JPH11289447A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JPH11289447A
JPH11289447A JP10090129A JP9012998A JPH11289447A JP H11289447 A JPH11289447 A JP H11289447A JP 10090129 A JP10090129 A JP 10090129A JP 9012998 A JP9012998 A JP 9012998A JP H11289447 A JPH11289447 A JP H11289447A
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image data
frame
processing
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JP10090129A
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English (en)
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Hiroaki Nakamura
博明 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影領域をずらして撮影された、隣り合うシー
ンの複数コマの画像データを、簡易な操作で合成するこ
とができ、しかも、写真としても十分な画質の画像を得
ることができる画像処理方法および装置を提供する。 【解決手段】複数の画像データから隣り合う画像の画像
データを知見し、この画像を並べた1画像の画像データ
に合成し、かつ、合成の前および/または後に、各画像
の、合成されて隣り合う端部領域の色濃度を互いに一致
させるように画像データを処理することにより、前記課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルフォトプ
リンタ等に用いられるデジタルの画像処理において、隣
り合うシーンを撮影した画像を合成して1つの画像(パ
ノラマ画像)とする画像処理の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の感光材料(印画紙)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、
いわゆる直接露光(アナログ露光)が主流である。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、(仕上
り)プリントとするデジタルフォトプリンタが実用化さ
れた。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、画像をデジ
タルの画像データとして、画像データ処理によって焼付
時の露光条件を決定することができるので、逆光やスト
ロボ撮影等に起因する画像の飛びやツブレの補正、シャ
ープネス(鮮鋭化)処理等を好適に行って、従来の直接
露光では得られなかった高品位なプリントを得ることが
できる。また、画像の合成や分割、文字の合成等も画像
データ処理で行うことができ、用途に応じて自由に編集
/処理したプリントも出力可能である。しかも、デジタ
ルフォトプリンタによれば、画像をプリント(写真)と
して出力するのみならず、画像データをコンピュータ等
に供給したり、フロッピーディスク等の記録媒体に保存
しておくこともできるので、画像データを、写真以外の
様々な用途に利用することができる。さらに、デジタル
フォトプリンタによれば、フィルムに撮影された画像以
外にも、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮
像デバイスで撮影された画像(画像データ)も、プリン
トとして出力することができる。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、フィルムに読取光を入射して、その投影光を読
み取ることによって、フィルムに記録された画像を光電
的に読み取るスキャナ(画像読取装置)と、スキャナに
よって読み取られた画像データやデジタルカメラ等から
供給された画像データに所定の画像処理を施し、画像記
録のための画像データすなわち露光条件とする画像処理
装置と、画像処理装置から出力された画像データに応じ
て、例えば光ビーム走査によって感光材料を走査露光し
て潜像を記録するプリンタ(画像記録装置)と、プリン
タによって露光された感光材料に現像処理を施して、画
像が再生された(仕上り)プリントとするプロセサ(現
像装置)とを有して構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、写真を撮影
するカメラの画角には限界があり、観光地の見晴らし台
からの風景、山脈、海のような広大な風景を1コマの画
像に納めようとしても、撮影できる範囲(領域)には限
界がある。
【0007】このような点から、カメラの画角を超える
領域において、撮影領域を横方向や縦方向にずらして、
隣り合うシーンを複数コマ撮影し、得られたプリントを
並べて貼り着け(合成し)、1枚のパノラマ写真とする
ことも行われている。これに対し、前述のデジタルフォ
トプリンタであれば、このようにして撮影されたな隣り
合う複数画像の合成も、画像データ処理によって行うこ
とができる。しかしながら、このようにして撮影した複
