JP4795160B2 - 画像処理装置及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像データを圧縮符号化技術に関するものである。
従来、静止画像の圧縮方式には、離散コサイン変換を利用したJPEG方式や、Wavelet変換を利用した方式が多く使われている。この種の符号化方式は、可変長符号化方式であるので、その符号量は符号化対象の画像毎に異なる。
国際標準化方式であるJPEG方式では、画像に対して1組の量子化マトリクスしか定義できない。従って、プリスキャン無しには、符号量の調整が行えず、限られた容量のメモリに符号化データを記憶するシステムで使用する場合においては、メモリオーバーを起こす危険性がある。
これを防止する方法として、例えば、プリ圧縮したデータを内部バッファメモリに入れ、これを伸長し、圧縮パラメータを変え、本圧縮し、記憶する方式が知られている。このとき、本圧縮は、プリ圧縮よりも圧縮率を高めにする必要がある。
また、リアルタイムに符号量制御しながら圧縮を行う技術も知られている(例えば特許文献1)。この技術は、圧縮パラメータを変更できる第1の圧縮手段と、圧縮パラメータを変更でき、かつ、第1の圧縮手段で圧縮して得られた符号化データを再圧縮する第2の圧縮手段とを備える。そして、第1の圧縮手段で圧縮中の符号化データの量が所定量になった場合には、第1、第2の圧縮手段に圧縮率を高く設定しなおし、第2の圧縮手段によって第1の圧縮手段で既に生成された符号データを再符号化する。そして、再符号化した符号化データを第1の圧縮手段のパラメータ変更後の符号化データとして保存し、パラメータ変更後の第1の圧縮手段で生成された符号化データを、後続する符号化データとして保存する技術である。
特開2003−8903号公報
しかしながら、従来は、符号化処理には、非可逆処理が用いられており、画質が満足するかどうかは保証されていない。さらには、ソフトウエアやハードウエアで高速処理を実現しようとすると、処理対象のデータ量を減らすために、非可逆符号化の前にサブサンプリングや解像度変換を行う必要がある。また、解像度変換することにより画質変化の著しい画像に対してこの処理を施すことで、視覚的に劣化が目立つと言う問題が発生する。さらに、この非可逆の符号化処理は、自然画には高い圧縮率が期待できるものの、文書等の非自然画については高い圧縮率は期待できない。
そこで、画像中の可逆符号化すべき領域と非可逆符号化すべき領域とを、適応的に分けて圧縮する方式が必要とされる。
本発明はかかる点に鑑みなされたものである。そして、本発明は、可逆符号化と非可逆符号化による符号化データの混在を許容しつつも、特定画像に属する領域では、予め選択された非可逆/可逆符号データの一方を出力することで、画像ブロックの境界でのノイズの発生を抑制する。また、符号化対象の画像が閾値以上の高解像度を持つ場合、或いは、文字属性を有しない場合、非可逆符号化する以前により低い解像度に変換することで、仮に、非可逆符号化データが選択されるとしても、圧縮率の高い符号化データを生成する。
この課題を解決するため例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像データを可逆符号化する可逆符号化手段、画像データを非可逆符号化する非可逆符号化手段を備える画像処理装置であって、
符号化対象の画像データから、複数画素で構成される画像ブロックデータを単位に入力する入力手段と、
該入力手段で入力した注目画像ブロックデータの画像が文字属性を持つか否かを判定する文字属性判定手段と、
前記画像ブロックデータを、当該画像ブロックデータの持つ解像度よりも低い解像度に変換し、低解像度画像ブロックデータとして出力する解像度変換手段と、
該解像度変換手段で得られた、注目画像ブロックデータに対する注目低解像度画像ブロックデータの特徴量を算出し、当該特徴量に基づき当該注目画像ブロックデータの画像が、特定の画像に属するか否かを判定する特定画像判定手段と、
前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有すると判定した場合、前記解像度変換前の注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段、前記非可逆符号化手段で生成されたそれぞれ符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第1の出力手段と、
前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定手段が注目画像ブロックデータの画像が前記特定画像に属しないと判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて前記解像度変換手段で得られた注目低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第2の出力手段と、
前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が特定画像に属すると判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて、前記解像度変換手段で得られた前記低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、予め設定された種類の符号化データを選択し、出力する第3の出力手段とを備える。
本発明によれば、可逆符号化と非可逆符号化による符号化データの混在を許容しつつも、特定画像に属する領域では、予め選択された非可逆/可逆符号データの一方を出力することで、画像ブロックの境界でのノイズの発生を抑制することが可能になる。また、本発明によれば、符号化対象の画像が閾値以上の高解像度を持つ場合、或いは、文字属性を有しない場合、非可逆符号化する以前により低い解像度に変換することで、仮に、非可逆符号化データが選択されるとしても、圧縮率の高い符号化データを生成することが可能になる。
