JP4697966B2 - 画像符号化装置及び方法、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents
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Description
また,上記のような可逆符号化方式と非可逆符号化方式の切り替えに、属性判断を必要とすることなく、その符号量から切り替えを行う方式もある.
1ページの画像データ中のM0×N0個の画素で構成される画素ブロックを単位に入力し、符号化する画像符号化装置であって、
入力する画像データ中の、着目しているM0×N0サイズの画素ブロックを、解像度変換することでM1×N1サイズの画素ブロック(M1<M0、N1<N0)を生成する解像度変換手段と、
該解像度変換手段で変換されたM1×N1サイズの画素ブロック単位に、非可逆符号化データを生成する第1の符号化手段と、
前記解像度変換手段で得られたM1×N1サイズの画素ブロックと、解像度変換前のM0×N0サイズの画素ブロックとの誤差を演算する誤差演算手段と、
前記着目しているM0×N0個の画素で構成される画素ブロック単位に可逆符号化データを生成する第2の符号化手段と、
前記着目しているM0×N0サイズの画素ブロック内の色数分布に関する色数分布情報を抽出する色数情報抽出手段と、
該色数情報抽出手段で抽出された色数分布情報と、前記誤差演算手段で得られた誤差に基づき、前記着目しているM0×N0サイズの画素ブロックが予め設定された特徴を有するか否かを判断する判断手段と、
該判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合、前記第1、第2の符号化手段で得られたいずれか一方の符号化データを、着目画素ブロックの符号化データとして選択し、
前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有しないと判断された場合であって、前記第1の符号化手段で得られた非可逆符号化データのデータ量をLy、前記第2の符号化手段で得られた可逆符号化データ量をLx、及び、予め設定された非線形の境界関数をf()と定義したとき、
条件:Ly≧f(Lx)
を満たす場合には、前記可逆符号化データを着目画素ブロックに対する符号化データとして選択し、前記条件を満たさない場合には、前記非可逆符号化データを着目画素ブロックに対する符号化データとして選択する選択手段と、
該選択手段で選択された符号化データを出力用メモリに出力する出力手段とを備える。
図11は、実施形態が適用する複写機のブロック構成図である。
図1は実施形態における符号化処理部6のブロック構成図である。
d=|P0−P1|+|P0−P2|+|P0−P3|+|P0−P4|
ここで、|x|はxの絶対値を意味する。なお、カラー画像の場合、各画素がR、G、B等の色成分値を持つことになるので、上記式を各成分毎に演算することになる。
d=(P0−P1)2+(P0−P2)2+(P0−P3)2+(P0−P4)2
として求めてもよい。
D=Σdi
そして、差分算出部107は、求められた差分値Dを画像判定部112に出力する。差分値Dの値が大きいほど、解像度変換後の8×8画素ブロックで構成される部分画像の画質は、オリジナル画像の対応する部分画像に対して劣化の度合が大きいことを意味する。従って、かかる意味を持つ情報を得るのであれば、差分の絶対値を求める代わりに、MSE、PSNR、分散や標準偏差を求めるようにしても構わない。
条件:D>T1 且つ C>T2 …(1)
を満たすか否かを判定する。そして、上記条件式(1)を満たす場合には“1”、満たさない場合には“0”の画像判定信号Hを符号化シーケンス制御部108に出力する。
次に、実施形態における符号化シーケンス制御部110が、画素ブロック毎の非可逆/可逆符号化データのいずれを第1のメモリ105に格納するかを決定するための環境設定について説明する。なお、以下の説明では、本実施形態の処理内容の理解がしやすいようにするため、画像判定部112からの画像判定情報はないものとして説明する。画像判定部112からの画像判定情報を利用した処理の詳細は後述する。
1.Ly<Lxの関係にあるとき、第1のメモリ105には第1の符号化部102からの非可逆符号化データを格納する。
2.Ly≧Lxの関係にあるとき、第1のメモリ105には第2の符号化部103からの可逆符号化データを格納する。
1.Ly<f(Lx)の関係あるとき、第1のメモリ105には第1の符号化部102からの非可逆符号化データを格納する。
