JP2006269299A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

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博典 杉江
Takahiro Takizuka
高広 滝塚
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Abstract

【課題】インバータ回路のスイッチング素子としてより耐電圧の小さいものを採用可能とし、ひいては発熱を抑制することができる放電灯点灯回路を提供する。
【解決手段】インバータ回路14の第1及び第2のスイッチング素子32,33のスイッチング動作に基づいてチョークコイル25に過渡的に発生する逆起電力はサージ吸収回路42により吸収される。このため、インバータ回路14の第1及び第2のスイッチング素子32,33として前記サージ電圧の発生を想定して通常動作時以上の耐圧を有する素子を選定する必要はない。即ち、インバータ回路14のスイッチング素子の低耐圧化が図られる。スイッチング素子(FET)は耐圧が大きくなるほどオン電圧(オン抵抗)が増大して発熱も大きくなることから、スイッチング素子の低耐圧化が図られることにより当該スイッチング素子の発熱量も低減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネオン管及びアルゴン管等の放電灯を点灯する放電灯点灯回路に関するものである。
近年では、ネオン管及びアルゴン管等の放電灯を点灯する放電灯点灯回路としてはインバータ回路を使用した高周波点灯方式のものが普及しつつある(例えば特許文献1参照。)。この放電灯点灯回路においては、交流電源からの交流電圧は全波整流回路により全波整流されて直流電圧に変換され、その直流電圧は平滑コンデンサにより平滑される。そしてこの平滑された直流電圧はインバータ回路のスイッチング素子のスイッチング動作により同じくインバータ回路を構成するトランスの一次側に供給される。すると、トランスの二次側には一次側との巻線の巻数比に応じた電圧が誘起され、この誘起電圧がトランスの二次側に接続された放電管に印加される。インバータ回路としては、一石式電圧共振形、ハーフブリッジ形及びプッシュプル形等のものが使用される。
本出願人もハーフブリッジ形のインバータ回路を使用した放電灯点灯回路として例えば次のような構成を従来提案している。即ち、図4に示すように、放電灯点灯回路11は、フィルタ回路12、全波整流回路13及びインバータ回路14を備えている。フィルタ回路12の入力側には交流電源15が接続されており、同じく出力側は全波整流回路13の入力側に接続されている。全波整流回路13の出力側にはインバータ回路14の入力側が接続されており、当該インバータ回路14の出力側には放電灯16が接続されている。
フィルタ回路12はバリスタ21、3つのコンデンサ22,23,24及びチョークコイル25を備えている。バリスタ21、2つのコンデンサ22,23の直列回路、並びにコンデンサ24はそれぞれ交流電源15に並列に接続されている。チョークコイル25は交流電源15と全波整流回路13との間に直列に接続されている。このように構成されたフィルタ回路12は交流電源15から入力された交流電圧のノイズ除去処理及び過電圧保護処理等を行う。
全波整流回路13は4つのダイオードがブリッジ状に接続されることにより構成されており、フィルタ回路12によってノイズが除去された交流電圧を全波整流して直流電圧とする。
インバータ回路14はコンデンサ31、第1及び第2のスイッチング素子32,33の直列回路、ダイオード34、コンデンサ35並びに変圧器36を備えている。第1及び第2のスイッチング素子32,33としては例えば電界効果形トランジスタ(FET)が使用されている。コンデンサ31、第1及び第2のスイッチング素子32,33の直列回路、ダイオード34並びにコンデンサ35は全波整流回路13の出力側にそれぞれ並列に接続されている。第1及び第2のスイッチング素子32,33にはそれぞれ帰還電流用のダイオード37,38がそれぞれ並列に接続又は内蔵されている。
変圧器36は入力側の一次側巻線36a及び出力側の二次側巻線36bを有しており、当該二次側巻線36bの両端間には放電灯16が接続されている。二次側巻線36bの巻数は一次側巻線36aよりも多くされており、これにより一次側巻線36aの両端間に発生した電圧は一次側巻線36aと二次側巻線36bとの巻数比に応じた電圧に昇圧されて二次側巻線36bに出力される。
さて、前述のように構成された放電灯点灯回路11において、交流電源15からの交流電圧はフィルタ回路12によりノイズが除去され、そのノイズが除去された交流電圧は全波整流回路13により全波整流される。そして第1及び第2のスイッチング素子32,33がそれぞれ所定のタイミングで交互にオン及びオフされることにより変圧器36の一次側巻線36aにはその巻数に応じた所定の交流電圧が発生する。
即ち、第1のスイッチング素子32がオン状態に且つ第2のスイッチング素子33がオフ状態にされたときには入力電流が第1のスイッチング素子32→一次側巻線36a→コンデンサ35の順に流れて当該コンデンサ35に充電される。このとき、入力電流が第1のスイッチング素子32をバイパスしてコンデンサ35に直接供給されることはダイオード34により規制される。このため、入力電流が変圧器36の一次側巻線36aをバイパスしてコンデンサ35に充電されることはない。
