JP2003158635A - 画像処理装置、画像符号化装置および画像印刷装置ならびにそれらの方法 - Google Patents

画像処理装置、画像符号化装置および画像印刷装置ならびにそれらの方法

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JP2003158635A JP2002227873A JP2002227873A JP2003158635A JP 2003158635 A JP2003158635 A JP 2003158635A JP 2002227873 A JP2002227873 A JP 2002227873A JP 2002227873 A JP2002227873 A JP 2002227873A JP 2003158635 A JP2003158635 A JP 2003158635A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限定階調化が予定されている多値画像を、小
規模かつ簡単な構成で、効果的に圧縮する。 【解決手段】 画像入力部10は、2値化が予定されて
いる多値の画像入力データ110を入力する。地下閾値
参照部20は後段で行われる2値化で使用する閾値行列
から、入力画像データ110の注目画素に対応する閾値
を閾値データ120として画素値変更部30へ送出す
る。画素値変更部30は閾値データ120に基づき、予
め定めれらた手法で入力画像データ110の注目画素値
を変更し、変更画像データ130として画像出力部40
へ送出する。画像出力部40は外部に対し、変更画像デ
ータ130の出力処理を行う。画素値変更部30は、閾
値レベルを跨がらない範囲で、後段の符号化に都合がよ
いように、元の画素値を変更する。後段の2値化に悪影
響を与えることなく、符号化効率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は画像の圧縮技術に関
するものであり、特に多値画像から閾値処理で生成した
限定階調画像を圧縮する装置に関するものである。
【0001】
【従来の技術】主に出力デバイスなどの制限から、多値
画像を2値画像に変換することがある。この変換を2値
化と呼ぶが、2値化には画質を向上させるために組織的
ディザ、ブルーノイズマスク、誤差拡散など、多くの技
術がある。これらの技術のうち、組織的ディザやブルー
ノイズマスクのように画素位置毎に閾値を決め、対応す
る画素値と閾値の大小関係によって2値の0/1を決定
するような処理を、以下では特に独立決定法による2値
化と呼ぶ。また独立決定法による2値化では閾値のセッ
トを行列で表現することが多いが、これを以下では閾値
行列と呼ぶ。閾値行列は一般に矩形だが、方式によって
その大きさは異なり、特にブルーノイズマスクでは百画
素単位の閾値行列を採用することもある。
【0002】一般に2値化処理に入力される多値画素と
出力する2値画素には、1対1または1対多の関係があ
る。1対多の場合には多値画素1つにつき複数の閾値が
対応し、この閾値の個数分だけ2値画素を生成すること
になる。1対1の場合をディザ、1対多の場合を濃度パ
ターンと分類することもできるようだが、ここではまと
めてディザまたは2値化と呼ぶ。
【0003】ところで画像データは一般にデータ量が膨
大になるので、通信、蓄積などを行う際には圧縮してデ
ータ量を削減することが多い。圧縮を行うための符号化
技術には、いくつもの手法が存在する。大別すれば、復
号したときに入力を完全に再現する可逆方式と、何らか
の損失を伴う非可逆方式がある。これらの圧縮手法を、
以下では符号化と称する。
【0004】上述したような2値化画像用の符号化とし
ては、JBIG(Joint Bi−level Im
ages experts Group)で制定した符
号化技術(以下、単にJBIGという)などが存在す
る。しかしJBIGでは符号化時に参照する画素の範囲
を制限しているため、独立決定法による2値化において
閾値行列を大きくとった場合、圧縮率が悪化するという
問題がある。
【0005】以下、この問題を解決しようとする従来技
術である特開平7−231390号公報を従来例として
説明する。なお、以下では、これからちょうど符号化し
ようとする画素を注目画素と定義する。
【0006】従来例は2値化後の画像から多値画像を予
測することにより、圧縮率を向上しようとする技術であ
る。図14は従来例の符号化装置の構成例である。この
従来例の説明においては、本発明の説明の趣旨に沿うよ
うに用語を一部変更しているが、その本質に関わるもの
ではない。図中、10は画像入力部、11はテンプレー
ト部、12は予測状態算出部、13はマルコフ確率推定
部、14は算術符号構成部、41は符号出力部、110
は入力画像データ、111はテンプレート画像データ、
112は予測状態データ、113は推定確率データ、1
40は符号データである。
【0007】図14の各部について説明する。図14の
画像符号化装置は以下の構成よりなる。画像入力部10
は外部から2値画像を受け取り、入力画像データ110
としてテンプレート部11および算術符号構成部14へ
送出する。テンプレート部11は注目画素から予め指定
された位置関係にある画素値を、テンプレート画像デー
タとして予測状態算出部12へ送出する。予測状態算出
部12は注目画素の画素値を予測し、注目画素の閾値と
の距離を予測状態データ112として、マルコフ確率推
定部13へ送出する。マルコフ確率推定部13は予測状
態データ112によって条件付けされた確率推定を行
い、推定確率データ113として算術符号構成部14へ
送出する。算術符号構成部14は注目画素値を推定確率
データ113に基づいて算術符号化し、符号データ14
0として符号出力部40へ送出する。符号出力部40は
外部に符号データ140を出力する。
【0008】以上の構成に基づいた従来例の動作につい
て説明する。図15は従来例の画像符号化装置の動作を
示すフローチャートである。以下、図15を用いて従来
例の動作について説明する。S10では画像入力部10
において外部から画像を入力する。S51ではテンプレ
ート部11において予め定められたテンプレートの切り
出しを行う。S52では予測状態算出部12において予
測状態の算出を行う。S53ではマルコフ確率推定部1
3においてマルコフ確率の推定を行う。S54では算術
符号構成部14において、S10で入力した画像に対し
てS53で算出した推定確率を用いて算術符号化を行
う。S41では符号出力部41においてS54で生成し
た符号を外部に出力する。
【0009】以上の動作の中で、予測状態算出部12に
おける注目画素値の予測は、テンプレートの画素パター
ンとそれぞれに対応する閾値から算出する。具体的には
注目画素の画素値と閾値の関係から予め画素値パターン
を生成しておき、この画素値パターンと実際のテンプレ
ートとして得られたパターンを比較し、もっとも近いパ
ターンに対応する画素値を予測値とする。
【0010】次に従来例の問題点について述べる。従来
例は閾値行列に基づいて注目画素値を推定するので、圧
縮率が閾値行列の大きさに依存しづらくなる。しかしこ
の推定方法は周辺画素を利用するので、エッジなどの局
所的かつ急峻な画素値変化に追従することができない。
この結果、地図や文字文書などのエッジが多発する画像
で圧縮率が悪化することが懸念される。
【0011】また従来例では1画素毎に予測状態の算出
を行う必要がある。一般に2値の出力デバイスは、イン
クジェットプリンタや印刷機のごとく高解像度化する傾
向があり、同じ紙サイズでも画素数が増大する。この増
大した画素毎に予測状態を算出するのでは処理負荷が重
くなりすぎ、少なくとも高速出力の用途では適用が難し
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上で述べてきたよう
に従来例の問題点として、(1)原理的に圧縮率の画像
種別に対する依存性が懸念されること、(2)処理負荷
が多大なことがあげられる。
【0013】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、独立決定法による限定階調化が予定されている多値
画像を、小規模かつ簡単な構成で、効果的に圧縮する画
像処理技術および画像符号化技術を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
れば、上述の目的を達成するために、階調数削減処理に
より限定階調画像に変換することが予定されている多値
画像を処理する画像処理装置において、画像を入力する
画像入力手段と、所定の2値以上の限定階調化用閾値デ
ータを参照する閾値参照手段と、上記画像入力手段によ
り入力した画像データに対して、上記閾値参照手段によ
り参照した閾値データをもとに所定の画素値変更処理を
行う画素値変更手段と、上記画素値変更手段で得られた
変更画像データを出力する画像出力手段とを具備し、上
記画素値変更手段は上記閾値データを越えない範囲で、
後段に接続される画像符号化装置での圧縮率が向上する
ように画素値を変更することを特徴とするものである。
【0015】この構成においては、限定階調化(例えば
2値化)を行う前に符号化を行うので自己相関性を失う
ことがなく、しかも、後段の限定階調化に支障が出ない
範囲で符号化を最適化するように画素値を変更して、高
い圧縮率を実現できる。
【0016】この場合、閾値データを越えない範囲で画
素値が変更される。すなわち、閾値データが規定する閾
値レベルをまたいで画素値が変更しないようにする。
【0017】本発明の第1の側面に従う画像処理装置に
