。
図3(a)はカメラが第一の状態にあるときの図である。メインミラー111は、撮影レンズからの光束B1を受け、その反射光B2をAFユニット121に導くとともに、透過光B3は撮像素子106に到達する。この第一の状態においては、撮像素子106の出力信号を不図示のディスプレイユニット等に表示することにより、電子ファインダーで被写体像を観測したり、また撮像素子上の被写体信号を連続的に記録することにより、動画撮影を行うことができる。その際、AFユニット121により、位相差検出方式による高速な焦点検出が可能である。
次に図3(b)はカメラが第二の状態にあるときの図であり、メインミラー111が撮影光路から退避した位置に移動し、撮影レンズからの光束B1が、そのまま撮像素子106に導かれている。実際のミラーの駆動においては、メインミラー111には不図示のメインミラー支持アームが取り付けられており、不図示の駆動源からの駆動力をこのメインミラー支持アームによって伝達し、メインミラー111の上部にある回転軸128を中心に回転させることによって、メインミラー111を撮影光路から退避させる。この状態での撮像は、第一の状態に比べて撮像素子に到達する光量が多いため、第一の状態で撮影する場合よりもシャッター速度を速くできたり、また照明ユニットの発光の届く距離が長くできるといった利点があり、高精細な画像を生成することができるため、撮影画像を拡大して大型プリントを行う場合等において好適である。
図4に示すのは、本実施の形態のフローチャートである。
電源がONされカメラが起動すると、まず始めにステップS101において各種初期設定を読み出し、カメラに適用する。この時ミラーは第一の状態にあり、ステップS101が終了すると、ステップS102に進む。
本実施の形態のカメラにおいては、既に説明したように静止画のみならず動画も撮影する事ができるため、撮影者の指示に応じて動画撮影モード、もしくは静止画撮影モードを設定する必要がある。S102はこの設定指示を受け付けるステップであり、モード切り替えスイッチ126によって選択されたモードが動画撮影モードであればステップS103に進み、静止画撮影モードであればステップS109に進む。なお予め撮影モードが設定されている場合や、初期設定状態としていずれかの撮影モードが定められている場合においては、設定された撮影モードに応じてステップS103、もしくはステップS109に進む。
ステップS103は、動画の撮影開始指示があるまで待機している状態であり、操作検出回路136の出力に基づいてトリガーボタン125が操作されるのを検出するまで待機し、トリガースイッチがON状態になることでステップS104へ進む。
ステップS104では動画の撮影が開始され、開始後は継続して動画像を撮影記録する。なお、動画像の撮影記録中は、AFユニット121による焦点評価値や、撮像素子106に到達する映像からの測光演算結果より、結像光学系103や絞り143を最適に制御する動作を、一定の時間間隔で行う。
ステップS105では、動画撮影中に、静止画を撮影する指示がある時に備えて待機している状態であり、操作検出回路136の出力に基づきレリーズボタン120が全押しされる、すなわちSW2がON状態になると、静止画撮影の指示があったとみなしステップS106に進む。ステップS104以降は、一定の時間間隔で測距、測光結果を反映した制御がなされているため、常に合焦、かつ最適露出が維持されている。そのため、ステップS106においては、特にピントや露出に関する制御を改めて行う必要は無く、SW1はON状態になっても特に改めて測距・測光を行うわけではなく、SW2がON状態になると第一の状態のまま静止画撮影を行う。SW2がON状態にならない場合はステップS107に進む。
ここで、動画撮影中に静止画撮影を行う方法の例について説明する。まずその処理の手順についてであるが、動画の撮影を中断し、静止画撮影を行い、その後動画の撮影を再開するという流れである。しかし、このままの処理を行うと、記録される動画像のデータが静止画撮影の前後で二つのデータに分割されてしまい、データの管理、再生等の上で連続性が損なわれてしまう。そのため、静止画撮影によって動画撮影が中断されている間に関しては、動画撮影を中断する直前の動画フレームを連続して使用することにより、静止画撮影の前後で動画像のデータが分割される事無く、連続性を考慮した動画撮影を行うことができる。具体的には、動画撮影中にSW2がON状態になると、バッファメモリ(不図示)に蓄積する動画のフレームデータを、撮影により採取されるフレームデータから、SW2がON状態になる直前のフレームデータのコピーに切り替える。その後、静止画撮影を行い、バッファメモリ上で静止画ファイルを生成し、メモリーカードなどの記録媒体(不図示)に書き込む。記録媒体への書き込みが終了した時点で、次の動画フレーム周期の到来を待ち、到来した瞬間からバッファメモリに蓄積する動画のフレームデータを、撮影により採取されるフレームデータに戻し、通常の動画撮影を再開する。動画撮影終了指示があるまではこの動作を繰り返し(動画撮影終了指示については後述)、指示があったらそれまでにバッファメモリに蓄積されている、前述したSW2がON状態になる直前のフレームデータを含む動画データを用いて動画ファイルを生成し、メモリーカードなどの記憶媒体へ書き込みを行う。
