JP2006256447A - 歩行者用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの展開膨張当初に、浮き上がりを抑えて、カウル付近だけでなく、フロントピラーも素早く覆えるように、エアバッグを展開させることができる歩行者用エアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】歩行者用エアバッグ装置のエアバッグ34は、膨張完了形状として、カウルの上面側付近を覆って下面側に膨張用ガスの上流側端部41を配設させた横膨張部38と、左右のフロントピラーの前面側を覆う縦膨張部39と、を備える。エアバッグは、上・下壁部47・48を重ね、横膨張部における上流側端部の前方側の前部側部位63と上流側端部の後方側の後部側部位64とを、それぞれ、下壁部48の側で巻いて、ロール折りする。ついで、エアバッグは、後部側部位64を上流側端部41の上方に配置させ、さらに、後部側部位64の上方に前部側部位63を載せて、左右方向の幅寸法を狭めるように折り畳んで、収納部位に収納する。
【選択図】図12

Description

本発明は、車両のフードパネルやカウル等に搭載されて、膨張用ガスの流入時、カウルの上方付近から左右のフロントピラー部の前面側付近を覆うエアバッグ、を備えて構成される歩行者用エアバッグ装置に関する。
従来、歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグが、フロントウインドシールドの前方側の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から突出して展開膨張する構成としていた(例えば、特許文献1・2参照)。
また、エアバッグは、膨張完了形状として、カウルの上面側付近を覆って下面側に膨張用ガスの流入口部を有した横膨張部と、横膨張部の左右から後方側へ延びて、左右のフロントピラーの前面側を覆う縦膨張部と、を具備し、上方から見て略U字形状、とするものがあった(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−200800号公報 実用新案登録第2521011号公報 特開2003−252138号公報
しかし、従来の歩行者用エアバッグ装置では、収納部位から突出するエアバッグが、展開膨張当初、上方に浮き上がるように突出し易く、覆うべきカウル等の部位に、素早く接近して展開する点に、改善の余地があった。
特に、膨張完了時のエアバッグが、カウルの上面側付近を覆って下面側に膨張用ガスの上流側端部としての流入口部を配設させた横膨張部と、横膨張部の左右から後方側へ延びて、左右のフロントピラーの前面側を覆う縦膨張部と、を備えて、上方から見て略U字形状としている場合には、展開膨張当初に、横膨張部が後縁側を上方へ浮き上がらせてしまえば、横膨張部から後方へ突出する左右の縦膨張部は、前後や左右にぶれ易くなって、素早く、フロントピラーの前面側を覆い難い。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグの展開膨張当初に、浮き上がりを抑えて、カウル付近だけでなく、フロントピラーも素早く覆えるように、エアバッグを展開させることができる歩行者用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、車両のフロントウインドシールドの前方側の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から突出して展開膨張する構成とするとともに、
膨張完了形状として、カウルの上面側付近を覆って下面側に膨張用ガスの上流側端部を配設させた横膨張部と、横膨張部の左右から後方側へ延びて、左右のフロントピラーの前面側を覆う縦膨張部と、を具備し、上方から見て略U字形状とするエアバッグ、
を備えて構成される歩行者用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、
エアバッグの袋状の周壁を構成して膨張完了時に略上下方向で対向する上壁部と下壁部とを、相互に重ねて平らに展開させ、
横膨張部における上流側端部の前方側の前部側部位を、横膨張部の前縁を上流側端部に接近させるように下壁部の側で巻いて、ロール折りするとともに、上流側端部の後方側における横膨張部及び左右の縦膨張部からなる後部側部位を、左右の縦膨張部の後縁を上流側端部に接近させるように下壁部の側で巻いて、ロール折りし、
ロール折りした後部側部位を上流側端部の上方に配置させ、さらに、後部側部位の上方に、ロール折りした前部側部位を載せて、
