JP2006266281A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造で、スプリングリテーナを固定し、固定側カム板とを回り止めするとともに、推力伝達板をシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めし、パーキングブレーキ操作時に良好なストロークフィーリングを得ることができる。アジャスタを確実に作動させて、摩擦パッドとディスクロータとの制動間隙を常に良好に保つ。
【解決手段】 スプリングリテーナ13のシリンダ孔底部側外周に装着片13bを突設し、該装着片13bに設けた挿通孔13dに挿通した取付ボルト24をシリンダ孔2dの底壁2eに螺着してスプリングリテーナ13を固定する。取付ボルト24の軸部に、固定側カム板11の外周部を係合させて固定側カム板11を回り止めするとともに、推力伝達板15bの外周部を係合させて推力伝達板15bをシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めする。
【選択図】 図1
【解決手段】 スプリングリテーナ13のシリンダ孔底部側外周に装着片13bを突設し、該装着片13bに設けた挿通孔13dに挿通した取付ボルト24をシリンダ孔2dの底壁2eに螺着してスプリングリテーナ13を固定する。取付ボルト24の軸部に、固定側カム板11の外周部を係合させて固定側カム板11を回り止めするとともに、推力伝達板15bの外周部を係合させて推力伝達板15bをシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、本発明は、ディスクブレーキ装置に係り、詳しくは、液圧によって摩擦パッドを押圧するピストンと、摩擦パッドとディスクロータとの間隙を自動調整するためのアジャスタと、ボールランプ型の推力変換機構により前記アジャスタを介してピストンを押圧するパーキングブレーキとを備えたディスクブレーキ装置に関する。
四輪自動車等に用いられるディスクブレーキ装置として、ブレーキペダルによる液圧式作動機構と、ハンドレバーやフットペダルによって牽引操作される機械式作動機構とを備えたパーキングブレーキ付きのディスクブレーキ装置がある。このパーキングブレーキ付きのディスクブレーキ装置は、一般に、キャリパボディに設けたシリンダ孔の先端開口側に液圧式作動機構を構成するピストンを配置し、このピストンの後面側にアジャストナット及びアジャストボルトを有するアジャスタを配置するとともに、シリンダ孔の底部側に機械式作動機構を構成する推力変換機構を配置している。
推力変換機構としては、従来からボールランプ型が広く知られている。このボールランプ型の推力変換機構は、カムベアリングを収容するランプ溝をそれぞれ形成した固定側カム板と駆動側カム板とを対向配置し、パーキングブレーキ操作によって駆動側カム板を回動させることにより、ランプ溝とカムベアリングとのカム作用で、ピストンをディスクロータ側に移動させる推力を発生させ、この推力によりアジャスタの推力伝達板を介してピストンをディスクロータ方向に押動し、摩擦パッドをディスクロータに圧接して制動力を得るようにしている。
推力伝達板は、アジャスタの外周側に設けた略円筒状のスプリングリテーナに収容されるカムスプリングによって、前記駆動側カム板の方向に付勢され、前記スプリングリテーナは、外周に突設した装着片を、シリンダ孔の段部に取り付けた止め輪に当接させることによってシリンダ孔内に配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2739879号公報
上述のようなボールランプ型の推力変換機構では、アジャストナットとアジャストボルトのいずれか一方に形成される推力伝達板と、固定側カム板とは、回動不能な状態でそれぞれ保持する必要があり、このため、多くの部品が必要であったり、各部材の形状が複雑になっていた。また、スプリングリテーナも、シリンダ孔の段部に取り付けられた止め輪によってシリンダ孔内に配設されることから形状が複雑になるとともに、止め輪に係着させるだけでは、スプリングリテーナを確実に回り止めすることはできなかった。
