JP2006255831A - マージナル紙片圧縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来の紙片圧縮装置は、移動刃と固定刃の間隔は、刃先から圧縮移動方向後端まで、均一であり、両刃は平行に形成されていた。しかし、マージナル紙片などは、長尺方向の切断面が、鋭く切断されているため、切断時に移動刃と固定刃の間に紙片が噛み込まれ、摩擦抵抗が大きくなり移動刃が停止する恐れがある。
【解決手段】
本発明は、移動刃と固定刃の対向面間隔を、圧縮シリンダーの圧縮移動方向にゆくに従って、対向面間隔が広がる形状とした。これにより、紙片を刃先間に噛み込んだとしても、摩擦抵抗が大きくなることは無く、移動刃の停止を防ぐことが可能となる。
これにより、紙片圧縮装置において、紙片投入通路と紙片圧縮シリンダーの間に堆積したマージナル紙片の切断を、スムーズかつ連続的に行え、噛み込んだ紙片の除去などの作業を軽減することが可能となる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、マージナル紙等から切断除去されたマージナル紙片を切断し、圧縮梱包するための、梱包装置に関する。
従来この種の紙片圧縮装置は、特開2000-168722や特開2004-74343に開示されたものが知られている。いずれの広報に開示された紙片圧縮装置には、圧縮室の入口には固定刃が設けられ、また、圧縮室の入口上端縁には移動刃が設けられている。これらの固定刃と移動刃が、圧縮ピストンと協働して圧縮室入口部分に堆積した紙片を切断する構成となっていた。特開2004-74343では、固定刃の刃端形状を紙片投入通路から見て、両端に比べて中央部が窪んだ形状に形成するとともに、固定刃の刃端と移動刃の刃端との間に相対的な傾き角を設定し、移動刃の刃端が固定刃の刃端に対して両端部から順次交差していくように形成し、圧縮室入口部分に堆積した紙片を小さな切断力での切断を可能としている。
特開2000-168722 特開2004-74343
上述した従来の紙片圧縮装置は、移動刃と固定刃の間隔は、刃先から圧縮移動方向後端まで、均一であり、両刃は平行に形成されていた。しかし、マージナル紙片などは、長尺方向の切断面が、鋭く切断されているため、圧縮室入口での堆積の形態によっては、切断時に移動刃と固定刃の間に紙片が噛み込まれ、摩擦抵抗が大きくなり移動刃が停止する恐れがある。
本発明は、移動刃と固定刃の対向面間隔を、圧縮シリンダーの圧縮移動方向にゆくに従って、対向面間隔が広がる形状とした。これにより、紙片を刃先間に噛み込んだとしても、摩擦抵抗が大きくなることは無く、移動刃の停止を防ぐことが可能となる。
本発明は、移動刃と固定刃の対向面間隔を、圧縮シリンダーの圧縮移動方向にいくに従って、対向面間隔が広がる形状とし、摩擦抵抗が大きくなることを防ぎ、結果として、紙片の刃先対向面への噛み込みによる移動刃の停止を防いでいる。これにより、紙片圧縮装置において、紙片投入通路と紙片圧縮シリンダーの間に堆積したマージナル紙片の切断を、スムーズかつ連続的に行え、噛み込んだ紙片の除去などの作業を軽減することが可能となる。
以下に、各発明を実施するための最良形態を説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<<実施形態1>>
<実施形態1:概要>
実施形態1について説明する。図1に本実施形態を説明するための概念図を示した。本実施形態の技術は、紙片処理装置の一部を構成するものである。紙片処理装置は、「紙片投入装置」(0100)と、「配管」(0101)と、「カッターブロアー」(0102)と、「紙片分離機」(0103)と、「紙片圧縮装置」(0104)と、「コンテナ」(0105)と、「バグフィルタ」(0106)と、「ダストボックス」(0107)とからなる。
廃棄された紙片は、配管を通じて、カッターブロアーに送られる。紙片はカッターブロアーにて裁断される。裁断された紙片は、紙片分離装機にて送風エアーと紙片に分離され、紙片は紙片圧縮装置にて圧縮され、コンテナに積載され、搬出される。