2.Ly≧f(Lx)の関係にあるとき、第1のメモリ105には第2の符号化部103からの可逆符号化データを格納する。
第1のアプローチは、前回の符号化で使用されていた量子化マトリクスを仮にQi-1としたとき、今回のスキャン及び符号化ではそれより上の量子化マトリクスQiとし、且つ、境界条件を変更する。具体的には次の通りである。
1.Ly<fi(Lx)の関係あるとき、第1のメモリ105には第1の符号化部102からの非可逆符号化データを格納する。
2.Ly≧fi(Lx)の関係にあるとき、第1のメモリ105には第2の符号化部102からの可逆符号化データを格納する。
図8の境界線2006と境界線2007で挟まれる領域を明示すると図12の斜線で示した領域2010となる。
上記第2のアプローチでは、量子化マトリクスQ0の初期の境界線2007を、Ly≧Lxを満たしつつ、左シフトして境界線2007a,2007b…を定義していくものであった。この左シフトする対象は、量子化マトリクスQ1,Q2,…それぞれの初期の境界線についても同様である。
1.Ly<fi,j(Lx)の関係あるとき、第1のメモリ105には第1の符号化部102からの非可逆符号化データを格納する。
2.Ly≧fi,j(Lx)の関係にあるとき、第1のメモリ105には第2の符号化部103からの可逆符号化データを格納する。
これは、非可逆符号化データのデータ量が、可逆符号化データ量よりも多かった場合を示している。換言すれば、全符号化データ中、非可逆符号化データ量が支配的な場合である。符号化シーケンス制御部110は、次のように処理する。
1.第1のメモリ105内のデータを破棄する指令を第1のメモリ制御部104に出力し、第1のカウンタ111をゼロクリアする。
2.第1の符号化部102に対して、前回の量子化マトリクスQaより1段階大きな量子化マトリクスQa+1を設定する。
3.i=a+1、j=bをLUT120に設定し、使用する境界条件をfa+1,j()に変更する。
4.原稿の再スキャン/符号化を開始する。
これは、可逆符号化データのデータ量が、非可逆符号化データ量よりも多かった場合を示している。換言すれば、全符号化データ中、可逆符号化データ量が支配的な場合である。符号化シーケンス制御部110は、次のように処理する。
1.第1のメモリ105内のデータを破棄する指令を第1のメモリ制御部104に出力し、第1のカウンタ111をゼロクリアする。
2.第1の符号化部102に対しては、前回の量子化マトリクスQaのままに維持する。
3.i=a、j=b+1として、LUT120に設定し、使用する境界条件をfa,b+1()を設定する。
4.原稿の再スキャン/符号化を開始する。
以上の説明は、本実施形態の処理を理解しやすくするため、画像判定部112からの画像判定信号Hについて言及していない。以下、この画像判定部112からの画像判定信号Hを用いた場合を説明する。
符号化シーケンス制御部110は、符号化パラメータi,j、及びFLAGを共に“0”を設定する。従って、第1の符号化部102に対して、初期値として量子化マトリクスQ0を設定し、入力部101からの画像データを第1の符号化部102、第2の符号化部103で符号化を開始させる。
条件A.画像判定信号Hが“1”の場合:
無条件に、第2の符号化部103で生成される可逆符号化データを第1のメモリ105に格納させる。
条件B.画像判定信号Hが“0”の場合:
・Ly<f0,0(Lx)の関係にあるとき、第1の符号化部102で生成された非可逆符号化データを第1のメモリ105に格納させる。
・Ly≧f0,0(Lx)の関係にあるとき、第2の符号化部103で生成された可逆符号化データを第1のメモリ105に格納させる。
これは、前回、或いは、最初の符号化処理中に、第1のカウンタ111が保持する値は目標符号量を越えた場合である。
M0=MLS+MJP
また、可逆符号化データ量MLSは、2種類の可逆符号化データ量で分けられる。1つは、上記条件A(画像判定信号Hが“1”)に従って強制的に可逆符号化データが選択された場合の符号化データ量であり、これをMLS(H1)と定義する。もう1つは上記条件B(画像判定信号Hが“0”)の「Ly≧f0,0(Lx)」が満たされた場合の符号量であり、これをMLS(H0)と定義する。つまり、
MLS=MLS(H1)+MLS(H0)
である。
MLSH1=ΣLx(b)×H(b)
また、MLSH1は、単純に、次のように算出できる。
MLSH0=MLS−MLSH1
これは第1のメモリ105に格納されている符号化データの内、FLAG=0、且つ、画像判定信号Hが“1”となった場合の可逆符号化データが一番多いことを示している。