おいて、上記画素値変更手段は上記入力画像データを予
測する予測手段と、上記予測手段による予測結果と上記
閾値データに基づいて、上記入力画像データを変更する
画素値選択手段とを具備し、上記画素値選択手段は上記
閾値データを越えない範囲で、上記予測データが注目画
素値と等しくなるよう注目画素値を変更するようにして
もよい。
【0018】また、本発明の第1の側面に従う画像処理
装置において、上記画素値変更手段は上記画像データを
予測する少なくとも2つ以上の予測手段と、上記複数の
予測手段による予測結果と上記画像データの、連続する
一致回数を計数するラン計数手段と、上記ラン計数手段
で計数した一致ランデータをもとに上記画像データおよ
び上記予測結果から画素値を選択する選択手段とを具備
し、上記ラン計数手段は上記閾値データを越えない範囲
で上記予測結果と上記画像データが一致とみなし、上記
選択手段はもっとも長い一致ランを持つ予測結果を選択
するようにしてもよい。
【0019】また、上述の画像処理装置において、上記
画素値変更手段は上記変更画像データに加えて処理の中
間データを出力し、続く画像符号化装置で上記中間デー
タを利用できるようにするようにしてもよい。
【0020】また、上述の画像処理装置において、上記
画像入力手段で入力された画像に対して、想定する出力
機器の非線型性を補正する補正手段を設け、上記補正手
段の補正結果に対して上記画素値変更手段は画素値変更
処理を行うようにしてもよい。この場合に、トーン補正
等を行う場合でも問題なく対処できる。トーン補正の前
に画素値を変更すると画質劣化を招来する場合がある。
【0021】この構成において、上記補正手段の補正処
理は週、日などの一定期間毎に調整し直すようにしても
よい。また、上記補正手段の補正処理は出力の実効レン
ジに合わせて画素値レンジを狭くするようにしてもよ
い。
【0022】また、上述の画像処理装置において、上記
画像入力手段で入力された画像に対して、想定する出力
機器の変動による補正を吸収するための保護域を設定す
る保護域参照手段を設け、上記画素値変更手段は上記保
護域参照手段によって提示される保護域に対しては画素
値変更処理を行わないようにしてもよい。この場合、後
段でトーン補正を行っても、画質劣化を招来するような
不適切な画素値変更を回避することができる。
【0023】また、本発明の第2の側面によれば、階調
数削減処理により限定階調画像に変換することが予定さ
れている多値画像を処理する画像処理装置において、画
像を入力する画像入力手段と、所定の2値以上の限定階
調化用閾値データを参照する閾値参照手段と、上記画像
入力手段により入力した画像データに対して、上記閾値
参照手段により参照した閾値データをもとに所定の画素
値変更処理を行う画素値変更手段と、上記画素値変更手
段で得られた変更画像データを出力する画像出力手段と
を具備することを特徴とする。
【0024】この構成においては、例えば、予測符号化
処理が最適になるように画素値を変更することができ
る。
【0025】また、本発明の第3の側面によれば、上述
の目的を達成するために、階調数削減処理により限定階
調画像に変換することが予定されている多値画像を処理
する画像符号化装置において、画像を入力する画像入力
手段と、所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参
照する閾値参照手段と、上記画像入力手段により入力し
た画像データに対して、上記閾値参照手段により参照し
た閾値データをもとに所定の画素値変更処理を行う画素
値変更手段と、上記画素値変更手段で得られた変更画像
データを符号化する画像符号化手段と、上記画像符号化
手段で得られる符号化データを出力する符号出力手段と
を具備し、上記画素値変更手段は上記閾値データを越え
ない範囲で、上記画像符号化手段における圧縮率が向上
するように画素値を変更することを特徴とする。
【0026】この構成においても、限定階調化を行う前
に符号化を行うので自己相関性を失うことがなく、しか
も、後段の限定階調化に支障が出ない範囲で符号化を最
適化するように画素値を変更して、高い圧縮率を実現で
きる。
【0027】また、本発明の第4の側面によれば、上述
の目的を達成するために、階調数削減処理により限定階
調画像に変換することが予定されている多値画像を処理
する画像符号化装置において、画像を入力する画像入力
手段と、所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参
照する閾値参照手段と、上記画像入力手段により入力し
た画像データに対して、上記閾値参照手段により参照し
た閾値データをもとに所定の画素値変更処理を行う画素
値変更手段と、上記画素値変更手段で得られた変更画像
データを符号化する画像符号化手段と、上記画像符号化
手段で得られる符号化データを出力する符号出力手段と
を具備し、上記画像符号化手段は上記画素値変更手段が
出力する変更画像データに加え、中間データを参照する
ことで符号化処理の一部を省略できるようにすることを
特徴とするものである。
【0028】この構成においては、画素値変更に伴い得
られる中間データを流用して符号化処理を簡略化でき
る。
【0029】上述の画像処理装置および画像符号化装置
において、上記中間データは、例えば、上記画素値変更
手段が具備する予測手段の予測結果である。
【0030】また、本発明の第5の側面によれば、画像
印刷装置において、画像を入力する画像入力手段と、所
定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾値
参照手段と、上記画像入力手段により入力した画像デー
タに対して、上記閾値参照手段により参照した閾値デー
タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更手段
と、上記画素値変更手段で得られた変更画像データを所
定の方法で符号化する画像符号化手段と、上記画像符号
化手段で得られる符号データに対して上記画像符号化手
段で行う符号化処理の逆変換である復号処理を行う画像
復号手段と、上記閾値参照手段により参照した閾値デー
タをもとに上記画像復号手段の復号結果を限定階調化化
する限定階調化手段と、上記限定階調化手段で得られる
2値画像を印刷する画像印刷手段とを具備し、上記画素
値変更手段と上記限定階調化手段で参照する閾値は同一
のものであることを特徴とするものである。
【0031】この構成においても、限定階調化を行う前
に符号化を行うので自己相関性を失うことがなく、しか
も、後段の限定階調化に支障が出ない範囲で符号化を最
適化するように画素値を変更して、高い圧縮率を実現で
きる。
【0032】上述の画像符号化装置または画像印刷装置
において、上記画像符号化は、例えば、予測符号化であ
る。
【0033】また、上述の画像符号化装置または画像印
刷装置において、上記画像符号化は上記予測結果と上記
変更画像データとの誤差を算出する誤差算出手段と、上
記誤差をエントロピー符号化する符号化手段とを具備す
るものでよい。
【0034】また、上述の画像符号化装置または画像印
刷装置において、上記誤差算出手段における算出処理
は、例えば、減算、クリッピング付きの減算、排他的論
理和のいずれかである。
【0035】また、上述の画像符号化装置または画像印
刷装置において、上記符号化手段におけるエントロピー
符号化処理は、例えば、Huffman符号化、算術符
号化、LZ符号化、ブロックソーティング符号化、Go
lomb符号化のいずれかまたはその組み合わせであ
る。
【0036】また、上述の画像処理装置、画像符号化装
置または画像印刷装置において、上記閾値参照手段で行
う閾値参照処理は、例えば、上記画像入力手段または上
記画像復号手段と同期をとるか、または閾値参照結果を
スキャン順にストリーム状にして出力するものである。
【0037】また、上述の画像処理装置、画像符号化装
置または画像印刷装置において、上記画素値変更手段で
行う画素値変更処理は、後で適用される符号化方式にあ
わせて処理を変更するものであってよい。
【0038】また、上述の画像処理装置、画像符号化装
置または画像印刷装置において、上記画素値変更手段で
行う画素値変更処理は、例えば、ローバスフィルタによ
る高域成分除去、直前画素値での置き換え、所定の予測
式による予測値での置き換え、既出現画素値での置き換
え、連続する既出現画素値のパターンでの置き換え、既
出現の周辺画素と注目画素の組み合わせによる置き換
え、先読みした画素値での置き換え、先読みした画素が
所定の予測式で予測できるようにする画素値での置き換
え、先読みした画素値が連続する既出現画素値のパター
ンとなるような画素値への置き換え、先読みした画素値
が既出現の周辺画素と注目画素の組み合わせになるよう
な画素値への置き換え、のいずれかまたはそれらの組み
合わせで行う。
【0039】また、上述の画像処理装置、画像符号化装
置または画像印刷装置において、上記画素値変更手段で
行う画素値変更処理は、例えば、置き換え候補となる候
補値と上記入力画像データの画素値が、上記閾値参照手
段で参照する閾値で閾値処理した場合に同一の値になる
場合は注目画素値を上記候補値で置き換え、そうでない
場合はそのままにするものである。
【0040】また、上述の画像処理装置、画像符号化装
置または画像印刷装置において、上記画素値変更手段で
行う画素値変更処理は、例えば、上記候補値で置き換え
られないときには、上記閾値データを越えない範囲で最
も上記候補値に近い値で置き換えるものである。
