JP2006254189A - 画像符号化装置、画像符号化方法及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高画質と高圧縮とを両立して、容易に符号量制御を行うことができる画像符号化装置を提供する。
【解決手段】 画素属性判定部402は、1画素毎に、注目画素の画素値とこの注目画素の近傍にある近傍画素の画素値とを比較して、注目画素が自然領域の画素であるか否かを判定する。平均化マスクサイズ算出部404は、画像データの画素値と、画素属性判定部402による判定結果とに基づいて、n×m画素の平均化マスクサイズを算出する。平均化マスク内平均処理部406は、画像データの画素値と、画素属性判定部402による判定結果と、平均化マスクサイズ算出部404から入力されたマスクサイズとに基づいて、平均化マスク内において自然画像領域の画素と判定された画素の画素値の平均値を算出し、自然画像領域の画素の画素値とを変換する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像を符号化する画像符号化装置に関する。
近年の画像は、自然画像と人工画像とが融合されている場合が多く、例えば自然画像上にテキスト/グラフィクスが上書きされている場合が増えている。一方で、自然画像は、人間の視覚特性から、解像度情報をある程度落としても問題ないことが知られている。このため、JPEG2000などでは、画像をウェーブレット変換によって多重の解像度情報(ウェーブレット変換係数情報)に変換し画像の局所的な性質に準ずる符号化が提案されている。
しかしながら、先にあげた自然画像上にテキスト/グラフィクスが上書きされている画像を圧縮する場合、必ずしもウェーブレット変換ベースで画像を多重の解像度変換を行っても良好な結果が得られないばかりでなく、リアルタイム処理を必要とするプリンタなどでは、ウェーブレット変換という演算負荷が大きいため、例えばコスト高な専用ASICが必要という問題点があった。
例えば、特許文献1は、画像の高画質と高圧縮率とを両立するため、ウェーブレット変換を用い、さらに文字・グラフィクスなどの画質を向上させるため、ウェーブレット変換の1階層目の高周波成分によってタイル毎に、文字・グラフィクスか自然画像の領域かを判定し、文字/グラフィクス領域はウェーブレット逆変換を行い2値化処理を行い、自然画像領域はウェーブレット変換の第2層目を行い、それぞれ符号化を行う方法を開示する。
しかしながら、特許文献1に開示された方法は、ウェーブレット係数から領域分離を行う場合はタイル毎の閾値処理を行うので、画素単位に明確な分離をすることができない。テキストが上書きされた自然画像などでは分離ミスが生じ、圧縮率の低下だけではなく、画質も領域分離しない場合より悪くなる場合が多い。また、ウェーブレット変換自体の処理負荷が大きく、実装上コスト的に大きな制約となってしまう。
特開平11−136521号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、高画質と高圧縮とを両立し、かつ、容易に符号量制御を行うことができる画像符号化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像符号化装置は、入力画像を構成する画素毎に変換対象か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により画素が変換対象画素であると判定された場合に、この変換対象画素と所定の画素値の変換対象画素とを含む領域を抽出する領域抽出手段と、前記領域抽出手段により抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値を変換する画素値変換手段とを有する。
好適には、前記判定手段は、入力画像に含まれる属性情報に基づいて画素を判定する。
好適には、前記判定手段は、入力画像に含まれる注目画素の画素値と、この注目画素の近傍に存在する既定数の近傍画素の画素値とを比較して、注目画素の画素値がいずれの近傍画素の画素値とも一致しない場合に、この注目画素を変換対象画素として判定する。
好適には、前記判定手段は、画素がテキストもしくはグラフィクス領域に含まれるか、又は自然画領域に含まれるかを判定して、画素が自然画領域に含まれる場合に、この画素を変換対象画素として判定する。
好適には、前記領域抽出手段は、領域に含まれる変換対象画素の画素値の最大値と最小値との差が所定値より小さくなるように、領域を抽出する。
好適には、前記領域抽出手段は、領域に含まれる変換対象画素の画素値の標準偏差が所定値より小さくなるように、領域を抽出する。
好適には、前記領域抽出手段は、m×n画素の領域を抽出し、m及びnは、1以上の整数であって、前記領域抽出手段により抽出される領域ごとに決定される。
好適には、前記画素値変換手段は、前記領域抽出手段により抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値の平均値を算出する。
好適には、予測符号化を適用して、前記画素値変換手段により画素値が変換された入力画像の符号データを生成する符号生成手段をさらに有する。
好適には、前記符号生成手段は、注目画素の近傍に位置する参照画素の画素値を参照して、この注目画素に対応する符号データを生成する。
好適には、前記符号生成手段により生成される符号データのデータ量が所定値より小さくなるように、前記領域抽出手段を制御する符号量制御手段をさらに有する。
また、好適には、前記符号量制御手段は、前記符号生成手段により生成された符号データのデータ量が所定値より小さくなるように、領域の大きさを指定し、前記領域抽出手段は、前記符号量制御手段により指定された領域の大きさに基づいて、領域を抽出する。