以下、図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。以下、同図の各部を簡単に説明する。
実施形態における画像処理装置は、ページ記述言語のデータをレンダリングするレンダラで生成した画像をラスタスキャン順に入力し、所定のブロック単位に出力する入力部101を備えている。なお、入力部101が入力する画像は、レンダリング画像に限らず、イメージスキャナ等の画像入力デバイスから入力される画像データでも良いし、記憶媒体に格納された画像ファイルを読み込むことで実現してもよく、場合によっては、ネットワークより受信するようにしても良い。つまり、画像発生源は問わない。また、実施形態では、ブロックのサイズは、16×16画素とする(以下、このブロックを画像ブロックという)。このため、入力部101内には、16ライン分のバッファメモリを備えるものとする。
制御部150は、不図示の操作パネルより、ユーザから可逆/非可逆のいずれを優先するのかを指示情報を入力し、その結果を符号化データ選択部107に設定する(詳細後述)。
解像度判定部110は、ンダリング画像の解像度が、予め設定された閾値以上であるか否かの判定結果を出力する。この閾値は適宜変更可能とするが、実施形態では600dpiであるものとして説明する。以降、600dpi以上の解像度を高解像度、それ未満を低解像度と言う。なお、ここでは解像度判定部110はイメージスキャナへ設定した読取解像度の高低を判定するものとしたが、入力する符号化対象の画像データに、解像度情報が付随する場合には、その情報に基づいて判定するようにしても構わない。
さて、スイッチ109は、解像度判定部110の判定が高解像度を示す場合、入力部101から入力された1画像ブロックの画像データを解像度変換部102に出力する。また、解像度判定部110の判定が高解像度を示す場合、スイッチ109は、入力部101から入力された1画像ブロックの画像データを第1の符号化部104にダイレクトに出力する。
解像度変換部102は、入力した画像ブロックを水平、垂直とも1/2の解像度に変換する。実施形態では、画像ブロックのサイズが16×16画素としているわけであるから、この画像ブロックから8×8画素の画像データを生成することを意味する。解像度変換後の画像データ(8×8画素のデータ)は、第1の符号化部104に供給され符号化される。解像度変換のアルゴリズムは、例えば、水平2画素、垂直2画素の4画素から1画素を抜き出すニアレストネイバー法がある。また、水平2画素、垂直2画素の4画素の平均値を求め、その平均値を1つの画素の値として出力する方法で良い。また、それ以外の既知の解像度変換法を使ってもかまわない。
第1の符号化部104は与えられた画像データを非可逆符号化する。実施形態では非可逆符号化として公知の多値画像符号化技術の1つであるJPEG符号化方式を用いた。すなわち、8×8画素単位に相当する画像データを直交変換、量子化ステップを用いた量子化、ハフマン符号化処理を行うものである。従って、第1の符号化部104は、スイッチ109からダイレクトに入力した画像ブロック(16×16画素サイズ)を符号化する場合、4つの8×8画素に分割し、それぞれを符号化することになる。また、解像度変換部102からの出力は1画像ブロックに対して1つの8×8画素データとなるので、それを符号化することになる。また、第1の符号化部104は、1つの画像ブロックに対する符号化データを符号化データ選択部107に出力する際、その符号化データのヘッダに2ビットの識別情報を付加する。この識別情報の第1のビットは、非可逆符号化データであること示す情報、第2ビットは解像度変換の有無を示す情報(解像度変換部105からの画像データを符号化したか否かを示す情報)を格納する。
一方、第2の符号化部105は、入力された画像ブロックに対して可逆符号化を行い、可逆符号化データを生成し、符号化データ選択部107に出力する。本実施形態では、この第2の符号化部105に、公知の多値画像に対する可逆符号化方式であるJPEG−LSを採用した。ただし、これに限らず、可逆符号化であれば、PNG、JPEG2000を用いて符号化処理を行うものでも構わない。また、第2の符号化部105は、符号化データを生成する際、そのヘッダに可逆符号化データであることを示す1ビットの識別情報を付加する。
符号化データ選択部107は、第1の符号化部104、第2の符号化部105からの符号化データのいずれか一方を、特定画像判定部106、及び、制御部150からの制御信号に基づいて選択し、メモリ108に出力することになる。この選択条件についての詳細は後述する。
差分算出部103は、解像度判定部110からの信号が高解像度を示す場合、すなわち、解像度変換部102が解像度変換した場合に機能する。この差分算出部103は、入力した画像ブロックの画像データと、解像度変換部103で変換した画像データとの差分を演算する。要するに、解像度変換後の画像が、変換前の画像からどれだけ変化したかを算出する。この差分出部103の演算内容の詳細についても後述する。
特定画像判定部106は、解像度判定部110からの信号が高解像度を示す場合、差分算出部103からの差分情報と、第2の符号化部からの情報を入力し、着目画像ブロックが特定の画像の性質を持つか否かを判定する(詳細後述)。そして、その判定結果の信号を符号化データ選択部107に出力する。なお、特定画像判定部106は、解像度判定部110からの信号が低解像度を示す場合には、無条件に、特定画像の性質無しを示す信号を符号化データ選択部107に出力する。
符号化データ選択部107は、第1の符号化部104、第2の符号化部105からの符号化データのいずれか一方を選択し、メモリ108に出力する。この符号化データ選択部107は、特定画像判定部106、及び制御部150からの信号に基づき、選択すべき符号化データを決定する。具体的には、次の通りである。