一方、第1のスイッチング素子32がオフ状態に且つ第2のスイッチング素子33がオン状態にされたときにはコンデンサ35に充電された電荷が一次側巻線36a→第2のスイッチング素子33→コンデンサ35の順に流れる。このとき、変圧器36の一次側巻線36aが飽和状態になった場合等において余分となったコンデンサ35の電荷はダイオード34を介して全波整流回路13側へ逃がされる。
そして前述の動作が第1及び第2のスイッチング素子32,33のスイッチング動作によって繰り返されることにより、変圧器36の一次側巻線36aの両端間にはその巻数に応じた電圧が誘起され、また同じく二次側巻線36bの両端間には一次側巻線36aとの巻数比に応じた電圧が誘起される。この二次側巻線36bの両端間に誘起された電圧が放電灯16の両端に印加されることにより当該放電灯16は点灯する。
特開平5−3091号公報
ところが、前記従来の放電灯点灯回路11には次のような問題があった。即ち、第1のスイッチング素子32がオン状態からオフ状態に切り換えられると、チョークコイル25の両端間には逆起電力が瞬間的に発生する。交流電源15からの交流電圧の波形は正弦波に近似した波形となる。このため、特に交流電源オン時等において、交流電源からの交流電圧の位相が90°及び270°の波高値(ピーク電流値)が最も高いときに例えば第1のスイッチング素子32がオフされたときには、チョークコイル25の両端間には通常動作時の電圧を超える逆起電力(いわゆるサージ電圧)が瞬間的に発生する。そしてそうしたサージ電圧がインバータ回路14の第1及び第2のスイッチング素子32,33並びにダイオード34及びコンデンサ35等に印加されるおそれがあった。
詳述すると、第1のスイッチング素子32がオン状態に且つ第2のスイッチング素子33がオフ状態にされたときには入力電流が第1のスイッチング素子32→一次側巻線36a→コンデンサ35の順に流れて当該コンデンサ35に充電される。このとき、変圧器36の一次側巻線36aが飽和状態になることもあり瞬間的にかなりの電流が流れる。この過渡的な電流が流れている状態で、第1のスイッチング素子32がオフされた場合、いままで流れていた電流が再び流れようとしてチョークコイル25に逆起電力が発生する。その逆起電力、即ちサージ電圧がそのまま全波整流回路13の両入力端子間、ひいてはコンデンサ31の両端間、第1及び第2のスイッチング素子32,33の両端間、帰還電流用のダイオード37,38の両端間並びにダイオード34の両端間にそれぞれ印加される。このため、第1及び第2のスイッチング素子32,33等は前述の逆起電力の発生を想定して通常動作時以上の耐圧を有する素子を選定する必要があった。また、第1及び第2のスイッチング素子32,33はそれぞれ耐圧が大きくなるほどオン電圧、換言すればオン抵抗(FETが動作するときの動作抵抗)が増大し、それに伴って発熱も大きくなる。
ここで、放電灯点灯回路11の使用周囲温度はもともと高くなりがちであり放電灯点灯回路11自体の温度も高くなることが多い。そうした放電灯点灯回路11の設置環境の下、第1及び第2のスイッチング素子32,33のオン動作に伴う発熱が発生すると、前述の高い使用周囲温度と相まって当該第1及び第2のスイッチング素子32,33の熱破壊につながるという懸念もあった。また、放電灯点灯回路11については小型化の要望もあり、その観点からも第1及び第2のスイッチング素子32,33の発熱が問題となる。即ち、放電灯点灯回路11の小型化に伴い第1及び第2のスイッチング素子32,33は互いに近接して配置する必要がある。このため、第1及び第2のスイッチング素子32,33はいっそう放熱しにくくなりそれらの温度上昇が助長される。
従って、第1及び第2のスイッチング素子32,33のオン動作に伴う発熱の抑制、ひいては放電灯点灯回路11全体の発熱の抑制に対する強い要望があった。第1及び第2のスイッチング素子32,33の発熱を抑制するためには、第1及び第2のスイッチング素子32,33としてなるべく耐圧の低いものを使用すればよい。しかし、単に耐圧の低い第1及び第2のスイッチング素子32,33を採用しただけでは、交流電源オン時にチョークコイル25に発生し得る前述のサージ電圧の問題がある。コンデンサ31として、より容量の大きな素子を採用することによって前述のサージ電圧を吸収することも考えられる。しかし、この構成は放電灯点灯回路11の力率が低減するという点で採用は困難であった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、インバータ回路のスイッチング素子としてより耐電圧の小さいものを採用可能とし、ひいては発熱を抑制することができる放電灯点灯回路を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、交流電源から入力した所定の交流電圧をフィルタ回路によりノイズを除去した後に整流回路により所定の直流電圧に変換し、当該直流電圧をインバータ回路のスイッチング素子のスイッチング動作に基づいて所定の交流電圧に変換して放電灯に印加するようにした放電灯点灯回路において、前記フィルタ回路は交流電源とインバータ回路との間に直列に接続されたインダクタを備え、前記インバータ回路のスイッチング素子のスイッチング動作に基づいて前記インダクタに発生する逆起電力を吸収するサージ吸収回路を前記インダクタと並列に設けるようにしたことをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放電灯点灯回路において、前記サージ吸収回路は、前記逆起電力が整流回路及びインバータ回路の構成要素を保護するために予め設定された所定値以上に達したときにのみ電流を流す限流回路を含むことをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の放電灯点灯回路において、前記インダクタは前記交流電源と整流回路との間に直列に配置し、前記限流回路は前記所定値以上の電圧が印加されたときに所定方向への電流を許容する方向性を有する2つの定電圧素子の直列回路を含み、両定電圧素子は互いに反対方向に接続するようにしたことをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の放電灯点灯回路において、前記インダクタは前記整流回路と前記インバータ回路との間に直列に配置し、前記限流回路は前記所定値以上の電圧が印加されたときに所定方向への電流を許容する方向性を有する単一の定電圧素子を含むことをその要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の放電灯点灯回路において、前記サージ吸収回路は、前記限流回路と直列に接続されたレジスタを含むことをその要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の放電灯点灯回路において、前記定電圧素子はツェナーダイオードとしたことをその要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の放電灯点灯回路において、インダクタは前記整流回路と前記インバータ回路との間に配置し、前記サージ吸収回路は、キャパシタとダイオードとの直列回路並びに前記キャパシタと並列に接続されたレジスタを含むことをその要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、インバータ回路のスイッチング素子のスイッチング動作に基づいて前記インダクタの両端間には逆起電力が発生する。交流電源からの交流電圧の波形は正弦波に近似した波形となるので、例えば交流電源オン時において、交流電源からの交流電圧の位相が90°及び270°の波高値(ピーク電流値)が最も高い場合に前記スイッチング素子がオンからオフに切り換えられたときに前記逆起電力は最も大きくなり、通常動作時の電圧を超え得る。即ち、インダクタの両端間には通常動作時の電圧を超えるいわゆるサージ電圧(サージ電流)が瞬間的に発生し得る。しかし、本発明では、過渡的に発生する前記サージ電圧はサージ吸収回路により吸収される。
このため、インバータ回路のスイッチング素子として前記サージ電圧の発生を想定して通常動作時にインダクタに発生する逆起電力以上の耐圧(耐電圧)を有する素子を選定する必要はない。即ち、前記スイッチング素子等の耐圧を不必要に確保する必要はなく、スイッチング素子として従来よりも耐圧の小さなものが採用可能となる。スイッチング素子は耐圧が大きくなるほどオン電圧、換言すればオン抵抗が増大して発熱も大きくなることから、スイッチング素子の発熱量が低減し、ひいては放電灯点灯回路の発熱を抑制することができる。
ここで、前記サージ吸収回路を前記インダクタに直列に接続することも考えられるものの、そのようにした場合には通常動作時においても交流電源からの交流電流はサージ吸収回路を流れることとなり、電力損失が発生する。このため、本発明のようにサージ吸収回路は前記インダクタと並列に設けるのがよい。このようにすれば、放電管の起動時等に過渡的に発生する前記サージ電圧だけを消費(吸収)することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、前記インダクタの両端に発生したサージ電圧が、整流回路及びインバータ回路の構成要素を保護するために予め設定された所定値以上に達したとき、限流回路にはサージ電圧により生じたサージ電流が流れる。これによりサージ電圧のピーク波が抑制され、整流回路及びインバータ回路の構成要素が保護される。
また、請求項2に記載の放電灯点灯回路において、前記インダクタを交流電源と整流回路との間に直列に設けるようにした場合には、当該インダクタには整流前の交流電流が入力される。インダクタは電流変化を抑える方向に逆起電力を発生するので、交流電圧の位相が例えば90°のときと270°のときとではインダクタに発生する逆起電力は逆方向となる。従って、前述したような回路構成を採用する場合には、請求項3のように、前記限流回路の構成要素として方向性を有する2つの定電圧素子を備え、それら定電圧素子を互いに反対方向に接続することが有効である。このようにすれば、例えば交流電圧の位相が90°のときと270°のときのように、交流電圧の方向が互いに反対のときに発生するサージ電流はいずれも限流回路を流れるようになる。従って、サージ電圧の方向がどうであれ、そのピーク波を抑制することができる。
