JP2006256357A - カウルパネル排水構造 - Google Patents

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知也 飯田
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Abstract

【課題】 雨水等をワイパシャフト孔を通さずに排水しつつ、フードヒンジ部との干渉の制限を受けることなく、排水のための通路を確保できるカウルパネル排水構造を提供することを目的とする。
【解決手段】 フェンダ間に渡設されたカウルパネル2上に溜まった雨水等を排水するカウルパネル排水構造において、カウルパネル2の最低部位に水抜き孔4を設定するとともに、該水抜き孔4とホイールハウスエプロン8外側面との間を導水路5にて接続したことにより、雨水等をカウルパネル2の最低部位からワイパシャフト孔6を通さずに排水しつつ、フードヒンジ部(スペース7に配設される)等との干渉の制限を受けることなく、排水のための通路を確保できるので、設計の自由度を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フェンダ間に渡設されたカウルパネル上に溜まった雨水等を排水するカウルパネル排水構造に関する。
フロントガラスから落下した雨水はカウルパネルに溜まる。これらのカウルパネル上に溜まった雨水は、通常、カウルパネルを貫通して配設されるワイパ揺動シャフトのためのシャフト孔から排水していた。ところが近年では、運転席等を含めて広い居住空間を確保するために、フロントガラスが前方に配設される。そのため、ワイパシャフト孔がストラットタワー等のサスペンション取付部と重畳配置されるようになった。ところが、このような構成のカウルパネル構造では、カウルパネル上に溜まった雨水をワイパシャフト孔から排水することによって、カウルパネルから排水された雨水がサスペンション取付部に溜まり、錆の発生を引き起こす虞れがある他、豪雨等により大量の雨水が流れ込んだ場合には、排水が間に合わずオーバーフローする可能性が生じた。そこで、カウルパネルからの雨水をワイパシャフト孔を通さずに排水するものが提案された(例えば下記特許文献1参照)。
特開平8−164873号公報(図2および図3参照)。
図5を用いて、前記特許文献1に開示された自動車の車体構造について説明する。ダッシュパネルの側縁部に接合したダッシュサイドパネル28に前方へ張り出す延設部31を形成し、該延設部31をカウルボックス27の側縁部に接合するとともに、カウルボックス底部に対応する部分に排水口33を設け、該排水口33の外側にダッシュサイドパネル28と、フロントピラーアウタロア29と、フードリッジリンフォース34とで閉断面部37を形成し、該閉断面部37の前記排水口33の下方位置に車外への開放口38を形成したものである。
このような構成によって、カウルボックス27の底部からの排水口33へ流出した水を直ちに閉断面部37内の下方へ流下させて開放口38から車外へ排水させることができることとなった。しかしながら、このような従来のカウルパネル排水構造では、カウルボックス底部に設けられた排水口33は、直接にダッシュサイドパネル28の外側に臨接し、その下方に車外への開放口38が形成されている。そのために、排水部がカウルボックス27自体に含まれて、カウルボックス27と干渉する虞れのあるフードヒンジ部にリンク式等の複雑な構造のものを採用できなかった。
そこで本発明は、このような従来のカウルパネル排水構造における課題を解決して、雨水等をワイパシャフト孔を通さずに排水しつつ、フードヒンジ部との干渉の制限を受けることなく、排水のための通路を確保できるカウルパネル排水構造を提供することを目的とする。
このため本発明は、フェンダ間に渡設されたカウルパネル上に溜まった雨水等を排水するカウルパネル排水構造において、カウルパネルの最低部位に水抜き孔を設定するとともに、該水抜き孔とホイールハウスエプロン外側面との間を導水路にて接続したことを特徴とする。また本発明は、前記カウルパネルに形成されたワイパシャフト孔の周囲に立上り壁を形成したことを特徴とする。また本発明は、前記導水路が、樋状体を構成することを特徴とする。また本発明は、前記導水路が、カウルパネルと分割形成されたカウルパネルサイドに形成されたことを特徴とする。また本発明は、前記導水路が、フードヒンジ部を迂回して形成されたことを特徴とする。また本発明は、前記導水路が、ホイールハウスエプロン外側面に添設されたことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、フェンダ間に渡設されたカウルパネル上に溜まった雨水等を排水するカウルパネル排水構造において、カウルパネルの最低部位に水抜き孔を設定するとともに、該水抜き孔とホイールハウスエプロン外側面との間を導水路にて接続したことにより、雨水等をカウルパネルの最低部位からワイパシャフト孔を通さずに排水しつつ、フードヒンジ部等との干渉の制限を受けることなく、排水のための通路を確保できるので、設計の自由度を向上させることができる。
