JP2006251481A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数種類の記録紙を用いて連続的な印刷を行う場合に、簡易な構成により加熱体における温度異常の発生による定着処理の中断を回避し、迅速かつ適正な定着処理を可能とする。
【解決手段】 出力用の画像データ及びその出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積手段と、トナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体の温度を検知する温度検知手段と、温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御手段と、出力処理の際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、推定温度が設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 出力用の画像データ及びその出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積手段と、トナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体の温度を検知する温度検知手段と、温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御手段と、出力処理の際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、推定温度が設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、トナーを記録紙に定着させる定着装置を備えた画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
従来、コピー機、複写機及びファクシミリ装置並びにそれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置においては、トナー画像を定着させる方式としてハロゲンランプ等の熱源を用いた熱ローラ方式の定着装置や、定着ローラを電磁誘導により加熱する誘導加熱方式の定着装置が広く用いられている。
この種の定着装置は、画像形成装置で処理可能な種々の記録紙に対して定着処理を行う必要があるが、連続して処理される記録紙のサイズや材質等によっては、加熱体(加熱ローラや加熱ベルト等)表面の一部の温度が上昇または降下して温度分布が不均一となる場合がある。
特に、記録紙の最大通紙幅(即ち、最大加熱幅)よりも小さなサイズの記録紙を連続して通紙した場合には、加熱体表面上の非通紙部(記録紙が通過しない領域)では、記録紙への熱の伝達がない(即ち、放熱が小さい)ので他の部分に比べて高温になり、結果として加熱体の幅方向(軸方向)の温度分布が不均一となる。このような状態を放置すると、その非通紙部を通過するより大きなサイズの記録紙を定着処理した場合に、トナー定着の不均一、高温オフセット及び光沢ムラなどが発生して画質の劣化につながるといった問題がある。また、非通紙部の温度上昇に起因する熱負荷により、加熱体表面を構成する部材や熱源(加熱コイル等)その他周辺部材の劣化を速めるという問題もある。
そこで、非通紙部の温度上昇を適正に抑制するための従来技術として、例えば、加熱体の非通紙部の温度を検知する温度検知素子を備え、その温度検知素子により検知された温度が上昇して設定温度に到達した場合に所定時間当たりの定着回数を低下させて非通紙部の過昇温を防止する定着装置を備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。また、加熱ローラの複数の加熱領域に対向して複数の誘導コイルを配設し、記録紙のサイズに応じて加熱ローラの発熱領域の切り換えを可能とした定着装置を備えた画像形成装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2002−162862号公報
特開2003−317924号公報
しかしながら、特許文献1に開示のような技術では、加熱体の非通紙部の温度が設定温度以上に上昇すると所定時間当たりの定着回数を低下させるので、結果的に画像形成装置の処理能力が大幅に低下してしまうという問題があった。
一方、特許文献2に開示のような技術では、加熱ローラの発熱領域の切り換えを行うために複数の誘導コイル及びその制御装置等を備える必要があるので装置構成が複雑になり、また、記録紙のサイズが頻繁に変更される場合などには、発熱領域を切り換えた後に加熱ローラが適正な温度分布となるまでの待ち時間が頻繁に生じるという問題があった。
このような従来技術の問題点は、機器のネットワーク化が進み、様々な種類及びサイズの記録紙を用いて多量の連続印刷が行われる近年においては、特に顕著となると考えられる。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、複数種類の記録紙を用いて連続的な印刷を行う場合に、簡易な構成により加熱体における温度異常の発生による定着処理の中断を回避し、迅速かつ適正な定着処理を可能とする画像形成装置及びその制御方法を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、請求項1に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積手段と、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体の温度を検知する温度検知手段と、その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御手段と、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた構成とする。
これによると、所定の出力順序により出力処理を実行する際に、加熱体の温度が設定条件を外れる(例えば、上限値を超える)ことにより定着処理の中断(例えば、クールダウン動作)が生じる可能性がある場合には、当該温度が設定条件を満たして定着処理の中断が不要となるように出力順序を変更するので、全ての処理単位についての出力処理が完了するまでの時間を短縮することができる。
例えば、当初の出力順序では定着手段における加熱体の温度検知部位を通過しない(即ち、温度検知部位に接触せずに受熱しない)狭幅の記録紙が連続的に通紙され、温度検知部位における推定温度が予め設定した上限値を超えるような場合には、出力順序を変更して温度検知部位を通過する(即ち、温度検知部位に接触して受熱する)広幅の記録紙を通紙することで、温度検知部位の温度の上昇を抑制し当該温度が上限値を超えることを防止することができる。
なお、出力順序の変更に際しては、可能性のある全ての出力順序について各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定することにより、定着処理の中断が生じる可能性があるか否かを判断することができる。また、出力順序を変更しても定着処理の中断が必要になる場合には、定着処理の中断の前により多くの処理単位の出力処理が完了するように出力順序を変更することが可能である。
また、本発明の画像形成装置は、請求項2に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知手段と、その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に定着処理を中断する定着制御手段と、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の2つの部位の温度を出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた構成とする。
これによると、所定の出力順序により出力処理を実行する際に、加熱体の所定の2つの部位の温度の差が設定条件を外れる(例えば、設定温度範囲を外れる)ことにより定着処理の中断(例えば、クールダウン動作)が生じる可能性がある場合には、当該2つの部位の温度の差が設定条件を満たして定着処理の中断が不要となるように出力順序を変更するので、全ての処理単位についての出力処理が完了するまでの時間を短縮することができる。
例えば、当初の出力順序では定着手段における加熱体の所定の2つの温度検知部位の一方の部位を通過しない(即ち、温度検知部位に接触せずに受熱しない)狭幅の記録紙が連続的に通紙され、当該2つの温度検知部位における推定温度の差が予め設定した設定条件を外れるような場合には、出力順序を変更してその一方の部位を通過する(即ち、温度検知部位に接触して受熱する)広幅の記録紙を通紙することで、その一方の部位の温度の上昇を抑制し当該温度差が設定条件を外れることを防止することができる。
なお、出力順序の変更に際しては、可能性のある全ての出力順序について各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定することにより、定着処理の中断が生じる可能性があるか否かを判断することができる。また、出力順序を変更しても定着処理の中断が必要になる場合には、定着処理の中断の前により多くの処理単位の出力処理が完了するように出力順序を変更することが可能である。