ステップS107では、操作出力検出回路136の出力に基づき、トリガーボタン125が押される、すなわちトリガースイッチがOFFされるまで待機するステップである。これによって動画撮影終了指示があったと判断し、ステップS108に進んで動画撮影を終了する。トリガースイッチがOFFされない場合は、動画撮影を続行し、ステップS105に戻る。
次に静止画撮影モードが選択された場合であるステップS109について説明する。ステップS109では、操作検出回路136の出力により、SW1がONされるまで待機するステップであり、ONされたことに応じてステップS110に進み、撮像素子106による測光動作、AFユニット121による焦点調節動作を行う。
ステップS111では静止画撮影指示であるSW2がONされる動作を検知するまで待機するステップである。ステップS111で撮影指示が無い場合には、ステップS109に戻る。SW2がONされるとステップS112に進む。
ステップS112においては、ピント補正モードを適用する。このピント補正モードとは、結像光学系103を通してカメラ内に入射した光束の光路長が、撮影光路中のメインミラー111の有無によって変化してしまうため、これによるピントのズレを補正するモードである。具体的には撮影光路にメインミラー111が存在する第一の状態と、撮影光路にメインミラー111が存在しない第二の状態での位相差をあらかじめ記憶しておき、ミラーが第二の状態に駆動する場合はあらかじめこの差を含めた合焦動作、すなわち結像光学系103の駆動を行うことによって、第一、第二のいずれの状態においても、最適なピントを得ることができるようになるモードである。ステップS112でピント補正モードを適用した後は、ステップS113に進む。
ステップS113においては、メインミラー111を第二の状態に駆動し、静止画を撮影、ステップS114に進む。
ステップS114ではメインミラー111を元の第一の状態に駆動するステップであるが、これに伴う撮影光路長の変化に対応するため、ステップS112で適用したピント補正モードを停止してから、ミラーを第一の状態に駆動し、撮影動作を終了する。
本実施の形態によれば、動画撮影中において静止画を撮影する場合は、メインミラー111を撮影光路中から退避させる事なく静止画撮影を行うため、静止画で撮影したい瞬間の一場面を、レリーズタイムラグが少なく、すばやく撮影することができ、また静止画撮影の前後に渡って動画像を記録することができるため、静止画撮影中の動画の連続性も優先した撮像装置を提供することができる。
上述した実施の形態においては、撮影レンズからの光束を、ハーフミラーであるメインミラー111にて二つの光束に分け、透過した光束を撮像素子に導く一方、反射した光束を、位相差方式により焦点検出を行うAFユニット121に導くカメラについて説明したが、メインミラー111にて反射した光束を、AFユニット121ではなく、ファインダー光学系108や、測光を行うAEユニットとするカメラにおいても、本発明を適用する事ができる。ここでAFユニット121の代わりにファインダー光学系108を搭載したカメラにおいては、光学ファインダーを用いた被写体像の観測を行うことができるため、ディスプレイユニット107が見にくいような、周囲が明るい状況下での被写体像のクリアな観測が可能となり、また光学ファインダーを用いる場合は、ディスプレイユニットの表示を禁止することにより、バッテリーの消費電力を抑えることができる。その際、カメラのオートフォーカスに関しては、撮像素子106で捕らえた画像のコントラストを利用して行う、コントラスト検出方式を用いることで可能となる。また、AFユニットの代わりにAEユニットを搭載したカメラにおいては、撮像素子106で測光を行う場合に比べて高速な測光が可能となり、またオートフォーカスに関してはコントラスト検出方式を用いることで可能である。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態であるカメラについて、図5〜図8を参照しながら説明する。
図5は、本実施の形態であるカメラの概略構成を示す側方視断面図である。図1にて既に説明した要素については、ここでは説明を省き、また同じ符号を付すこととする。
105は、被写体像の予定結像面に配置されたフォーカシングスクリーンである。112はペンタプリズムであり、メインミラー111からの光束を複数回反射(正立像に変換)させて接眼レンズ109に導く。接眼レンズ109は、フォーカシングスクリーン105上に形成された被写体像を観察するためのレンズであり、実際には3枚程度のレンズで構成されている。フォーカシングスクリーン105、ペンタプリズム112、接眼レンズ109はファインダー光学系108を構成する。なお、128はAEユニットであり、測光を行う際に使用する。
