JP2006266087A - 車両における電力供給制御装置及び電力供給制御方法 - Google Patents

車両における電力供給制御装置及び電力供給制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の起動性能を大きく向上させた電力供給制御装置及び電力供給制御方法を提供する。
【解決手段】内燃機関を搭載する車両の各種電気負荷へのバッテリと発電機からの電力供給を制御する電力供給制御装置であって、前記バッテリに直列接続され、当該バッテリのマイナス側端子を接地するスイッチ手段と、前記スイッチ手段に並列接続され、前記スイッチ手段のオフ時に前記バッテリから前記電気負荷への電力供給を可能にするダイオード手段と、を備え、前記内燃機関の起動時に、前記スイッチ手段はオフされることにより前記バッテリへの充電電流が遮断するようにした。
【選択図】図1

Description

本願発明は、二輪車を含む車両の内燃機関の起動時において良好な始動性能を得るための電力供給制御装置及びその制御方法に関する。
内燃機関(以下、適宜「エンジン」という)を搭載する二輪車を含む自動車、モーターボード、スノーモービル等の車両の多くはバッテリを搭載し、バッテリから供給される電力によってエンジンのECU(電子式制御ユニット)や燃料噴射装置等の燃焼系の各種制御装置やヘッドランプ等への電気負荷への電力供給が行われる。そして、エンジンが例えばセルモータ又はキック力等による外力によって起動されて所定以上の回転数に達すると、今度はエンジンが発生する動力によって回転する発電機からの電力によってこれらの電気負荷への電力供給とバッテリへの充電が行われることとなる。
従って、車両が長期間放置されていてバッテリの自己放電が進んでいた場合や、車両の延べ走行距離が少なくバッテリの充電量が少ない運転状態が長く続けられた場合等には、バッテリの出力電圧が低下してしまうので、セルモータの起動に限らず、キックやリコイルスタータ等の外力による起動の場合であっても、エンジンの始動性が著しく悪化することなる。これは、バッテリの出力電圧値が集積回路で構成されているECUの正常動作に必要な電圧値を下回ってしまうからである。また、エンジンへの燃料供給が旧来のキャブレターでなく電子制御によるFI方式を用いている場合は、バッテリの出力電圧の低下によりエンジンの起動に必要な燃料が供給されなくなるので、エンジンの始動性能は、特に悪化することとなる。
このため、従来から、バッテリの出力電圧が低下してしまった場合であっても、エンジンの始動性能を少しでも向上させるべく、種々の対策が提案されてきた。
その第1の例としては、車両における各種電気負荷をエンジンの起動に直接的に関与する負荷と関与しない負荷とを分けて、エンジンの起動時には、外力により回転するエンジンと共に回転する発電機からの電力を点火装置のみに供給するようにした例が知られている(例えば、特開平7−103112号公報)。
また、その第2の例としては、バッテリの充電量が極めて少なくてその出力電圧が大きく低下している場合やバッテリの性能が著しく劣化している場合等に、エンジン起動時に発生する発電機からの発電電力のほとんどがバッテリに流れ込んでしまい点火装置等が駆動するために必要な電圧を得られない場合に鑑みて、ACゼネレータ(発電機)とバッテリ間との電気的接続を開閉するためのスイッチ手段を設け、エンジンのキック始動時にはこのスイッチ手段をオフさせることによりACゼネレータ(発電機)の電力がバッテリに流れ込まないようにして、すなわちバッテリへの充電電流を一時的に遮断して、エンジンの始動性を向上させようとするものである(例えば、特開2002−98032号公報)。
特開平7−103112号公報 特開2002−98032号公報
しかし、上記の第1の例では、エンジンの起動時には、バッテリ又は発電機からの電力が点火装置だけに供給されるので、エンジンの点火装置の点火性能は維持されるものの、エンジンの起動に関係する他の電気負荷である、例えばECUや燃料噴射装置へは電力が供給されないことから結果的にエンジンの始動性の向上が図れない。また、バッテリの性能が劣化してしまっている場合やその出力電圧が著しく低下している場合には、発電機の電力がバッテリに流れ込んでしまいエンジンの起動性は改善しないこととなる。
また、上記の第2の例では、エンジンの起動時において発電機とバッテリ間との電気的接続が完全に切られているので、バッテリの性能が劣化してしまっている場合やバッテリの出力電圧が大きく低下している場合等においても発電機の電力がバッテリに流れ込んでしまう事態は防止される。しかし、この第2の例では、エンジン起動時はバッテリが完全に切り離されているので、エンジンの起動時に挿入されるイグニッションキーのオン操作だけではECUへの電圧供給が開始されず、キック等によるエンジンの回転によって始めてECU等への電力供給が開始されるのである。ところが、ECUは、電圧の供給後所定時間は、内部のワーキングメモリ(RAM)をクリヤしたり、必要な常数をROMから読み込んでバッファメモリ(RAM)内に書き込んだりするために必要なイニシャライズ処理の時間を必要としており、エンジンのキックによる発電機からの短い電圧の立ち上がり時間内にこのようなイニシャライズ処理行って正規の制御を開始することが難しかった。