上記画像形成装置においては、請求項3に示すとおり、温度検知手段は、加熱体において少なくとも最大通紙可能幅よりも小さい幅の所定の記録紙に圧接しない領域となる非通紙部の温度を検知する構成とすることができる。
これによると、当初の出力順序では狭幅の記録紙が連続的に通紙され、定着手段における加熱体の非通紙部における推定温度が予め設定した上限値を超えるような場合には、出力順序を変更してその非通紙部を通過する(即ち、その非通紙部に接触して受熱する)広幅の記録紙を通紙することで、非通紙部の温度の上昇を抑制し当該温度が上限値を超えることを防止することができる。
上記画像形成装置においては、請求項4に示すとおり、温度検知手段が温度を検知する2つの部位は、加熱体において少なくとも最大通紙可能幅よりも小さい幅の所定の記録紙に圧接しない領域となる非通紙部と、最大通紙可能幅よりも小さい幅の記録紙に圧接する領域である通紙部である構成とすることができる。
これによると、当初の出力順序では狭幅の記録紙が連続的に通紙され、定着手段における加熱体の非通紙部と通紙部における推定温度の差が設定温度を外れるような場合には、出力順序を変更してその非通紙部を通過する(即ち、その非通紙部に接触して受熱する)広幅の記録紙を通紙することで、非通紙部の温度の上昇を抑制し当該温度差が設定温度を外れることを防止することができる。
上記画像形成装置においては、請求項5に示すとおり、出力処理制御手段は、定着処理を中断させない出力順序が複数存在する場合に、当該複数の出力順序の中から各処理単位の順序の入れ替えが最も少ない出力順序を選択する構成とすることができる。
これによると、当初の出力順序を最小限に変更して出力処理を行うので、当初の出力順序が大幅に変更されて出力処理の完了を待つユーザに不都合が生じる等の問題を回避することができる。
上記画像形成装置においては、請求項6に示すとおり、出力設定データは、記録紙の縦横サイズ、記録紙の厚み、記録紙の材質、及び出力処理速度のうちの少なくとも一つを含む構成とすることができる。
これによると、出力設定データを加熱体における通紙部及び非通紙部の範囲及び加熱体からの受熱量に大きな影響を与える要素で構成することにより、加熱体の温度をより精度良く推定することが可能となる。
上記画像形成装置においては、請求項7に示すとおり、出力設定データは、出力処理の優先度合いを示す優先度データを含み、出力処理制御手段は、優先度データに基づき優先的に出力処理を行う必要がある処理単位について優先的な出力順序とする構成とすることができる。
これによると、優先度データを設定しておくことで、迅速な出力を必要とする処理単位についての出力が出力順序の変更により遅れるという不都合を回避することができる。この場合、優先度データが設定されていない処理単位については、優先度データが設定された処理単位の出力処理の後における定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更することができる。
上記画像形成装置においては、請求項8に示すとおり、出力処理制御手段が出力順序を変更する場合に、当該出力順序の変更に関して警告表示を行う警告表示部を更に備えた構成とすることができる。
これによると、当初の出力順序が変更されることをユーザに容易に認識させることができ、ユーザが出力順序の変更について全ての出力処理が完了した後に初めて認識するという不便さを解消することができる。
上記画像形成装置においては、請求項9に示すとおり、処理単位は、ユーザが出力要求を行うジョブ単位である構成とすることができる。
これによると、ユーザが出力要求を行ったジョブの途中で定着処理の中断が行われて、当該ジョブの出力処理の完了まで長く待たされるといった不都合を回避することができる。従って、ユーザに対して、ジョブの途中で出力が一旦停止することによる違和感やストレスを与えることはない。
上記画像形成装置においては、請求項10に示すとおり、定着制御手段は、定着処理を中断する際に、トナー画像が生成されていない記録紙に加熱体を順次圧接する構成とすることができる。
これによると、定着処理の中断の際には、適当な幅のトナー画像が生成されていない記録紙(即ち、白紙)を通紙して加熱体の高温領域から積極的に受熱を行うことで、加熱体の加熱を中止して放置する等の場合に比べて定着処理の中断時間を大幅に短縮することができる。
また、本発明の画像形成装置は、請求項11に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知手段と、その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に定着処理を中断する定着制御手段と、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の2つの部位の温度を出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙が出力設定データにより指定されている処理単位を優先的に処理するように出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた構成とする。
これによると、所定の出力順序により出力処理を実行する際に、加熱体の所定の2つの部位の温度の差が設定条件を外れる(例えば、設定温度範囲を外れる)ことにより定着処理の中断(例えば、クールダウン動作)が生じる可能性がある場合であっても、当該2つの部位のうちの少なくとも一方の部位を通過しない幅を有する記録紙について、当該2つの部位の温度差の影響を受けずに迅速に出力処理することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、請求項12に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知手段と、その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に定着処理を中断する定着制御手段と、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の2つの部位の温度を出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、出力設定データとは無関係に、複数種類の記録紙の中から2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙を選択して出力処理を実行する出力処理制御手段とを備えた構成とする。
これによると、所定の出力順序により出力処理を実行する際に、加熱体の所定の2つの部位の温度の差が設定条件を外れる(例えば、設定温度範囲を外れる)ことにより定着処理の中断(例えば、クールダウン動作)が生じる可能性がある場合であっても、当該2つの部位のうちの少なくとも一方の部位を通過しない幅を有する記録紙を選択することで、当該2つの部位の温度差の影響を受けずに迅速に出力処理することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、請求項13に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、加熱体の温度を検知する温度検知手段と、その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御手段と、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が設定条件を外れると、少なくとも当該設定条件を外れると推定された処理単位以降の出力処理を、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置に対して実行させる出力処理制御手段とを備えた構成とする。
これによると、所定の出力順序により出力処理を実行する際に、加熱体の温度が設定条件を外れる(例えば、上限値を超える)ことにより定着処理の中断(例えば、クールダウン動作)が生じる可能性がある場合であっても、他の画像形成装置に出力処理を実行させることにより、定着処理の中断を必要とすることなく、全ての処理単位についての出力処理が完了するまでの時間を短縮することができる。この場合、定着処理の中断が生じる可能性がある場合にのみ他の画像形成装置に出力処理を実行させるので、他の画像形成装置への負荷は小さく他の出力処理に対する影響が小さいという利点もある。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、請求項14に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、加熱体の温度を検知する温度検知ステップと、
その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御ステップと、画像情報蓄積ステップにおいて記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する構成とする。
