JP2006269757A - 発光素子実装用基板、発光素子パッケージ体、表示装置及び照明装置 - Google Patents

発光素子実装用基板、発光素子パッケージ体、表示装置及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 白色LEDを製造する際に色度のばらつきが少なく、容易に高品質の発光素子パッケージ体を製造可能な発光素子実装用基板、該基板を用いた発光素子パッケージ体、該パッケージ体を用いた表示装置及び照明装置の提供。
【解決手段】 コア金属の表面の少なくとも発光素子実装部分が蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層により被覆されたことを特徴とする発光素子実装用基板。この発光素子実装用基板に発光素子が実装され、該発光素子が透明な封止樹脂により封止されていることを特徴とする発光素子パッケージ体。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LEDと記す。)などの発光素子を実装するための発光素子実装基板、該基板に発光素子を実装してパッケージした発光素子パッケージ体、この発光素子パッケージ体を用いた表示装置及び照明装置に関する。
発光素子は外力からの保護、発した光の指向角の制御、発光素子への電力の供給などの観点から、パッケージ化されるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
図4は、従来の発光素子パッケージ構造の一例を示す図であり、このパッケージ構造は、実装した発光素子1から出射した光を前方に効率よく放射させるための傾斜面を持つ反射凹部と発光素子通電用の一対の電極4とを有するパッケージ5と、このパッケージ5内に実装されたLEDなどの発光素子1と、該一方の電極4上に固定された該発光素子1と他方の電極4とを電気的に接続している金属細線2と、発光素子1を外気から封止するためにパッケージ5の反射凹部に充填された透明な封止樹脂3とから構成されている。
また、白色LEDの場合は、InGaNのような窒化物系化合物半導体である青色発光素子にイットリウム・アルミニウム・ガーネット蛍光体のような青色光励起の黄色発光蛍光体を組み合わせて実装するのが一般的にとられる方法であり、図4に示した構造の場合、封止樹脂3に前記蛍光体を分散させて実装するのが一般的である。
一方、LED等の発光素子の発光強度を高めるために、パッケージの放熱性を高めることが有効である。発光素子は単位消費電力あたりの発光効率が現状の技術ではまだ低く、発光に寄与しない電力は熱に変換されて発光素子自体が発熱する。発光素子は半導体の一種であり、温度上昇に従い発光の効率は低下する。したがって、その発光素子を実装する基板などのパッケージの放熱性を向上させておくことにより、さらに大きな電流を発光素子に印加することが可能となり、その結果、発光素子1個当たりの発光強度を高くすることができる。放熱性の高い基板としては、窒化アルミニウム基板、コアに金属を用いたメタル基板などが挙げられる。
特開昭62−224986号公報 特許第3511987号公報
青色発光素子に青色励起の黄色発光蛍光体を組み合わせる方式の白色LEDにおいて、前述したように封止樹脂に蛍光体を添加する従来の構造の場合、実装する蛍光体の添加量が一定でない場合、あるいは樹脂に対する添加量が一定であっても、蛍光体を含む樹脂の実装する量がばらつくことにより、発光素子から発する青色光と、蛍光体が発する黄色光のバランスが崩れ、その結果、色度が不安定となる。さらに蛍光体が樹脂中で沈降し、やはり発光色のばらつきが発生することがある。このように色度がばらつくことにより、大量生産時においては目標仕様から外れたものは不良とするか、あるいは色度毎に分別して販売するなどの対策が必要となり、製造工程の増加を招く問題があり、さらに所望の色度範囲の白色LEDを大量に生産することが困難となる問題がある。