また、前記カウルパネルに形成されたワイパシャフト孔の周囲に立上り壁を形成した場合は、カウルパネル上の雨水等をワイパシャフト孔から確実に隔離して最低部位に導くことができるので、ワイパシャフト孔の下部にサスペンション取付部等が配置されていても、該取付部等に雨水等が落ち込んで錆等を発生させることがない。さらに、前記導水路が、樋状体を構成する場合は、雨水等を円滑に水抜き孔からホイールハウスエプロン外側面に流下させることができる。
さらにまた、前記導水路が、カウルパネルと分割形成されたカウルパネルサイドに形成された場合は、カウルパネルサイドをカウルパネルに組み付けるだけで、カウルパネルの水抜き孔にカウルパネルサイドの導水路を接続することができる上に、フードヒンジ部等を取り囲んでカウルパネルとカウルパネルサイドを容易に組み付けることができるので、組付性が向上する。また、前記導水路が、フードヒンジ部を迂回して形成された場合は、フードヒンジ部を近傍に取り込めて居住空間を広く構成できるものでありながら、フードヒンジ部との干渉の制限を受けることなく、排水のための通路を確保できる。
さらに、前記導水路が、ホイールハウスエプロン外側面に添設された場合は、カウルパネルの水抜き孔から排水された雨水が、導水路を通じて近傍配設部品との干渉を回避しつつホイールハウスエプロン外側面に導かれ、該エプロン外側面に沿って飛び散ることなく円滑に流下することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のカウルパネル排水構造の1つの実施例を示す平面図、図2は分割構造とされたカウルパネルとカウルパネルサイドとの分離状態を示す斜視図、図3はカウルパネルとカウルパネルサイドとを組み付けた状態の斜視図、図4は導水路に沿った要部断面図である。本発明のカウルパネル排水構造の基本的な構成は、図1に示すように、フェンダ間に渡設されたカウルパネル2上に溜まった雨水等を排水するカウルパネル排水構造において、カウルパネル2の最低部位に水抜き孔4を設定するとともに、該水抜き孔4とホイールハウスエプロン8外側面との間を導水路5にて接続したことを特徴とする。
図1に示すように、フェンダ1、1(車体右側は図示省略)の間で、フロントガラス13の前方(図面下方)にカウルパネル2が渡設される。本実施例では、カウルパネル2はカウルパネルサイド3(太実線)と分割構造とされ、これらが接続されてカウルパネルが構成される。カウルパネル2の端部近傍には、ワイパシャフト12が貫通するワイパシャフト孔6が穿設されている。またカウルパネル2の端部の最低部位に水抜き孔4が設定されている。カウルパネル2の端部には、フェンダ1との間にてフードヒンジスペース7を確保してカウルパネルサイド3が接続される。
前記水抜き孔4とフェンダ1内に開放されるホイールハウスエプロン8の外側面との間が、カウルパネルサイド3に配設・形成された導水路5にて接続される。前記フードヒンジスペース7には図示省略のフードヒンジ部が配設される。フードヒンジスペース7を確保することにより、歩行者保護のためにリンク式等の複雑なフードヒンジが採用された場合でも、充分なヒンジスペースを確保しつつ、カウルパネルサイド3を容易にカウルパネル2に組み付けることができる。
図2は分割構造とされたカウルパネル2とカウルパネルサイド3との分離状態を示す斜視図で、それらの関連構成が明瞭に示されている。カウルパネル2の最低部位に水抜き孔4が穿設され、その近傍には、ワイパアームを揺動させるワイパシャフトが貫通・配設されるワイパシャフト孔6が配置される。該ワイパシャフト孔6の周囲には立上り壁部11が形成されており、雨水等がワイパシャフト孔6を通じて下部に配設されるサスペンション取付部等に落ち込まないようにされる。
カウルパネルサイド3のカウルパネル2との接続部には、フードヒンジスペース7を確保するための凹部が形成され、また、前記カウルパネル2の水抜き孔4に対応する部位には水受け部9が形成される。カウルパネルサイド3をカウルパネル2に接続することにより、シール部材等を介して水抜き孔4と水受け部9とが水密的に連結される。カウルパネルサイド3には点線で示すように導水路5が配設・形成されており、ホイールハウスエプロンの外側面に面する端部に形成された排水口10にて外部に開放される。前記導水路5は、フードヒンジ部やサスペンション取付部等を回避して自在に曲路に形成される。