その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御ステップと、画像情報蓄積ステップにおいて記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する構成とする。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、請求項15に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知ステップと、その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御ステップと、画像情報蓄積ステップにおいて記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の2つの部位の温度を出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、定着処理の中断を回避すべく出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する構成とする。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、請求項16に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知ステップと、その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に定着処理を中断する定着制御ステップと、画像情報蓄積ステップにおいて記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の2つの部位の温度を出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙が出力設定データにより指定されている処理単位を優先的に処理するように出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する構成とする。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、請求項17に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知ステップと、その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に定着処理を中断する定着制御ステップと、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の2つの部位の温度を出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、出力設定データとは無関係に、複数種類の記録紙の中から2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙を選択して出力処理を実行する出力処理制御ステップとを有する構成とする。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、請求項18に示すとおり、出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、加熱体の温度を検知する温度検知ステップと、その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると定着処理を中断する定着制御ステップと、画像情報蓄積メモリに記憶された処理単位の少なくとも一部を出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における加熱体の温度を出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が設定条件を外れると、少なくとも当該設定条件を外れると推定された処理単位以降の出力処理を、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置に対して実行させる出力処理制御ステップとを有する構成とする。
本発明によれば、トナーを記録紙に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、複数種類の記録紙を用いて連続的な印刷を行う場合に、簡易な構成により加熱体における温度異常の発生による定着処理の中断を回避し、迅速かつ適正な定着処理が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。この画像形成装置1は、装置の動作を統括的に制御するためのホストコントローラ2と、出力処理として画像生成処理、定着処理、及び給紙・搬送処理等を行うためのエンジン部3と、そのエンジン部3の種々の動作を制御するためのエンジンコントローラ4とを主として備える。
ホストコントローラ2は、LAN(Local Area Network)6を経由して接続されたPC(Personal Computer)8その他図示しない情報処理装置から種々のデータを受信するデータ受信部10と、そのデータ受信部10が受信した出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、印字ジョブのデータとしてジョブ(処理単位)ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリ(画像情報蓄積手段)12と、この画像情報蓄積メモリ12に対して印字ジョブのデータの格納及び取り出しを行うスプーラ14と、その印字ジョブのデータをエンジン部3で処理可能なデータに変換するラスタライザ16と、そのラスタライズされた印字ジョブのデータを記憶する画像メモリ18と、装置動作に関する各種設定データを記憶する設定メモリ20と、画像の走査読み込みを行うための図示しないスキャナ部を制御するスキャナ制御部22と、画像データに対して種々の画像処理を行うための図示しない画像処理部を制御する画像処理制御部24と、これら各部の動作を統括的に制御するCPU(出力処理制御手段)26と、このCPU26の制御のためのワークエリアを提供するRAM28と、CPU26が制御を行うためのための制御プログラムを格納するROM30とを有する。
エンジン部3は、トナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行うための定着部(定着手段)31と、電子写真プロセスにより図示しない感光体ドラム表面に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで可視化する画像生成処理を行うための画像生成部(画像生成手段)33と、画像を出力するための記録紙の給紙及び搬送を行うための給紙・搬送部35を制御する給紙・搬送制御部36とを主として備える。
エンジンコントローラ4は、定着部31を制御する定着制御部32と、画像生成部33を制御する画像生成制御部34と、給紙・搬送部35を制御する給紙・搬送制御部36と、これら各部の動作を統括的に制御するCPU(定着制御手段)38と、このCPU38の制御のためのワークエリアを提供するRAM40と、CPU38が画像生成動作、定着動作、及び給紙・搬送動作等の制御を行うためのための制御プログラムを格納するROM42と、エンジン部3の動作に関する各種設定データを記憶する設定メモリ44とを有する。
定着制御部32は、定着部31が備える複数のローラを駆動するための定着駆動モータの動作を制御する定着モータ駆動制御部44と、画像データ及び出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に順次圧接して定着処理を行うための加熱体(図3に示す加熱ベルト74)の加熱制御を行う定着加熱制御部48と、定着部31の各部材の温度を検知するための図示しない複数の温度検知手段(図3に示す温度センサ78、79、80)の検知動作を制御する温度センサコントローラ50とを有する。
また、定着制御部32は、定着処理における加熱体の加熱により、加熱体やその周辺部材の温度が予め定めた設定条件を外れるか、或いは、加熱体表面における非通紙部のみの温度が上昇して温度分布が不均一となって予め定めた設定条件を外れた(即ち、加熱体に温度異常が発生した)場合に、その温度または温度分布を正常化するためのクールダウン動作を実行する。このクールダウン動作としては、定着処理を中断(加熱体の加熱を停止)して放熱を行う通常モードと、通常の定着処理を中断する一方、その中断の間に白紙(トナー画像が生成されていない記録紙)を適宜通紙し、その白紙に加熱体を順次圧接することでより、加熱体からの放熱量を増大させることができる白紙通紙モードとを選択的に実行可能である。白紙通紙モードにおいては、所定幅の記録紙が連続通紙された後には、加熱体表面においてその所定幅の記録紙の非通紙部となる領域に接触可能な幅を有する記録紙を用いることが有効である。
上記構成の画像形成装置1においては、印字ジョブのデータがPC8から送出され、その送出されたデータに基づき印字出力処理が実行される。ここで、画像データの出力形態を指定する出力設定データは、PC8から印字出力処理を実行する際にユーザが指定するか、或いは、画像形成装置1の表示・操作部52からユーザが直接入力することもでき、例えば、記録紙の縦横サイズ、記録紙の厚み、記録紙の材質、及び出力処理速度、印字枚数、カラーモード(カラー出力またはモノクロ出力の別)、丁合、画質、優先度(出力処理の優先度合い)、片面/両面モード等の情報を含む。
なお、画像形成装置1で用いる「記録紙」は、厳密な意味での紙に限定されるものではなく、印字可能な樹脂製フィルム等の記録材を含む概念である。