1.第1のメモリ105内のデータを破棄する指令を第1のメモリ制御部104に出力し、第1のカウンタ111をゼロクリアする。
2.符号化パラメータi,jは変更しない。従って、第1の符号化部102に対しても、前回のスキャン/符号化時の量子化マトリクスQaのまま維持し、使用する境界条件をfa,b()のままにする。
3.変数FLAGを“1”に設定する。
4.画像の再スキャン/符号化を開始する。
これは第1のメモリ105に格納されている符号化データの内、『Ly≧fa,b(Lx)』の関係にあると判断されて格納された可逆符号化データ量が一番多い場合を意味する。
1.第1のメモリ105内のデータを破棄する指令を第1のメモリ制御部104に出力し、第1のカウンタ111をゼロクリアする。
2.第1の符号化部102に対しては、前回の量子化マトリクスQaのままに維持する。
3.符号化パラメータi,jを、i=a、j=b+1として、LUT120に設定し、使用する境界条件をfa,b+1()を設定する。
4.原稿の再スキャン/符号化を開始する。
これは第1のメモリ105に格納されている符号化データの内、『Ly<fa,b(Lx)』の関係にあると判断されて格納された非可逆符号化データ量が一番多い場合を意味する。
1.第1のメモリ105内のデータを破棄する指令を第1のメモリ制御部104に出力し、第1のカウンタ111をゼロクリアする。
2.第1の符号化部102に対して、前回の量子化マトリクスQaより1段階大きな量子化マトリクスQa+1を設定する。
3.符号化パラメータi,jをi=a+1、j=bとして、LUT120に設定し、使用する境界条件をfa+1,j()に変更する。
4.原稿の再スキャン/符号化を開始する。
上記を実現するため、符号化シーケンス制御部110は図3乃至図5のフローチャートに従って処理を行えば良い。
D>T1 且つ C>T2の場合、H=1
これ以外では、H=0
とする。
MX=max(MJP、MLS(H0)、MLS(H1))
上記実施形態は、第1のメモリ105に格納される符号化データ量(第1のカウンタ111の値)が、目標符号量Thを越えた場合、その符号化データに占める可逆符号化データ量MLS(H0),MLS(H1)と非可逆符号化データ量MJPとの比較する。そして、この比較結果に従って、次回のスキャン時の符号化パラメータi,j、FLAGを決定した。本第2の実施形態では、この内の符号化パラメータi,jを更に精度良く決定する例を説明する。
また、同様に、fi,j()をfi,j+1()に変更した場合の非可逆符号化データ長の統計的な減少率R((i,j),(i,j+1))も求められているものとする。そして、fi,j()をfi+1,j+1()に変更した場合の非可逆符号化データ長の統計的な減少率R((i,j),(i+1,j+1))も予め求められているものとする。
1.注目画素ブロックの非可逆符号化データLyに減少率R((i,j),(i+1,j))、R((i,j),(i,j+1))、及び、R((i,j),(i,j+1))を乗算して得られた値Ly',Ly'',Ly'''を、予測符号化データ長として第6、第8、第10フィールドに格納する。
2.予測される選択信号S',S'',S'''を第7、第9、第11フィールドに格納する。
Ly' = Ly×R((i,j),(i+1,j))
Ly' < Lxの場合、S’=0
Ly' ≧ Lxの場合、S’=1
Ly'' = Ly×R((i,j),(i,j+1))
Ly'' <Lxの場合、S'' =0
Ly'' ≧Lxの場合、S'' =1
Ly''' = Ly×R((i,j),(i+1,j+1))
Ly'''<Lxの場合、S'''=0
Ly'''≧Lxの場合、S'''=1
第1のカウンタ111の値=MLS+MJP (2)
Mtotal=(MLS+MJP)×Nmax/k
従って、境界条件fi+1,j()での1ページの予測符号化データ量をMtotal'とした場合、次のようにして求めることができる。
Mtotal'=(MLS'+MJP')×Nmax/k (3)
ここで、MLS'は予測選択信号S’=1の可逆符号化データ長Lx()の合計値であり、MJP’は予測選択信号S’=0の非可逆符号化データ長ータLy'()の合計値である。
上記第2の実施形態では、1ページの予測符号化データ量Mtotal',Mtotal'',Mtotal'''を求め、その中の目標符号量に最も近い符号化パラメータで再符号化を行なうものであった。本第3の実施形態では、符号化対象の画像に依存して符号化パラメータを決定する例を説明する。装置構成は、第1の実施形態と同じである。