<実施形態1:構成>本実施形態での装置構成図の一例を図2に示した。図2に示す本実施形態の「紙片圧縮装置」(0200)は、「圧縮シリンダー」(0201)と、「紙片投入通路」(0202)と、「圧縮ピストン」(0203)と、「移動刃」(0204)と、「固定刃」(0205)からなる。
「圧縮シリンダー」(0201)は、カッターブロアーなどで裁断された紙片が堆積する空間である。紙片は、上部の「紙片投入通路」(0202)から落下して「圧縮シリンダー」に堆積する。堆積した紙片は、一定量ごとに圧縮され「コンテナ」(0105)に積載される。
「紙片投入通路」(0202)は、カッターブロアーなどで裁断された紙片が、送られる圧縮シリンダーの入口に該当する。裁断された紙片は、「配管」(0101)を通じて、「紙片処理装置」(0200)の入口に該当する紙片投入通路より、圧縮シリンダーに送られ堆積する。
「圧縮ピストン」(0203)は、「圧縮シリンダー」(0201)に堆積した紙片を圧縮する。堆積した紙片は、この圧縮ピストンの進退動作によって圧縮される。
「移動刃」(0204)は、図2に示したように、前記「圧縮ピストン」(0203)の上部に位置し、圧縮ピストンの駆動とともに移動し、堆積した紙片を固定刃と協働して切断する。
「固定刃」(0204)は、図2に示したように移動刃と相対に位置し、移動刃と協働し動作する。前記移動刃と固定刃は前記圧縮シリンダーに入りきらず、前記紙片投入通路に堆積した紙片を、前記圧縮ピストンの動作と協働して切断する。
図3は、固定刃(0301)と移動刃(0302)の断面形状を示した。固定刃は、前記移動刃との対向面が、刃先から前記圧縮シリンダーの圧縮移動方向に行くに従って移動刃との間隔が広がるように形成されている。これにより、図3のように紙片(0303)を噛み込んだ場合でも、紙片と両刃の接触面積が大きくならず、両刃の摩擦抵抗が大きくなることは無い。よって、移動刃が摩擦抵抗の増大により停止する可能性がなくなる。
<実施形態1:具体例>
図4に実施形態1の具体例を示した。紙片投入通路(0401)は、その外形は例えば、縦が略1250mm、横が略1200mm、奥行が略750mmの直方体の筒状になっており、上部から裁断された紙片が自由落下で、圧縮シリンダー(0402)に投入される。圧縮シリンダーは、その外形は例えば、縦が略850mm、横が略1640mm、奥行が略750mmの直方体の空間である。紙片投入通路と圧縮シリンダーとの境界部、圧縮ピストンの対向面に固定刃(0403)が設置されている。圧縮シリンダーの圧縮ピストン(0405)と対向する側には、シャッター(0406)が取り付けられている。
圧縮ピストンは、その外形は例えば、縦が略850mm、奥行が略750mmで、圧縮シリンダーの断面と略同サイズである。圧縮ピストンの上部には、移動刃(0404)が設置されている。圧縮シリンダーに一定以上の紙片が堆積すると、圧縮ピストンは圧縮シリンダー方向へ移動し、堆積した紙片を圧縮する。その際、圧縮ピストン上部に設置された移動刃は、固定刃と協働して、紙片投入通路と圧縮シリンダーの境界に堆積した紙片を切断する。紙片が圧縮されると、シャッターが開き、圧縮された紙片は紙片圧縮装置より外部(0407)へ搬出される。圧縮ピストン上部には、紙片圧縮の際に紙片投入通路から圧縮シリンダー内への紙片の進入を防ぐために、シャッター(0408)が備え付けられている。また、紙片圧縮後、圧縮ピストンが後退する際に、紙片の噛み込みを防ぐために、後退時用固定刃(0409)を設置してもよい。紙片投入通路には、緊急時に紙片を装置外部へ流出させる安全装置(0410)が備え付けられている。また圧縮シリンダーの下部には、紙片搬出用コンテナを移動するための油圧シリンダー(0411)が備え付けられている。
<<実施形態2>>
<実施形態2:概要>
実施形態2について説明する。実施形態2は、マージナル紙から切断除去されたマージナル紙片を圧縮する紙片圧縮装置である。マージナル紙片は、シュレッダーにより裁断した紙片とは異なり長尺の紙片である。
