JP2006253459A - 積層セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】低バリスタ電圧でかつ低い静電容量を有しながらバリスタ特性に優れた、内部構造欠陥のない積層セラミック電子部品を提供することを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために、本発明は、第1のセラミック層と、対向するように前記第1のセラミック層に設けた少なくとも一対の内部電極と、前記第1のセラミック層の上面および下面に設けた第2のセラミック層からなる素子を有する積層セラミック電子部品において、前記第1および第2のセラミック層は、ZnOを主成分としSiO2と微量添加物からなり、前記ZnOと前記SiO2と前記微量添加物を100mol%としたとき前記第1のセラミック層のSiO2含有量は、0〜15mol%であり、前記第2のセラミック層のSiO2含有量は、15〜50mol%であることを特徴としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層チップバリスタなどの積層セラミック電子部品に関するものである。
近年、電子機器の小型化、多機能化を実現するためにICやLSIなどの半導体素子が多く用いられているがこれらの半導体はノイズ、パルス、静電気などの異常電圧に対する耐性が低い。
そこでこれらの半導体素子の異常電圧に対する耐性を確保するために、積層チップバリスタなどの積層セラミック電子部品が用いられているが、半導体素子の高性能化や高速動作に対する要求を背景に、半導体素子の異常電圧に対する耐性はますます低下しており、従って従来の積層チップバリスタよりさらに低バリスタ電圧で動作する積層チップバリスタなどの保護素子が求められている。
一方、上記のような電子機器における電気信号の速度は速く、動作周波数がMHz単位であり、このような高速信号の波形になるべく影響を与えないために、できるだけ静電容量の低い積層チップバリスタが求められている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
特開平11−3809号公報
上記特許文献1には、低容量のチップバリスタを得るために、バリスタコーティング層とこれを支持する低誘電率の支持層とよりなるチップバリスタが記載されている。
しかしながら、バリスタコーティング層と、これを支持する支持層として、バリスタコーティング層と異なるセラミック層を一体化して焼結した場合、バリスタコーティング層とセラミック層との界面に欠陥が生じてチップバリスタの信頼性が低下したり、焼成中にバリスタコーティング層の成分(特にBi23とSb23などの低融点の添加物)がセラミック層に拡散する結果、バリスタコーティング層のバリスタ特性が損なわれたりするという課題を有していた。
そこで、本発明は、低バリスタ電圧でかつ低い静電容量を有しながらバリスタ特性に優れた、内部構造欠陥のない積層セラミック電子部品を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、特に、前記第1および第2のセラミック層は、ZnOを主成分としSiO2と微量添加物からなり、前記ZnOと前記SiO2と前記微量添加物を100mol%としたとき前記第1のセラミック層のSiO2含有量は、0〜15mol%であり、前記第2のセラミック層のSiO2含有量は、15〜50mol%であるとしたものであり、低いバリスタ電圧を有する第1のセラミック層と、SiO2を多く含み、静電容量の低い第2のセラミック層とで構成されているため、静電容量が低く、かつバリスタ電圧を低くすることができるという作用効果を有する。