図2は、図1に示した画像形成装置の印字ジョブのデータの流れの概略を示すブロック図である。ここでは、同時期に複数のPC8から印字ジョブのデータ(ジョブ1−ジョブn)が送出された場合における印字ジョブのデータの流れについて示すが、同一のPCから複数の印字ジョブが送出された場合も同様である。
各ジョブ1〜ジョブnは、データ受信部10により順次受信され、スプーラ14のスプール格納部61によって画像情報蓄積メモリ12にスプールデータとして順次蓄積される。蓄積された各ジョブ1〜ジョブnは、スプール取出部62によって取り出され、ラスタライザ16に送られてラスタライズされエンジン部3で処理可能なデータに変換される。スプール取出部62によるデータの取り出しは、通常は所定の出力順序に従って実行されるが、その出力順序は、画像情報蓄積メモリ12に格納されている印字ジョブデータの範囲において変更することが可能である。本実施の形態では、通常の出力順序は、画像情報蓄積メモリ12に格納された順序(ジョブ1、ジョブ2、・・・、ジョブnの順)により定められるが、この出力順序は、より迅速かつ適正な出力処理を実行するために適宜変更され得る。
即ち、CPU26は、画像情報蓄積メモリ12に記憶された印字ジョブのデータを所定の出力順序により出力処理する際に、当該各印字ジョブの出力処理の完了時における加熱体の温度または温度分布を出力設定データに基づき推定し、そこで、推定した温度または温度分布が予め定めた設定条件を外れてクールダウン動作が発生する可能性がある場合には、定着処理の中断を回避するために当初の出力順序を変更することが可能である。このとき、出力順序の変更をユーザに認識させるために当該出力順序の変更に関して表示・操作部52において警告表示が行われる。また、別法として、CPU26は、画像情報蓄積メモリ12に記憶された印字ジョブのデータを所定の出力順序により出力処理する際に、当該各印字ジョブの出力処理の完了時における加熱体の温度または温度分布を出力設定データに基づき推定し、そこで、推定した温度または温度分布が予め定めた設定条件を外れてクールダウン動作が発生する可能性がある場合には、少なくとも設定条件を外れると推定された印字ジョブ以降の出力処理を、LAN6を介して接続された他の画像形成装置に対して実行させることもできる。
なお、ここでは、好適な例としてPC8から送出された印字ジョブごとに出力順序を定めているが、必ずしもこれに限らず他の任意の処理単位ごとに出力順序を定めることができる。
図3及び図4は、図1に示した画像形成装置における定着部の概略構成を示す模式図である。この定着部31は、加熱ローラ70と、その加熱ローラ70と平行に配置された定着ローラ72と、それらのローラ70、72に巻き掛けられた加熱ベルト(加熱体)74と、その加熱ベルト74が定着ローラ72に巻き掛けられた部分との間に記録紙Sを挟み込むようにして定着ニップ部75を形成する加圧ローラ76と、加熱ベルト74の温度を監視するための複数の温度センサ78、79、80とを有しており、図示しない電磁誘導コイルから発生する高周波電磁界により電磁誘導加熱された加熱ベルト74が、トナー画像Tが生成された記録紙Sに順次圧接することによって、トナー像Tを記録紙Sに定着させる定着処理を行う。
ここで、定着部31の加熱ベルト74の制御温度は、基準となる定着温度を記録紙の種別(普通紙、薄紙、厚紙、OHP用紙等の別)や、印字モード(カラー、モノクロの別や片面、両面等の別)等の違いにより補正して決定することができる。
なお、ここでは、記録紙Sに圧接する加熱体として加熱ベルト74を用いた例を示したが、本発明における加熱体はこのような加熱ベルトに限定されるものではなく、例えば、電磁誘導加熱された加熱ローラを加熱体として記録紙Sに直接圧接させるようにし、この加熱ローラとの間に記録紙を挟み込むようにして定着ニップ部を形成する加圧ローラを備えることもできる。また、本実施の形態においては、記録紙Sの最大通紙可能幅をともにA3サイズとし、加熱ベルト74が加熱される幅もその最大通紙可能幅に対応するものとする。また、図4には、B5R(182mm×257mm)、A4R(210mm×297mm)、B4(257mm×364mm)、及びA3(297mm×420mm)の各サイズの通紙領域を示してあるが、記録紙Sのサイズは、これらに限定されるものではない。
温度センサ78、79、80は、加熱ベルト74の幅方向に沿って配置されており、温度センサ(1)78は、加熱ベルト74の中央部の温度を、温度センサ(2)79は、記録紙サイズB5Rが通過しない部位(B5Rの非通紙部)かつ記録紙サイズA4R、B4、A3が通過する部位(A4R、B4、A3の通紙部)の温度を、温度センサ(3)80は、記録紙サイズB5R、A4R、B4が通過しない部位(B5R、A4R、B4の非通紙部)かつ記録紙A3が通過する部位(A3の通紙部)の温度をそれぞれ検知する。ここで、前述のクールダウン動作は、例えば、加熱ベルト74において、非通紙部を検知する温度センサ(2)79または温度センサ(3)80の温度が、予め定めた上限値を超えるか、または、温度センサ(1)78と温度センサ(2)79との温度差若しくは温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差が予め定めた上限値を超えた場合に実行することが可能である。なお、温度センサの数及び配置は、ここで示したものに限定されるものではなく、使用する記録紙のサイズ等に応じて適宜変更可能である。また、温度センサは、加熱ベルト(加熱体)の温度を直接的に検知せずに他の周辺部材等を介して間接的に検知してもよい。
図5及び図6は、図3及び図4に示した定着部における加熱ベルトの温度分布の一例を示す模式図である。ここでは、加熱ベルト74の温度異常を判断する設定条件の一例として、周辺部材(シリコーンゴム等)の劣化を防ぐために、温度センサ(3)80の温度の上限を200℃とし、印字画質の劣化を防ぐために、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差の上限を25℃とする。従って、温度センサ(3)80の温度がその設定条件を外れるか、或いは、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差がその設定条件を外れることによりクールダウン動作が実行されることになる。
図5は、定着部31にA3サイズの記録紙を連続通紙した後の加熱ベルト74表面における幅方向の温度分布を示している。図に示すように、A3サイズの記録紙を通紙した場合には、加熱ベルト74表面の温度分布は、最大通紙可能幅の全域において大きな変動はなく、温度センサ(3)80の温度及び温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差は、上記の設定条件を満たしている。
図6は、定着部31にB4サイズの記録紙を連続通紙した後の加熱ベルト74表面における幅方向の温度分布を示している。図に示すように、B4サイズの記録紙を通紙した場合には、加熱ベルト74表面の温度分布は、B4サイズの記録紙の非通紙部(記録紙が圧接しない領域)では、記録紙への直接的な熱の伝達がない(即ち、放熱量が小さい)ので通紙部に比べて高温になり、加熱ベルト74の幅方向の温度が不均一となる。結果として、温度センサ(3)80の温度及び温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差は、何れも上記の設定条件を外れ、クールダウン動作が必要となる。
図7から図9は、図1に示した画像形成装置における第1の出力順序の変更方法の概略を示す図である。ここでは、画像情報蓄積メモリ12に記憶された印字ジョブのデータを通常の出力順序により出力処理する際に、その各印字ジョブの出力処理の完了時における加熱ベルト74の温度センサ(1)78及び温度センサ(3)80の検知温度を出力設定データに基づき推定し、温度センサ(3)80の推定温度または温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が設定条件を外れると、クールダウン動作の発生を回避するように出力順序を変更する。
図7は、現在の印字ジョブの実行状況及びそのデータの蓄積状況を示している。ここでは、画像情報蓄積メモリ12に4つの印字ジョブのデータが蓄積される場合を示しており、ジョブ1は、A4Rサイズの記録紙を30枚印刷、ジョブ2は、A4Rサイズの記録紙を30枚印刷、ジョブ3は、A4Rサイズの記録紙を50枚印刷、ジョブ4は、A3サイズの記録紙を30枚印刷することを示している。ここで、ジョブ1は、既に出力処理を実行中であり、ジョブ4の蓄積開始前(ジョブ3の蓄積時)に決定された当面の出力順序を示す仮出力順序は、ジョブ2が1番目、ジョブ3が2番目である。そこで、ジョブ4が蓄積開始されると、仮出力順序が3番目として決定され、その仮出力順序に従ってジョブ2〜ジョブ4の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の温度及び温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差が推定される。
