JP2006250176A - 逆入力遮断クラッチ及びそれを用いた回転機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動側部材に回転駆動力が加わっていない状態では、従動側部材は空転して従動側から駆動側に力が伝達されない逆入力遮断クラッチを提供すること。
【解決手段】 従動側からの駆動力は駆動側に伝達されない逆入力遮断クラッチにおいて、従動側部材と、その従動側部材の外側に位置して同心状に配置される駆動側部材と、前記従動側部材と前記駆動側部材との間の空隙に配置されるコイルバネと、前記駆動側部材の外側に同心状に配置されるトルクリミッタとを備え、前記駆動側部材は所定幅で切欠された遊嵌切欠部を有し、前記コイルバネは、前記駆動側部材に係合された一端と、前記駆動側部材の前記遊嵌切欠部を通して前記トルクリミッタに係合する他端とを有し、前記駆動側部材に回転駆動力が加えられないときには前記コイルバネが緩むことによって、前記従動側部材が空転する逆入力遮断クラッチ。

【選択図】 図1

Description

この発明は、駆動側からの双方向の駆動力が従動側に伝達され、従動側からの回転力は駆動側に伝達されないクラッチ、特に従動側に加えられる回転力に対しては従動側部材が空転する逆入力遮断クラッチに関する。
駆動側からの双方向の駆動力が従動側に伝達され、従動側からの回転力は駆動側に伝達されない逆入力遮断クラッチは既にいろいろ提案されている。例えば、駆動側からの双方向の駆動力が従動側に伝達され、従動側からの外力は駆動側に伝達されない逆入力遮断クラッチの例として、出力軸となる従動側部材に回転力が与えられると、従動側部材がロックされる機構を有し、そのロックによって従動側部材が回転できなくなり、従動側からの回転力は駆動側に伝達されない逆入力遮断クラッチ(例えば、特許文献1、2参照)が提案され、実用化もされている。しかし、かかる逆入力遮断クラッチは駆動側、つまり入力側の入力が遮断され、その状態で従動側、つまり出力側に駆動力が加わると、従動側部材がロックされて回転しないので、用途によっては使用できない場合があり、従動側部材だけが空転して欲しい場合もある。
従動側、つまり出力側に回転力が加えられると、従動側部材がロックされずに空転する逆入力遮断クラッチも既に提案されている(例えば、特許文献3参照)。具体的な構造は特許文献3に詳しく記載されているので、説明をしないが、その入力遮断クラッチは複数の山部と谷部とを有する駆動軸、径の違う部分を有する従動軸、板バネ、スペーサ、コロなどからなり、構造が複雑で小型・軽量化し難い構造であり、低価格化などが難しいといった問題がある。
特開2000−199532公報 特開2003−034361公報 特開平10−037985号公報
本発明は、上述のような従来の課題を解決することを目的とし、入力側である駆動側部材に回転駆動力が加えられていない状態では、出力側である従動側部材が空転して従動側から駆動側に回転力が伝達されずに、従動側部材が容易に回転できる入力遮断クラッチを提供する。しかも簡単で小型化し易く、低コスト化が可能な構造を提供する。
第1の発明は、前記課題を解決するため、伝達されない逆入力遮断クラッチにおいて、出力側部材となる従動側部材と、その従動側部材の外側に位置して同心状に配置される入力側部材となる駆動側部材と、前記従動側部材と前記駆動側部材との間の空隙に配置されるコイルバネと、前記駆動側部材の外側に位置して同心状に配置される内輪部材と外輪部材とを備えるトルクリミッタとを備え、前記駆動側部材は所定のラジアル幅で切欠された遊嵌切欠部を有し、前記コイルバネは、前記駆動側部材に係合された一端と、前記駆動側部材の前記遊嵌切欠部を通して前記トルクリミッタの前記内輪部材に係合する他端とを有し、前記駆動側部材に回転駆動力が加えられないときには前記コイルバネが緩むことによって、前記従動側部材に回転駆動力が加えられるときには前記従動側部材が空転することを特徴とする逆入力遮断クラッチを提供する。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記コイルバネは、互いに逆方向に巻かれた2個以上のコイルバネ、又は1ターン前後の1個以上のコイルバネ、あるいは一方向に巻かれた1個以上のコイルバネからなることを特徴とする逆入力遮断クラッチを提供する。
第3の発明は、前記第1の発明又は前記第2の発明において、前記トルクリミッタは、前記内輪部材と前記外輪部材の他に、前記内輪部材と前記外輪部材との間に設けられた第2のコイルバネを有し、前記外輪部材は、所定のラジアル幅で切欠された遊嵌溝を有し、前記第2のコイルバネの両端は、前記外輪部材の前記遊嵌溝に遊嵌されていることを特徴とする逆入力遮断クラッチを提供する。