また、本発明にかかる画像符号化方法は、入力画像を構成する画素毎に変換対象か否かを判定し、前記判定により画素が変換対象画素であると判定された場合に、この変換対象画素と所定の画素値の変換対象画素とを含む領域を抽出し、前記抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値を変換する。
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを含む画像符号化装置において、入力画像を構成する画素毎に変換対象か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより画素が変換対象画素であると判定された場合に、この変換対象画素と所定の画素値の変換対象画素とを含む領域を抽出する領域抽出ステップと、前記抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値を変換する画素値変換ステップとを前記画像符号化装置のコンピュータに実行させる。
本発明の画像符号化装置によれば、高画質と高圧縮とを両立し、かつ、容易に符号量制御を行うことができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明にかかる画像符号化装置2のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図1に示すように、画像符号化装置2は、制御装置20及びプリンタ装置10から構成される。制御装置20は、CPU202及びメモリ204などを含み、通信装置22、LCD表示装置あるいはCRT表示装置及びキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)26、並びに、HDD・CD装置などの記憶装置24から構成される。
[符号化プログラム]
図2は、画像処理プログラム4の機能構成を説明する図である。
図2に示すように、画像処理プログラム4は、PDLデコンポーザ400、画素属性判定部402、平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406、画素選択部408、可逆圧縮部410、画像蓄積部412、画像伸長部414及び画像出力部416を有する。
画像処理プログラム4は、例えば記録媒体240(図1)を介して制御装置20に供給され、メモリ204にロードされて実行される。なお、画像処理プログラム4は、その一部がドライバソフトとしてクライアント端末にインストールされ、互いに協働して本実施形態で説明する機能を実現してもよい。
画像処理プログラム4において、PDLデコンポーザ400は、他のアプリケーションソフト(画像編集ソフトなど)からPDLファイルを取得し、ラスタライズして、画素属性判定部402、平均化マスクサイズ算出部404及び画素選択部408に対して出力する。
画素属性判定部402は、PDLデコンポーザ400から入力された画像データ(ラスタデータ)に基づいて、それぞれの画素の属性を判定する。画素属性判定部402は、1画素毎に、注目画素の画素値とこの注目画素の近傍にある近傍画素の画素値とを比較して、属性を判定する。例えば、画素属性判定部402は、注目画素の画素値がいずれの近傍画素の画素値とも一致しない場合に、この注目画素を自然画像領域の画素と判定し、注目画素の画素値が1つ以上の近傍画素の画素値と一致する場合に、この注目画素をテキスト・グラフィクス領域の画素と判定する。画素属性判定処理の詳細は後述する。
平均化マスクサイズ算出部404は、PDLデコンポーザ400から入力された画像データ(ラスタデータ)の画素値と、画素属性判定部402による判定結果とに基づいて、後述する所定の条件に従って、n×m画素のマスクサイズを算出して、平均化マスク内平均処理部406に対して出力する。ここで、n及びmは、1以上の整数である。平均化マスクサイズ算出処理の詳細は後述する。
平均化マスク内平均処理部406は、PDLデコンポーザ400から入力された画像データ(ラスタデータ)の画素値と、画素属性判定部402による判定結果と、平均化マスクサイズ算出部404から入力されたマスクサイズとに基づいて、平均化マスク内において自然画像領域の画素と判定された画素の画素値の平均値を算出し、この平均値と自然画像領域の画素の画素値とを変換し、変換された後の画素値を画素選択部408に対して出力する。具体的には、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスク内の自然画像領域の画素の画素値だけに対して、画像の性質に応じて平均化処理を行うことにより、後述する可逆圧縮部410により生成される符号量を小さくするべく、適応的な実効解像度を低下させる。
画素選択部408は、画素属性判定部402による判定結果に応じて、PDLデコンポーザ400から入力された画像データ(平均化処理が施されていない画像データ)、又は、平均化マスク内平均処理部406から入力された画像データ(平均化処理が施された画像データ)を選択し、可逆圧縮部410に対して出力する。より具体的には、画素選択部408は、画素属性判定部402によりテキスト・グラフィクス領域の画素と判定された画素については、PDLデコンポーザ400から直接入力された画像データ(画素値)を選択し、画素属性判定部402により自然画像領域の画素(すなわち、変換対象画素)と判定された画素については、平均化マスク内平均処理部406から入力された画像データ(画素値)を選択する。つまり、画素属性判定部402によりテキスト・グラフィクス領域の画素と判定された画素の近傍には、同一の画素値である画素が存在し、画素属性判定部402により自然画像領域の画素と判定された画素の近傍には、平均化マスク内平均処理部406による平均化処理のため、同一の画素値である画素値が存在する。
