JP2006265211A - ジアミノ芳香族カルボニル化合物 - Google Patents

ジアミノ芳香族カルボニル化合物 Download PDF

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英敏 喜多
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一宏 田中
Tsubame In
燕 尹
Morifumi Chin
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Abstract

【課題】
本発明は、新規なジアミノ芳香族カルボニル化合物を提供する。特にポリイミドの一方の構成成分としたとき、極めて耐久性があり、高温下で劣化し難いこと、低温度下でのイオン伝導性に優れたイオン交換体を得ることができる。
【手段】
下記一般式(1)で表される化合物である。
【化30】
Figure 2006265211

[但し、Aは−CO−又は−SO−、Ar、Arは、次の(a)〜(d)に示す基のいずれかの基、
【化31】
Figure 2006265211

(但し、Qは、−O−、−S−、−CO−、−SO−、−CH−、−CF−、−C(CH−、−C(CF−から選ばれる基)、Dは−O−、−S−又は−SO−から選ばれる基、Xはスルホン酸基を有し、且つ更に置換基を有することある芳香族炭化水素基である]
【選択図】なし

Description

本発明は、重縮合可能な新規芳香族ジアミノ化合物に関する。特に側鎖にスルホン酸基を有するポリアミド又はポリイミドを製造するのに適した、ジアミノ芳香族カルボニル化合物に関する。
芳香族ジアミノ化合物は、ポリアミドやポリイミドなどの樹脂製造用の原料として用いられる。芳香族ポリイミドは、一般にオキシジアニリンのような芳香族ジアミンとピロメリット酸無水物のようなテトラカルボン酸二無水物との重縮合により得られ、ジアミン残基と酸無水物残基との間の電荷移動相互作用に基づく強い分子間相互作用のため、薄膜形成能に優れ、機械的強度、耐熱性、耐溶剤性、そして化学的安定性に優れるので、スーパエンジニアリングプラスチックス、層間絶縁材料等の電子材料あるいは中空糸気体分離膜などで利用されている。これらの優れた特性は、イオン交換膜や燃料電池用の電解質膜においても必要なものであり、特にスルホン酸基(スルホ基とも言う)やリン酸基のようなイオン交換基を有するポリイミドは良好な燃料電池用電解質膜などとして期待される。しかし、ポリイミドは、酸性水溶液中でイミド環が加水分解し易い欠点があり、スルホン化ポリフェニレンやスルホン化ポリエーテルスルホンなどのその他のスルホン化芳香族炭化水素系高分子に比べて大きな弱点であり、その解決が重大な課題である。
そこで1,4,5,8‐ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(NTDA)からの六員環イミド環を有するポリイミドがフタル酸無水物からの五員環イミド環より耐加水分解性に優れているとの提案がなされ(非特許文献1)、例えば、特許文献1では、NTDAと次記化学式(18)〜(20)で示されるスルホン化ジアミンおよび非スルホン化ジアミン(たとえば、オキシジアニリン)との共重合ポリイミド膜が燃料電池用の電解質膜として優れていると開示されている。しかし、これらのスルホン化ポリイミド膜の耐水性は十分なものではなく、特許文献2では、化学式(21)で示されるスルホン化ジアミンからのスルホン化共重合ポリイミド膜がさらに優れた耐水性を有することを開示している。これは、電子吸引性のスルホ基がアミノ基の結合しているフェニル環から離れたフェニル環に結合しているのでアミンの塩基性が高く、イミド環の耐加水分解性が増すためである(例えば、非特許文献2)と考えられる。
Figure 2006265211
Figure 2006265211
(DはO、S、CH、またはC(CF等、R〜Rは水素原子またはアルキル基、そして、Arはスルホ基を有する芳香環残基)