本願発明は、従来技術の上記課題を解決するものであって、イングニッションキーをオンさせた時点で、バッテリ電圧をECU等の所定の電気負荷に供給し、発電機からの供給電力の立ち上がり後短い時間内にECUを含む電気負荷を正常動作状態にすることを可能にすると共に、エンジンの始動性能を著しく向上させる内燃機関における電力供給制御装置を提供することを目的とする。
このため、本願発明は、内燃機関を搭載する車両の各種電気負荷へのバッテリと発電機からの電力供給を制御する電力供給制御装置であって、バッテリに直列接続され、当該バッテリのマイナス側端子を接地するスイッチ手段と、前記スイッチ手段に並列接続され、前記スイッチ手段のオフ時に前記バッテリから前記電気負荷への電力供給を可能にするダイオード手段と、前記スイッチ手段を開閉制御する充放電制御手段と、を備え、前記内燃機関の起動時に、前記スイッチ手段はオフされることにより前記バッテリへの充電電流が遮断されることを特徴とする電力供給制御装置を提供するものである。
このように、本願発明の電力供給制御装置においては、バッテリに直列接続され、当該バッテリのマイナス側端子を接地するスイッチ手段と、前記スイッチ手段に並列接続され前記スイッチ手段のオフ時に前記バッテリから前記電気負荷への電力供給を可能にするダイオード手段と、を備えているので、その出力電圧が例えばDC6V程度にまで低下したバッテリの出力電圧を、イグニッションキーのオン動作と同時に電気負荷に提供でするので、制御装置は、即時イニシャライズ処理に入れて発電機からの電圧の立ち上がりと同時に内燃機関の正常な運転制御に入れるので、エンジンの始動性を大きく向上させることができたのである。
ここで、前記充放電制御手段は、前記内燃機関の起動後所定回転数以上が一定時間以上継続した時点にて、前記スイッチ手段をオン状態に移行するのである。これにより、バッテリへの充電が開始されることとなる。しかし、前記充放電制御手段は、前記内燃機関の起動後発電機の出力電圧が所定値を超えた時点で前記スイッチ手段をオン状態に移行するようにしてもよい。
ところで、本願発明においては、前記スイッチ手段として、FET(電界効果トランジスタ)を使用する。これにより、従来の機械式リレースイッチにおける接点の如く、スイッチオン時に流れる大電流による接点劣化の問題を解決している。これにより、本願発明においては、前記FETをオフの状態からオン状態へ移行する際に、所定時間だけ前記FETのオン/オフを繰り返すデューティ制御を行うことにより前記バッテリへの充電電流を制限することも可能にしたのである。また、前記スイッチ手段としてのFETは、バッテリのマイナス端子側に接続されるので、安価なNチャンネルFETが利用でき、装置のコストダウンに寄与するのである。
さらに、前記電気負荷は、内燃機関の起動に直接的に関与する第1グループの電気負荷と、それ以外の第2グループの電気負荷とに区分されており、前記制御手段は、前記内燃機関の始動時においては前記第1グループの電気負荷のみに電力供給を行うものの前記第2グループの電気負荷への電力供給を停止し、前記内燃機関の運転が安定化した後又は前記バッテリの出力電圧が前記所定値を超えた後に当該第2グループの電気負荷に対して電力の供給を開始するようにした。ここで、前記第1グループの電気負荷には前記内燃機関を統合的に制御するECU(電子制御ユニット)、燃料噴射装置及び点火コイルが含まれ、前記第2のグループにはランプ負荷が含まれることとなる。また、セルモータを装備する車両においては、当該セルモータは第1グループに区分けされることとなる。
これにより、内燃機関の起動に直接的に関与する電気負荷への電圧供給を迅速に立ち上げることができるのである。
本願発明は、さらに、バッテリに直列接続されて当該バッテリのマイナス側端子を接地するFETと、当該FETに並列接続されて前記FETのオフ時に前記バッテリから前記電気負荷への電力供給を可能にするダイオード手段とを備え、内燃機関を搭載する車両の各種電気負荷への電力供給を制御する電力供給制御方法であって、(a)前記内燃機関の起動時に、前記FETをオフするステップと、(b)前記ダイオード手段を経由して前記電気負荷に対して前記バッテリ電圧を供給するステップと、(c)前記内燃機関の起動後所定回転数以上が一定時間以上継続した時点にて、前記FETをオン状態に移行するステップと、の各ステップを有することを特徴とする電力供給制御方法を提供するものである。
