JP2006251986A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル画像における上下方向の判定精度が高い画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、デジタル画像の上方向を判定する上下判定部を有するものであり、この上下判定部は、デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロックの平均明度値を算出する算出部と、全ての画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する検出部と、検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する判定部とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の画像処理装置は、デジタル画像の上方向を判定する上下判定部を有するものであり、この上下判定部は、デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロックの平均明度値を算出する算出部と、全ての画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する検出部と、検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する判定部とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、デジタル画像の上下方向の判定を高い精度で実現できる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関し、特に、ネガフィルムまたは写真プリントに記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などにおける画像の上下方向を効率よく一致させることができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
現在、ネガフィルムまたは写真プリントに記録された画像(以下、記録画像という)を、スキャナ等の画像読取装置により読み取り、デジタル画像を取得し、記録画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供するサービスが提案されている。
また、ネガフィルムまたは写真プリント以外にも、デジタルカメラ(以下、DSCという)で撮影した画像(以下、撮影画像という)を記憶した光磁気記録媒体(MOなど)、小型半導体記憶メディア(スマートメディアTMまたはコンパクトフラッシュTMなど)、磁気記録メディア(フレキシブルディスクなど)、または光ディスク(CD、CD−RまたはDVDなど)等の記録媒体から、直接的に画像データ(デジタル画像データ)を読み取り、撮影画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供するサービスも提案されている。
このように、記録画像または撮影画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供するサービスにおいては、写真プリンタにかえてパーソナルコンピュータ(以下、PCという)等を再生装置として、CD−R等の記録媒体に記録された画像をPCのモニタに表示させて鑑賞することができる。また、CD−R等の記録媒体に記録された記録画像または撮影画像は、写真プリントなどのハードコピーとして得ることもできる。
また、デジタル画像データを保管する画像保管サーバに、インターネット等のネットワーク経由でデジタル画像データを送信して画像データを保管し、画像保管サーバから遠隔にある端末装置を用いて画像データを鑑賞したり、プリント注文等画像に関する種々の処理を行うことができる画像保管システムを備えたネットワークサービスシステムも提案されている。さらに、ネガフィルムまたはプリントに記録された画像を効率よく整理する画像管理システムも提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の画像保管システムにおいては、1または複数の画像が記録された記録体から1または複数の画像データを取得し、記録体に関する記録体情報およびユーザを表すユーザ情報を取得する。そして、記録体情報が1または複数の画像データと関連付けられ、記録体情報と関連付けられた1または複数の画像データがユーザ情報に基づいてユーザ単位で保管される。
この特許文献1の画像保管システムにおいては、家庭に埋もれている大量のネガフィルムまたはプリントが整理されていなくても、ユーザは画像の読み取りを依頼するのみで、読み取りにより得られた1または複数の画像データを記録体情報に基づいて整理された状態で参照することができる。また、1または複数の画像データはユーザ単位で保管されるため、読み取りにより得られた1または複数の画像データとユーザとの対応付けを容易に行うことができる。さらに、ユーザは整理された1または複数の画像データに基づいてユーザ独自による画像データの整理を容易に行うことができるものである。
上述の記録画像または撮影画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供するサービス、画像保管システムを備えたネットワークサービスシステム、および特許文献1に開示されている画像管理システムのいずれにおいても、記録画像または撮影画像などの画像は、PCのモニタを用いて鑑賞されることが多く、画像の上下方向が一致していない場合には、その向きを変えることが面倒であり、美感も損ねる。このため、記録画像または撮影画像など画像は、それぞれ上下方向を合わせて各画像(デジタル画像)を記録することが望まれている。
特に、冠婚葬祭、子供の誕生、または還暦など人生の節目に思い出として、各画像を用いてムービーショーまたはスライドショーなどを作成した場合、各画像の上下方向が揃っていることが前提であり、上下方向が揃っていない場合には、美感が著しく損なわれるという問題点がある。
そこで、判定手段により画像の上下方向が判定されている。しかしながら、従来の画像の上下方向を判定する判定手段は判定精度が低い。このため、記録媒体に記録する前、またはデータベースにアップロードする前などに、オペレータが各画像の上下の一致不一致を確認し、各画像の上下を合わせる作業を要するという問題点がある。さらに、画像の量が多い場合、オペレータの作業の負担が大きくなる。
特に、冠婚葬祭、子供の誕生、または還暦など人生の節目に思い出として、各画像を用いてムービーショーまたはスライドショーなどを作成した場合、各画像の上下方向が揃っていることが前提であり、上下方向が揃っていない場合には、美感が著しく損なわれるという問題点がある。