ついで、左右方向の幅寸法を狭めるように折り畳んで、
収納部位に収納されていることを特徴とする。
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置では、収納部位に収納されたエアバッグに、上流側端部から膨張用ガスが流入されれば、折り畳み工程と略逆の工程で、折りを解消しつつ、展開膨張する。
すなわち、展開膨張するエアバッグは、まず、横膨張部の上流側端部付近を膨らませることから、後部側部位の上流側端部付近が膨張し、エアバッグは、左右方向の幅寸法を広げつつ、後部側部位の上方に配置させていた前部側部位を、収納部位から突出させるように押し上げる。そして、膨張用ガスが上流側端部から流入するにしたがって、横膨張部は、さらに膨張して、前部側部位と後部側部位とを展開させることとなる。
この展開時、前部側部位と後部側部位とは、それぞれ、前端側と後端側との端縁側を、下壁部側で巻くロール折りとしていることから、端縁側を、極力、車体側に接近させつつ、展開して、エアバッグは、車体側からの浮き上がりを抑えて展開し、カウル付近の上面側のみならず、左右のフロントピラーの前面側にも、円滑に、配置され、そして、厚さを厚くするように膨張する。
したがって、本発明に係る歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグの展開膨張当初に、浮き上がりを抑えて、カウル付近だけでなく、フロントピラーも素早く覆えるように、エアバッグを展開させることができる。そして、エアバッグが、覆うべき部位にすばやく展開して、膨張することができるため、カウルの上方やフロントピラーの前面側に、素早く歩行者が到達することとなっても、円滑に、膨らんだエアバッグにより、歩行者を保護することが可能となる。
そして、本発明に係る歩行者用エアバッグ装置のエアバッグの横膨張部は、膨張完了時の上・下壁部相互の離隔距離を規制可能に上・下壁部相互を連結する厚さ規制部を、上流側端部の前方側で、左右方向に沿うように、配設させて、構成してもよい。
このようなエアバッグでは、横膨張部が、左右方向に沿って配設される厚さ規制部によって、容積を増大させることなく、すなわち、不必要に厚く上方に膨らませることなく、前後方向の幅寸法を広くした板状に、カウルの上面側付近を、覆うことができる。
また、このようなエアバッグでは、膨張用ガスを流入させる上流側端部が、厚さ規制部の前方側でなく、厚さ規制部の後方側に、配設されており、縦膨張部を、展開膨張初期から、的確に、フロントピラーの前面側に、配置させることができる。すなわち、上流側端部が厚さ規制部の前方側に配置されている場合には、上流側端部から流入した膨張用ガスが、横膨張部における厚さ規制部の前方側を膨らませて、厚さ規制部の左右両端付近から、後方側に流れ、左右の縦膨張部を膨張させ、ついで、横膨張部における厚さ規制部の後方側の部位に流れて、その後方側部位を膨張させる。その横膨張部の後方側部位の膨張時、横膨張部の後方側部位へ流れる膨張用ガスは、左右の縦膨張部を車両の左右方向の中央側に、引っ張るように流れることから、左右の縦膨張部が、フロントピラーの前面側から、左右方向の中央側にずれてしまう。しかしながら、上流側端部が厚さ規制部の後方側に配置されている場合には、上流側端部から流入した膨張用ガスが、横膨張部における厚さ規制部の後方側を膨らませて、厚さ規制部の左右両端付近から、前方側と後方側とに流れ、後方側に流れる膨張用ガスにより、左右の縦膨張部が膨張され、と同時に、前方側に流れる膨張用ガスにより、横膨張部における厚さ規制部の前方側の部位が膨張し、左右の縦膨張部と横膨張部における厚さ規制部の前方側の部位との膨張完了が略同時となって、左右の縦膨張部は、横膨張部における厚さ規制部の前方側の部位へ流れる膨張用ガスの影響を、極力受けず、その結果、左右の縦膨張部は、フロントピラーの前面側からずれずに、展開膨張を完了させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mは、図1〜3に示すように、車両Vのフードパネル8の後部8a側に搭載されて、エアバッグ34、エアバッグ34に膨張用ガスを供給するインフレーター25、折り畳まれたエアバッグ34とインフレーター25とを収納するケース21、及び、エアバッグ34に押されて開くカバー16、を備えて構成されている。
なお、本明細書では、前後と上下の方向は、それぞれ、車両Vの前後と上下と一致する方向を基準とし、左右の方向は、車両Vの前方側から後方側を見た際の左右の方向を基準とする。
