JP2006254732A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】 選別物の分散化を良好に確保すること。
【解決手段】 刈り取った穀稈を回転する扱胴により脱穀する脱穀部と、同脱穀部により脱穀した穀粒等の選別物を、選別体により選別する選別部とを具備し、上記選別体のフィードパン上に前後方向に伸延する選別物案内体を設けて、同選別物案内体によりフィードパン上において扱胴の回転方向下手側に偏った選別物を、扱胴の回転方向上手側に分散させるべく案内するようにしたコンバインにおいて、フィードパンは、前部フィードパンの後下方位置に段差をもたせて後部フィードパンを配置して、段差の部分に選別風流入口を形成し、前部フィードパンの上面に前部選別物案内体を配置する一方、後部フィードパンの上面に後部選別物案内体を配置すると共に、同後部選別物案内体は、平面視にて、前部選別物案内体の仮想延長線上に配置した。
【選択図】 図6

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、脱穀機の一形態として、刈り取った穀稈を脱穀する脱穀部と、同脱穀部により脱穀した穀粒等の選別物を選別する選別部とを具備し、選別部に設けた選別体のフィードパン上に前後方向に伸延する選別物案内体を設けて、同選別物案内体によりフィードパン上の穂先側に偏った選別物をフィードパン上の株元側に均一に分散させるべく案内するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭62−162937号公報
ところが、上記した選別物案内体では、脱穀部より大量の選別物がフィードパン上の穂先側に漏下した場合には、かかる選別物をフィードパン上の株元側に十分に分散させることができないという不具合がある。
そこで、本発明では、刈り取った穀稈を回転する扱胴により脱穀する脱穀部と、同脱穀部により脱穀した穀粒等の選別物を、選別体により選別する選別部とを具備し、上記選別体のフィードパン上に前後方向に伸延する選別物案内体を設けて、同選別物案内体によりフィードパン上において扱胴の回転方向下手側に偏った選別物を、扱胴の回転方向上手側に分散させるべく案内するようにしたコンバインにおいて、フィードパンは、前部フィードパンの後下方位置に段差をもたせて後部フィードパンを配置して、段差の部分に選別風流入口を形成し、前部フィードパンの上面に前部選別物案内体を配置する一方、後部フィードパンの上面に後部選別物案内体を配置すると共に、同後部選別物案内体は、平面視にて、前部選別物案内体の仮想延長線上に配置したことを特徴とするコンバインを提供するものである。
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
(1)前・後部選別物案内体は、それぞれ一側縁部を前・後部フィードパンに近接させて配置する一方、他側縁部を前・後部フィードパンから上方へ離隔させて配置して、上面を他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の前・後部案内作用面となしたこと。
(2)前部案内作用面は、一側縁部から他側縁部までの傾斜案内幅を後部案内作用面よりも広幅に形成したこと。
(3)前・後部案内作用面は、それぞれ前方から後方へ送り作用を有する波打ち面となしたこと。
(4)選別部により選別された二番還元処理物は、前部選別物案内体の前部に向けて放出させるようにしたこと。
(1)請求項1記載の本発明では、刈り取った穀稈を回転する扱胴により脱穀する脱穀部と、同脱穀部により脱穀した穀粒等の選別物を、選別体により選別する選別部とを具備し、上記選別体のフィードパン上に前後方向に伸延する選別物案内体を設けて、同選別物案内体によりフィードパン上において扱胴の回転方向下手側に偏った選別物を、扱胴の回転方向上手側に分散させるべく案内するようにしたコンバインにおいて、フィードパンは、前部フィードパンの後下方位置に段差をもたせて後部フィードパンを配置して、段差の部分に選別風流入口を形成し、前部フィードパンの上面に前部選別物案内体を配置する一方、後部フィードパンの上面に後部選別物案内体を配置すると共に、同後部選別物案内体は、平面視にて、前部選別物案内体の仮想延長線上に配置している。
このようにして、フィードパンを前部フィードパンと後部フィードパントに分離させて形成すると共に、前部フィードパンの後下方位置に段差をもたせて後部フィードパンを配置して、段差の部分に選別風流入口を形成しているため、前部フィードパンから後部フィードパンに移送・落下される選別物は、段差の部分の選別風流入口から流入する選別風により風選別される。