上記のスルホン化ポリイミドは、いずれもスルホ基が高分子主鎖に直接結合している場合である。パーフルオロスルホン酸系高分子電解質膜では、側鎖のフルオロエーテル末端にスルホ基が結合し、親水性のスルホ基部が疎水性の主鎖部からミクロ相分離し、親水性のイオンチャンネルを形成していると考えられている。同様の効果を期待してこれまでに、芳香族炭化水素系高分子の側鎖にスルホ基を導入した側鎖型のスルホン化芳香族炭化水素系高分子膜が報告されている。例えば、化学式22で示される4‐(4‐スルホフェノキシ)ベンゾイル基を有するポリ‐1,4‐フェニレン(非特許文献3)、化学式23で示される2‐スルホベンゾイル基を有するポリスルホン(非特許文献4)、化学式24で示されるω‐スルホアルキルスルホニル基を有するポリスルホン(非特許文献5)、化学式25で示されるω‐スルホアルキル基を有するポリスルホンなどの芳香族炭化水素系ポリマー(特許文献3)が挙げられる。
Figure 2006265211
Figure 2006265211
Figure 2006265211
Figure 2006265211
ポリイミドにおいても化学式26で示されるω‐スルホアルコキシ基を有するジアミン(非特許文献6、特許文献4)及び化学式27で示されるスルホフェノキシ基を有するジアミン(非特許文献7)の合成とそのポリイミドの合成と物性が報告されている。これらの側鎖型スルホン化ポリイミド膜はミクロ相分離構造を有し、比較的優れた高温耐水性を有することが明らかにされている。
Figure 2006265211
Figure 2006265211
その他に、側鎖にスルホ基を有するものとして、主鎖の芳香族環にアルキレンエーテル結合を介してスルホン化芳香族基を結合したポリイミド(特許文献5)や下記一般式(28)
Figure 2006265211
(Rは、アルキレン、ハロゲン化アルキレン、アリーレン及びハロゲン化アリーレン、又はエーテル結合を含むもの)
に示される側鎖にスルホン酸基を有するポリイミドが示されている(特許文献6)。また、特許文献7においては、下記一般式(29)で示される側鎖スルホ基を有する広範な種類(ポリエーテル、ポリケトン、ポリエーテルケトン、ポリスルホン等)の高分子電解質膜が示されている。
Figure 2006265211
(Xは単結合、電子吸引基または電子供与基、Rは単結合、‐(CH‐または‐(CF‐)
この中には、ポリイミドも含まれているが、耐熱水性、ラジカル耐性に優れる好ましい繰り返し単位高分子としては、ポリイミドは除外されており、具体的な記載は全くなされていない。イミド環の加水分解性に問題があるからと考えられる。ポリフェニレン、ポリエーテル、ポリケトン、ポリエーテルケトン、ポリスルホンなどの(特許文献7において好ましいものとして記載されている)高分子は、ポリイミドに比べて繰り返し単位の耐加水分解性には優れるが、分子間相互作用がポリイミドほど強くなく、薄膜形成能や耐溶剤性に劣る。このようなスルホン化高分子では、水は優れた溶剤であり、プロトン伝導性を高めるためスルホ基を多く導入しイオン交換容量を高くすると、膜が水に溶解もしくは著しく膨潤しやすく、またこれを抑えるため架橋構造を導入すると膜が乾燥時にもろくなるなどの欠点があり、その改善が必要とされている。
このように、ポリイミドの強い分子間相互作用に基づく優れた特性を活かし、強靱で可橈性に富むスルホン化ポリイミド薄膜で、かつイミド環の耐加水分解性を著しく向上させ、優れた高温耐水性を有する電解質膜の開発が必要とされている。これまでに開発されたスルホン化ポリイミド膜は、長期間使用すると、イミド環の加水分解が生じ、分子量が低下するため、膜は機械的特性を失うことがある。また、高温使用中、経時的にスルホ基の脱離を生じ、イオン交換容量の低下を来たし、性能が低下するという現象が見られることがある。これらの現象は、特に高温で顕著になる。これらのスルホン化ポリイミド膜の中には、80℃程度までの使用条件下では高分子電解質膜として有効に利用可能のものもあるが、更に高温、即ち100℃を超える温度下ではやはり経時的劣化を生じることが分かった。
そこで、100℃以上の温度下で用いても、長期耐久性と機械的強度を有し、特に幅広い温度領域で使用可能であり、しかも低湿度下でのプロトン伝導性低下の少ない燃料電池用の電解質膜として使用に耐え得る高分子電解質膜の開発が望まれている。