可逆圧縮部410は、予測符号化方式を適用して、画素選択部408から入力された画像データに対して、可逆な符号化処理を施し、符号データを生成する。すなわち、可逆圧縮部410は、平均化マスク内平均処理部406により少なくとも一部の画素値が変換された入力画像の画像データを予測符号化により可逆圧縮し、画像蓄積部412に格納する。可逆圧縮部410により適用される予測符号化方式は、例えば、ランレングス符号化、JPEG independent、gzip、LZ符号化、JPEG−LSなどが適用されてもよく、注目画素値が既知の近傍画素値と一致する場合は一致情報を、一致しない場合は予測誤差を出力しハフマン符号化する方式が適用されてもよい。可逆圧縮処理の詳細は後述する。
画像蓄積部412は、可逆圧縮部410により出力された符号データを、メモリ204(図1)又は記憶装置24に記憶することにより実現される。
画像伸長部414は、画像蓄積部412から符号データを読み出し、可逆圧縮部410による符号化方式に対応する伸長処理を施して画像出力部416に対して出力する。
画像出力部416は、画像伸長部414から入力された画像データを、プリンタ装置10(図1)のプリントエンジン(不図示)を制御して用紙上に印刷する。
図3は、画素属性判定部402による画素属性判定処理(S10)をより詳細に説明するフローチャートである。
図3に示すように、ステップ100(S100)において、画素属性判定部402は、PDLデコンポーザ400から入力された画像データ(画素群)を画素ごとに参照し、注目画素の画素値と、この注目画素の近傍にある近傍画素の画素値とを比較する。具体的には、画素属性判定部402は、注目画素の周囲にある8つ画素を近傍画素とし、この画像要素の画素値と、それぞれの近傍画素の画素値とを比較する。
ステップ102(S102)において、画素属性判定部402は、注目画素の画素値がいずれかの近傍画素と一致する場合に、S104の処理に移行し、注目画素の画素値がいずれの近傍画素の画素値とも一致しない場合に、S106の処理に移行する。
ステップ104(S104)において、画素属性判定部402は、この注目画素をテキスト・グラフィクス領域の画素(すなわち、非変換対象画素)として判定し、この判定結果を、平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408に対して出力する。すなわち、画素属性判定部402は、注目画素の画素値がいずれかの近傍画素と一致する場合に、この注目画素を非変換対象画素として判定する。
ステップ106(S106)において、画素属性判定部402は、この注目画素を自然画像領域の画素(すなわち、変換対象画素)として判定し、この判定結果を、平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408に対して出力する。すなわち、画素属性判定部402は、注目画素の画素値がいずれの近傍画素とも一致しない場合に、この注目画素を変換対象画素として判定する。
図4は、平均化マスクサイズ算出部404による平均化マスク算出処理を説明する図である。図4(A)は、複数の画素により構成される入力画像を示す。図4(B)は、平均化マスクサイズ算出部404により複数の平均化マスクが算出された結果を例示する図である。図4に示すように、平均化マスクは、互いに近接する複数の画素からなる領域であり、例えば主走査方向に2画素、かつ、副走査方向に2画素からなる領域(2×2画素)として算出される。
平均化マスクサイズ算出部404は、次の条件を満たす最大のn及びmをマスクサイズとする。
1.平均化マスクは、主走査方向にn画素、かつ、副走査方向にm画素からなる領域(n×m画素)とする。
2.平均化マスク内において、画素属性判定部402により自然画像領域の画素であると判定された画素は、次の(1)式で示される評価式を満足する。
Pmax−Pmin=Th1 ・・・(1)
ここで、Pmaxは平均化マスク内における自然画像領域の画素の最大値であり、Pminは平均化マスク内における自然画像領域の画素の最小値であり、Th1は既定のしきい値である。
3.平均化マスクサイズは、走査順に決定される。
4.平均化マスクは、先に算出されて決定された平均化マスクとは重ならない。
なお、平均化マスクサイズ算出部404は、(1)の代わりに次の(2)式を評価式として用いてもよい。
σ<Th2 ・・・(2)
ここで、Th2は、平均化マスク内における自然画像領域の画素の標準偏差である。
図5は、平均化マスクサイズ算出部404による平均化マスク算出処理(S20)を示すフローチャートである。
図5に示すように、平均化マスクサイズ算出部404は、ステップ200(S200)において、n=2及びm=2として、平均化マスクサイズを初期化する。
ステップ202(S202)において、平均化マスクサイズ算出部404は、現在の平均化マスク内における自然画像領域の画素の最大値と最小値とを求め、(1)式を計算して、最大値と最小値との差を算出する。
ステップ204(S204)において、平均化マスクサイズ算出部404は、算出値がしきい値Th1より小さいか否か、すなわち、現在の平均化マスクが(1)式を満たすか否かを判定し、満たす場合には、S206の処理に進み、満たさない場合には、S208の処理に進む。
ステップ206(S206)において、平均化マスクサイズ算出部404は、n及びnを1ずつ増加し、S202の処理に戻る。つまり、平均化マスクは、走査方向と副走査方向とに向けて1画素分拡大される。