数コマの画像データを、簡易に合成してパノラマ画像の
画像データとし、かつ写真としても十分な画質を実現で
きる画像処理は、未だ実現されてはいない。
【0008】本発明の目的は、撮影領域をずらして撮影
された、隣り合う(連続する)シーンの複数コマの画像
データを、簡易な操作で合成することができ、しかも、
写真としても十分な画質の画像を得ることができる画像
処理方法、および、これを実行する画像処理装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像処理方法は、複数の画像データから隣
り合う画像の画像データを知見し、この画像を並べた1
画像の画像データに合成し、かつ、前記合成の前および
/または後に、各画像の、合成されて前記隣り合う端部
領域の色濃度を互いに一致させるように画像データを処
理することを特徴とする画像処理方法を提供する。
【0010】さらに、本発明の画像処理装置は、画像デ
ータ供給源から供給された画像データが、隣り合う画像
を有することを示すシーン情報を取得するシーン情報取
得手段と、前記シーン情報取得手段が取得したシーン情
報に応じて、隣り合う画像との重複領域近傍の色濃度を
互いに一致させるように、対応する画像データを処理す
る色濃度調整手段と、前記シーン情報取得手段が取得し
たシーン情報に応じて、対応する画像を配列した1画像
の画像データに合成する合成手段とを有することを特徴
とする画像処理装置を提供する。
【0011】また、前記本発明において、前記画像デー
タ供給源が、写真フィルムに撮影された画像を光電的に
読み取るのが好ましく、また、前記シーン情報取得手段
が、オペレータによる入力指示、新写真システムのフィ
ルムに磁気記録された情報、および画像ファイルに記録
された情報の少なくとも1つによって、前記シーン情報
を取得するのが好ましく、また、前記色濃度調整手段
が、オペレータによって指示された領域あるいは予め定
められた所定領域に対応して、前記画像データの処理を
行うのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像処理方法およ
び画像処理装置について、添付の図面に示される好適実
施例を基に詳細に説明する。
【0013】図1に、本発明の画像処理方法および画像
処理装置を利用するデジタルフォトプリンタの一例のブ
ロック図が示される。図1に示されるデジタルフォトプ
リンタ(以下、フォトプリンタ10とする)は、基本的
に、フィルムFに撮影された画像を光電的に読み取るス
キャナ(画像読取装置)12と、読み取られた画像デー
タ(画像情報)の画像処理やフォトプリンタ10全体の
操作および制御等を行う画像処理装置14と、画像処理
装置14から出力された画像データに応じて変調した光
ビームで感光材料(印画紙)を画像露光し、現像処理し
て(仕上り)プリントとして出力するプリンタ16と、
画像処理装置14から出力された画像データをフロッピ
ーディスク等の記録媒体に記録し、また記録媒体に記録
された画像データを読み取る記録手段26を有して構成
される。また、画像処理装置14には、様々な条件の入
力(設定)、処理の選択や指示、色/濃度補正などの指
示等を入力するためのキーボード18aおよびマウス1
8bを有する操作系18と、スキャナ12で読み取られ
た画像、各種の操作指示、条件の設定/登録画面等を表
示するディスプレイ20が接続される。
【0014】スキャナ12は、フィルムF等に撮影され
た画像を1コマずつ光電的に読み取る装置で、光源22
と、可変絞り24と、フィルムFに入射する読取光をフ
ィルムFの面方向で均一にする拡散ボックス28と、結
像レンズユニット32と、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の各画像読取に対応するラインCCDセンサを有
するイメージセンサ34と、アンプ(増幅器)36と、
A/D(アナログ/デジタル)変換器38とを有して構
成される。
【0015】また、フォトプリンタ10においては、新
写真システム(Advanced Photo System)や135サイズ
のネガ(あるいはリバーサル)フィルム等のフィルムの
種類やサイズ、ストリップスやスライド等のフィルムの
形態等に応じて、スキャナ12の本体に装着自在な専用
のキャリアが用意されており、キャリアを交換すること
により、各種のフィルムや処理に対応することができ
る。フィルムに撮影され、プリント作成に供される画像
(コマ)は、このキャリアによって所定の読取位置に搬
送される。このようなスキャナ12において、フィルム
Fに撮影された画像を読み取る際には、光源22から射
出され、可変絞り24によって光量調整された読取光
が、キャリア30によって所定の読取位置に位置された
フィルムFに入射して、透過することにより、フィルム
Fに撮影された画像を担持する投影光を得る。
【0016】図示例のキャリア30は、新写真システム
のフィルムF(カートリッジ)に対応するもので、図2
(A)に模式的に示されるように、所定の読取位置にフ
ィルムFを位置しつつ、イメージセンサ34のラインC
CDセンサの延在方向(主走査方向)と直交する副走査
方向に、フィルムFの長手方向を一致して搬送する、読
取位置を副走査方向に挟んで配置される搬送ローラ対3
0aおよび30bと、フィルムFの投影光を所定のスリ
ット状に規制する、読取位置に対応して位置する主走査
方向に延在するスリット40aを有するマスク40とを
有する。フィルムFは、このキャリア30によって読取
位置に位置されて副走査方向に搬送されつつ、読取光を