これは、非可逆符号化データ量MJPが可逆符号化データ量MLSよりも十分に多い場合を示している。すなわち、符号化対象の画像データ中の自然画が占める面積が大きく、文字/線画が占める面積は小さいことを意味する。従って、再スキャン/符号化処理する場合には、変数iを増加させることを優先することが望ましく、図14の優先順位P0、P1、P2…に従って再スキャン/符号化に用いる符号化パラメータi,jを決定する。
これは、可逆符号化データ量MLSが可逆符号化データ量MJPよりも十分に多い場合を示している。すなわち、符号化対象の画像データ中の文字/線画が占める面積が大きく、自然画が占める面積は小さいことを意味する。通常の文章を記述した原稿の場合と考えると分かりやすい。従って、再スキャン/符号化処理する場合には、変数jを増加させることを優先することが望ましく、図15の優先順位P0、P1、P2…に従って再スキャン/符号化に用いる符号化パラメータi,jを決定する。
これは、可逆符号化データ量MLSと可逆符号化データ量MJPとがほぼ同じ場合を示している。すなわち、符号化対象の画像データ中には、文字/線画と自然画が混在しており、それぞれの占める割合がほぼ同じであることを意味する。従って、再スキャン/符号化処理する場合には、変数i,jの両方をほぼ同じ重みづけで増加させることが望ましく、図16の優先順位P0、P1、P2…に従って再スキャン/符号化に用いる符号化パラメータi,jを決定する。
Mpz=(MLSz+MJPz)×Nmax/k (4)
Mpz≦(MLSz+MJPz)×Nmax/k+β (5)
・MLS<MJP×αの場合、非可逆符号化の符号量を優先して減らす優先順位に決定する。実施形態では、図14の優先順位に決定する。
・MLS×α≧MJPの場合の場合、可逆符号化の符号量を優先して減らす優先順位に決定する。実施形態では、図15の優先順位に決定する。
・MLS×α<MJP≦MLS/αの場合、可逆及び非可逆符号化の双方の符号量を減らす優先順位に決定する。実施形態では、図16の優先順位に決定する。
1.符号化パラメータi=0,j=0、FLAG=1で符号化していてる最中に、得られた符号化データ量(第1のカウンタ111の値)が目標符号量Thを越えた場合、その際の可逆符号化データ量MLSと非可逆符号化データ量MJPとを比較する。これにより、入力される画像の性質を判定できる。
2.判定した入力画像の性質に応じて、符号化パラメータi,jを求めるための優先順位を決定する。
3.決定した優先順位に従って、目標符号量Thに近似する予測符号化データ量を求め、その際の符号化パラメータi,jで実際に再スキャン/符号化を開始することにより、効率良く目標符号量Thに近い符号化データを得ることができる。
第4の実施形態を説明する。本第4の実施形態では、上記第3の実施形態を更に発展させるものである。以下にその詳細を説明する。
Mpz≦(MLSz+MJPz)×Nmax/k+β
の係数βは正の値であるものとした。
Claims (11)
- 1ページの画像データ中のM0×N0個の画素で構成される画素ブロックを単位に入力し、符号化する画像符号化装置であって、
入力する画像データ中の、着目しているM0×N0サイズの画素ブロックを、解像度変換することでM1×N1サイズの画素ブロック(M1<M0、N1<N0)を生成する解像度変換手段と、
該解像度変換手段で変換されたM1×N1サイズの画素ブロック単位に、非可逆符号化データを生成する第1の符号化手段と、
前記解像度変換手段で得られたM1×N1サイズの画素ブロックと、解像度変換前のM0×N0サイズの画素ブロックとの誤差を演算する誤差演算手段と、
前記着目しているM0×N0個の画素で構成される画素ブロック単位に可逆符号化データを生成する第2の符号化手段と、
前記着目しているM0×N0サイズの画素ブロック内の色数分布に関する色数分布情報を抽出する色数情報抽出手段と、
該色数情報抽出手段で抽出された色数分布情報と、前記誤差演算手段で得られた誤差に基づき、前記着目しているM0×N0サイズの画素ブロックが予め設定された特徴を有するか否かを判断する判断手段と、
該判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合、前記第1、第2の符号化手段で得られたいずれか一方の符号化データを、着目画素ブロックの符号化データとして選択し、
前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有しないと判断された場合であって、前記第1の符号化手段で得られた非可逆符号化データのデータ量をLy、前記第2の符号化手段で得られた可逆符号化データ量をLx、及び、予め設定された非線形の境界関数をf()と定義したとき、
