JPH10271707A - 直流電源供給回路 - Google Patents

直流電源供給回路

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JPH10271707A
JPH10271707A JP9075379A JP7537997A JPH10271707A JP H10271707 A JPH10271707 A JP H10271707A JP 9075379 A JP9075379 A JP 9075379A JP 7537997 A JP7537997 A JP 7537997A JP H10271707 A JPH10271707 A JP H10271707A
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power supply
voltage
mos
fet
input
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JP9075379A
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Yoshiaki Hosaka
好昭 保坂
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数電源供給回路において、相互充電しない
ように、複数の電源から効率的に電流を取り出すことが
できる直流電源供給回路を得る。 【解決手段】 V2 >V1 の場合は、MOS−FET3
4には、順方向(図1の矢印Ia 方向)の電流が流れ、
電圧は図1のC点>B点となり、差動増幅器36の非反
転入力端子36B及び反転入力端子36Cに入力される
電圧差が大きく、出力がハイレベル(H)となる(MO
S−FET34のオン)。一方、V1 >V2 の場合は、
MOS−FET34には、逆方向(図1の矢印I b
向)の電流が流れ、電圧は図1のC点<B点となり、差
動増幅器36の非反転入力端子36B及び反転入力端子
36Cに入力される電圧差が小さく、出力がローレベル
(L)となる(MOS−FET34のオフ)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の直流電源が
並列接続され、負荷に対して直流電源を供給するための
直流電源供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気製品(例えば、ラジカセ等)
は、2つ以上の直流電源供給手段を持っている。すなわ
ち、製品内部の乾電池ボックスに収容された電池からの
電源と、一般家庭の交流電源を直流電源に変換するAC
アダプタから、或いは自動車用電源からの電源線が、製
品のケーシングから露出するDCジャッックに接続され
ることにより供給される外部電源と、があり、DCジャ
ック102を抜き差しすることに伴い、乾電池107と
ACアダプタとの電源の切り換えをするようにされてい
る。
【0003】図4には、従来の2電源供給回路100が
示されている。DCジャック102からのプラス側電源
線104が、内部の電池ボックス106(乾電池107
が複数個収容)からのプラス側電源線108と接続さ
れ、DCジャック102からのマイナス側電源線110
が、内部の電池ボックス106からのマイナス側電源線
112と接続されており、両者は並列接続されている。
【0004】共通のプラス側電源線114及びマイナス
側電源線116は、製品内部の負荷118の両端に接続
されている。
【0005】ここで、それぞれのプラス側電源線10
4、108には、順方向に流れる電流に沿うようにダイ
オード120、122が介在され、両者の電圧差による
逆方向の電流を抑制している。このダイオード122、
122は、金属と半導体の接合を利用した所謂ショット
キーダイオードである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイオ
ード120、122をそれぞれの電源に直列接続したた
め、電圧ロスを生じる。この電圧ロスは、電源電圧が1.