ここで、前記ステップ(c)は、前記内燃機関の起動後前記バッテリの出力電圧が前記所定値を超えた時点で前記FETをオン状態に移行するようにしてもよい。そして、前記ステップ(c)において前記FETをオン状態へ移行する際には、所定時間だけ前記FETのオン/オフを繰り返すデューティ制御を行うことにより前記バッテリへの充電電流を制限するのである。
このように、本願発明の電力供給制御装置においては、イグニッションキーのオン動作と同時に内燃機関の燃焼制御に直接関係する電気負荷に電源供給を可能にするので、内燃機関の起動時における発電機からの電圧の立ち上がりと同時に内燃機関の正常な運転制御に入れることとなりエンジンの始動性を大きく向上させたのである。
また、前記電気負荷を、内燃機関の起動に直接的に関与する第1グループの電気負荷と、それ以外の第2グループの電気負荷とに区分し、前記制御手段は、前記内燃機関の始動時においては前記第1グループの電気負荷のみに電力供給を行うものの前記第2グループの電気負荷への電力供給を停止し、前記内燃機関の運転が安定化した後又は前記バッテリの出力電圧が前記所定値を超えた後に当該第2グループの電気負荷に対して電力の供給を開始するようにした。内燃機関の起動に直接的に関与する電気負荷への電圧供給を迅速に立ち上げることを実現したのである
以下、本願発明に係る電力供給制御装置及びその供給制御方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本願発明の電力供給制御装置全体の実施形態の例を示す。図1において、エンジンを搭載する車両の各種電気負荷への電力は、通常は、エンジンの起動の際にはバッテリ5から供給され、エンジンの始動後においては発電機1から供給される。但し、バッテリ5が完全に放電状態になっている場合は、発電機1からの電源供給に頼ることとなる。このため、発電機1は、エンジンのクランク軸にその電機子が直結されており外力によるエンジンの回転起動に伴って発電する。バッテリ5が放電状態になっている場合は、バッテリ5から所定値以上の電圧の供給を受けられないので、エンジンの外力による起動操作を何度も繰り返することにより、発電機1からの電源供給ライン15における電圧の立ち上がりを待たなければならないこととなる。
ところで、本装置においては、発電機1及びバッテリ5から電力の供給を受ける車両の電気負荷は、エンジンの起動に直接的に関与する第1グループの電気負荷と、それ以外の第2グループの電気負荷とにその電源供給系統を区分している。そして、第1グループの電気負荷にはエンジンを統合的に制御するECU(電子制御ユニット)4、FI(電子制御式燃料噴射装置)11及び点火プラグ10が含まれ、第2のグループには例えばヘッドランプ12等の負荷13、14が含まれる。また、セルモータを装備する車両においては、当該セルモータは第1グループに区分けされる。
発電機1は多くの場合交流電力を発生するので、交流電力を整流して平滑化して直流電圧に変換する整流平滑回路2が必要となる。発電機1が発電する電力の電圧値は、エンジンの回転数に比例して増大する。このため、整流平滑回路2の整流素子としてサイリスタを用い、サイリスタの導通角を制御することにより電源供給ライン15に供給する出力電圧を、例えば、DC14.5V程度に抑制する。導通角を制御することによりその出力電圧を安定化させるサイリスタを利用した整流平滑回路2は公知であることから、その詳細な説明は省略する。
図1に示すように、電源供給ライン15には、バッテリ5のプラス端子が接続されている。そして、バッテリ4のマイナス側端子には、スイッチ手段6としてFET(電界効果トランジスタ)6が接続される。このFET6は、バッテリ4のマイナス側端子を接地して、バッテリ4を電源供給ライン15に電気的に結合させる役割を果たす。このため、発電機1から供給される電圧がバッテリ5の出力電圧値よりも高い場合は、FET6のオンによって電源供給ライン15からバッテリ5側に充電電流が流れ込むこととなる。また、エンジンの始動前や、エンジンの起動直後であって発電機1の発電電力が整流平滑回路2内のコンデンサを充電している時は、バッテリ5の出力電圧値が整流平滑回路2の出力電圧値よりも高いので、FET6のオンによりバッテリ5から電源供給ライン15に電圧が供給されることとなる。尚、本発明の実施形態においては、スイッチ手段6としてNチャンネル型FET6を使用しているので、FET6をオンさせるためにはFET6のゲート端子にプラス電圧を印加するべくFET駆動信号ライン17にプラス電圧を出力する。
ところで、本願発明においてスイッチ手段6としてNチャンネル型FET6を使用しているのは、ゲート端子の電位が接地レベルにあるときは非導通を維持し、Pチャンネル型FETと比較して安価である等の種々の利点があるためである。このため、本装置においては、スイッチ手段6をバッテリ5の接地側に設けたのである。ところで、スタータのオン時にリレーまたはFETをオンにしてもよい。