【0041】また、上述の画像処理装置、画像符号化装
置または画像印刷装置において、上記画素値変更手段で
行う画素値変更処理は、例えば、注目画素値を上記候補
値で置き換えられないときでも、上記閾値処理の結果が
許容範囲の誤差に収まる場合には注目画素値を上記候補
値で置き換えるものである。
【0042】なお、本発明の上述の側面および本発明の
他の側面は、特許請求の範囲に記載され、以下、実施例
を用いて詳細に説明される。
【0043】また、本発明は、装置またはシステムとし
て実現できるのみでなく、方法の形態でも実現可能であ
り、少なくともその一部をコンピュータプログラムとし
て実現できることももちろんである。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の具体的な説明の
前に、本発明の基本的な原理について述べる。まず画像
の一般的な性質を整理する。
【0045】一般に、独立決定法による2値化で生成し
た2値画像を、そのまま符号化するのは難しい。画像符
号化で頻繁に利用する自己相関性が2値化によって失わ
れるためである。特にブルーノイズマスクのような拡散
系のスクリーンでこの傾向が顕著である。失われた自己
相関性は何らかのかたちで本来の多値画像に戻さない限
り、回復しない。従って2値画像を符号化する場合、原
画の多値画像には自己相関性があっただろうにもかかわ
らず、自己相関性を利用することは難しい。
【0046】ただし2値化には圧縮率を向上する働きも
ある。まず階調数が減るので、もととなる画像データ量
自体が小さくなる。また写真やスキャン画像のような、
いわゆる自然画像に含まれるノイズ成分を抑制する効果
もある。ただし拡散系のスクリーンは2値画像自体がノ
イズ的性質を持つので、この効果はあまりない。
【0047】従来例では2値化結果と閾値から原画の多
値の画素値を推定することで、自己相関性を部分的にだ
が復元している。すなわち注目画素がテンプレート画素
の推定値に近いことを仮定した画像符号化を適用するこ
とで、圧縮率の向上を図っている。この手法だと自己相
関性を利用できる代わり、既に述べたような問題点が発
生する。
【0048】次に本発明の原理を述べる。本発明では2
値化を符号化復号処理の後段に置くことを前提とする。
こうすると符号化処理を多値画像上で行うので、自己相
関性を失うことはない。しかし、これだけだと上述した
2値化の圧縮率向上効果を得ることができない。そこで
2値化を前提とした画素値の量子化処理を符号化復号処
理の前段で行う。
【0049】ここでいう画素値の量子化処理について説
明する。2値画像が局所的に再現できる階調には当然限
りがある。図3は多値1画素を2値4画素で表現する例
の概念図である。ここでいう多値を8bitとすると、
入力1画素で256階調を表現できるのに対して、2値
4画素ではすべて白からすべて黒まで5段階の階調しか
表現することができない。図3では仮に対応する4つの
閾値を32,96,160,224としたが、この閾値
の中間(以下、閾値レンジという)で階調変化があった
としても、出力としては違いを認識できない。つまり独
立決定法による2値化は多値(この場合は5値)の量子
化処理だともいえる。上で述べた2値化が持つ圧縮率の
向上効果は、この量子化の効果による。
【0050】そこで本発明ではこの量子化処理だけを符
号化処理の前段に移動する。上の説明で明らかなよう
に、あとで2値化することがわかっていれば、この量子
化処理がどこにあろうと最終的な2値画像には影響がな
い。そこで本発明では符号化処理の前段において、上述
の閾値レンジ内で画素値を符号化処理に都合の良いよう
に変更することにより、2値化による圧縮率向上効果を
実現する。
【0051】本発明では符号化に自己相関性を利用する
ことができる上に、2値化による圧縮率向上効果を加え
ることができるので、高い圧縮率が期待できる。さらに
各処理は多値画像の1画素毎に行うので、処理時間は入
力解像度のみに依存する。これは処理負荷が軽いことを
意味しており、高解像度かつ高速度の出力デバイスにも
適用しやすい。
【0052】また、以上では簡単のため2値化に限定し
て説明してきたが、閾値処理結果を多値とする2値以上
の限定階調化でも同じように本発明を適用することがで
きる。図3では入力1画素に2値出力4画素の例を説明
したが、これは入力1画素に5値出力1画素であっても
閾値レンジとしてはまったく同じことになり、本発明を
そのまま適用することができる。この例からも本発明が
2値以上の限定階調化にわたって有効であることは明ら
かである。以下、説明を簡単にするために2値化と呼ぶ
が、2値以上への拡張も容易に可能である。
【0053】本発明の具体的な例については実施例にお
いて説明する。以下、本発明の実施例として、
【0054】(1)画像処理装置として実施する例 (2)一般的な予測符号化に適用する例 (3)一般的な予測符号化と融合する例 (4)特定の予測符号化に適用する例 (5)画像出力システムとして実施する例 (6)トーン調整の必要な画像出力装置と組み合わせて
実施する例 の6つについて述べる。
【0055】[第1の実施例]本発明の第1の実施例と
して、まず画素値を変更する部分だけを画像処理装置と
して独立に実施する例を述べる。以下、本発明の第1の
実施例の具体的な説明を行う。
【0056】図1は第1の実施例における画像処理装置
を示すブロック図である。図中、図14と同様の部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。図中、20は閾
値参照部、30は画素値変更部、40は画像出力部、1
20は閾値データ、130は変更画像データである。
【0057】図1の各部について説明する。閾値参照部
20は本実施例の後段で行われる2値化で使用する閾値
行列から、入力画像データ110の注目画素に対応する
閾値を閾値データ120として画素値変更部30へ送出
する。画素値変更部30は閾値データ120に基づき、
予め定めれらた手法で入力画像データ110の注目画素
値を変更し、変更画像データ130として画像出力部4
0へ送出する。画像出力部40は外部に対し、変更画像
データ130の出力処理を行う。
【0058】以上の構成に基づいて本発明の第1の実施
例の動作について説明する。図3は第1の実施例におけ
る画像処理動作を示すフローチャートである。図中、図
15と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。ただし若干異なる部分については説明を加える。
【0059】図3を用いて本発明の第1の実施例におけ
る画像処理を説明する。S20で画素値変更処理を行
う。S40では画像出力部において、変更画像データ1
30の出力を行う。S50では未処理部分があればS1
0へ、すべて処理が完了すれば処理全体を終了する。
【0060】以上の動作の中で、閾値参照部20におけ
る閾値データ120の生成について説明する。まず閾値
参照部20において参照すべき閾値行列は、本実施例で
出力する変更画像データ130に最終的に施される2値
化処理と一致している必要がある。
【0061】また閾値参照部20では画像入力部10に
おける注目画素の画素位置から、最終的に施される2値
化処理において注目画素に対応する閾値を選択する必要
がある。これを実現するのに画像入力部10と閾値参照
部20を直接同期させるようにしてもよいし、画像サイ
ズから閾値参照部20で閾値をスキャン順にストリーム
状にして出力し、画素値変更部30で同期をとるように
してもよい。その他、どのような実装形態をとるにせ
よ、画素値変更部30に入力する入力画素と参照閾値
が、最終的な2値化時の組み合わせと一致すれば問題な
い。図4は4x3の閾値行列の例と、これを繰り返し適
用する場合について、ストリーム状に展開した閾値デー
タ120の例である。
【0062】次に画素値変更部30における画素値変更
処理について説明する。本処理の目的は上述した閾値レ
ンジの範囲内で、後段の画像符号化に都合よいように画
素値を変更することである。
【0063】閾値レンジについては既に説明したので、
閾値レンジの例示のみ行う。例えば図3の2値化の場
合、入力画素値が12であれば、閾値と画素値が等しか
ったときの処理でバリエーションがあるが、例えば閾値
レンジは0から31となる。また入力画素値が80であ
れば、例えば閾値レンジは32から95となる。
【0064】次に画像符号化に都合の良い画素値とは何
かということについて説明する。一般に画像符号化は入
力画像に対して仮定を行う。これをモデリングとか、ソ
ースコーディングなどといい、画素値の連続性・局所性
や周波数特性を仮定するのが一般的である。前出のJB
IGは注目画素値が周辺画素値パターンに依存するとい
うマルコフモデルを立てているし、画像符号化標準JP
EG(Joint Photographic Exp
erts Group)では周波数特性の低域集中性を
仮定している。また可逆の画像符号化標準であるJPE
G−LSをはじめとするいわゆる予測符号化や、ランレ
ングスコーダなどは画素値の連続性を利用する。
【0065】画像符号化の圧縮率を決める要因の1つ
は、それぞれの符号化方式が置く仮定に対する入力画像
の適合性にある。例えば高周波成分の少ない写真画像は
JPEGで圧縮しやすいが、逆に高周波成分の多い文字
文書画像はJPEGでは圧縮しづらい。
【0066】そこで結論としては、画素値変更部30に
おける画素値変更処理は、後段に置く画像符号化が使う
仮定に適合しやすくなるよう、画素値を変更すれば良
い。JPEGの例でいえば、例えばローパスフィルタな
どで高周波成分を除去してやれば、圧縮率を向上するこ