第4の発明は、前記第1の発明又は前記第2の発明において、前記トルクリミッタの前記内輪部材と前記外輪部材との間の初期回転トルクは、前記駆動部材と前記トルクリミッタの前記内輪部材との間の回転トルクよりも大きいことを特徴とする逆入力遮断クラッチを提供する。
第5の発明は、前記第1の発明ないし前記第4の発明のいずれかに記載された逆入力遮断クラッチの前記駆動側部材を回転駆動機構に結合し、前記従動側部材を被回転部材に結合し、該被回転部材に外力が加わるときには前記回転駆動機構が遮断され、前記従動側部材が空転状態になることを特徴とする回転機構を提供する。
前記第1の発明によれば、駆動側、つまり入力側に回転駆動力が加えられていない状態では、従動側、つまり出力側は空転して従動側から駆動側に力が伝達されずに、従動側が容易に回転できる入力遮断クラッチを提供することができる。
前記第2の発明によれば、駆動側部材に加えられる回転駆動力がいずれの方向でも、あるいは決められた一方の方向であっても、その回転駆動力をそのまま従動側部材に伝達することができ、しかし従動側部材に加えられる回転力がいずれであっても空転して、駆動側部材に伝達されない簡単な構造の入力遮断クラッチを提供することができる。
前記第3の発明によれば、駆動側、つまり入力側に回転駆動力が加えられていない状態では、従動側、つまり出力側は空転して従動側から駆動側に力が伝達されずに、従動側が容易に回転できる、小型軽量化が可能で低コストの入力遮断クラッチの構造を提供することができる。
前記第4の発明によれば、駆動側部材に加えられる回転駆動力がいずれの方向でも、あるいは決められた一方の方向であっても、その回転駆動力を確実に従動側部材に伝達することができ、しかも従動側部材に加えられる回転力がいずれであっても空転して、駆動側部材に伝達されない動作の確実な入力遮断クラッチを提供することができる。
前記第5の発明によれば、駆動側、つまり入力側に回転駆動力が加えられていない状態では、従動側、つまり出力側は空転して従動側から駆動側に力が伝達されずに、従動側が容易に回転できる紙送り機構又は自動扉などの回転機構を提供することができる。
[実施形態1]
本発明に係る実施形態1の第1の逆入力遮断クラッチ100について、図1〜図5によって説明する。この第1の逆入力遮断クラッチ100は、入力側部材、つまり駆動側部材が双方向に回転する場合に有効な双方向の逆入力遮断クラッチである。図1は逆入力遮断クラッチ100の側面を断面的に示した説明図であり、図2は逆入力遮断クラッチ100の空転状態を説明するために正面を断面的に示した図、図3は逆入力遮断クラッチ100の伝達状態1を説明するために正面を断面的に示した図、図4は逆入力遮断クラッチ100の伝達状態2を説明するために正面を断面的に示した図、図5は逆入力遮断クラッチ100の駆動側部材の一例を示す図である。
出力側部材である円柱状の従動側部材1は逆入力遮断クラッチ100の中心に位置し、入力側部材である駆動側部材2は従動側部材1の中心軸線3と合致する中心軸線を有する。従動側部材1は、図示しない紙送り機構または自動扉その他種々の回転機構に結合される。駆動側部材2は、図5に示すように、従動側部材1の延長線上を延びる軸部2Aと軸部2Aの先端から延びる円筒状部2Bとからなる。軸部2Aは不図示の駆動モータ又はモータ軸に結合される。従動側部材1と円筒状部2Bとは同心円状に配置され、円筒状部2Bの内壁面と従動側部材1の外表面との間には間隙があり、その間隙に一対のコイルバネ4、5が配置される。この実施形態では、コイルバネ4、5は同一の機械特性、トルク特性を有する逆向きに巻かれたコイルバネである。コイルバネ4、5に巻き方向の回転駆動力が加えられていない状態では、コイルバネ4、5の内面は従動側部材1の外表面に接触するか接触しない程度であり、強く締付ける状態にはないのが、従動側部材1に加えられる外力が入力側部材である駆動側部材2に伝達されない面からは好ましい。この場合には、自然の状態ではコイルバネ4、5の内径は、その反発力で従動側部材1の直径以上にあり、コイルバネ4、5は大きな弾性力、つまり反発力を呈する線材からなる。しかしながら、従動側部材1に加えられる外力が入力側部材である駆動側部材2に伝達されても実質的に駆動側部材2に結合される駆動装置(不図示)に悪影響を与えない程度の大きさならば、実際上、支障を生じない。したがって、駆動側部材2側に実質的に悪影響を与えない程度の出力が伝達されても良い場合には、自然の状態でコイルバネ4、5の内径が従動側部材1の直径よりも幾分小さく、軽く締付けていてもよい。