本発明者は敍上の課題を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、特定のジアミン化合物をモノマーとして用いた場合、極めて耐熱性の高いすなわち、100〜120℃の温度条件下でも高い機械的強度を保ち、しかも経時的劣化の少ない陽イオン交換膜、特に燃料電池用電解質膜に適するスルホン化ポリイミド膜を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明はスルホン酸基を側鎖に有するポリイミドを得るのに適する新規なジアミノ化合物に関する。
特表2000‐510511 特開2003‐64181号公報 特開2002‐110174号公報 特開2004‐155998号公報 特開2004‐35891号公報 特開2004‐107484号公報 特開2004‐256797号公報 ポリマー 第42巻 5097‐5105頁(2001) ジャーナル メンブラン サイエンス 第230巻 111‐120頁(2004) ソリッド ステート イオニクス 第147巻 189‐194頁(2002) マクロモレキュラー ラピッド コミュニケーションズ 第23巻 896‐900頁(2002) ジャーナル メンブラン サイエンス 第230巻 61‐70頁(2004) ジャーナル マテリアルズ ケミストリー 第14巻1062‐1070頁(2004) トランザクション マテリアルズ リサーチ ソサイアティ ジャパン 第29巻 2541‐2546頁(2004)
本発明の目的は、上記技術背景に鑑み、高い機械的強度を有し、且つ、耐熱性、耐久性のあるポリイミド系イオン交換膜、すなわち側鎖にスルホン酸基を有する陽イオン交換膜を得る原料モノマーである特殊なジアミノ化合物を提供するにある。
本発明は下記一般式(1)で表されるジアミノ芳香族カルボニル化合物である。
Figure 2006265211
[但し、Aは‐CO‐又は‐SO‐、Ar、Arは、次の(a)〜(d)に示す基のいずれかの基、
Figure 2006265211
(但し、Qは、‐O‐、‐S‐、‐CO‐、‐SO‐、‐CH‐、‐CF‐、‐C(CH‐、‐C(CF‐から選ばれる基)、Dは‐O‐、‐S‐又は‐SO‐から選ばれる基、Xはスルホン酸基を有し、且つ更に置換基を有することある芳香族炭化水素基である]
特に好適な芳香族炭化水素残基としては次の式(2)で示す構造のものが推奨される。
Figure 2006265211
ここで、pは0又は1であり、Yはスルホン酸基或いは、次の式(3)〜(16)に示す基のいずれか1つの基が好適である。
Figure 2006265211
(但し、(3)〜(16)においてnは1〜2の整数を表す、またTは‐O‐、‐S‐又は‐SO‐を表す)
また、イオン交換容量を大きくするために、前記一般式で示すジアミノ芳香族カルボニル化合物の「X」がスルホン酸基の置換されたポリフェニレン基、チオフェニレン基等、次の式(17)で示される基とするのも好ましい態様である。
Figure 2006265211
(但し、Zは芳香族環が直接結合、‐O‐、‐S‐、‐SO‐、‐CO‐、‐CF‐、‐C(CF‐を表す。またmは1〜20、nは1〜2の整数を表す。)
中でもポリフェニレンオキサイド及びポリフェニレンスルフィドが好適である。
本発明の新規ジアミノ芳香族カルボニル化合物は、これを一方の成分とするポリイミドとすることにより、機械的強度が優れ、且つ、主鎖を構成する芳香族環に直接スルホン酸基が結合しているポリイミド、エーテル結合又はアルキレン結合を介してアルキル基または芳香族環にスルホン酸基が結合したポリイミド、そしてスルホン酸基を有する側鎖芳香環がカルボニルまたはスルホニル基などの電子吸引性基を介してアミノフェニル基に直接結合したポリイミドなどに比べて、高温下での酸性水溶液中など過酷な条件下で用いた場合の加水分解による高分子鎖の切断及びスルホン酸基の脱離等経時的劣化が少なく、しかも、低湿度下でのプロトン伝導性低下が少なく、燃料電池電解質膜として使用した場合、燃料の水素ガス等とメタノール等の液体に対して高いバリヤー性を併せ持つ優れた電解質膜とすることができる新規スルホン化ジアミノ芳香族化合物である。すなわち、本発明はポリイミドとした場合、主鎖を構成する部分に親水性の基であるスルホン酸基は存在せず、スルホン酸基を有する側鎖芳香環がカルボニル基を介して結合したフェニル環がさらにアリールオキシ基、アリールチオ基又はアリールスルホニル基を介してアミノ芳香環に結合しており、疎水性のポリイミド高分子鎖がフレキシブルであり、かつ親水性のスルホン酸含有側鎖芳香環がイミド環から遠く離れた構造になっているので、疎水性の主鎖部と親水性の側鎖基部がミクロ相分離構造をとり易い。そのため、ポリイミド主鎖部の疎水性ドメインへの水収着量は少なく、電解質膜としての利用時に主鎖が加水分解を受け難くなるのである。更に、電子吸引性基であるカルボニル基を有する芳香環にスルホン酸基が結合されることにより、スルホン酸基の加水分解が起こり難いという特徴もある。