入射される。これにより、結果的にフィルムFが主走査
方向に延在するスリット40aによって2次元的にスリ
ット走査され、フィルムFに撮影された各コマの画像が
読み取られる。
【0017】ここで、周知のように、新写真システムの
フィルムには、磁気記録媒体が形成され、各種の情報
が、あらかじめ磁気記録媒体に記録されており、さら
に、カメラ、現像装置、キャリア30によって、磁気記
録媒体に各種の情報が書き込まれ、また、必要に応じて
読み出される。詳しくは、図3に概念的に示されるよう
に、新写真システムのフィルムFには、カートリッジか
らの引き出し方向(図中矢印A方向)の先頭コマG1よ
り先端側の所定領域、各コマGに対応する領域、および
図示しない最後のコマより後端側の所定領域の幅方向
(主走査方向)の両端部近傍に、長手方向(副走査方
向)に延在する透明な磁気記録媒体Sが形成されてい
る。フィルムFの先(後)端部分の磁気記録媒体S1に
は、カートリッジID、フィルム種、感度、現像日等の
フィルムF全体にかかる情報が磁気記録され、各コマ領
域の磁気記録媒体S2には、撮影日時、撮影時のストロ
ボ発光の有無、撮影露出値、タイトル、シリーズシーン
情報、縦位置撮影(フィルム長手方向と画像天地方向と
が一致)および横位置撮影(同短手方向が画像天地方
向)等の各コマ毎の情報が記録される。なお、図中の符
号46は、フィルムFを収納するカートリッジ本体で、
符号Pは、フィルムFを搬送(送り出し、巻き戻し)す
るためのパーフォレションホールである。
【0018】新写真システムに対応するキャリア30に
は、この磁気記録媒体Sに対応して、磁気記録媒体Sに
記録された情報を読み取り、また、必要な情報を記録す
る磁気ヘッド42および42が配置される。また、磁気
ヘッド42とマスク40との間には、フィルムに光学的
に記録されるDXコード、拡張DXコード、FNSコー
ドなどのバーコード等を光学的に読み取るためのコード
リーダ44が配置される。なお、このようなフィルムに
記録されたバーコードの読取手段は、新写真システムの
キャリア30に限らず、通常の(フィルム)キャリアで
あれば配置されている。磁気ヘッド42やコードリーダ
44によって読み取られた各種の情報は、必要に応じ
て、画像処理装置14等の所定部位に送られる。
【0019】前述のように、読取光はキャリア30に保
持されたフィルムFを透過して画像を担持する投影光と
なり、この投影光は、結像レンズユニット32によって
イメージセンサ34の受光面に結像される。図2(B)
に示されるように、イメージセンサ34は、R画像の読
み取りを行うラインCCDセンサ34R、G画像の読み
取りを行うラインCCDセンサ34G、およびB画像の
読み取りを行うラインCCDセンサ34Bを有する、い
わゆる3ラインのカラーCCDセンサで、各ラインCC
Dセンサは、前述のように主走査方向に延在している。
フィルムFの投影光は、このイメージセンサ34によっ
て、R、GおよびBの3原色に分解されて光電的に読み
取られる。イメージセンサ34の出力信号は、アンプ3
6で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされ
て、画像処理装置14に送られる。
【0020】スキャナ12においては、フィルムFに撮
影された画像の読み取りを、低解像度で読み取るプレス
キャンと、出力画像の画像データを得るための本スキャ
ンとの、2回の画像読取で行う。プレスキャンは、スキ
ャナ12が対象とする全てのフィルムの画像を、イメー
ジセンサ34が飽和することなく読み取れるように、あ
らかじめ設定された、プレスキャンの読取条件で行われ
る。一方、本スキャンは、プレスキャンデータから、そ
の画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃度でイメー
ジセンサ34が飽和するように、各コマ毎に設定された
本スキャンの読取条件で行われる。プレスキャンと本ス
キャンの出力信号は、解像度と出力レベルが異なる以外
は、基本的に同じデータである。
【0021】なお、本発明において、画像データ供給源
は、このようなスリット走査によるスキャナ12に限定
はされず、1コマの画像の全面を一度に読み取る、面露
光によるものであってもよい。この場合には、例えばエ
リアCCDセンサを用い、光源とフィルムFのとの間に
R,GおよびBの各色フィルタの挿入手段を設け、色フ
ィルタを挿入してエリアCCDセンサで画像を読み取る
ことを、R,GおよびBの各色フィルタで順次行うこと
で、フィルムFに撮影された画像を3原色に分解して読
み取る。また、これ以外にも、画像データ供給源Rとし
ては、反射原稿の画像を読み取るスキャナ、デジタルカ
メラやデジタルビデオカメラ等の撮像デバイス、インタ
ーネット等のコンピュータ通信等であってもよく、MO
ディスク(光磁気記録媒体)やフロッピーディスク等の
記録媒体等も好適に利用可能である。
【0022】前述のように、スキャナ12から出力され
たデジタル信号は、画像処理装置14(以下、処理装置
14とする)に出力される。この処理装置14は、本発
明にかかるものである。図4に処理装置14のブロック
図を示す。処理装置14は、データ処理部48、Log
変換器50、プレスキャン(フレーム)メモリ52、本
スキャン(フレーム)メモリ54、プレスキャン処理部
56、本スキャン処理部58、条件設定部60、および
合成処理部78を有して構成される。なお、図4は、主
に画像処理関連の部位を示すものであり、処理装置14