メインミラー111(第一のミラー)の背後(撮像素子106側)には、可動型のサブミラー(第二のミラー)122が設けられており、メインミラー111を透過した光束のうち光軸L1近傍の光束をAFユニット121に向けて反射させている。サブミラー122はメインミラー111の動きに連動し、後述する第一の光路状態および第二の光路状態においては、メインミラー111およびサブミラー122を保持するミラーボックスの下部に収納される。
104は物体に照明光を照射する可動式のストロボであり、使用時にはカメラ本体101から突出し、不使用時にはカメラ本体101内に収納される。
123はファインダモード切り換えスイッチであり、このスイッチ123の操作により光学ファインダーモード(OVFモード)および電子ファインダーモード(EVFモード)の設定を切り換えることができる。ここで、OVFモードでは、ファインダー光学系108を介して被写体像を観察することができ、EVFモードでは、ディスプレイユニット107を介して被写体像を観察することができる。
180は光学ファインダー内情報表示ユニット(情報表示ユニット)であり、フォーカシングスクリーン105上に所定の情報(例えば、撮影情報)を表示させる。これにより、撮影者は、接眼レンズ109を覗くことで被写体像とともに所定の情報を観察することができる。
上述した構成において、メインミラー111およびサブミラー122は、後述するように撮像素子106およびAFユニット121に光を導くための第一の光路状態(第一の状態)と、結像光学系103からの光をダイレクトに撮像素子106で受光させるための第二の光路状態(第二の状態)と、ファインダー光学系およびAFユニット121に光を導くための第三の光路状態(第三の状態)とからなる3つの状態を選択的にとることができる。
上述した3通りの光路状態を高速で切り換えるために、メインミラー111は透明樹脂で構成され、軽量化が図られている。
不図示の電磁モータとギア列からなるミラー駆動機構は、メインミラー111およびサブミラー122の位置を変化させることにより、光路状態を、第一の光路状態、第二の光路状態および第三の光路状態で切り換える。第一の光路状態における撮像では、後述するようにメインミラー111およびサブミラー122が所定位置に保持されたままであり、ミラー駆動機構を作動させる必要がないため、画像信号処理を高速化させることで高速連続撮影を行うことができる。また、ディスプレイユニット107に画像が表示されているときでも、AFユニット121を利用した位相差方式による焦点調節を行うことができる。
本実施の形態のカメラの電気的構成を示すブロック図を図6に示す。第1の実施の形態のブロック図である図2と共通の要素については、同一符号を付し、説明を省略する。
情報表示回路142は、光学ファインダ内情報表示ユニット180の駆動を制御し、カメラ制御回路135はファインダ内情報表示回路142によって光学ファインダー内に表示される情報における各セグメントの状態を制御する。136の操作検出回路は、図2における機能に加え、ユーザーが、動画の連続性を優先して撮影する動画優先モードか、静止画の画質を優先する静止画優先モードかのいずれを設定しているかについても検出する。
また、カメラ内の電気回路を駆動するバッテリーの残量は、バッテリー残量検出回路145によって、モニタできる構成となっている。
さらにAE制御回路127は、AEユニット128の出力を受けて、測光動作を行う。
ストロボ146は、測光動作の結果により必要に応じて撮影時に発光し、その制御は発光制御回路147にて行われる。
次に、図7を用いて、ミラー駆動機構と、各光路状態について説明する。図7(a)はカメラが上述の第一の状態にある場合の、図7(b)は第二の状態にある場合の、図7(c)は第三の状態にある場合の、メインミラーおよびサブミラーの位置と撮影レンズからの光束の状況を模式的に表したものである。なお、図1で説明した要素と同じ要素については同一符号を付す。ここで、B4はサブミラーの反射光束とする。
図7(a)はカメラが第一の状態にあるときの図である。図3(a)とはAFユニット121の位置が異なり、メインミラー111の反射光B2をAFユニットに導き、透過光B3を撮像素子に導く点では同じである。なお、サブミラー122は撮影光路から完全に退避した状態となっている。図3(a)と同様、この第一の状態においては、被写体像の観測には電子ファインダーを利用することとなり、高速連続撮影や動画撮影を行うことができる。また、その際、AFユニット121により、位相差検出方式による高速な焦点検出が可能である。
次に図7(b)はカメラが第二の状態にあるときの図であり、図3(b)とはサブミラー122の有無が異なっている。しかしサブミラー122もメインミラー111と同様に撮影光路から退避した位置に移動しており、撮影レンズからの光束B1が、そのまま撮像素子106に導かれている点では図3(b)と同様である。
最後に図7(c)はカメラが第三の状態にあるときの図であり、撮影レンズからの光束B1の一部はメインミラー111で反射され、光束B2となってファインダー光学系108に導かれる。一方、メインミラー111を透過した光束B3は、メインミラー111の後ろに設置されたサブミラー122によって反射され光束B4となり、AFユニット121へと導かれる。これにより第三の状態では、ファインダー光学系108を利用して被写体を観測できるとともに、AFユニット121により高速な焦点検出を行うことができる。