本発明の新規ジアミノ芳香族カルボニル化合物は下記一般式(1)
Figure 2006265211
[但し、Aは、‐CO‐又は‐SO‐、Rは水素又は電子吸引性基、Ar、Arは、次の(a)〜(d)に示す基のいずれかの基、
Figure 2006265211
(但し、Qは、‐O‐、‐S‐、‐CO‐、‐SO‐、‐CH‐、‐CF‐、‐C(CH‐、‐C(CF‐から選ばれる基)、Dは‐O‐、‐S‐又は‐SO‐から選ばれる基、Xはスルホン酸基を有し、且つ更に置換基を有することある芳香族炭化水素基である]
本発明の化合物にあっては、主鎖を構成する4個の芳香族環のうち、両端の芳香族環にそれぞれアミノ基が存在し、且つスルホン酸基を有する側鎖をカルボニル基を介して結合した主鎖の芳香族環は、前記両端のアミノ基を有する芳香族環と‐O‐、‐S‐又は‐SO‐基を介して結合していることを特徴としている。かかる構造とすることにより該アミノ基によりイミド結合を形成させたポリイミドは極めて安定化し、高温下においても加水分解を受け難くなるのである。
特に好ましい形態は上記ジアミノ芳香族カルボニル基に側鎖として結合する芳香族環としては、下記式(2)で示される、ベンゼン環またはナフタレン環である。
Figure 2006265211
(但し、Yはスルホン酸基又は下記式(3)〜(16)に示す基のいずれか1つの基、pは0〜2の整数である。)
すなわち、これらの芳香族環に1個又は2個のスルホン酸基が結合していてもよいし、また該芳香族環に更に酸素原子、硫黄原子、メチレン基、プロピレン基等のアルキレン基又はパーフルオロアルキレン基或いはスルホニル基等を介して、芳香族環が結合しており、それらにスルホン酸基が結合していてもよい。かかる基の好ましい例は、次の化学式(3)〜(16)或いは化学式(17)等である。
Figure 2006265211
Figure 2006265211
(但しmは2〜30の整数、nは1〜2の整数、Tは‐O‐、‐S‐又は>SOを表す、またZは直接結合、‐O‐、‐S‐、‐SO‐、‐CO‐、‐CH‐、‐CF‐、又は‐C(CF‐を表す。)
このように、アミノ基を結合したベンゾイル基などの芳香族カルボニル基に結合した芳香族環に更に芳香族環が結合する形態の場合、アミノ基を結合した芳香族カルボニル基に結合した芳香族環には、スルホン基は置換していないか又は1個だけ置換していることが好ましい。
また、式(17)で示されるZが酸素であるポリフェニレンオキサイド等、重合鎖が存在する場合、該重合鎖があまり長くなると、ポリアミド又はポリイミド化する場合に支障を生じ、十分な重合度が得られないので、前記式(17)におけるmは20程度まで、好ましくは2〜8である。
本発明の化合物の製造方法は、特に限定されないが、次に一般的製造方法のスキームの例を示す。
Figure 2006265211
すなわち、上記スキームの例におけるベンゼンにかえて、ビフェニルやビフェニルスルホンなどの芳香族化合物を、そしてパラアミノフェノールにかえて、アミノフェノール類を用いることにより、対応するジアミノ芳香族カルボニル化合物(一般式(1)でDが−O−、Aが−SO−のもの)が得られる。アミノフェノール類にかえてアミノチオフェノール類を用いれば、Dが−S−の対応するジアミノ芳香族カルボニル化合物が得られ、さらに、このスルフィド基を適当な条件下で適当な酸化剤を用いて(例えば、日本化学会編(丸善(株))第4版実験化学講座24、有機合成VIの371頁に記載の方法)、スルホニル基に酸化すれば、Dが−SO−の対応するジアミノ芳香族カルボニル化合物が得られる。また、ジクロロビフェニルスルホンにかえて、ジクロロベンゾフェノンを用いれば、一般式(1)でAが−CO−の対応するジアミノ芳香族カルボニル化合物が得られる。
ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホベンゾイル)フェニル]スルホン(BAPSBPS)