1.注目画像ブロックが特定画像の性質を有さないことを示す信号を特定画像判定部106から入力した場合、第1の符号化部104からの符号化データと第2の符号化部105からの符号化データのデータ量(符号長)を比較し、少ない方をメモリ108に出力する。
2.注目画像ブロックが特定画像の性質を有することを示す信号を特定画像判定部106から入力した場合、制御部150により指定された種類の符号化データを選択し、メモリ108に出力する。つまり、第1の符号化部104と第2の符号化部105それぞれかの符号がデータ量の比較はしない。
なお、上記において、注目画像ブロックが特定画像の性質を有さないと判定するのは、これまでの説明からわかるように2通りある。
1つは、解像度判定部110が低解像度であると判定した場合である。なぜなら、この場合には、画像入力部101より入力した画像ブロックのデータは、スイッチ109を介して第1の符号化部104にダイレクトに供給される。つまり、解像度変換部102は解像度変換をしないし、特定画像判定部106では注目画像ブロックが特定画像の性質を持つか否かを判断しないからである。
もう一つは、解像度判定部110が高解像度であると判定し、尚且つ、特定画像判定部106が実際に判定した結果、注目画像ブロックが特定画像の性質を持たないと積極的に判定した場合である。
上記のようにして、符号化データ選択部107は、選択した符号化データをメモリ108に出力されていく。なお、メモリ108ではなく、記憶装置にファイルとして記憶するようにしても良いし、ネットワーク上に出力するようにしても構わない。
図2は、メモリ108に格納する画像データのフォーマットの例を示している。
ヘッダには、符号化対象の画像データの水平、垂直の画素数、各色成分の数と、色成分のビット数等、その画像データを復号する際に必要な情報が格納される。このヘッダに後続して、各画像ブロックの符号化データが連続する。
各画像ブロックの符号化データは、図示のように、先頭に2ビットの識別情報が付加される。第1のビットは可逆/非可逆符号化の識別ビット、第2ビットは非可逆符号化データが解像度変換後の符号化データであるのか、解像度変換しないで符号化されたデータであるのかを示すビットである。なお、可逆符号化データの場合、識別情報中の第2ビットは存在しない。また、着目画像ブロックの符号化データが解像度変換無の非可逆符号化データである場合、符号化データには4つの8×8画素の符号化データが格納される。また、着目画像ブロックの符号化データが解像度変換後の非可逆符号化データである場合、符号化データには1つの8×8画素の符号化データが格納される。なお、各画像ブロック毎に識別情報を付加するのではなく、ヘッダに、各画像ブロック毎の識別情報を格納するようにしても構わない。要は、復号する際に、矛盾なく復号できる情報が有ればよい。
次に実施形態における復号処理について説明する。図3は実施形態における復号装置のブロック構成図である。
符号化データ入力部301は、先に説明した符号化処理で得られた画像ブロックの符号化データを単位に入力し、出力する。判定部302は、符号化データの先頭の識別情報を判定し、その判定結果を出力する。具体的には、判定部302は、符号化データの先頭ビットが可逆/非可逆のいずれを示すか判定する。また、非可逆であると判定した場合には第2ビットが解像度変換が行われていることを示すか否かを判定する。
スイッチ303は、判定部302からの判定結果の信号が「非可逆」であることを示す場合には、符号化データを第1の復号部304に出力する。また、判定部302からの判定結果の信号が「可逆」であることを示す場合には、符号化データを第2の復号部305に出力する。第1の復号部304は、非可逆符号化データを復号するものであり、実施形態ではJPEG復号方式を採用することになる。また、第2の復号部305は、可逆復号方式(例えば、JPEG−LS、PNG、JPEG2000を用いた復号方式)を採用することになる。
解像度変換部306は、判定部302より、解像度変換されていることを示す信号を入力した場合、第1の復号部304から出力した復号した8×8画素の画像データを16×16画素のサイズに変換する。この解像度変換306は例えば線形補間技術を用いればよいであろう。
スイッチ307は、判定部302からの判定結果の信号が「可逆」を示している場合、第2の復号部305から出力された復号結果を選択し、出力部308に出力する。また、スイッチ307は、判定部302からの判定結果の信号が「非可逆」、「解像度変換無」を示す場合、第1の復号部304からの復号結果を選択し、出力部308に出力する。そして、スイッチ307は、判定部302からの判定結果の信号が「非可逆」、「解像度変換有り」を示す場合、解像度変換部306からの画像データを選択し、出力部308に出力する。
出力部308は、スイッチ307から16×16画素単位の画像データを入力することになる。それ故、この出力部308は、16ライン分のバッファメモリを内蔵する。そして、16ライン分の1ストライプ分の復号した画像データが揃った段階で、出力メモリ309に出力する。なお、ここでは、出力対象がメモリ309としているが、ハードディスク等の記憶装置の場合には、ファイルとして格納しても良い。
以上実施形態における画像の符号化、及び、復号について説明した。次に、実施形態における符号化する装置側の特定画像判定部106について説明する。
図4は、実施形態における特定画像判定部106と、それに関る解像度判定部110、差分算出部103、及び、第2符号化部105の一部を示している。
解像度判定部110からの信号が、入力する画像が低解像度を示している場合、実施形態における特定画像判定部106は無条件に特定画像の性質無しを示す信号を符号化データ選択部107に出力する。従って、この場合の説明は不要であろう。