また、スイッチ手段6としてリレースイッチを使用しないのは、後に詳しく説明するように、エンジンの起動後エンジンの運転状態が安定化された後にスイッチ手段6をオフ状態からオン状態に移行するが、所定期間はバッテリ5への充電電流を規制するために、オフ状態とオン状態を交互に繰り返すデューティ制御を行うことから、リレースイッチを使用すると接点の磨耗による耐久性に問題が生じることとなり、さらには、リレー接点から生じる電磁波ノイズの発生を抑制するためである。そして、FET6をオフからオン状態に移行する際に執られるデューティ制御は、そのオン時間の割合を徐々に高めるようにすると良い。これによってバッテリ5への充電電流を抑制することができるのである。
ところで、上記したように、FET6がオフにより、バッテリ5は電源供給ライン15との電気的に切り離されるが、完全に切り離されているわけではない。すなわち、本装置においては、FET15のソース端子及びドレイン端子間には、図1に示すようにダイオード7が並列接続されている。ダイオード7は、そのアノード端子を接地側に接続しているため、たとえFET6がオフ状態であってもバッテリ5から電源供給ライン15側へその放電電流が供給されるようになっているのである。但し、この場合、ダイオード7の一方向特性より、FET6の導通状態の如何に関わらず、ダイオード7には、バッテリ5への充電電流は遮断されている。
このことから、本装置においては、FET6がオフ状態の時は、バッテリ5から電源供給ライン15に対してバッテリ5の出力電圧は供給されるが、電源供給ライン15から、バッテリ5への充電電流は流れ込まないこととなるのである。
また、FET6がオン状態の時は、エンジンが回転していて電源供給ライン15の電圧がバッテリ5の出力電圧値よりも高いときはバッテリ5に充電電流が流れ込み、エンジンの始動前の状態など電源供給ライン15の電圧がバッテリ5の出力電圧値よりも低いときはバッテリ5から電源供給ライン15に対して電力が供給されるのである。
尚、ダイオード7は、FET6内に生じる寄生ダイオードが、本装置において必要とされるバッテリ5からの放電電流を充分に流し得るダイオード特性値を有する場合は必ずしも外付けとしなくてもよい。
図1に示すように、エンジンの起動に直接的に関与しないヘッドランプを含む第2グループの電気負荷12、13、14は、一方の端子側が電源供給ライン15に直接に接続されており、他方の端子側がリレースイッチ9のオン/オフ端子を介して接地側に接続されている。このリレースイッチ9は、ノーマルオフ型であり、リレースイッチ9を構成するソレノイドに電圧が印加されていない場合は、オン/オフ端子は開放状態となっている。このため、エンジンの起動時においては、これらの第2グループの負荷12、13、14への電源供給は遮断されている。リレースイッチ9をオン状態にするには、リレースイッチ9の駆動信号ライン16にプラスの電圧を印加してソレノイドを作動させることとなる。尚、リレースイッチ9に替えて、他のスイッチ手段としてFETを使用可能であることはいうまでもない。また、リレースイッチ9は、負荷12、13、14の接地側でなく、電源供給ライン15と負荷12、13、14の間に接続しても良い。
図1において、イグニッションキースイッチ(以下、適宜「IGキー」という)3は、車両を起動する際に電気負荷に電圧を印加させるためのスイッチである。車両にセルモータが付いている場合は、IGキー3をオン状態にした後、IGキー3をさらに右に回転させることによりセルモータを回転させてエンジンを起動する。しかし、セルモータによってエンジンを起動できない時は、キックやリコイルスタータ等を利用した外力によりエンジンを起動する必要がある。
IGキー3のオンによって、バッテリ5の電圧が第1グループの電気負荷であるECU4、点火プラグ(点火装置)10及びFI(電子制御式燃料噴射装置)11に供給されることとなる。これは、前記したように、エンジンの起動時においては、スイッチ手段6はオフ状態になっているものの、IG3のオンにより閉回路が形成されてダイオード7が導通状態になるからである。
ECU4は、エンジンの動作制御を中心に車両全体の制御を司る制御装置の中枢を担う。このため、ECU4には、エンジンの回転位置を知るためのクランク軸回転信号(以下、適宜「クランク信号」という)、吸気温度センサ、排気温度センサ、アクセル開度センサ、吸気圧センサ、吸気スロットルセンサ、排気ガス酸素濃度センサ等の各種センサ郡からの検知信号に基づいて、吸気スロットルの制御により吸気量を制御し、FI11からの燃料噴射量の制御や、点火プラグ10の点火タイミング制御等の最適制御を行うようにしている。この内、エンジン起動時の始動性に直接的に影響を与える電気負荷は、ECU4、点火プラグ(点火装置)10及びFI11である。このため、本願発明においては、当該3つの電気負荷を第1グループに区分けしているが、他の負荷を第1グループに入れることも可能である。