さらに、第1のセラミック層と第2のセラミック層との主成分をはじめとして材料系が同じであるため、異なる2つの層を一体化して焼成しても内部構造欠陥が発生しにくく、また第1、第2のセラミック層に含まれるBi23やSb23のような微量添加物の含有量の差が小さいため、添加物成分の拡散によるバリスタ特性の変化を抑制することができるという作用効果を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、一対の内部電極は、第1のセラミック層にそれぞれ埋設してなるものであり、これら一対の内部電極の間に挟まれた第1のセラミック層でサージ電流、静電気の吸収が行われる。よって、このような構成としたとき、第1のセラミック層は、第2のセラミック層よりもSiO2含有量が少ないのでバリスタ電圧が低くなり、半導体素子を静電気から保護する能力が高くなるという作用効果を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、一対の内部電極は、第1のセラミック層と第2のセラミック層との界面にそれぞれ設けてなるものであり、上述の一対の内部電極を第1のセラミック層に埋設する構成と比較して一対の内部電極の外側に存在する比誘電率の高い第1のセラミック層が、比誘電率が低い第2のセラミック層に置き換えた構成になるので、バリスタ電圧がさらに低く、かつ静電容量をさらに低くすることができるという作用効果を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、素子の表面は、Zn2SiO4を主成分とするZn−Si−O系化合物で覆われてなるものであり、比誘電率が低いZn2SiO4が、外部電極と第1、第2のセラミック層との間に設けられた構造となり、さらに積層セラミック電子部品の低容量化を行うことができる。
ここで、Zn−Si−O系化合物とは、Zn,Si,Oよりなる不定比の化合物(Zn,Si,Oが2:1:4以外の比率の化合物)を主成分として、さらにBiやSbを含む化合物を示す。
具体的には、ZnxSiyzや、ZnxSiyBimz,ZnxSiySbnz(x、y、z、m、nはいずれも自然数を示す)などの化合物である。
本発明は、特に、前記第1および第2のセラミック層は、ZnOを主成分としSiO2と微量添加物からなり、前記ZnOと前記SiO2と前記微量添加物を100mol%としたとき前記第1のセラミック層のSiO2含有量は、0〜15mol%であり、前記第2のセラミック層のSiO2含有量は、15〜50mol%であることを特徴としたものであり、バリスタ電圧が低く、かつ静電容量が小さい積層セラミック電子部品を得ることができる。このようにして得られた積層セラミック電子部品は、高速信号ラインへの使用に適しており、かつ半導体素子を静電気から保護する能力が高い。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1および図1、4、5を用いて、本発明の特に、請求項1および請求項2に記載の積層セラミック電子部品について説明する。
図1は、本実施の形態1における積層チップバリスタの断面図であり、一対の内部電極12が第1のセラミック層13の内部に対向するように積層され、さらに第1のセラミック層13の上下両面、即ち一対の内部電極12の対向方向とは反対側の外方に第2のセラミック層14が積層されて積層体を構成し、一対の内部電極12はその端部が積層体の対向する両端面に交互に露出するよう積層されており、積層体の両端面に形成された一対の外部電極15に交互に接続されている。
次に本実施の形態1における積層チップバリスタの製造方法について説明する。
まず主成分であるZnOとSiO2とからなるケイ素化合物、Bi23,Co34,MnO2などの添加物を含むバリスタ材料を混合粉砕後、有機バインダーとしてポリビニルブチラール樹脂、溶剤としてノルマル酢酸ブチル、可塑剤としてベンジルブチルフタレートなどを混合してスラリーを得る。そしてこのスラリーをドクターブレード法などにより成形し、第1のセラミック層13となる第1のセラミックシート(図示せず)を作製する。
また、第1のセラミック層13に用いたバリスタ材料とほぼ同じ成分で、SiO2の量が異なるバリスタ材料を用いて、同様にスラリーを作製し、ドクターブレード法などにより成形して第2のセラミック層14となる第2のセラミックシート(図示せず)を作製する。
一方、導電性金属粉末としてPt粉末、有機バインダーとしてポリビニルブチラール樹脂、溶剤としてノルマル酢酸ブチル、可塑剤としてベンジルブチルフタレートなどを混合した後、さらにロールミル等を用いて混練して内部電極12を形成するための金属ペーストを作製する。
次に、第2のセラミックシートを所定の枚数積層して所望の厚みを有する第2のセラミック層14を積層して形成する。