8 V〜3.0 Vに対して、0.3 V〜0.6 Vであり、かなり
(20%程度)の損失となる。このため、負荷の動作に支
障を来したり、電池寿命を短くしたりするといった問題
点が生じる。
【0007】本発明は上記事実を考慮して、複数電源供
給回路において、相互充電しないように、複数の電源か
ら効率的に電流を取り出すことができる直流電源供給回
路を得ることが目的である。
【0008】
【発明が解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一対の直流電源が並列接続され、負荷に対して直流
電源を供給するための直流電源供給回路であって、一方
の直流電源のマイナス端子側にドレイン−ソース間がソ
ース接地で直列に接続され、ゲートへの入力信号に基づ
いてドレイン−ソース間をオン・オフするNチャンネル
型のMOS−FETと、反転入力端子に前記一方の直流
電源と前記MOS−FETとの間の電圧が入力され、非
反転入力端子に前記負荷と前記MOS−FETとの間の
電圧が入力され、両入力端子間の電圧差に基づいて前記
MOS−FETのゲートへ所定の電圧を出力する差動増
幅器と、を有し、前記MOS−FETは、前記一方の直
流電源電圧が他方の直流電源電圧よりも高い場合に順方
向に流れる電流により、ドレイン−ソース間に差動増幅
器の入力差を増大させる電圧が入力されることによりオ
ンし、前記一方の直流電源電圧が他方の直流電源電圧よ
りも低い場合に一時的に逆方向に流れる電流により、ド
レイン−ソース間に差動増幅器の入力差を減少させる電
圧が入力されることによりオフすることを特徴としてい
る。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、Nチャン
ネル型のMOS−FETは、従来のダイオードに比べて
入力インピーダンスが約10倍程度低いため、電圧ロス
として約1/10抑えることができる。
【0010】このような、MOS−FETを動作させる
のが、差動増幅器である。差動増幅器は、反転入力端子
に前記一方の直流電源と前記MOS−FETとの間の電
圧が入力され、非反転入力端子に前記負荷と前記MOS
−FETとの間の電圧が入力され、出力端子がMOS−
FETのゲートに接続されている。
【0011】このため、一方の直流電源電圧が他方の直
流電源電圧よりも低いときに一方の直流電源に逆方向の
電流が流れた場合、ドレイン−ソース間に差動増幅器の
入力差を減少させる電圧が入力される。従って、ゲート
へ入力される信号は小さく、MOS−FETはオフとな
り、逆方向に流れる電流は一瞬のみとなる。この結果、
他方の直流電源が有効に利用される。
【0012】また、一方の直流電源電圧が他方の直流電
源電圧よりも高いときに一方の直流電源に順方向の電流
が流れた場合、ドレイン−ソース間に差動増幅器の入力
差を増大させる電圧が入力されることによりオンし、一
方の直流電源が有効に利用される。この場合、前述した
ように、MOS−FETの電圧ロスは極めて小さいた
め、安定した電圧を負荷に印加することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、一対の直流電源
が並列接続され、負荷に対して直流電源を供給するため
の直流電源供給回路であって、一方の直流電源のプラス
端子側にドレイン−ソース間が直列に接続され、ゲート
への入力信号に基づいてドレイン−ソース間をオン・オ
フするPチャンネル型のMOS−FETと、反転入力端
子に前記一方の直流電源とMOS−FETとの間の電圧
が入力され、非反転入力端子に前記負荷と前記MOS−
FETとの間の電圧が入力され、両入力端子間の電圧差
に基づいて前記MOS−FETのゲートへ所定の電圧を
出力する差動増幅器と、を有し、前記MOS−FET
は、前記一方の直流電源電圧が他方の直流電源電圧より
も高い場合に順方向に流れる電流により、ドレイン−ソ
ース間に差動増幅器の入力差を減少させる電圧が入力さ
れることによりオンし、前記一方の直流電源電圧が他方
の直流電源電圧よりも低い場合に一時的に逆方向に流れ
る電流により、ドレイン−ソース間に差動増幅器の入力
差を増大させる電圧が入力されることによりオフするこ
とを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、MOS−
FETを請求項1のNチャンネル型に代えて、Pチャン
ネル型とした場合であり、反転入力端子及び非反転入力
端子に入力させる電圧、差動増幅器の動作が異なるもの
の同様の効果を得ることができる。
【0015】すなわち、一方の直流電源電圧が他方の直
流電源電圧よりも低いときに一方の直流電源に逆方向の
電流が流れた場合、ドレイン−ソース間に差動増幅器の
入力差を増大させる電圧が入力される。従って、ゲート
へ入力される信号は小さく、MOS−FETはオフとな
り、逆方向に流れる電流は一瞬のみとなる。この結果、
他方の直流電源が有効に利用される。
【0016】また、一方の直流電源電圧が他方の直流電