なお、ミラーの駆動に関するメカ的な機構に関しては、特許文献2で公知であるため、ここでは省略する。
次に、本実施の形態のカメラにおける撮影シーケンスについて、図8を用いて説明する。
電源がONされカメラが起動すると、まず始めにステップS1において各種初期設定を読み出し、カメラに適用することを行う。ステップS1が終了すると、ステップS2に進む。
ステップS2では、使用するファインダーを撮影者の指示によって設定する。すなわちステップS2はファインダーモード設定受け付けステップであり、電子ファインダーモードが設定された場合にはステップS3に進み、光学ファインダーモードが設定された場合にはステップS23に進む。なお予めファインダーモードが設定されている場合や、初期設定状態としていずれかのファインダーモードが定められている場合においては、設定されたファインダーモードに応じてステップS3、もしくはステップS23に進む。
ステップS3では電子ファインダーモードを実現するため、前述の第一の状態にメインミラー111、及びサブミラー122が移動し、ディスプレイユニット107に被写体像や所定の情報が表示された後、ステップS4に進む。
ステップS4は、撮影者の指示に応じて動画撮影モード、もしくは静止画撮影モードの設定を受け付けるステップであり、第1の実施の形態で説明した図4、ステップS102と同様である。動画撮影モードが設定された場合はステップS5に進み、静止画撮影モードが設定された場合はステップS17に進む。
ステップS5は、動画の撮影開始指示があるまで待機している状態であり、操作検出回路136の出力に基づいてトリガーボタン125が操作されるのを検出するまで待機し、トリガースイッチがON状態になることでステップS6へ進む。
ステップS6では動画の撮影が開始され、動画撮影開始後は継続して動画像を撮影、記録する。動画撮影が開始されると、ステップS7に進む。
ステップS7では、動画撮影中に、静止画を撮影する指示がある時に備えて待機している状態であり、操作検出回路136の出力に基づきレリーズボタン120が全押しされる、すなわちSW2がON状態になると、静止画撮影の指示があったとみなしステップS8に進み、SW2がON状態にならない場合はステップS11に進む。
メインミラー111およびサブミラー122が第一の状態にあって動画撮影中に静止画を撮影する場合においては、メインミラー111を駆動せず、第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の方法と、メインミラー111を撮影光路から退避させる、すなわち第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の方法の二通りがある。しかし、第二の方法では、メインミラー111をメカニカルに駆動させる必要があるため、バッテリーの消費が多くなってしまう。そのためバッテリー残量が少ないときでも、バッテリー切れによる失敗なく静止画撮影を行いたい場合は、第一の方法の方が望ましい。ステップS8はバッテリー残量に応じて第一の方法と第二の方法を使い分けるためのステップであり、バッテリー残量検出回路145の出力に基づき、バッテリー残量が所定値以下の場合は第一の方法で静止画撮影を行うステップS9に進み、所定値より多い場合はステップS13に進む。
動画撮影中に静止画を撮影する場合は、静止画撮影時にストロボ104を発光させてしまうと、ストロボ104の反射光がメインミラー111等の影響で複雑にカメラ内部に侵入し、ゴースト等が発生する恐れがある。そのため、メインミラー111を駆動させずに静止画撮影する場合においては、ストロボ104の発光は禁止する必要がある。ステップS9は、そのためのストロボ発光禁止設定を行うステップであり、設定後はステップ10に進む。。
ステップ10では第一の状態のまま静止画を撮影する。静止画撮影の詳細については第1の実施の形態、図4のフローチャートのステップS106と同様である。静止画撮影後はステップS11に進む。
ステップS11では、操作出力検出回路の出力に基づき、トリガーボタン125が押される、すなわちトリガースイッチがOFFされるまで待機するステップである。これによって動画撮影終了指示があったと判断し、ステップS12に進んで動画撮影を終了する。トリガースイッチがOFFされない場合は、動画撮影を続行し、ステップS7に戻る。