そこで、判定手段により画像の上下方向が判定されている。しかしながら、従来の画像の上下方向を判定する判定手段は判定精度が低い。このため、記録媒体に記録する前、またはデータベースにアップロードする前などに、オペレータが各画像の上下の一致不一致を確認し、各画像の上下を合わせる作業を要するという問題点がある。さらに、画像の量が多い場合、オペレータの作業の負担が大きくなる。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、デジタル画像における上下方向の判定精度が高い画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ネガフィルムまたは写真プリント記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などにおける画像の上下方向を効率よく一致させることができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ネガフィルムまたは写真プリント記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などにおける画像の上下方向を効率よく一致させることができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、デジタル画像の上方向を判定する上下判定部を有する画像処理装置であって、前記上下判定部は、前記デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、前記各画素ブロックの平均明度値を算出する算出部と、全ての前記画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する検出部と、前記検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する判定部とを有することを特徴とする画像処理装置を提供するものである。
本発明においては、さらに、前記上下判定部により上方向が判定された複数のデジタル画像の前記上方向が、判定された全てのデジタル画像で一致するように前記デジタル画像に回転処理を施す画像回転部を有することが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、デジタル画像の上方向を判定する画像処理方法であって、前記デジタル画像を複数の画素ブロックに分割する工程と、前記各画素ブロックの平均明度値を算出する工程と、全ての前記画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する工程と、前記検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する工程とを有することを特徴とする画像処理方法を提供するものである。
本発明においては、さらに、前記上方向が判定された複数のデジタル画像の前記上方向が、判定された全てのデジタル画像で一致するように前記デジタル画像に回転処理を施す工程を有することが好ましい。
また、本発明の第3の態様は、画像処理装置により、デジタル画像の上方向を判定するプログラムであって、前記デジタル画像を複数の画素ブロックに分割するステップと、前記各画素ブロックの平均明度値を算出するステップと、全ての前記画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出するステップと、前記検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定するステップとを、前記画像処理装置に実行させることを特徴とするプログラムを提供するものである。
本発明においては、さらに、前記上方向が判定された複数のデジタル画像の前記上方向が、全てのデジタル画像で一致するように前記デジタル画像に回転処理を施すステップを、前記画像処理装置に実行させることが好ましい。
本発明の画像処理装置によれば、デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロックの平均明度値を算出する算出部と、全ての画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する検出部と、検出された方向における頻度を求め、検出された方向の中で頻度が最も高い方向を上方向と判定する判定部とを有する上下判定部を設けることにより、画像(シーン)の中で明るい方向を高い精度で特定できる。ここで、本発明は、自然光がさすシーンで撮影した画像は天上から光がさす場合が多く、これにより、画像の上側が明るく、画像の下側が暗いという傾向を利用するものである。すなわち、画像の明るい方向が上方向であることが多いことを利用する。本発明においては、画像の中の明るい方向を高い精度で特定できることにより、デジタル画像における上下の判定精度を高くできる。
また、本発明の画像処理装置によれば、さらに、複数のデジタル画像の上方向を全てのデジタル画像で一致させるための回転処理を施す画像回転部を設けることにより、ネガフィルムまたは写真プリント記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などの複数の画像の上下方向を効率よく一致させることができる。このため、デジタル画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供する場合、画像を鑑賞する際、画像の上下方向の不一致により美感が著しく損なわれることを抑制することができる。
さらに、複数のデジタル画像を用いて、スライドショー、またはフォトムービーなどを作成する場合でも、美感が著しく損なわれることが抑制されるとともに、オペレータが画像の向きを揃える必要がなくなり、オペレータの作業負担が減り、作業効率が高くなる。
さらに、複数のデジタル画像を用いて、スライドショー、またはフォトムービーなどを作成する場合でも、美感が著しく損なわれることが抑制されるとともに、オペレータが画像の向きを揃える必要がなくなり、オペレータの作業負担が減り、作業効率が高くなる。
本発明の画像処理方法およびプログラムによれば、デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロックの平均明度値を算出し、全ての画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、検出された方向における頻度を求め、この頻度が最も高い検出された方向を上方向と判定することにより、画像において明るい方向が特定でき、本発明においては、明るい方向を上方向としているため、デジタル画像における上下の判定精度を高くすることができる。
また、本発明の画像処理方法およびプログラムによれば、さらに、複数のデジタル画像の上方向を全てのデジタル画像で一致させるための回転処理を施すことにより、ネガフィルムまたは写真プリント記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などの複数の画像の上下方向を効率よく一致させることができる。このため、デジタル画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供する場合、画像を鑑賞する際、画像の上下方向の不一致により美感が著しく損なわれることを抑制することができる。
さらに、複数のデジタル画像を用いて、スライドショー、またはフォトムービーなどを作成する場合でも、美感が著しく損なわれることが抑制されるとともに、オペレータが画像の向きを揃える必要がなくなり、オペレータの無駄な作業がなくなり、作業効率が高くなる。
さらに、複数のデジタル画像を用いて、スライドショー、またはフォトムービーなどを作成する場合でも、美感が著しく損なわれることが抑制されるとともに、オペレータが画像の向きを揃える必要がなくなり、オペレータの無駄な作業がなくなり、作業効率が高くなる。
以下、本発明の画像処理装置、画像処理方法およびプログラムについて、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る画像処理装置を備えるプリントシステムを示す模式図である。