ステップ208(S208)において、平均化マスクサイズ算出部404は、nを1減少する。つまり、平均化マスクは、走査方向において1画素分縮小される。
ステップ210(S210)において、平均化マスクサイズ算出部404は、現在の平均化マスク内における自然画像領域の画素の最大値と最小値とを求め、(1)式を計算して、最大値と最小値との差を算出する。
ステップ212(S212)において、平均化マスクサイズ算出部404は、算出値がしきい値Th1より小さいか否か、すなわち、現在の平均化マスクが(1)式を満たすか否かを判定し、満たす場合には、S214の処理に進み、満たさない場合には、S224の処理に進む。
ステップ214(S214)において、平均化マスクサイズ算出部404は、mを1増加する。つまり、平均化マスクは、副走査方向に向けて1画素分拡大される。
ステップ216(S216)において、平均化マスクサイズ算出部404は、現在の平均化マスク内において(1)式を計算する。
ステップ218(S218)において、平均化マスクサイズ算出部404は、算出値がしきい値Th1より小さいか否か判定し、小さい場合にはS220の処理に進み、そうでない場合にはS222の処理に進む。
ステップ220(S220)において、平均化マスクサイズ算出部404は、さらにmを1増加する。つまり、平均化マスクは、副走査方向に向けてさらに1画素分拡大される。
ステップ222(S222)において、平均化マスクサイズ算出部404は、mを1減少する。つまり、平均化マスクは、副走査方向において1画素分縮小される。
ステップ224(S224)において、平均化マスクサイズ算出部404は、mを1減少し、nを1増加する。つまり、平均化マスクは、副走査方向において1画素分縮小され、走査方向に向けて1画素分拡大される。
ステップ226(S226)において、平均化マスクサイズ算出部404は、現在の平均化マスク内において(1)式を計算する。
ステップ228(S228)において、平均化マスクサイズ算出部404は、算出値がしきい値Th1より小さいか否か判定し、小さい場合にはS230の処理に進み、そうでない場合にはS232の処理に進む。
ステップ230(S230)において、平均化マスクサイズ算出部404は、さらにnを1増加する。つまり、平均化マスクは、走査方向に向けてさらに1画素分拡大される。
ステップ232(S232)において、平均化マスクサイズ算出部404は、nを1減少する。つまり、平均化マスクは、走査方向において1画素分縮小される。
ステップ234(S234)において、平均化マスクサイズ算出部404は、n及びmを出力し、平均化マスクサイズを算出する。
このようにして、平均化マスクサイズ算出部404は、1つの平均化マスクを決定する。平均化マスクサイズ算出部404は、走査方向において、既知の平均化マスクに含まれない画素を決定し、この画素を基準にして同様にして次の平均化マスクサイズを算出する。
図6は、平均化マスク内平均処理部406による平均化マスク内平均処理(S30)を示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップ300(S300)において、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスクサイズ算出部404から入力された平均化マスクサイズに基づいて、この平均化マスク内において、画素属性判定部402により自然画像領域の画素と判定された画素の画素値の平均値を算出する。
ステップ302(S302)において、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスク内の画素が自然領域の画素か否かを判定する。平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスク内の画素が自然領域の画素である場合にはS304の処理に進み、そうでない場合にはS306の処理に進む。
ステップ304(S304)において、平均化マスク内平均処理部406は、この画素の画素値を算出された平均値と変換して、この自然画像領域の画素に平均値を埋め込む。
ステップ306(S306)において、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスク内の全ての画素に対するこれらの処理を終了したか否かを判定する。平均化マスク内平均処理部406は、終了した場合には処理を終了し、そうでない場合にはS302の処理に戻る。
このようにして、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスク内の自然画像領域の画素の画素値だけに対して平均化処理を行う。
図7は、可逆圧縮部410の機能構成をより詳細に説明する図である。
図7に示すように、可逆圧縮部410は、第1予測部430a、第2予測部430b、予測誤差算出部432、選択部434、ラン計数部436及び符号化部438を有する。なお、本実施形態では、2つの予測部430(第1予測部430a及び第2予測部430b)が設けられた形態を具体例として説明するが、予測部430は1つ以上あればよく、例えば、5つの予測部430により構成されてもよい。
第1予測部430a及び第2予測部430bは、それぞれ所定の手法で画像データに基づいて注目画素の画素値を予測し、予測値として選択部434に対して出力する。例えば、第1予測部430a及び第2予測部430bは、互いに異なる位置にある画素の画素値を、注目画素の予測値とする。