本願発明におけるECU4は、この他に、バッテリ電圧検知器(図示せず)及び/又は発電機出力電圧検知器(図示せず)を備えるようにしている。バッテリ電圧検知器は、図1においてIGキー3がオンされた時にECU4へ供給される電源供給ライン15の電圧を検出するようにすればよい。また、発電機出力電圧は、整流平滑回路2におけるコンデンサの端子電圧を検出する。何れの電圧検知も、所定比の分圧抵抗から出力されるアナログの電圧値をA/D変換して、ECU4に入力する公知の電圧検知技術を採用すればよい。
図1に示した、充放電制御回路8は、ECU4の中に含ませてもECU4の周辺回路とすることも可能である。充放電制御回路8は何れの場合も、ECU4の制御下において、スイッチ手段(FET)6とリレースイッチ9のオン/オフ制御を行う。図1の例では、FET制御線15をハイレベルにすることによってFET6はオン状態となり、ローレベルにすることによってFET6はオフ状態に制御できる。また、リレースイッチ制御線16をハイレベルにすることによってリレースイッチ9をオン状態にし、ローレベルにすることによってリレースイッチ9をオフ状態にする。スイッチ手段(FET)6とリレースイッチ9のオン/オフ制御については、後に詳しく説明する。
ところで、本願発明の電源供給制御装置及びその方法においては、エンジンが起動された後にエンジンの回転が一定時間以上継続した時、例えば、エンジンが1500乃至2000(回転/分)で一定時間以上継続的に回転した時、又は発電機1の発電電圧がバッテリ電圧を上回る状態になった時点でFET6をオフ状態からオン状態にするが、本願発明の重要な特徴の一つとして、FET6をオン状態にした当初は常時オンにはせず、少なくとも所定時間中は、オン/オフ状態を交互に繰り返すデューティ制御を行うようにしている。これは、バッテリ5の状態が過放電状態になっていてその出力電圧が例えば10Vを下回っていた場合に、FET6を完全オンにしてしまうと、発電機1の発電電力の多くがバッテリ5の充電電流として一気にバッテリ5に流れ込んでしまい、電源供給ライン15の電位が急に低下してしまって、ECU4やFI11の正常な動作に悪影響を与える事態が発生するのを防止するためである。また、FET6をオン状態に移行する際に行われる前記デューティ制御は、そのオン時間の比率を徐々に高めるような制御を行うとよい。これによってバッテリ5への充電電流を一定値以下に抑制できるのである。
ここで、FET6をデューティ制御する期間は、第1グループの電気負荷の消費電流や定格電圧の範囲、車両が搭載するバッテリ4の容量やその特性により適宜設定することとなる。同様に、FET6をオン状態に移行するタイミングは、エンジンの起動後その回転数が一定時間以上継続した時点、即ちクランク信号に基づいてエンジンが正常なアイドル運転状態になった時点、又は、エンジンの起動後に発電機1の出力電圧が、予め設定した所定値例えばDC10Vを超えた時点で行うようにする。当該タイミングの設定も、第1グループの電気負荷の消費電流や定格電圧の範囲、車両が搭載するバッテリ4の容量やその特性により適宜設定する。
図2は、図1に示した本願発明に係る電力供給制御装置の実施形態の変形例を示す。図1に示した実施形態の例とは、第2の負荷グループ12、13、14が、電源供給ライン15に直接接続されておらず、イグニッションキースイッチ(IGキー)3の下流側に配設された点を除いて、図1に示したものと同じである。
図2の実施形態の例においては、第2の負荷グループ12、13、14への電源供給を遮断するリレースイッチ9は、必ずしも必要としないが、エンジン起動後に発電機1からの発電電力によって電源供給ライン15の電圧の立ち上がり時間を極力短くする必要がある場合は、図1に示した実施形態の例と同様にリレースイッチ9を設けることとなる。
図1及び図2の実施形態において、第2の負荷グループ12、13、14への電源供給を開始するリレースイッチ9のオンのタイミングは、本電源供給制御装置が、後述する第6状態になった時であるが、上記したように必ずしも本願発明の必須の技術要素ではなく、後述する第5状態に至った状態で行うようにすることが可能である。
また、本願発明において、エンジンの起動に直接的に関与する第1グループの電気負荷としてFI(電子制御式燃料噴射装置)11を含ませているが、キャブレタ方式による燃料噴射を行っている車両に本願発明の電力供給制御装置を採用可能であることはいうまでもない。
以下、イグニッションキースイッチ3をオンさせる直前状態(第1状態)から最後の第2グループ負荷への電力の供給開始(第6状態)に至る本願発明に係る電力供給制御装置及びその制御方法における各装置や回路素子の状態変化と作用を記載する。以下の状態変化の説明では、バッテリ5が、DC5乃至10Vの過放電状態にあるとき(後に説明する、図4の状態)の本装置における各部の働きを詳しく説明するものである。