一方、請求項2に記載の放電灯点灯回路において、前記インダクタを前記整流回路と前記インバータ回路との間に直列に設けるようにした場合には、請求項4に記載するように、前記限流回路の構成要素として方向性を有する単一の定電圧素子を備えればよい。これは、インダクタには整流回路からの直流電圧が入力されるからである。即ち、整流回路からの直流電圧(直流電流)の方向は常に同じであるので、交流電源からの交流電圧の方向がどうであれ、前記サージ電圧に起因して発生するサージ電流の方向は常に同じとなる。従って、前記定電圧素子は前記サージ電流の生じ得る方向に合わせて設ければよい。
また、請求項5に記載するように、請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の放電灯点灯回路において、前記限流回路と直列にレジスタを接続すれば、前記サージ電流はレジスタを流れる際にジュール熱に変換されて消費される。このため、サージ電圧(サージ電流)の吸収効果が高められる。通常動作時にはサージ吸収回路に電流が流れることはないので発熱もない。
さらに、請求項6に記載するように、請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の放電灯点灯回路において、前記定電圧素子としてツェナーダイオードを採用すれば、通常動作時の発熱、即ち電力損失がない。換言すれば、ツェナーダイオードは前記サージ電圧に起因するサージ電流が流れたときだけに発熱する。従って、通常動作時における放電灯点灯回路の温度上昇の抑制に寄与する。
この場合、前記ツェナーダイオードとしては、そのツェナー電圧が、通常動作時に前記インダクタに発生する逆起電力よりも大きく、且つ交流電源オン時等(特に、交流電源からの交流電圧の位相が90°及び270°付近のとき)に過渡的に発生する前記サージ電圧よりも小さいものを採用する。そのようにすれば、前記過渡的なサージ電圧だけを消費させることが可能となる。
また、請求項1に記載の放電灯点灯回路において、前記インダクタを前記整流回路と前記インバータ回路との間に直列に設けるようにした場合には、サージ吸収回路として請求項7に示される構成を採用することもできる。即ち、前記サージ吸収回路を、キャパシタとダイオードとの直列回路並びに前記キャパシタと並列に接続されたレジスタを含んで構成する。
前述したように整流回路からの直流電圧の方向は常に同じであるので、交流電源からの交流電圧の方向がどうであれ、前記サージ電圧に起因して発生するサージ電流の方向は常に同じとなる。従って、前記ダイオードは前記サージ電圧により発生するサージ電流の方向に合わせて(サージ電流の流れを許容するように)設ければよい。そして、サージ吸収回路を流れるサージ電流は前記レジスタを通過する際にジュール熱に変換されて消費されると共にキャパシタに蓄えられることにより吸収される。通常動作時においては前記ダイオードにより交流電源からの交流電流がサージ吸収回路を流れることはないので通常動作時の電力損失はなく、発熱することもない。
本発明によれば、インバータ回路のスイッチング素子について、より低耐圧のものが使用できるので当該スイッチング素子の発熱も減少し、ひいては電源回路の発熱を抑えることができる。
<第1実施形態>
以下、本発明をネオン管等の放電灯を点灯させる放電灯点灯回路に具体化した第1実施形態を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の放電灯点灯回路41は、本出願人が従来提案していた図4に示される放電灯点灯回路11と同様に、フィルタ回路12、全波整流回路13及びインバータ回路14をそれぞれ備えている。従って、従来と同一の部材構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
同図に示すように、放電灯点灯回路41はサージ吸収回路42を備えており、当該サージ吸収回路42はフィルタ回路12を構成するチョークコイル25と並列に接続されている。サージ吸収回路42は第1のツェナーダイオード43、第2のツェナーダイオード44及び抵抗45がそれぞれ直列に接続されることにより構成されており、当該第1のツェナーダイオード43及び第2のツェナーダイオード44は互いに反対方向に接続されている。具体的には、第1のツェナーダイオード43のアノードは全波整流回路13側に、同じくカソードは交流電源15側に接続されている。第2のツェナーダイオード44のアノードは交流電源15側に、同じくカソードは全波整流回路13側に接続されている。これによりサージ吸収回路42の双方向性が確保されている。
また、第1及び第2のツェナーダイオード43,44としては、それらのツェナー電圧が、通常動作時にチョークコイル25に発生する電圧よりも大きく、且つ交流電源オン時に過渡的に発生する通常動作時の電圧を超える逆起電力(サージ電圧)よりも小さい素子が採用されている。これにより、交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°の波高値が最も高い場合にチョークコイル25に発生し得る逆起電力だけの吸収動作が可能となる。