また、車両Vには、図1に示すように、フロントバンパ5に、歩行者との衝突を検知若しくは予知可能なセンサ6が配設され、図示しないエアバッグ作動回路が、歩行者との衝突を検知した信号をセンサ6から入力させた際、インフレーター25を作動させて、インフレーター25から吐出される膨張用ガスによって、エアバッグ34を展開膨張させるように、構成されている。
さらに、フードパネル8は、図1〜3に示すように、曲げ塑性変形可能なアルミニウム(アルミニウム合金)等から形成される板金製として、上面側のアウタパネル13と、下面側に位置して、アウタパネル13より強度を向上させたインナパネル9と、を備えて構成されている。このフードパネル8は、後縁8bの左右両縁付近に、図示しないヒンジ部を介して車両Vのボディ(車体)1側に連結支持されており、前開きタイプとしている。
アウタパネル13には、略長方形形状に上下方向に貫通した配設孔14が開口され、インナパネル9には、配設孔14の開口に対応して、エアバッグ装置Mのケース21を収納する箱形状の配設凹部10が、形成されている。配設孔14の周縁は、配設凹部10の周縁とともに、下方に下がる段差13bを設けて、形成され、段差13bにカバー16の外周縁を嵌挿させた際に、カバー16の上面16aがアウタパネル13の上面13aと連なるように、構成されている。
配設凹部10の底面は、取付座11として構成され、取付座11には、インフレーター25やリテーナ30から延びるボルト27・31を挿通させる図示しない複数の取付孔が、上下方向に貫通されている。
カバー16は、板金製として、外周縁の下面には、複数の係止脚17を下方へ突設させるとともに、後縁の下面側には、複数の可撓性を有した連結片18を連結させている。各係止脚17は、ケース21のフランジ部22aに設けられた係止孔22bに挿入されて、フランジ部22aに係止され、連結片18は、下端側を、ケース21の周壁部22の後壁部22c側に、止めねじ19によって、取り付けられている。このカバー16は、膨張するエアバッグ34に押された際に、エアバッグ34の押圧力によって各係止脚17を係止孔22bから引き抜いて、ケース21の開口21aを開けることとなる。その際、連結片18が、ケース21からのカバー16の離脱を、防止することとなる。
ケース21は、図3・4に示すように、板金製として、略四角筒形状の周壁部22と、周壁部22の下方を塞ぐ底壁部23と、を備えて構成され、周壁部22の上端の開口21aが、カバー16によって、覆われるように、配設されている。周壁部22の上端側の開口21aは、インナパネル9の配設凹部10やアウタパネル13の配設孔14と対応して、フードパネル8の後縁8bに沿うように、左右方向の中央部位を前方側へ突出させるように、湾曲した形状としている。
周壁部22の上端には、アウタパネル13の配設孔14の内周面に突き合わせるようなフランジ部22aが、外方へ突設され、フランジ部22aには、既述したように、係止脚17を挿入係止させる複数の係止孔22bが形成されている。また、周壁部22の後部側の後壁部22cには、既述したように、連結片18の下端が止めねじ19によって固定されている。なお、実施形態の場合、係止孔22bは、係止脚17と対応して、フランジ部22aの前後で、左右の両端付近と左右方向の中央付近との五箇所ずつに、形成され、止めねじ19の固定部位は、連結片18の数に対応して、後壁部22cの四箇所、としている。
底壁部23には、インフレーター25やリテーナ30のボルト27・31を挿通させる複数の取付孔23a・23bが、上下方向に貫通されている。なお、実施形態の場合、各ボルト27・31は、底壁部23だけでなく、インナパネル9の取付座11も貫通して、ナット28・32止めされることとなる。
インフレーター25は、図2〜4に示すように、シリンダタイプとして、二本使用され、それぞれ、ガス吐出口26を配設させた先端25a側を、左右の外方側に配置させて、底壁部23の中央付近から左右に分かれるように、配設されている。各インフレーター25には、下方へ突出する複数の段差付きの取付ボルト27が配設され、各取付ボルト27を、ケース21の底壁部23の取付孔23aを経て、インナパネル9を貫通させ、ナット28止めすることにより、インフレーター25が、ケース21に取り付けられるとともに、インナパネル9に対しても、ケース21とともに、取り付けられることとなる。また、各インフレーター25は、エアバッグ34の流入口部41における挿入口部42の挿入口42aに挿入されて(図7参照)、挿入口部42の外周面をクランプ68によって締め付けることにより、エアバッグ34における流入口部41の挿入口部42に、接続されることとなる。
エアバッグ34は、図1・2・6・7・15に示すように、インフレーター25から吐出される膨張用ガスGを内部に流入させて展開膨張するもので、ポリエステル糸やポリアミド糸等を使用した織布から形成されている。エアバッグ34は、膨張用ガスGを流入可能なガス流入部36を備えたエアバッグ本体35と、エアバッグ本体35をケース21に保持させるための複数の取付片部59と、から構成されている。