この第2のセラミック層14の上に、第1のセラミックシートを積層した後、第1のセラミックシート上に所定の形状を持つ第1の内部電極12aを形成する。
次に、この第1の内部電極12aを形成した第1のセラミックシート上に、別の第1のセラミックシートを積層し、さらにこの別の第1のセラミックシート上に所定の形状を持つ第2の内部電極12bを形成する。
ここで、第1、第2の内部電極12a,12bは前記別の第1のセラミックシートを挟んで、対向するように形成され一対の内部電極12としているが、この第1、第2の内部電極は12a,12bは各々左右の外部電極15に交互に接続されるようにずらして形成される。
次に、前記第2の内部電極の上に第1のセラミックシートを積層し、その後この第1のセラミックシート上に所定の枚数の第2のセラミックシートを積層して加圧、圧着後、所定の形状に切断して積層チップバリスタ素子11となる成形体を得る。
この成形体を、サヤに詰めて1000〜1400℃まで昇温速度200℃/hで昇温し、最高温度で2時間保持した後に、降温速度100℃/hで降温して焼成した。
焼成後、積層チップバリスタ素子11の面取りを行い、一対の内部電極12の露出した端面にAgを主成分とする一対の外部電極15を形成して焼付け、一対の外部電極15を含む素子外形のL寸法1.6mm×W、T寸法0.8mmの(表1)に示す試料番号1〜3の積層チップバリスタを得た。
Figure 2006253459
なお、(表1)の第2のセラミック層の厚みとは、図1に示す上下両方の第2のセラミック層14の厚みの合計厚み(図1のB+C)を示す。なお、後述する実施の形態2,3においても同様である。
得られた積層チップバリスタの一対の内部電極12に挟まれたセラミック層の厚み(図1のA)は40pmであり、また一対の電極12の重なり面積(図1のDの部分の内部電極の面積)は0.020mm2であった。
次に、得られた積層チップバリスタのバリスタ電圧、電圧非直線係数(α)、静電容量の測定方法について述べる。バリスタ電圧は、一対の外部電極15に直流定電圧電源を接続し、1mAの電流を流したときの電圧値(V1mA)を測定した。この時の電流値をI1mAとする。さらに0.01mAの電流を流したときの電圧値(V0.01mA)を測定する。この時の電流値を同様にI0.01mAとする。
このV1mA,V0.01mAとI1mA,I0.01mAから、
α={log(I1mA)−log(I0.01mA)}/{log(V1mA)−log(I0.01mA)}の式を用いて電圧非直線係数(α)を求めた。
この電圧非直線係数(α)が大きいほどバリスタ特性は優れており、αは30以上が望ましい。
静電容量は、デジタルLCRメーター(YHP社製4278A)で、周囲温度25℃、入力信号レベル1Vrmsの条件下で周波数1MHzの条件で測定した。
電圧非直線係数(α)、静電容量の測定結果を(表1)に示す。
ここで、上記のような構造の積層チップバリスタでは、第1のセラミック層13と、第2のセラミック層14に含有させるSiO2量には適正な範囲がある。以下、第1のセラミック層13と第2のセラミック層14のSiO2量の範囲について説明する。
まず、SiO2量と電圧非直線係数(α)、静電容量との関係について検討を行った。
図4は、ZnOとそれ以外の添加物の合計量を100mol%としたときに、ZnO以外の添加物であるBi23を0.5mol%、Co34を0.5mol%、MnO2を0.5mol%、Sb23を1.0mol%としたバリスタ材料のSiO2量を変化させたときの素子厚み1mmあたりのバリスタ電圧(以下、V1mA/mmと表記)、比誘電率εrについて示したものである。この材料特性を評価するためのサンプルについて図5を用いて説明する。図5は、材料特性を評価するためのサンプル、すなわち円板状バリスタ素子17の断面図である。まず、SiO2量を変化させた材料を外径φ15mm、厚み1.2mmの円板状に成形し、1100℃で2時間保持する。これにより得た外径φ13mm、厚み1.0mmのバリスタ焼結体18の上下両面にφ10mmのAg電極19をそれぞれ塗付、焼き付けて円板状バリスタ素子17を得る。このようにして得られた円板状バリスタ素子17を、前述した積層チップバリスタと同様の方法で測定し、バリスタ焼結体18の焼結体厚みt、電極19の面積Sを測定してバリスタ材料のV1mA/mm、比誘電率εrを算出した。なお、V1mA/mmは、円板状バリスタ素子17のバリスタ電圧(V1mA)をバリスタ焼結体18の厚みで割ったものである。また、比誘電率εrは、εr=C×t/(ε0×S)の式より算出したものである。ここでCは円板状バリスタ素子17の静電容量、tはバリスタ焼結体18の焼結体厚み、Sは電極19の面積を示し、ε0は真空の誘電率8.854×10-12[F/m]である。