そこで本発明は、簡単な構造で、スプリングリテーナを固定し、固定側カム板を回り止めするとともに、前記推力伝達板をシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めし、パーキングブレーキ操作時に良好なストロークフィーリングを得ることができ、また、アジャスタを確実に作動させて、摩擦パッドとディスクロータとの制動間隙を常に良好に保つことができるディスクブレーキ装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため本発明は、シリンダ孔の先端開口側に収納されたピストンと、シリンダ孔の底部側に配設された推力変換機構と、該推力変換機構と前記ピストンとの間に設けられたアジャストナット及びアジャストボルトを有するアジャスタとを備え、前記推力変換機構からアジャスタを介して前記ピストンを押動するパーキングブレーキを備えたディスクブレーキ装置であって、前記推力変換機構は、前記シリンダ孔の底壁に取り付けられる固定側カム板と、前記シリンダ孔底壁と固定側カム板とに対して回動可能かつシリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフトと、該カムシャフトのシリンダ孔開口側に設けられた駆動側カム板と、該駆動側カム板及び前記固定側カム板の対向位置にそれぞれ形成されるランプ溝及び該ランプ溝に収容されるカムベアリングとを備え、前記アジャスタは、アジャストナットとアジャストボルトのいずれか一方の前記駆動側カム板に対向するシリンダ孔底部側端部に推力伝達板を備え、前記アジャスタの外周側に略円筒状のスプリングリテーナを配設し、該スプリングリテーナに推力伝達板を前記駆動側カム板の方向に付勢するカムスプリングを収容したディスクブレーキ装置において、前記スプリングリテーナのシリンダ孔底部側外周に装着片を突設し、該装着片に設けた挿通孔に挿通した取付ボルトを前記シリンダ孔の底壁に螺着して前記スプリングリテーナを固定し、前記取付ボルトの軸部に、前記固定側カム板の外周部を係合させて該固定側カム板を回り止めするとともに、前記推力伝達板の外周部を係合させて該推力伝達板をシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めすることを特徴としている。
上述の発明により、簡単な構造で、スプリングリテーナを固定でき、固定側カム板を回り止めできるとともに、前記推力伝達板をシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めできるので、パーキングブレーキ操作時のストロークフィーリングを良好に保つことができるとともに、アジャスタを確実に作動させることができ、摩擦パッドとディスクロータとの制動間隙を常に適正な状態に保つことができる。また、シリンダ孔や固定側カム板及びスプリングリテーナの形状がシンプルになるので、製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の一形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1はディスクブレーキ装置の要部拡大断面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図2のIII-III断面図、図4は図2のIV-IV断面図、図5は推力変換機構とアジャストナットとスプリングリテーナの分解斜視図、図6はディスクブレーキ装置の断面正面図である。
このディスクブレーキ装置1は、キャリパボディ2に図示しないブレーキペダルにて操作される液圧式作動機構3と、図示しないハンドレバーやフットペダルにて操作されるパーキングブレーキ用の機械式作動機構4とを併設したパーキングブレーキ付きのディスクブレーキ装置であって、キャリパボディ2は、ディスクロータ5の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット6に、図示しない一対の摺動ピンを介してディスク軸方向へ移動可能に支持されている。
前記キャリパボディ2は、ディスクロータ5の両側に対向配置される作用部2a及び反作用部2bと、ディスクロータ5の外側を跨いでこれらを連結するブリッジ部2cとを有しており、作用部2aと反作用部2bとの間には、一対の摩擦パッド7,7がディスクロータ5を挟んで配置されている。
作用部2aには、ディスクロータ側に開口するシリンダ孔2dが形成され、このシリンダ孔2dの先端開口側には、液圧式作動機構3を構成する有底円筒状のピストン8が収容されている。シリンダ孔2dの底部側には、機械式作動機構4を構成するボールランプ型の推力変換機構9が収容され、ピストン8と推力変換機構9との間には、ディスクロータ5と摩擦パッド7との制動間隙を自動的に調節するためのアジャスタ10が配設されるとともに、シリンダ孔2dの底部には、固定側カム板11が配設されている。また、アジャスタ10のシリンダ孔底部側の外周側には、カムスプリング12を収容する円筒状のスプリングリテーナ13が配設されている。