エアバッグ本体35のガス流入部36は、膨張用ガスGの流入時、折り畳まれた状態から膨張する膨張部37を備えて構成され、膨張部37には、膨張用ガスGを流入させるための上流側端部としての流入口部41が、連通するように配設されている。膨張部37は、図1・2の二点鎖線に示すように、膨張完了時の形状を、正面から見て、左右方向に幅広とした略U字形状に形成されるもので、左右方向に沿って配設される横膨張部38と、横膨張部38の左右両端からフロントピラー4・4の前面側を覆うように後方側に延びて、ピラーカバー部の役目を果たす縦膨張部39・39と、を備えて構成されている。
横膨張部38は、図1・2・12に示すように、エアバッグ34の膨張完了時において、フードパネル8の後部8a付近の上面からフロントウィンドシールド3の下部3a付近までの領域を、左右方向の略全長にわたって覆うように、構成されている。そして、フードパネル8とフロントウィンドシールド3との間には、カウルパネル2aと、カウルパネル2aの上方に配設されるカウルルーバ2bと、から構成されるカウル2が、配設されている。そのため、エアバッグ34の横膨張部38は、カウルカバー部としての作用を果たし、膨張完了時に、フードパネル8の後部8aとカウル2との上方側とを略全面にわたって覆い可能な構成とされている。
流入口部41は、図5〜8に示すように、横膨張部38の後部側の下面側の左右両側付近に、それぞれ、配設され、インフレーター25の先端25aを挿入させる挿入口部42と、挿入口部42の挿入口42aから離れた端部から横膨張部38側に、略直交方向に屈曲する連通部43と、を備えたL字状の筒形状として、構成されている。なお、左右の流入口部41は、挿入口42aを相互に対向させるとともに、各挿入口部42の軸方向を略左右方向に沿わせて、配設されている。
また、エアバッグ本体35における横膨張部38の各流入口部41の内部側には、連通部43に連通して、軸方向を略左右方向に沿わせた円筒状の整流部45が、配設されている。整流部45は、流入口部41側からの膨張用ガスGを、左右両端のガス流出口45a・45aから、左右方向両側へ流出させることとなる。
なお、実施形態の場合、流入口部41とそれに連なる整流部45とは、エアバッグ本体35の膨張部37と別体として、一体的に形成されるガス導入筒部51から、形成されている。ガス導入筒部51は、実施形態の場合、図10・11に示すように、平らに展開した筒部用布材52を、挿入口部42におけるエアバッグ本体35の膨張部37から離れる端部側を折目F0として、二つ折りし、挿入口部42の挿入口42aと整流部45のガス流出口45a・45aとを開口させた状態で、外周縁相互を縫合して、形成されている。さらに、実施形態の場合には、筒部用布材52は、図6・7に示すように、ポリエステル糸等を使用した織布から形成され、本体布53と、本体布53における流入口部41と整流部45の流入口部41の近傍部位との内周面側に配置される補強布54と、の二枚から形成されている。
一方、エアバッグ本体35のガス流入部36(膨張部37)は、図4・6・7・10に示すように、ガス流入部36の周壁36aを形成する部材が、二枚の基布47・48から形成されている。基布47・48は、ポリエステル糸等を使用した織布から形成されて、相互に外形を略同一形状として、基布47が、エアバッグ本体35の膨張完了時に、上面側に位置する上壁部47を構成し、基布48が、エアバッグ本体35の膨張完了時に、下面側に位置して、車体側のカウル2やピラー4等の上面側に接するように配置される下壁部48を構成することとなる。
そして、下壁部48には、各ガス導入筒部51の流入口部41をエアバッグ本体35内から突出させるためのガス導入口49が、形成されている。なお、各ガス導入筒部51は、整流部45の流入口部41近傍の部位を、ガス導入口49の周縁に縫合して、エアバッグ本体35の膨張部37と接続されている。
また、横膨張部38には、ガス導入口49の前方側における横膨張部38の前後方向の中央部位に、左右方向に沿うように、厚さ規制部56が、配設されている。厚さ規制部56は、膨張時の横膨張部38を、フードパネル8の後縁8b側で、厚さ方向を上下方向に沿うように配置させた板状(長方形板状)に、膨張させるために、配設されている。実施形態の場合、厚さ規制部56は、上・下壁部47・48相互を縫合糸56aにより縫合して、形成されている。なお、厚さ規制部56は、左右の縦膨張部39と横膨張部38との境界部位付近まで、延びている。
