JP2006258257A - 接合金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大きい引き抜き耐力が要求される接合金物のほぞパイプとプレートとの接合部の必要強度を確保しつつ、この接合部の余盛りがほぞ孔と干渉しないようにして、生産効率を上げるとともに、作業性を高めることのできる接合金物を提供する。
【解決手段】 本発明の接合金物1は、ドリフトピンまたはボルト固定用の貫通孔132を有するほぞパイプ13の一端に、ドリフトピンまたはボルト固定用の貫通孔122を有するプレート12を略羽子板状に結合してなる。ほぞパイプ13の一端には、プレート嵌入用のスリット131が設けられて、スリット131の両側縁部が内曲げ加工されるとともに、このスリット131にプレート12が嵌入されて溶接接合されて、余盛りがほぞパイプ13の外周より外側に出ないように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅をはじめとする比較的小規模な木造建築物に好適な接合金物に関する。
阪神淡路大震災を契機に、木造建築物における接合金物はその建築物の安全性を確保する上で重要なものであるとの認識が広く普及してきており、バランスよく耐力壁を配置するように図られている。耐力壁の耐力を十分に発揮するためには、耐力の加算を成立させる耐力壁の脇部に設けられた柱頭柱脚の接合部が極めて重要であり、耐力壁の種類と配置に応じた接合金物が必要となる。そこで、本出願人は、木造建築物の水平構面での剛性確保に加えて、柱と梁の接合部における強度性能を確保するために、例えば特許文献1に記載されたような耐力壁とともに接合部に用いる接合金物を提案している。
この接合金物は、鋼製のプレートとほぞパイプとが溶接等により羽子板状に一体化して形成されている。プレートは柱の上下端に形成されたスリットに挿入されて、柱の側面から挿入されるドリフトピンによって柱と接合される。また、ほぞパイプは梁に形成されたほぞ孔に挿入されて、梁の側面から挿入されるドリフトピンによって梁材と接合される。これにより、地震時、剛性の高い壁面の脇部において、柱に作用する引き抜き力に抵抗して地震エネルギーを十分に吸収できるようにしている。
特開2003−253789号公報
前記の構成において、通常、梁のほぞ孔は梁の剛性を確保するために、ほぞパイプとほぼ同径で形成されており、挿入されるほぞパイプとの間にクリアランスをほとんど生じないように設計されている。これに対し接合金物においては、十分な強度を確保するために、ほぞパイプとプレートとの溶接部に、所定寸法の溶接脚長やのど厚を確保する必要がある。しかしながら、このようなプレートとほぞパイプとの薄板材同士の接合部は、脚長やのど厚の所定寸法を確保することが比較的難しく、また、これらの所定寸法を確保できても、溶接部表面に余盛りが突出してしまい、この突出した余盛りがほぞ孔の内面に干渉して、ほぞパイプがほぞ孔に入らなくなったり、ほぞ孔に割れを生じたりするおそれがあった。
そこで、このようにほぞパイプの外周よりも外側に余盛りが突出する場合には、溶接部にサンダー掛けをしてほぞパイプの外周と面を揃え、ほぞ孔の内面に干渉しないようにする作業が必要になって手間がかかっていた。また、このサンダー掛けは手作業で行うので、生産効率が悪く、作業者の熟練度によっては溶接部を削り過ぎて必要強度を確保できなくなるおそれもあった。
本発明はかかる事情にかんがみてなされたものであり、大きい引き抜き耐力が要求される接合金物のほぞパイプとプレートとの接合部の必要強度を確保しつつ、接合部の余盛りがほぞ孔に干渉しないような構成とし、これにより生産効率を上げるとともに、作業性を高めることのできる接合金物を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するため、本発明は、ドリフトピンまたはボルト固定用の貫通孔を有するほぞパイプの一端に、ドリフトピンまたはボルト固定用の貫通孔を有するプレートを略羽子板状に結合してなる接合金物において、ほぞパイプの一端にはプレート嵌入用のスリットが設けられて、スリットの両側縁部が内曲げ加工されるとともに、このスリットにプレートが嵌入されて溶接接合され、余盛りがほぞパイプの外周より外側に出ないように形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、ほぞパイプのスリットの両側縁部が内曲げ加工されているので、プレートとの溶接に所定寸法の脚長やのど厚を確保しても、余盛りがほぞパイプの外周より外側に出ないようにすることが可能になる。これにより、接合金物の生産効率を高めるとともに、かかる接合金物を用いた接合部の施工において作業性を高めることができる。
上述のように構成される本発明の接合金物によれば、ほぞパイプとプレートとの接合部の必要強度を確保しつつ、接合部の余盛りがほぞ孔に干渉しないように溶接することができるので、手作業によるサンダー掛けが不要になって生産効率を上げることができ、施工作業性を高めることができる。
以下、本発明に係る接合金物を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図5は本発明に係る接合金物を示し、図1は本発明の接合金物を示す正面図、図2は図1の横断面図、図3は接合金物のプレートとほぞパイプの接合前状態を示す正面図、図4は図3の接合金物のほぞパイプを示し(a)は側面図、(b)は上面図である。また、図5は本発明の接合金物を用いた接合部構造を示す断面図であり、図面を見やすくするために各部材の断面ハッチングを省略して記載している。