<実施形態2:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮装置において、処理する紙片を、マージナル紙から切断除去されたマージナル紙片とした、紙片圧縮装置である。マージナル紙とマージナル紙から切断除去されたマージナル紙片を、図5に示した。マージナル紙(0500)は、その両側にミシン目などの切り用切断位置(0501)を境として多数の移送孔が存在するマージナル部(0502)を有する。単位用紙(0503)が折り兼ミシン目などの切り用切断位置(0504)を介して多数連接されている。マージナル紙は、電話会社や保険会社などが顧客へ発送する伝票の印刷に用いており、大量のマージナル紙が利用され、一方で大量のマージナル紙片が廃棄されている。このマージナル紙は、前記移送孔を備えたマージナル部を利用して、マージナル紙用印刷機や処理装置において移送されながら適切な処理が施される一方、不要となったマージナル部は、切断除去される。切断除去されたマージナル部は、長尺であり、長さは約100m程度あり、処理紙片としては特殊な形状を有する。また、マージナル部を裁断したマージナル紙片は、長尺方向がカッターと切断位置であるミシン目などにより切断されているため、カッターブロアーにより裁断された辺に比べ、紙片の荒れ方が少なく、たわみが少ないのが特徴である。
<実施形態2:効果>
マージナル紙片は、前記のように通常のようなシュレッダーにより裁断された紙片とは異なる形状を有する。そのため、通常の紙片とは異なるマージナル紙片専用の紙片圧縮装置が必要となる。
<実施形態3>
<実施形態3:概要>
実施形態3について説明する。実施形態3は、紙片投入通路が、紙片圧縮シリンダーに対して上側に連接され、紙片は紙片投入通路より圧縮シリンダーに自由落下により投入される紙片圧縮装置である。紙片投入通路の上部には前記紙片分離機が連接されており。紙片分離機にて送風エアーと紙片に分離され、分離された紙片は、前記圧縮シリンダーへ紙片投入通路を自由落下して通過する。
<実施形態3:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮装置において、紙片投入通路は、前記紙片圧縮シリンダーに対して上側から連接され、前記紙片は、自由落下により投入される。紙片は紙片投入通路を自由落下して、圧縮シリンダーに堆積するため、様々な角度で堆積する。特にマージナル紙片は長尺な紙片であるため、堆積する角度の違いが大きく影響する。
<実施形態3:効果>
図6に紙片投入通路を自由落下するマージナル紙片と紙片投入通路に堆積した紙片のイメージ図を示した。紙片は、紙片投入通路を自由落下するため、様々な角度で堆積する。通常シュレッダーで裁断された紙片は、紙片の各辺が同程度の長さを持つが、カッターブロアーにより裁断されたマージナル紙片は長尺であり、その長さは、約5cmから約30cmの長さがあるため、堆積の方向の違いが大きく出る。図6に示したように、様々な堆積方向が考えられ、堆積の方向によって、前記紙片圧縮シリンダー(0601)入口部分に設置された、移動刃(0602)および固定刃(0603)の動作に影響をもたらす。特に、紙片投入通路より自由落下で圧縮シリンダー(0604)内に堆積するため、上部から圧縮を加えながら堆積するのとは異なり、マージナル紙片が噛み込む可能性が高くなる。例えば、図6のAに示したような場合、移動刃の圧縮移動方向に対して、マージナル紙の長尺方向が平行に切断面に堆積した場合、カッターやミシン目などにより切断された辺が移動刃と平行になるため、移動刃と固定刃の刃先間に紙片が噛みこまれる可能性が高い。また、Bのような場合、移動刃に対して短尺方向が平行な場合、シュレッダーにより裁断された面が移動刃と平行になるため、Aに比べると噛み込みの可能性は低いが、移動刃の移動により、Aと同じような方向に移動する可能性もある。C、Dの場合は、噛み込む可能性は低いが、堆積量が少ない場合は、CやDの方向で堆積する可能性は少なく、結果的にAやBの方向に堆積する。このように、マージナル紙片では、堆積する方向に大きな違いが生じ、刃先間に噛み込む可能性が非常に高くなる。
<実施形態4>
<実施形態4:概要>
実施形態4について説明する。実施形態4は、前記紙片投入通路と前記紙片圧縮シリンダーとの間に堆積した紙片を切断分離するための、前記移動刃と固定刃の刃先対向間隔が、0.1ミリ以上5ミリ以下の間隔を持つ紙片圧縮装置である。通常2つの刃を持つ切断機は、必ず刃先にある程度の間隔を有する。間隔が全く無い場合、2枚の刃の摩擦抵抗が大きく、刃は固定される。逆に、刃先の間隔を大きくすると、切断対象物の側方圧がせん断力を上回り、切断対象物を刃間に噛み込むこととなる。