そのため、大量の選別物が前部フィードパン上において扱胴の回転方向下手側に漏下した場合にも、大量の選別物は、前部フィードパン上に配置した前部選別物案内体により扱胴の回転方向下手側から回転方向上手側に案内され、風選別された後に後部フィードパン上に移送され、同後部フィードパン上に移送された選別物は、後部選別物案内体によりさらに扱胴の回転方向下手側から回転方向上手側に案内されて均一に分散される。
この際、後部選別物案内体は、平面視にて、前部選別物案内体の仮想延長線上に配置しているため、選別物の分散化を良好に確保することができる。
(2)請求項2記載の本発明では、前・後部選別物案内体は、それぞれ一側縁部を前・後部フィードパンに近接させて配置する一方、他側縁部を前・後部フィードパンから上方へ離隔させて配置して、上面を他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の前・後部案内作用面となしている。
このようにして、前・後部フィードパンの上面に他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の前・後部案内作用面を形成しているため、各案内作用面を可及的に大きく形成することができて、大量の選別物でも確実に扱胴の回転方向下手側から回転方向上手側に移送・案内しながら均一に分散させることができる。
(3)請求項3記載の本発明では、前部案内作用面は、一側縁部から他側縁部までの傾斜案内幅を後部案内作用面よりも広幅に形成している。
このようにして、前部案内作用面の傾斜案内幅を後部案内作用面の傾斜案内幅よりも広幅に形成しているため、大量の選別物でも確実に前部案内作用面で受けて、ある程度分散させた後に後部案内作用面に引き継いで、同後部案内作用面によりさらに分散化することができる。
(4)請求項4記載の本発明では、前・後部案内作用面は、それぞれ前方から後方へ送り作用を有する波打ち面となしている。
このようにして、前・後部案内作用面に前方から後方へ送り作用を有する波打ち面を形成しているため、同波打ち面により湿気の多い選別物でも確実に移送・案内しながら均一に分散化させることができて、分散化をより一層促進することができる。
(5)請求項5記載の本発明では、選別部により選別された二番還元処理物は、前部選別物案内体の前部に向けて放出させるようにしている。
このようにして、選別部により選別された二番還元処理物を、前部選別物案内体の前部に向けて放出させるようにしているため、同二番還元処理物を再度前部選別物案内体により移送・案内しながら均一に分散させて、確実に選別することができる。その結果、一番処理物の回収効率を向上させることができる。
図1及び図2に示す(A)は、本発明に係るコンバインであり、(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である脱穀部、(8)は脱穀部(4)にて脱穀された穀粒を選別する選別部、(9)は刈刃(10)及び穀稈搬送機構(11)などを備える刈取部、(12)は刈取フレーム(13)を介して刈取部(9)を昇降させる油圧シリンダ、(14)は排藁チェン(15)終端を臨ませる排藁処理部、(16)は選別部(8)からの一番処理物を揚穀筒(17)を介して搬入する穀物タンク、(18)は前記タンク(16)の一番処理物を機外に搬出する排出オーガ、(19)は運転操作部(20)及び運転席(21)を備える運転キャビン、(22)は運転キャビン(19)下方に設ける原動機部であり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
また、図3及び図4にも示すように、図中(23)は機体の前後方向に軸架する扱胴(6)を内設させる扱室、(24)は前記扱室(23)下方に張架させる受網体、(25)は前記受網体(24)下方に前端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持する選別体としての揺動選別盤、(26)(27)は前記受網体(24)の下方に上下2段に配設する揺動選別盤(25)の前・後部フィードパン、(28)は前部フィードパン(26)の後端側に上下揺動自在に設ける選別篩い線、(29)は後部フィードパン(27)後端後方に連設するチャフシーブ、(30)はチャフシーブ(29)下方に配設するグレンシーブ、(31)は前・後部フィードパン(26)(27)の上下間に選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(32)はチャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間及びグレンシーブ(30)下方に選別風を送給するメインの送風装置である唐箕、(33)は揚穀筒(17)に連通させて穀物タンク(16)に穀粒を取出す1番コンベア、(34)は2番物を2番還元装置である2番還元コンベア(35)を介し前記選別盤(25)の篩い線(28)上方に還元する2番コンベアであり、前記扱胴(6)及び処理胴(7)により脱穀された穀粒を揺動選別盤(25)で選別し整粒のみを前記穀物タンク(16)に取出すと共に、排藁を排藁チェン(15)を介して排藁処理部(14)に送り込んで排藁カッタ(図示せず)による切断後機外に排出させるように構成している。