(1)ビス(2‐カルボキシ‐4‐クロロフェニル)スルホン〔前記スキーム(化1)〕の合成
500mlの四つ口フラスコに窒素気流下、12.92g(45ミリモル)の4,4‘‐ジクロロ‐1,1’‐ジフェニルスルホンと225mlの乾燥テトラヒドロフラン(THF)を加え、窒素気流下、‐60℃に冷却した。この混合液に10Mのブチルリチウムヘキサン溶液の10.0mlを30mlのヘキサンで希釈したものを反応液温度が‐55℃以上にならないようにゆっくり加えた。加え終わった後、反応液を1時間この温度に保った。その後、二酸化炭素ガスを反応液に、液温が‐30℃以上にならないように、ゆっくりと約1時間吹き込んだ。反応液をゆっくり室温まで上げ、50mlの水をゆっくりと加え、約30分攪拌を続けた後、水相と有機相の2相に分離した。有機相を水50mlで抽出した。2つの水相を一緒にし、10%塩酸水溶液を加えて、固体を析出させた。ろ過乾燥して、12.5gの淡黄色固体を得た。これを、クロロホルムで洗浄して、11.0gの白色固体を得た(収率65%)。このものは、HNMR(270MHz,DMSO‐d)で確認したところ、δ(ppm):7.80〜7.90(4H,M),8.06(2H,D)にピークを有し、更に、FT‐IRで確認した結果、ビス(2‐カルボキシ‐4‐クロロフェニル)スルホンであることが確認された。この化合物を(化1)という。
(2)ビス(2‐クロロカルボニル‐4‐クロロフェニル)スルホン〔前記スキーム(化2)〕の合成
冷却管を備えた200mlの乾燥した三つ口フラスコに16.0gの(化1)と80mlのチオニルクロリドを加えた。反応液を8時間還流させた後、チオニルクロリドを留去して、固体生成物、ビス(2‐クロロカルボニル‐4‐クロロフェニル)スルホン16.6gを得た(収率95%)。この化合物を(化2)という。
(3)ビス(2‐ベンゾイル‐4‐クロロフェニル)スルホン(化3)の合成
300mlの乾燥した三つ口フラスコに5.37g(13ミリモル)の(化2)と180mlのベンゼンを加え、固体が溶解した後、10℃に冷却し、攪拌しながら3.81g(18.6ミリモル)のAlClを少しずつ加えた。その後、該混合物を35℃で20時間攪拌した。反応混合物を大量の氷(約100gに数滴の塩酸を加えたもの)に注ぎ入れた。析出した固体生成物を濾別し、濾液を2相に分離した。有機相からベンゼンを留去し、固体を得た。両方の固体を一緒にし、ベンゼンから再結晶し、乾燥して5.0gの白色固体生成物を得た(収率77%)。このものは、HNMR(270MHz,CDCl)で確認したところ、δ(ppm):7.25(2H,D)、7.42‐7.50(4H,M)、7.55‐7.65(4H,M)、7.78(4H、M)、8.05(2H,D)にピークを有し、更に、FT‐IRで確認した結果、ビス(2‐ベンゾイル‐4‐クロロフェニル)スルホンであることが確認された。この化合物を(化3)という。
(4)ビス[4‐クロロ‐2‐(3‐スルホベンゾイル)フェニル]スルホンのナトリウム塩〔前記スキーム(化4)〕の合成
100mlのフラスコに4.96g(10ミリモル)の(化3)を入れ、アイスバスで冷却した後、5mlの濃硫酸を攪拌しながらゆっくりと添加した。(化3)を完全に溶解させた後、0℃に冷却し5mlの発煙硫酸(SO60%)をゆっくりと添加した。発煙硫酸を完全に添加した後、該混合物をゆっくりと70℃まで加温し、70℃で6時間保持した。その後室温まで冷却した後、混合物を破砕した200gの氷中に注いだ。次いでこの酸性溶液に50gの食塩を加え、白色固体を析出させた。固体を遠心分離後、200mlの水に溶かし、液が中性になるまで10%水酸化ナトリウム水溶液を加え、それから食塩を加えて固体を析出させた。固体分をDMSOに溶かし、可溶分を濾別して、DMSOを留去して6.7gの固体生成物を得た(収率95%)。このものは、HNMR(270MHz,DMSO‐d)により、δ(ppm):7.52(2H,T),7.63(2H,D),7.77(2H,D),7.81〜7.90(6H,m),7.96(2H,S)のピークを示し、またFT‐IRにより、ビス[4‐クロロ‐2‐(3‐スルホベンゾイル)フェニル]スルホンのナトリウム塩であることが確認された。この化合物を(化4)という。
