JP2006255345A - 角型皿の置き枠台 - Google Patents

Abstract

【課題】今般一般的になりつつある角型皿で、料理を盛りつけた皿を一時的に厨房内で保管する場合、又客先に配膳する時の運搬に対して、より簡便な枠台で、更に使用していない場合、狭い空間に保管できる角型枠台を提供すること。そこで折り畳みの出来る、或いは積み重ねに出来る角型枠台を発明した。
【解決手段】 角型皿に対応した折り畳みの出来る角型枠台、或いは積み重ねの出来る角型置き枠台を開発した。この事によって料理皿の積み重ねによる狭い厨房場所のより有効な利用と、積み重ねた状態で配膳が出来る事、又使用していない場合の枠台の保管等も狭い空間で出来る様になった。
【選択図】なし

Description

本発明は料理を載せた角型の皿を積み重ねる事を可能とした簡便さと、折り畳める事等による厨房面積の有効利用、及び厨房から客先に運搬する場合の簡便さ、更に防塵効果のある角型置き枠台の形態に関する。

従来円形の皿用の置き枠台は実存するが本発明の如き角型の台は現存しない。今般この様な角型の皿が多用されているにも拘わらず、それに対応した枠台が無く、料理従事者から切望されていた現状である。

正方形、及び長方形、その他多角形の料理を載せた状態の皿を積み重ねる有効な手段が無く、その改善方法を発明する事を課題とする。

課題を解決する為の手段

上記課題を解決する為に請求項記載の角型皿置き台は、正方形、及び長方形の料理をのせた状態の皿を積み重ねて一時的に保管できると共に、積み重ねた状態で料理を運搬出来る事、更に使用していない場合、置き枠台が折り畳める事で狭い厨房の中でも広い保管場所を必要としない有効的な手段である。積み重ねが可能である事から防塵効果、及び保温効果も期待出来る。〔請求項〕に記載していないが正方形、或いは長方形に限らず、その他の多角形の置き枠台についても同様である。

発明の効果

本発明は次の様な効果を奏する。〔請求項１〕から〔請求項７〕まで正方形、或いは長方形の角皿に適応した枠台に関する内容である。〔請求項１〕に記載される発明は、正方形、及び長方形の料理を載せた状態の料理皿を、テーブルに配膳するまで厨房内で一時的に保管する場合、広い場所を必要とせず、又配膳の為の運搬時にも極めて簡便な手段である。一時的な保管中、及び運搬中の防塵、料理の保温に対しても効果的である。

〔請求項２〕に記載される発明は、正方形、及び長方形の４箇所の角が折り畳める事により、使用しない場合の枠の保管場所にも便利である。〔請求項３〕記載する様に枠の材質として５ミリメートル以下の薄く、食品衛生に適合したプラスチック材、金属板、ゴム、又紙、薄い木材を使用する事で軽く取り扱いが簡便である。

〔請求項４〕に記載する様に、一般的に使用されている皿の大きさに合わせた一辺の大きさを１５センチメートルから４０センチメートルである事と、枠の高さが３センチメートルから１０センチメートルである事から、皿に料理を載せた状態で複数枚以上の皿を積み重ねる事ができる。

〔請求項６〕に記載している様に、枠の上面と底辺の一辺の寸法を同一寸法としてもよいが、〔請求項６〕に記載する様に、一辺の上面の寸法を底面より小さくする事で積み重ねた場合、嵌まり込み状態で重ねられる為、枠の保管時狭い高さ空間でも有効に利用できる。又底面を上面より大きくする事で、より安定性が向上する。

〔請求項７〕に記載されている様に、枠の高さ３センチメートルから１０センチメートルの面に一個以上の通風孔を設ける事で、複数個積み重ねられた料理皿の料理が過度に蒸される事を防止できると共に、又料理が冷めない為にも有効な方法である。

〔請求項〕に記載していないが、正方形、或は長方形の角型皿だけの適用ではなくこれ以外の多角形の角型皿に適応用できる角型置き枠台も可能である。

発明を実施する為の裁量形態

この発明を実施例について説明する。まず、〔図１〕は現存する円型皿用置き枠台１の立体図である。枠の側面２には適当な大きさ、数の通気孔３が設けられており、皿に盛られた料理の蒸れ、冷めを防止できる。一般的な形態として上面４が下面５の円直径より小さく〔図２〕の側面図に示す如く積み重ねた場合、嵌め込み式になり枠台の保管時広い空間を必要としない。円形である事から折り畳む事は出来ない。

〔図３〕は本発明の基本的な形態を示す正方形、及び長方形の角型皿用置き枠台６の立体図である。枠の側面７には適当な大きさ、数の通気孔８が設けられている。上面一辺９の寸法が底面一辺１０より小さくする事で、〔図４の側面図〕に示す如く積み重ねた場合、嵌め込み式になり枠台の保管時広い空間を必要としない事は円型枠台と同様である。

〔図５〕は４辺形の４箇所の角１１を折り畳む方法として１箇所の角部分を示した平面図である。材質がプラスチック材、ゴムなどの場合、この角１１の厚さを曲げに対する耐久性の向上の為薄い肉厚とする。〔図６〕は〔図５〕と同様、角１１を折り畳む方法で、木材等の場合で角１１の内側、又は外側に蝶番１２を設けた実施例を示す。図示しないが、この蝶番１２は対接する２辺の枠板１３を蝶番構造にしても、又〔図６〕の蝶番１２の替わりにこの角の部分に伸縮性のある布、ゴム等のシートを貼り付けてもよい。又、蝶番の代わりに紐、或いは糸等で結んでも構わない。
〔図７〕に示す平面図の形に枠の４平面１４を切り出し、点線１５で示す部分を折り曲げ、残り１辺１６のみを伸縮性のあるシートで貼り付けてもよい。〔図８〕は正方形、及び長方形の折り畳んだ枠台１７の平面図である。この様に折り畳んだ場合、材料の厚さ２枚分の厚さになり、平面的には角のあるＶ字形の形状になる。

〔図１〕から〔図８〕まで台形の枠の平面形状を示したが、台形ではなく〔図９〕の立体図に示す如く垂直形の枠台１８でも構わない。この場合、枠の保管時多くの積み重ねが出来ない不利もある反面、コスト的には台形型枠と比較して、より安価に製造できる利点がある。〔図１０〕は枠の形状が正方形ではなく、長方形の枠台１９を示した立体図である。

Claims (7)

1. 料理を供する皿の置き枠台において、その形状を正方形、或いは長方形にする事を特徴とする。
2. 請求項１において、４箇所の角が折り畳める事を特徴とする。
3. 請求項１において、その材質として食品衛生に適合したプラスチック材、ゴム、又金属板、紙、木材を用いる事を特徴とする。
4. 請求項１において、角型一辺の長さを１５センチメートルから４０センチメートルの範囲で、枠の高さが３センチメートルから１０センチメートルの範囲である事を特徴とする。
5. 請求項４において、上面の１辺の寸法より底面の１辺寸法を大きくした台形である事を特徴とする。
6. 請求項４において、枠の上面と底面の１辺を同一寸法とした垂直形である事を特徴とする。
7. 枠の高さ３センチメートルから１０センチメートルの枠面に通風孔を設ける事をする。