そこで、以下では、解像度判定部110からの信号が、入力する画像が高解像度であることを示す場合について説明する。この場合、図示のように、差分算出部103、及び、実施形態における第2の符号化部(可逆符号化部)105が有する2色カウント部603、及び連続画素カウント部604からの信号に従って、着目画像ブロック(実施形態では16×16画素)が特定画像の性質を持つか否かを判定する。
まず、差分算出部103での差分算出方法を説明する。先に説明したように、解像度変換部102は16×16画素データを8×8画素画素データに変換する。このとき、図5に示すように、解像度変換部102は、入力した16×16画素の画像ブロック中の2×2画素の平均値を算出して、解像度変換後の1画素の値を求めるとする。従って、変換前の16×16画素の各画素値をV()、変換後の8×8画素の各画素値をVave()と表わすと、変換後のVave()は次式(1)のように表わすことができる。
Vave(x,y)={V(2x,2y)+V(2x+1,2y)+V(2x,2y+1)+V(2x+1,2y+1)}/4 …(1)
ここでxは水平座標、yは垂直座標を示し、共にi,j=0、2、…7の値を持つ。
従って、変換後の画像と変換前の画像の差分(解像度変換後さ)Dは次式(2)で求めることができる。
D=Σ|Vave(x,y)-V(2x,2y)|+|Vave(x,y)-V(2x+1,2y)|+|Vave(x,y)-V(2x,2y+1)|+|Vave(x,y)-V(2x+1,2y+1)| …(2)
ここでΣはx,y=0,1,…7の合算関数である。なお、画像データの各色成分について求めることになるので、実際には、式(2)を各色成分毎に求め、その色成分毎の差分の合計値Dtを求める。カラー画像がRGBの場合、各色成分の誤差をDr、Db、Dgと表現するなら、色成分を加味した変換前と変換後の誤差Dtは、Dt=Dr+Db+Dgとなる。差分演算部103は、この誤差Dtを特定画像判定部106に出力することになる。
ここで、合計値Dtの意味について考察する。風景等の自然画の場合、隣接する各画素の色(すなわち、隣接する各画素の各色成分の値)は同じか、近似する可能性が高いので式(1)の値Dは小さな値になる。必然、式(2)で算出される値Dtも小さな値になる。一方、文字線画等、高周波成分を多く含む画像の場合には、値Dは大きくなるので、Dtも大きな値になる。
次に、2色カウント部603、連続画素カウント部604について説明するが、以下の説明においては、説明を簡略化するため、各色成分毎については言及しない。
実施形態における第2の符号化部105は可逆符号化であるJPEG−LSを例にしている。JPEG−LSでは、図6に示すウインドウを用いて、着目画素xの周囲4画素(既に符号化済みの画素位置)のa,b,c,dを参照し、周囲4画素a,b,c,dが全て同じ色の場合にはランレングス符号化を開始し、それ以外の場合には予測符号化を行なう。周囲4画素が同色であり、ランレングス符号化の終了判定は、直前の画素(図6では画素a)と注目画素xとが異なることを検出するか、着目画素が1ラインの終端に達した場合のいずれかとなる。
第2の符号化部105は、符号化過程で、上記のように、着目画素xの周囲4画素a,b,c,dの色を判定することになるので、本実施形態での2色カウント部603、連続画素カウント部604はそれを利用する。
まず、2色カウント部603は、図6に示すウインドウにおいて、着目画素xの周辺画素a,b,c,dを参照し、周辺画素間の差分値Dab,Dac,Dad,Dbc,Dcdを次式(3)で求める。
Dab=a−b
Dac=a−c
Dad=a−d
Dbc=b−c
Dcd=c−d
Ddb=b−d …(3)
そして、2色カウント部603は、差分値Dab,Dac,Dad,Dbc,Dbd,Dcdのうち、0(2つの画素が同じ色)となる数Fをカウントする。従って、差分値は6つあるので、値Fは0乃至6の値を取り得る。ここで、F=0の場合、周辺画素a,b,c,dが全て違う色であることを示すのは明らかで、色数が4であることを示す。また、F=1の場合、周辺4画素中2画素が同じ色となるので、周辺画素a,b,c,dに含まれる色数は3となる。同様に、F=2又はF=3の場合には色数が2であることを示し、F=4以上(実際は、4、5となることはなく、F=6となる)の場合には周辺画素a,b,c,dがすべて同じ色(色数が1)であることを示すことになる。
着目画素xは図5に示すように、入力した16×16画素の左上位置からラスタースキャンするので、2色カウント部603は全部で16×16=256回、式(3)を演算する。そして、その256回の演算によってF=2となった数をカウントする。このF=2となる数Tfを特定画像判定部106に出力する。なお、着目画素xが16×16の画像ブロックの境界に位置するとき、周辺画素の幾つかがその境界外となることがある。境界外の画素の各色成分は“0”と見なして、計数する。ここで、Tfが大きな値を示すのは、着目画像ブロックが2つの色で表わされる画像である可能性が高いことを意味する。典型的には、通常の文章を記述した文書のように、白地(背景)に黒文字が存在するような画像である。
次に、連続画素カウント部604について説明する。この連続画素カウント部604は、第2の符号化部105が入力した16×16画素の画素ブロックをスキャン中、2色カウント部402と同様に、周辺画素の色数をカウントしていく。そして、F≧3となった着目画素xを開始位置、その際の開始位置にある注目画素の色をCxとする。そして、スキャン中に、色Cxと同じ色が連続する数をカウントし、16×16画素をスキャン中、最大となる連続数をNcとして特定画像判定部106に出力する。
以上、差分算出部103、2色カウント部603、連続画素カウント部604について説明した。
特定画像判定部106は、差分算出部103より得られたDt、2色カウント部402から得られたTf、及び、連続画素カウント部403から得られたNcに基づき、次のような条件を満たすか否かを判定する。