1.第1状態
(1)IGキー3:オフ
(2)エンジン:停止
(3)発電機1:停止(発電電圧:0V)
(4)FET6:オフ
(5)リレースイッチ9:オフ
(6)ダイオード7:IGキー3及びリレースイッチ9のオフにより非導通
(7)電源供給ラインの電位:0V
(8)ECU:制御停止
(9)点火プラグ、FI:無給電
(10)第2グループ負荷:無給電
2.第2状態
(1)IGキー3:オン(エンジン非起動)
(2)エンジン:停止
(3)発電機1:停止(発電電圧:0V)
(4)FET6:オフ
(5)リレースイッチ9:オフ
(6)ダイオード7:IGキーのオンにより導通状態になる
(7)電源供給ラインの電位:バッテリ電圧と同じ
(8)ECU:バッテリ電圧が5乃至10V程度あれば、イニシャル処理を開始
(9)他の第1グループ負荷(点火プラグ、FI):バッテリ電圧の給電
(10)第2グループ負荷:無給電
3.第3状態
(1)イグニッションキースイッチ3:オン(エンジン起動)
(2)エンジン:回転開始
(3)発電機1:回転開始(発電電圧:バッテリ電圧以下)
(4)FET6:オフ
(5)リレースイッチ9:オフ
(6)ダイオード7:導通
(7)電源供給ラインの電位:バッテリ電圧と同じ
(8)ECU:イニシャル処理を終了して制御ルーチンに入る
(9)他の第1グループ負荷(点火プラグ、FI):バッテリ電圧の給電
(10)第2グループ負荷:無給電
4.第4状態
(1)イグニッションキースイッチ3:オン(エンジン起動)
(2)エンジン:回転継続
(3)発電機1:発電電圧がバッテリ電圧を少し上回る
(4)FET6:オフ
(5)リレースイッチ9:オフ
(6)ダイオード7:非道通
(7)電源供給ラインの電位:発電電圧と同じ
(8)ECU:正規の制御処理
(9)他の第1グループ負荷(点火プラグ、FI):発電電圧の給電により作動
(10)第2グループ負荷:無給電
5.第5状態
(1)イグニッションキースイッチ3:オン
(2)エンジン:安定化運転状態に入る
(3)発電機1:発電電圧がバッテリ電圧を上回る
(4)FET6:オン状態になる。但し、オン後所定時間だけデューティ制御
(5)リレースイッチ9:オフを継続
(6)ダイオード7:非導通(バッテリの充電開始)
(7)電源供給ラインの電位:発電電圧と同じ
(8)ECU:正規の制御処理
(9)他の第1グループ負荷(点火プラグ、FI):作動継続
(10)第2グループ負荷:無給電
6.第6状態
(1)イグニッションキースイッチ3:オン
(2)エンジン:安定化運転状態
(3)発電機1:所定の発電電圧を発生
(4)FET6:デューティ制御から常時オン状態にする
(5)リレースイッチ9:オンにする
(6)ダイオード7:非導通(バッテリの充電)
(7)電源供給ラインの電位:発電電圧と同じ
(8)ECU:正規の制御処理
(9)他の第1グループ負荷(点火プラグ、FI):作動継続
(10)第2グループ負荷:給電される
図3乃至図5は、本願発明の電力供給制御装置を適用した場合、バッテリの充電状態の如何に拘わらず、エンジンの起動性能が向上することを説明する動作シーケンスを示すものである。
図3は、バッテリ5が充分に充電されている場合におけるエンジン起動時における動作シーケンスを示す。尚、図3においては、エンジン起動がキック等の外力によって行われる場合を記載しているが、セルモータによる起動の場合も同様である。
図3において、IGキー3がオン状態に操作されると、充分に充電されているバッテリ5から、エンジンの起動前に、バッテリ5の定格出力電圧である約DC12Vが電源供給ライン15(図1及び図2)を経由して第1グループの電気負荷であるECU4、点火プラグ10及びFI11に印加されることとなる。この時、FET6はオフ状態であるが、IGキー3のオンによりダイオード7が導通するからである。
従って、ECU4は、IGキー3のオンと同時に、内部のワーキングメモリ(RAM)をクリヤしたり、必要な常数をROMから読み込んでバッファメモリ(RAM)内に書き込んだりするためのイニシャライズ処理を行うことができる。このため、エンジンが起動された時にはエンジンの正規の運転制御に入ることができるのである。このため、エンジンの始動性は極めて高い。
図4は、バッテリ5が過放電している場合での本装置におけるエンジン起動時における動作シーケンスを示す。図4においては、セルモータが搭載していたとしてもバッテリ5が過放電しているのでエンジンの起動はキック等の外力によって行われることとなる。