<実施形態4:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮装置において、前記固定刃と、前記移動刃との刃先対向間隔は、0.1ミリ以上5ミリ以下である。図7にマージナル紙片の切断イメージを示した。移動刃(0701)と固定刃(0702)が紙片(0703)を切断するとき、紙片は刃先から受ける圧力によって、圧縮され圧力から逃れるため曲げや回転する力を発生する。移動刃および固定刃は、これらの発生した力を側方に受けて、直角の方向に押し開かれようとするちから、側方力を受ける。刃先の間隔が広くなると、この側方力が、せん断力より大きくなり、両刃は紙片を切断せずに噛み込み、動作を停止することとなる。逆に刃先間隔が小さすぎると、刃間の抵抗が大きくなり両刃は動作を停止することとなる。このため、両刃間には適度の間隔が必要となる。
<実施形態4:具体例>
図8に実施形態4の具体例を示した。移動刃(0801)は、その外形は例えば、幅が略747mm、長さが略100mm、厚さ略25mmである。移動刃の刃先は、対向する固定刃に対して15°の角度で斜めに形成されている。固定刃(0802)は、その外形は例えば、幅が略747mm、長さが略200mm、厚さ略25mmである。固定刃の刃先は、移動刃と同様に移動刃に対して15°の角度で斜めに形成されている。刃先は、焼き入れが施されている。両刃の間隔は、0.1から5mmの間に調整されている。圧縮シリンダー内の紙片を圧縮するとき、移動刃は、圧縮ピストンとともに固定刃の方向に移動する。紙片投入通路と圧縮シリンダーの境界部に堆積した紙片は、移動刃と固定刃の協働により切断される。
<実施形態5>
<実施形態5:概要>
実施形態5について説明する。実施形態5は、前記紙片投入通路と前記紙片圧縮シリンダーとの間に堆積した紙片を切断分離するための固定刃と前記移動刃との対向面が、刃先から圧縮シリンダーの圧縮移動方向に行くに従って、1/200から1/50の間隔最大傾斜で間隔を持つ紙片圧縮装置である。マージナル紙片は、長尺方向の切断面が、カッターやミシン目などで切断されており、切断分離時に噛み込み動作を停止しやすい。本実施形態では、紙片を噛み込んだ場合でも、動作を停止せず、噛み込んだ紙片が取り除かれるように、固定刃に傾斜を形成した。
<実施形態5:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮装置において、前記固定刃が間隔を広げる割合は、間隔拡大傾斜が1/200から1/50である。図9に切断イメージを示した。
従来型の場合、切断時に紙片(0901)を噛み込むと、固定刃(0902)および移動刃(0903)の間に紙片が入り込む。両刃の対向間隔は、刃先から後端まで同じであるため、紙片を対向面全体で噛み込むことになる。紙片の両刃の対向面に対する接触面積が大きいので、摩擦抵抗が大きくなり、静止摩擦係数を超えると、移動刃の動作が停止し、圧縮装置全体の動作もしくは、前記紙片処理装置の動作を停止し、メンテナンスをする必要が生じる。
本実施形態の場合、切断時に紙片(0904)を噛み込むと、従来型と同様に固定刃(0905)と移動刃(0906)の間に紙片が入り込む。しかし、刃先から圧縮シリンダーの圧縮方向に行くに従って、刃先対向間隔が広がるため、紙片の両刃の対向面に対する接触面積は、刃先のみと小さい。つまり、摩擦抵抗が大きくならず、移動刃の動作が停止することは無い。
<実施形態5:具体例>
図10に実施形態5の具体例を示した。移動刃(1001)は、その外形は例えば、幅が略747mm、長さが略100mm、厚さ略25mmである。移動刃の刃先は、対向する固定刃に対して15°の角度で斜めに形成されている。固定刃(1002)は、その外形は例えば、幅が略747mm、長さが略200mm、厚さ略25mmである。固定刃の刃先は、移動刃と同様に移動刃に対して15°の角度で斜めに形成されている。また固定刃は、移動刃との対向面が、刃先から圧縮シリンダーの圧縮移動方向にいくに従って、移動刃との間隔が2mm程度、広がる形状をしている。移動刃は、圧縮ピストンとともに移動し、固定刃と協働して紙片投入通路と圧縮シリンダーの境界部に堆積した紙片を切断する。この際、移動刃と固定刃の間に紙片を噛み混んだ場合でも、固定刃の形状が、移動刃に対して圧縮ピストンの移動方向に進むに従って、2mm程度、間隔が広がっているため、摩擦抵抗が大きくならず、装置が停止するおそれはない。