即ち、交流電源15からの交流電圧の位相が90°のときにチョークコイル25に発生し得る逆起電力(サージ電圧)により生じたサージ電流は第1のツェナーダイオード43を逆方向に、また第2のツェナーダイオード44を順方向に流れようとする。交流電源15からの交流電圧の位相が270°のときにチョークコイル25に発生し得る逆起電力により生じたサージ電流は第1のツェナーダイオード43を順方向に、また第2のツェナーダイオード44を逆方向に流れようとする。このため、交流電源15からの交流電圧の位相がどうであれ、チョークコイル25に発生するサージ電圧により生じるサージ電流はサージ吸収回路42を流れることが可能となる。
<実施形態の作用>
次に、前述のように構成した放電灯点灯回路の動作を説明する。
まず通常動作時の動作について説明する。交流電源15からの交流電圧はフィルタ回路12によりノイズが除去され、そのノイズが除去された交流電圧は全波整流回路13により全波整流される。このとき、チョークコイル25の両端間に発生する電圧は第1及び第2のツェナーダイオード43,44のツェナー電圧よりも小さいので、交流電源15からの交流電流がサージ吸収回路42を流れることはない。そして第1及び第2のスイッチング素子32,33がそれぞれ所定のタイミングで交互にオン及びオフされることにより変圧器36の一次側巻線36aにはその巻数に応じた所定の交流電圧が発生する。
即ち、第1のスイッチング素子32がオン状態に且つ第2のスイッチング素子33がオフ状態にされたときには入力電流が第1のスイッチング素子32→一次側巻線36a→コンデンサ35の順に流れて当該コンデンサ35に充電される。このとき、ダイオード34により、入力電流がコンデンサ35に直接供給されることが規制される。このため、入力電流が変圧器36の一次側巻線36aをバイパスしてコンデンサ35に充電されることはない。
一方、第1のスイッチング素子32がオフ状態に且つ第2のスイッチング素子33がオン状態にされたときにはコンデンサ35に充電された電荷が一次側巻線36a→第2のスイッチング素子33→コンデンサ35の順に流れる。このとき、変圧器36の一次側巻線36aが飽和状態になった場合等において余分となったコンデンサ35の電荷はダイオード34を介して全波整流回路13側へ逃がされる。
そして前述の動作が第1及び第2のスイッチング素子32,33のスイッチング動作によって繰り返されることにより、変圧器36の一次側巻線36aの両端間にはその巻数に応じた電圧が誘起され、また同じく二次側巻線36bの両端間には一次側巻線36aとの巻数比に応じた電圧が誘起される。この二次側巻線36bの両端間に誘起された電圧が放電灯16の両端に印加されることにより当該放電灯16は点灯する。
<サージ吸収動作>
次に、チョークコイル25に過電圧が発生する異常時における放電灯点灯回路41の動作について説明する。即ち、第1のスイッチング素子32をオフした場合にチョークコイル25の両端に逆起電力が発生する。この逆起電力は、交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°の波高値が最も高い場合に交流電源がオンされ、第1のスイッチング素子32がオフされたときに最も大きくなり過電圧レベルに達する。そしてその逆起電力により生じるサージ電流はサージ吸収回路42により吸収される。以下、交流電源15からの交流電圧の位相が90°のときに第1のスイッチング素子32がオフされた場合と、同じく270°のときに第1のスイッチング素子32がオフされた場合とにおけるサージ吸収回路42の動作について順に説明する。
<90°>
交流電源15からの交流電圧の位相が90°の場合に交流電源がオンされ、第1のスイッチング素子32がオフされたとき、チョークコイル25の両端には第1のスイッチング素子32に電流を流そうとする方向の逆起電力(例えば300V程度)が発生する。そしてこのときの逆起電力は第1のツェナーダイオード43のツェナー電圧以上となるので、逆起電力により生じたサージ電流は第1のツェナーダイオード43→第2のツェナーダイオード44→抵抗45の順に流れる。その際、サージ電流は第1及び第2のツェナーダイオード43,44並びに抵抗45により消費される。特に、サージ電流は抵抗45を通過する際にジュール熱に変換されることにより効果的に消費される。
<270°>
交流電源15からの交流電圧の位相が270°の場合に交流電源がオンされ、第1のスイッチング素子32がオフされたとき、チョークコイル25の両端には第1のスイッチング素子32に電流を流そうとする方向の逆起電力が発生する。そしてこのときの逆起電力は第1のツェナーダイオード43のツェナー電圧以上となる。また、このときの逆起電力の方向は前述の90°のときとは反対方向になる。このため、逆起電力により生じたサージ電流は抵抗45→第2のツェナーダイオード44→第1のツェナーダイオード43の順に流れる。その際、サージ電流は第1及び第2のツェナーダイオード43,44並びに抵抗45により消費される。特に、サージ電流は抵抗45を通過する際にジュール熱に変換されることにより効果的に消費される。