源電圧よりも高いときに一方の直流電源に順方向の電流
が流れた場合、ドレイン−ソース間に差動増幅器の入力
差を減少させる電圧が入力されることによりオンし、一
方の直流電源が有効に利用される。この場合、前述した
ように、MOS−FETの電圧ロスは極めて小さいた
め、安定した電圧を負荷に印加することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記一方の直流
電源が負荷を構成する電気製品の内部に収容される内部
電池電源であり、前記他方の直流電源が負荷を構成する
電気製品の外部から取り込む外部電源であり、前記外部
電源側には、内部電池電源から逆流する電流を防止する
ダイオードが介在されていることを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、一方の直
流電源を内部電池とし、他方の直流電源を一般家庭の交
流電源をAC−DC変換アダプタで直流に変換した電
源、或いは自動車用電源(総称して外部電源)とすれ
ば、内部電池の寿命を延ばすことができる。
【0019】この場合、内部電池の電圧が外部電源の電
圧よりも高いときに内部電池の電流が外部電源側の電源
線を逆流しないようにダイオードを介在させる。外部電
源は、電圧設定が自由であるため、ダイオードによる電
圧ロス分を予め考慮しておけばよいからである。
【0020】請求項4に記載の発明は、前記一方の直流
電源が負荷を構成する電気製品の内部に収容される第1
の内部電池電源であり、前記他方の直流電源が前記第1
の内部電池電源とは異なる電圧の第2の内部電池電源で
あることを特徴としている。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、直流電源
として、2種の内部電池電源を適用する場合であり、そ
の効果を請求項4と同様であるが、第1の内部電池電源
から第2の内部電池電源、或いはその逆への相互の充電
があり得るため、請求項1又は請求項2に記載のMOS
−FETと差動増幅器とで構成される回路を両方の回路
に組み込むことが好ましい。
【0022】請求項5に記載の発明は、前記差動増幅器
がC−MOSオペアンプであることを特徴としている。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、差動増幅
器としてC−MOSアンプを用いることにより、消費電
力を抑えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る直
流2電源供給回路10が示されている。
【0025】この直流2電源供給回路10及び負荷12
を内蔵する電気製品(図示省略)のケーシングには、外
部から電源を取り込むためのDCジャック14が露出さ
れている。なお、本実施の形態に適用される電気製品と
は、所謂ラジカセ、小型テレビジョン、小型VTR等が
該当する。
【0026】DCジャック14の両端には、それぞれ外
部電源用プラス側電源線16、外部電源用マイナス側電
源線18が接続されている。
【0027】DCジャック14には、一般家庭用電源コ
ンセントに差し込まれたACアダプタ(図示省略)の出
力線、あるいは、自動車用電源から取り出された出力線
が着脱可能に接続されている。
【0028】一方、電気製品内部には、電池ボックス2
0が配設され、数個(例えば、乾電池であれば、1.5 V
単位で必要な電圧に相当する数)の電池22が収容され
ている。電池ボックス20のプラス端子には、内部電源
用プラス側電源線24が接続され、マイナス端子には、
内部電源用マイナス側電源線26が接続されている。な
お、外部電源用プラス側電源線16には、電流の順方向
に沿ってダイオード28が介在されている(DCジャッ
ク14側がアノード側)。
【0029】ここで、前記外部電源用及び内部電源用の
それぞれのプラス側電源線16、24が接続され、前記
外部電源用及び内部電源用のそれぞれのマイナス側電源
線18、26が接続されている。
【0030】これらが接続されることによって共通とな
った共通プラス側電源線30及び共通マイナス側電源線
32は、負荷12の両端にそれぞれ接続されている。
【0031】一方、内部電源用のマイナス側電源線26
には、Nチャンネル型のMOS−FET34が介在され
ている。
【0032】すなわち、MOS−FET34のドレイン
(D)と前記電池ボックス20のマイナス側端子(図1
のB点)が接続され、ソース(S)が共通マイナス側電
源線に接続されている。また、ゲート(G)は、差動増
幅器36の出力端子36Aと接続されている。このた
め、MOS−FET34は、差動増幅器36からローレ
ベル(L)の信号が出力されると、ドレイン(D)−ソ
ース(S)間がオフとなり、ハイレベル(H)の信号が
出力されると、ドレイン(D)−ソース(S)間がオン
となる。なお、本実施の形態に適用される差動増幅器3
6は、C−MOSアンプであり、消費電力を抑える設計
となっている。