判定条件:Dt≧Th1、且つ、Tf≧Th2、且つ、Nx≦Th3
上記条件を満たす場合、特定画像判定部106は、着目画像ブロックの画像が特定画像に属すると判定し、その判定結果を符号化データ選択部107に出力する。また、条件を満たさない場合には、特定画像に属しない旨の信号を符号化データ選択部107に出力する。
ここで上記の条件を満たす画像について考察する。上記条件が満たされるのは、着目画像ブロックの解像度変換前と後ではその差(解像度変換誤差)が大きく、且つ、ほぼ2色でありながらも、連続して同じ色が発生しない画像を意味する。このような画像を解像度変換部102で解像度変換してしまい、それが最終的にメモリ108に格納される対象となったとする。このとき、解像度変換による画質の劣化が避けられないばかりか、隣接する画像ブロックが解像度変換しない場合、その境界が不自然なものとなる。
図7は、上記条件を満たす典型的な特定画像の例を示している。例えば、図7に示す画像は、差分算出部103で算出される差分値と、2色カウント部603でカウントされる参照画素が2色である画素数が共に大きく、連続画素カウント部604でカウントされる連続している画素数が小さいという傾向が見られる。これらの特徴によりパターン画像などの特定画像に属するか否かを識別できる。
以上説明したように本実施形態によれば、符号化対象画像が予め設定した閾値より低い解像度の場合、もともと解像度が低いので、可逆/非可逆符号化の符号化データが混在したとしても、ブロックノイズが目立たない符号化データを出力することがでる。また、可逆/非可逆符号化データのうち符号量の少ない方を選択することで、画像全体の符号化データ量も少なくできる。
また、符号化対象画像が閾値以上の解像度を持つ場合については、解像度変換した際にオリジナルに対して画質劣化が大きくなるような性質を持つか否かを画像ブロック単位に判定する。そして、その性質を持つと判定した場合には、符号量の比較で出力符号化データを決定するのではなく、ユーザが設定した種類の符号化データを出力することで、画像ブロックの境界におけるブロックノイズの発生を抑制することができる。また、特定画像の性質を持たない画像については、解像度変換しても画質の劣化が少ないことを意味するので、可逆/非可逆符号化データのうち符号量の少ない方を選択することで、画像全体の符号化データ量も少なくできる。
なお、実施形態では、特定画像判定部106は、
判定条件:Dt≧Th1、且つ、Tf≧Th2、且つ、Nx≦Th3
を満たすか否かで、着目画像ブロックが特定画像であるか否かを判断する例を説明した。しかしながら、この3つの判定要件中、1つでも満足する場合に特定画像であると判定するようにしても良い。特に、判定要件「Dt≧Th1」は解像度変換誤差そのものを指標する値であるので、この要件のみで判定することでも上記作用効果に近い効果が期待できる。また、閾値Th1、Th2、Th3は不図示の操作部で適宜ユーザが設定するようにしても構わない。
<他の実施形態>
上記実施形態は、図1、図3の構成に基づいて説明したが、これと等価の処理をソフトウェアでもって実現することが可能である。以下にその例を説明する。
図8はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置のブロック構成図である。図中、1は装置全体の制御を司るCPU、2はBIOSやブートプログラムを記憶しているROM、3はCPU1のワークエリアとして使用するRAMである。4はハードディスク装置(HDD)であり、OS(オペレーティングシステム)、及び、画像符号化・復号処理に係るアプリケーションが格納されている。5はキーボード、6はマウス等のポインティングデバイスである。7は表示制御部であって、内部には、表示する画像を描画するためのビデオメモリ、及び、CPU1の制御下でビデオメモリへの描画したり、ビデオメモリから画像を読出しビデオ信号として表示装置8に出力するビデオコントローラを備えている。表示装置8はCRTや液晶表示装置である。9はイメージスキャナ11を接続するためのスキャナインタフェースであり、代表的なものとしてはSCSIインタフェース、USBインタフェースである。10はネットワークインタフェースである。
上記構成において、本装置の電源がONになると、CPU1はROM2のブートプログラムに従って、HDD4よりOSをRAM3にロードする。この結果、本装置は、ユーザからキーボード5やマウス6からの入力、及び、表示制御部7に対するGUIを描画する処理を行ない、インタラクティブは装置として機能する。また、ユーザがアプリケーションの起動を指示すると、HDD4からアプリケーションプログラムはRAM3にロードされ、CPU1により実行されることで、本装置が画像符号化装置(或いは、画像復号装置)として機能することになる。
画像の符号化と復号の処理は、互いに表裏の関係にある。ここではアプリケーションが実行され、そのアプリケーション上でユーザが画像の符号化の指示を入力した場合のCPU1の処理手順を図9のフローチャートに従って説明することとする。復号処理は、第1の実施形態の記載内容、並びに、以下の説明から容易に理解できるであろうから、その説明は省略する。
なお、以下の説明に先立ち、RAM3には、イメージスキャナ11より読取った画像データを一時的に記憶するバッファメモリが確保されているものとする。
まず、ステップS1では、原稿のサイズ、読込む際の読取り解像度、並びに、可逆/非可逆符号化のいずれを優先するかを選択するメニューを表示し、ユーザにいずれかを選択させる。なお、デフォルトでは前回の条件を表示し、ユーザが必要時に変更するようにしても構わない。原稿サイズ、及び、読み取り解像度を設定することで、画像ブロックの個数が一義的に決定される。
次いで、ステップS2では、RAM3のバッファメモリより、イメージスキャナで読取った画像中の1画像ブロック分の画像データ(実施形態では、16×16画素の画像データ)を入力する。