<実施形態6:概要>
実施形態6について説明する。実施形態6は前記固定刃の刃先の平面視形状が、圧縮シリンダーの圧縮移動方向にいくに従ってその中央部が後退する略V字形状の紙片圧縮装置である。従来の紙片圧縮装置では、固定刃の刃先と移動刃の刃先が平行に配置されており、切断抵抗が大きく、移動刃の移動には大きな力が必要であった。そこで本実施形態では、堆積した紙片を小さな切断力で切断するために、固定刃の刃先の平面視形状を略V字形状とした。
<実施形態6:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮装置において、前記固定刃の刃先の平面視形状は、圧縮シリンダーの圧縮移動方向にゆくにしたがってその中央部が後退する略V字形状である。図11に固定刃(1101)と移動刃(1102)の平面視図と、圧縮ピストンの直進移動に伴う、移動刃の動作を示した。このように形成された固定刃と移動刃は、圧縮ピストンの直進移動にともない、互いに協働して、前記紙片投入通路と前記紙片圧縮シリンダーとに延在する紙片を切断分離する。
図11の従来型の場合、Bに示したように、移動刃と固定刃の刃先は平行になっているため、切断時の作用点は図示したように刃先全体となる。これに対して、本実施形態では、固定刃の形状を略V字形状としたため、切断の際の作用点はBやCのようになり、刃先の一部だけが作用点となる。つまり、切断時の作用点が小さくなることにより、小さな切断力で紙片を切断することが可能となる。
<実施形態6:具体例>
図12に実施形態6の具体例を示した。移動刃(1201)の平面視形状は、長方形をしており、縦が略747mm、横が略100mmである。対向する固定刃(1202)の平面視形状は、縦が略747mm、横が略200mmであり、略V字形状をしており、その角度は15°となっている。移動刃、固定刃の両刃先は、15°の角度でカットされている。両刃先には焼入れが施されている。固定刃の平面視形状を略V字形状にすることにより、移動刃と協働して紙片投入通路と圧縮シリンダーの境界部に堆積した紙片を、小さな切断力で切断することが可能となる。
<実施形態7>
<実施形態7:概要>
実施形態7について説明する。実施形態7は、前記固定刃の刃先の平面視形状が、圧縮シリンダーの圧縮移動方にいくに従って中心部が段階的に後退する略V字形状の紙片圧縮装置である。従来の紙片圧縮装置では、固定刃の刃先と移動刃の刃先が平行に配置されており、紙片の切断には大きな力が必要であった。そこで、固定刃の形状を中心部が後退する略V字形状とし、さらに、多段階に後退する形状とすることにより、切断力を大幅に減らす。
<実施形態7:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮装置において、前記固定刃の刃先の平面視形状は、多段階である。図13に固定刃(1301)と移動刃(1302)の平面視図を示した。固定刃の刃先の段数や高さ、角度、サイズは、個々の装置により最適な値があり、これに限定されるものではない。
<実施形態7:具体例>
図13に本実施形態の具体例を示した。移動刃の平面視形状は、長方形をしており、縦が略747mm、横が略100mmである。対向する固定刃の平面視形状は、縦が略747mm、横が略200mmであり、多段階の略V字形状をしており、その角度は15°となっている。段のそれぞれのサイズは、高さ略25mm、幅が略96.7mmの8段となっている。移動刃、固定刃の両刃先は、15°の角度でカットされている。両刃先には焼入れが施されている。固定刃の平面視形状を多段階の略V字形状にすることにより、移動刃と協働して紙片投入通路と圧縮シリンダーの境界部に堆積した紙片を、小さな切断力で切断することが可能となる。
<実施形態8>
<実施形態8:概要>