次にステップS13について説明する。第二の方法で静止画撮影をする場合は、動画記録中にメインミラー111を駆動するため、メインミラー111を駆動しないで撮影する場合に比べて静止画撮影を行うまでに時間を要する。一方、メインミラーを駆動しないで撮影を行う第一の方法で静止画撮影を行う場合は、撮影までの時間が短い反面、撮像素子106に到達する光量が少なく、第二の方法に比べて、シャッター速度が遅くなる等の欠点がある。静止画を撮影中は、動画の記録が停止するため、動画の連続性を優先する場合は、静止画の撮影を短時間で行うことができる第一の方法で撮影し、静止画の画質を優先する場合は第二の方法で撮影するのが望ましい。本実施の形態では、ステップS8にてバッテリー残量が所定値以下の場合は、ミラーの駆動が必要ないため消費電力が少なくてすむ第一の方法で静止画撮影を行うステップS9に進むのに対し、所定値より多い場合は、どちらの方法で撮影するかをユーザーが設定できるようになっている。ステップS13は第一の方法と第二の方法のどちらの方法で静止画撮影を行うのかを設定するステップであり、動画の連続性を優先して撮影する動画優先モードに設定されているか、静止画の画質を優先する静止画優先モードに設定されているかを判断し、動画優先モードに設定されている場合には、ステップS9に進み、第一の状態のまま静止画を撮影する(第一の方法で静止画撮影)。一方、静止画優先モードに設定されている場合には、ステップS14に進み、第二の方法で静止画撮影を行うため、ミラーを第二の状態に駆動する。
ステップS15おいては、第二の方法で静止画撮影するのに先立ち、ピント補正モードを適用し、静止画撮影行った後、ステップS16に進む。ピント補正モードについては、第1の実施の形態において説明したものと同様である。
ステップS16においては、メインミラー111およびサブミラー122を元の第一の状態に駆動し、これに伴い撮影光路中にメインミラー111がある状態に復帰するため、ピント補正モードを停止し、ステップS7に戻る。
次に、静止画撮影モードが設定された場合のステップS17について説明する。
ステップS17では、操作検出回路136の出力により、SW1がONされるまで待機するステップであり、ONされたことに応じてステップS18に進み、撮像素子106による測光動作、AFユニット121による焦点調節動作を行う。
ステップS19では静止画撮影指示、すなわちSW2がONされるまで待機するステップである。静止画撮影指示が無い場合はステップS17に戻り、SW2がONされるとステップS20にてメインミラー111およびサブミラー122を第二の状態に駆動し、ステップS21に進む。
ステップS21では、ステップS15と同様にピント補正モードを適用し、静止画撮影を行う。その後、ステップS22にてメインミラー111およびサブミラー122を元の第一の状態に駆動し、ピント補正モードを停止して撮影動作が完了する。
最後に、光学ファインダーモードが設定された場合であるステップS23について説明する。
ステップS23では、光学ファインダーによる物体観察を可能にするため、撮影レンズからの光束をファインダー光学系108と、AFユニット121に分ける第三の状態にメインミラー111およびサブミラー122を駆動し、ステップS24に進む。
ステップS24からステップS26においては、ステップS17からステップS19と同様であるが、測光動作をAEユニット128で行う点においてのみ異なる。ステップS26においてSW2がONされるとステップS27に進んでメインミラー111およびサブミラー122を第二の状態に駆動し、静止画を撮影する。その後はS28に進む。
ステップS28では、メインミラー111およびサブミラー122を元の第三の状態に駆動し、撮影動作を終了する。
本実施の形態によれば、撮影レンズからの光束を、メインミラー111にて位相差方式による焦点検出を行うAFユニット121に反射し、透過した残りの光束を撮像素子に導く第一の状態において、動画撮影中に静止画を撮影する際、メインミラー111を撮影光路中から退避させないで静止画撮影を行う第一の方法を用いることによって、動画撮影中に静止画を撮影する際、静止画で撮影したい瞬間の一場面を、レリーズタイムラグが少なく、すばやく撮影することができ、また撮影中の動画の連続性も優先することができる。またバッテリー残量が所定値以下の場合は、自動的に第一の方法を用いて静止画撮影を行うことによって、バッテリー切れにより撮影が失敗する状況を減らすことができる。更には動画の連続性を優先する動画優先モードと、静止画の画質を優先する静止画優先モードを撮影者が設定できるようにしたことによって、メインミラー111を撮影光路から退避させないで撮影する第一の方法と、退避させて撮影する第二の方法による静止画撮影を、撮影者の意図を加味した上で使い分けることができる。第一の撮影方法と第二の撮影方法によって違ってきてしまう撮影光路長の差は、予め位相差を求めて記録しておき、この記録された値を焦点評価値に反映させることによって、いずれの撮影方法で撮影を行った場合でも、ピントのあった画像を撮影する事ができる。
〔その他の実施の形態〕
上述の第1の実施の形態において、動画撮影中に静止画を撮影する場合、第2の実施の形態で説明したような、動画優先モードと静止画優先モードの切り替えや、バッテリー残量に応じてミラーを撮影光路から退避させないで静止画を撮影する第一の方法と、退避させて撮影する第二の方法を使い分け、さらには第一の方法で静止画を撮影する場合はストロボ発光を禁止する設定のような機能を付け加えても良い。
第1の実施の形態のカメラの構成を示す概略図 第1の実施の形態、のカメラの回路構成を示すブロック図 第1の実施の形態の第一、第二の状態にあるカメラを示す概略図 第1の実施の形態のカメラの動作を示すフローチャート 第2の実施の形態のカメラの構成を示す概略図 第2の実施の形態のカメラの回路構成を示すブロック図 第2の実施の形態の第一、第二、第三の状態にあるカメラを示す概略図 第2の実施の形態のカメラの動作を示すフローチャート