図1に示すプリントシステム10は、DSCで撮影した撮影画像などのデジタル画像を画像処理して、デジタル画像をCD−RまたはDVD等の記録媒体に記録して、この記録媒体を出力として提供できるものである。なお、プリントシステム10は、記録媒体への出力以外にも画像処理を施したデジタル画像を、撮影画像を再現したプリント(ハードコピー)として出力することはもちろんのこと、プリントの出力および記録媒体へのデジタル画像の記録の両方を行うこともできる。
図1に示すプリントシステム10は、DSCで撮影した撮影画像などのデジタル画像を画像処理して、デジタル画像をCD−RまたはDVD等の記録媒体に記録して、この記録媒体を出力として提供できるものである。なお、プリントシステム10は、記録媒体への出力以外にも画像処理を施したデジタル画像を、撮影画像を再現したプリント(ハードコピー)として出力することはもちろんのこと、プリントの出力および記録媒体へのデジタル画像の記録の両方を行うこともできる。
本実施例のプリントシステム10は、基本的に、受付機12と、入力機14と、DSC16と、PC(パーソナルコンピュータ)18と、携帯電話20と、画像処理装置22と、出力機24と、通信手段26とを有するものである。
受付機12、入力機14、DSC16、PC18および携帯電話20が画像処理装置22に通信手段26により接続されている。
受付機12、入力機14、DSC16、PC18および携帯電話20が画像処理装置22に通信手段26により接続されている。
受付機12は、プリント店またはコンビニエンスストアの店頭等に設置され、デジタル画像からのプリント作成等の注文を受け付ける装置であり、DSCまたは撮像機能付きの携帯電話等の撮像装置、これらの撮像装置で撮影した画像をデジタル画像として記憶した記録媒体から、画像(デジタル画像)を読み取り、自身が有するモニタに読み取った画像を必要に応じて表示し、かつ各画像のプリント枚数、プリントサイズ、仕上がり指示の情報、および各種の特殊処理等などの注文情報の入力機能を有するものである。受付機12に入力されたデジタル画像が通信手段26を介して画像処理装置22に入力画像データとして入力される。
受付機12においては、注文情報が入力されて注文が確定されると、例えば、受付番号を注文情報に付与するとともに、受付日時も記録する。また、注文情報を照合し、以前に入力された顧客である場合には、予め付与されている顧客IDを付与する。一方、以前に入力された顧客でない場合には、顧客IDを新たに付与する。このように、受付機12においては、注文情報に受付番号、受付日時、および顧客IDを付与して、プリント注文されたデジタル画像とともに画像処理装置22に出力する。
さらに、受付機12は、メモリカード、CD、MO、またはFDなどの記録媒体から画像データなどを読み出すためのメディアドライブを備えていても良い。
さらに、受付機12は、メモリカード、CD、MO、またはFDなどの記録媒体から画像データなどを読み出すためのメディアドライブを備えていても良い。
入力機14は、ネガフィルムに撮影された被写体の画像、または画像が記録された写真プリントを光電的に読み取り、ネガフィルムまたは写真プリントに記録された画像のデジタル画像データを取得するものであり、デジタル画像データが入力画像データとして画像処理装置22に出力される。
入力機14は、例えば、ネガフィルム等に撮影された画像を1コマずつ光電的に読み取る透過光を読み取るスキャナである。このスキャナは、光源と、可変絞りと、画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)の三原色に分解するためのR、GおよびBの3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色フィルタを光路に作用する色フィルタ板と、フィルムに入射する読取光をフィルムの面方向で均一にする拡散ボックスと、結像レンズユニットと、フィルムの1コマの画像を読み取るエリアセンサであるCCDセンサと、アンプ(増幅器)と、R,GおよびBの各出力信号を、A/D(アナログ/デジタル)変換、Log変換、DCオフセット補正、暗時補正、およびシェーディング補正等を行うデータ処理部を有して構成される。
入力機14は、例えば、ネガフィルム等に撮影された画像を1コマずつ光電的に読み取る透過光を読み取るスキャナである。このスキャナは、光源と、可変絞りと、画像をR(赤)、G(緑)およびB(青)の三原色に分解するためのR、GおよびBの3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色フィルタを光路に作用する色フィルタ板と、フィルムに入射する読取光をフィルムの面方向で均一にする拡散ボックスと、結像レンズユニットと、フィルムの1コマの画像を読み取るエリアセンサであるCCDセンサと、アンプ(増幅器)と、R,GおよびBの各出力信号を、A/D(アナログ/デジタル)変換、Log変換、DCオフセット補正、暗時補正、およびシェーディング補正等を行うデータ処理部を有して構成される。
また、このスキャナは、新写真システム(Advanced Photo System)または135サイズのネガ(あるいはリバーサル)フィルム等のフィルムの種類、サイズ、ストリップス、スライド等のフィルムの形態等に応じて、スキャナの本体に装着自在な専用のキャリアが用意されており、キャリアを交換することにより、各種のフィルム、および処理に対応することができる。フィルムに撮影され、プリント作成に供される画像(コマ)は、このキャリアによって所定の読取位置に搬送、保持される。また、周知のように、新写真システムのフィルムには、磁気記録媒体が形成され、カートリッジIDまたはフィルム種等が記録されており、さらに、撮影時または現像時等に、撮影日時、撮影時のストロボ発光の有無、撮像倍率、撮影シーンID、主要部位置の情報、および現像機の種類等の各種のデータが記録可能である。新写真システムのフィルム(カートリッジ)に対応するキャリアには、この磁気情報の読取手段が配置されており、フィルムを読取位置に搬送する際に磁気情報を読み取り、前記各種の情報が画像処理装置に送られる。
このようなスキャナにおいては、光源から射出され、可変絞りによって光量調整され、色フィルタ板を通過して色調整され、拡散ボックスで拡散された読取光が、キャリアによって所定の読取位置に保持されたフィルムの1コマに入射して、透過することにより、フィルムに撮影されたこのコマの画像を担持する投影光を得る。フィルムの投影光は、結像レンズユニットによってCCDセンサの受光面に結像され、CCDセンサによって光電的に読み取られ、その出力信号がアンプで増幅されて、画像処理装置22に送られる。CCDセンサは、例えば、1380×920画素のエリアCCDセンサが用いられる。
スキャナにおいては、このような画像読取を、色フィルタ板の各色フィルタを順次挿入して3回行うことにより、1コマの画像をR,GおよびBの3原色に分解して読み取る。
スキャナは、エリアCCDセンサを用い、色フィルタ板によって読取光を調整することにより、原稿画像(フィルムの投影光)を3原色に分解して画像の読み取りを行っているが、本発明の画像処理装置に画像データを供給するスキャナとしては、R,GおよびBの3原色のそれぞれの読み取りに対応する3つのラインCCDセンサを用い、フィルムをキャリアで走査搬送しつつスリット状の読取光(投影光)によって画像読取を行う、いわゆるスリット走査によって画像を読み取る画像読取装置であってもよい。