このように、交流電圧の位相が90°及び270°の場合には、チョークコイル25に発生する逆起電力は過電圧レベル(第1及び第2のツェナーダイオード43,44のツェナー電圧)に達するので、逆起電力により生じたサージ電流はサージ吸収回路42側へ流れ込んで消費される。しかし、本実施形態では、第1及び第2のツェナーダイオード43,44のツェナー電圧は交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°のときに発生し得る逆起電力(即ち、サージ電圧)に合わせて設定されている。このため、交流電圧の位相が90°及び270°以外の場合に交流電源をオンしたときは、チョークコイル25に発生する逆起電力は過電圧レベル(ツェナー電圧)には達することはなく、交流電圧に基づく交流電流はそのままチョークコイル25を経て全波整流回路13に入力する。即ち、サージ吸収回路42は、交流電源15からの交流電源の位相が90°及び270°の波高値が最も高い場合に交流電源がオンされ、第1のスイッチング素子32がオン状態からオフ状態とされたときにのみチョークコイル25に発生する過渡的な逆起電力により生じるサージを吸収する。
このため、交流電源15からの交流電源の位相が90°及び270°の波高値が高い場合に交流電源がオンされ、第1のスイッチング素子32がオフされたときにチョークコイル25に発生した逆起電力はいずれも全波整流回路13及びインバータ回路14に印加されることはない。そして当該サージ電圧により生じたサージ電流が全波整流回路13及びインバータ回路14の構成要素にそれぞれ流れ込むこともない。
従って、交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°のときに発生し得るサージ電圧に備えて第1及び第2のスイッチング素子32,33等の耐圧(耐電圧)を不必要に確保する必要はなく、第1及び第2のスイッチング素子32,33として従来よりも耐圧の小さいものを採用することが可能となる。そして、第1及び第2のスイッチング素子32,33の耐圧が小さいほどオン電圧、換言すればオン抵抗が減少して発熱も小さくなることから、第1及び第2のスイッチング素子32,33の発熱量が低減し、ひいては放電灯点灯回路41の発熱が抑制される。
<実施形態の効果>
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)インバータ回路14の第1及び第2のスイッチング素子32,33のスイッチング動作に基づいてチョークコイル25に過渡的に発生する逆起電力はサージ吸収回路42により吸収される。このため、インバータ回路14の第1及び第2のスイッチング素子32,33として前記サージ電圧の発生を想定して通常動作時以上の耐圧を有する素子を選定する必要はない。即ち、第1及び第2のスイッチング素子32,33等の耐圧を不必要に確保する必要はなく、スイッチング素子の低耐圧化が図られる。スイッチング素子(FET)は耐圧が大きくなるほどオン電圧、換言すればオン抵抗が増大して発熱も大きくなることから、スイッチング素子の低耐圧化が図られることにより当該スイッチング素子の発熱量も低減し、ひいては放電灯点灯回路の発熱を抑制することができる。
(2)チョークコイル25の両端間に発生した逆起電力が全波整流回路13及びインバータ回路14の構成要素を保護するために予め設定された所定値(即ち、ツェナー電圧)以上に達したとき、サージ吸収回路42には前記逆起電力、即ちサージ電圧により生じたサージ電流が流れる。これによりサージ電圧のピーク波が抑制され、全波整流回路13及びインバータ回路14の構成要素が保護される。また、本実施形態において、サージ吸収回路42は、交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°の波高値が最も高い場合に交流電源をオンしたときに発生するサージ電圧のみを吸収するようにしているので、通常時の電力損失もない。
(3)サージ吸収回路42をチョークコイル25に直列に接続することも考えられる。しかし、そのようにした場合には通常動作時においても交流電源15からの交流電流がサージ吸収回路42を流れることとなり電力損失が発生する。このため、本実施形態のようにサージ吸収回路42はチョークコイル25と並列に設けるのがよい。このようにすれば、交流電源オン時等における過渡的なサージ電圧だけを消費(吸収)することができる。
(4)本実施形態のように、チョークコイル25を交流電源15と全波整流回路13との間に直列に設けるようにした場合には、当該チョークコイル25には整流前の交流電流が入力される。このため、サージ吸収回路42に流れようとする前記サージ電流の方向も例えば交流電圧の位相が90°と270°とでは逆方向となる。本実施形態では、第1及び第2のツェナーダイオード43,44を互いに反対方向に接続するようにしているので、例えば交流電圧の位相が90°のときと270°のときのように、交流電圧の方向が互いに反対のときに発生するサージ電流はいずれもサージ吸収回路42を流れる。従って、前記サージ電圧の方向がどうであれ、そのピーク波を抑制することができる。
(5)第1及び第2のツェナーダイオード43,44の直列回路に抵抗45を直列に接続するようにした。このため、前記サージ電流は抵抗45を流れる際にジュール熱に変換されて消費される。このため、サージ電流(サージ電圧)の吸収効果が高められる。ちなみに、前述したように、通常動作時においてサージ吸収回路42に電流が流れることはないので、通常動作時における放電灯点灯回路41の温度上昇の抑制に貢献する。