予測誤差算出部432は、所定の手法で画像データに基づいて注目画素の画素値を予測し、その予測値を注目画素の実際の画素値から減算し、予測誤差値として選択部434に対して出力する。例えば、予測誤差算出部432は、第1予測部430aと同じ位置の画素値を予測値とし、この予測値と注目画素の実際の画素値との差分を、予測誤差値として選択部434に対して出力する。
選択部434は、画像データと予測値から注目画素における予測の一致/不一致を検出する。選択部434は、その結果、予測が的中した予測部430があればその識別番号を、いずれも的中しなかった場合は予測誤差値を、ラン計数部436及び符号化部438に対して出力する。
ラン計数部436は、識別番号が第1予測部430aを指している場合には、内部カウンタを1だけ増やす。また識別番号が第1予測部430a以外を指している場合で、かつ内部カウンタが0でない場合には、内部カウンタの値をランデータとして符号化部438に対して出力する。すなわち、本例のラン計数部436は、第1予測部430aの予測が連続して一致した場合のみ、その連続数をランデータとしてカウントするが、これに限定されるものではなく、例えば、第2予測部430bの予測が連続して一致した場合にも、その連続数をランデータとしてカウントするように構成してもよい。
符号化部438は、ランデータ及び予測誤差値が同時に与えられた場合、まずランデータを符号化してから予測誤差値を符号化する。一方、符号化部438は、識別番号又は予測誤差値のみが与えられた場合には、識別番号又は予測誤差値を符号化する。
なお、上記ラン計数部436及び符号化部438による符号化処理は、第1予測部430aの的中確率が高いことを想定した形態であるが、他の符号化方法を用いてもよい。例えば、高速復号等の目的から固定長符号を与えた場合、符号化部438は、第1予測部430aが的中した旨を2進数「01」、第2予測部430bが的中した旨を2進数「10」、いずれの予測部も外れた旨を2進数「00」でそれぞれ符号化し、予測誤差を符号+8bitの2進数で符号化する。また、圧縮率を向上させたい場合には、符号化部438は、ハフマン符号化、算術符号化等の可変長符号化を用いて符号化してもよい。例えば、符号化部438は、発生確率の高そうな第1予測部430aに1ビットの符号を与えたハフマン符号の場合、第1予測部430aが的中した旨を2進数「0」、第2予測部430bが的中した旨を2進数「10」、いずれの予測部430も予測が外れた旨を2進数「11」で符号化する。また、符号化部438は、算術符号化を用いて符号化してもよい。このように符号化の手法はいくつも考えられる。
図8は、可逆圧縮部410による可逆圧縮処理(S40)のフローチャートを示す図である。
図8に示すように、ステップ400(S400)において、可逆圧縮部410における第1予測部430a及び第2予測部430bは、画素選択部408から入力された画素値を予測する。また、予測誤差算出部432は、所定の予測部430による予測値と、実際の画素値との差分を算出し、予測誤差値として選択部434に対して出力する。
選択部434は、いずれの予測部430が的中したかを判断する。第1予測部430aが的中した場合(S402:Yes)、選択部434は、第1予測部430aの識別情報をラン計数部436に対して出力する(S406)。また、第2予測部430bが的中した場合(S402:No、かつ、S404:Yes)、選択部434は、第2予測部430bの識別情報をラン計数部436及び符号化部438に対して出力する(S406)。また、いずれの予測部430も的中しなかった場合(S402:No、かつ、S408:No)、選択部434は、予測誤差算出部432が算出した予測誤差値をラン計数部436及び符号化部438に対して出力する(S408)。
ステップ410(S410)において、符号化部438は、第1予測部430aのラン情報、第2予測部430bの識別情報、又は予測誤差値を符号化して画像蓄積部412に対して出力する。
ステップ412(S412)において、可逆圧縮部410は、全ての画素に対して符号化処理が完了したか否かを判断し、全ての画素に対して処理が完了したと判断した場合に処理を完了し、これ以外の場合にS400の処理に移行し、次の画素に対して上記と同様にS400からS410までの処理を行う。
以下、画像符号化装置2の全体的な動作を説明する。
図9は、画像符号化装置2の第1の動作(画像処理プログラム4の動作;S50)を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップ500(S500)において、利用者が、編集した画像データ(入力画像)の印刷を指示すると、PDLデコンポーザ400は、画像編集のアプリケーションプログラムからPDLファイルを受け取り、受け取ったPDLファイルをラスタデータに変換し、所定の処理単位毎に画素属性判定部402、平均化マスクサイズ算出部404及び画素選択部408に対して順次出力する。処理単位は、例えば、画素、ライン、バンド又はページなどである。
ステップ502(S502)において、画素属性判定部402は、PDLデコンポーザ400から順次入力される画像データ(ラスタデータ)に基づいて、それぞれの画素が自然画像領域の画素(すなわち、変換対象画素)であるかテキスト・グラフィクス領域の画素(すなわち、非変換対象画素)であるかを判定し、判定結果を平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408に対して出力する。
ステップ504(S504)において、平均化マスクサイズ算出部404は、PDLデコンポーザ400から入力されたラスタデータに対して、画素属性判定部402による判定結果に基づいて、平均化マスクサイズを算出して、平均化マスク内平均処理部406に対して出力する。