とができる。もちろんこのとき、閾値レンジを外れるよ
うな画素値の変更を行ってはならない。従って、ローパ
スフィルタをかけた後に閾値レンジ内に強制的に戻すと
か、閾値レンジを越えるようなときはフィルタの係数を
調整するとか、何らかの方法で閾値レンジ内に収めるこ
とが必要である。
【0067】他の例では、例えばランレングスコーダを
後段に使う場合は、閾値レンジ内であれば直前の画素値
と同じ画素値に変更する。このとき逆に次の画素値を先
読みして、その先の画素値にあわせるような変更をして
も構わないし、これらを組み合わせてより高度な処理を
しても構わない。また予測符号化の例では、ランレング
スコーダの例のような処理も効果的だが、符号化で使用
する予測処理がより正確な予測になるように画素値を変
更しても良い。なお予測符号化の一例については別の実
施例として説明する。
【0068】またLZのようにシンボルの反復性を利用
する符号化を後段に使う場合は、より反復するシンボル
が多くなり、かつ長く連続するように画素値を変更すれ
ば良い。マルコフ符号化やブロックソーティング符号化
が後段にくる場合は、周辺画素と注目画素の組み合わせ
が特定の組み合わせに集中するように画素値を調整すれ
ば良い。この他いちいち説明しないが、どのような符号
化を持ってくるにしても、基本的にはその符号化がおく
仮定に沿うように処理を定義すれば良いのであり、それ
は符号化がきまれば容易に設定可能である。そしてこれ
らの処理によって、2値化がもたらす圧縮率向上効果と
同程度の効果が多値画像上で実現できることになる。
【0069】以上で説明したように、本発明の第1の実
施例によれば独立決定法による2値化画像の符号化にお
ける前処理として、ごく高速かつ軽い処理負荷で、自己
相似性などの多値画像の性質と階調削減などの2値画像
の性質とのいずれも画像に反映できるので、後段の符号
化の圧縮率をより向上することができる。
【0070】[第2の実施例]本発明の第2の実施例と
して、本発明を予測符号化に適用する画像処理装置の例
について説明する。
【0071】以下、本発明の第2の実施例の具体的な説
明を行う。図5は本発明の第2の実施例における画像処
理装置を示すブロック図である。図中、図14、図1と
同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。3
01は予測部、302は画素値選択部、303は予測画
素値データである。
【0072】図5の各部について説明する。予測部30
1は入力画像データ110に対して、所定の予測処理を
行い、その結果を予測画素値データ303として画素値
選択部302へ送出する。画素値選択部302は入力画
像データ110、予測画素値データ303、閾値データ
120の各データを参照し、画素値を選択して出力画像
データ130として画像出力部40へ送出する。
【0073】次に本発明の第2の実施例の動作について
説明する。図2および図6は第2の実施例における画像
処理動作を示すフローチャートである。図中、図15と
同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。た
だし若干異なる部分については説明を加える。
【0074】以下、図2および図6を用いて本発明の第
2の実施例の画像処理動作を説明する。図2については
本発明の第1の実施例ですでに説明しているので説明を
省略し、図2におけるS30について図6を用いて説明
する。S31では予測部301において、予測処理を行
う。S32では入力画像データ110の注目画素値と予
測画素値データ303が、閾値データ120で与えられ
る閾値において同一閾値レンジに収まっているかどうか
を判定する。そしてその結果、収まっていればS33
へ、そうでなければS34へ進む。S33では画素値選
択部302において予測値を選択する。S34では画素
値選択部302において入力画像データ110の注目画
素値を選択する。
【0075】以上の動作の中で、予測部301における
予測処理は、既に処理済の画素値から注目画素値を予測
する処理であるが、詳細は予測符号化として公知の技術
なのでこの説明を省略する。一例としてJPEGのSp
atial方式として制定されている可逆の予測符号化
では、注目画素の直左画素をA、直上画素をB、左上画
素をCとした場合、以下の予測式のうちの1つを選択的
に使用する。
【0076】
【数1】X=A (1) X=B (2) X=C (3) X=A+B−C (4) X=A+((B−C)/2) (5) X=B+((A−C)/2) (6) X=(A+B)/2 (7)
【0077】次に画素値選択部302における画素値選
択処理について説明する。一般的な予測符号化では予測
値と実際の注目画素値を比較し、その差分、いわゆる予
測誤差をエントロピー符号化する。このとき後段のエン
トロピー符号化は、予測誤差の分布が0を中心とする上
に凸の分布になることを想定して設計されていることが
多い。つまり、予測誤差が0に近いほど、最終的な圧縮
率を向上することができる。
【0078】従って圧縮率を高めるためには画像入力デ
ータ110の注目画素値を予測画素値データ303に近
づければよい。このとき注目画素値と予測画素値が閾値
データ120で定義される同一の閾値レンジに入ってい
る場合に制限すれば、最終的な2値画像で画質劣化を生
じなくすることができる。
【0079】ここでの目的は、注目画素値の閾値レンジ
を越えることなく、予測処理の誤差を小さくするように
画素値を調整することである。従って上で説明した動作
は、一例に過ぎないことは明らかである。以下にいくつ
か他の例を示す。
【0080】例えばS34で入力画素値を選択する代わ
りに、予測値を注目画素値の閾値レンジでクリッピング
してもよい。こうすればS33とS34をまとめること
ができるので、S32が必要なくなる。
【0081】また、S32の判定を両隣もしくは近隣の
閾値レンジまで広げても良い。この場合、画質劣化が避
け得ないが、最小の画質劣化でより高い圧縮率を期待す
ることができる。
【0082】また、図6の動作では予測値に近くなるよ
うに注目画素値を調整したが、逆に次の画素で予測値と
画素値が近くなるように、注目画素値を調整しても良
い。さらにこれを図6の動作と組み合わせ、S34の代
わりにいま述べたような調整をしても良い。もちろんこ
の逆にいま述べた調整を試みてから、S32の動作を行
っても良い。もちろん、このような組み合わせは以上で
述べてきた各例の間で自由に構成することもできる。
【0083】このように本発明の第2の実施例において
は多くのバリエーションが考えられるが、その各個は上
述した動作原理から明らかに類推可能なので、ここでは
説明を省略する。
【0084】以上で説明したように、本発明の第2の実
施例によれば予測符号化前提とした上で、自己相似性な
どの多値画像の性質と階調削減などの2値画像の性質と
のいずれも画像に反映できるので、後段の符号化の圧縮
率をより向上することができる。
【0085】[実施例3]本発明の第3の実施例とし
て、第2の実施例同様の予測符号化により予測値と予測
誤差と生成し、これら予測値と予測誤差とを符号化する
画像符号化装置の例について説明する。
【0086】以下、本発明の第3の実施例の具体的な説
明を行う。図7は本発明の第3の実施例における画像符
号化装置を示すブロック図である。図中、図14、図
1、図5と同様の部分には同一の符号を付して説明を省
略する。ただし若干異なる部分については説明を追加す
る。411は誤差算出部、412は符号化部、413は
予測誤差データである。
【0087】図5の各部について説明する。予測部30
1は予測画素値データ303を画素値選択部302とと
もに誤差算出部411へも送出する点で第1の実施例と
異なる。誤差算出部411は変更画像データ130と予
測画素値データ303から所定の方法で予測誤差を算出
し、予測誤差データ413として符号化部412へ送出
する。符号化部412は所定の方法で予測誤差データ4
13にエントロピー符号化を行い、符号データ140と
して符号出力部41へ送出する。
【0088】次に本発明の第3の実施例の動作について
だが、これは符号化処理を除いて第2の実施例と同様で
あり、第2の実施例の動作説明から容易に類推可能であ
るので省略する。
【0089】以上の動作の中で、誤差算出部411にお
ける誤差算出処理は、予測符号化として一般に公知の技
術なのでこの説明を省略する。前出のJPEG Spa
tial方式をはじめとして、一般には実際の注目画素
値から予測値を減算するが、バリエーションもありえ
る。例えば減算の順序が逆であってもいいし、画像の種
別によっては排他的論理和をとったりしてもよい。
【0090】また、予測誤差値を画素値のレンジでクリ
ッピングしてもよい。これについては若干説明を加え
る。いま画素値のレンジが[0,255]だったとす
る。ここで注目画素値が20、予測値が30だったとす
ると、予測誤差値は20−30=−10となる。ここで
いうクリッピングとはこの場合、予測誤差値に256を
加減算して[0,255]のレンジに収めることをい
う。従って予測誤差−10は−10+256=246と
して算出される。これに対しては復号時に改めてクリッ
ピングすることで、正値を得ることができる。つまり復
号時には予測誤差246と予測値30が知れるので、注
目画素値は246+30=276となるが、これをクリ
ッピングすればもとの画素値20が得られる。このよう
なクリッピングは符号シンボルを減少させる働きがある
ので、結果的に圧縮率を向上することができる。
【0091】また、符号化部412における符号化処理