図4において、バッテリ5が例えばDC6V程度になっている状態でIGキー3がオン状態に操作されると、バッテリ5から、エンジンの起動前に、バッテリ5の出力電圧であるDC6Vが電源供給ライン15(図1及び図2)を経由して第1グループの電気負荷であるECU4、点火プラグ10及びFI11に印加されることとなる。この時、FET6はオフ状態であるが、IGキー3のオンによりダイオード7が導通するからである。これによって、ECU4は、IGキー3のオンと同時に、内部のイニシャライズ処理を行うことができるので、エンジンが起動された時には即時的にエンジンの正規の運転制御に入ることができるのである。このため、本願発明においては、バッテリ5が過放電状態であってもエンジンの始動性は高く維持されることとなる。
ここで、仮に本願発明の構成のように、図1(又は図2)に示したダイオード7が接続されていないと、図4の破線で示すように、IGキー3のオン操作によってはECU4に電圧が印加されずにエンジンの起動による発電機1の立ち上がりによって始めてECU4に電圧が供給されるので、ECU4はイニシャライズ処理を行っている期間中は、エンジンの起動が行われても、ECU4は正常な動作制御状態に入っておらず、エンジンの始動性は悪化することとなる。
また、本願発明においては、バッテリ5が過放電状態の場合であっても、エンジンが起動された直後は少なくとも、FET6はオフされているので、バッテリ5に充電電流が流れ込んで電源供給ライン15の電位を引き下げることはないのである。
図5は、バッテリ5が完全放電している場合での本装置におけるエンジン起動時における動作シーケンスを示す。
図5において、バッテリ5の完全放電によりその出力電圧が0V程度になっている状態にてIGキー3がオン状態に操作されても、第1グループの電気負荷であるECU4、点火プラグ10及びFI11には電圧は供給されない。その後、外力によりエンジンが起動してエンジンが回転を開始すると発電機1からの電力供給が開始され、電源供給ライン15の電位は徐々に上昇し、DC5V程度に上昇した段階でECU4のイニシャライズ処理が開始される。その後キック等の外力の反復により発電機1からの供給電力量が増加して電源供給ラインECU4の電圧がさらに上昇すると、ECU4はそのイニシャライズ処理が終了し、正規のエンジン制御処理を行うようになるのである。
ここで、仮に、本願発明の構成のように、エンジン起動時にバッテリ5への充電電流を禁止するFET6が接続されていないと、発電機1が発電する電力のほとんどはバッテリ5の充電電流としてバッテリ5に流れ込んでしまい、図5の破線で示すように、電源供給ライン15の電位は長い時間をかけて上昇することとなる。このため、ECU4はそのイニシャライズ処理に入れずエンジンの正常な動作制御状態に入れずにエンジンの始動性は極めて悪化することとなるのである。
このように、本願発明の電力供給制御装置においては、バッテリ5に直列接続され、バッテリ5のマイナス側端子を接地するFET6と、このFET6に並列接続されてFET6のオフ時にバッテリ5からECU4等の電気負荷への電力供給を可能にするダイオード7と、を備えているので、過放電状態のバッテリ5の出力電圧を、イグニッションキーのオン動作と同時に電気負荷に提供でするので、エンジンの始動性を大きく向上させることができたのである。
また、本願発明においては、バッテリ5が完全放電状態になっていた場合であっても、エンジン起動時にバッテリ5への充電電流を禁止するFET6が接続されているので、エンジン起動時における発電機1からの発電電力をエンジンの起動に直接関与するECU4等の電気負荷に供給できるので、エンジンの始動特性を向上させることができたのである。
本願発明は、内燃機関を搭載する車両の各種電気負荷への電力供給を制御する電力供給制御装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本願発明の電力供給制御装置全体の実施形態の第1の例を示す。 本願発明の電力供給制御装置全体の実施形態の第2の例を示す。 本願発明において、バッテリ5が充分に充電されている場合におけるエンジン起動時における動作シーケンスを示す。 本願発明において、バッテリ5が過放電状態の場合におけるエンジン起動時における動作シーケンスを示す。 本願発明において、バッテリ5が完全放電状態の場合におけるエンジン起動時における動作シーケンスを示す。
符号の説明
1:発電機
2:整流平滑回路
3:IGキー(イグニッションキースイッチ)
4:ECU(エンジンの電子制御ユニット、第1グループの電気負荷)
5:バッテリ
6:スイッチ手段(NチャンネルMOSFET)
7:ダイオード
8:充放電制御回路
9:リレースイッチ
10:点火プラグ(点火装置、第1グループの電気負荷)
11:FI(電子制御式燃料噴射装置、第1グループの電気負荷)
12:ヘッドランプ(第2グループの電気負荷)
13:その他の第2グループの電気負荷
14:その他の第2グループの電気負荷
15:電源供給ライン
16:リレースイッチ駆動信号ライン
17:FET駆動信号ライン

Claims (12)

  1. 内燃機関を搭載する車両の各種電気負荷へのバッテリと発電機からの電力供給を制御する電力供給制御装置であって、