接合金物1は、鋼製のプレート12とほぞパイプ13とからなり、プレート12に嵌合片121が形成されてほぞパイプ13の一端に嵌合され、プレート12とほぞパイプ13とが溶接によって羽子板状に一体化されて形成されている。
プレート12およびほぞパイプ13には、ドリフトピンまたはボルトによってそれぞれを柱梁に固定するための複数の貫通孔122,132が設けられている。例示の形態では、プレート12の貫通孔122は2個並設されて、2本のドリフトピンで固定できるように構成されている。ほぞパイプ13に設けられる貫通孔132も、プレート12の貫通孔122と同一方向に貫通して2個形成されている。
図4(a)に示すように、ほぞパイプ13の一端には、プレート12を嵌入させるためのスリット131が設けられている。スリット131はプレート厚とほぼ同じ幅で形成され、例示した接合金物1においては、プレート厚、スリット幅ともに3.2mmとされている。また、スリット長さは、プレート12の嵌入片121の長さに対応して形成されている。
図4(b)に示すように、かかるスリット131の両側縁部は、ほぞパイプ13の軸芯方向に内曲げ加工されている。これにより、ほぞパイプ13のスリット部分が、ほぞパイプ13の外周よりも窪んだ溝状になるように形成されている。
接合金物1は、かかるほぞパイプ13のスリット131に、プレート12の嵌入片121を嵌入して、フレア溶接により接合されている。スリット131には内曲げ加工が施されているので、嵌入片121をスリット131に嵌入することで、両者の間に略レ形のグルーブを形成することができる。これにより、プレート12とほぞパイプ13との溶接部133では、この内曲げ加工した部分において所定寸法ののど厚を確保しつつ溶着金属を溶け込ませることができ、余盛りがほぞパイプ13の外周から外側に出ないように接合することができる。
また、図示するように、ほぞパイプ13の他端は、断面半月状の相欠部14が形成されている。相欠部14は、ほぞパイプ13の先端部が半割状とされ、かかる部分に平坦な板材が溶接されて貫通孔132が設けられている。この相欠部14の溶接部についても、ほぞパイプ13の外周よりも外側に出ないように接合されている。これにより、相欠部14は他の接合金物1のほぞパイプ13に形成された相欠部14と、互いに重合することが可能な構成となっている。
なお、本発明に係る接合金物1において、プレート12の大きさは、幅が側柱とほぼ等しい略正方形状を基本とし、プレート12に設けられる貫通孔の個数によってその幅が拡縮されることが好ましい。また、ほぞパイプ13の長さや、プレート12およびほぞパイプ13に設けられる貫通孔の個数は、要求される引き抜き耐力に応じて、適宜設定されることが好ましい。さらに、プレート12に結合されるほぞパイプ13は、例示したように1本に限らず、プレート12に対して同方向に2本結合されるような形態であってもよい。
上記構成の接合金物1は、例えば図5に示すような柱梁の接合部に用いることができる。例示の形態では、接合金物1のプレート12は、柱頭および柱脚に形成されたスリット21にそれぞれ嵌入され、各貫通孔122に柱2の側面からドリフトピン5が挿入されて柱2と連結される。また、接合金物1のほぞパイプ13は、梁3に形成されたほぞ孔31にそれぞれ嵌入され、梁3の側面から貫通孔132にドリフトピン5が挿入されて梁3と連結される。このとき、ほぞパイプ13とほぞ孔31とは干渉することなく、スムーズに嵌入することができ、接合金物1の必要強度が確保されているので、接合部の強度性能を満たす構造を実現することができる。
以上説明したように、本発明に係る接合金物1は、脚長やのど厚の所定寸法を確保することが比較的難しいプレート12とほぞパイプ13との溶接部133において、必要強度を確保しつつ、ほぞパイプ13の外周より外側に余盛りが出ないように溶接することができるので、溶接部133の余盛りがほぞ孔31に干渉することがなくなり、手作業によるサンダー掛けが不要になって生産効率を上げ、作業性も高めることができる。
本発明の接合金物は、木造建築物において高い剛性を有する耐力壁脇の柱頭・柱脚の仕口等、接合部の強度性能を満たすために好適に利用することができ、構造耐力上主要な部分を強化して地震にも耐えうる構法を実現することができる。
本発明に係る接合金物の正面図である。 図1の横断面図である。 本発明の接合金物のプレートとほぞパイプの接合前状態を示す正面図である。 図3のほぞパイプを示す(a)側面図、(b)上面図である。 本発明の接合金物を用いた接合部構造を示す断面図である。
符号の説明
1 接合金物
12 プレート
121 嵌合片
122 貫通孔
13 ほぞパイプ
131 スリット
132 貫通孔
133 溶接部
14 相欠部

Claims (1)

  1. ドリフトピンまたはボルト固定用の貫通孔を有するほぞパイプの一端に、ドリフトピンまたはボルト固定用の貫通孔を有するプレートを略羽子板状に結合してなる接合金物において、
    ほぞパイプの一端にはプレート嵌入用のスリットが設けられて、スリットの両側縁部が内曲げ加工されるとともに、このスリットにプレートが嵌入されて溶接接合され、余盛りがほぞパイプの外周より外側に出ないように形成されたことを特徴とする接合金物。
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