JP4419136B2 - 画像符号化装置、画像符号化方法及びそのプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1は、圧縮コードを監視し、圧縮コードのデータ量がタイル毎に定められた上限を超えた場合に、圧縮コードをDCT係数に変換し、変換されたDCT係数を一部削除して解像度を調整することにより、タイル毎の符号量制御を実現する画像符号化制御装置を開示する。
上記目的を達成するために、本発明にかかる画像符号化装置は、入力画像を構成する画像要素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定する属性判定手段と、前記属性判定手段によって光学読取画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素からなる部分画像の解像度が低下するように、入力画像の画素値を変換し、前記属性判定手段によってフォント画像又はコンピュータグラフィック画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素に対する解像度変換を禁止する解像度変換手段と、予測符号化を適用して、前記解像度変換手段により解像度が変換された入力画像の符号データを生成する符号生成手段とを有する。
また、本発明にかかる画像符号化方法は、入力画像を構成する画像要素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定し、光学読取画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素からなる部分画像の解像度が低下するように、入力画像の画素値を変換し、フォント画像又はコンピュータグラフィック画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素に対する解像度変換を禁止し、予測符号化を適用して、解像度が変換された入力画像の符号データを生成する。
また、本発明にかかるプログラムは、入力画像を構成する画像要素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定するステップと、光学読取画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素からなる部分画像の解像度が低下するように、入力画像の画素値を変換し、フォント画像又はコンピュータグラフィック画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素に対する解像度変換を禁止するステップと、予測符号化を適用して、解像度が変換された入力画像の符号データを生成するステップとをコンピュータに実行させる。
まず、本発明の理解を助けるために、本発明がなされるに至った背景を説明する。
プリンタなどにおいて、印刷のプロセススピードを維持したままラスタデータを供給するためには、画像データのデータ量を制御する必要がある。データ量を制御する方法としては、各種圧縮処理により画素データを符号化する方法がある。例えば、写真など不均一な光の下で光学的に読み取られた画像(以下、スキャン画像)は、階調変化が多様で画素値のパターン(画素値の変化)が一定でないため、JPEGなどの非可逆な圧縮処理でなければ十分な圧縮率が得られない。また、フォント画像やCG(Computer Graphics)画像などは、コンピュータにより生成された画像(以下、クリエイション画像)であるため画素値パターンに規則性があり、予測符号化などの可逆な圧縮処理を施すことにより符号量を十分に低減させることができる。
また、クリエイション画像は、スキャン画像に比べてエッジ領域が多いため、高周波成分が失われると画質が劣化する。そのため、クリエイション画像については、非可逆圧縮処理を適用するよりも、可逆圧縮処理を適用する方が望ましい。
また、この手法は、DCT変換を伴うJPEGを適用しているため、モスキートノイズやブロックノイズが生じうる。
さらに、この手法は、AC係数の削除により解像度変換を行うため、1/2、1/4、1/8などの既定の比率でしか解像度変換を行うことができず、解像度変換の自由度が乏しい。
より望ましくは、本画像符号化装置は、画素毎に画像の属性を判定し、スキャン画像を構成する画素であると判定された領域についてのみ、所望の圧縮率(符号量)に応じた解像度変換を行う。これにより、入力画像に含まれるクリエイション画像とスキャン画像との分離処理を精緻に実現でき、スキャン画像のみを解像度変換の対象とすることができるため、画質劣化を抑えつつ所望の圧縮率を実現することができる。