(6)サージ吸収回路42を構成する定電圧素子としてツェナーダイオードを採用するようにしたので、通常動作時の発熱、即ち電力損失がない。換言すれば、第1及び第2のツェナーダイオード43,44は前記サージ電圧により生じるサージ電流が流れたときだけに発熱する。従って、このことも通常動作時における放電灯点灯回路41の温度上昇の抑制に寄与する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。本実施形態はチョークコイルの配置及びサージ吸収回路の構成の点で前記第1実施形態と異なる。即ち、同図に示すように、チョークコイル25は全波整流回路13とインバータ回路14との間に直列に配置されている。そして、チョークコイル25と並列にサージ吸収回路51が接続されている。このサージ吸収回路51は、ツェナーダイオード52及び抵抗53の直列回路からなる。ツェナーダイオード52のアノードはインバータ回路14側に接続され、カソードは全波整流回路13側に接続されている。そして、ツェナーダイオード52としては、そのツェナー電圧が、通常動作時にチョークコイル25に発生する電圧よりも大きく、且つ交流電源オン時等に過渡的に発生する通常動作時の電圧を超える逆起電力(サージ電圧)よりも小さい素子が採用されている。
本実施形態のように、チョークコイル25を全波整流回路13とインバータ回路14との間に直列に設けるようにした場合、チョークコイル25には全波整流回路13からの直流電圧(直流電流)が入力されるので、サージ吸収回路51に双方向性を持たせる必要はない。即ち、全波整流回路13からの直流電圧の方向は常に同じであるので、交流電源15からの交流電圧の方向がどうであれ、前記サージ電圧に起因して発生するサージ電流の方向は常に同じとなる。このため、そのサージ電圧の流れる方向と逆方向に単一のツェナーダイオード52を設ければよい。従って、本実施形態によれば、前記第1実施形態のサージ吸収回路42に比べて回路の構成要素が少なくなる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図3(a)に基づいて説明する。即ち、前記第2実施形態のように、チョークコイル25を全波整流回路13とインバータ回路14との間に直列に設けるようにした場合、サージ吸収回路は次のように構成することも可能である。即ち、同図に示すように、本実施形態のサージ吸収回路61は、コンデンサ62及びダイオード63の直列回路並びに前記コンデンサ62に並列に接続された抵抗64を備えている。ダイオード63のアノードはチョークコイル25とインバータ回路14との接続点に、また同じくカソードはチョークコイル25と全波整流回路13との接続点に接続されている。即ち、本実施形態においてもチョークコイル25には全波整流回路13からの直流電圧(直流電流)が入力されるので、サージ吸収回路61に双方向性を持たせる必要はない。このため、前記サージ電流の方向が順方向となるようにダイオード63を設ければよい。
従って、本実施形態によれば、前記サージ電圧により生じるサージ電流は抵抗64を通過する際にジュール熱に変換されて消費されると共にコンデンサ62に蓄えられることにより吸収される。前記ダイオードを設けたことにより通常動作時の電力損失もない。
<別の実施形態>
尚、前記各実施形態は、次のように変更して実施してもよい。
・第1実施形態において、第1のツェナーダイオード43、第2のツェナーダイオード44及び抵抗45の接続の順序は任意に変更するようにしてもよい。例えば第2のツェナーダイオード44、第1のツェナーダイオード43及び抵抗45の順でもよいし、抵抗45、第1のツェナーダイオード43及び第2のツェナーダイオード44の順でもよい。また、第1のツェナーダイオード43、抵抗45、第2のツェナーダイオード44の順でもよい。
・第1〜第3実施形態において、インバータ回路14としてハーフブリッジ形のものを採用するようにしたが、例えばプッシュプル形、フルブリッジ形のインバータ回路を採用してもよい。
・第1〜第3実施形態において、コンデンサ31としては電界コンデンサ及びフィルムコンデンサのいずれを採用することもできるが、フィルムコンデンサを使用することが好ましい。コンデンサ31として例えば電界コンデンサを採用した場合に比べて力率が改善される。
・第1実施形態では、第1及び第2のツェナーダイオード43,44を双方向に接続することによりサージ吸収回路42の双方向性を確保するようにしたが、2つのツェナーダイオードが一体とされた双方向ツェナーダイオードを使用するようにしてもよい。このようにすれば、部品点数を低減させることができる。
・第1〜第3実施形態において、抵抗45,53,64をそれぞれ省略するようにしてもよい。その場合、第1実施形態では第1のツェナーダイオード43又は第2のツェナーダイオード44により、第2実施形態ではツェナーダイオード52により、第3実施形態ではダイオード63及びコンデンサ62により、前記サージ電圧(サージ電流)は吸収される。即ち、サージ吸収回路を全く設けないようにした場合に比べればサージ電圧の吸収作用は得られる。
・第1実施形態において、第1及び第2のツェナーダイオード43,44のうちいずれか一方のみ設けるようにしてもよい。その場合、交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°の少なくとも一方のときに発生するサージ電圧を吸収することができる。このようにした場合であってもサージ吸収回路42を設けないようにした場合に比べれば全波整流回路13及びインバータ回路14の構成要素へ過電圧が印加されるおそれは少なくなる。