上記の検討により、セラミック層に含まれる添加物のうち、SiO2量がバリスタ電圧や誘電率に大きく影響を及ぼすことを見出し、SiO2添加量とバリスタ電圧の関係、並びにSiO2添加量と静電容量との関係を鋭意検討した結果、本発明を成すに至ったものである。
以下、第1のセラミック層13に好適なSiO2量の範囲について説明する。
図4に示すように、バリスタ材料中のSiO2量の増加に伴い、V1mA/mmは上昇するが、15mol%を超えると急激に上昇する傾向にある。一方誘電率は、バリスタ材料中のSiO2量の増加に伴ってSiO2量が10mol%付近までは急激に低下し、その後ゆるやかに減少する傾向にある。
ここで、積層チップバリスタ10の対向する外部電極15間で生じるバリスタ電圧では、一対の内部電極12の間に挟まれた第1のセラミック層13の厚みに比例するので、バリスタ電圧の低い積層チップバリスタを得るためには、対向する一対の内部電極12の間隔を小さくする必要がある。しかしながら、サージ電流や静電気が印加されたときに発生する熱を吸収する体積が小さくなるため、一対の内部電極12間の間隔を小さくするのは得策ではない。
本発明では、この一対の内部電極12の間隔を必要限度確保し、すなわちサージ電流や静電気が印加されたときに発生する熱を吸収する体積を確保しつつ、静電容量を低下させるために、第1のセラミック層13と第2のセラミック層14で構成し、第1、第2のセラミック層13,14のSiO2量を制御するものである。
なお、本発明者らの検討によれば、SiO2量15mol%を超える組成ではV1mA/mmが1000Vを超え、サージ電流で破壊され易いことが確認されている。
第1のセラミック層13は、積層チップバリスタ素子11にサージ電流、静電気が印加されたときに動作し、サージ電流、静電気を吸収する役割を果たすので、SiO2量は0〜15mol%が好ましく、さらに低容量かつ低バリスタ電圧を実現するためには3〜13mol%が好ましい。
次に、第2のセラミック層14に好適なSiO2量の範囲について説明する。積層チップバリスタ10の外部電極15間で生じる静電容量は、対向する一対の内部電極12間のほか、その外側に位置する第1、第2のセラミック層13,14で生じる静電容量を合算されたものであるので、第1、第2のセラミック層13,14ともに低い比誘電率のバリスタ材料を用いることが好ましい。しかしながら、バリスタ電圧を低くするためにはSiO2量が0〜15mol%である必要があるので、第1のセラミック層13の比誘電率εrは、SiO2量15mol%のときのεr=61より小さくすることは難しい。そこで、静電容量の小さい積層チップバリスタを得るためには、一対の内部電極12間の第1のセラミック層13の材料よりも比誘電率が小さい材料を第2のセラミック層14に用いると良い。図4に示すように、SiO2量が15mol%以上の組成では比誘電率が61よりも小さいので、この組成を第2のセラミック層14に用いると積層チップバリスタ10の静電容量を小さくできる。ただし、SiO2量が50mol%を超える組成では、材料の焼結が進まず好ましくない。
このようにして得られた積層チップバリスタ10の電気特性を(表1)に示す。L寸法1.6mm×W、T寸法0.8mmの寸法を有する積層チップバリスタ10を作製したところ、第1、第2のセラミック層13,14は境目なく接合し、構造欠陥等の問題はないことが確認できた。また、第2のセラミック層14は第1のセラミック層13とBi23やSb23のような微量添加物の含有率の差が小さいので、添加物の拡散による影響がなく、信頼性の高い積層チップバリスタ10が得られる。