なお、写真プリントなどの反射原稿を読み取り、記録された画像のデジタル画像データを取得する場合には、反射光を読み取るスキャナを入力機14として用いる。本実施において、入力機14に用いられるスキャナは、反射原稿または透過原稿など、原稿種に応じて適宜選択することができる。
DSC16は、撮影画像の表示等を行うためのディスプレイを有するものである。PC18は、通常のパーソナルコンピュータと同様に、本体、ディスプレイ、マウスやキーボード等の操作手段を有するものである。さらに、携帯電話20は、撮影機能および撮影画像の表示等を行うためのディスプレイを有するものである。
なお、DSC16、PC18、および携帯電話20はともに、各機器(装置)が有する通常の機能に加え、受付機12と同様の注文情報の入力機能を有する。
なお、DSC16、PC18、および携帯電話20はともに、各機器(装置)が有する通常の機能に加え、受付機12と同様の注文情報の入力機能を有する。
また、受付機12、DSC16、PC18、および携帯電話20において、注文情報の入力手段は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作キー、操作ボタン、ディスプレイなどを用い、GUI(Graphical User Interface)などを利用する公知の手段で構成すればよい。
本実施例のプリントシステム10においては、画像をデジタル画像として取得することができるものであれば、受付機12、入力機14、DSC16、PC18および携帯電話20などのデジタル画像の入力手段に限定されるものではなく、撮像機能を含む画像のデジタル画像の取得手段を有し、かつ後述するように通信手段26によって画像処理装置22と接続可能なものであれば、各種のものが利用可能である。例えば、デジタルビデオカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、POS(Points of Sale)等で使用される撮像機能付きバーコードリーダ、撮像機能付きのリモコン等である。
受付機12、DSC16、PC18、および携帯電話20(以下、これらをまとめて、単に端末ともいう)は、取得した画像のデジタル画像と注文情報とを対応付けて、通信手段26を介して画像処理装置22に供給する。これら受付機12、入力機14、DSC16、PC18および携帯電話20は、デジタル画像を入力画像データとして画像処理装置22に供給する。
通信手段26は、特に限定されるものではなく、無線でも有線でもよく、インターネット、またはLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信ネットワーク、専用の通信回線、および電話回線等の公知の各種の通信手段が全て利用可能である。また、各端末が異なる通信手段26で画像処理装置22と接続されてもよく、複数の端末で1つの通信手段26を共用してもよい。
画像処理装置22は、端末または入力機14から供給された入力画像データに、注文情報等に応じた必要な画像処理を施すとともに、入力画像データによる画像、すなわち、デジタル画像の上下方向を判定し、上下方向を一致させる処理を施し、さらには出力機24で出力できる出力用画像データに変換するものである。
図2(a)は、本発明の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図であり、(b)は、図2(a)に示す上下判定部の構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、画像処理装置22は、基本画像処理部30と、画像調整部32と、画像記憶部34と、データ変換部36とを有するものである。
図2(a)は、本発明の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図であり、(b)は、図2(a)に示す上下判定部の構成を示すブロック図である。
図2(a)に示すように、画像処理装置22は、基本画像処理部30と、画像調整部32と、画像記憶部34と、データ変換部36とを有するものである。
基本画像処理部30は、入力画像データに、画像の色/濃度(調子再現、色再現)および像構造(鮮鋭度、粒状性)等が適正な画像を出力するための基本的な画像処理をするものである。この基本的な画像処理を入力画像データに行うことにより、入力画像データ(デジタル画像)は画質的には完成したものとなる。基本的な画像処理とは、例えば、ネガ/ポジ変換、画像の拡大もしくは縮小(電子変倍処理)、階調補正、色/濃度補正、彩度補正、覆い焼き処理(画像(濃度)ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャープネス処理および色空間の変換処理である。
画像調整部32は、デジタル画像の上下方向を判定する上下判定部40と、各デジタル画像の上下方向を一致させる回転処理を施す画像回転部42とを有するものである。
上下判定部40は、デジタル画像の上下方向を判定するものである。この上下判定部40におけるデジタル画像の上下判定方法は、自然光がさすシーンで撮影した画像は天上から光がさす場合が多く、これにより、画像の上側が明るく、画像の下側が暗いという傾向を利用するものである。すなわち、本発明は、画像の明るい方向が上方向であることが多いことを利用するものである。
図2(b)に示すように、上下判定部40は、算出部40a、検出部40bおよび判定部40cを有するものである。
算出部40aは、デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロックの平均明度値を算出するものである。
検出部40bは、全ての画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、その検出された方向の数をカウントするものである。
判定部40cは、検出された方向における頻度を求める。本発明は、自然光がさすシーンで撮影した画像は天上から光がさす場合が多く、画像の明るい方向が上方向であることが多いことを利用するものであるため、検出された方向の中で、最も頻度が高い方向を上方向と判定する。
なお、上下判定部40による上下判定方法については後に詳細に説明する。
算出部40aは、デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、各画素ブロックの平均明度値を算出するものである。
検出部40bは、全ての画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、その検出された方向の数をカウントするものである。
判定部40cは、検出された方向における頻度を求める。本発明は、自然光がさすシーンで撮影した画像は天上から光がさす場合が多く、画像の明るい方向が上方向であることが多いことを利用するものであるため、検出された方向の中で、最も頻度が高い方向を上方向と判定する。
なお、上下判定部40による上下判定方法については後に詳細に説明する。
また、上下判定部40の算出部40aによりデジタル画像を分割する画素ブロックの大きさは、特に限定されるものではなく、小さいことが好ましく、画素ブロックの最小の大きさは1画素である。
また、各画素ブロックの平均明度値の算出方法としては、デジタル画像(R、GおよびBの各色の画像データ)の各画素ブロックにおける全画素の各色の画像データの平均値の3分の1を取る方法(平均明度値:Y=(R+G+B)/3)が例示される。