    前記バッテリに直列接続され、当該バッテリのマイナス側端子を接地するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段に並列接続され、前記スイッチ手段のオフ時に前記バッテリから前記電気負荷への電力供給を可能にするダイオード手段と、
    前記スイッチ手段を開閉制御する充放電制御手段と、を備え、
    前記内燃機関の起動時に、前記スイッチ手段はオフされることにより前記バッテリへの充電電流が遮断されることを特徴とする電力供給制御装置。
  2. 前記充放電制御手段は、前記内燃機関の起動後所定回転数以上が一定時間以上継続した時点にて、前記スイッチ手段をオン状態に移行することを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御装置。
  3. 前記充放電制御手段は、前記内燃機関の起動後に発電機の出力電圧が所定値を超えた時点にて、前記スイッチ手段をオン状態に移行することを特徴とする請求項1に記載の電力供給制御装置。
  4. 前記スイッチ手段は、FET(電界効果トランジスタ)であることを特徴とする請求項2又は3に記載された電力供給制御装置。
  5. 前記充放電制御手段は、前記FETをオン状態へ移行する際には、所定時間だけ前記FETのオン/オフを繰り返すデューティ制御を行うことにより、前記バッテリへの充電電流を制限することを特徴とする請求項4に記載の電力供給制御装置。
  6. 前記電気負荷は、内燃機関の起動に直接的に関与する第1グループの電気負荷と、それ以外の第2グループの電気負荷とに区分されており、
    前記制御手段は、前記内燃機関の始動時においては前記第1グループの電気負荷のみに電力供給を行うものの前記第2グループの電気負荷への電力供給を停止し、前記内燃機関の運転が安定化した後又は前記バッテリの出力電圧が前記所定値を超えた後に当該第2グループの電気負荷に対して電力の供給を開始するようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載の電力供給制御装置。
  7. 前記第1グループの電気負荷には前記内燃機関を統合的に制御するECU(電子制御ユニット)、燃料噴射装置及び点火コイルが含まれ、前記第2のグループにはランプ負荷が含まれることを特徴とする請求項6に記載の電力供給制御装置。
  8. バッテリに直列接続されて当該バッテリのマイナス側端子を接地するFETと、当該FETに並列接続されて前記FETのオフ時に前記バッテリから前記電気負荷への電力供給を可能にするダイオード手段とを備え、内燃機関を搭載する車両の各種電気負荷へバッテリと発電機からの電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
    (a)前記内燃機関の起動時に、前記FETをオフするステップと、
    (b)前記ダイオード手段を経由して前記電気負荷に対して前記バッテリ電圧を供給するステップと、
    (c)前記内燃機関の起動後所定回転数以上が一定時間以上継続した時点にて、前記FETをオン状態に移行するステップと、
    の各ステップを有することを特徴とする電力供給制御方法。
  9. 前記ステップ(c)は、前記内燃機関の起動後に発電機の出力電圧が所定値を超えた時点にて前記FETをオン状態に移行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の電力供給制御方法。
  10. 前記ステップ(c)において前記FETをオン状態へ移行する際には、所定時間だけ前記FETのオン/オフを繰り返すデューティ制御を行うことにより、前記バッテリへの充電電流を制限することを特徴とする請求項8又は9に記載の電力供給制御方法。
  11. 前記電気負荷は、内燃機関の起動に直接的に関与する第1グループの電気負荷と、それ以外の第2グループの電気負荷とに区分されており、
    前記ステップ(b)の前記内燃機関の始動時においては、前記第1グループの電気負荷のみに電力供給を行うものの前記第2グループの電気負荷への電力供給を停止し、
    前記ステップ(c)の後に、さらに、
    (d)当該第2グループの電気負荷に対して電力の供給を開始するステップと、を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の電力供給制御方法。
  12. 前記第1グループの電気負荷には前記内燃機関を統合的に制御するECU(電子制御ユニット)、燃料噴射装置及び点火コイルが含まれ、前記第2のグループにはランプ負荷が含まれることを特徴とする請求項11に記載の電力供給制御方法。
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