以上の構成とすることにより、第1、第2のセラミック層13,14が同じ組成の場合よりも静電容量が小さい積層チップバリスタ10が得られる。例えば(表1)の試料番号1では、第1、第2のセラミック層13,14ともにSiO2量が10mol%の場合、積層チップバリスタ10は静電容量1.78pF、バリスタ電圧32.5Vとなるが、第1のセラミック層13のSiO2量が10mol%、第2のセラミック層14のSiO2量が40mol%である試料番号3の構成では、静電容量1.12pF、バリスタ電圧33.2Vとなり、バリスタ電圧、静電容量ともに小さく、電圧非直線係数(α)も30以上と良好な積層チップバリスタが得られる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2および図2を用いて本発明の特に、請求項3に記載の積層セラミック電子部品について説明する。
図2は、本実施の形態2における積層チップバリスタの断面図である。
本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、実施の形態1では一対の内部電極12が第1のセラミック層中に埋め込まれて設けられていたのに対して、本実施の形態2では一対の内部電極12を第1のセラミック層13と第2のセラミック層14との界面に設けている点である。
以下、本実施の形態2の積層チップバリスタの製造方法について説明する。
まず第2のセラミックシート(図示せず)を所定の枚数積層して所望の厚みを有する第2のセラミック層14を積層して形成する。
この第2のセラミック層14の上に、所定の形状を持つ第1の内部電極12aを形成する。
次に、第1の内部電極12aを形成した第2のセラミック層14上に、第1のセラミックシートを積層してこれを第1のセラミック層13とし、さらにこの第1のセラミック層13上に所定の形状を持つ第2の内部電極12bを形成する。
ここで、第1、第2の内部電極12a,12bは第1のセラミック層13を挟んで、対向するように形成し一対の内部電極12としているが、この一対の内部電極12は各々左右の外部電極に交互に接続されるようにずらして形成される。
次に、前記第2の内部電極12bの上に所定の枚数の第2のセラミックシートを積層し、加圧、圧着後、所定の形状に切断して積層チップバリスタ素子21となる成形体を得る。
この成形体について、実施の形態1と同様に焼成、面取り、外部電極付与を行い、(表1)の試料番号4〜5の積層チップバリスタ20を得た。
この試料番号4〜5の試料について、実施の形態1の試料番号1〜3と同様にバリスタ特性の測定を行い、(表1)に併せて示した。
実施の形態1では対向する一対の内部電極12に挟まれたセラミック層の外側にも、第1のセラミック層13が存在していたが、本実施の形態2の積層チップバリスタ20のように一対の内部電極12を第1のセラミック層13と第2のセラミック層14との界面に設けることで、実施の形態1と比較して一対の内部電極12の外側に存在する比誘電率の高い第1のセラミック層13が、比誘電率が低い第2のセラミック層14に置き換わることになるので、積層チップバリスタ20の外部電極15間の静電容量はより小さくなる。例えば(表1)の試料番号5では、静電容量0.97pF、バリスタ電圧32.3Vと、より低容量の積層チップバリスタが得られた。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3および図3を用いて、本発明の特に、請求項4に記載の積層セラミック電子部品について説明する。
図3は、本実施の形態3における積層チップバリスタの断面図である。
本実施の形態3が実施の形態2と異なる点は、図3に示すように、積層チップバリスタ素子23表面がZn2SiO4を主成分とするZn−Si−O系化合物の膜で覆われている点である。
以下、実施の形態3における積層チップバリスタの製造方法について詳細に説明する。
まず、実施の形態2と同様の製造方法にて積層チップバリスタ素子21となる成形体を得る。この成形体を、バインダ除去用の炉の中に入れ、加熱してバインダを除去した後に、アルミナともに円筒状サヤの中に入れ、円筒状サヤを回転させながら加熱して1000〜1400℃まで昇温速度200℃/hで昇温し、最高温度で2時間保持した後に、降温速度100℃/hで降温して焼成した。このように焼成することにより、焼成後の成形体表面にZn2SiO4を主成分とするZn−Si−O系化合物の膜16が形成された積層チップバリスタ素子23が得られる。