実施形態8について説明する。実施形態8は、前記紙片圧縮シリンダーおよび圧縮ピストンの圧縮面形状が、矩形である紙片圧縮装置である。圧縮ピストンは、紙片圧縮シリンダーに堆積した紙片を圧縮する役割を担うため、そのサイズは紙片圧縮シリンダーの内壁のサイズと同サイズが必要である。また、紙片圧縮シリンダーのサイズは、圧縮後のサイズを考慮して、紙片搬出コンテナのサイズや形を考慮する必要がある。
<実施形態8:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1と共通であるが、前記紙片圧縮シリンダーおよび圧縮ピストンは、圧縮面形状が矩形である、紙片圧縮装置。圧縮シリンダーの圧縮面形状及びサイズは、搬出用のコンテナのサイズを考慮して決定されるものである。そのため、コンテナの形状が矩形であれば、圧縮シリンダーの圧縮面形状は、矩形である必要がある。また、圧縮ピストンは圧縮シリンダーに堆積した紙片を圧縮するため、その圧縮面形状及びサイズは、圧縮シリンダーと同じく矩形で、サイズもほぼ同じにする必要がある。
<実施形態8:具体例>
図14に本実施形態の具体例を示した。圧縮シリンダー(1401)は、その外形は例えば、縦が略850mm、横が略1640mm、奥行が略750mmの直方体の空間である。圧縮シリンダーの上方には、紙片投入通路(1402)があり、上部より紙片が自由落下で圧縮シリンダーに投入される。紙片投入通路と圧縮シリンダーとの境界部、圧縮ピストン(1403)の対向面に固定刃(1405)が設置されている。圧縮シリンダーの圧縮ピストンと対向する側には、シャッター(1406)が取り付けられている。圧縮ピストンは、その外形は例えば、縦が略850mm、奥行が略750mmで、圧縮シリンダーの断面と略同サイズである。圧縮ピストンの上部には、移動刃(1404)が設置されている。
実施形態1に係る紙片処理装置全体構成を示す概念図 実施形態1の構成を説明する概念図 実施形態1の固定刃と移動刃の作用を示す断面図 実施形態1の具体例を示す断面図 実施形態2を説明するための概念図 実施形態3を説明するための概念図 実施形態4を説明するための概念図 実施形態4の固定刃と移動刃の断面図 実施形態5を説明するための概念図 実施形態5の固定刃と移動刃の断面図 実施形態6を説明するための概念図 実施形態6の固定刃と移動刃の平面視図と断面図 実施形態7を説明するための固定刃と移動刃の平面視図と断面図 実施形態8を説明するための紙片圧縮装置の透視図
符号の説明
0901 紙片
0902 固定刃
0903 移動刃

Claims (8)

  1. 紙片圧縮シリンダーと、
    前記紙片圧縮シリンダーに紙片を投入するために設けられる紙片投入通路と、
    前記紙片投入通路に配される紙片を紙片圧縮シリンダー内にて圧縮するための圧縮ピストンと、
    前記紙片投入通路と、前記紙片圧縮シリンダーとに延在する紙片を切断分離するために前記圧縮ピストンに設けられる移動刃と、
    前記移動刃と協働して紙片を切断分離するために、前記紙片投入通路と前記紙片圧縮シリンダーとの境界部に配置され、前記移動刃との対向面が、刃先から前記圧縮シリンダーの圧縮移動方向にゆくにしたがって移動刃との間隔を広げるよう形成されている固定刃と、
    を有する紙片圧縮装置。
  2. 前記紙片は、マージナル紙から切断除去されたマージナル紙片である請求項1に記載の紙片圧縮装置。
  3. 前記紙片投入通路は、前記紙片圧縮シリンダーに対して上側から連接され、前記紙片は、自由落下により投入される請求項1又は2に記載の紙片圧縮装置。
  4. 前記固定刃と、前記移動刃との刃先対向間隔は、0.1ミリ以上5ミリ以下である請求項1から3のいずれか一に記載の紙片圧縮装置。
  5. 前記固定刃が間隔を広げる割合は、間隔拡大傾斜が1/200から1/50である請求項1から4のいずれか一に記載の紙片圧縮装置。
  6. 前記固定刃の刃先の平面視形状は、圧縮シリンダーの圧縮移動方向にゆくにしたがってその中央部が後退する略V字形状である請求項1から5のいずれか一に記載の紙片圧縮装置。
  7. 前記固定刃の刃先の平面視形状は、多段階形状である請求項6に記載の紙片圧縮装置。
  8. 前記紙片圧縮シリンダー及び、圧縮ピストンは、圧縮面形状が矩形である請求項1から7のいずれか一に記載の紙片圧縮装置。
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