この場合、印字ジョブを実行する際の各温度センサ78、79、80の検知温度の推定については、種々の方法を用いることが可能である。本実施の形態では、予め画像形成装置1で使用可能な縦横サイズ、厚み及び材質の異なる複数の記録紙を用いて定着処理をテスト的に実行し、このときの各温度センサ78、79、80の実測値をまとめたテーブルデータを作成し、このテーブルデータを参照して各温度センサ78、79、80の検知温度を推定する方法を用いた。また、クールダウン動作における各温度センサ78、79、80の検知温度の推定及びクールダウン時間の設定についても同様の方法を用いた。
図8は、仮出力順序に従ってジョブ1〜4の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の推定温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差、及び予定処理時間を示す。ここで、ジョブ1の印字開始時の温度センサ(1)78及び温度センサ(3)80の温度は実測値である。各ジョブにおいて温度センサ(3)80の推定温度は、全て上限値以下であり、設定条件を満たしている。一方、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差は、ジョブ1〜ジョブ3のA4Rサイズの印字ジョブを連続的に実行するのにともない上昇し、ジョブ3の印字終了時に上限値の25℃を超える。そこで、ジョブ3の終了後にクールダウン動作が実行され、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が正常化されて0〜2℃に低下した後、ジョブ4が実行されることになる。この場合、総処理時間は、クールダウン動作の時間を含めて810secとなる。
このように、仮出力順序に従ってジョブを実行した場合には、全ての印字ジョブの実行が終了するまでにクールダウン動作が生じる可能性があるので、蓄積されている全ての印字ジョブについての出力処理が完了するまでの時間を短縮するために、出力順序の変更が行われる。このとき、新たな出力順序の候補としては、(1)ジョブ2→ジョブ4→ジョブ3の順、(2)ジョブ3→ジョブ2→ジョブ4の順、(3)ジョブ3→ジョブ4→ジョブ2の順、(4)ジョブ4→ジョブ2→ジョブ3の順、(5)ジョブ4→ジョブ3→ジョブ2の順の5通りが考えられるが、これらの複数の出力順序の候補の中から、「総処理時間が最も少ないもの(即ち、クールダウン動作が発生しないもの)」(第1条件)及び「印字ジョブの順序の入れ替えが最も少ないもの」(第2条件)という2つの条件によって一の出力順序が選択される。本実施の形態では、上記第1条件を優先して出力順序を決定するが、これらの2つの条件の何れを優先して出力順序を選択するかは、ユーザが予め設定しておくことができる。なお、最終的に、複数の出力順序が選択可能な場合には、「仮出力順序のより高い印字ジョブの出力順序はできる限り変更しない」という条件を付加して新たな出力順序を決定することが可能である。この場合、ジョブ2→ジョブ4→ジョブ3の順で新たな出力順位が決定されることになる。
図9は、変更後の新たな出力順序に従ってジョブ1〜4の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の推定温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差、及び予定処理時間を示す。各ジョブにおいて温度センサ(3)80の推定温度は、全て上限値以下であり、設定条件を満たしている。一方、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差は、ジョブ1及びジョブ2のA4Rサイズの印字ジョブを連続的に実行するのにともない上昇するが、ジョブ3のA3サイズの印字ジョブを実行することでA4Rサイズの非通紙部であった温度センサ(3)80の温度が低下し、その結果、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が低下し、上限値の25℃を超えることはない。そこで、ジョブ3の終了後にクールダウン動作が実行されることなく、ジョブ4が実行されることになる。この場合、総処理時間は、570secとなり、仮出力順序に従って実行した場合よりも240sec短縮されることになる。
なお、ここでは、4つの印字ジョブのデータが蓄積される場合を示したが、蓄積される印字ジョブの数が異なる場合にも同様に出力順序の変更が可能である。また、上記のように4つの印字ジョブのデータの出力順序が変更されて図9に示したような出力処理が実行されている途中で、新たな印字ジョブの蓄積が開始された場合には、先に変更された出力順序は仮出力順序とされ、再び上記と同様の出力順序の変更が実行されることになる。
図10から図12は、図1に示した画像形成装置における第2の出力順序の変更方法の概略を示す図である。ここでは、画像情報蓄積メモリ12に記憶された印字ジョブのデータを通常の出力順序により出力処理する際に、その各印字ジョブの出力処理の完了時における加熱ベルト74の温度センサ(1)78及び温度センサ(3)80の検知温度を出力設定データに基づき推定し、温度センサ(3)80の推定温度または温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が設定条件を外れると、温度センサ(3)80の検知部位に圧接しない幅を有する記録紙が出力設定データにより指定されている印字ジョブを優先的に処理するように出力順序を変更する。
図10は、現在の印字ジョブの実行状況及びそのデータの蓄積状況を示している。ここでは、画像情報蓄積メモリ12に5つの印字ジョブのデータが蓄積される場合を示しており、ジョブ1は、A4Rサイズの記録紙を110枚印刷、ジョブ2は、A3サイズの記録紙を30枚印刷、ジョブ3は、A4Rサイズの記録紙を1枚印刷、ジョブ4は、A3サイズの記録紙を5枚印刷、ジョブ5は、A4Rサイズの記録紙を1枚印刷することを示している。ここで、ジョブ1は、既に出力処理を実行中であり、ジョブ5の蓄積開始前(ジョブ4の蓄積時)に決定された当面の出力順序を示す仮出力順序は、ジョブ2が1番目、ジョブ3が2番目、ジョブ4が3番目である。そこで、ジョブ5が蓄積開始されると、仮出力順序が4番目として決定され、その仮出力順序に従ってジョブ2〜ジョブ5の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の温度及び温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差が推定される。
図11は、仮出力順序に従ってジョブ1〜5の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の推定温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差、及び予定処理時間を示す。ここで、ジョブ1の印字開始時の温度センサ(1)78及び温度センサ(3)80の温度は実測値である。各ジョブにおいて温度センサ(3)80の推定温度は、全て上限値以下であり、設定条件を満たしている。一方、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差は、ジョブ1のA4Rサイズの印字ジョブを実行することにより上昇し、ジョブ1の印字終了時に上限値の25℃を超える。そこで、ジョブ1の終了後にクールダウン動作が実行され、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が正常化されて0〜2℃に低下した後、ジョブ2、ジョブ3、ジョブ4、及びジョブ5が順次実行されることになる。この場合、総処理時間は、クールダウン動作の時間を含めて844secとなる。
このように、仮出力順序に従ってジョブを実行した場合には、温度センサ(1)78及び温度センサ(3)80の温度検知部位に接触するA3サイズの記録紙を処理する際に、クールダウン動作が生じる可能性があるので、温度センサ(3)80の温度検知部位に接触しないA4Rサイズの記録紙を迅速に出力処理するために、出力順序の変更が行われる。即ち、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差は、ジョブ1の印字終了時に上限値の25℃を超えるが、温度センサ(3)80の温度検知部位を通過しないA4Rサイズの記録紙については、温度センサ(2)79の温度が適正であれば、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差の影響を受けずに定着処理を実行することが可能である。従って、温度センサ(3)80の温度検知部位に接触しない幅を有するA4Rサイズの記録紙が出力設定データにより指定されている印字ジョブ(ジョブ3及びジョブ5)を優先的に処理するように出力順序を変更する。この場合、ジョブ3→ジョブ5→ジョブ2→ジョブ4の順で新たな出力順位が決定されることになる。