コイルバネ4、5はそれぞれ一端に短いフック4A、5Aを有すると共に、他端にそれよりも長いフック4B、5Bを有する(図1)。駆動側部材2は、コイルバネ4、5のフック4A、5Aが係止する1条の係止用溝2Baを内側に沿って備えると共に、長いフック4B、5Bが放射方向に延びるための遊嵌切欠部2Bbを1箇所備える。したがって、正面から見たとき(図2〜図4)、コイルバネ4、5は互いに逆まきでありながら、従動側部材1に装着したときに、短いフック4Aと5Bとが重なり、長いフック4Bと5Bとが重なり、手前に位置するコイルバネ4とそのフック4Aとフック4Bとだけが見える。駆動側部材2の係止用溝2Baは、図1において右方向からコイルバネ4、5を従動側部材1に装着して左方向に押し込んだときにフック4Aと5Bができるだけ遊ばないように係止できる溝となっている。同様に、図5に示すように、駆動側部材2の円筒状部2Bは、図1において右方向からコイルバネ4、5を従動側部材1に装着して、長いフック4B、5Bがラジアル方向に遊嵌できる幅と奥行きとを有する遊嵌切欠部2Bbを備えている。遊嵌切欠部2Bbの幅W1は、狭すぎると、駆動側部材2が回転するときにコイルバネ4又は5が従動側部材1を締付ける締付け力、つまり回転トルクを制限するので、適当な大きさに設定されていなければならない。
駆動側部材2の円筒状部2Bの外面には、トルクリミッタ6の円筒状の内輪部材7が当接しており、駆動側部材2がどちらの方向にも回転できるように支承している。駆動側部材2が回転するときには、駆動側部材2の外面とトルクリミッタ6の内輪部材7の内面との間には滑り摩擦が生じるから、それらの間にはグリースのような潤滑剤を塗布するなどしてその滑り摩擦を小さくするのが好ましい。さらに、必要に応じて駆動側部材2とトルクリミッタ6の内輪部材7との間を転がり構造としても良い。この場合には、通常の転がりベアリングと同様に、駆動側部材2を内輪とし、トルクリミッタ6の内輪部材7を外輪として、駆動側部材2とトルクリミッタ6の内輪部材7との間に保持器(図示せず)と3個以上のボール又はローラ(図示せず)を設ける構造、又はトルクリミッタ6の内輪部材7の内面側に図示しない3個以上のポケットを設け、それらポケットにボール又はローラ(図示せず)を設ける構造などであってもよい。
トルクリミッタ6の内輪部材7には、駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbを通して延びるコイルバネ4のフック4Bとコイルバネ5のフック5Bが係止される1条の係止用溝7Aが形成されている。係止用溝7Aは、トルクリミッタ6の内輪部材7の一端側から他端側へ内面に沿って延び、フック4Bとフック5Bとを比較的容易に係止用溝7A内に係止でき、かつ最大回転トルクに対してもフック4Bとフック5Bとが外れず、遊びができるだけ小さくなるように形成されている。トルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との間にはコイルバネ9が備えられ、これら内輪部材7と外輪部材8とコイルバネ9とでトルクリミッタ6を構成している。ここで、区別するために、コイルバネ4、5を第1のコイルバネと言い、コイルバネ9を第2のコイルバネと称する。
第2のコイルバネ9は、トルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との間に回転力が加わらない状態では、その弾性力で内輪部材7に巻きついて、内輪部材7と外輪部材8との間に所定の大きさの回転トルクが発生するような摩擦力を内輪部材7との間に生じる。つまり、第2のコイルバネ9の内径は外輪部材8の外径よりも小さくなっている。第2のコイルバネ9は両端にフック9A、9Bを有する。フック9A、9Bは、フック4Bと5Bと同様なもので、第2のコイルバネ9の巻回方向に対して所定の角度、例えば90°程度の角度で放射外方向に立ち上がっている所定長さのものである。トルクリミッタ6の外輪部材8は、第2のコイルバネ9のフック9A、9Bを遊嵌する所定幅W2の二つの遊嵌溝8A、8Bを有する。内輪部材7がいずれの方向に回転しても、第2のコイルバネ9が緩んだり、内輪部材7を締付ける力が弱まるように、遊嵌溝8Aと8Bとはフック9A又は9Bが遊嵌溝8A又は8B内で遊嵌できる幅W2を有する。