また、前記前部フィードパン(26)の後下方位置には、図3及び図5に示すように、後部フィードパン(27)を段差をもたせて配置しており、両者の段差の部分に選別風流入口(53)を形成している。
そして、前記送塵ファン(31)は、図3に示すように、前部フィードパン(26)の直下方位置でかつ唐箕(32)の前方位置に設けており、唐箕(32)の唐箕ケース(54)の外側と、前部フィードパン(26)の底部間を送塵ファン(31)のファンケース(55)で覆って、前・後部フィードパン(26)(27)間に形成した前記選別風流入口(53)に連通させている。
また、前記唐箕(32)の直上方位置には後部フィードパン(27)を配設して、チャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間及びグレンシーブ(30)下方にそれぞれ選別風を送給する送風口(56)(57)を唐箕(32)の上部及び後部に開設して、前記篩い線(28)や直接的に受網体(24)から落下する穀物や塵に送塵ファン(31)からの選別風を、またチャフシーブ(29)やグレンシーブ(30)から落下する穀物や塵に唐箕(32)からの選別風をそれぞれ別個に作用させて選別性能の安定向上を図るように構成している。
さらに、前記篩い線(28)の上下篩い作用によって後部フィードパン(27)やチャフシーブ(29)での穀粒と塵の分散化を促進させることができると共に、前部フィードパン(26)の前部上方位置に2番還元コンベア(35)の還元口(35a)を臨ませて、2番還元物の分散化も図って、限定された選別巾内で大容量の穀物の処理を有効に行えるようにしている。
上記のような構成において、本発明の要旨は、図4〜図6に示すように、前部フィードパン(26)の上面に複数(本実施の形態では二個)の前部選別物案内体(60)を配置する一方、後部フィードパン(27)の上面に複数(本実施の形態では三個)の後部選別物案内体(61)を配置すると共に、同後部選別物案内体(61)は、平面視にて、前部選別物案内体(60)の仮想延長線(L)上に配置したことにある。
すなわち、図5〜図7に示すように、前部フィードパン(26)の右側部に、左右方向に伸延する前後一対の固定体(62,62)を前後方向に一定の間隔を開けて取り付け、両固定体(62,62)の左右側部間に、前後方向に伸延する左右一対の支持体(63,63)を左右方向に一定の間隔を開けて横架状態に固定し、各支持体(63,63)にそれぞれ左右一対の前部選別物案内体(60,60)を取り付けている。(67)は前部固定ボルトである。
そして、前後方向に伸延する支持体(63)は、前後方向に伸延させて形成した左側連結片(63a)と、同左側連結片(63a)の右側縁部より右側上方へ傾斜状に伸延させて形成した傾斜支持片(63b)と、同傾斜支持片(63b)の右側縁部より直下方へ伸延させて形成した起立支持片(63c)と、同起立支持片(63c)の下端縁部より略水平に伸延させて形成した右側連結片(63d)とを一体成形してなるものである。
ここで、支持体(63)は、機体の前後方向線(P)に対して、前端部が右側に位置すると共に、後端部が左側に位置すべく交叉状に配置している。
また、前部選別物案内体(60)は、図6及び図7に示すように、一側縁部(本実施の形態では左側縁部)を前部フィードパン(26)に近接させて配置する一方、他側縁部(本実施の形態では右側縁部)を前部フィードパン(26)から上方へ離隔させて配置して、上面を他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の前部案内作用面(64)となしている。
すなわち、前部選別部案内体(60)は、左側連結片(63a)の上面に沿わせて前後方向に伸延させて形成した下部案内片(60a)と、同下部案内片(60a)の右側縁部より傾斜支持片(63b)に沿わせて前後方向に伸延させて形成した中途部案内片(60b)と、同中途部案内片(60b)の右側縁部より右側外方へ片持ち状態に張り出させて前後方向に伸延させて形成した上部案内片(60c)とを一体成形してなるものである。
しかも、図5に示すように、中途部案内片(60b)と上部案内片(60c)は、後端部を支持体(63)、さらには、前部フィードパン(26)の後端縁部(26a)よりも後方へ張り出させて、後部フィードパン(27)の前部上方に位置させている。