ステップ506(S506)において、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスクサイズ算出部404から入力された平均化マスクサイズに基づいて、この平均化マスク内において、画素属性判定部402により自然画像領域の画素と判定された画素の画素値の平均値を算出し、この平均値と自然画像領域の画素の画素値とを変換し、変換された後の画素値を画素選択部408に対して出力する。
画素選択部408は、画素属性判定部402による判定結果に基づいて、自然画像領域の画素であると判定された画素については、平均化マスク内平均処理部406から入力された画素値(すなわち、平均化処理を施された画像データ)を選択し、テキスト・グラフィクス領域の画素であると判定された画素については、PDLデコンポーザ400から直接入力された画素値(すなわち、平均化処理を施されていない画像データ)を選択して、選択された画素値を可逆圧縮部410に対して出力する。
ステップ508(S508)において、可逆圧縮部410は、画素選択部408から入力されたラスタデータに対して可逆な符号化処理を施して、符号データを生成し、画像蓄積部412に対して出力する。
ステップ510(S510)において、画像蓄積部412は、可逆圧縮部410から入力された符号データを順次格納する。
ステップ512(S512)において、画像伸長部414は、プリンタ装置10(図1)の印字速度に応じた量の符号データを画像蓄積部412から順に読み出して、読み出された符号データを伸長してラスタデータに変換し、画像出力部416に対して出力する。
ステップ514(S514)において、画像出力部416は、プリンタ装置10のプリントエンジンを制御して、画像伸長部414から入力されたラスタデータに応じた画像を印刷させる。
このように、画像符号化装置2は、画素毎に属性を判定し、判定結果に応じて平均化処理を施し、適応的な実効解像度を削減して、画像データを符号化する。これにより、画像符号化装置2は、テキスト・グラフィクス領域の画素と判定された画素の近傍には、同一の画素値である画素を存在させ、自然画像領域の画素と判定された画素の近傍には、平均化処理により同一の画素値である画素を存在させることにより、画質劣化を抑えつつ高い圧縮率で画像データを符号化できる。
また、画像符号化装置2は、可逆の予測符号化処理を行うことにより、テキスト・グラフィクスを高い圧縮率で可逆符号化するので、大きい演算負荷を伴う処理を行うことなく、画像データを符号化できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態における画像符号化装置2は、PDLファイルに含まれている属性データに基づいて、局所的な画像の属性を判定する。
[符号化プログラム]
図10は、画像処理プログラム5の機能構成を説明する図である。図10に示すように、画像処理プログラム5は、画像処理プログラム4(図2)から画素属性判定部402が削除された構成をとる。なお、図10に示す各構成のうち、図2に示された構成と実質的に同一なものには同一の符号が付されている。
画像処理プログラム5において、PDLデコンポーザ400は、他のアプリケーションソフト(画像編集ソフトなど)からPDLファイルを取得し、ラスタライズして、平均化マスクサイズ算出部404及び画素選択部408に対して出力する。また、PDLデコンポーザ400は、属性データ(タグ)を、平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408に対して出力する。ここで、属性データとは、PDLファイルなどの画像データに含まれる部分画像の種類(テキスト、グラフィクス画像、自然画像など)などを示すデータであり、画像データに添付されるデータである。
平均化マスクサイズ算出部404は、取得された属性データを用いて、各画素の属性(自然画像領域の画素であるか、テキスト・グラフィクス領域の画素であるか)を判定し、この判定結果に基づいて平均化マスクサイズを算出する。
平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408もまた、取得された属性データを用いて、各画素の属性を判定し、平均化処理又は画素選択処理をそれぞれ行う。
図11は、画像符号化装置2の第2の動作(画像処理プログラム5の動作;S60)を示すフローチャートである。なお、図11に示す各処理のうち、図9に示す処理と実質的に同一なものには同一の符号が付されている。
図11に示すように、S500において、利用者が、編集した画像データ(入力画像)の印刷を指示すると、PDLデコンポーザ400は、画像編集のアプリケーションプログラムからPDLファイルを受け取り、受け取ったPDLファイルをラスタデータに変換し、画像データを平均化マスクサイズ算出部404及び画素選択部408に対して出力し、属性データを平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408に対して順次出力する。
ステップ600(S600)において、平均化マスクサイズ算出部404は、PDLデコンポーザ400から入力されたラスタデータに対して、属性データを用いた判定処理の結果に基づいて、平均化マスクサイズを算出して、平均化マスク内平均処理部406に対して出力する。
ステップ602(S602)において、平均化マスク内平均処理部406は、平均化マスクサイズ算出部404から入力された平均化マスクサイズに基づいて、この平均化マスク内において、属性データを用いた判定処理により自然画像領域の画素と判定された画素の画素値の平均値を算出し、この平均値と自然画像領域の画素の画素値とを変換し、変換された後の画素値を画素選択部408に対して出力する。