【0033】差動増幅器36のVDDは、共通プラス側電
源線30の基部(図1のA点)に接続され、グランド
(GND)端子は、共通マイナス側電源線32の基部
(図1のC点)に接続されており、外部電源電圧
(V1 )又は内部電源電圧(V2 )の何れか一方から作
動電圧(VDD)を得ることができるようになっている。
【0034】また、差動増幅器36の非反転入力端子3
6Bは電源ボックス20のマイナス端子(図1のB点)
と接続され、反転入力端子36Cは共通マイナス側電源
線32の基部(図1のC点)に接続されている。
【0035】ここで、通常は、DCジャック14から得
る外部電源電圧(V1 )と、電池ボックス20に収容さ
れた電池22から得る内部電源電圧(V2 )と、は同電
位であるため、相互充電等の問題はないが、これらの間
で電位差が生じることがある。これは、外部電源の供給
源の電圧変動や内部の電池22の消耗による。この場
合、V2 >V1 の場合と、V1 >V2 の場合が考えられ
る。
【0036】V2 >V1 の場合は、MOS−FET34
には、順方向(図1の矢印Ia 方向)の電流が流れ、電
圧は図1のC点>B点となり、差動増幅器36の非反転
入力端子36B及び反転入力端子36Cに入力される電
圧差が大きく、出力がハイレベル(H)となる。
【0037】一方、V1 >V2 の場合は、MOS−FE
T34には、逆方向(図1の矢印I b 方向)の電流が流
れ、電圧は図1のC点<B点となり、差動増幅器36の
非反転入力端子36B及び反転入力端子36Cに入力さ
れる電圧差が小さく、出力がローレベル(L)となる。
【0038】以下に本実施の形態の作用を説明する。D
Cジャック14に外部電源が接続され、電池ボックス2
0内に新品の電池22が収容された場合、互いの電圧は
等しく(V1 =V2 )相互充電もなく、安定して負荷1
2に電源を供給することができる。
【0039】ここで、外部電源の供給源の電圧変動等に
起因して、V2 >V1 となると、内部の電池22により
負荷12を作動する必要がある。
【0040】本実施の形態の直流2電源供給回路10で
は、この電位差が生じると、MOS−FET34に順方
向(図1の矢印Ia 方向)の電流が流れるため、MOS
−FET34のドレイン(D)−ソース(S)間電圧、
すなわち、図1のB点の電位と、図1のC点の電位と
は、C点>B点の関係となる。
【0041】このため、差動増幅器36の非反転入力端
子36Aと反転入力端子36Bとに入力される電圧差が
大きくなり、出力端子36Aからはハイレベル(H)の
信号がMOS−FET34のゲート(G)に出力され
る。この結果、MOS−FET34は、ドレイン(D)
−ソース(S)間がオンされて、内部の電池22を電源
として適用することが可能となる。なお、この場合、外
部電源用プラス側電源線16には、ダイオード28が介
在されているため、電流がDCジャック14方向に逆流
するようなことはない。
【0042】次に、内部の電池22の消耗に起因して、
1 >V2 となると、外部の電源による負荷12を作動
させることになる。
【0043】この場合、共通プラス側電源線の基部(図
1のA点)から電流が逆流して、MOS−FET34の
ドレイン(D)−ソース(S)間に図1の矢印Ib 方向
の電流が流れる。この電流が流れると、ドレイン(D)
−ソース(S)間の電圧、すなわち、図1のB点の電位
と、図1のC点の電位とは、B点>C点の関係となる。
【0044】このため、差動増幅器36の非反転入力端
子36Bと反転入力端子36Cとに入力される電圧差が
小さくなり、出力端子36Aからはローレベル(L)の
信号がMOS−FET34のゲート(G)に出力され
る。この結果、MOS−FET34は、ドレイン(D)
−ソース(S)間がオフされて、前記逆電流(Ib )は
一瞬のものとなる。
【0045】このMOS−FET34のオフ状態で内部
の電池22は、マイナス側電源線26が開放状態とな
り、外部電源からの電流を効率良く全て負荷12へ流す
ことができる。また、電池22が充電されるといった不
具合も解消することができる。
【0046】このように、直流2電源供給回路10の内
部電源(電池22)側に入力インピーダンスがダイオー
ドよりも低いMOS−FET34を介在させることによ
って、電池22の電圧V2 が外部電源の電圧V1 よりも
高いときは電圧ロスが極めて少ない状態で負荷12を作
動させることができる。
【0047】この電圧ロスを、従来例に係るダイオード
122と本実施の形態のMOS−FET34とで比較す
る。まず、本実施の形態に適用したMOS−FET34
のオン抵抗は、ゲート(G)−ソース(S)間電圧VGS
=2Vとすると、0.1 Ω程度である。
【0048】本実施の形態の負荷12の負荷電流IL
300mA とすると、0.1 Ω×0.3 A=0.03Vとなる。
【0049】これに対して、従来例に係るダイオード1
22は、通電時の抵抗がMOS−FET34の10倍以
上(例えば、1.3 Ω) であるので、1.3 Ω×0.3 A=0.