には、これ以外にも、処理装置14を含むフォトプリン
タ10全体の制御や管理を行うCPU、フォトプリンタ
10の作動等に必要な情報を記憶するメモリ等が配置さ
れ、また、操作系18やディスプレイ20は、このCP
U等(CPUバス)を介して各部位に接続される。
【0023】スキャナ12から出力されたR,Gおよび
Bの各デジタル信号は、データ処理部48において、暗
時補正、欠陥画素補正、シェーディング補正等の所定の
データ処理を施された後、Log変換器50によって変
換されて、デジタルの画像データ(濃度データ)とさ
れ、プレスキャンデータはプレスキャンメモリ52に、
本スキャンデータは本スキャンメモリ54に、それぞれ
記憶(格納)される。また、画像データがスキャナ12
以外の画像データ供給源Rや記録手段26から供給され
た場合には、画像データは、データ処理部48に供給さ
れ、ここでフォトプリンタ10に対応する画像データに
変換され、所定の処理を施される。プレスキャンメモリ
52に記憶されたプレスキャンデータは、画像データ処
理部62(以下、処理部62とする)と画像データ変換
部64等とを有するプレスキャン処理部56に、他方、
本スキャンメモリ54に記憶された本スキャンデータ
は、画像データ処理部66(以下、処理部66とする)
と画像データ変換部68と図示しないメモリ等を有する
本スキャン処理部58に読み出される。
【0024】プレスキャン処理部56の処理部62と、
本スキャン処理部58の処理部66は、後述する条件設
定部60が設定した処理条件に応じて、スキャナ12に
よって読み取られた画像(画像データ)等に所定の画像
処理を施す部位である。この処理部62および処理部6
6は、解像度が異なる以外は、基本的に同じ処理を行
う。
【0025】処理部62および処理部66で施される画
像処理には限定はなく、例えば、色バランス調整、階調
調整、濃度調整、彩度調整、電子変倍処理、覆い焼き処
理(濃度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャープ
ネス(鮮鋭化)処理等、公知の画像処理装置で行われる
各種の画像処理が例示される。これらの各処理は、ルッ
クアップテーブル(LUT)、マトリクス(MTX)演
算器、ローパスフィルタ、加算器等を用いた処理や、こ
れらを適宜組み合わせて行う平均化処理や補間演算等を
用いた、公知の手段で行えばよい。
【0026】画像データ変換部68は、処理部66によ
って処理された画像データを、例えば、3D(三次元)
−LUT等を用いて変換して、プリンタ16による画像
記録に対応する画像データとして、プリンタ16や記録
手段26に供給する。画像データ変換部64は、処理部
62によって処理された画像データを、必要に応じて間
引いて、同様に、3D−LUT等を用いて変換して、デ
ィスプレイ20による表示に対応する画像データにして
ディスプレイ20に表示させる。両データ変換部、およ
び前記処理部62および処理部66における処理条件
は、後述する条件設定部60で設定される。
【0027】条件設定部60は、前述のように、プレス
キャン処理部56および本スキャン処理部58における
各種の処理条件を設定する。この条件設定部60は、セ
ットアップ部72、キー補正部74、パラメータ統合部
76を有して構成される。
【0028】セットアップ部72は、プレスキャンデー
タ等を用いて、本スキャンの読取条件を設定してスキャ
ナ12に供給し、また、プレスキャン処理部56および
本スキャン処理部58の画像処理条件を作成(演算)
し、パラメータ統合部76に供給する。具体的には、セ
ットアップ部72は、プレスキャンメモリ52からプレ
スキャンデータを読み出し、プレスキャンデータから、
濃度ヒストグラムの作成や、平均濃度、ハイライト(最
低濃度)、シャドー(最高濃度)等の画像特徴量の算出
を行い、本スキャンの読取条件を決定し、また、必要に
応じて行われるオペレータによる指示等に応じて、前述
のプレスキャン処理部56および本スキャン処理部58
における各種の処理条件を設定する。
【0029】ここで、図示例の処理装置14において
は、合成処理部78において複数画像の合成を行う場合
には、セットアップ部72は、後述するシーン情報に応
じて合成する、全コマのプレスキャンデータを用いて画
像処理条件を設定する。なお、画像合成を行う際の画像
処理条件の設定は、これに限定はされず、例えば、合成
処理部78で合成された画像の画像データを間引いて、
これを用いて画像処理条件を設定してもよく、また、合
成するコマのプレスキャンデータを合成処理部78と同
様に処理して、これを用いて画像処理条件を設定しても
よく、また、画像合成した際の中央となるコマ(1コマ
〜数コマ)の画像データを用いて画像処理条件を設定し
てもよく、また、各コマ毎の画像処理条件をプレスキャ
ンデータから設定してもよい。さらに、合成する画像に
人物が存在する場合には、そのコマの画像データおよび
人物を中心に画像処理条件を設定してもよい。
【0030】キー補正部74は、キーボード18aに設
定された濃度(明るさ)、色、コントラスト、シャープ
ネス、彩度調等を調整するキーや、マウス18bで入力
された各種の指示等に応じて、画像処理条件の調整量
(例えば、LUTの補正量等)を算出し、パラメータ統
合部76に供給するものである。パラメータ統合部76
は、セットアップ部72が設定した画像処理条件を受け
取り、これらをプレスキャン処理部56および本スキャ
ン処理部58に設定し、さらに、キー補正部74で算出
された調整量に応じて、各部位に設定した画像処理条件