さらに、実施形態の場合、各縦膨張部39・39の部位にも、厚さを規制した板状としてフロントピラー4を覆えるように、厚さ規制部57が形成されている。各厚さ規制部57は、上・下壁部47・48に縫合した帯状の布材57aの先端相互を縫合して、形成されている。
エアバッグ本体35をケース21に保持させるための取付片部59は、図5・6・8・9に示すように、ポリエステル糸等を使用した織布から形成され、エアバッグ本体35の横膨張部38側に連結される基部59aと、ケース21側に取り付けられる取付端部59bと、を備えて構成され、実施形態の場合には、左右の流入口部41付近の前後に、配設されている。
そして、各取付片部59は、二つ折りした帯状として形成され、取付端部59bが、断面U字状のループ部61として構成されるとともに、基部59aが、ループ部61のケース21への取り付け位置から二又状に延びて、エアバッグ本体35の横膨張部38側に連結される二つのベルト部60・60から構成されている。各ベルト部60は、先端を、横膨張部38の下壁部48に、縫合して、連結されている。
また、実施形態の場合、各ループ部61の先端は、ケース21に固定される固定手段としてのリテーナ30により、ケース21の底壁部23に取り付けられている。
リテーナ30は、図2〜4に示すように、上方から見て、横向きのU字形状として形成され、左右方向に延びる二本の横棒部30a・30aと、横棒部30a・30aの端部相互を連結する縦棒部30bと、を備えて構成されている。各横棒部30aの左右両端付近には、下方へ突出するボルト31が突設されている。そして、各横棒部30aを、各流入口部41の前後のループ部61に挿入して、ループ部61を各横棒部30aのボルト31・31間に配置させ、各ボルト31を、ケース21の底壁部23の取付孔23bを貫通させるとともに、インナパネル9から突出させ、ナット32止めすることにより、各取付片部59が、ケース21に取り付けられ、さらに、ケース21とともに、インナパネル9に固定されることとなる。
そして、各取付片部59は、図13に示すように、エアバッグ34の膨張時に、横膨張部38がケース21の周壁部22の上端付近より上方に、突出するように、基部59aと取付端部59bとの長さ寸法が、設定されている。
なお、エアバッグ34の流入口部41における連通部43の上下方向の長さ寸法は、横膨張部38のケース21からの突出時、連通部43と横膨張部38との連結部位、すなわち、ガス導入口49の周縁におけるガス導入筒部51との縫合部位55に、引張力が作用しないような長さ寸法に、設定されている。換言すれば、ガス導入口49の周縁におけるガス導入筒部51との縫合部位55に破損を招くような引張力が作用しないように、エアバッグ34の膨張時における横膨張部38のケース底壁部23からの離隔距離が、各取付片部59によって、規制されている。
このエアバッグ34の製造について述べると、予め、所定形状に裁断した上・下壁部47・48に、それぞれ、各厚さ規制部57を形成する布材57a・57aを縫合しておき、また、下壁部48に、各ガス導入口49を形成するとともに、各取付片部59のベルト部60・60を縫合させておく。さらに、筒部用布材52の本体布53に補強布54を重ねて、折目F0で二つ折りして、図11に示すように、外周縁相互の一点鎖線で示すエリア52aの部位を縫合して、流入口部41を筒状に形成するとともに、整流部45の下縁側となる部位相互を、縫合する。なお、縫合には、ポリエステル糸等の縫合糸Sを使用して、行う。
そして、エアバッグ本体35の内周面側から外周面側に流入口部41を突出させるように、下壁部48の各ガス導入口49に流入口部41を挿入させ、各ガス導入口49の周縁に、筒部用布材52の整流部45を形成する側における流入口部41の近傍を重ね、筒部用布材52の二点鎖線で示すエリア52b(図11参照)とガス導入口49の周縁とを縫合する。
その後、筒部用布材52における整流部45を形成する側の端縁のエリア52c相互(図11参照)を重ねて縫合すれば、整流部45を形成して、ガス導入筒部51を製造することができる。
その後、布材57aの端末相互を縫合するとともに、下壁部48の上に上壁部47を重ねて、上・下壁部47・48の外周縁相互を縫合し、さらに、厚さ規制部56の部位で、縫合糸56aを使用して、上・下壁部47・48相互を縫合すれば、エアバッグ34を製造することができる。なお、各取付片部59は、上・下壁部47・48の外周縁相互の縫合直前に、下壁部48に結合させてもよい。
このように製造したエアバッグ34は、ケース21に収納可能に折り畳んだ後、インフレーター25と接続させて、リテーナ30を使用して、ケース21に取り付けることとなる。