は一般的なエントロピー符号化を指す。例えばHuff
man符号化、算術符号化、LZ符号化、ブロックソー
ティング符号化、Golomb符号化などを始めとして
多くの例がある。これらはすべて公知の技術なので説明
は省略する。
【0092】本発明の第2の実施例では本発明の後段に
独立した画像符号化装置を設けることを想定したので、
画像符号化装置で改めて予測処理を行うことが必要とな
る。これに対して本発明の第3の実施例においては、画
素値変更部30において変更画像データ130とともに
予測画素値データ303を出力するように構成したの
で、予測処理は予測部301だけで行うことができるよ
うになる。
【0093】なお、以上は予測符号化を例にとって説明
したが、本発明の第3の実施例の特徴は画素値変更部3
0と後段の画像符号化との共通処理を共有化する点が特
徴である。この点を生かせば、他の画像圧縮手法にも同
じ方法が適用可能である。例えば変換符号化を仮定すれ
ば、変換処理を共有すればよいし、またランレングス符
号化を仮定すれば、ランのカウンタが共有可能である。
これ以上例示はしないが、多くの符号化に本発明の第3
の実施例の変形が適用可能なことは自明であって、本発
明の第3の実施例が予測符号化に限定されることはな
い。
【0094】以上で説明したように、本発明の第3の実
施例によれば、画素値変更と画像符号化と融合して実施
することにより、本発明のより効率的な実施を行うこと
ができる。
【0095】[第4の実施例]本発明の第4の実施例と
して、本発明を特開2000−350215号公報に開
示された予測符号化に適用する例について説明する。こ
の符号化は複数の予測部を備えることを特徴とし、特に
人工的な画像の圧縮を効果的に行うことができる技術で
ある。
【0096】以下、本発明の第4の実施例の具体的な説
明を行う。図8は本発明の第4の実施例における画像処
理装置を示すブロック図である。図中、図14、図1、
図5および図7と同様の部分には同一の符号を付して説
明を省略する。図中、304は第1予測部、306は第
2予測部、306はラン計数部、307は選択部、30
8、309は予測画素値データ310はランデータであ
る。
【0097】図8の各部について説明する。第1予測部
304、第2予測部305はそれぞれ、入力画像データ
110に対して所定の予測処理を行い、予測画素値デー
タ308、309としてラン計数部306へへ送出す
る。ラン計数部306は入力画像データ110と閾値デ
ータ120をもとに、予測画素値データ308、309
のそれぞれが注目画素値と同じ閾値レンジに入っている
かを判定し、入っていればその連続回数を計数し、この
計数結果をランデータ310として選択部307へ送出
する。選択部307はランデータ110にもとづいて、
入力画像データ110、予測画素値データ308、30
9のいずれかを変更画像データ130として画像出力部
40へ送出する。
【0098】次に本発明の第4の実施例の動作について
説明する。図2および図9は第4の実施例における画像
処理動作を示すフローチャートである。図中、図15、
図6と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。ただし若干異なる部分については説明を加える。
【0099】以下、図2および図9を用いて本発明の第
4の実施例の画像処理動作を説明する。図2については
本発明の第1の実施例ですでに説明しているので説明を
省略し、図2におけるS30について図9を用いて説明
する。S311では第1予測部304および第2予測部
305において、それぞれ所定の方法で注目画素値の予
測を行う。S321ではラン計数部306において、予
測画素値データ308が入力画像データ110と同じ閾
値レンジに入っていればS322へ、そうでなければS
323へ進む。S322ではラン計数部306におい
て、第1予測部304のランを加算する。S323では
ラン計数部306において、第1予測部304のランを
終了する。S324ではラン計数部306において、予
測画素値データ309が入力画像データ110と同じ閾
値レンジに入っていればS325へ、そうでなければS
326へ進む。S325ではラン計数部306におい
て、第2予測部305のランを加算する。S326では
ラン計数部306において、第2予測部305のランを
終了する。S327ではラン計数部306において、加
算中のランがなくなればS328へ、まだあればS30
を終了する。S328ではラン計数部306において、
直前まで計数していたランがあればS331へ、そうで
なければS34へ進む。S331では選択部331にお
いて、最大ラン長を示した予測部の予測値列を変更画像
データ130として送出する。S329ではラン計数部
306において、全ての予測値が閾値レンジ外であれば
S34へ、そうでなければS330へ進む。S330で
はラン計数部306において、予測値が閾値レンジ内に
入った予測部のランを1とし、それ以外の予測部のラン
を終了する。
【0100】以上の動作の中でS311における予測処
理は特開2000−350215にあるように、周辺画
素値による予測が例としてあげられる。もちろん、例え
ば上述の(1)〜(7)式で示したような算出式による
ものであってもよい。
【0101】また、S331における予測値の出力で
は、ラン長分だけ該当する予測器の予測値を出力する。
これは予測値の履歴をどこかにバッファリングしていて
も良いし、画像をラン長だけ遡って予測し直すような構
成でも良い。
【0102】また、以上の動作例は本発明の第2の実施
例の動作説明同様、画素値の調整についての一例を示し
たに過ぎない。本発明の第2の実施例の動作の説明で例
示したように多くのバリエーションがあるが、それらは
上記の説明より類推可能なので、ここで改めて説明する
ことはしない。
【0103】また、本発明の第2の実施例と第3の実施
例の関係と同様、この第4の実施例についても画像符号
化装置と融合することで処理の簡易化を図ることができ
る。これについてはこれまでの説明から容易に類推可能
なので、説明を省略する。
【0104】特開2000−350215号公報の技術
は可逆符号化なので、情報量の多い自然画像の圧縮率が
低下することがある。しかし自然画像については、本発
明の動作原理でもある2値化による圧縮率向上が効果的
に働く。結局、特開2000−350215号公報の技
術と本発明が相補的に働くので、画像種別を問わず高い
圧縮率が期待できる。
【0105】本発明の第4の実施例の効果を確認するた
めに、模擬実験を行った結果を示す。図10はこの結果
である。この実験では入力1画素に対して4x4個の拡
散系の閾値を適用するような2値化を想定し、比較対照
としてJBIGによる実験を行った。この結果から本発
明の効果は明らかである。
【0106】以上で説明したように、本発明の第4の実
施例では複数の予測器を備えた画像符号化に適用するよ
う構成するので、画像種別によらず圧縮率が高くなるよ
うな画像を出力することができる。
【0107】[第5の実施例]本発明の第5の実施例と
して、本発明を画像出力システムとして実施する例につ
いて説明する。
【0108】以下、第5の実施例の具体的な説明を行
う。図11は本発明の第5の実施例における画像印字装
置のブロック図である。図中、図14、図1、図5、図
7および図8と同様の部分には同一の符号を付して説明
を省略する。ただし若干異なる部分については説明を追
加する。42は画像符号化部、43は画像蓄積部、44
は画像復号部、50は2値化部、60は画像印刷部、1
31は2値画像データである。
【0109】図11の各部について説明する。閾値参照
部20は画素値変更部30に加え、2値化部50に対し
ても閾値データ120を送出する。画像符号化部42は
所定の方法で変更画像データ130を符号化し、符号デ
ータ140として画像蓄積部43へ送出する。画像蓄積
部43は符号データ140を蓄積する。画像復号部44
は画像符号化部42で行う符号化の逆処理である復号処
理を符号データ140に対して行い、変更画像データ1
30として2値化部50へ送出する。2値化部50は閾
値参照部20から送出される閾値データ120に基づ
き、変更画像データ130を2値化し、2値画像データ
131として画像印刷部60へ送出する。画像印刷部は
2値デバイスで2値画像データ131の印刷を行う。
【0110】動作については他の実施例の説明などから
明らかなので、説明を省略する。
【0111】以上の動作において、閾値参照部20が提
供する閾値データ120は画素値変更部30においては
入力画像データ110に、また2値化部50においては
変更画像データ130に同期して、同じ画素には同じ閾
値を適用するように動作する必要がある。参照するデー
タが同一であれば、見かけ上閾値参照部20が別々に実
装されていてもよい。
【0112】また、本発明の第5の実施例はごく基本的
な画像出力システムについて述べたものであって、高画
質化や高機能化などのために、途中に別の処理が入って
も構わない。
【0113】また、本発明の第3の実施例のごとく、画
素値変更部30と画像符号化部42の一部を共有しても
構わない。さらにこれを画像復号部44と共有すること
も可能である。これらについては他の説明から明らかな
ため、説明を省略する。
【0114】また、画像蓄積部43に代えて、あるい
は、画像蓄積部43とともに、通信媒体を配置するよう
にしてもよい。
【0115】以上で説明したように、本発明の第5の実
施例によれば本発明を適用した画像出力システムを構築
でき、符号化時により効率的な符号を得ることが可能と
なる。