アジャスタ10は、アジャストボルト14とアジャストナット15とで構成され、アジャストボルト14の頭部には、小径ピストン14aとクラッチ板14bとが設けられている。アジャストナット15は、内部にアジャストボルト14と螺合する多条ねじ15aが形成され、シリンダ孔底部側の端部に推力伝達板15bが設けられている。
前記ピストン8は、底壁8aをディスクロータ側に向けてシリンダ孔2dに収容されており、ピストン8の内部中心軸上に、前記アジャストナット15とアジャストボルト14とが設けられている。ピストン8の底壁内面には、嵌合孔8bが設けられ、該嵌合孔8bに、前記小径ピストン14aがシール材を介して嵌合し、クラッチ板14bは、嵌合孔8bの開口部から拡開する円錐面8cにアジャストスプリング16の作用で圧接している。
該アジャストスプリング16は、一端がベアリング受け17に、他端がアジャストナット15の外周部分に設けられた止め輪18にそれぞれ保持され、ベアリング受け17及びベアリング19を介してアジャストボルト14を底壁8a側に回動可能な状態で付勢している。
前記推力変換機構9は、シリンダ孔底壁2eと固定側カム板11とに対して回動可能かつシリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフト20と、該カムシャフト20のシリンダ孔開口側端部に設けられた駆動側カム板20aと、該駆動側カム板20a及び前記固定側カム板11の対向位置にそれぞれ形成される3つのランプ溝21及び該ランプ溝21に収容される3つのカムベアリング22と、前記スプリングリテーナ13に収容されるカムスプリング12とを備えている。
駆動側カム板20aは、シリンダ孔開口側端部の中央に、円筒部20bが突設されている。駆動側カム板20aのシリンダ孔開口側面には、前記推力伝達板15bが当接し、該推力伝達板15bと駆動側カム板20aとの間には、中央に前記円筒部20bを挿通させる挿通孔23aを備えたスラスト軸受23が介装されている。
推力伝達板15bは、シリンダ孔底部側端部の中央に、駆動側カム板20aの円筒部20bを収容する収容孔15cが形成され、外周には、3つの係合溝15dがシリンダ軸方向に形成されている。
固定側カム板11は、円盤状に形成され、中央にはカムシャフト20を挿通させる挿通孔11aが設けられ、シリンダ孔底部側面の前記挿通孔11aの周囲にはリブ11bが突設されている。また、固定側カム板11の外周には、3つの係合溝11cがシリンダ軸方向に形成されている。
スプリングリテーナ13は、アジャストナット15の外周側に配設される筒状部13aと、該筒状部13aのシリンダ孔底部側外周に突設したフランジ状の装着片13bと、筒状部13aのシリンダ孔開口側内周に突設したカムスプリング12の支持片13cとを備えていて、前記装着片13bには、3つの挿通孔13dが穿設されている。カムスプリング12は、一端を推力伝達板15bのシリンダ孔開口側に、他端をスプリングリテーナ13の支持片13cにそれぞれ当接させ、推力伝達板15bを駆動側カム板20aの方向に付勢するようにしている。
スプリングリテーナ13と推力伝達板15bと固定側カム板11とは、先端に雄ねじ部24aを備えた3本の取付ボルト24を、挿通孔13d,係合溝15d,11cに挿通することによって連結され、取付ボルト24の雄ねじ部24aは、シリンダ孔底壁2eに形成した雌ねじ孔2fに螺着される。また、カムシャフト20が突出するキャリパボディ2の外側には、カムシャフト20を回動させる操作レバー25と当接して、駆動側カム板20aの回動量を、各カムベアリング22がランプ溝21から脱落しない範囲に規制する回動規制片(図示せず)が設けられている。
このように形成したディスクブレーキ装置1の組み立ては、固定側カム板11のリブ11bをシリンダ孔底壁2eに設けたリブ収容溝2gにシール材を介して装着し、3つのカムベアリング22を各ランプ溝21に収容するように、シリンダ孔底壁2eの挿通孔2hにカムシャフト20を通して、駆動側カム板20aを固定側カム板11のシリンダ孔開口側に配設する。アジャストナット15に設けた推力伝達板15bの収容孔15cに、駆動側カム板20aの円筒部20bを収容させ、推力伝達板15bのシリンダ孔底部側端部と駆動側カム板20aのシリンダ孔開口側端部とをスラスト軸受23を介して当接させる。アジャストナット15の外周側にカムスプリング12を配置し、推力伝達板15bのシリンダ孔開口側端部にカムスプリング12の一端を当接させるとともに、カムスプリング12の外周側にスプリングリテーナ13を配設し、カムスプリング12の他端をスプリングリテーナ13の支持片13cに当接させる。