一方で、樹脂への蛍光体の混ぜ方を工夫する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2では、色度のばらつきを抑えるために、ロールミル等の装置により十分に樹脂に蛍光体を混ぜ、このことにより樹脂中の蛍光体の分散状体が安定となり、結果として色度のばらつきは大きく低減されると記載されている。この方法で色度のばらつきの低減は図れるものと言えるが、しかし、この従来方式では混練に要する時間が長く、製造時間が延長されるため、製品の製造としては加工費の増大、また蛍光体を混ぜた樹脂を混練するための装置を購入する必要がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、白色LEDを製造する際に色度のばらつきが少なく、容易に高品質の発光素子パッケージ体を製造可能な発光素子実装用基板、該基板に発光素子を実装してパッケージした発光素子パッケージ体、この発光素子パッケージ体を用いた表示装置及び照明装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、コア金属の表面の少なくとも発光素子実装部分が蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層により被覆されたことを特徴とする発光素子実装用基板を提供する。
本発明の発光素子実装用基板において、実装した発光素子から発する光を反射する傾斜面を持った反射凹部が設けられていることが好ましい。
本発明の発光素子実装用基板において、発光素子実装位置に延びる発光素子通電用の電極が前記蛍光ホーロー層上に設けられていることが好ましい。
本発明の発光素子実装用基板において、前記蛍光ホーロー層が、青色励起の黄色発光蛍光体を含むものであることが好ましい。
本発明の発光素子実装用基板において、前記蛍光ホーロー層が、セリウム賦活したイットリウム・アルミニウム・ガーネット蛍光体15質量%〜65質量%を含有してなることが好ましい。
また本発明は、前述した本発明に係る発光素子実装用基板に発光素子が実装され、該発光素子が透明な封止樹脂により封止されていることを特徴とする発光素子パッケージ体を提供する。
本発明の発光素子パッケージ体において、発光素子が青色発光ダイオードであり、前記蛍光ホーロー層が青色励起の黄色発光蛍光体を含有し、白色光を発することが好ましい。
本発明の発光素子パッケージ体において、前記発光素子実装用基板に多数の発光素子が実装されてなることが好ましい。
本発明に係る発光素子実装用基板は、コア金属の表面の少なくとも発光素子実装部分が蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層により被覆されたものなので、この発光素子実装用基板にLEDなどの発光素子を実装して発光させることで、発光素子から発した光の一部は直接外部に照射され、残りの光は蛍光ホーロー基板に当たり、その蛍光が外部に照射されることで、発光素子から発した光と前記蛍光とが混ざり合った光が得られる発光素子パッケージ体を簡単に構成することができる。特に、青色LEDと青色励起の黄色発光蛍光体を組み合わせることで白色LEDパッケージ体を作製する場合に好適である。
この白色LEDパッケージ体の作製において、従来は封止樹脂に蛍光体を混ぜて実装していたため実装ばらつきなどにより作製されたパッケージ体に色度ばらつきが発生し易いが、本発明では、基板表面に蛍光体を含有した蛍光ホーロー層を設けた構成としたので、蛍光体の分散が一つの蛍光体のバッチ間でばらつくことは少なく、従来に比較して、色度のばらつきを大幅に低減できる。
また、基板に用いるコア金属はセラミックスなどと比較して、機械加工が容易であり、複数の発光素子を実装できるような基板構造のものも容易に作製できる。
また、発光素子を実装する反射凹部を設けることで、発光素子を実装する基板の構造として、反射カップを構成する基材を基板に重ねて作製する必要がないので、基板構造は単純であり、組立に係わるコストを抑制できるとともに、封止樹脂への基板と反射カップを構成する基材との隙間から発生する気泡の混入を防ぐことができる。
図1は、本発明の発光素子実装用基板及びそれを用いた発光素子パッケージ体の一実施形態を示す断面図であり、図1中、符号10は発光素子パッケージ体、11は発光素子実装用基板、12はコア金属、13は蛍光ホーロー層、14は電極、15は発光素子、16は金属細線、17は反射凹部、18は反射凹部17に充填された透明な封止樹脂である。
本実施形態の発光素子実装用基板11は、反射凹部17となる傾斜した壁面を持つ擂り鉢状の凹部を有するコア金属12と、該コア金属12の表面を覆う蛍光ホーロー層13と、該蛍光ホーロー層13上に設けられた発光素子実装位置に延びる発光素子通電用の電極14とから構成されている。また、本実施形態の発光素子パッケージ体10は、前記発光素子実装用基板11に発光素子15が実装され、該発光素子15が透明な封止樹脂18により封止された構成になっている。
コア金属12を覆う蛍光ホーロー層13は、発光素子15から発する光を受けて反射する際に、含有する蛍光体が励起されて波長変換された蛍光を発する機能を有している。この蛍光ホーロー層13を構成している蛍光体含有ガラスは、微細な蛍光体粉末をガラス質(ホーロー)によってコア金属12表面に繋ぎ止めた構造になっており、蛍光体粉末は、ガラス質に少なくとも一部が固溶するものでも、あるいはガラス質に固溶せずガラス質に包囲された状態で存在しても良い。