を補正(調整)し、あるいは画像処理条件を再設定す
る。
【0031】合成処理部78は、各コマに付与されたシ
ーン情報を取得して、それに応じて合成すべきコマを選
択し、選択したコマ(画像)を配列して、1つの画像の
画像データに合成し、パノラマ画像とする部位である。
本発明において、シーン情報とは、そのコマが、カメラ
(撮像手段)の画角を超える領域(シーン)において、
撮影領域を横方向や縦方向にずらして複数コマを撮影し
た、隣り合わせる(空間的に連続する)画像を他に有す
ることを示す情報である。
【0032】シーン情報およびその取得手段、ならび
に、それに応じた合成するコマの選択方法には特に限定
はなく、各種の方法が利用可能である。例えば、顧客
(プリント作成の依頼者)からパノラマ画像とすること
を希望するコマの指示を受け、それに応じて、予めオペ
レータが合成するコマをキーボード18a等を入力し、
合成処理部78これをシーン情報として取得し、合成す
べきコマを選択する方法が例示される。あるいは、検定
の際等にフィルム1本等の所定数のコマをディスプレイ
20に表示し、オペレータがこれを見て、顧客の指示や
自らの判断に応じてマウス18bを用いて合成するコマ
を入力してもよい。また、顧客に固定時間露光(FTP
M)で撮影したコマを聞き、FTPMであるコマをキー
ボード18a等で入力して、合成するコマを選択しても
よい。また、前述のように、新写真システムは各コマご
とにフィルムFに磁気情報を記録することができ、新写
真システムに対応するカメラには、撮影時等に、同じシ
ーンを撮影したことを示すシリーズシーン情報を磁気記
録する機能を持つものがあるので、これを利用して、パ
ノラマ画像にしたいコマにシリーズシーン情報を磁気記
録しておき、キャリア30の磁気ヘッド42で読み取ら
れ処理装置14に供給された磁気情報からシリーズシー
ン情報をシーン情報として取得して、合成するコマを選
択してもよい。さらに、新写真システムの磁気情報とし
ては、撮影露出情報も記録できるので、これをシーン情
報として利用して、露出の近いコマを合成するものとし
て選択してもよい。
【0033】なお、シーン情報から、合成してもよいと
判断できるコマが合成すべきコマ数よりも多数検出され
た場合には、例えば、検定時等に対応するコマをディス
プレイ20に表示して、オペレータがこれを見て、顧客
の指示や自らの判断で合成するコマを指示してもよい。
また、この際に、公知の方法(抽出アルゴリスム)で自
動的に人物抽出を行い、画像中に人物が存在した際に
は、自動的にそのコマを優勢的に選択し、あるいはパノ
ラマ画像の中心となるように、合成するコマを自動選択
してもよい。
【0034】あるいは、画像データが、デジタルカメラ
で撮影された画像や、記録媒体から読み取った画像デー
タである場合には、撮影時やパーソナルコンピュータ
(PC)による処理等で画像ファイルのヘッダやタグ
に、前記シリーズシーン情報のような情報を記録してお
き、それを読み取ってもよい。
【0035】合成処理部78は、取得したシーン情報に
応じて、合成してパノラマとすべきコマの画像データを
本スキャンメモリ54から読み出す。なお、合成するコ
マの情報は、セットアップ部72にも送られ、セットア
ップ部72は、合成する全コマの画像データ(プレスキ
ャンデータ)を用いて、パノラマ画像の画像処理条件を
設定するのは、前述のとおりである。
【0036】合成処理部78は、次いで、合成される隣
合わせのコマにおいて、互いに重複する領域近傍(合成
された際に端部近傍となる領域)の色濃度が一致するよ
うに、各コマの画像データを処理する。例えば、図5に
示されるように、コマa、コマbおよびコマcの3コマ
を合成してパノラマ画像にする際であれば、コマaの領
域a−1とコマbの領域b−1、ならびに、コマbの領
域b−1とコマcの領域c−1が、それぞれ重複してい
る。合成処理部78は、画像データの処理によって、こ
の重複領域近傍、例えば、図5に示される網点を掛けた
領域において、互いに隣り合う画像の色濃度を一致さ
せ、合成されたパノラマ画像が、鑑賞者に自然な印象を
与える様にする。
【0037】なお、どのコマのどの辺が隣り合わせにな
るか、すなわち、パノラマ画像の各コマの配列は、ディ
スプレイ表示等を利用したオペレータによる指示等によ
って決定すればよい。
【0038】通常のデジタルカメラやパーソナルコンピ
ュータ等によるパノラマ画像の合成であれば、対応する
画像を配列してつなぎ合わせるだけで、用途的に十分な
画質の画像を得ることができる。しかしながら、ネガフ
ィルムやポジフィルムに撮影された画像は、デジタルカ
メラで撮影された画像等に比して、非常に精細な空間お
よび階調解像度を有するので、これらから得られた画像
データを用い、単に画像を配列してつなぎ合わせても、
得られたパノラマ画像が不自然な感じになってしまう。
これに対し、合成する画像に対し、上記画像データの処
理を行う本発明によれば、合成されたパノラマ画像を、
鑑賞者に自然な印象を与える画像にでき、写真として十
分な画質の画像が得られると共に、また、デジタルカメ
ラ等から出力された画像データでも、より高画質なパノ
ラマ画像を得ることができる。
【0039】このような画像データ処理による色濃度合
わせを行う領域、すなわち隣合わせのコマにおいて互い
に重複する領域近傍は、あらかじめ、隣り合わせとなる
コマがある端部からどこまで(何画素目まで)のように
所定範囲を定めておいてもよく、あるいは、合成する各
コマの画像をディスププレイに表示し、オペレータが各