(5)ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホベンゾイル)フェニル]スルホン(BAPSBPS)、〔前記スキーム(化5)〕の合成
100mlの四つ口フラスコに4‐アミノフェノール2.45g(22.5ミリモル)、1.50gのKCOと、30mlのN‐メチルオピロリドン(NMP)そして15mlのトルエンを加え、窒素気流下140℃で4時間攪拌加熱した。生成した水はトルエンとの共沸混合物として反応系外に除去した。反応混合物を室温まで冷却後、5.25g(7.5ミリモル)の(化4)と10mlのNMPを加え、窒素気流下170℃で24時間攪拌した。この反応混合液を、室温まで冷却後、250mlの冷水中に加え、次いで濃塩酸を、液のpHが約1になるまでゆっくり加えた。得られた固体沈殿物を濾別し、1%塩酸水溶液で洗浄した後乾燥して、5.05gの濃紅色固体生成物を得た(収率84%)。これをDMSOと水の混合溶液(1/1)から再結晶して、 3.5gの淡桃色固体を得た。このものはHNMR(270MHz,トリエチルアミン含有DMSO‐d)によりδ:5.15(‐NH),6.61(4H、D),6.85(6H、M),7.12(2H、DD),7.50(2H、T),7.65(2H、D),7.80(2H、D),7.90(2H、D),7.96(2H、S)のピークを示した。またFT‐IRにより、ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホベンゾイル)フェニル]スルホンであることが確認された。この化合物を(化5)という。
ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3,5‐ジスルホベンゾイル)フェニル]スルホン(BAPDSBPS),〔次記スキーム(化7)〕の合成
Figure 2006265211
実施例1で合成した(化3)を用い、スルホン化温度時間を100℃、12時間とする以外は実施例1の(3)と同様にして、ビス[4‐クロロ‐2‐(3,5‐ジスルホベンゾイル)フェニル]スルホンのナトリウム塩(化6)を合成した。さらに、実施例1の(4)と同様にして、(化6)を4‐アミノフェノールと反応させて、ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3,5‐ジスルホベンゾイル)フェニル]スルホン(化7)を合成した。
ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェニル)ベンゾイル)フェニル]スルホン(BAPSSPBPS),〔次記スキーム(化10)〕の合成
Figure 2006265211
(1)ビス[4‐クロロ‐2‐(4‐フェニルベンゾイル)フェニル]スルホン(化8)の合成
200mlの乾燥した三つ口フラスコに5.09g(33ミリモル)のビフェニルと60mlの1,1―ジクロロエタンを加え、氷浴で0℃に冷却後、この混合物に、前記の(化2)6.18g(15ミリモル)を1,2‐ジクロロエタン150mlに溶かし、さらに4.20g(31.5ミリモル)のAlClを加えて溶かした液を滴下漏斗を用いて、0.5時間かけてゆっくりと滴下した。その間攪拌しながら0℃に保った。滴下後、該混合物を35℃で24時間攪拌した。反応溶液を大量の氷(約100gに数滴の塩酸を加えたもの)に注ぎ入れた。2相に分離し、有機相から1,2‐ジクロロエタンを留去し、固体を得た。これを四塩化炭素とエタノールの1:2の溶液からから再結晶し、乾燥して6.8gの白色固体を得た(収率70%)。このものは、このものは、HNMR(270MHz,CDCl)で確認したところ、δ:7.29ppm(2H、D)、7.35‐7.50(6H,M)、7.55‐7.67(10H,M)、7.82(4H、D)、8.05(2H,D)にピークを有し、更に、FT‐IRで確認した結果、ビス[4‐クロロ‐2‐(4‐フェニルベンゾイル)フェニル]スルホンであることが確認された。この化合物を(化8)という。
(2)ビス[4‐クロロ‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェニル)ベンゾイル)フェニル]スルホンのナトリウム塩(化9)の合成