エアバッグ34の折り畳みは、上壁部47と下壁部48とを相互に重ねて平らに展開させた状態から、ケース21に収納可能に、前後方向の幅寸法を狭めるように、左右方向の折目を付ける横折り工程と、左右方向の幅寸法を狭めるように、前後方向の折目を付ける縦折り工程と、を経て折り畳む。実施形態の場合に、横折り工程を経た後、縦折り工程で折り畳んで、折り畳み工程を完了させている。
そして、横折り工程では、図12のA・Bに示すように、上壁部47と下壁部48とを相互に重ねて平らに展開させた状態から、まず、横膨張部38における左右の流入口部41・41の前方側となる前部側部位63を、横膨張部38の前縁38aを流入口部41に接近させるように下壁部48の側で巻いて、ロール折りするとともに、左右の流入口部41・41の後方側における横膨張部38及び左右の縦膨張部39からなる後部側部位64を、左右の縦膨張部39の後縁39aを流入口部41に接近させるように下壁部48の側で巻いて、ロール折りする。ついで、図12のB・Cに示すように、ロール折りした後部側部位64を流入口部41・41の上方に配置させ、さらに、図12のC・Dに示すように、後部側部位64の上方に、ロール折りした前部側部位63を載せて、前後方向の幅寸法をケース21の開口21aにおける前後方向の幅寸法に対応させるように、ロール折り完了体66を形成して、横折り工程を完了させる。
ついで、ケース21の開口21aの左右方向の幅寸法に対応させて、ロール折り完了体66の左右方向の幅寸法を狭めるように、図12のD・Eに示すように、左右の端部66b・66bを、上方側から中央66a側に折り畳んで、縦折り工程を完了させれば、エアバッグ34の折り畳み工程を終了させることができる。
エアバッグ34を折り畳んだ後には、折り崩れ防止用のラッピング材で、折り畳んだエアバッグ34をくるみ、その後、インフレーター25・25を、エアバッグ34の各流入口部41における挿入口部42の挿入口42aに挿入させて、クランプ68の止め輪68aをボルト68b・ナット68c止めして、挿入口部42をインフレーター25の先端25aに押圧して、エアバッグ34と各インフレーター25・25とを連結する。そして、各連結片部59のループ部61にリテーナ30の横棒部30aを挿入し、エアバッグ34とインフレーター25とをケース21に収納させて、インフレーター25やリテーナ30の各ボルト27・31をケース21の底壁部23の取付孔23a・23bから突出させ、各ボルト27・31に、底壁部23からの抜け防止用の図示しないスプリングワッシャを嵌め、さらに、予め、ケース21の後壁部22cに各連結片18をねじ19止めしておいたカバー16を、各係止脚17を係止孔22bに挿入係止させて、ケース21に組み付ければ、歩行者用エアバッグ装置Mを、組み立てることができる。
そして、車両Vのボディ1側に組み付けられているフードパネル8のインナパネル9に対し、各ボルト27・31をインナパネル9の取付座11に貫通させて、各ボルト27・31にナット28・32を締結すれば、歩行者用エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
なお、車両Vへの歩行者用エアバッグ装置Mの搭載時、図示しないエアバッグ作動回路からの作動信号入力用のリード線を、インフレーター25側に接続させておく。
そして、この実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、車両搭載状態において、エアバッグ作動回路からインフレーター25・25に作動信号が入力されれば、各インフレーター25から膨張用ガスGが吐出され、エアバッグ34が、膨張用ガスGを流入させて膨張する。そして、ケース21の開口21aを覆っていたカバー16が、エアバッグ34に押されて、係止脚17を係止孔22bから引き抜かせて、開口21aを開口させ、エアバッグ34は、開口21aから上方に向かって突出し、膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、収納部位としてのケース21に収納されたエアバッグ34に、流入口部41から膨張用ガスGが流入されれば、折り畳み工程と略逆の工程で、折りを解消しつつ、展開膨張する。
すなわち、展開膨張するエアバッグ34は、まず、横膨張部38の流入口部41・41付近を膨らませることから、図3・13に示すように、後部側部位64の流入口部41・41付近が膨張し、エアバッグ34は、左右方向の幅寸法を広げつつ、後部側部位64の上方に配置させていた前部側部位63を、ケース21から突出させるように押し上げる。そして、膨張用ガスが流入口部41から流入するにしたがって、横膨張部38は、さらに膨張して、前部側部位63と後部側部位64とを展開させることとなる。