さらには、上部案内片(60c)は、図7に示すように、中途部案内片(60b)の傾斜面仮想延長線(Q)よりも下方に配置して、同中途部案内片(60b)よりも緩やかな傾斜面となしている。
このようにして、上部案内片(60c)の上面と中途部案内片(60b)の上面と下部案内片(60a)の上面とにより、前記した前部案内作用面(64)を形成している。
また、図5、図6及び図8に示すように、後部フィードパン(27)の右側前部に、三個の固定・支持体(65,65,65)を左右方向に一定の間隔を開けて取り付け、各固定・支持体(65,65,65)にそれぞれ後部選別物案内体(61,61,61)を取り付けている。
そして、左側の固定・支持体(65)は、図6に示すように、左側の固定体(62)の後方位置に配置し、また、中間部の固定・支持体(65)は、右側の固定体(62)の後方位置に配置し、また、右側の固定・支持体(65)は右側の固定体(62)の右側後方位置に配置している。(68)は、後部固定ボルトである。
固定・支持体(65)は、左右方向に伸延する前後一対の固定片(65a,65a)と、前後方向に伸延させて固定片(65a,65a)の右側端部間に傾斜状態に架設した支持本片(65b)と、同支持本片(65b)の略前半部の上端縁部より右側外方へ略水平に突出させて形成した支持縁片(65c)とを一体成形してなるものである。
ここで、支持本片(65b)は、その伸延方向が、図6に示す平面視にて、前記支持体(63)の伸延方向と略平行となるように配置している。
また、後部選別物案内体(61)は、図8に示すように、一側縁部(本実施の形態では左側縁部)を後部フィードパン(27)に近接させて配置する一方、他側縁部(本実施の形態では右側縁部)を後部フィードパン(27)から上方へ離隔させて配置して、上面を他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の後部案内作用面(66)となしている。
すなわち、後部選別物案内体(61)は、固定片(65a,65a)の上面と略平行させて前後方向に伸延させて形成した下部案内片(61a)と、同下部案内片(61a)の右側縁部より支持本片(65b)に沿わせて前後方向に伸延させて形成した中途部案内片(61b)と、同中途部案内片(61b)の右側縁部より支持縁片(65c)に沿わせて前後方向に伸延させて形成した上部案内片(61c)とを一体成形してなるものである。
このようにして、上部案内片(61c)の上面と中途部案内片(61b)の上面と下部案内片(61a)の上面とにより、前記した後部案内作用面(66)を形成している。
ここで、前記した前部案内作用面(64)は、一側縁部から他側縁部までの傾斜案内幅(Wf)、すなわち、下部案内片(60a)と中途部案内片(60b)と上部案内片(60c)とからなる左右幅を、後部案内作用面(66)の傾斜案内幅(Wr)よりも略3倍の広幅に形成している。
本発明の実施形態は上記のように構成しているものであり、本実施の形態によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、本実施の形態では、前部フィードパン(26)の後下方位置に段差をもたせて後部フィードパン(27)を配置して、段差の部分に選別風流入口(53)を形成しているため、前部フィードパン(26)から後部フィードパン(27)に移送・落下される選別物は、段差の部分の選別風流入口(53)から流入する送塵ファン(31)からの選別風により風選別される。
そのため、大量の選別物が前部フィードパン(26)上において扱胴(6)の回転方向(本実施の形態では正面視にて時計廻り)下手側、すなわち、穂先側に漏下した場合にも、同前部フィードパン(26)上に配置した前部選別物案内体(60)により大量の選別物は、扱胴(6)の回転方向下手側から回転方向上手側、すなわち、穂先側から株元側に案内されて、風選別された後に後部フィードパン(27)上に移送され、同後部フィードパン(27)上に移送された選別物は、後部選別物案内体(61)によりさらに穂先側から株元側に案内されて均一に分散される。
この際、後部選別物案内体(61)は、平面視にて、前部選別物案内体(60)の仮想延長線(L)上に配置しているため、選別物の分散化を良好に確保することができる。
しかも、前・後部フィードパン(60,61)の上面に他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の前・後部案内作用面(64,66)を形成しているため、各前・後部案内作用面(64,66)を可及的に大きく形成することができて、大量の選別物でも確実に穂先側から株元側に移送・案内しながら均一に分散させることができる。