39Vとなる。
【0050】この計算結果からも分かるように、MOS
−FET34を用いることにより、電圧ロスを極めて小
さくすることができる。また、電池の電圧V2 が外部電
源の電圧V1 よりも低くなったときには、電池22の回
路網を開放(MOS−FET34のオフ)し、電池22
に逆電流が流れないようにしたため、外部電源を有効に
かる効率良く利用することができる。
【0051】なお、本実施の形態では、MOS−FET
34として、Nチャンネル型を用いたが、Pチャンネル
型を用いても同様の効果を得ることができる。但し、回
路構成が若干異なり、図2に示されるような配線とな
る。なお、この図2に示される回路において、前記図1
で示した回路と同一構成部分については同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0052】すなわち、図2に示される如く、内部電源
用のプラス側電源線24には、Pチャンネル型のMOS
−FET34Pが介在されている。
【0053】すなわち、MOS−FET34Pのドレイ
ン(D)と共通プラス側電源線30に接続され(図2の
A点)、ソース(S)が前記電池ボックス20のプラス
側端子(図2のB点)が接続されいる。また、ゲート
(G)は、差動増幅器36の出力端子36Aと接続され
ている。このため、MOS−FET34は、差動増幅器
36からハイレベル(H)の信号が出力されると、ドレ
イン(D)−ソース(S)間がオフとなり、ローレベル
(L)の信号が出力されると、ドレイン(D)−ソース
(S)間がオンとなる。
【0054】差動増幅器36のVSSは、共通マイナス側
電源線32の基部(図2のC点)に接続され、VDDは、
MOS−FET34Pのソース(S)端子(図2のB
点)に接続されている。
【0055】また、差動増幅器36の非反転入力端子3
6Bは図2のB点と接続され、反転入力端子36Cは図
2のA点に接続されている。
【0056】ここで、通常は、DCジャック14から得
る外部電源電圧(V1 )と、電池ボックス20に収容さ
れた電池22から得る内部電源電圧(V2 )と、に差が
生じると、V2 >V1 の場合は、MOS−FET34P
には、順方向(図2の矢印I a 方向)の電流が流れ、電
圧は図2のB点>A点となり、差動増幅器36の非反転
入力端子36B及び反転入力端子36Cに入力される電
圧差が小さく、出力がローレベル(L)となって、MO
S−FET34Pをオンすることができる。
【0057】一方、V1 >V2 の場合は、MOS−FE
T34Pには、逆方向(図2の矢印Ib 方向)の電流が
流れ、電圧は図1のB点<A点となり、差動増幅器36
の非反転入力端子36B及び反転入力端子36Cに入力
される電圧差が大きく、出力がハイレベル(H)となっ
て、MOS−FET34Pをオフすることができる。
【0058】また、本実施の形態では、一方の直流電源
を内部の電池22とし、他方の直流電源をDCジャック
14から取り込む外部電源としたが、図3に示される如
く、両方共内部電池(一方が乾電池22、他方がリチウ
ム電池22L)電源としてもよい。この場合、両者の電
圧差が相互に影響を与えるため、図1又は図2に示すM
OS−FET34と差動増幅器36との組み合わせ回路
34,36 をそれぞれの内部電池電源22、22Lに接続
することが好ましい。
【0059】
【発明の効果】以上説明した如く直流電源供給回路は、
複数電源供給回Dにおいて、相互充電しないように、複
数の電源から効率的に電流を取り出すことができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る直流2電源供給回路の回路
図である。
【図2】Pチャンネル側MOS−FETを使用した場合
の直流2電源供給回路の回路図である。
【図3】2種の電源共に、内部電池を適用した場合の直
流2電源供給回路の回路図である。
【図4】従来例に係る直流2電源供給回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