符号の説明
104 照明ユニット
106 撮像素子
107 ディスプレイユニット
108 ファインダー光学系
111 メインミラー
120 静止画撮影用レリーズボタン
121 AFユニット
122 サブミラー
125 動画撮影用トリガーボタン
136 操作検出回路
145 バッテリー残量検出回路

Claims (26)

  1. 撮像レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットと、
    前記ミラーユニットにより、前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態と、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態と、に前記ミラーユニットを切替える駆動手段と、
    動画を撮影するための動画撮影モードと、静止画を撮影するための静止画撮影モードと、
    前記動画撮影モードにおいて動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は前記第一の状態のまま静止画撮影を行い、前記静止画撮影モードにおいて静止画を撮影する指示があった場合は前記駆動手段により前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に静止画撮影を行う制御手段と、
    を有する撮像装置。
  2. 撮像レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットと、
    前記ミラーユニットにより、前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態と、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態と、に前記ミラーユニットを切替える駆動手段と、
    動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は前記第一の状態のまま静止画撮影を行い、動画撮影を行っていない時に静止画を撮影する指示があった場合は前記駆動手段により前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に静止画撮影を行う制御手段と、
    を有する撮像装置。
  3. 前記所定のユニットは、AFユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定のユニットは、AEユニットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記所定のユニットは、光学ファインダーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  6. 前記動画撮影モードにおいて静止画撮影を行う場合に、撮影する静止画の画質を優先する静止画優先モードと、撮影中の動画の連続性を優先する動画優先モードが設定可能であって、前記静止画優先モード設定時には前記駆動手段により前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に静止画撮影を行うことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置は更にバッテリー残量検出手段を有し、前記第一の状態において前記バッテリー残量検出手段により、バッテリー残量が所定値以下と判断された場合は、前記駆動手段を駆動することなく静止画撮影を行うことを特徴とする、請求項1又は2にに記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置は更にストロボを有し、動画撮影中に前記第一の状態のまま静止画を撮影する場合、ストロボ発光を許可しない発光制御手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像装置は更に、前記第一の状態でレリーズする時と前記第二の状態でレリーズする時とで異なる、前記ミラーユニットの有無によって生じる光路長差を考慮して、前記AFユニットによって検出される焦点評価値を補正する焦点補正手段を有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  10. 撮像レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    少なくとも一部の領域がハーフミラーであるメインミラーユニットと、全反射のミラーからなるサブミラーユニットと、
    前記被写体像を観察するための光学ファインダーと、
    前記撮影レンズの結像状態を位相差方式により検出するためのAFユニットと、