この展開時、図14の二点鎖線に示すように、前部側部位63と後部側部位64とは、それぞれ、前端側と後端側との端縁38a・39a側を、下壁部48側で巻くロール折りとしていることから、端縁38a・39a側を、極力、車体1側のフードパネル8やフロントピラー4に接近させつつ、展開して、エアバッグ34は、フードパネル8やフロントピラー4からの浮き上がりを抑えて展開し、カウル2付近のフードパネル8の上面側のみならず、左右のフロントピラー4の前面側にも、円滑に、配置され、そして、厚さを厚くするように膨張する。
したがって、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mでは、エアバッグ34の展開膨張当初に、浮き上がりを抑えて、カウル2付近だけでなく、フロントピラー4も素早く覆えるように、エアバッグ34を展開させることができる。そして、エアバッグ34が、覆うべき部位にすばやく展開して、膨張することができるため、カウル2の上方やフロントピラー4の前面側に、素早く歩行者が到達することとなっても、円滑に、膨らんだエアバッグ34により、歩行者を保護することが可能となる。
そして、実施形態の歩行者用エアバッグ装置Mのエアバッグ34の横膨張部38は、膨張完了時の上・下壁部47・48相互の離隔距離を規制可能に上・下壁部47・48相互を連結する厚さ規制部56を、流入口部41・41の前方側で、左右方向に沿うように、配設させている。
そのため、このエアバッグ34では、横膨張部38が、左右方向に沿って配設される厚さ規制部56によって、容積を増大させることなく、すなわち、不必要に厚く上方に膨らませることなく、前後方向の幅寸法を広くした板状に、カウル2の上面側付近を、覆うことができる。
また、このようなエアバッグ34では、膨張用ガスを流入させる流入口部41・41が、厚さ規制部56の前方側でなく、厚さ規制部56の後方側に、配設されており、左右の縦膨張部39・39を、展開膨張初期から、的確に、フロントピラー4・4の前面側に、配置させることができる。すなわち、流入口部41が厚さ規制部56の前方側に配置されている場合には、流入口部41から流入した膨張用ガスが、横膨張部38における厚さ規制部56の前方側を膨らませて、厚さ規制部56の左右両端付近から、後方側に流れ、左右の縦膨張部39・39を膨張させ、ついで、横膨張部38における厚さ規制部56の後方側の部位に流れて、その後方側部位を膨張させる。その横膨張部38の後方側部位の膨張時、横膨張部38の後方側部位へ流れる膨張用ガスは、左右の縦膨張部39・39を車両Vの左右方向の中央側に、引っ張るように流れることから、左右の縦膨張部39・39が、フロントピラー4・4の前面側から、左右方向の中央側にずれてしまう。しかしながら、実施形態のように、流入口部41・41が厚さ規制部56の後方側に配置されている場合には、図15に示すように、流入口部41・41から流入した膨張用ガスGが、横膨張部38における厚さ規制部56の後方側を膨らませて、厚さ規制部56の左右両端付近から、前方側と後方側とに流れ、後方側に流れる膨張用ガスGBにより、左右の縦膨張部39・39が膨張され、と同時に、前方側に流れる膨張用ガスGFにより、横膨張部38における厚さ規制部56の前方側の部位が膨張し、左右の縦膨張部39・39と横膨張部38における厚さ規制部56の前方側の部位との膨張完了が略同時となって、左右の縦膨張部39・39は、横膨張部38における厚さ規制部56の前方側の部位へ流れる膨張用ガスGFの影響を、極力受けず、その結果、左右の縦膨張部39・39は、フロントピラー4・4の前面側からずれずに、展開膨張を完了させることができる。
なお、実施形態では、膨張用ガスGを供給するインフレーター25を、エアバッグ34の外部側に配置させた場合を示したが、インフレーター25をエアバッグ34の横膨張部38の内部側に配置させてもよく、その場合のエアバッグ34の膨張用ガスの上流側端部は、インフレーター25のガス吐出口26付近における横膨張部38内の下面側の部位となる。
また、実施形態のエアバッグ34では、横膨張部38に配設させた厚さ規制部56として、上・下壁部47・48相互を直接縫合して形成したものを示したが、厚さ規制部57のように、上・下壁部47・48に連結される帯状の布材を使用して、厚さ規制部56を形成してもよい。
さらに、実施形態では、エアバッグ34の縦折り工程において、ロール折り完了体66の端部66b・66bを、中央66aの上方側に、単に折り返した場合を示したが、縦折り工程は、ロール折り完了体66の左右方向の幅寸法を小さくする折り畳み方でよく、端部66b・66bをロール折り完了体66の下面側で巻くロール折りや蛇腹折り等により、折り畳んでもよい。