2.66gの(化8)、濃硫酸4ml、そして発煙硫酸4mlを用い、80℃で10時間スルホン化し、実施例1の(4)と同様に処理して、4.1gの固体生成物を得た(収率98%)。このものは、HNMRにより、δ:7.60〜7.70ppm(2H,T),7.75〜8.00ppm(4H,M),8.00〜8.40ppm(14H,M)のピークを示し、またFT‐IRにより、ビス[4‐クロロ‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェニル)ベンゾイル)フェニル]スルホンのナトリウム塩であることが確認された。この化合物を(化9)という。
(3)ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェニル)ベンゾイル)フェニル]スルホンの合成
(化9)2.45gを用い、実施例1の(5)と同様にして、4‐アミノフェノールと反応させて、濃紅色の固体2.2gを得た(収率82%)。このものは、HNMR(270MHz,DMSO‐d)により、δ(ppm):5.20(‐NH2),6.62(4H,D),6.85(4H,D),7.15(4H,M),7.85(2H,M),8.00〜8.50(14H,M)のピークを示し、またFT‐IRにより、ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェニル)ベンゾイル)フェニル]スルホンであることが確認された。この化合物を(化10)と言う。
ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェノキシ))ベンゾイル‐フェニル]スルホン(BAPSSPBPS,化14)の合成
Figure 2006265211
(1)ビス[2‐カルボキシ‐4‐(4‐ニトロフェノキシ)フェニル]スルホン(化11)の合成
300mlの三口フラスコに、23.68g(70ミリモル)の2,2’‐ジカルボキシ‐4,4’‐ジヒドロキシジフェニルスルホン、27.0gのKCOと、70mlのジメチルホルムアルデヒド(DMF)そして30mlのトルエンを加え、窒素気流下130℃で3時間攪拌加熱した。生成した水はトルエンとの共沸混合物として反応系外に除去した。反応混合物を室温まで冷却後、21.73g(154ミリモル)のp‐フルオロニトロベンゼンを加え、窒素気流下150℃で20時間攪拌した。この反応混合液を、室温まで冷却後、多量の水中に加え、水で中性になるまで塩酸水溶液を入れて、得られた固体沈殿物を濾別し、次いで熱エタノールで数回洗浄した後乾燥して、36.6gの黄色固体生成物を得た(収率90%)。このものはHNMRとFT‐IRにより、ビス[2‐カルボキシ‐4‐(4‐ニトロフェノキシ)フェニル]スルホンであることが確認された。この化合物を(化11)と言う。
(2)ビス[4‐(4‐ニトロフェノキシ)‐2‐(4‐フェノキシベンゾイル)フェニル]スルホン(化12)の合成
(化11)を実施例1の(2)と同様に処理して(化11)の酸クロリドを得た。100mlの乾燥した三つ口フラスコに5.11g(30ミリモル)のフェニルエーテルと20mlの1,1―ジクロロエタンを加え、氷浴で0℃に冷却後、さらに2.93g(11ミリモル)のAlClを加えた。この混合物に、(化11)の酸クロリド6.17g(10ミリモル)を1,2‐ジクロロエタン20mlに溶かした液を、滴下漏斗を用いて、1時間かけてゆっくりと滴下した。滴下漏斗中の残物を5mlのジクロロエタンで洗い、反応液に加えた。その間攪拌しながら0℃に保った。滴下後、該混合物を40℃で20時間攪拌した。反応溶液を大量の氷(約100gに数滴の塩酸を加えたもの)に注ぎ入れた。2相に分離し、有機相から1,2‐ジクロロエタンを留去し、固体を得た。これをエチルエーテルで洗浄した後、エタノールから再結晶し、乾燥して6.64gの黄色固体を得た(収率75%)。このものは、HNMRとFT‐IRで確認した結果、ビス[4‐(4‐ニトロフェノキシ)‐2‐(4‐フェノキシベンゾイル)フェニル]スルホンであることが確認された。この化合物を(化12)という。
(3)ビス[4‐(4‐ニトロフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェノキシ))ベンゾイル‐フェニル]スルホンカルシウム塩(化13)の合成