【0116】[第6の実施例]本発明の第6の実施例と
して、トーン制御の必要な出力機器と組み合わせて実施
する例について説明する。
【0117】まず本実施例の原理について説明する。出
力機器の中にはデバイスの特性に依存したトーンの補正
が必要なものがある。ここでいうデバイスの特性とは、
いわゆるガンマ補正のようにデバイスの非線型性に関す
るものと、デバイスの状態変動に関するものがある。例
えばゼログラフィプリンタなどではこの両方の特性を吸
収するために、デバイスへの出力段でトーン補正をかけ
ることが多い。
【0118】このようなトーン補正はその性質上、一般
にはデバイスの直前で行われる。一方、本発明の第5の
実施例で見たように、本発明はその前段で実施されるこ
とが多い。この場合、本発明の適用上の問題が発生す
る。
【0119】既に説明したように本発明では後段の2値
化処理を仮定して画素値を変更するので、2値化結果と
しては可逆の圧縮が実現できた。しかし後段でトーン補
正が入ると、後段で行われる2値化処理は本発明で仮定
したものと異なってくる。例えば全ての画素値を+20
するようなトーン補正が後段でかかるとすると、トーン
補正後の閾値Thはトーン補正前の画素値でいうと(T
h−20)に相当する。従って本発明の画素値変更処理
ではこの変動を見越しておく必要がある。図12はその
ような状況の説明図である。
【0120】画素値変更処理でこの変動を見越すための
具体的な対策としては、本発明の入力段でトーン補正を
行ってしまえば良い。このときの構成については後述す
る。このような構成をとることにより、デバイスの非線
形性に起因する固定的なトーン補正は吸収することがで
きる。
【0121】しかしデバイスの状態変動の補正は動的で
あるため、入力段ではその補正自体が未知であり、上の
ような対策がとれないことがある。そのような変動の対
策としては、2値化処理の閾値の前後に保護域を設ける
ことで対処する。この保護域の画素値では画素値変更処
理を無効にすることにより、変動を吸収できるようにな
る。
【0122】具体的に説明しよう。例えば閾値をTh
1,Th2,Th3とし、Th1+20=Th2,Th
2+20=Th3の関係があるものとする。本発明では
画素値(Th2−1)を(Th1+1)などに変更して
も構わない。このとき画素値を+3するようなトーン補
正が必要となったとすると、画素値(Th2−1)は
(Th2−1)+3=(Th2+2)となって閾値Th
2を越えるが、もしこれを(Th1+1)に画素値変更
していたとすると(Th1+4)は閾値Th2を越える
ことができない。これが本実施例で解決しようとしてい
る点である。
【0123】本実施例では例えば[ThN−5,ThN
+5]を保護域とする。ここでNは1,2,3のいずれ
かである。画素値変更部30はこの保護域内に入った画
素値を変更しない。これにより、上の例でいえば(Th
2−1)は(Th2−1)として保護されるので、トー
ン補正によって閾値Th2を越えることが保証できる。
この[ThN−5,ThN+5]を保護域とする例で
は、±5のトーン補正であれば本発明による2値画像の
可逆性を保証できる。
【0124】以上で述べた2つの対策、すなわちトーン
補正を入力段でかける対策と閾値前後に保護域を設ける
対策は組み合わせて実施しても良い。このとき例えば日
毎の補正は入力段のトーン補正で行い、ページ毎の補正
は保護域で吸収するといったように組み合わせても良
い。
【0125】また説明では簡単のため保護域を[ThN
−5,ThN+5]というようにしたが、保護域は対称
でなくても構わないし、また閾値毎に保護域のレンジが
異なっていても構わない。
【0126】また、入力段でトーン補正をかける場合、
一般には実効のダイナミックレンジが低下する。それは
例えば入力では異なるレベルを出力では同じレベルとす
ることで、非線型変換を実現するからである。このとき
いわゆるトーン補正だと、この狭まったレンジを[0,
255]に分布させるが、本発明の場合は実効レベルの
ダイナミックレンジで表現するのがより好ましい。
【0127】例えばトーン補正によって実効レベルが2
56から240に減少するとしよう。一般のトーン補正
では値を2つ飛ばしなどにして[0,255]レンジに
分布させる。しかし本発明ではこのレンジを[0,23
9]で表現することが好ましい。これにより理論的な情
報量が減るので、圧縮効果を大きくすることができる。
ただし後段で[0,255]レンジに膨らませるなど、
デバイスに渡す前またはデバイス内でなんらかの補正処
理が必要となる。
【0128】図13は以上説明した原理による、本発明
の第6の実施例における画像処理装置を示すブロック図
である。図中、図1と同様の部分には同一の符号を付し
て説明を省略する。70は固定補正部、71は変同値参
照部、150は補正画像データ、151は保護域データ
である。
【0129】図13の各部について説明する。固定補正
部70は後段のデバイスで必要となる、固定的なトーン
補正を入力画像データ110に対して行い、補正画像デ
ータ150として画素値変更部30へ送出する。保護域
参照部71は予め設定された保護域を保護域データ15
1として画素値変更部30へ提示する。画素値変更部3
0は閾値データ120に基づいて入力画像データ110
の画素値を変更するが、この画素値が保護域データ15
0で提示された保護域に含まれる場合は変更を行わな
い。
【0130】動作については他の実施例の説明などから
明らかなので、説明を省略する。ここでは以上で説明し
た2つの対策を同時に実施した構成を例示したが、いず
れかの対策を単独で行っても構わない。また、固定補正
部70や保護域参照部71が、SNMP等により出力機
器からトーン補正に関連する情報を受け取って固定的な
トーン補正や保護域を更新するようにしてもよい。
【0131】以上で説明したように、本発明の第6の実
施例によればトーンの補正が必要なデバイスに対しても
本発明を適用することが可能となる。
【0132】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、限定階調化、特に2値化を前提とする画像を
対象とした画像処理装置において、後段の圧縮率を向上
するための画像処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の画像処理装置を示す
構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の画像処理装置の動作
の一例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施例の画像処理装置におけ
る多値画像と2値画像の関係を説明する説明図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の画像処理装置におけ
る閾値データを説明する説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施例の画像処理装置の構成
を示す構成図である。
【図6】 本発明の第2の実施例の画像処理装置の動作
の一例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第3の実施例の画像符号化装置の構
成を示す構成図である。
【図8】 本発明の第4の実施例の画像処理装置の構成
を示す構成図である。
【図9】 本発明の第4の実施例の画像処理装置の動作
の一例を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第4の実施例の画像処理装置の実
験結果の一例を示す図である。
【図11】 本発明の第5の実施例の画像印刷装置の構
成を示す構成図である。
【図12】 本発明の画像処理の第6の実施例における
閾値の変動について説明する説明図である。
【図13】 本発明の画像処理の第6の実施例を示す構成
図である。
【図14】 従来例の画像符号化装置を示す構成図であ
る。
【図15】 従来例の画像符号化装置の動作の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像入力部 11 テンプレート部 12 予測状態算出部 13 マルコフ確率推定部 14 算術符号構成部 20 閾値参照部 30 画素値変更部 40 画像出力部 41 符号出力部 42 画像符号化部 43 画像蓄積部 44 画像復号部 50 2値化部 60 画像印刷部 70 固定補正部 71 変同値参照部 110 入力画像データ 111 テンプレート画像データ 112 予測状態データ 113 推定確率データ 120 閾値データ 130 変更画像データ 131 2値画像データ 140 符号データ 150 補正画像データ 151 保護域データ 301 予測部 302 画素値選択部 303 予測画素値データ 304 第1予測部 306 第2予測部 306 ラン計数部 307 選択部 308、309 予測画素値データ 310 ランデータ 411 誤差算出部 412 符号化部 413 予測誤差データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA08 CA16 CB08 CB16 CE11 CG01 CH01 CH11 5C077 MP01 PP15 PQ12 PQ22 RR06 RR21 5C078 AA04 BA32 CA01 CA25 CA31 DA01 DB06

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階調数削減処理により限定階調画像に変