条件:Ly≧f(Lx)
を満たす場合には、前記可逆符号化データを着目画素ブロックに対する符号化データとして選択し、前記条件を満たさない場合には、前記非可逆符号化データを着目画素ブロックに対する符号化データとして選択する選択手段と、
該選択手段で選択された符号化データを出力用メモリに出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像符号化装置。 - 前記境界関数f()は、少なくとも非線形境界線を有すると共に、水平軸を可逆符号化データ長、垂直軸を非可逆符号化データ長としたとき、第1のパラメータiに従って前記非線形境界線は垂直軸方向にシフトし、第2のパラメータjに従って前記非線形境界線は水平方向にシフトする関数であり、
前記第1の符号化手段は前記第1のパラメータiで決定される量子化マトリクスQiに従ってJPEG符号化データを生成する符号化手段であり、
前記画像符号化装置は、更に、
前記選択手段による選択処理の履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
該出力用メモリに格納される総符号化データ量を監視し、予め設定された目標符号量を越えたか否かを判断する監視手段と、
該監視手段で、前記総符号化データ量が前記目標符号量を越えたと判断した場合、前記記憶手段内の符号化データを破棄すると共に、
前記第1のパラメータi、前記第2のパラメータj、並びに、前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合の前記選択手段が選択する対象を、可逆/非可逆符号化データのいずれにするかを決定するための第3のパラメータを、前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づいて決定し、
前記画像データの再入力と前記第1、第2の符号化手段による再符号化を再実行させる制御手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。 - 前記選択手段は、1ページの画像の最初の符号化時において、前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合には、前記第1の符号化手段で得られた可逆符号化データを前記着目画素ブロックに対する符号化データとして選択することを特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
- 前記制御手段は、
前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づいて、前記出力用メモリに格納されている総符号化データ量に含まれる非可逆符号化データ量MJP、前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断されて前記出力用メモリに格納された可逆符号化データ量MLSH1、及び、前記境界関数f()に基づいて、前記出力用メモリに格納された可逆符号化データ量MLSH0を算出する算出手段と、
該算出手段で得られたMJP,MLSH1,MLSH0の中の最大値がいずれであるかを求める最大値決定手段と、
該最大値決定手段で決定された最大値が前記MLSH1であるとき、前記選択手段による前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合の選択対象を前記非可逆符号化データとするように前記第3のパラメータを更新し、
前記最大値決定手段で決定された最大値が前記MLSH0であるとき、前記第1のパラメータiを更新し、
前記最大値決定手段で決定された最大値が前記MJPであるとき、前記第2のパラメータjを更新するパラメータ更新手段と
を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。 - 前記制御手段は、
前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づいて、前記出力用メモリに格納されている総符号化データ量に含まれる非可逆符号化データ量MJP、前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断されて前記出力用メモリに格納された可逆符号化データ量MLSH1、及び、前記境界関数f()に基づいて、前記出力用メモリに格納された可逆符号化データ量MLSH0を算出する算出手段と、
該算出手段で得られたMJP,MLSH1,MLSH0の中の最大値がいずれであるかを求める最大値決定手段と、