図12は、変更後の新たな出力順序に従ってジョブ1〜5の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の推定温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差、及び予定処理時間を示す。各ジョブにおいて温度センサ(3)80の推定温度は、全て上限値以下であり、設定条件を満たしている。一方、ジョブ1の印字終了時に既に上限値の25℃を超え、ジョブ3及びジョブ5の実行時には、15℃から26℃を推移するが、これらのジョブは、温度センサ(2)79の温度が適正であれば、温度センサ(3)80の温度検知部位に接触しないA4Rサイズの記録紙については処理可能である。その後、温度センサ(3)80の温度検知部位に接触するA3サイズの記録紙を用いるジョブ2の開始前にクールダウン動作が実行される。このクールダウン動作によって、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が正常化されて0〜2℃に低下した後、ジョブ2及びジョブ4が順次実行されることになる。この場合も総処理時間は、クールダウン動作の時間を含めて844secとなり、当初の出力順序で実行した場合と同じであるが、ジョブ3及びジョブ5をクールダウン動作の前に実行することができる点において有利である。
なお、別法として、上記のようにA4Rサイズの記録紙を優先的に出力する出力順序の変更を行わずに、CPU26は、各印字ジョブの出力設定データとは無関係に、全ての印字ジョブの記録紙として同一のA4Rサイズを選択して出力処理を実行することも可能である。この場合、画像処理制御部24が画像の拡大、縮小、及び回転等の処理を行うことで、選択されたA4Rサイズの記録紙に画像データを適合させることができる。
図13から図15は、図1に示した画像形成装置における第3の出力順序の変更方法の概略を示す図である。ここでは、図7から図9に示した第1の変更方法と概ね同様に出力順序の変更を行うが、一部の印字ジョブ(ジョブ4)が出力処理の優先度合いを示す優先度データを含む点において異なる。この優先度データに基づき優先的に出力処理を行う必要がある印字ジョブについては、出力順序を変更する際に優先的に取り扱われる。
図13は、現在の印字ジョブの実行状況及びそのデータの蓄積状況を示している。ここでは、画像情報蓄積メモリ12に4つの印字ジョブのデータが蓄積される場合を示しており、ジョブ1は、A4Rサイズの記録紙を5枚印刷、ジョブ2は、A4Rサイズの記録紙を110枚印刷、ジョブ3は、A4Rサイズの記録紙を30枚印刷、ジョブ4は、A3サイズの記録紙を5枚印刷することを示している。ここで、ジョブ1は、既に出力処理を実行中であり、ジョブ4の蓄積開始前(ジョブ3の蓄積時)に決定された当面の出力順序を示す仮出力順序は、ジョブ2が1番目、ジョブ3が2番目である。そこで、ジョブ4が蓄積開始されると、仮出力順序が3番目として決定され、その仮出力順序に従ってジョブ2〜ジョブ4の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の温度及び温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差が推定される。
図14は、仮出力順序に従ってジョブ1〜4の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の推定温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差、及び予定処理時間を示す。ここで、ジョブ1の印字開始時の温度センサ(1)78及び温度センサ(3)80の温度は実測値である。各ジョブにおいて温度センサ(3)80の推定温度は、全て上限値以下であり、設定条件を満たしている。一方、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差は、ジョブ1及びジョブ2のA4Rサイズの印字ジョブを連続的に実行するのにともない上昇し、ジョブ2の印字終了時には、26℃から28℃を推移して上限値の25℃を超える。そこで、温度センサ(3)80の温度検知部位に接触するA3サイズの記録紙を用いるジョブ3の開始前にクールダウン動作が実行される。このクールダウン動作によって、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差が正常化されて0〜2℃に低下した後、ジョブ3及びジョブ4が順次実行されることになる。この場合の総処理時間は、クールダウン動作の時間を含めて850secとなる。
このように、仮出力順序に従ってジョブを実行した場合には、全ての印字ジョブの実行が終了するまでにクールダウン動作が生じる可能性があるので、蓄積されている全ての印字ジョブについての出力処理が完了するまでの時間を短縮するために、出力順序の変更が行われる。この場合、新たな出力順序の候補としては、(1)ジョブ2→ジョブ4→ジョブ3の順、(2)ジョブ3→ジョブ2→ジョブ4の順、(3)ジョブ3→ジョブ4→ジョブ2の順、(4)ジョブ4→ジョブ2→ジョブ3の順、(5)ジョブ4→ジョブ3→ジョブ2の順の5通りが考えられるが、この場合、ジョブ4について優先度データが設定されているので、(4)ジョブ4→ジョブ2→ジョブ3の順、(5)ジョブ4→ジョブ3→ジョブ2の順の2通りとなる。これらの出力順序の候補の中から、「総処理時間が最も少ないもの(即ち、クールダウン動作が発生しないもの)」(第1条件)及び「印字ジョブの順序の入れ替えが最も少ないもの」(第2条件)という2つの条件で一の出力順序が選択される。本実施の形態では、上記第1条件を優先して出力順序を決定するが、これらの2つの条件の何れを優先して出力順序を選択するかは、ユーザが予め設定しておくことができる。なお、最終的に、複数の出力順序が選択可能な場合には、「仮出力順序のより高い印字ジョブの出力順序はできる限り変更しない」という条件を付加して新たな出力順序を決定することが可能である。この場合、ジョブ4→ジョブ3→ジョブ2の順で新たな出力順位が決定されることになる。
図15は、変更後の新たな出力順序に従ってジョブ1〜4の出力処理を実行した場合の温度センサ(3)80の推定温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差、及び予定処理時間を示す。各ジョブにおいて温度センサ(3)80の推定温度は、全て上限値以下であり、設定条件を満たしている。一方、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との推定温度差は、ジョブ1、ジョブ4、及びジョブ3の印字ジョブを連続的に実行する際には、ほとんど上昇せず、ジョブ2のA4Rサイズの印字ジョブを実行することで、その印字終了時には、26℃から28℃を推移して上限値の25℃を超える。しかしながら、そこで、全ての印字ジョブが終了するのでクールダウン動作(図示せず)が実行されても総処理時間には影響しない。この場合、総処理時間は、610secとなり、仮出力順序に従って実行した場合よりも240sec短縮されることになる。
図16は、図1に示した画像形成装置の通常モードにおける定着部の温度制御動作を示すフロー図である。温度制御が開始されると、まず、定着ローラ駆動、定着加熱、及び温度センサ監視が停止(OFF)状態とされる(ST1〜ST3)。そこで、温度制御の指示があると(ST4:YES)、加熱ベルト74を定着処理に適した温度に保持すべく定着温度制御が開始され(ST5)、また、その定着温度のセンサ監視が開始される(ST6)。次に、定着の準備が完了すると(ST7:YES)、エンジンコントローラ4に通知される(ST8)。その後、クールダウン動作が必要となる温度異常(例えば、温度センサ(3)80の温度、温度センサ(1)78と温度センサ(3)80との温度差が設定条件を外れた状態)が発生したか否かが判定され(ST9)、クールダウン動作が不要な場合には、定着制御停止の指示がある(ST10:YES)まで定着温度制御を継続する。
一方、加熱ベルト74の温度異常が発生してクールダウン動作が必要になると、ホストコントローラ2に対してクールダウンの発生を通知し(ST11)、また、エンジンコントローラ4に対してクールダウンの発生を通知する。(ST12)。その後、クールダウン動作の温度制御の指示があると(ST13:YES)、クールダウン温度制御が開始され(ST15)、温度センサ78、79、80によりクールダウン温度の監視が開始される(ST16)。なお、ステップST13において、クールダウン動作の指示がない場合には、定着制御停止の指示がある(ST14:YES)まで、クールダウン動作についての温度制御の指示待ちの状態となる。
次に、加熱ベルト74の温度異常が解消されてクールダウンが完了したか否かが判定され(ST17)、クールダウンが完了すると、ホストコントローラ2に対してクールダウンの解除を通知し(ST18)、また、エンジンコントローラ4に対してクールダウンの解除を通知し(ST19)、再びステップST5に戻って上記と同様のステップが実行される。なお、ステップST17において、クールダウンが完了しなていない場合には、定着制御停止の指示がある(ST18:YES)まで、クールダウンの完了待ちの状態となる。
図17は、図1に示した画像形成装置におけるエンジンコントローラによる出力処理動作を示すフロー図である。まず、エンジンコントローラ4が出力要求を受けると(ST31:YES)、定着制御部32、画像生成制御部34、給紙・搬送制御部36のそれぞれに対して出力処理を開始するための制御指示を与える(ST32〜ST34)。次に、全ての制御部32、34、36において出力処理の準備が完了すると(ST31:YES)、画像データを受信し、出力処理を実行する(ST37)。そこで、次頁以降の出力要求を受けておらず(ST38:NO)、印字した頁の排出が完了すると(ST39:YES)、定着制御部32、画像生成制御部34、給紙・搬送制御部36のそれぞれに対して出力処理を終了するための制御指示を与え(ST40〜ST42)、エンジンコントローラ4による出力処理動作は終了する。