次いで、ステップS3では、設定した読取り解像度が、閾値を超えるか否かを判断する。閾値以上の高解像度読取りモードが設定されていると判断した場合には、ステップS4にて解像度変換を行なう。つまり、16×16画像のデータから8×8画素の画像データに変換する。
ステップS5では、画像データの特徴量を算出する。すなわち、解像度変換後の画像データから解像度変換誤差Dtを算出し、解像度変換前の画像ブロックから2色カウント数Tf、連続画素カウント値Ncを算出する。
ステップS6では、判定条件:「Tabs≧Th1、且つ、Tf≧Th2、且つ、Nx≦Th3」を満たすか否かを判断することで、着目画像ブロックが特定画像に属するか否かを判断する。
注目画像ブロックの画像が特定画像に属すると判断した場合には、ステップS7に進み、先のステップS1で選択した優先符号化技術(可逆/非可逆のいずれか一方)に従って符号化し、符号化データを生成する。そして、ステップS8において、生成された符号化データを出力する。出力対象は、RAM3でも良いし、HDD4へファイルとして格納するようにしても構わない。いずれにしても、符号化データの先頭には、符号化の種類を示す識別情報を付加する。特に、非可逆符号化を優先すると指定した場合には、更に、解像度変換無しを示す情報も付加する。
また、ステップS3にて解像度が閾値未満の低解像度であると判定した場合、或いは、ステップS6にて着目画像ブロックが特定画像に属しないと判定された場合、処理はステップS9に進み、非可逆符号化データを生成する。なお、ステップS4乃至S6を経てステップS9に移行した場合には解像度変換後の8×8画素の画像データについて非可逆符号化を行なう。また、ステップS3にてNoと判定された場合、16×16画素の画像データについて非可逆符号化を行なう。
ステップS10では、着目画像ブロック(16×16画素)の画像データについて可逆符号化を行なう。
ステップS11では、非可逆符号化データと可逆符号化データのデータ量(符号長)とを比較する。可逆符号化データのデータ量が、非可逆符号化データのそれ以下と判断した場合には、ステップS12に進んで、可逆符号化データを出力する。このとき、符号化データの先頭には、可逆符号化データであることを示す識別ビットを付加する。また、非可逆符号化データのデータ量が、可逆符号化データのそれより少ないと判断した場合には、ステップS13に進んで、非可逆符号化データを出力する。このとき、符号化データの先頭には、非可逆符号化であり、尚且つ、解像度変換したことを示す2ビットを付加する。
こうして、着目画像ブロックの符号化と出力を終えると、ステップS14にて、全画像ブロックについての符号化が完了したか否かを判断する。否の場合には、ステップS2に戻り、次の位置にある画像ブロックについての符号化処理を行なう。
以上説明したように、コンピュータプログラムによっても第1の実施形態と等価の処理を行なうことが可能となる。
なお、図9のフローチャートにおいては、ユーザが解像度を設定する例を説明したが、符号化対象画像データがファイルとして与えられる場合には、そのファイルのヘッダを解析して解像度情報を取得するようにしても構わない。
また、通常、コンピュータプログラムはCD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体に格納されていて、それをコンピュータが有するリーダ(CD−ROMドライブ等)にセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能になる。したがって、本発明はかかるコンピュータ可読記憶媒体をもその範疇とすることも明らかである。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、符号化単位の画像ブロックのサイズを16×16画素サイズとした。これは、実施形態における非可逆符号化を行なう第1の符号化部がJPEG(通常、JPEGでは8×8画素サイズ毎にDCT変換する)を採用したことに起因するものであるが、8n×8mのサイズに拡張できる(n,mは1以上の整数)。
また、非可逆符号化、可逆符号化の種類も、上記実施形態に限らず、如何なる方式を採用しても構わない。また、解像度の高低を判定するための閾値も、ユーザが適宜設定するようにしても構わない。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態、及び、その変形例では、符号化対象の画像データの解像度に基づき、解像度変換を行なうか否かを決定した。本第2の実施形態では、画像ブロック単位に文字/線画属性を持つか否かで、解像度変換を行なうか否かを判定する例を説明する。
図10は第2の実施形態における装置のブロック構成図である。図1と同じ処理を行なう要素については同符号を付し、その説明は省略する。図10が図1と異なる点は、解像度判定部110に代えて、文字属性判定部111を設けた点にある。
この文字属性判定部111は、符号化対象となる画像データにあらかじめ付随する属性情報に基づいて判定しても良いし、自動判定でも構わない。特に、ページ記述言語(PDL)に従って画像データを生成する場合、文字(線画を含む)を描画命令か、階調画像(ビットマップイメージデータ)かの判定は容易である。
この文字属性判定部111は、文字(線画を含む)属性を有する、ありはその可能性が高い画像か否かを判定する。文字属性を有すると判定した場合、第1の実施形態における低解像度画像と判定したのと同じ信号をスイッチ109、差分算出部103、特定画像判定部106に出力する。つまり、差分算出部103は機能せず(機能しても良いがその差分演算結果は無視する)、特定画像判定部106は着目画像ブロックは特定画像の性質を持たないことを示す信号を符号化データ選択部107に出力する。従って、この場合、可逆符号化データ、非可逆符号化データのうち、符号量の少ない符号化データがメモリ108に出力される。