図3はカウルパネル2とカウルパネルサイド3とを組み付けた状態の斜視図で、各部の関連構成が明瞭に示されている。カウルパネル2の端部近傍に1段低い最低部位が形成され、該最低部位に水抜き孔4が穿設される。フードヒンジスペース7を確保してカウルパネル2の端部に接続されたカウルパネルサイド3の、前記水抜き孔4の下方に対応する部位には水受け部9が位置する。該水受け部9と排水口10との間には、フードヒンジスペース7に配設される図示省略のフードヒンジ部等を回避して、曲路形成された導水路5が配設・形成される。
図4は導水路に沿った要部断面図で、カウルパネルサイド3とフェンダ1とホイールハウスエプロンを構成するフレームサイドアッパ8との関連構成が明瞭に示されている。カウルパネルサイド3における水受け部9(紙面後方)から曲路状の導水路5が図面右方へ曲がり、排水口10にてフェンダ1の内部に流出する。ホイールハウスエプロン8を構成するフレームサイドアッパ8の上面から側面を経てフェンダ1の内部に開放される。図示はしないが、導水路5を構成する樋状体(上面が開放状でも、閉じ断面状でもよい)がフレームサイドアッパ8の外側面に添設されて構成されてもよい。そのような構成により、導水路5から流下してきた雨水等はフレームサイドアッパ8の外側面に沿って飛び散ることなく円滑に流下させることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、最低部位(段差による最低部位の形成、漸減による最低部位の形成等)および水抜き孔(複数のスリット、円形網目等)の形成形態を含むカウルパネルの形状、形式、ワイパシャフト孔の形状、形式およびその周囲の立上り壁(直立壁、段々状壁等)の形成形態ならびにその配設位置、カウルパネルとカウルパネルサイドとの接続形態(クリップによる接続、ビス止めによる接続等)、カウルパネルサイドとフェンダとの接続形態、カウルパネルサイドにおける導水路の配設・形成形態(カウルパネルサイドと一体成形、樋状体として別体成形等)およびフードヒンジスペースの形成形態、導水路のホイールハウスエプロン外側面への添設形態(一体成形、樋状体として別体成形したものを添設等)等については適宜選定できる。
本発明のカウルパネル排水構造の1つの実施例を示す平面図である。 同、分割構造とされたカウルパネルとカウルパネルサイドとの分離状態を示す斜視図である。 同、カウルパネルとカウルパネルサイドとを組み付けた状態の斜視図である。 同、導水路に沿った要部断面図である。 従来の自動車の車体構造の説明図である。
符号の説明
1 フェンダ
2 カウルパネル
3 カウルパネルサイド
4 水抜き孔
5 導水路
6 ワイパシャフト孔
7 フードヒンジスペース
8 ホイールハウスエプロン(フレームサイドアッパ)
9 水受け部
10 排水口
11 立上り壁部
12 ワイパシャフト
13 フロントガラス

Claims (6)

  1. フェンダ間に渡設されたカウルパネル上に溜まった雨水等を排水するカウルパネル排水構造において、カウルパネルの最低部位に水抜き孔を設定するとともに、該水抜き孔とホイールハウスエプロン外側面との間を導水路にて接続したことを特徴とするカウルパネル排水構造。
  2. 前記カウルパネルに形成されたワイパシャフト孔の周囲に立上り壁を形成したことを特徴とする請求項1に記載のカウルパネル排水構造。
  3. 前記導水路が、樋状体を構成することを特徴とする請求項1または2に記載のカウルパネル排水構造。
  4. 前記導水路が、カウルパネルと分割形成されたカウルパネルサイドに形成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカウルパネル排水構造。
  5. 前記導水路が、フードヒンジ部を迂回して形成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカウルパネル排水構造。
  6. 前記導水路が、ホイールハウスエプロン外側面に添設されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカウルパネル排水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012140045A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Suzuki Motor Corp エンジンルーム側部構造
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