また、ステップST38において次頁の出力要求を受けた場合には、定着部31においてクールダウンが発生しているか否かが判定され(ST43)、クールダウンが発生していない場合には、再びステップST37に戻って上記と同様のステップが実行される。一方、クールダウンが発生している場合には、クールダウンの実行要求を受信した後に(ST44:Yes)、定着制御部32にクールダウン動作のための制御指示を与える(ST45)。その後、クールダウンが解除されると(ST46:YES)、新規のジョブの出力要求を受け取ったか否かが判定され(ST47)、新規のジョブの出力要求を受け取った場合には、ステップST37に戻って上記と同様のステップが実行され、新規のジョブの出力要求を受け取っていない場合には、ステップST39に戻って上記と同様のステップが実行される。
図18は、図1に示した画像形成装置におけるホストコントローラによる画像情報蓄積動作を示すフロー図である。まず、装置1が起動されると(ST61)、出力設定データの蓄積が開始され(ST62)、出力優先順序の決定及びその出力順序の変更に関する警告表示が実行される(ST63)。また、画像データの蓄積処理が開始され(ST64)、画像データの蓄積処理が終了すると(ST65:YES)、印字ジョブのデータの蓄積処理が終了する(ST66)。次に、出力処理が起動済みであるか否かが判定され(ST67)、起動済みである場合には、再びステップST61に戻って上記と同様のステップが実行される。一方、出力処理が起動済みでない場合には、印字ジョブ単位で出力処理が起動される(ST68)、その後、再びステップST61に戻って上記と同様のステップが実行される。
図19は、図1に示した画像形成装置におけるホストコントローラによる出力処理動作を示すフロー図である。まず、決定された出力順序に従ってラスタライズされた画像データについて、頁単位で画像メモリ18に対してビットマップ展開処理が実行される(ST81)。そこで、ビットマップ展開処理が終了し(ST82:YES)、最適な印字間隔時間が経過すると(ST83:YES)、エンジンコントローラ4に対して出力要求がなされ、画像データが送信される。ステップST81からST84が最終頁まで実行されると(ST85:YES)、最終頁の排出が完了したか否かが判定され(ST86)、最終頁の排出が完了すると、処理対象であった印字ジョブの画像データが削除される(ST87)。次に、次の印字ジョブのデータが蓄積されているかか否かが判定され(ST88)、蓄積されていない場合には、ホストコントローラによる印字処理動作は終了する。
また、ステップST88において次の印字ジョブのデータが蓄積されている場合には、定着部3におけるクールダウン発生通知を受け取ったか否かが判定され(ST89)、クールダウン発生通知を受け取っていない場合には、再びステップST81に戻って上記と同様の動作が実行される。一方、クールダウン発生通知を受け取っている場合には、クールダウンの処理が決定され、実行される(ST90)。その後、クールダウン解除通知を受け取ると(ST91:YES)、再びステップST81に戻って上記と同様の動作が実行されることになる。
図20は、図1に示した画像形成装置の白紙通紙モードにおける定着部の温度制御動作を示すフロー図である。ここで、ステップST101からST120までの動作は、図16について説明したステップST1からST20にそれぞれ対応する動作であるが、この白紙通紙モードにおいては、ステップST116においてクールダウン温度の監視が開始された後に、白紙通紙によるクールダウン処理が開始され(ST121)、加熱ベルト74の温度異常が解消されてクールダウンが完了すると(ST117:YES)、白紙通紙によるクールダウン処理が終了する(ST122)点において異なる。
図21は、図1に示した画像形成装置の白紙通紙モードにおける給紙・搬送制御部の給紙・搬送動作を示すフロー図である。まず、白紙通紙モードが選択されると(ST131)、白紙通紙に有効な用紙が給紙カセットにセットされているか否かが判定される(ST132)。本実施の形態では、有効な用紙として、最大通紙可能幅となるA3サイズまたはA4横サイズの用紙がセットされているか否かが判定され、有効な用紙が給紙カセットにセットされていると判定されると、該当する給紙カセットが選択され、排出先が決定される(ST133)。次に、給紙・搬送制御部36により通紙制御が実行される(ST134)。その後、クールダウンが完了して停止指示があると(ST135)、給紙・搬送制御部36による通紙制御が停止される(ST136)。最終的に、通紙された全ての白紙の排出が完了すると(ST137)、給紙・搬送制御部の給紙・搬送動作は終了する。
本発明の画像形成装置及びその制御方法は、複数種類の記録紙を用いて連続的な印刷を行う場合に、簡易な構成により加熱体における温度異常の発生による定着処理の中断を回避し、迅速かつ適正な定着処理を可能とし、トナーを記録紙に定着させる定着装置を備えた画像形成装置及びその制御方法として有用である。
1 画像形成装置
12 画像情報蓄積メモリ(画像情報蓄積手段)
26 CPU(出力処理制御手段)
31 定着部(定着手段)
32 定着制御部(定着制御手段)
52 表示・操作部(警告表示部)
78、79、80 温度センサ(温度検知手段)
12 画像情報蓄積メモリ(画像情報蓄積手段)
26 CPU(出力処理制御手段)
31 定着部(定着手段)
32 定着制御部(定着制御手段)
52 表示・操作部(警告表示部)
78、79、80 温度センサ(温度検知手段)
Claims (18)
- 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積手段と、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、
前記加熱体の温度を検知する温度検知手段と、
その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると前記定着処理を中断する定着制御手段と、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が前記設定条件を外れると、前記定着処理の中断を回避すべく前記出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた画像形成装置。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、
前記加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知手段と、
その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に前記定着処理を中断する定着制御手段と、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の前記2つの部位の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、前記定着処理の中断を回避すべく前記出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた画像形成装置。 - 前記温度検知手段は、前記加熱体において少なくとも最大通紙可能幅よりも小さい幅の所定の記録紙に圧接しない領域となる非通紙部の温度を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記温度検知手段が温度を検知する前記2つの部位は、前記加熱体において少なくとも最大通紙可能幅よりも小さい幅の所定の記録紙に圧接しない領域となる非通紙部と、前記前記最大通紙可能幅よりも小さい幅の前記記録紙に圧接する領域である通紙部であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記出力処理制御手段は、前記定着処理を中断させない出力順序が複数存在する場合に、当該複数の出力順序の中から前記各処理単位の順序の入れ替えが最も少ない出力順序を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記出力設定データは、記録紙の縦横サイズ、記録紙の厚み、記録紙の材質、及び出力処理速度のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記出力設定データは、出力処理の優先度合いを示す優先度データを含み、前記出力処理制御手段は、前記優先度データに基づき優先的に出力処理を行う必要がある処理単位について優先的な出力順序とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記出力処理制御手段が出力順序を変更する場合に、当該出力順序の変更に関して警告表示を行う警告表示部を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記処理単位は、ユーザが出力要求を行うジョブ単位であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記定着制御手段は、前記定着処理を中断する際に、トナー画像が生成されていない記録紙に前記加熱体を順次圧接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、