コマ毎にあるいは全コマ共通で、画像データ処理を行う
領域を指定してもよい。あるいは、両方法を選択可能に
してもよい。画像データ処理を行う領域をあらかじめ決
めておく態様では、必要に応じて処理領域を変更できる
ようにするのが好ましい。
【0040】色濃度調整の方法にも特に限定はなく、例
えば、中心となるコマ(図5に示される例であればコマ
b)に他の画像の色濃度を合わせ込む方法や、隣り合う
画像の平均色濃度を用いる方法、隣り合う画像の共通シ
ーン部分の色濃度を合わせる方法、画像間で同じ色濃度
になると予測される領域を選択して、領域間の色濃度を
合わせる方法等が例示される。また、画像をより自然な
感じに仕上げるために、端部から中心方向に向けて色濃
度勾配を付ける等の方法で、前記色濃度合わせを行う領
域外の画像の色濃度を調整してもよい。
【0041】合成処理部78は、次いで、色濃度を調整
された各コマを配列して合成し、1つのパノラマ画像の
画像データとする。画像(画像データ)の合成方法には
特に限定はなく、公知の合成方法が各種利用可能であ
る。例えば、2コマに跨がる直線を検出し、この直線を
重ねてつなぎ合わせる方法、画像の2値化等の公知の方
法で画像のエッジ抽出を行い、エッジの重なる領域を検
出してつなぎ合わせる方法等が例示される。あるいは、
オペレータが各コマで重ね合わせる領域を指定して、そ
れに応じて画像の合成を行ってもよい。
【0042】また、パノラマ画像に合成することを念頭
に置いて撮影した画像であっても、必ずしも、倍率が完
全に一致しているとは限らず、また、カメラの角度や上
下・左右方向への位置ズレがある場合も多々ある。この
場合には、適正な合成画像を得るために、必要に応じ
て、上下あるいは左右方向への位置調整、電子変倍処
理、回転処理、歪曲収差等に起因する画像の歪の補正等
を行ってもよい。
【0043】このようにして合成されたパノラマ画像の
画像データは、処理部58に送られ、通常のコマと同様
に、処理部58に設定された画像処理条件で処理され
て、プリンタ16等に出力される。
【0044】以下、スキャナ12および処理装置14の
作用を説明することにより、本発明をより詳細に説明す
る。オペレータがフィルムFに対応するキャリア30を
スキャナ12に装填し、キャリア30の所定位置にフィ
ルムF(カートリッジ)をセットし、作成するプリント
サイズ等の必要な指示を入力した後に、プリント作成開
始を指示する。
【0045】前記プリント開始の指示により、スキャナ
12の可変絞り24の絞り値やイメージセンサ(ライン
CCDセンサ)34の蓄積時間がプレスキャンの読取条
件に応じて設定され、その後、キャリア30がフィルム
Fをカートリッジから引き出して、プレスキャンに応じ
た速度で副走査方向に搬送して、プレスキャンが開始さ
れ、前述のように所定の読取位置において、フィルムF
がスリット走査されて投影光がイメージセンサ34に結
像して、フィルムFに撮影された画像がR,GおよびB
に分解されて光電的に読み取られる。また、このフィル
ムFの搬送の際に、磁気ヘッド42によって磁気記録媒
体Sに記録された磁気情報が読み出され、また、コード
リーダ44によってDXコード等のバーコードが読ま
れ、必要な情報が処理装置14等に送られる。
【0046】なお、プレスキャンおよび本スキャンは、
1コマずつ行ってもよく、全コマあるいは所定の複数コ
マずつ、連続的にプレスキャンおよび本スキャンを行っ
てもよいが、以下の説明は、フィルムFを1コマ目から
最後のコマまで連続的に搬送して、全コマのプレスキャ
ンを順次、連続的に行った後に、本スキャンを行う際を
例示して行う。
【0047】プレスキャンによるイメージセンサ34の
出力信号は、アンプ36で増幅されて、A/D変換器3
8に送られ、デジタル信号とされる。デジタル信号は、
処理装置14に送られ、データ処理部48で所定のデー
タ処理を施され、Log変換器50でデジタルの画像デ
ータであるプレスキャンデータとされ、プレスキャンメ
モリ52に記憶される。
【0048】プレスキャンメモリ52に1コマ目のプレ
スキャンデータが記憶されると、条件設定部60のセッ
トアップ部72がこれを読み出し、濃度ヒストグラムの
作成、ハイライトやシャドー等の画像特徴量の算出等を
行い、本スキャンの読取条件を設定してスキャナ12に
供給し、また、階調調整、グレイバランス調整、電子変
倍率等の各種画像処理条件を設定し、パラメータ統合部
76に供給し、次いで、同様に2コマ目のレスキャンデ
ータを読み出して、同様に本スキャンの読取条件および
画像処理条件を設定してスキャナ12およびパラメータ
統合部76に供給し、以降、各コマの画像処理条件等
を、順次、設定して、パラメータ統合部76等に供給す
る。パラメータ統合部76は、供給された画像処理条件
を、順次、プレスキャン処理部56の所定部位(ハード
ウエア)に設定する。
【0049】検定を行う場合には、画像処理条件の設定
に応じて、プレスキャンデータが、1コマ目から順次、
プレスキャン処理部62によってプレスキャンメモリ5
2から読み出され、処理部62おいて設定された画像処
理条件で画像処理され、次いで、画像データ変換部64
で変換され、シュミレーション画像としてディスプレイ
20に表示される。
【0050】オペレータは、ディスプレイ20の表示を
見て、1コマ目から画像すなわち処理結果の確認(検
定)を行い、必要に応じて、キーボード18aに設定さ
れた調整キー等を用いて色、濃度、階調等を調整する。
この調整の入力は、キー補正部74に送られ、キー補正