さらに、平均明度値の算出方法としては、YIQ規定を用いて各色の画像データから平均明度値を算出する方法等が例示される。YIQ規定を用いて平均明度値を得る方法としては、例えば、Y=0.3R+0.59G+0.11Bにより、YIQ規定の輝度のみを、各画素ブロックにおける全画素のR、GおよびBの各色の画像データの平均値から算出する方法が例示される。
また、各画素ブロックの平均明度値の算出方法としては、デジタル画像(R、GおよびBの各色の画像データ)の各画素ブロックにおける全画素の各色の画像データの平均値の3分の1を取る方法(平均明度値:Y=(R+G+B)/3)が例示される。
さらに、平均明度値の算出方法としては、YIQ規定を用いて各色の画像データから平均明度値を算出する方法等が例示される。YIQ規定を用いて平均明度値を得る方法としては、例えば、Y=0.3R+0.59G+0.11Bにより、YIQ規定の輝度のみを、各画素ブロックにおける全画素のR、GおよびBの各色の画像データの平均値から算出する方法が例示される。
画像回転部42は、上下判定部40により複数のデジタル画像の上方向が判定された場合、上方向が判定された全てのデジタル画像について、上方向が一致するように、判定されたデジタル画像に回転処理を施すものである。例えば、画像回転部42には、予め画像処理装置22における画像の上方向が初期設定されている。
画像回転部42は、上下判定部40による判定結果と、画像処理装置22で初期設定されている上方向とを比較し、一致している場合には回転処理を施すことなく画像記憶部34に入力画像データを出力する。一方、画像回転部42は、判定結果と、初期設定の上方向とが不一致である場合には、デジタル画像の上方向が初期設定の上方向となるように、入力画像データに回転処理を施し、画像記憶部34に画像の上方向を一致させた入力画像データを出力する。
画像回転部42は、上下判定部40による判定結果と、画像処理装置22で初期設定されている上方向とを比較し、一致している場合には回転処理を施すことなく画像記憶部34に入力画像データを出力する。一方、画像回転部42は、判定結果と、初期設定の上方向とが不一致である場合には、デジタル画像の上方向が初期設定の上方向となるように、入力画像データに回転処理を施し、画像記憶部34に画像の上方向を一致させた入力画像データを出力する。
画像記憶部34は、基本画像処理部30および画像調整部32により画像処理が施された入力画像データを、例えば、1件分の注文情報毎にまとめて記憶するものである。
データ変換部36は、基本画像処理部30および画像調整部32により画像処理が施された入力画像データを出力機24から出力できる出力用画像データに変換するものである。画像処理が施された入力画像データから出力用画像データへの変換は、例えば、3次元のルックアップテーブルによりなされる。
出力機24は、出力用画像データに基づいて、デジタル画像を記録媒体に記録するか、または写真プリントなどのハードコピーを作製するものである。
出力機24は、例えば、出力用画像データ(画像処理が施された入力画像データ)をメモリカード、CD、MOまたはFDなどの記録媒体に書き込むメディアドライブである。これにより、入力画像データ(デジタル画像)を記録媒体に記録し、記録媒体をユーザに提供することができる。
さらに、出力機24は、上述のメディアドライブと、音声またはキャプション付きのスライドショーまたはフォトムービーを作成するための画像編集部とを備えたものでもよい。これにより、入力画像データを記録媒体に記録するとともに、単に画像の鑑賞だけではなく、スライドショーまたはフォトムービーとして提供することができる。なお、画像編集部は、例えば、PCとプレゼンテーション作成用のソフトウェアにより構成される。
出力機24は、例えば、出力用画像データ(画像処理が施された入力画像データ)をメモリカード、CD、MOまたはFDなどの記録媒体に書き込むメディアドライブである。これにより、入力画像データ(デジタル画像)を記録媒体に記録し、記録媒体をユーザに提供することができる。
さらに、出力機24は、上述のメディアドライブと、音声またはキャプション付きのスライドショーまたはフォトムービーを作成するための画像編集部とを備えたものでもよい。これにより、入力画像データを記録媒体に記録するとともに、単に画像の鑑賞だけではなく、スライドショーまたはフォトムービーとして提供することができる。なお、画像編集部は、例えば、PCとプレゼンテーション作成用のソフトウェアにより構成される。
また、本実施例における出力機24は、例えば、供給された出力用画像データに応じて変調した記録光によって、印画紙(感光材料)を2次元的に露光して潜像を形成し、露光済の印画紙に、現像/定着/漂白/水洗の所定の湿式の現像処理を施し、乾燥して写真プリントを得るものであり、例えば、デジタルフォトプリンタの出力機である。
さらに、本実施例における出力機24は、供給された出力用画像データに応じて変調した記録光によって、一様帯電した電子写真感光体を2次元的に露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー現像して受像媒体に転写することを、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(黒)の4色で、順次、行うことによりカラー画像を形成するレーザプリンタを用いることもできる。
さらに、本実施例における出力機24は、供給された出力用画像データに応じて変調した記録光によって、一様帯電した電子写真感光体を2次元的に露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー現像して受像媒体に転写することを、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(黒)の4色で、順次、行うことによりカラー画像を形成するレーザプリンタを用いることもできる。
さらにまた、本実施例における出力機24は、供給された出力用画像データに応じて変調して、C、M、YおよびKのインクを吐出することによりカラー画像を形成する、インクジェットプリンタを用いることもできる。
なお、出力機24としては、これらに限定はされず、公知の各種のプリンタが利用可能であり、適宜要求される画質またはプリント形態に応じた方式のものを用いることができ、画像を記録媒体の片面または両面に記録するものであってもよい。
なお、出力機24としては、これらに限定はされず、公知の各種のプリンタが利用可能であり、適宜要求される画質またはプリント形態に応じた方式のものを用いることができ、画像を記録媒体の片面または両面に記録するものであってもよい。
本実施例の画像処理装置22においては、デジタル画像に基本的な画像処理を施す基本画像処理部30を設け、さらには、デジタル画像の上下方向を判定する上下判定部40と、各デジタル画像の上下方向を一致させる回転処理を施す画像回転部42とを有する画像調整部32を設けることにより、ネガフィルムまたは写真プリント記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などの複数のデジタル画像について、基本的な画像処理を施し、かつ全てのデジタル画像の上下方向を効率よく一致させることができる。このため、出力用画像データに基づいて得られる、記録媒体に記録されたデジタル画像、または写真プリントなどの画像の上下方向を揃えることができる。
次に、画像処理装置22の上下判定部40による画像の上下判定方法について説明する。