焼成後、積層チップバリスタ素子23表面に付着したアルミナ粉などを洗浄し、乾燥した後に、一対の内部電極12の露出した端面にAgを主成分とする外部電極15を形成して焼付け、1608寸法(外部電極を含む素子外形のL寸法1.6mm×W、T寸法0.8mm)の(表1)に示す試料番号6〜7の積層チップバリスタ22を得た。このようにして得た積層チップバリスタ22は、比誘電率が非常に低いZn2SiO4を主成分とするZn−Si−O系化合物の膜16に覆われているため、外部電極15と第1のセラミック層13、および、外部電極15と第2のセラミック層14の間に前記膜16が位置することになる。この構造は、第1および第2のセラミック層13,14が、比誘電率が非常に低いZn−Si−O系化合物に挟まれた構造となるため、電気的には比誘電率の異なる材料が直列接続されたことになり、第1および第2のセラミック層13,14が直接に外部電極15に接続する構造よりも静電容量が低くなる。例えば、(表1)の試料番号7に示すように、静電容量0.85pF、バリスタ電圧34.3Vの積層チップバリスタが得られた。
なお、本発明の実施の形態では、第1のセラミック層13を挟んで上下両面に第2のセラミック層14がそれぞれ配置されているが、本発明の範囲内であれば、上下両面にそれぞれ配置された第2のセラミック層14のSiO2量が異なっても構わない。さらに本発明の実施の形態では、第2のセラミック層14は、第1のセラミック層13の上面または下面で、それぞれSiO2量が1種類の場合について説明したが、2種類以上のSiO2量で構成しても構わない。また、本発明の実施の形態では一対の内部電極12の材料としてPtを用いたが、AgPdなどの金属を用いても同様の効果が得られる。
本発明にかかる積層セラミック電子部品は、静電容量が小さく、バリスタ電圧が低いので高速信号ラインに使用される半導体素子を静電気から保護するのに有用である。
本発明の実施の形態1における積層セラミック電子部品の断面図 本発明の実施の形態2における積層セラミック電子部品の断面図 本発明の実施の形態3における積層セラミック電子部品の断面図 バリスタ材料中のSiO2量とバリスタ電圧、比誘電率の関係を説明するための図 円板状バリスタ素子の断面図
符号の説明
10 積層チップバリスタ
11 積層チップバリスタ素子
12 一対の内部電極
12a,12b 内部電極
13 第1のセラミック層
14 第2のセラミック層
15 外部電極
16 Zn−Si−O系化合物膜
17 円板状バリスタ素子
18 バリスタ焼結体
19 電極
20 積層チップバリスタ
21 積層チップバリスタ素子
22 積層チップバリスタ
23 積層チップバリスタ素子

Claims (4)

  1. 第1のセラミック層と、対向するように前記第1のセラミック層に設けた少なくとも一対の内部電極と、前記第1のセラミック層の上面および下面に設けた第2のセラミック層からなる素子を有する積層セラミック電子部品において、前記第1および第2のセラミック層は、ZnOを主成分としSiO2と微量添加物からなり、前記ZnOと前記SiO2と前記微量添加物を100mol%としたとき前記第1のセラミック層のSiO2含有量は、0〜15mol%であり、前記第2のセラミック層のSiO2含有量は、15〜50mol%であることを特徴とする積層セラミック電子部品。
  2. 一対の内部電極は、第1のセラミック層にそれぞれ埋設してなる請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  3. 一対の内部電極は、第1のセラミック層と第2のセラミック層との界面にそれぞれ設けてなる請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  4. 素子の表面は、Zn2SiO4を主成分とするZn−Si−O系化合物で覆われてなる請求項1〜3のいずれか1つに記載の積層セラミック電子部品。
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