トルクリミッタ6の外輪部材8は、図示していない固定部材に固定されるものであり、外輪部材8の両端には一方の側壁部材10と、他方の側壁部材11とが圧入などによって固定されており、これら外輪部材8と側壁部材10と側壁部材11とはハウジングを構成する。従動側部材1と駆動側部材2の円筒状部2Bとの間には軸受12が備えられ、従動側部材1と駆動側部材2の円筒状部2B、側壁部材10との間には軸受13が備えられており、また、駆動側部材2の軸部2Aと側壁部材11との間には軸受14が備えられて、駆動側部材2の回転を容易にしている。これら軸受は、低コストの円環状の摩擦部材、あるいは滑り軸受、又は転がり軸受などであり、省略することもできる。
次に、第1の逆入力遮断クラッチ100の動作について説明する。図に示すように、駆動側部材2に回転力が加わっていない状態では、コイルバネ4、5の内径は、その弾性力、つまり反発力によって従動側部材1の直径前後の径以上に戻っているので、コイルバネ4、5のいずれも従動側部材1をほとんど締付けておらず、従動側部材1に回転力が加わっても駆動側部材2にその回転力は実質的に伝達されない。この状態を、負荷が結合される出力軸である従動側部材1が空転状態にあるという。
図3に示すように、駆動側部材2に矢印方向aの回転駆動力が加えられると、コイルバネ4、5のフック4A、5Aは駆動側部材2の係止用溝2Baに係止されているので、駆動側部材2の動きと一緒に矢印方向aに動くが、コイルバネ4、5のフック4B、5Bはトルクリミッタ6の内輪部材7に係止されているので、動かない。したがって、図3に示すように、駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbの回転方向前端Xがコイルバネ4、5のフック4B、5Bに当接するまで、コイルバネ4、5のフック4A、5Aが駆動側部材2の動きと一緒に矢印方向aに動くから、フック4Aと4Bとの間隔、又はフック5Aと5Bとの間隔は狭まる。これに伴い、駆動側部材2の回転駆動力の方向と同方向に巻かれたコイルバネ、ここではコイルバネ4はその内径が狭まり、つまり縮径することによって、先ずコイルバネ4が従動側部材1の外面を締付け始め、コイルバネ4と従動側部材1との間にはトルクが発生する。そのトルクは従動側部材1を駆動するのに必要な駆動力の大きさに比例する。あるいはコイルバネ4のフック4Aが駆動側部材2の動きと一緒に矢印方向aに動くことにより、駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbの回転方向前端Xがコイルバネ4のフック4Bに当接する前に、コイルバネ4又は5が駆動側部材2を締め付け、コイルバネ4と駆動側部材2との間にトルクが発生する。このとき、駆動側部材2の回転駆動力の方向と逆方向に巻かれた他方のコイルバネ5は当然に緩むので、コイルバネ5は従動側部材1を締付けていない状態になる。コイルバネ5の働きもコイルバネ4と同様であるので説明を省略する。
駆動側部材2のこの僅かな回転は、駆動側部材2とトルクリミッタ6の内輪部材7との滑りで行われる。そして、駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbを形成する回転方向前端Xがコイルバネ4のフック4Bに当接し、又はコイルバネ4と駆動側部材2との間にトルクが発生し、更に駆動側部材2と一緒にコイルバネ4が矢印方向aに回転しようとしてコイルバネ4のフック4Bを矢印方向bに押す(図4)ことによって、その回転駆動力がトルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との初期回転トルクTtを越えた時点で、トルクリミッタ6の内輪部材7が外輪部材8に対して矢印方向bに回転を始める。初期には、第2のコイルバネ9はトルクリミッタ6の外輪部材8をそのコイルバネ特性で締付けているので、それらの間には摩擦力が働いており、第2のコイルバネ9のフック9Aは動かないが、図4に示すように、フック9Bは外輪部材8の遊嵌溝8Bを矢印方向cに動き、第2のコイルバネ9を緩め、トルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との間の初期回転トルクTtは小さな回転トルクとなる。したがって、この状態では、駆動側部材2の回転駆動力のほとんどは従動側部材1に伝達され、その回転駆動力に比例する回転トルクが第1のコイルバネ4と従動側部材1との間に働き、従動側部材1は駆動側部材2と一緒に回転する。ここで、駆動側部材2とトルクリミッタ6の内輪部材7との間の回転トルクをTdとすると、回転トルクをTdはトルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との初期回転トルクTtよりも小さくなければならない。