    換することが予定されている多値画像を処理する画像処
    理装置において、 画像を入力する画像入力手段と、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照手段と、 上記画像入力手段により入力した画像データに対して、
    上記閾値参照手段により参照した閾値データをもとに所
    定の画素値変更処理を行う画素値変更手段と、 上記画素値変更手段で得られた変更画像データを出力す
    る画像出力手段とを具備し、 上記画素値変更手段は上記閾値データを越えない範囲
    で、後段に接続される画像符号化装置での圧縮率が向上
    するように画素値を変更することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 上記画素値変更手段は上記入力画像デー
    タを予測する予測手段と、上記予測手段による予測結果
    と上記閾値データとに基づいて上記入力画像データを変
    更する画素値選択手段とを具備し、 上記画素値選択手段は上記閾値データを越えない範囲
    で、上記予測データが注目画素値と等しくなるよう注目
    画素値を変更することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画素値変更手段は、上記画像データ
    を予測する少なくとも2つ以上の予測手段と、上記複数
    の予測手段による予測結果と上記画像データの、連続す
    る一致回数を計数するラン計数手段と、上記ラン計数手
    段で計数した一致ランデータをもとに上記画像データお
    よび上記予測結果から画素値を選択する選択手段とを具
    備し、 上記ラン計数手段は上記閾値データを越えない範囲で上
    記予測結果と上記画像データが一致とみなし、上記選択
    手段はもっとも長い一致ランを持つ予測結果を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記画素値変更手段は上記変更画像デー
    タに加えて処理の中間データを出力し、続く画像符号化
    装置で上記中間データを利用できるようにすることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記中間データは上記画素値変更手段が
    具備する予測手段の予測結果であることを特徴とする請
    求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記画像入力手段で入力された画像に対
    して、想定する出力機器の非線型性を補正する補正手段
    を具備し、 上記画素値変更手段は、上記補正手段の補正結果に対し
    て画素値変更処理を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記補正手段の補正処理は週、日などの
    一定期間毎に調整し直すことを特徴とする請求項6に記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記補正手段の補正処理は出力の実効レ
    ンジに合わせて画素値レンジを狭くすることを特徴とす
    る請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記画像入力手段で入力された画像に対
    して、想定する出力機器の変動による補正を吸収するた
    めの保護域を設定する保護域参照手段を具備し、 上記画素値変更手段は上記保護域参照手段によって提示
    される保護域に対しては画素値変更処理を行わないよう
    にすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理する画像
    符号化装置において、 画像を入力する画像入力手段と、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照手段と、 上記画像入力手段により入力した画像データに対して、
    上記閾値参照手段により参照した閾値データをもとに所
    定の画素値変更処理を行う画素値変更手段と、 上記画素値変更手段で得られた変更画像データを符号化
    する画像符号化手段と、 上記画像符号化手段で得られる符号化データを出力する
    符号出力手段とを具備し、 上記画素値変更手段は上記閾値データを越えない範囲
    で、上記画像符号化手段における圧縮率が向上するよう
    に画素値を変更することを特徴とする画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理する画像
    符号化装置において、 画像を入力する画像入力手段と、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照手段と、 上記画像入力手段により入力した画像データに対して、
    上記閾値参照手段により参照した閾値データをもとに所
    定の画素値変更処理を行う画素値変更手段と、 上記画素値変更手段で得られた変更画像データを符号化
    する画像符号化手段と、 上記画像符号化手段で得られる符号化データを出力する
    符号出力手段とを具備し、 上記画像符号化手段は上記画素値変更手段が出力する変
    更画像データに加え、中間データを参照することで符号
    化処理の一部を省略できるようにすることを特徴とする
    画像符号化装置。
  12. 【請求項12】 上記中間データは上記画素値変更手段
    が具備する予測手段の予測結果であることを特徴とする
    請求項11に記載の画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 上記画像符号化は予測符号化であるこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載の画像符号
    化装置および画像印刷装置。
  14. 【請求項14】 上記画像符号化は上記予測結果と上記
    変更画像データとの誤差を算出する誤差算出手段と、上
    記誤差をエントロピー符号化する符号化手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項13に記載の画像符号化装
    置。
  15. 【請求項15】 上記誤差算出手段における算出処理
    は、減算、クリッピング付きの減算、排他的論理和のい
    ずれかであることを特徴とする請求項14に記載の画像
    符号化装置。
  16. 【請求項16】 上記符号化手段におけるエントロピー
    符号化処理は、Huffman符号化、算術符号化、L
    Z符号化、ブロックソーティング符号化、Golomb
    符号化のいずれかまたはその組み合わせであることを特
    徴とする請求項14または15に記載の画像符号化装置
    および画像印刷装置。
  17. 【請求項17】 上記閾値参照手段で行う閾値参照処理
    は、上記画像入力手段と同期をとるか、または閾値参照
    結果をスキャン順にストリーム状にして出力することを
    特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の画像符
    号化装置。
  18. 【請求項18】 上記画素値変更手段で行う画素値変更
    処理は、後で適用される符号化方式にあわせて処理を変
    更することを特徴とする請求項10〜17のいずれかに
    記載の画像符号化装置。
  19. 【請求項19】 上記画素値変更手段で行う画素値変更
    処理は、ローバスフィルタによる高域成分除去、直前画
    素値での置き換え、所定の予測式による予測値での置き
    換え、既出現画素値での置き換え、連続する既出現画素
    値のパターンでの置き換え、既出現の周辺画素と注目画
    素の組み合わせによる置き換え、先読みした画素値での
    置き換え、先読みした画素が所定の予測式で予測できる
    ようにする画素値での置き換え、先読みした画素値が連
    続する既出現画素値のパターンとなるような画素値への
    置き換え、先読みした画素値が既出現の周辺画素と注目
    画素の組み合わせになるような画素値への置き換え、の
    いずれかまたはそれらの組み合わせで行うことを特徴と
    する請求項10〜18のいずれかに記載の画像符号化装
    置。
  20. 【請求項20】 上記画素値変更手段で行う画素値変更
    処理は、置き換え候補となる候補値と上記入力画像デー
    タの画素値が、上記閾値参照手段で参照する閾値で閾値
    処理した場合に同一の値になる場合は注目画素値を上記
    候補値で置き換え、そうでない場合はそのままにするこ
    とを特徴とする請求項10〜19のいずれかに記載の画
    像符号化装置。
  21. 【請求項21】 上記画素値変更手段で行う画素値変更
    処理は、上記候補値で置き換えられないときには、上記
    閾値データを越えない範囲で最も上記候補値に近い値で
    置き換えることを特徴とする請求項10〜20のいずれ
    かに記載の画像符号化装置。
  22. 【請求項22】 上記画素値変更手段で行う画素値変更
    処理は、注目画素値を上記候補値で置き換えられないと
    きでも、上記閾値処理の結果が許容範囲の誤差に収まる
    場合には注目画素値を上記候補値で置き換えることを特
    徴とする請求項10〜20のいずれかに記載の画像符号