ここで、本実施形態における解像度変換とは、実効解像度を変更することであり、必ずしも画素の間引きを伴う必要はない。例えば、画像符号化装置は、近接する複数の画素(4×4画素など)の画素値を単一の画素値で置換することにより、入力画像を構成する画素の数を変更せずに、入力画像の実効解像度を低下させる。
次に、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明にかかるプリンタ装置2(画像符号化装置)のハードウェア構成を、制御装置20を中心に例示する図である。
図1に示すように、プリンタ装置2は、制御装置20及びプリンタ本体26から構成される。制御装置20は、CPU212及びメモリ214などを含む制御装置本体210、通信装置220、LCD表示装置あるいはCRT表示装置及びキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)250、並びに、HDD・CD装置などの記録装置240から構成される。
図2は、第1の画像処理プログラム5の機能構成を説明する図である。
図2に示すように、画像処理プログラム5は、PDLデコンポーザ500、解像度変換部510、画素判定部520、データ選択部530、可逆圧縮部540、画像蓄積部550、伸長部560及び印刷部570を有する。
画像処理プログラム5は、例えば記録媒体242(図1)を介して制御装置20に供給され、メモリ214にロードされて実行される。なお、画像処理プログラム5は、その一部がドライバソフトとしてクライアント端末にインストールされ、互いに協働して本実施形態で説明する機能を実現してもよい。
この場合に、解像度変換部510は、スキャン画像を視認できる程度に、解像度を低下させることが望ましい。
印刷部570は、伸長部560から入力された画像データを、プリンタ本体26(図1)のプリントエンジン(不図示)を制御して用紙上に印刷する。
図3に示すように、解像度変換部510は、画素ブロック抽出部512、画素値決定部514及び画素値置換部516を有する。
画素ブロック抽出部512は、画素判定部520によりスキャン画像を構成する画素と判定された画素群の中から、既定サイズの画素ブロックを抽出する。画素ブロックとは、互いに近接する複数の画素からなる領域であり、例えば、主走査方向及び副走査方向に1/2の解像度に変換する場合に、主走査方向に2画素、かつ、副走査方向に2画素からなる画素ブロック(2×2画素ブロック)が抽出され、主走査方向及び副走査方向に1/3の解像度に変換する場合に、主走査方向に3画素、かつ、副走査方向に3画素からなる画素ブロック(3×3画素ブロック)が抽出される。なお、画素ブロック抽出部512は、主走査方向のみの解像度変換を行う場合には、主走査方向にn画素(n:2以上の自然数)、かつ、副走査方向に1画素からなる画素ブロック(n×1画素ブロック)を抽出してもよく、副走査方向のみの解像度変換を行う場合には、主走査方向に1画素、かつ、副走査方向にn画素からなる画素ブロック(1×n画素ブロック)を抽出してもよい。
すなわち、画素ブロック抽出部512は、所望の解像度変換比率に応じた大きさの画素ブロックを、スキャン画像と判定された画素群の中から抽出する。また、解像度変換比率は圧縮率(符号量)と相関関係にあるため、画素ブロック抽出部512は、所望の圧縮率に対応したサイズの画素ブロックを抽出しているということもできる。
また、画素ブロック抽出部512は、可逆圧縮部540によりなされる予測符号化処理において、予測の一致頻度が向上するような形状の画素ブロックを抽出してもよい。
図4に示すように、可逆圧縮部540は、第1予測部542a、第2予測部542b、予測誤差算出部544、選択部546、ラン計数部548及び符号化部549を有する。なお、本実施形態では、2つの予測部542(第1予測部542a及び第2予測部542b)が設けられた形態を具体例として説明するが、予測部542は1つ以上あればよく、例えば、5つの予測部542により構成されてもよい。
図5は、プリンタ装置2(画像処理プログラム5)の第1の動作(S10)を示すフローチャートである。
図5に示すように、ステップ100(S100)において、利用者が、編集した画像データ(入力画像)の印刷を指示すると、PDLデコンポーザ500は、画像編集のアプリケーションプログラムからPDLファイルを受け取り、受け取ったPDLファイルをラスタデータに変換し、所定の処理単位毎に解像度変換部510、画素判定部520及びデータ選択部530に対して順次出力する。処理単位は、例えば、画素、ライン、バンド又はページなどである。
ステップ150(S150)において、画像蓄積部550は、可逆圧縮部540から入力された符号データを順次格納する。
ステップ170(S170)において、印刷部570は、プリンタ本体26(図1)のプリントエンジンを制御して、伸長部560から入力されたラスタデータに応じた画像を印刷させる。