さらにまた、実施形態では、歩行者用エアバッグ装置Mの搭載箇所として、フードパネル8の部位を例示したが、フードパネル8でなく、カウル2の前部側等のボディ1側の部位に、歩行者用エアバッグ装置Mを搭載してもよい。
本発明の一実施形態である歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の側面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置を搭載させた車両の平面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の車両前後方向に沿った概略縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置におけるエアバッグ、インフレーター、リテーナ、及び、ケースの分解斜視図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置に使用するエアバッグを単体で膨張させた状態の平面図である。 実施形態のエアバッグの縦断面図であり、図5のVI−VI部位に対応する。 実施形態のエアバッグの部分縦断面図であり、図5のVII−VII部位に対応する。 実施形態のエアバッグの下方側から見た部分斜視図であり、流入口部付近を示す。 実施形態のエアバッグの上方側から見た部分破断斜視図であり、整流部付近を示す。 実施形態のエアバッグを構成する部材を示す平面図である。 実施形態のエアバッグに使用する筒部用布材を示す展開図である。 実施形態のエアバッグの折り畳み工程を順に説明する図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の作動当初を示す断面図である。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の作動状態を示す断面図であり、図13の後の状態を示す。 実施形態の歩行者用エアバッグ装置の作動時おける膨張用ガスの流れを説明する図である。
符号の説明
3…フロントウインドシールド、
21…(収納部位)ケース、
34…エアバッグ、
36a…周壁、
38…横膨張部、
39…縦膨張部、
41…(上流側端部)流入口部、
47…上壁部、
48…下壁部、
56…厚さ規制部、
63…前部側部位、
64…後部側部位、
66…ロール折り完了体、
V…車両、
G・GB・GF…膨張用ガス、
M…歩行者用エアバッグ装置。

Claims (2)

  1. 車両のフロントウインドシールドの前方側の収納部位に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、収納部位から突出して展開膨張する構成とするとともに、
    膨張完了形状として、カウルの上面側付近を覆って下面側に膨張用ガスの上流側端部を配設させた横膨張部と、該横膨張部の左右から後方側へ延びて、左右のフロントピラーの前面側を覆う縦膨張部と、を具備し、上方から見て略U字形状とするエアバッグ、
    を備えて構成される歩行者用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、
    前記エアバッグの袋状の周壁を構成して膨張完了時に略上下方向で対向する上壁部と下壁部とを、相互に重ねて平らに展開させ、
    前記横膨張部における前記上流側端部の前方側となる前部側部位を、前記横膨張部の前縁を前記上流側端部に接近させるように前記下壁部の側で巻いて、ロール折りするとともに、前記上流側端部の後方側における前記横膨張部及び左右の前記縦膨張部からなる後部側部位を、左右の前記縦膨張部の後縁を前記上流側端部に接近させるように前記下壁部の側で巻いて、ロール折りし、
    ロール折りした前記後部側部位を前記上流側端部の上方に配置させ、さらに、前記後部側部位の上方に、ロール折りした前記前部側部位を載せて、
    ついで、左右方向の幅寸法を狭めるように折り畳んで、
    前記収納部位に収納されていることを特徴とする歩行者用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグの前記横膨張部が、膨張完了時の前記上・下壁部相互の離隔距離を規制可能に前記上・下壁部相互を連結する厚さ規制部を、前記上流側端部の前方側で、左右方向に沿うように、配設させて、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行者用エアバッグ装置。
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