    化装置。
  23. 【請求項23】 画像を入力する画像入力手段と、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照手段と、 上記画像入力手段により入力した画像データに対して、
    上記閾値参照手段により参照した閾値データをもとに所
    定の画素値変更処理を行う画素値変更手段と、 上記画素値変更手段で得られた変更画像データを所定の
    方法で符号化する画像符号化手段と、 上記画像符号化手段で得られる符号データに対して上記
    画像符号化手段で行う符号化処理の逆変換である復号処
    理を行う画像復号手段と、 上記閾値参照手段により参照した閾値データをもとに上
    記画像復号手段の復号結果を限定階調化する限定階調化
    手段と、 上記限定階調化手段で得られる限定階調画像を印刷する
    画像印刷手段とを具備し、 上記画素値変更手段と上記限定階調化手段で参照する閾
    値は同一のものであることを特徴とする画像印刷装置。
  24. 【請求項24】 上記閾値参照手段で行う閾値参照処理
    は、上記画像入力手段または上記画像復号手段と同期を
    とるか、または閾値参照結果をスキャン順にストリーム
    状にして出力することを特徴とする請求項23に記載の
    画像印刷装置。
  25. 【請求項25】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理する画像
    処理装置において、 画像を入力する画像入力手段と、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照手段と、 上記画像入力手段により入力した画像データに対して、
    上記閾値参照手段により参照した閾値データをもとに所
    定の画素値変更処理を行う画素値変更手段と、 上記画素値変更手段で得られた変更画像データを出力す
    る画像出力手段とを具備することを特徴とする画像処理
    装置。
  26. 【請求項26】 画像と閾値を入力し、上記画像の画素
    値が上記閾値を越えない範囲で、上記画像の画素値を想
    定する画像符号化の都合の良い画素値に変更し、上記変
    更結果を出力することを特徴とする画像処理方法。
  27. 【請求項27】 画像と閾値を入力し、上記画像の画素
    値が上記閾値を越えない範囲での画素値変更を許容した
    画像符号化を行い、上記符号化結果を出力することを特
    徴とする画像符号化方法。
  28. 【請求項28】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理する画像
    処理方法において、 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップで得られた変更画像データを出
    力する画像出力ステップとを具備し、 上記画素値変更ステップは上記閾値データを越えない範
    囲で、後段に接続される画像符号化装置での圧縮率が向
    上するように画素値を変更することを特徴とする画像処
    理方法。
  29. 【請求項29】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理する画像
    符号化方法において、 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップで得られた変更画像データを符
    号化する画像符号化ステップと、 上記画像符号化ステップで得られる符号化データを出力
    する符号出力ステップとを具備し、 上記画素値変更ステップは上記閾値データを越えない範
    囲で、上記画像符号化ステップにおける圧縮率が向上す
    るように画素値を変更することを特徴とする画像符号化
    方法。
  30. 【請求項30】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理する画像
    符号化方法において、 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップにおいて得られた変更画像デー
    タを符号化する画像符号化ステップと、 上記画像符号化ステップにおいて得られる符号化データ
    を出力する符号出力ステップとを具備し、 上記画像符号化ステップは上記画素値変更ステップにお
    いて出力される変更画像データに加え、中間データを参
    照することで符号化処理の一部を省略できるようにする
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  31. 【請求項31】 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップで得られた変更画像データを所
    定の方法で符号化する画像符号化ステップと、 上記画像符号化ステップで得られる符号データに対して
    上記画像符号化ステップで行う符号化処理の逆変換であ
    る復号処理を行う画像復号ステップと、 上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値データをも
    とに上記画像復号ステップの復号結果を限定階調化する
    限定階調化ステップと、 上記限定階調化ステップで得られる限定階調画像を印刷
    する画像印刷ステップとを具備し、 上記画素値変更ステップで参照する閾値と上記限定階調
    化ステップで参照する閾値は同一のものであることを特
    徴とする画像印刷方法。
  32. 【請求項32】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理するため
    にコンピュータで実行される画像処理用コンピュータプ
    ログラムにおいて、 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップで得られた変更画像データを出
    力する画像出力ステップとをコンピュータに実行させる
    ために用いられ、 上記画素値変更ステップは上記閾値データを越えない範
    囲で、後段に接続される画像符号化装置での圧縮率が向
    上するように画素値を変更することを特徴とする画像処
    理用コンピュータプログラム。
  33. 【請求項33】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理するため
    にコンピュータで実行される画像符号化用コンピュータ
    プログラムにおいて、 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップで得られた変更画像データを符
    号化する画像符号化ステップと、 上記画像符号化ステップで得られる符号化データを出力
    する符号出力ステップとをコンピュータに実行させるた
    めに用いられ、 上記画素値変更ステップは上記閾値データを越えない範
    囲で、上記画像符号化ステップにおける圧縮率が向上す
    るように画素値を変更することを特徴とする画像符号化
    用コンピュータプログラム。
  34. 【請求項34】 階調数削減処理により限定階調画像に
    変換することが予定されている多値画像を処理するため
    にコンピュータで実行される画像符号化用コンピュータ
    プログラムにおいて、 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップにおいて得られた変更画像デー
    タを符号化する画像符号化ステップと、 上記画像符号化ステップにおいて得られる符号化データ
    を出力する符号出力ステップとをコンピュータに実行さ
    せるために用いられ、 上記画像符号化ステップは上記画素値変更ステップにお
    いて出力される変更画像データに加え、中間データを参
    照することで符号化処理の一部を省略できるようにする
    ことを特徴とする画像符号化用コンピュータプログラ
    ム。
  35. 【請求項35】 画像を入力する画像入力ステップと、 所定の2値以上の限定階調化用閾値データを参照する閾
    値参照ステップと、 上記画像入力ステップにおいて入力した画像データに対
    して、上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値デー
    タをもとに所定の画素値変更処理を行う画素値変更ステ
    ップと、 上記画素値変更ステップで得られた変更画像データを所
    定の方法で符号化する画像符号化ステップと、 上記画像符号化ステップで得られる符号データに対して
    上記画像符号化ステップで行う符号化処理の逆変換であ
    る復号処理を行う画像復号ステップと、 上記閾値参照ステップにおいて参照した閾値データをも
    とに上記画像復号ステップの復号結果を限定階調化する
    限定階調化ステップと、 上記限定階調化ステップで得られる限定階調画像を印刷
    する画像印刷ステップとをコンピュータに実行させるた
    めに用いられ、 上記画素値変更ステップで参照する閾値と上記限定階調
    化ステップで参照する閾値は同一のものであることを特
    徴とする画像印刷用コンピュータプログラム。
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