    前記光束から前記サブミラーユニットを退避させ、前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記AFユニットに反射し、透過した残りの光束を前記撮像素子に導く第一の状態と、
    前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットで反射、透過させることなく、前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態と、前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記光学ファインダーに反射し、透過した残りの光束は前記サブミラーユニットにて反射して前記AFユニットに導く第三の状態と、の間を相互に前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットを切替える駆動手段と、
    前記第一の状態で行われる前記撮像素子上の被写体信号を、表示手段に電子画像表示する電子ファインダーと、
    動画を撮影するための動画撮影モードと、静止画を撮影するための静止画撮影モードと、
    前記第一の状態で行われる前記動画撮影モードにおいて、動画撮影中に静止画を撮影する指示があった場合は前記第一の状態のまま静止画撮影を行い、前記静止画撮影モードにおいて静止画を撮影する指示があった場合は前記駆動手段により前記第一の状態もしくは前記第三の状態から前記第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う制御手段と、
    を有する撮像装置。
  11. 前記動画撮影モードにおいて静止画撮影を行う場合に、撮影する静止画の画質を優先する静止画優先モードと、撮影中の動画の連続性を優先する動画優先モードが設定可能であって、前記静止画優先モード設定時には前記駆動手段により前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に静止画撮影を行うことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像装置は更にバッテリー残量検出手段を有し、前記第一の状態において前記バッテリー残量検出手段により、バッテリー残量が所定値以下と判断された場合は、前記駆動手段を駆動することなく静止画撮影を行うことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像装置は更にストロボを有し、動画撮影中に前記第一の状態のまま静止画を撮影する場合は、ストロボ発光を許可しない発光制御手段を有することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像装置は更に、前記第一の状態でレリーズする時と前記第二の状態でレリーズする時とで異なる、前記メインミラーユニットの有無によって生じる光路長差を考慮して、前記AFユニットによって検出される焦点評価値を補正する焦点補正手段を有することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  15. 前記撮像装置は更に、前記静止画撮影モードにおいて、前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットが前記第一の状態にあるときに、前記電子ファインダーを実行する表示制御手段を有することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  16. 撮影レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットとを具備する撮像装置における撮像方法であって、
    動画撮影モードもしくは静止画撮影モードに設定するモード設定ステップと、
    前記モード設定ステップにより動画撮影モードが設定された場合に、動画撮影が開始された後であって、静止画を撮影する指示がなされた時には、前記ミラーユニットにより前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の静止画撮影ステップと、
    前記モード設定ステップにより静止画撮影モードが設定された場合に、静止画を撮影する指示がなされた時には、前記第一の状態から、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の静止画撮影ステップと
    を有する撮像方法。
  17. 撮影レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーで構成されるミラーユニットとを具備する撮像装置における撮像方法であって、
    動画撮影が開始された後であって、静止画を撮影する指示がなされた時には、前記ミラーユニットにより前記光束の一部を前記撮像素子に透過すると共に、残りの光束を所定のユニットに反射する第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の静止画撮影ステップと、