図3は、本実施例の画像処理装置の上下判定部によるデジタル画像の上下判定方法を工程順に示すフローチャートである。図4(a)および(b)は、本実施例の画像処理装置の上下判定部によるデジタル画像の上下判定方法を工程順に示す模式図である。図5(a)および(b)は、図4(b)の次工程を工程順に示す模式図である。図6は、縦軸に頻度をとり、横軸に方向をとって、本実施例の上下判定部によるデジタル画像の上下判定方法における解析結果を示すグラフである。
本実施例においては、例えば、図4(a)に示すように、雲54a、54bが浮かんでいる青空52のもと、二人の男性58a,58bが道56を走っているシーンのデジタル画像50を入力画像データとして説明する。
図3は、本実施例の画像処理装置の上下判定部によるデジタル画像の上下判定方法を工程順に示すフローチャートである。図4(a)および(b)は、本実施例の画像処理装置の上下判定部によるデジタル画像の上下判定方法を工程順に示す模式図である。図5(a)および(b)は、図4(b)の次工程を工程順に示す模式図である。図6は、縦軸に頻度をとり、横軸に方向をとって、本実施例の上下判定部によるデジタル画像の上下判定方法における解析結果を示すグラフである。
本実施例においては、例えば、図4(a)に示すように、雲54a、54bが浮かんでいる青空52のもと、二人の男性58a,58bが道56を走っているシーンのデジタル画像50を入力画像データとして説明する。
先ず、基本画像処理部30で基本的な画像処理が施された入力画像データが画像調整部32の上下判定部40に入力される。
次に、デジタル画像50における図4(b)に示す画像領域60を、上下判定部40(図2(b)参照)の算出部40a(図2(b)参照)により矩形状の画素ブロック62に分割する(ステップS1)。
次に、全ての画素ブロック62について、算出部40a(図2(b)参照)により画素ブロック62の平均明度値を計算する(ステップS2)。各画素ブロック62の平均明度値は、例えば、画素ブロックにおける全画素の各色の画像データの平均値の3分の1を取る方法により計算する。
次に、後述するステップS4の処理を全ブロックにわたり実行する(ステップS3)。
次に、全ての画素ブロック62について、算出部40a(図2(b)参照)により画素ブロック62の平均明度値を計算する(ステップS2)。各画素ブロック62の平均明度値は、例えば、画素ブロックにおける全画素の各色の画像データの平均値の3分の1を取る方法により計算する。
次に、後述するステップS4の処理を全ブロックにわたり実行する(ステップS3)。
図4(b)に示すように、画素ブロック62のうち、1つに注目し注目画素ブロック66とする。そして、図5(a)に示すように、注目画素ブロック66に近接する8個の画素ブロック62a〜62hのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する(ステップS4)。
次に、注目画素ブロック66に対して、検出された検出方向をカウントする。
次に、注目画素ブロック66に対して、検出された検出方向をカウントする。
本実施例においては、図5(b)に示すように、例えば、注目画素ブロック66に対して、a方向〜h方向の合計8方向を設定しており、図5(a)および図4(b)に示す合計9個の画素ブロック62からなる解析領域64で解析を行う。
また、図5(a)に示す解析領域64における画素ブロック62aは、平均明度値が100であり、画素ブロック62bは、平均明度値が70であり、画素ブロック62cは、平均明度値が50であり、画素ブロック62d〜62fは、平均明度値が30であり、画素ブロック62gは、平均明度値が40であり、画素ブロック62hは、平均明度値が80である。
この場合、画素ブロック62aは平均明度値が100であり、最も平均明度値が高いと判定され、この画素ブロック62aの方向はa方向である。この場合、最も平均明度が高い画素ブロック62aの検出方向(a方向)は1方向である。そして、a方向の検出数を、例えば、1とカウントする。
また、図5(a)に示す解析領域64における画素ブロック62aは、平均明度値が100であり、画素ブロック62bは、平均明度値が70であり、画素ブロック62cは、平均明度値が50であり、画素ブロック62d〜62fは、平均明度値が30であり、画素ブロック62gは、平均明度値が40であり、画素ブロック62hは、平均明度値が80である。
この場合、画素ブロック62aは平均明度値が100であり、最も平均明度値が高いと判定され、この画素ブロック62aの方向はa方向である。この場合、最も平均明度が高い画素ブロック62aの検出方向(a方向)は1方向である。そして、a方向の検出数を、例えば、1とカウントする。
次に、画像領域60における全ての画素ブロック62について、方向を検出したか否かが判断される(ステップS5)。全画素ブロックについて終了していない場合、ステップS3に戻り、再度、他の画素ブロック62を注目画素ブロック66として、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、検出数をカウントする(ステップS4)。
このようにして、全ての画素ブロック62について、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、検出数をカウントする。この結果、図6に示すように検出されたa方向〜h方向について頻度(検出数)が求められる。
このようにして、全ての画素ブロック62について、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、検出数をカウントする。この結果、図6に示すように検出されたa方向〜h方向について頻度(検出数)が求められる。
なお、注目画素ブロック66に近接する8個の画素ブロック62a〜62hのうち、平均明度値が最も高い値の画素が複数ある場合には、複数全ての方向を検出する。そして、1/(平均明度値が最も高い値の画素が検出された方向の数)で得られる値を、各検出方向における検出数としてカウントする。
例えば、平均明度値が100の画素がb方向とf方向にあり、2方向検出された場合には、検出数として、1/2=0.5が得られる。検出されたb方向およびf方向にそれぞれ検出数として、0.5をカウントする。
また、同様にして、平均明度値が最も高い値の画素ブロックが、3方向検出された場合には、1/3=0.3を各検出方向における検出数としてカウントする。さらに、平均明度値が最も高い値の画素ブロックが、5方向検出された場合には、1/5=0.2を各検出方向における検出数としてカウントする。
例えば、平均明度値が100の画素がb方向とf方向にあり、2方向検出された場合には、検出数として、1/2=0.5が得られる。検出されたb方向およびf方向にそれぞれ検出数として、0.5をカウントする。
また、同様にして、平均明度値が最も高い値の画素ブロックが、3方向検出された場合には、1/3=0.3を各検出方向における検出数としてカウントする。さらに、平均明度値が最も高い値の画素ブロックが、5方向検出された場合には、1/5=0.2を各検出方向における検出数としてカウントする。
本実施例においては、a方向〜h方向のうちa方向の頻度が最も高い。これにより、頻度が最も高いa方向を上方向と判定する(ステップS6)。これにより、デジタル画像50のシーンの中で明るい方向を高い精度で特定することができる。なお、本実施例のデジタル画像50の上方向はa方向であり、一致する。このようにして、本実施例の画像処理方法においては、上方向の判定精度を高くすることができる。