10 直流2電源供給回路 12 負荷 14 DCジャック(外部電源) 16 外部電源用プラス側電源線 18 外部電源用マイナス側電源線 20 電池ボックス 22 電池(内部電源) 24 内部電源用プラス側電源線 26 内部電源用マイナス側電源線 28 ダイオード 30 共通プラス側電源線 32 共通マイナス側電源線 34 MOS−FET(Nチャンネル型) 34P MOS−FET(Pチャンネル型) 36 差動増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の直流電源が並列接続され、負荷に
    対して直流電源を供給するための直流電源供給回路であ
    って、 一方の直流電源のマイナス端子側にドレイン−ソース間
    が直列に接続され、ゲートへの入力信号に基づいてドレ
    イン−ソース間をオン・オフするNチャンネル型のMO
    S−FETと、 反転入力端子に前記一方の直流電源と前記MOS−FE
    Tとの間の電圧が入力され、非反転入力端子に前記負荷
    と前記MOS−FETとの間の電圧が入力され、両入力
    端子間の電圧差に基づいて前記MOS−FETのゲート
    へ所定の電圧を出力する差動増幅器と、を有し、 前記MOS−FETは、前記一方の直流電源電圧が他方
    の直流電源電圧よりも高い場合に順方向に流れる電流に
    より、ドレイン−ソース間に差動増幅器の入力差を増大
    させる電圧が入力されることによりオンし、前記一方の
    直流電源電圧が他方の直流電源電圧よりも低い場合に一
    時的に逆方向に流れる電流により、ドレイン−ソース間
    に差動増幅器の入力差を減少させる電圧が入力されるこ
    とによりオフすることを特徴とした直流電源供給回路。
  2. 【請求項2】 一対の直流電源が並列接続され、負荷に
    対して直流電源を供給するための直流電源供給回路であ
    って、 一方の直流電源のプラス端子側にドレイン−ソース間が
    直列に接続され、ゲートへの入力信号に基づいてドレイ
    ン−ソース間をオン・オフするPチャンネル型のMOS
    −FETと、 反転入力端子に前記一方の直流電源とMOS−FETと
    の間の電圧が入力され、非反転入力端子に前記負荷と前
    記MOS−FETとの間の電圧が入力され、両入力端子
    間の電圧差に基づいて前記MOS−FETのゲートへ所
    定の電圧を出力する差動増幅器と、を有し、 前記MOS−FETは、前記一方の直流電源電圧が他方
    の直流電源電圧よりも高い場合に順方向に流れる電流に
    より、ドレイン−ソース間に差動増幅器の入力差を減少
    させる電圧が入力されることによりオンし、前記一方の
    直流電源電圧が他方の直流電源電圧よりも低い場合に一
    時的に逆方向に流れる電流により、ドレイン−ソース間
    に差動増幅器の入力差を増大させる電圧が入力されるこ
    とによりオフすることを特徴とした直流電源供給回路。
  3. 【請求項3】 前記一方の直流電源が負荷を構成する電
    気製品の内部に収容される内部電池電源であり、前記他
    方の直流電源が負荷を構成する電気製品の外部から取り
    込む外部電源であり、前記外部電源側には、内部電池電
    源から逆流する電流を防止するダイオードが介在されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の直流
    電源供給回路。
  4. 【請求項4】 前記一方の直流電源が負荷を構成する電
    気製品の内部に収容される第1の内部電池電源であり、
    前記他方の直流電源が前記第1の内部電池電源とは異な
    る電圧の第2の内部電池電源であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の直流電源供給
    回路。
  5. 【請求項5】 前記差動増幅器がC−MOSオペアンプ
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    か1項記載の直流電源供給回路。
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