該最大値決定手段で決定された最大値が前記MLSH1であるとき、前記選択手段による前記判断手段によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合の選択対象を前記非可逆符号化データとするように前記第3のパラメータを更新し、
前記最大値決定手段で決定された最大値が前記MJP、MLSJH0のいずれかであるとき、予め設定された第1、第2のパラメータi,jの組み合わせの優先順位情報と前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づき、少なくとも前記第1、第2のパラメータi,jの一方を更新するパラメータ更新手段と
を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。 - 前記パラメータ更新手段は、
前記優先順位情報の優先順位を示す係数をk、
当該係数kで特定される前記第1、第2のパラメータi,jで符号化したと仮定した場合の1ページの予測符号化データ量をMpk、
前記目標符号量をTh、
許容値をβとしたとき、
条件:Mpk≦Th+β
を満たす係数kを求め、当該係数kで特定された第1、第2のパラメータi,jを更新後の第1、第2のパラメータi,jとして決定する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。 - 更に、互いに異なる複数の優先順位情報を記憶する優先順位記憶手段を備え、
前記パラメータ更新手段は、前記第1、第2のパラメータを最初に更新する場合に、前記出力用メモリに格納された符号化データ中の可逆符号化データ量と非可逆符号化データ量の比率に従って、使用する優先順位情報を前記複数の優先順位情報の中から決定することを特徴とする請求項6に記載の画像符号化装置。 - 更に、前記許容値βを設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像符号化装置。
- 1ページの画像データ中のM0×N0個の画素で構成される画素ブロックを単位に入力し、符号化する画像符号化装置の制御方法であって、
入力する画像データ中の、着目しているM0×N0サイズの画素ブロックを、解像度変換することでM1×N1サイズの画素ブロック(N1<N0、M1<M0)を生成する解像度変換工程と、
該解像度変換工程で変換されたM1×N1サイズの画素ブロック単位に、非可逆符号化データを生成する第1の符号化工程と、
前記解像度変換工程で得られたM1×N1サイズの画素ブロックと、解像度変換前のM0×N0サイズの画素ブロックとの誤差を演算する誤差演算工程と、
前記着目しているM0×N0個の画素で構成される画素ブロック単位に可逆符号化データを生成する第2の符号化工程と、
前記着目しているM0×N0サイズの画素ブロック内の色数分布に関する色数分布情報を抽出する色数情報抽出工程と、
該色数情報抽出工程で抽出された色数分布情報と、前記誤差演算工程で得られた誤差に基づき、前記着目しているM0×N0サイズの画素ブロックが予め設定された特徴を有するか否かを判断する判断工程と、
該判断工程によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有すると判断された場合、前記第1、第2の符号化工程で得られたいずれか一方の符号化データを、着目画素ブロックに対する符号化データとして選択し、
前記判断工程によって前記着目している画素ブロックが前記特徴を有しないと判断された場合であって、前記第1の符号化工程で得られた非可逆符号化データのデータ量をLy、前記第2の符号化工程で得られた可逆符号化データ量をLx、及び、予め設定された非線形の境界関数をf()と定義したとき、
条件:Ly≧f(Lx)
を満たす場合には、前記可逆符号化データを着目画素ブロックに対する符号化データとして選択し、前記条件を満たさない場合には、前記非可逆符号化データを着目画素ブロックに対する符号化データとして選択する選択工程と、
該選択工程で選択された符号化データを出力用メモリに出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像符号化装置の制御方法。 - 請求項9に記載の各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
- 請求項10に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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