100ml三つ口フラスコに4.42g(5ミリモル)の(化12)を入れ、アイスバスで冷却した後、5mlの濃硫酸を攪拌しながらゆっくりと添加した。(化12)を完全に溶解させた後、2.5mlの発煙硫酸(SO60%)をゆっくりと添加した。発煙硫酸を完全に添加した後、該混合物を攪拌しつつ0℃で0.5時間保持した。次いでゆっくりと60℃まで加温し、60℃で3時間保った。その後室温まで冷却した後、混合物を破砕した150gの氷中に注いだ。次いでこの溶液を20%水酸化カルシウム水溶液で中和した。沈殿した固体(CaSO)を濾別し、50mlの水で洗浄する。濾液を一緒にして、それに塩化カルシウムの粉末を少しずつ加え、析出した固体を濾別し真空乾燥した。これを100mlのDMSOに溶かし、不溶分を濾別し、濾液を乾固して6.46gの固体生成物を得た(収率95%)。このものは、HNMRとFTIRよりビス[4‐(4‐ニトロフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェノキシ))ベンゾイル‐フェニル]スルホンカルシウム塩であることが確認された。この化合物を(化13)と言う。
(2)ビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェノキシ))ベンゾイル‐フェニル]スルホン(BAPSSPBPS,化14)の合成
100mlの四つ口フラスコに4.08g(3.0ミリモル)の(化13)、10mlの水そして30mlのエタノールをいれ、窒素雰囲気下で攪拌しながら、6.98g(30ミリモル)の塩化第一スズ2水塩を加え、次いで、10mlの濃塩酸をゆっくり加えた。この反応混合物を40℃で4時間攪拌した後、濾過し、濾液を乾固し、ジエチルエーテルで洗浄して白色固体3.26gを得た(収率95%)。このものはHNMRとFT‐IRによりビス[4‐(4‐アミノフェノキシ)‐2‐(3‐スルホ‐4‐(4‐スルホフェノキシ))ベンゾイル‐フェニル]スルホンであることが確認された。この化合物をBAPSSPBPS,化14)と言う。
本発明のジアミノ芳香族カルボニル化合物は、ポリアミド又はポリイミドの一方の成分として用いられ、優れた陽イオン交換体となり、特にこのモノマーを用いたポリイミドは高温下での劣化が少ないことから優れた燃料電池の電解質膜を提供することができる。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)で表されるジアミノ芳香族カルボニル化合物。
    Figure 2006265211
    [但し、Aは‐CO‐又は‐SO‐、Ar、Arは、次の(a)〜(d)に示す基のいずれかの基、
    Figure 2006265211
    (但し、Qは、‐O‐、‐S‐、‐CO‐、‐SO‐、‐CH‐、‐CF‐、‐C(CH‐、‐C(CF‐から選ばれる基)、Dは‐O‐、‐S‐又は‐SO‐から選ばれる基、Xはスルホン酸基を有し、且つ更に置換基を有することある芳香族炭化水素基である]
  2. Xが下記式(2)で示される請求項1に記載のジアミノ芳香族カルボニル化合物である。
    Figure 2006265211
    (但し、pは0又は1、Yはスルホン酸基又は下記式(3)〜(16)に示す基のいずれか1つの基である。)
    Figure 2006265211
    (但し(3)〜(16)におけるnは1〜2の整数を表す、またTは‐O‐、‐S‐又は‐SO‐を表す)
  3. Xが下記式(17)で示される基である請求項1に記載のジアミノ芳香族カルボニル化合物。
    Figure 2006265211
    (但しZは直接芳香族環が結合したもの、‐O‐、‐S‐、‐SO‐、‐CO‐、‐CH‐、‐CF‐、又は‐C(CF‐を表す。またmは1〜20、nは1〜2の整数を表す。)
  4. Xがスルホン酸基の置換されたポリフェニレンオキサイド鎖又はポリフェニレンスルフィド鎖よりなる請求項1に記載のジアミノ芳香族カルボニル化合物。
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CN103880718A (zh) * 2014-03-21 2014-06-25 北京理工大学 全芳香侧链型磺化二氯单体及其制备方法

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