・第1及び第2実施形態においては、交流電源15からの交流電圧の位相が90°及び270°のときに発生し得る逆起電力(サージ電圧)に合わせて第1及び第2のツェナーダイオード43,44、並びにツェナーダイオード52をそれぞれ選定するようにしたが、次のようにしてもよい。即ち、交流電源15からの交流電圧の位相が例えば80°〜100°及び260°〜280°のときに発生し得る逆起電力に合わせて選定するようにしてもよい。
・図3(b)に示すように、第1実施形態の第1及び第2のツェナーダイオード43,44、並びに第2実施形態のツェナーダイオード52に代えて、バリスタ65(バリアブルレジスタ;非直線性抵抗素子)を設けるようにしてもよい。バリスタ65は無方向性であるので、単一の素子で双方向のサージ電流にも対応できる。
<別の技術的思想>
次に、第1〜第3実施形態及び別の実施形態から把握できる技術的思想を追記する。
・請求項2に記載の放電灯点灯回路において、前記限流回路はバリスタである放電灯点灯回路。
・請求項2に記載の放電灯点灯回路において、前記限流回路は双方向ツェナーダイオードを含む放電灯点灯回路。
第1実施形態の放電灯点灯回路を示す回路図。 第2実施形態の放電灯点灯回路を示す回路図。 (a)は第3実施形態のサージ吸収回路を示す回路図、(b)は別の実施形態のサージ吸収回路を示す回路図。 従来の放電灯点灯回路を示す回路図。
符号の説明
11,41…放電灯点灯回路、12…フィルタ回路、13…全波整流回路(整流回路)、14…インバータ回路、15…交流電源、16…放電灯、
25…チョークコイル(インダクタ)、32…第1のスイッチング素子、
33…第2のスイッチング素子、42,51,61…サージ吸収回路、
43…限流回路を構成する第1のツェナーダイオード(定電圧素子)、
44…限流回路を構成する第2のツェナーダイオード(定電圧素子)、
45,53,64…抵抗(レジスタ)、
52…限流回路を構成するツェナーダイオード(定電圧素子)、
62…コンデンサ(キャパシタ)、63…ダイオード、64…抵抗(レジスタ)。

Claims (7)

  1. 交流電源から入力した所定の交流電圧をフィルタ回路によりノイズを除去した後に整流回路により所定の直流電圧に変換し、当該直流電圧をインバータ回路のスイッチング素子のスイッチング動作に基づいて所定の交流電圧に変換して放電灯に印加するようにした放電灯点灯回路において、
    前記フィルタ回路は交流電源とインバータ回路との間に直列に接続されたインダクタを備え、
    前記インバータ回路のスイッチング素子のスイッチング動作に基づいて前記インダクタに発生する逆起電力を吸収するサージ吸収回路を前記インダクタと並列に設けるようにした放電灯点灯回路。
  2. 請求項1に記載の放電灯点灯回路において、
    前記サージ吸収回路は、前記逆起電力が整流回路及びインバータ回路の構成要素を保護するために予め設定された所定値以上に達したときにのみ電流を流す限流回路を含む放電灯点灯回路。
  3. 請求項2に記載の放電灯点灯回路において、
    前記インダクタは前記交流電源と整流回路との間に直列に配置し、
    前記限流回路は前記所定値以上の電圧が印加されたときに所定方向への電流を許容する方向性を有する2つの定電圧素子の直列回路を含み、両定電圧素子は互いに反対方向に接続するようにした放電灯点灯回路。
  4. 請求項2に記載の放電灯点灯回路において、
    前記インダクタは前記整流回路と前記インバータ回路との間に直列に配置し、
    前記限流回路は前記所定値以上の電圧が印加されたときに所定方向への電流を許容する方向性を有する単一の定電圧素子を含む放電灯点灯回路。
  5. 請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の放電灯点灯回路において、
    前記サージ吸収回路は、前記限流回路と直列に接続されたレジスタを含む放電灯点灯回路。
  6. 請求項3〜請求項5のうちいずれか一項に記載の放電灯点灯回路において、
    前記定電圧素子はツェナーダイオードとした放電灯点灯回路。
  7. 請求項1に記載の放電灯点灯回路において、
    前記インダクタは前記整流回路と前記インバータ回路との間に配置し、
    前記サージ吸収回路は、キャパシタとダイオードとの直列回路並びに前記キャパシタと並列に接続されたレジスタを含む放電灯点灯回路。
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JP2009026466A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Fujitsu Telecom Networks Ltd 照明制御回路
JP2013110907A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Aisin Seiki Co Ltd 電気電子機器の制御装置
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CN109587608A (zh) * 2017-09-28 2019-04-05 比亚迪股份有限公司 音响系统和大功率线圈电路

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