この蛍光ホーロー層13に含有せしめる蛍光体は、この発光素子パッケージ体10に求められる発光色に応じて、従来公知の各種蛍光体の中から選択して1種又は2種以上を混合して用いることができる。本発明の好適な実施形態において、白色LEDパッケージ体を構成する場合には、発光素子15として青色LEDを用い、蛍光体として青色励起の黄色発光蛍光体が用いられる。この黄色発光蛍光体としては、例えば、セリウム賦活したイットリウム・アルミニウム・ガーネット蛍光体(以下、YAG:Ceと記す。)が挙げられる。
本発明の好ましい実施形態において、蛍光体として前記YAG:Ceを用いる場合には、蛍光ホーロー層13の原料(固体原料)全量に対して、前記YAG:Ceを15質量%〜65質量%、好ましくは25質量%〜60質量%、より好ましくは35質量%〜60質量%、最も好ましくは45質量%〜60質量%を配合する。YAG:Ceが15質量%未満であると、青色LEDの色度を変えることが困難になる。YAG:Ceが65質量%を超えると、蛍光ホーロー層13が脆くなって焼成後に割れ等を生じる恐れがある。
コア金属12の材質は、特に限定されないが、蛍光ホーロー層13を強固に焼結でき、安価であり、かつ加工が容易な金属材料が好ましく、例えば、低炭素鋼、ステンレス鋼などが挙げられる。また、蛍光ホーロー層13を構成している蛍光体含有ガラスの密着性を向上させるため、金属表面を酸化処理してもよい。コア金属12の形状も特に限定されず、例えば円板状、角板状などの種々の形状の金属板や凹凸を有する形状とすることができる。コア金属12に反射凹部17となる凹部を形成する方法も限定されず、ドリルなどによる切削加工法、研磨材による研磨加工などを用いて形成することができる。
コア金属12の表面を蛍光ホーロー層13で覆ったホーロー基板の作製方法の一例を説明すると、まず、低炭素鋼板などのコア金属12にドリルなどによる切削加工やプレス加工などによって反射凹部17となる傾斜面を持った擂り鉢状の凹部を作製する。一方、適当な分散媒にガラス粉末と蛍光体粉末を混ぜて蛍光ホーロー層形成用の分散液を作製する。次に、その分散液を前記コア金属12の表面に塗布し、高温で焼結して蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層13を作製する。コア金属12に形成した凹部にも蛍光ホーロー層13が積層され、平滑で蛍光体が含有された傾斜面を持った反射凹部17が形成される。
ドリル加工など機械的に切削して傾斜面を持つ反射凹部17を作製する場合、前述したように表面の平滑度を保つことが難しいと言えるが、低炭素鋼のような金属は加工がし易いことと、さらに、表面の平滑度が確保できなくても蛍光ホーロー層13を積層させることにより、凹凸のある部分は凹凸が補正されて、焼結後に得られる蛍光ホーロー層13表面の平滑度は一般に高い。従って、反射凹部17の傾斜面の平滑度も高くなり、光反射率の高い反射凹部17が容易に得られる。
本発明において用いる発光素子15は特に限定されないが、LED、レーザダイオード(LD)などの半導体発光素子、有機EL素子などが好適に用いられる。前述した通り白色LEDパッケージ体を構成する本発明の好ましい実施形態においては、窒化物系化合物半導体からなる青色LEDが用いられる。
発光素子15に電力を供給する電極14及び金属細線16は、例えば以下の(1)〜(3)の方法により形成できる。
(1)反射凹部17内に、厚膜銀ペースト層で電気回路を作製し、ギャップを介して対向した一方の電極14に発光素子15を実装し、他方の電極14に金ワイヤなどの金属細線16をボンディングする。
(2)金属箔などで電極14を用意し、これを蛍光ホーロー層13上に接着し、発光素子15を前記(1)と同様に実装すると共に、電気的に接続する。
(3)反射凹部17外に用意した電極と、反射凹部17内の蛍光ホーロー層13上に実装した発光素子15とを金ワイヤなどの金属細線16でボンディングして電気的に接続する。
本実施形態の発光素子パッケージ体10において、反射凹部17表面に蛍光ホーロー層13を形成している関係上、前記電極14は寸法的に細くすることが望ましい。この電極14を銀で形成した場合、青色LEDなどの発光素子15から発した光はこの電極14で強く反射されるものの、その電極14は蛍光体を含有していないので、見かけ上電極14の部分は青色光のみ発光することになり、電極14の横幅を広くした場合、綺麗に混色された白色が得られない。従って、電極14の横幅は、0.8mm以下、より好ましくは0.5mm以下であることが望ましい。