図6に示すように、ステップ112(S112)において、画素判定部520は、PDLデコンポーザ500から入力された画像データ(画素群)を参照し、注目画素の画素値と、この注目画素の近傍にある近傍画素の画素値とを比較する。具体的には、画素判定部520は、注目画素の周囲にある8つ画素を近傍画素とし、この画像要素の画素値と、それぞれの近傍画素の画素値とを比較する。
すなわち、画素判定部520は、注目画素の画素値がいずれの近傍画素とも一致しない場合に、この注目画素を変換対象画素として判定する。
すなわち、画素判定部520は、注目画素の画素値がいずれかの近傍画素と一致する場合に、この注目画素を非変換対象画素として判定する。
図7に示すように、ステップ122(S122)において、解像度変換部510の画素ブロック抽出部512(図3)は、画素判定部520から入力された属性の判定結果に基づいて、スキャン画像の構成画素(変換対象画素)と判定された画素群を特定し、特定された画素群の中から、スキャン順に、既定サイズの画素ブロックを抽出する。抽出される画素ブロックのサイズは、所望の圧縮率(符号量)に応じた大きさであり、画素ブロック抽出部512は、所望の圧縮率が高いほど大きな画素ブロックを抽出する。
画素値置換部516は、画素ブロック抽出部512により抽出される全ての画素ブロックについて、それぞれ変換画素値による置換処理を行い、解像度変換処理を終了する。
図8に示すように、ステップ142(S142)において、可逆圧縮部540における第1予測部542a及び第2予測部542bは、データ選択部530から入力された画素値を予測する。
また、予測誤差算出部544は、所定の予測部542による予測値と、実際の画素値との差分を算出し、予測誤差値として選択部546に対して出力する。
図9(A)に例示するように、本例の可逆圧縮部540は、第1予測部542a及び第2予測部542bを有し、これらの予測部542が予測する際に参照する参照位置は、注目画素Xとの相対位置として設定されている。具体的には、第1予測部542aは、注目画素Xの主走査方向上流の参照画素Aを参照し、第2予測部542bは、注目画素Xの上方(副走査方向上流)の参照画素Bを参照する。そして、本例の可逆圧縮部540は、注目画素Xの画素値と、この注目画素Xの近傍にある参照画素A及び参照画素Bの画素値とを比較して、いずれかの参照画素で画素値が一致する場合に、その一致情報を符号化する。
また、それぞれの参照位置と対応付けられている符号は、例えば、各参照位置の的中率に応じて設定されたエントロピー符号であり、優先順位に対応する符号長となる。
このように、可逆圧縮部540は、図9(C)に例示するように、いずれかの参照位置で画素値が一致した場合には、その参照位置に対応する符号と、この参照位置で画素値が一致する連続数とを符号化し、いずれの参照位置でも画素値が一致しなかった場合には、既定の参照位置の画素値と注目画素Xの画素値との差分(予測誤差値)を符号化する。
なお、本例では、参照位置Aで連続的に一致する場合のみ、連続数がラン計数部548によりカウントされているが、参照位置Bで連続的に一致する場合にも連続数がカウントされてもよい。
そこで、本例の画像処理プログラム5は、図10(A)に例示するような画素群をスキャン画像の構成画素(変換対象画素)として判定し、解像度を低下させる解像度変換処理を施す。
解像度変換処理が施されていない場合(図10(A))には、予測が一度も的中せず、予測誤差がそのまま符号化される。
一方、解像度変換処理が施された場合(図10(B))には、最初に符号化される左上の画素は予測誤差として符号化されるが、右上の画素は第1予測部542aによる予測が的中して固定符号(符号A)となり、右下の画素は直上(左上)の画素と一致するため第2予測部542bにより予測が的中して固定符号(符号B)となり、右下の画素は第1世僕部542aによる予測が的中して固定符号(符号A)となる。
したがって、予測が全く的中しない場合(すなわち、予測誤差の出現頻度が最大となる場合)の最低圧縮率は、解像度変換の比率に基づいて推定できる。解像度変換が1/3、1/4等となる場合や、主走査方向又は副走査方向のみに解像度変換を行う場合(画素ブロックが2×1、3×1、4×1等となる場合)にも、同様に最低圧縮率が推定可能である。符号量制御ではシステム上、最低圧縮率を保証する必要があるため、本方式は特に有効である。
なお、本例のプリンタ装置2は、画素判定部520によりスキャン画像の構成画素であると判定された画素についてのみ、解像度変換処理を施したが、これに限定されるものではなく、例えば、入力画像全体に対して一様に解像度変換処理を施してもよい。この場合には、入力画像全体に関する最低圧縮率の推定が可能になるため好適である。