前記加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知手段と、
その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に前記定着処理を中断する定着制御手段と、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の前記2つの部位の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、前記2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙が前記出力設定データにより指定されている処理単位を優先的に処理するように前記出力順序を変更する出力処理制御手段とを備えた画像形成装置。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、
前記加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知手段と、
その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に前記定着処理を中断する定着制御手段と、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の前記2つの部位の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、前記出力設定データとは無関係に、複数種類の記録紙の中から前記2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙を選択して出力処理を実行する出力処理制御手段とを備えた画像形成装置。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積メモリと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着手段と、
前記加熱体の温度を検知する温度検知手段と、
その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると前記定着処理を中断する定着制御手段と、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が前記設定条件を外れると、少なくとも当該設定条件を外れると推定された処理単位以降の出力処理を、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置に対して実行させる出力処理制御手段とを備えた画像形成装置。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、
前記加熱体の温度を検知する温度検知ステップと、
その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると前記定着処理を中断する定着制御ステップと、
前記画像情報蓄積ステップにおいて記憶された処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が前記設定条件を外れると、前記定着処理の中断を回避すべく前記出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する画像形成装置の制御方法。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、
前記加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知ステップと、
その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると前記定着処理を中断する定着制御ステップと、
前記画像情報蓄積ステップにおいて記憶された処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の前記2つの部位の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、前記定着処理の中断を回避すべく前記出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する画像形成装置の制御方法。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、
前記加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知ステップと、
その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に前記定着処理を中断する定着制御ステップと、
前記画像情報蓄積ステップにおいて記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の前記2つの部位の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、前記2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙が前記出力設定データにより指定されている処理単位を優先的に処理するように前記出力順序を変更する出力処理制御ステップとを有する画像形成装置の制御方法。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、
前記加熱体において幅方向に異なる複数の部位の温度を検知する温度検知ステップと、
その温度検知手段が検知した所定の2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、少なくとも当該2つの部位に接触する記録紙を処理する際に前記定着処理を中断する定着制御ステップと、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の前記2つの部位の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該2つの部位の温度の差が予め定めた設定条件を外れると、前記出力設定データとは無関係に、複数種類の記録紙の中から前記2つの部位のうちの少なくとも一方の部位に接触しない幅を有する記録紙を選択して出力処理を実行する出力処理制御ステップとを有する画像形成装置の制御方法。 - 出力用の画像データ及びその画像データの出力形態を指定する出力設定データが、処理単位ごとに所定の出力順序が定められて順次記憶される画像情報蓄積ステップと、
前記画像データ及び前記出力設定データに基づきトナー画像が生成された記録紙に加熱体を順次圧接して定着処理を行う定着ステップと、
前記加熱体の温度を検知する温度検知ステップと、
その温度検知手段が検知した温度が予め定めた設定条件を外れると前記定着処理を中断する定着制御ステップと、
前記画像情報蓄積メモリに記憶された前記処理単位の少なくとも一部を前記出力順序により出力処理する際に、当該各処理単位の出力処理の完了時における前記加熱体の温度を前記出力設定データに基づき推定し、当該推定温度が前記設定条件を外れると、少なくとも当該設定条件を外れると推定された処理単位以降の出力処理を、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置に対して実行させる出力処理制御ステップとを有する画像形成装置の制御方法。
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JP2005069042A JP2006251481A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 画像形成装置及びその制御方法 |
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JP2009047889A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2010002511A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Canon Inc | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 |
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JP2012063563A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置と画像形成装置の制御方法 |
JP2012163916A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Sharp Corp | 定着装置及びその定着装置を備える画像形成装置 |
JP2020136886A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-03-11 JP JP2005069042A patent/JP2006251481A/ja active Pending
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