部74は調整入力に応じた画像処理条件の補正量を算出
し、これをパラメータ統合部76に送る。パラメータ統
合部76は、送られた補正量に応じて、前述のように、
画像処理条件を補正し、また、処理部62に設定した画
像処理条件を補正する。従って、この補正すなわちオペ
レータによる調整入力に応じて、ディスプレイ20に表
示される画像も変化する。1コマ目の検定が終了した
ら、検定OKの指示を出し、2コマ目の検定を行い、以
降、順次、各コマの検定を行う。また、検定OKの指示
に応じて画像処理条件が確定して、パラメータ統合部7
6は、確定した画像処理条件を本スキャン処理部58に
送り、本スキャン処理部58が記憶する。
【0051】ここで本例においては、オペレータは、検
定と平行して、顧客からの指示等に応じて、パノラマ画
像として合成するコマ(画像)をマウス18b等を用い
て指示・入力する。この情報は、シーン情報として合成
処理部78およびセットアップ部72に送られる。これ
により合成処理部78は合成するコマを知見し、セット
アップ部72は、合成するコマのプレスキャンデータを
読み出して、全コマの画像データからパノラマ画像を処
理するための画像処理条件を設定する。この画像処理条
件は、パラメータ統合部76に送られ、本スキャン処理
部58に出力される。なお、パノラマ画像として合成す
るコマのシーン情報は、これ以外にも、画像読取に先立
ってオペレータが入力・指示してもよく、磁気記録され
るシリーズシーン情報や撮影露出の情報を利用してもよ
いのは前述のとおりである。また、必要に応じて、合成
したパノラマ画像のシュミレーション画像をディスプレ
イに表示して、検定を行うのが好ましい。
【0052】オペレータは、全コマの画像が適正(検定
OK)であると判定すると、キーボード18a等を用い
てプリント開始を指示する。これにより、スキャナ12
において、キャリア30が本スキャンに対応する速度
で、プレスキャンと逆方向にフィルムFを搬送すると共
に、可変絞り24の絞り値等が設定された最終コマの本
スキャンの読取条件に応じて設定され、本スキャンが開
始される。すなわち、本スキャンは、プレスキャンの最
終コマから先頭コマに向かって行われる。
【0053】なお、検定を行わない場合には、パラメー
タ統合部76は画像処理条件を、順次、本スキャン処理
部58に送り、最終コマの画像処理条件が本スキャン処
理部58に送られた時点で、画像処理条件が確定し、フ
ィルムFが本スキャンに対応する速度でプレスキャンと
逆方向に搬送されて、本スキャンが開始される。
【0054】本スキャンは、可変絞り24の絞り値等が
設定された本スキャンの読取条件となる以外はプレスキ
ャンと同様に行われ、イメージセンサ34からの出力信
号はアンプ36で増幅されて、A/D変換器38でデジ
タル信号とされ、処理装置14のデータ処理部48で処
理されて、Log変換器50で本スキャンデータとさ
れ、本スキャンメモリ54に送られる。最終コマの本ス
キャンデータが本スキャンメモリ54に送られると、本
スキャン処理部58は、対応するコマの画像処理条件を
読み出して所定部位に設定すると共に、本スキャンデー
タを読み出す。読み出された本スキャンデータは、処理
部66において設定された画像処理条件で処理され、次
いで、画像データ変換部68で変換されて出力用の画像
データとされ、プリンタ16(および/または記録手段
26)に出力される。以下、同様にして、プレスキャン
と逆の順番で本スキャンが行われ、順次、画像データが
読み取られ、画像処理され、プリンタ16等に出力され
る。
【0055】ここで、合成してパノラマ画像とすること
を指示されたコマの画像データが本スキャンメモリ54
に記憶された際には、本スキャンデータは、本スキャン
処理部58には読み出されず、合成処理部78によって
読み出される。合成処理部78は、合成すべき全コマの
画像データを読み出すと、前述のように、互いに重なる
領域近傍で隣り合う画像との色濃度を合わせる画像処理
を行い、次いで、画像を合成してパノラマ画像の画像デ
ータを生成する。パノラマ画像の画像データの生成に応
じて、本スキャン処理部58では、パノラマ画像の画像
処理条件が所定部位に設定され、これに応じて、合成処
理部78は生成したパノラマ画像データを本スキャン処
理部58に出力する。パノラマ画像データは、本スキャ
ン処理部58において、先の各コマの画像データと同様
に画像処理され、プリンタ16等に出力される。
【0056】プリンタ16は、供給された画像データに
応じて感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録するプ
リンタ(焼付装置)と、露光済の感光材料に所定の処理
を施4てプリントとして出力するプロセサ(現像装置)
とを有して構成される。プリンタでは、例えば、感光材
料をプリントに応じた所定長に切断した後に、バックプ
リントを記録し、次いで、感光材料の分光感度特性に応
じたR露光、G露光およびB露光の3種の光ビームを処
理装置14から出力された画像データに応じて変調して
主走査方向に偏向すると共に、主走査方向と直交する副
走査方向に感光材料を搬送することにより、前記光ビー
ムで感光材料を2次元的に走査露光して潜像を記録し、
プロセサに供給する。感光材料を受け取ったプロセサ
は、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿式現像処理
を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1本分等の所