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるプリンタ装置2は、PDLファイルに含まれている属性データに基づいて、局所的な画像の属性を判定する。
また、本実施形態のプリンタ装置2は、符号量を監視し、符号量が既定の上限値を超える場合に、解像度変換の比率を動的に切り換えて、符号量の制御を行う。
図11に示すように、第2の画像処理プログラム52は、第1の画像処理プログラム5(図2)における画素判定部520をタグ判定部525に置換し、符号量制御部580を追加した構成をとる。なお、図11に示す各構成のうち、図2に示された構成と実質的に同一なものには同一の符号が付されている。
なお、データ選択部530が、タグ判定部525により属性の判定結果に基づいて、スキャン画像に相当する部分については、解像度変換部510から入力された画素値を選択し、クリエイション画像に相当する部分については、PDLデコンポーザ500から直接入力された画素値を選択するため、解像度変換処理が施されたクリエイション画像が適用されることはない。
なお、符号量制御部580は、予め、所望の圧縮率と、画素ブロックのサイズ(初期値)とを互いに対応付けており、デフォルト値として圧縮率に対応したサイズを解像度変換部510に対して指定する。
次に、画像処理プログラム5は、選択された画素値(ラスタデータ)に対して可逆な符号化処理を施して、符号データを生成し順次格納する。
符号量が上限値よりも大きいと判定された場合に、符号量制御部580は直前に指定した画素ブロックよりも大きな画素ブロックを解像度変換部510に指定し、画像処理プログラム52はS210の処理に戻る。
一方、符号量が基準値以下と判定された場合に、画像処理プログラム52は、S160の処理に移行する。
画像処理プログラム52は、符号データを伸長して印刷する(S160,S170)。
また、画像処理プログラム52は、符号量に応じて、画素ブロックのサイズを変更することにより、圧縮率に応じた解像度変換を行い、符号量を制御することができる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。上記実施形態では、解像度変換部510により解像度変換処理がなされた入力画像に対して、可逆な符号化処理が施されているが、本変形例の画像処理プログラム54は、解像度変換処理がなされた入力画像に対して、非可逆な符号化処理を施す。
図13は、第3の画像処理プログラム54の機能構成を説明する図である。
図13に示すように、第3の画像処理プログラム54は、第2の画像処理プログラム52(図11)に、フィルタ処理部590を追加した構成をとる。なお、図13に示す各構成のうち、図11に示された構成と実質的に同一なものには同一の符号が付されている。
また、フィルタ処理部590は、符号量制御部580による制御に応じて、フィルタ処理による画素値変更量を変化させる。これにより、符号量制御部580は、符号量制御を行うことができる。
図14に示すように、フィルタ処理部590は、第1予測部592a、第2予測部592b、画素値変更処理部594、誤差分配処理部596、及び変更許容値設定部598を有する。なお、本実施形態では、2つの予測部592(第1予測部592a及び第2予測部592b)を有する形態を説明するが、予測部592は1つ以上あればよく、例えば、5つの予測部592により構成されてもよい。
すなわち、フィルタ処理部590は、誤差値が変更許容値以上の場合には、注目画素の画素値を変換せず、変更許容値以上の誤差値を誤差分配しない。
これに応じて、画素値変更処理部514は、注目画素の画素値と予測値との差分が、設定された変更許容値より小さい場合には、画素値を予測値に変更すると共に、この差分を周辺画素に分配し、これ以外の場合には、画素値を変更しない。したがって、大きい値の変更許容値が設定されるほど、画像の非可逆性は高くなるが、予測の的中率が向上するので符号量を低減させることができる。よって、符号量制御部580は、符号量をさらに低減させる場合には、より大きな値の変更許容値をフィルタ処理部590に出力する。
また、本変形例の符号量制御部580は、解像度変換部510に対する画素ブロックの指定に加えて、フィルタ処理部590に対する変更許容値の指定を行うことができるため、符号量制御の自由度が高くなる。
5,52,54・・・画像処理プログラム
500・・・PDLデコンポーザ
510・・・解像度変換部
512・・・画素ブロック抽出部
514・・・画素値決定部
516・・・画素値置換部
520・・・画素判定部
530・・・データ選択部
540・・・可逆圧縮部
550・・・画像蓄積部
560・・・伸長部
570・・・印刷部