次に、スプリングリテーナ13の挿通孔13dと、推力伝達板15bの係合溝15dと、固定側カム板11の係合溝11cと、シリンダ孔底壁2eの雌ねじ孔2fの位置をそれぞれ合わせ、3本の取付ボルト24を挿通孔13d側からそれぞれ挿通し、先端の雄ねじ部24aを雌ねじ孔2fにねじ込み、頭部24bをスプリングリテーナ13の装着片13bに当接させる。これにより、スプリングリテーナ13はシリンダ孔2d内に固定され、固定側カム板11は回り止めされるとともに、推力伝達板15bはシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めされる。また、カムシャフト20の突出端には操作レバー25が取り付けられる。
一方、ピストン8の内部に、アジャストボルト14,ベアリング19,ベアリング受け17,アジャストスプリング16,止め輪18を順に装着して一つのユニットとし、アジャストボルト14をアジャストナット15に螺合させながら、ピストン8をシリンダ孔2dに押し込む。これにより、キャリパボディ2に液圧式作動機構3,機械式作動機構4及びアジャスタ10が組み付けられる。なお、各シール材は適宜な段階で装着する。
このディスクブレーキ装置1は、液圧式作動機構3を用いたブレーキ操作では、シリンダ孔2d内に導入された作動液の圧力によってピストン8がディスクロータ方向に押動され、作用部2aの摩擦パッド7をディスクロータ5の一側面に押圧するとともに、その反力によってキャリパボディ2が作用部2a方向に移動し、反作用部2bが反作用部2b側の摩擦パッド7をディスクロータ5の他側面に押圧し、制動作用が行われる。
このとき、摩擦パッド7とディスクロータ5との制動間隙が所定範囲内にある場合は、ピストン8の移動量がアジャストボルト14とアジャストナット15とのバックラッシ分を移動するのみでアジャスト作用は行われない。摩擦パッド7の摩耗によってディスクロータ5との制動間隙が所定値を超えると、ピストン8が前記バックラッシ分を超えてディスクロータ側に大きく移動するので、クラッチ板14bと円錐面8cとが離間した状態となる。この状態で、アジャストボルト14は、アジャストスプリング16の付勢力によってアジャストナット15から繰り出され、クラッチ板14bと円錐面8cとが当接する。この状態でブレーキ操作を解除すると、ピストン8及びアジャストボルト14がバックラッシ分を後退することにより、摩擦パッド7とディスクロータ5との制動間隙が所定範囲に自動的に調節されることになる。
また、機械式作動機構4によるパーキングブレーキ操作では、図示しないハンドレバーやフットペダルによって操作レバー25が回動操作されると、カムシャフト20とともに駆動側カム板20aが回動し、駆動側カム板20aの各ランプ溝21と非回動状態の固定側カム板11の各ランプ溝21との位相がずれることにより、各カムベアリング22がランプ溝21の浅い部分にそれぞれ移動し、固定側カム板11から駆動側カム板20aが離反するようにしてディスクロータ側に移動する。この駆動側カム板20aの軸方向の移動により、推力伝達板15bが回り止めされた状態でシリンダ軸方向に移動し、この移動がアジャストボルト14を介してピストン8に伝達され、該ピストン8をディスクロータ側に押動する推力となり、前記液圧式作動機構3による制動作用と同じようにして制動作用が行われる。
機械式作動機構4によるパーキングブレーキ操作が行われる際に、取付ボルト24によって、スプリングリテーナ13と固定側カム板11とが回り止めされるとともに、推力伝達板15bがシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めされることにより、パーキングブレーキ操作時のストロークフィーリングを良好に保つことができる。さらに、推力伝達板15bを回動不能な状態で保持することができることから、アジャスタ10を確実に作動させることができ、摩擦パッド7とディスクロータ5との制動間隙を常に適正な状態に保つことができる。
尚、上述の形態例では、アジャストナットに推力伝達板を形成し、アジャストナットをスプリングリテーナに収容するようにしているが、アジャストボルトに推力伝達板を形成し、アジャストボルトをスプリングリテーナに収容するものでも良い。また、取付ボルトの数も任意である。