一方、文字属性がない、或いは、文字属性である可能性が低いと判断した場合には、解像度変換部103が機能し、特定画像判定部106は第1の実施形態で説明した判定処理を行なう。そして、特定画像であると判定した場合には、符号化データ選択部107は、注目画像ブロックの符号化データとして、制御部150より予め設定された種類の符号化データをメモリ108に出力する。また、着目画像ブロックが特定画像の性質を持たないと判定した場合には、符号化データ選択部107は、注目画像ブロックの符号化データとして、符号量の少ない符号化データを選択し、メモリ108に出力する。
以上の結果、図7に示すように、入力した画像ブロックが誤差拡散処理やディザ処理等で網点で階調表現されているような場合には、その網点領域では可逆符号化、非可逆符号化データが混在することがなくなり、復号画像中に画像ブロックに境界にブロックノイズが発生することを抑制することが可能になる。
なお、本第2の実施形態における符号化データの構造は第1の実施形態と同じになる。従って、復号装置の構成は、図3の構成で良い。
また。本第2の実施形態の処理は、第1の実施形態における解像度判定部110の代わりに文字属性判定部111を用いるだけであるので、第1の実施形態の変形例で説明したのと同様、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体によっても実現できることも明らかである。
第1の実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。 実施形態における符号化データのフォーマットの一例の図である。 第1の実施形態における復号処理装置のブロック構成図である。 特定画像判定部とその周囲の構成を示す図である。 解像度変換部の処理、及び、差分算出部の処理を説明するための図である。 図4の2色カウント部の処理を説明するための図である 実施形態における特定画像の一例を示す図である。 第1の実施形態の変形例であるコンピュータのブロック構成図である。 コンピュータの処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における画像処理装置のブロック構成図である。

Claims (7)

  1. 画像データを可逆符号化する可逆符号化手段、画像データを非可逆符号化する非可逆符号化手段を備える画像処理装置であって、
    符号化対象の画像データから、複数画素で構成される画像ブロックデータを単位に入力する入力手段と、
    該入力手段で入力した注目画像ブロックデータの画像が文字属性を持つか否かを判定する文字属性判定手段と、
    前記画像ブロックデータを、当該画像ブロックデータの持つ解像度よりも低い解像度に変換し、低解像度画像ブロックデータとして出力する解像度変換手段と、
    該解像度変換手段で得られた、注目画像ブロックデータに対する注目低解像度画像ブロックデータの特徴量を算出し、当該特徴量に基づき当該注目画像ブロックデータの画像が、特定の画像に属するか否かを判定する特定画像判定手段と、
    前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有すると判定した場合、前記解像度変換前の注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段、前記非可逆符号化手段で生成されたそれぞれ符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第1の出力手段と、
    前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定手段が注目画像ブロックデータの画像が前記特定画像に属しないと判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて前記解像度変換手段で得られた注目低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第2の出力手段と、
    前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が特定画像に属すると判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて、前記解像度変換手段で得られた前記低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、予め設定された種類の符号化データを選択し、出力する第3の出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記特定画像判定手段は、前記注目画像ブロックデータを前記解像度変換手段によって変換した際に発生する解像度変換誤差を算出する解像度変換誤差算出手段を備え、当該解像度変換誤差算出手段で算出された前記解像度変換誤差が第1の閾値以上の場合、注目画像ブロックデータの画像が前記特定画像の性質を持つと判断することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記特定画像判定手段は、更に、
    前記注目画像ブロックデータをスキャンし、当該スキャン中に、注目画素の周囲に存在する複数の周囲画素が持つ色数が2となる回数をカウントする2色カウント手段と、
    前記スキャン中に前記注目画素と同じ色を持つ画素の連続する最大数をカウントする連続数カウント手段とを備え、