    動画が撮影されていない状態で、静止画を撮影する指示がなされた時には、前記第一の状態から、前記ミラーユニットで反射、透過することなく前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の静止画撮影ステップと
    を有する撮像方法。
  18. 前記動画撮影モードにおいて静止画撮影を行う場合に、撮影する静止画の画質を優先する静止画優先モードと、撮影中の動画の連続性を優先する動画優先モードとのいずれかを設定するモード設定ステップと、
    前記モード設定ステップにより静止画優先モードが設定された場合は前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に、静止画撮影を行う静止画撮影ステップと、
    を有することを特徴とする請求項16に記載の撮像方法。
  19. 前記撮像装置は更にバッテリー残量検出手段を有し、前記第一の状態において前記バッテリー残量検出手段により、バッテリー残量が所定値以下であるかを判断する判断ステップと
    前記判断ステップによりバッテリー残量が所定値以下と判断された場合には、前記第一の状態のまま静止画撮影を行う静止画撮影ステップを有することを特徴とする請求項16又は17に記載の撮像方法。
  20. 前記撮像装置は更にストロボを有し、動画撮影中に前記第一の状態のまま静止画を撮影する場合は、ストロボ発光の禁止を設定する設定ステップを有することを特徴とする請求項16又は17に記載の撮像方法。
  21. 前記所定のユニットはAFユニットであって、前記第一の状態でレリーズする時と、前記第二の状態でレリーズする時とで異なる、前記ミラーユニットの有無によって生じる光路長差を考慮して、前記AFユニットによって検出される焦点評価値を補正する補正ステップを有することを特徴とする請求項16又は17に記載の撮像方法。
  22. 撮影レンズからの光束により形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、少なくとも一部の領域がハーフミラーであるメインミラーユニットと、全反射のミラーからなるサブミラーユニットと、前記被写体像を観察するための光学ファインダーと、前記撮影レンズの結像状態を位相差方式により検出するためのAFユニットとを具備する撮像装置における撮像方法であって、
    動画撮影モードもしくは静止画撮影モードに設定するモード設定ステップと、
    前記モード設定ステップにより動画撮影モードが設定された場合に、前記光束から前記サブミラーユニットを退避させ、前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記AFユニットに反射し、透過した残りの光束を前記撮像素子に導く第一の状態で動画撮影が開始された後であって、静止画を撮影する指示があった場合は、前記第一の状態のまま静止画撮影を行う第一の静止画撮影ステップと、
    前記モード設定ステップにより静止画撮影モードに設定された場合に、静止画を撮影する指示があった場合は、前記第一の状態、もしくは前記光束の一部を前記メインミラーユニットにて前記光学ファインダーに反射し、透過した残りの光束は前記サブミラーユニットにて反射して前記AFユニットに導く第三の状態から、前記メインミラーユニット及び前記サブミラーユニットで反射、透過させることなく、前記光束の全てを前記撮像素子に導く第二の状態に駆動した後、静止画撮影を行う第二の静止画撮影ステップとを有する撮像方法。
  23. 前記動画撮影モードにおいて静止画撮影を行う場合に、
    撮影する静止画の画質を優先する静止画優先モードと、撮影中の動画の連続性を優先する動画優先モードとのいずれかを設定するモード設定ステップと、
    前記モード設定ステップにより静止画優先モードが設定された場合は前記第一の状態から前記第二の状態に駆動した後に、静止画撮影を行う静止画撮影ステップと、
    を有することを特徴とする請求項22に記載の撮像方法。
  24. 前記撮像装置は更にバッテリー残量検出手段を有し、前記第一の状態において前記バッテリー残量検出手段により、バッテリー残量が所定値以下であるかを判断する判断ステップと
    前記判断ステップによりバッテリー残量が所定値以下と判断された場合は、前記第一の状態のまま静止画撮影を行う静止画撮影ステップを有することを特徴とする請求項22に記載の撮像方法。
  25. 前記撮像装置は更にストロボを有し、動画撮影中に前記第一の状態のまま静止画を撮影する場合は、ストロボ発光の禁止を設定する設定ステップを有することを特徴とする請求項22に記載の撮像方法。
  26. 前記撮像装置は更に、前記第一の状態でレリーズする時と、前記第二の状態でレリーズする時とで異なる、前記メインミラーユニットの有無によって生じる光路長差を考慮して、前期AFユニットによって検出される焦点評価値を補正する補正ステップを有することを特徴とする請求項22に記載の撮像方法。
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