さらには、前部案内作用面(64)の傾斜案内幅(Wf)を後部案内作用面(66)の傾斜案内幅(Wr)よりも広幅に形成しているため、大量の選別物でも確実に前部案内作用面(64)で受けて、ある程度分散させた後に後部案内作用面(66)に引き継いで、同後部案内作用面によりさらに分散化することができる。
ここで、上部案内片(60c)は、中途部案内片(60b)の傾斜面仮想延長線(Q)よりも下方に配置して、同中途部案内片(60b)よりも緩やかな傾斜面となしているため、上部案内片(60c)により左右方向に幅広い範囲で選別物を受けて、受けた選別物を確実に中途部案内片(60b)に流下・案内させることができる。
また、本実施の形態では、選別部(8)により選別された二番還元処理物は、前部フィードパン(26)の前部に臨ませた2番還元コンベア(35)の還元口(35a)より前部選別物案内体(60)の前部に向けて放出させるようにしている。
このようにして、二番還元処理物を再度前部選別物案内体(60)により移送・案内しながら均一に分散させて、確実に選別することができる。その結果、一番処理物の回収効率を向上させることができる。
図9は、他の実施形態としての前部選別物案内体(60,60)の平面図、図10は、同前部選別物案内体(60)のIII-III線端面図を示しており、同前部選別物案内体(60)の前部案内作用面(64)は、前方から後方へ送り作用を有する波打ち面となしている。
すなわち、前部選別物案内体(60)は、前低後高の傾斜面部(70)と、略垂直の立ち上がり面部(71)とから突部(72)を形成すると共に、同突部(72)を前後方向に多数連続させて形成して、上面に前記波打ち面を形成している。
このようにして、前部案内作用面(64)に前方から後方へ送り作用を有する波打ち面を形成しているため、同波打ち面により湿気の多い選別物でも確実に移送・案内しながら均一に分散化させることができて、分散化をより一層促進することができる。
なお、後部案内作用面(66)も、前部案内作用面(64)と同様に波打ち面を形成して、選別物の分散化をより一層促進することができる。
本発明に係るコンバインの側面図。 同コンバインの平面図。 同コンバインの脱穀部と選別部の側面説明図。 同選別部の平面説明図。 同選別部の前・後部選別物案内体の側面説明図。 同前・後部選別物案内体の平面説明図。 図6のI-I線断面図。 図6のII−II線断面図。 他の実施形態としての前部選別物案内体の平面説明図。 図9のIII−III線端面図。
符号の説明
(A)コンバイン
(8)選別部
(26)前部フィードパン
(27)後部フィードパン
(60)前部選別物案内体
(61)後部選別物案内体

Claims (5)

  1. 刈り取った穀稈を回転する扱胴により脱穀する脱穀部と、同脱穀部により脱穀した穀粒等の選別物を、選別体により選別する選別部とを具備し、
    上記選別体のフィードパン上に前後方向に伸延する選別物案内体を設けて、同選別物案内体によりフィードパン上において扱胴の回転方向下手側に偏った選別物を、扱胴の回転方向上手側に分散させるべく案内するようにしたコンバインにおいて、
    フィードパンは、前部フィードパンの後下方位置に段差をもたせて後部フィードパンを配置して、段差の部分に選別風流入口を形成し、
    前部フィードパンの上面に前部選別物案内体を配置する一方、後部フィードパンの上面に後部選別物案内体を配置すると共に、同後部選別物案内体は、平面視にて、前部選別物案内体の仮想延長線上に配置したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前・後部選別物案内体は、それぞれ一側縁部を前・後部フィードパンに近接させて配置する一方、他側縁部を前・後部フィードパンから上方へ離隔させて配置して、上面を他側縁部から一側縁部に向けて下り傾斜状の前・後部案内作用面となしたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前部案内作用面は、一側縁部から他側縁部までの傾斜案内幅を後部案内作用面よりも広幅に形成したことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
  4. 前・後部案内作用面は、それぞれ前方から後方へ送り作用を有する波打ち面となしたことを特徴とする請求項2又は3記載のコンバイン。
  5. 選別部により選別された二番還元処理物は、前部選別物案内体の前部に向けて放出させるようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
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