580・・・符号量制御部
590・・・フィルタ処理部
Claims (10)
- 入力画像を構成する画像要素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定する属性判定手段と、
前記属性判定手段によって光学読取画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素からなる部分画像の解像度が低下するように、入力画像の画素値を変換し、前記属性判定手段によってフォント画像又はコンピュータグラフィック画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素に対する解像度変換を禁止する解像度変換手段と、
予測符号化を適用して、前記解像度変換手段により解像度が変換された入力画像の符号データを生成する符号生成手段と
を有する画像符号化装置。 - 前記属性判定手段は、入力画像に含まれる注目画素の画素値と、この注目画素の近傍に存在する既定数の近傍画素の画素値とを比較して、注目画素の画素値がいずれの近傍画素の画素値とも一致しない場合に、この注目画素を光学読取画像であると判定する
請求項1に記載の画像符号化装置。 - 前記属性判定手段は、入力画像に付加された付加情報に基づいて、この入力画像に含まれる注目画素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定する
請求項1に記載の画像符号化装置。 - 前記解像度変換手段は、前記属性判定手段により光学読取画像であると判定された複数の画素が互いに隣接して画素群を構成する場合に、この画素群から既定サイズの画素ブロックを選択し、選択された画素ブロックの画素値に基づいて変換画素値を決定し、決定された変換画素値でこの画素ブロックに属する画素の画素値を置換する
請求項2又は3に記載の画像符号化装置。 - 前記符号生成手段により生成される符号データのデータ量が既定の上限値以下となるように、前記解像度変換手段を制御する符号量制御手段
をさらに有する請求項1に記載の画像符号化装置。 - 前記符号量制御手段は、生成される符号データのデータ量が既定の上限値以下となるように、画素ブロックのサイズを指定し、
前記解像度変換手段は、前記符号量制御手段により指定された画素ブロック毎に、変換画素値を決定し、決定された変換画素値でそれぞれの画素ブロックに属する画素の画素値を置換する
請求項5に記載の画像符号化装置。 - 前記符号生成手段は、注目画素の近傍に位置する参照画素の画素値を参照して、この注目画素に対応する符号データを生成する
請求項1に記載の画像符号化装置。 - 最低圧縮率に対応したサイズの画素ブロックを入力画像から抽出する画素ブロック抽出手段と、
前記画素ブロック抽出手段により抽出された画素ブロックの画素値に基づいて、変換画素値を決定する画素値決定手段と、
この画素ブロックに属する画素の画素値を、前記画素値決定手段によりこの画素ブロックについて決定された変換画素値で置換する画素値置換手段と
を有し、
前記符号生成手段は、予測符号化を適用して、前記画素値置換手段により変換画素値で置換された入力画像の符号データを生成する
請求項1に記載の画像符号化装置。 - 入力画像を構成する画像要素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定し、
光学読取画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素からなる部分画像の解像度が低下するように、入力画像の画素値を変換し、フォント画像又はコンピュータグラフィック画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素に対する解像度変換を禁止し、
予測符号化を適用して、解像度が変換された入力画像の符号データを生成する
画像符号化方法。 - 入力画像を構成する画像要素が光学読取画像であるか又はフォント画像若しくはコンピュータグラフィック画像であるかを判定するステップと、
光学読取画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素からなる部分画像の解像度が低下するように、入力画像の画素値を変換し、フォント画像又はコンピュータグラフィック画像であると判定された画像要素に対し、この画像要素に対する解像度変換を禁止するステップと、
予測符号化を適用して、解像度が変換された入力画像の符号データを生成するステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
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