画素選択部408は、属性データを用いた判定処理の結果に基づいて、自然画像領域の画素であると判定された画素については、平均化マスク内平均処理部406から入力された画素値(すなわち、平均化処理を施された画像データ)を選択し、テキスト・グラフィクス領域の画素であると判定された画素については、PDLデコンポーザ400から直接入力された画素値(すなわち、平均化処理を施されていない画像データ)を選択して、選択された画素値を可逆圧縮部410に対して出力する。
S508〜S514において、画像処理プログラム5は、選択された画素値に対して可逆な符号化処理を施して、符号データを生成し順次格納する。また、画像処理プログラム5は、蓄積された符号データを伸長して印刷する。
このように、画像処理プログラム5は、PDLデコンポーザ400による描画処理(ラスタライズ)において生成される属性データに基づいて、各画素の属性を判定するため、属性判定処理の処理負荷を低減することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態における画像符号化装置2は、符号量を監視し、符号量が既定の上限値を超える場合に、平均化マスクサイズの算出に用いるしきい値を動的に変化させ、算出される平均化マスクサイズを制御して、符号量の制御を行う。
[符号化プログラム]
図12は、画像処理プログラム6の機能構成を説明する図である。図12に示すように、画像処理プログラム6は、画像処理プログラム4(図2)に対して符号量制御部600を追加した構成をとる。なお、図12に示す各構成のうち、図2に示された構成と実質的に同一なものには同一の符号が付されている。
画像処理プログラム6において、符号量制御部600は、可逆圧縮部410から入力された符号データの符号量を監視し、符号量が既定の上限値よりも大きい場合には、符号量がこの上限値以下になるようなしきい値を平均化マスクサイズ算出部404に指定する。具体的には、符号量制御部600は、符号データの符号量が既定の上限値を超える場合に、式(1)又は式(2)において現在使用されているしきい値よりも大きなしきい値を平均化マスクサイズ算出部404に指定して、算出される平均化マスクサイズが大きくなるように(すなわち、より低解像度になるように)制御する。
符号量制御部600により新たなしきい値が指定された場合には、平均化マスクサイズ算出部404は、新たなしきい値を設定された式(1)又は式(2)を用いて、平均化マスクサイズを算出する。
図13は、画像符号化装置2の第3の動作(画像処理プログラム6の動作;S70)を示すフローチャートである。なお、図13に示す各処理のうち、図9に示す処理と実質的に同一なものには同一の符号が付されている。
図13に示すように、S500〜S502において、利用者が、編集した画像データ(入力画像)の印刷を指示すると、PDLデコンポーザ400は、画像編集のアプリケーションプログラムからPDLファイルを受け取り、受け取ったPDLファイルをラスタデータに変換し、画像データを画素属性判定部402、平均化マスクサイズ算出部404及び画素選択部408に対して出力する。また、画素属性判定部402は、画像データのそれぞれの画素が自然画像領域の画素であるかテキスト・グラフィクス領域の画素であるかを判定し、判定結果を平均化マスクサイズ算出部404、平均化マスク内平均処理部406及び画素選択部408に対して出力する。
ステップ700(S700)において、平均化マスクサイズ算出部404は、符号量制御部600による指定に応じて、式(1)のしきい値Th1を設定する。なお、符号量制御部600は、予め、所望の圧縮率と、しきい値Th1(初期値)とを互いに対応付けており、デフォルト値として圧縮率に対応したしきい値を平均化マスクサイズ算出部404に対して指定する。
S504〜S510において、画像処理プログラム6は、PDLデコンポーザ400から入力されたラスタデータに対して、平均化マスク算出処理、平均化マスク内平均処理及び可逆圧縮処理を施し、符号データを生成し順次格納する。
ステップ702(S702)において、符号量制御部600は、可逆圧縮部410から符号データを取得して、その符号量が既定の上限値以下であるか否かを判定する。符号量が上限値よりも大きいと判定された場合に、符号量制御部600は直前に指定したしきい値よりも大きなしきい値を平均化マスクサイズ算出部404に指定し、画像処理プログラム6はS800の処理に戻る。一方、符号量が基準値以下と判定された場合に、画像処理プログラム6は、S512の処理に移行する。画像処理プログラム6は、符号データを伸長して印刷する(S512,S514)。
このように、画像処理プログラム6は、符号量に応じて、平均化マスクサイズ算出処理において用いられるしきい値を変更することにより、圧縮率に応じた平均化マスクサイズ算出処理及び平均化マスク内平均処理を行い、符号量を制御することができる。
本発明にかかる画像符号化装置2のハードウェア構成を例示する図である。 画像処理プログラム4の機能構成を説明する図である。 画素属性判定部402による画素属性判定処理(S10)をより詳細に説明するフローチャートである。 平均化マスクサイズ算出部404による平均化マスク算出処理を説明する図である。 平均化マスクサイズ算出部404による平均化マスク算出処理(S20)を示すフローチャートである。 平均化マスク内平均処理部406による平均化マスク内平均処理(S30)を示すフローチャートである。 可逆圧縮部410の機能構成をより詳細に説明する図である。 可逆圧縮部410による可逆圧縮処理(S40)のフローチャートを示す図である。 画像符号化装置2の第1の動作(画像処理プログラム4の動作;S50)を示すフローチャートである。 画像処理プログラム5の機能構成を説明する図である。 画像符号化装置2の第2の動作(画像処理プログラム5の動作;S60)を示すフローチャートである。 画像処理プログラム6の機能構成を説明する図である。 画像符号化装置2の第3の動作(画像処理プログラム6の動作;S70)を示すフローチャートである。