反射凹部17内に発光素子15を実装後、反射凹部17に透明な封止樹脂18を充填し、発光素子15を外気から封止する。この封止樹脂18としては、例えば熱硬化型エポキシ樹脂などが用いられる。
本実施形態の発光素子実装用基板11は、コア金属12の表面の少なくとも発光素子実装部分が蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層13により被覆されたものなので、この発光素子実装用基板11に発光素子15を実装して発光させることで、発光素子15から発した光の一部は直接外部に照射され、残りの光は蛍光ホーロー基板13に当たり、その蛍光が外部に照射されることで、発光素子15から発した光と前記蛍光とが混ざり合った光が得られる発光素子パッケージ体10を簡単に構成することができる。特に、青色LEDと青色励起の黄色発光蛍光体を組み合わせることで白色LEDパッケージ体を作製する場合に好適である。
この白色LEDパッケージ体の作製において、従来は封止樹脂に蛍光体を混ぜて実装していたため実装ばらつきなどにより作製されたパッケージ体に色度ばらつきが発生し易いが、本実施形態では、基板表面に蛍光体を含有した蛍光ホーロー層13を設けた構成としたので、蛍光体の分散が一つの蛍光体のバッチ間でばらつくことは少なく、従来に比較して、白色LEDパッケージ体の色度ばらつきを大幅に低減できる。
また、基板に用いるコア金属12はセラミックスなどと比較して、機械加工が容易であり、複数の発光素子15を実装できるような基板構造のものも容易に作製できる。
また、発光素子15を実装する反射凹部17を設けることで、発光素子15を実装する基板の構造として、反射カップを構成する基材を基板に重ねて作製する必要がないので、基板構造は単純であり、組立に係わるコストを抑制できるとともに、封止樹脂への気泡の混入を防ぐことができる。
なお、前記の構造において、発光面側に樹脂などにより光学的なレンズ体を成型し、指向角の制御などを行っても良い。また、前記(3)の構造の場合、金属細線16をモールドするように樹脂を配置すると、信頼性の観点からも望ましい構造と言える。
図2は、本発明に係る発光素子実装用基板及びそれを用いた発光素子パッケージ体の別な実施形態を示す断面図であり、図2中、符号20は発光素子パッケージ体、21は発光素子実装用基板、22はコア金属、23は蛍光ホーロー層、24は電極、25は発光素子、26は金属細線、27は反射凹部、28は透明な封止樹脂である。
本実施形態では、1つの基板上に複数の発光素子25を実装可能とした発光素子実装用基板21及びその発光素子実装用基板21に複数の発光素子25を実装し、それぞれ封止樹脂28によって封止してなる発光素子パッケージ体20を例示している。本実施形態において、コア金属22、蛍光ホーロー層23、電極24、発光素子25、金属細線26、反射凹部27及び封止樹脂28の各構成要素は、形状や発光素子実装個数は異なるが、前述した図1に示すコア金属12、蛍光ホーロー層13、電極14、発光素子15、金属細線16、反射凹部17及び封止樹脂18と同様のものを用いることができる。
コア金属として、長さ5mm、幅5mm、厚さ1mmの低炭素鋼板を用いた。擂り鉢状の反射凹部が形成されるよう、ドリルにより凹部を形成した。凹部底面の寸法は反射凹部底面で直径1mm、深さは0.5mm、45°の角度の傾斜が形成されている。
蛍光ホーロー層の原料として、ガラス粉末と、セリウムを賦活したイットリウム・アルミニウム・ガーネット蛍光体を用いた。この二つの粉末を十分に混ぜ、2−プロパノールと水からなる分散媒に分散させた。これを前記コア金属の表面に塗布した。その後、大気中850℃で焼成し、蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層を形成した。蛍光ホーロー層の厚みは、100μmとなることを目標として試料を作製した。電極は銅ペーストを所定の電極パターンに塗布して焼成することにより作製した。その寸法は厚み0.1mm、横幅0.5mmとなるように作製した。
LEDの実装について次に示す。蛍光ホーロー層原料中の蛍光体の量を変量して表1に示す実施例1〜6及び比較例1の発光素子実装用基板を作製し、それぞれの発光素子実装用基板に発光素子として青色LEDを実装して白色LEDパッケージ体を作製した。
最初に、窒化物系化合物半導体からなる青色LEDを一方の電極上に実装した。青色LEDは発光波長がピーク波長で450nmのものを選択して使用した。さらにワイヤボンディング装置を用いて青色LEDと他方の電極とをボンディングした。さらに透光性のエポキシ樹脂を発光素子が実装された反射凹部内に充填し、加熱硬化してサンプルを作製し、評価した。