本実施例の画像処理方法においては、デジタル画像50を複数の画素ブロック62に分割する。そして、各画素ブロック62の平均明度値を算出する。次に、全ての画素ブロック62について、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、その検出された方向における検出数をカウントして、各方向における頻度を求める。検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する。本発明においては、上述の如く自然光のもとで撮影または記録されたシーンにおいては、上側から光がさすため、明るい方が上側となる。このように、デジタル画像50における明るい方向を高い精度で特定することにより、画像の上下方向の判定精度を高くすることができる。
なお、本実施例においては、注目画素ブロック66に近接する8個の画素ブロック62a〜62hのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックのa方向〜h方向(8方向)を検出し、検出数をカウントするものとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、注目画素ブロック66に辺で接する4個の画素ブロック62a、62c、62e、62gについて最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出し、a方向、c方向、e方向およびg方向の合計4方向としてもよい。さらには、注目画素ブロック66に近接する8個の画素ブロック62a〜62hの中で、接する3画素ブロックを組みにして、4組の3画素ブロックを作成する。これらの4組の3画素ブロックの合計で上方向を判定してもよい。すなわち、画素ブロック62h、62a、62bの合計と、画素ブロック62b、62c、62dの合計と、画素ブロック62d、62e、62fの合計と、画素ブロック62f、62g、62hとの合計に基づいてデジタル画像50の画像の上方向を判定する。
また、本実施例においては、デジタル画像50の画像領域60を複数の画素ブロック62に分割して、全ての画素ブロック62を順次注目画素ブロック66として、この注目画素ブロック66に近接する8個の画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出して、上方向を判定するものとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明においては、例えば、シーンの構成要素を検出し、各構成要素毎に、本実施例の上下判定方法により上方向を検出する。各構成要素で判定された上方向のうち、最も頻度が高い方向を上方向と判定してもよい。
ここで、図7(a)および(b)は、本実施例の画像処理装置の上下判定部による画像の上下判定方法の変形例を工程順に示す模式図である。
この場合、図7(a)に示すように、青空72のとも山74を背景に4人の女性W1〜W4を撮影したシーンの画像70について、顔検出により顔f1〜f4を検出するとともに、他の画像認識方法により青空72および山74を検出する。
図7(b)に示すように、顔f1〜f4、青空72、および山74について、それぞれ上方向の判定を実施する。このように、シーンの構成要素を検出し、各構成要素毎に上方向を判定し、得られた方向が最も多い方向を画像の上方向とすることにより、画像(シーン)の中で明るい方向を更に一層高い精度で特定することができ、上方向の判定精度を更に一層高くすることができる。
本発明においては、例えば、シーンの構成要素を検出し、各構成要素毎に、本実施例の上下判定方法により上方向を検出する。各構成要素で判定された上方向のうち、最も頻度が高い方向を上方向と判定してもよい。
ここで、図7(a)および(b)は、本実施例の画像処理装置の上下判定部による画像の上下判定方法の変形例を工程順に示す模式図である。
この場合、図7(a)に示すように、青空72のとも山74を背景に4人の女性W1〜W4を撮影したシーンの画像70について、顔検出により顔f1〜f4を検出するとともに、他の画像認識方法により青空72および山74を検出する。
図7(b)に示すように、顔f1〜f4、青空72、および山74について、それぞれ上方向の判定を実施する。このように、シーンの構成要素を検出し、各構成要素毎に上方向を判定し、得られた方向が最も多い方向を画像の上方向とすることにより、画像(シーン)の中で明るい方向を更に一層高い精度で特定することができ、上方向の判定精度を更に一層高くすることができる。
次に、プリントシステム10の作用について説明する。
例えば、図1に示す受付機12から、ネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像をCD−Rなどの記録媒体に画像データを記録する1件分の注文情報が入力された場合について説明する。
この場合、先ず、入力機14(スキャナ)によりネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像のデジタル画像データを取得し、デジタル画像化された画像を入力画像データとして画像解析装置20に出力する。
例えば、図1に示す受付機12から、ネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像をCD−Rなどの記録媒体に画像データを記録する1件分の注文情報が入力された場合について説明する。
この場合、先ず、入力機14(スキャナ)によりネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像のデジタル画像データを取得し、デジタル画像化された画像を入力画像データとして画像解析装置20に出力する。
次に、基本画像処理部30により、入力画像データに基本的な画像処理を施し、画像調整部32に出力する。
この画像調整部32においては、上下判定部40によりデジタル画像の上方向が判定される。次に、画像回転部42により、上下判定部40による判定結果と、画像処理装置22で初期設定されている上方向とを比較する。判定結果と、初期設定の上方向とが一致している場合には入力画像データに処理をすることなく、画像記憶部34に入力画像データを出力する。一方、判定結果と、初期設定の上方向とが不一致である場合には、デジタル画像の上方向が、初期設定の上方向と一致するように入力画像データに回転処理を施す。このようにして、全ての入力画像データの上方向を初期設定の上方向と一致させて、画像記憶部34に入力画像データを出力する。
この画像調整部32においては、上下判定部40によりデジタル画像の上方向が判定される。次に、画像回転部42により、上下判定部40による判定結果と、画像処理装置22で初期設定されている上方向とを比較する。判定結果と、初期設定の上方向とが一致している場合には入力画像データに処理をすることなく、画像記憶部34に入力画像データを出力する。一方、判定結果と、初期設定の上方向とが不一致である場合には、デジタル画像の上方向が、初期設定の上方向と一致するように入力画像データに回転処理を施す。このようにして、全ての入力画像データの上方向を初期設定の上方向と一致させて、画像記憶部34に入力画像データを出力する。
次に、画像記憶部34に、1件の注文毎に入力画像データを記憶する。次に、データ変換部36で出力用画像データに変換する。