符号の説明
2・・・画像符号化装置
10・・・プリンタ装置
20・・・制御装置
202・・・CPU
204・・・メモリ
22・・・通信装置
24・・・記憶装置
240・・・記録媒体
4・・・第1の画像処理プログラム
400・・・PDLデコンポーザ
402・・・画素属性判定部
404・・・平均化マスクサイズ算出部
406・・・平均化マスク内平均処理部
408・・・画素選択部
410・・・可逆圧縮部
412・・・画像蓄積部
414・・・画像伸長部
416・・・画像出力部
5・・・第2の画像処理プログラム
6・・・第3の画像処理プログラム
600・・・符号量制御部

Claims (14)

  1. 入力画像を構成する画素毎に変換対象か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により画素が変換対象画素であると判定された場合に、この変換対象画素と所定の画素値の変換対象画素とを含む領域を抽出する領域抽出手段と、
    前記領域抽出手段により抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値を変換する画素値変換手段と
    を有する画像符号化装置。
  2. 前記判定手段は、入力画像に含まれる属性情報に基づいて画素を判定する
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記判定手段は、入力画像に含まれる注目画素の画素値と、この注目画素の近傍に存在する既定数の近傍画素の画素値とを比較して、注目画素の画素値がいずれの近傍画素の画素値とも一致しない場合に、この注目画素を変換対象画素として判定する
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  4. 前記判定手段は、画素がテキストもしくはグラフィクス領域に含まれるか、又は自然画領域に含まれるかを判定して、画素が自然画領域に含まれる場合に、この画素を変換対象画素として判定する
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  5. 前記領域抽出手段は、領域に含まれる変換対象画素の画素値の最大値と最小値との差が所定値より小さくなるように、領域を抽出する
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  6. 前記領域抽出手段は、領域に含まれる変換対象画素の画素値の標準偏差が所定値より小さくなるように、領域を抽出する
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  7. 前記領域抽出手段は、m×n画素の領域を抽出し、
    m及びnは、1以上の整数であって、前記領域抽出手段により抽出される領域ごとに決定される
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  8. 前記画素値変換手段は、前記領域抽出手段により抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値の平均値を算出する
    請求項1に記載の画像符号化装置。
  9. 予測符号化を適用して、前記画素値変換手段により画素値が変換された入力画像の符号データを生成する符号生成手段
    をさらに有する請求項1に記載の画像符号化装置。
  10. 前記符号生成手段は、注目画素の近傍に位置する参照画素の画素値を参照して、この注目画素に対応する符号データを生成する
    請求項9に記載の画像符号化装置。
  11. 前記符号生成手段により生成される符号データのデータ量が所定値より小さくなるように、前記領域抽出手段を制御する符号量制御手段
    をさらに有する請求項9に記載の画像符号化装置。
  12. 前記符号量制御手段は、前記符号生成手段により生成された符号データのデータ量が所定値より小さくなるように、領域の大きさを指定し、
    前記領域抽出手段は、前記符号量制御手段により指定された領域の大きさに基づいて、領域を抽出する
    請求項11に記載の画像符号化装置。
  13. 入力画像を構成する画素毎に変換対象か否かを判定し、
    前記判定により画素が変換対象画素であると判定された場合に、この変換対象画素と所定の画素値の変換対象画素とを含む領域を抽出し、
    前記抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値を変換する
    画像符号化方法。
  14. コンピュータを含む画像符号化装置において、
    入力画像を構成する画素毎に変換対象か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより画素が変換対象画素であると判定された場合に、この変換対象画素と所定の画素値の変換対象画素とを含む領域を抽出する領域抽出ステップと、
    前記抽出された領域に含まれる変換対象画素の画素値を変換する画素値変換ステップと
    を前記画像符号化装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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