定単位に仕分して集積する。
【0057】記録手段26は、フロッピーディスク等の
記録媒体に、処理装置14が処理した画像データを画像
ファイルとして記録し、あるいは記録媒体から画像ファ
イルを読み取るものである。ここで、本発明の処理装置
14が画像データ(画像ファイル)を出力し、読み取る
記録媒体には特に限定はなく、フロッピーディスク、リ
ムーバブルハードディスク(Zip,Jaz等)、DA
T(デジタルオーディオテープ)等の磁気記録媒体、M
O(光磁気)ディスク、MD(ミニディスク)、DVD
(デジタルビデオディスク)等の光磁気記録媒体、CD
−R(CD−Recordable)等の光記録媒体、PCカード
やスマートメディア等のカードメモリ等が例示される。
【0058】以上、本発明の画像処理方法および画像処
理装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろん
である。
【0059】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、隣り合うシーンの複数コマの画像データを、簡
易な操作で合成して、パノラマ画像の画像データを生成
することができ、しかも、写真としても十分な画質の画
像を得ることができ、負荷価値の高い高品位なプリンタ
を良好な効率で出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の一例を利用するデジ
タルフォトプリンタのブロック図である。
【図2】 (A)は、図1に示されるデジタルフォトプ
リンタに装着されるキャリアを説明するための概略斜視
図、(B)は図1に示されるデジタルフォトプリンタの
イメージセンサの概念図である。
【図3】 新写真システムのフィルムの概略図である。
【図4】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像処理装置のブロック図である。
【図5】 本発明の画像処理方法を説明するための概念
図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)フォトプリンタ 12 スキャナ 14 (画像)処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 30 キャリア 32 結像レンズユニット 34 イメージセンサ 34R,34G,34B ラインCCDセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 40 マスク 42 磁気ヘッド 44 コードリーダ 48 データ処理部 50 Log変換器 52 プレスキャン(フレーム)メモリ 54 本スキャン(フレーム)メモリ 56 プレスキャン処理部 58 本スキャン処理部 60 条件設定部 62,66 (画像データ)処理部 64,68 画像データ変換部 72 セットアップ部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部 78 合成処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/46 H04N 1/40 101E // G03B 37/04 1/46 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像データから隣り合う画像の画像
    データを知見し、この画像を並べた1画像の画像データ
    に合成し、かつ、前記合成の前および/または後に、各
    画像の、合成されて前記隣り合う端部領域の色濃度を互
    いに一致させるように画像データを処理することを特徴
    とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】画像データ供給源から供給された画像デー
    タが、隣り合う画像を有することを示すシーン情報を取
    得するシーン情報取得手段と、 前記シーン情報取得手段が取得したシーン情報に応じ
    て、隣り合う画像との重複領域近傍の色濃度を互いに一
    致させるように、対応する画像データを処理する色濃度
    調整手段と、 前記シーン情報取得手段が取得したシーン情報に応じ
    て、対応する画像を配列した1画像の画像データに合成
    する合成手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記画像データ供給源が、写真フィルムに
    撮影された画像を光電的に読み取る画像読取装置である
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記シーン情報取得手段が、オペレータに
    よる入力指示、新写真システムのフィルムに磁気記録さ
    れた情報、および画像ファイルに記録された情報の少な
    くとも1つによって、前記シーン情報を取得する請求項
    2または3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記色濃度調整手段が、オペレータによっ
    て指示された領域あるいは予め定められた所定領域に対
    応して、前記画像データの処理を行う請求項2〜4のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
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