表1に、実施例1〜6及び比較例1の各白色LEDパッケージ体の色度、基板外観及び熱伝導率の測定結果を示す。測定は試料数10個の平均値で示した(表1)。また、表2に実施例1〜6の各白色LEDパッケージ体における色度のばらつきについて、その実験値を示す。
表1中、ガラス粉末添加量と蛍光体粉末添加量を表す数値は質量%である。また、色度、基板外観及び熱伝導率は次のように測定した。
<色度>
作製した白色LEDパッケージ体の色度を色度計(横河電機社製、マルチメディアディスプレイテスタ3298F)を用いて測定した。
<基板外観>
実施例1〜6及び比較例1のそれぞれの発光素子実装用基板を目視確認し、割れなどの異常の有無を調べた。外観に異常のない試料は良好とし、目視で確認できる割れのあるものを一部割れ、として評価した。
<熱伝導率>
実施例1〜6及び比較例1のそれぞれの発光素子実装用基板のガラスの組成でそれぞれガラスのシートを作製してレーザーフラッシュ法で測定した(単位:W/mK)。測定はメルバック理工社製のレーザーフラッシュ法熱定数測定装置(TC−7000)を用い、ホーローガラス材料のサイズがφ10×1mm厚のものを作製して真空中で測定した。試験方法はJIS R1611−1991に準拠して行っている。
Figure 2006269757
Figure 2006269757
以上の試験結果から、15質量%以上の蛍光体粉末を添加して蛍光ホーロー層を形成すると、LEDの色度が変わることがわかる。また実施例4〜6の範囲のものは、CIEで規定された昼白色の発光色を示していることがわかる。また、蛍光体の添加は、基板の放熱性には影響をほとんど与えないことが確認された。
本発明に係る発光素子実装用基板と発光素子パッケージ体の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る発光素子実装用基板と発光素子パッケージ体の別な実施形態を示す断面図である。 実施例5で作製した白色LEDパッケージ体の波長スペクトルを示すグラフである。 従来の発光素子パッケージ構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
10,20…発光素子パッケージ体、11,21…発光素子実装用基板、12,22…コア金属、13,23…蛍光ホーロー層、14,24…電極、15,25…発光素子、16,26…金属細線、17,27…反射凹部、18,28…封止樹脂。

Claims (10)

  1. コア金属の表面の少なくとも発光素子実装部分が蛍光体含有ガラスからなる蛍光ホーロー層により被覆されたことを特徴とする発光素子実装用基板。
  2. 実装した発光素子から発する光を反射する傾斜面を持った反射凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光素子実装用基板。
  3. 発光素子実装位置に延びる発光素子通電用の電極が前記蛍光ホーロー層上に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子実装用基板。
  4. 前記蛍光ホーロー層が、青色励起の黄色発光蛍光体を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光素子実装用基板。
  5. 前記蛍光ホーロー層が、セリウム賦活したイットリウム・アルミニウム・ガーネット蛍光体15質量%〜65質量%を含有してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光素子実装用基板。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の発光素子実装用基板に発光素子が実装され、該発光素子が透明な封止樹脂により封止されていることを特徴とする発光素子パッケージ体。
  7. 発光素子が青色発光ダイオードであり、前記蛍光体含有ガラスが青色励起の黄色発光蛍光体を含有し、白色光を発することを特徴とする請求項6に記載の発光素子パッケージ体。
  8. 前記発光素子実装用基板に多数の発光素子が実装されてなることを特徴とする請求項6又は7に記載の発光素子パッケージ体。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載の発光素子パッケージ体を有する表示装置。
  10. 請求項6〜8のいずれかに記載の発光素子パッケージ体を有する照明装置。

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