    前記2色カウント手段で得られた2色数が第2の閾値以上であり、前記連続数カウント手段で得られた連続数が第3の閾値以下であることを更なる条件として、注目画像ブロックデータの画像が前記特定画像の性質を持つと判断することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 出力される符号化データの先頭に、当該符号化データが可逆符号化データであるか非可逆符号化データであるのかを識別するビット、及び、非可逆符号化データである場合には解像度変換の有無を示すビットを付加する手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 画像データを可逆符号化する可逆符号化手段、画像データを非可逆符号化する非可逆符号化手段を備える画像処理装置の制御方法であって、
    符号化対象の画像データから、複数画素で構成される画像ブロックデータを単位に入力する入力工程と、
    該入力工程で入力した注目画像ブロックデータの画像が文字属性を持つか否かを判定する文字属性判定工程と、
    前記画像ブロックデータを、当該画像ブロックデータの持つ解像度よりも低い解像度に変換し、低解像度画像ブロックデータとして出力する解像度変換工程と、
    該解像度変換工程で得られた、注目画像ブロックデータに対する注目低解像度画像ブロックデータの特徴量を算出し、当該特徴量に基づき当該注目画像ブロックデータの画像が、特定の画像に属するか否かを判定する特定画像判定工程と、
    前記文字属性判定工程が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有すると判定した場合、前記解像度変換前の注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段、前記非可逆符号化手段で生成されたそれぞれ符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第1の出力工程と、
    前記文字属性判定工程が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定工程が注目画像ブロックデータの画像が前記特定画像に属しないと判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて前記解像度変換工程で得られた注目低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第2の出力工程と、
    前記文字属性判定工程が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定工程が前記注目画像ブロックデータの画像が特定画像に属すると判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて、前記解像度変換工程で得られた前記低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、予め設定された種類の符号化データを選択し、出力する第3の出力工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. コンピュータに読み込ませ実行させることで、前記コンピュータを、画像データを符号化する画像処理装置として機能させるコンピュータプログラムであって、
    画像データを可逆符号化する可逆符号化手段と、
    画像データを非可逆符号化する非可逆符号化手段と、
    符号化対象の画像データから、複数画素で構成される画像ブロックデータを単位に入力する入力手段と、
    該入力手段で入力した注目画像ブロックデータの画像が文字属性を持つか否かを判定する文字属性判定手段と、
    前記画像ブロックデータを、当該画像ブロックデータの持つ解像度よりも低い解像度に変換し、低解像度画像ブロックデータとして出力する解像度変換手段と、
    該解像度変換手段で得られた、注目画像ブロックデータに対する注目低解像度画像ブロックデータの特徴量を算出し、当該特徴量に基づき当該注目画像ブロックデータの画像が、特定の画像に属するか否かを判定する特定画像判定手段と、
    前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有すると判定した場合、前記解像度変換前の注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段、前記非可逆符号化手段で生成されたそれぞれ符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第1の出力手段と、
    前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定手段が注目画像ブロックデータの画像が前記特定画像に属しないと判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて前記解像度変換手段で得られた注目低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、符号量の少ない方を出力する第2の出力手段と、
    前記文字属性判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が文字属性を有さないと判定し、且つ、前記特定画像判定手段が前記注目画像ブロックデータの画像が特定画像に属すると判定した場合、前記非可逆符号化手段を用いて、前記解像度変換手段で得られた前記低解像度画像ブロックデータより求めた非可逆符号化データと、前記解像度変換前の前記注目画像ブロックデータについて前記可逆符号化手段より得られた符号化データのうち、予め設定された種類の符号化データを選択し、出力する第3の出力手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 請求項に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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