1…ディスクブレーキ装置、2…キャリパボディ、2a…作用部、2d…シリンダ孔、2e…シリンダ孔底壁、2f…雌ねじ孔、3…液圧式作動機構、4…機械式作動機構、5…ディスクロータ、6…キャリパブラケット、7…摩擦パッド、8…ピストン、8a…底壁、8b…嵌合孔、8c…円錐面、9…推力変換機構、10…アジャスタ、11…固定側カム板、 11a…挿通孔、11b…リブ、11c…係合溝、12…カムスプリング、13…スプリングリテーナ、13a…筒状部、13b…装着片、13c…支持片、13d…挿通孔、14…アジャストボルト、14a…小径ピストン、15…アジャストナット、15a…多条ねじ、15b…推力伝達板、15d…係合溝、16…アジャストスプリング、17…ベアリング受け、18…止め輪、19…ベアリング、20…カムシャフト、20a…駆動側カム板、20b…円筒部、21…ランプ溝、22…カムベアリング、23…スラスト軸受、23a…挿通孔、24…取付ボルト、24a…雄ねじ部、24b…頭部、25…操作レバー
Claims (1)
- シリンダ孔の先端開口側に収納されたピストンと、シリンダ孔の底部側に配設された推力変換機構と、該推力変換機構と前記ピストンとの間に設けられたアジャストナット及びアジャストボルトを有するアジャスタとを備え、前記推力変換機構からアジャスタを介して前記ピストンを押動するパーキングブレーキを備えたディスクブレーキ装置であって、前記推力変換機構は、前記シリンダ孔の底壁に取り付けられる固定側カム板と、前記シリンダ孔底壁と固定側カム板とに対して回動可能かつシリンダ軸方向に移動可能に貫通したカムシャフトと、該カムシャフトのシリンダ孔開口側に設けられた駆動側カム板と、該駆動側カム板及び前記固定側カム板の対向位置にそれぞれ形成されるランプ溝及び該ランプ溝に収容されるカムベアリングとを備え、前記アジャスタは、アジャストナットとアジャストボルトのいずれか一方の前記駆動側カム板に対向するシリンダ孔底部側端部に推力伝達板を備え、前記アジャスタの外周側に略円筒状のスプリングリテーナを配設し、該スプリングリテーナに推力伝達板を前記駆動側カム板の方向に付勢するカムスプリングを収容したディスクブレーキ装置において、前記スプリングリテーナのシリンダ孔底部側外周に装着片を突設し、該装着片に設けた挿通孔に挿通した取付ボルトを前記シリンダ孔の底壁に螺着して前記スプリングリテーナを固定し、前記取付ボルトの軸部に、前記固定側カム板の外周部を係合させて該固定側カム板を回り止めするとともに、前記推力伝達板の外周部を係合させて該推力伝達板をシリンダ軸方向に移動可能な状態で回り止めすることを特徴とするディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
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JP2005081104A JP2006266281A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | ディスクブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005081104A JP2006266281A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | ディスクブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006266281A true JP2006266281A (ja) | 2006-10-05 |
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Family Applications (1)
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JP2005081104A Pending JP2006266281A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | ディスクブレーキ装置 |
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Country | Link |
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2005
- 2005-03-22 JP JP2005081104A patent/JP2006266281A/ja active Pending
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