次に、出力機24(例えば、メディアドライブ)により、1件分のネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像(デジタル画像データ)がCD−Rなどの記録媒体に記録される。このようにして、ネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像をCD−Rなどの記録媒体に記録して提供する。
次に、出力機24(例えば、メディアドライブ)により、1件分のネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像(デジタル画像データ)がCD−Rなどの記録媒体に記録される。このようにして、ネガフィルムおよび写真プリントに記録された画像をCD−Rなどの記録媒体に記録して提供する。
本実施例のプリントシステム10においては、端末または入力機14から注文情報とともに入力されたネガフィルムまたは写真プリント記録された画像から得られたデジタル画像、およびデジタルカメラにより撮影されて得られたデジタル画像などの複数のデジタル画像について、画像処理装置22により、注文情報に応じた基本的な画像処理を施すとともに、画像調整部32によりデジタル画像の上下方向が判定され、判定された1件分のデジタル画像の上下方向を効率よく一致させることができる。これにより、デジタル画像をCD−R等の記録媒体に記録して提供する場合、記録媒体に記録された画像を鑑賞する際、見易く、画像の上下方向の不一致による美感が著しく損なわれることを抑制することができる。さらに、複数のデジタル画像を用いて、(BGM付き)スライドショーまたはフォトムービーなどを作成する場合でも、美感が著しく損なわれることが抑制されるとともに、オペレータが画像の向きを揃える必要がなくなり、オペレータの作業負担が減り、作業効率が高くなる。
また、本実施例のプリントシステム10においては、写真プリントなどのハードコピーの形態で提供する場合であっても、各画像の上方向を全て一致させて出力することができるため、確認がしやすいとともに、鑑賞もしやすい。また、オペレータも画像の方向を揃える作業が減り、作業負担が減り、作業効率が高くなる。
さらに、例えば、運動会の様子を撮影したネガフィルム、写真プリントおよびDSCにより記録されたデジタル画像を用いて(BGM付き)スライドショーまたはフォトムービーを作成する場合でも、各画像の上方向が全て一致しているため、オペレータによる各画像の上方向を一致させる作業が不要となり、作業効率を高めることができる。
なお、本発明の画像処理装置22の上下判定部40および画像回転部42は、デジタル画像の上方向を判定するための専用装置であってもよいが、例えば、一般的なパーソナルコンピュータシステムと、その上で動作するソフトウェアプログラムによって実現することも可能である。また、本発明のデジタル画像の上方向を判定するプログラムは、本発明の画像の上方向を判定する画像処理方法を適用して、画像処理装置22によりデジタル画像の上方向を判定させるものである。
以上、本発明の画像処理装置、画像処理方法およびプログラムについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
10 プリントシステム
12 受付機
14 入力機
16 デジタルカメラ(DSC)
18 パーソナルコンピュータ(PC)
20 携帯電話
22 画像処理装置
24 出力機
26 通信手段
30 基本画像処理部
32 画像調整部
34 画像記憶部
36 データ変換部
40 上下判定部
40a 算出部
40b 検出部
40c 判定部
42 画像回転部
60 画像領域
62、62a〜62h 画素ブロック
66 注目画素ブロック
12 受付機
14 入力機
16 デジタルカメラ(DSC)
18 パーソナルコンピュータ(PC)
20 携帯電話
22 画像処理装置
24 出力機
26 通信手段
30 基本画像処理部
32 画像調整部
34 画像記憶部
36 データ変換部
40 上下判定部
40a 算出部
40b 検出部
40c 判定部
42 画像回転部
60 画像領域
62、62a〜62h 画素ブロック
66 注目画素ブロック
Claims (6)
- デジタル画像の上方向を判定する上下判定部を有する画像処理装置であって、
前記上下判定部は、前記デジタル画像を複数の画素ブロックに分割し、前記各画素ブロックの平均明度値を算出する算出部と、全ての前記画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する検出部と、前記検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する判定部とを有することを特徴とする画像処理装置。 - さらに、前記上下判定部により上方向が判定された複数のデジタル画像の前記上方向が、判定された全てのデジタル画像で一致するように前記デジタル画像に回転処理を施す画像回転部を有する請求項1に記載の画像処理装置。
- デジタル画像の上方向を判定する画像処理方法であって、
前記デジタル画像を複数の画素ブロックに分割する工程と、
前記各画素ブロックの平均明度値を算出する工程と、
全ての前記画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出する工程と、
前記検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定する工程とを有することを特徴とする画像処理方法。 - さらに、前記上方向が判定された複数のデジタル画像の前記上方向が、判定された全てのデジタル画像で一致するように前記デジタル画像に回転処理を施す工程を有する請求項3に記載の画像処理方法。
- 画像処理装置により、デジタル画像の上方向を判定するプログラムであって、
前記デジタル画像を複数の画素ブロックに分割するステップと、
前記各画素ブロックの平均明度値を算出するステップと、
全ての前記画素ブロックについて、近接する画素ブロックのうち、最も平均明度値が高い画素ブロックの方向を検出するステップと、
前記検出された方向における頻度を求め、検出された方向のうち、頻度が最も高い方向を上方向と判定するステップとを、前記画像処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。 - さらに、前記上方向が判定された複数のデジタル画像の前記上方向が、全てのデジタル画像で一致するように前記デジタル画像に回転処理を施すステップを、前記画像処理装置に実行させる請求項5に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005065299A JP2006251986A (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010079102A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Xing Inc | カラオケ装置 |
-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005065299A patent/JP2006251986A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010079102A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Xing Inc | カラオケ装置 |
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