次に、駆動側部材2の回転駆動力が除去され、ゼロになる過程で、第2のコイルバネ9はその弾性力によって、図2に示すようにフック9Bを元の位置に戻し、トルクリミッタ6の外輪部材8をその弾性力で締付ける。このとき同時に、第1のコイルバネ4はその弾性力によって、図示矢印方向aとは逆方向に駆動側部材2を動かし、緩むことによって従動側部材1を空転状態にする(図1)。このように、駆動側部材2にかけられていた回転駆動力を取り去ることによって、逆入力遮断クラッチ100は図2に示す空転状態に戻る。また、図示矢印方向aとは逆方向の回転駆動力が駆動側部材2にかけられると、コイルバネ5が前述と同様に働き、駆動側部材2の回転駆動力は従動側部材1に伝達される。このとき、第2のコイルバネ9のフック9Aが外輪部材8の遊嵌溝8A内で自由に回転方向に動けるので、第2のコイルバネ9が締まりバネ状態になることは無く、回転駆動力の伝達状態ではトルクリミッタ6における回転トルクは小さい。
[実施形態2]
次に、図6と図7とを用いて本発明にかかる第2の実施形態である第2の逆入力遮断クラッチ200について説明する。図6、図7において、図1ないし図5で用いた記号と同一の記号は同じ名称の部材を示すものとする。逆入力遮断クラッチ200が第1の逆入力遮断クラッチ100と異なる点はトルクリミッタ6にあるので、主にこの点について説明を行う。この実施形態2においても、実施形態1と同様に、駆動側部材2に回転駆動力が加えられない状態では、コイルバネ4はその弾性力によってその内径面が従動側部材1の外表面に軽く接触するか、接触しない状態にあり、コイルバネ4と従動側部材1との間には実質的に悪影響を生じる出力を入力側に伝達する大きさのトルクが発生しないので、従動側部材1に加えられる回転駆動力は実質的に駆動側部材2に伝達されない。
駆動側部材2に矢印方向aの回転駆動力が印加されると、駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbの回転方向前端Xがコイルバネ4のフック4Bに当接し、あるいは駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbの回転方向前端Xがコイルバネ4のフック4Bに当接する前に、コイルバネ4が駆動側部材2を締め付け、コイルバネ4と駆動側部材2との間にトルクが発生する。そして、駆動側部材2と一緒にコイルバネ4が更に矢印方向aに回転しようとしてコイルバネ4のフック4Bを矢印方向aに押すことによって、その回転駆動力がトルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との回転トルクを越えた時点で、トルクリミッタ6の内輪部材7が外輪部材8に対して矢印方向aに回転を始める。これに伴い、従動側部材1は駆動側部材2と内輪部材7と一緒に矢印方向aに回転する。つまり、駆動側部材2の回転駆動力が従動側部材1に伝達される。しかし、この実施形態2では、駆動側部材2の回転駆動力がトルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との回転トルク以下の場合には、駆動側部材2の回転駆動力は従動側部材1に伝達されず、駆動側部材2の回転駆動力がトルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との回転トルクよりも大きな場合にのみ、入力側の回転駆動力が従動側部材1に伝達される。
この実施形態2でも、駆動側部材2とトルクリミッタ6の内輪部材7との間の回転トルクをTdとすると、回転トルクをTdはできるだけ小さい方が好ましく、そしてトルクリミッタ6の内輪部材7と外輪部材8との回転トルクTt’は回転トルクをTdよりも大きくなるように設定されていなければならない。このように設定されていることによって、駆動側部材2に回転駆動力が加えられた瞬間に駆動側部材2がトルクリミッタ6の内輪部材7に対して回転し、コイルバネ4が従動側部材1を締付けることができるからである。駆動側部材2の回転駆動力が除去されほぼゼロになると、コイルバネ4の反発力によって駆動側部材2が矢印方向aとは逆方向に回転し、コイルバネ4の内径は広がるために従動側部材1は空転状態になる。したがって、この実施形態2でも、駆動側部材2に駆動力が加えられていないときには、出力軸である従動側部材1に加えられた駆動力は入力軸である駆動側部材2に実質的に伝達されない。
以上述べた実施形態では、駆動側部材2に加えられる回転駆動力がいずれの方向にも対応できる逆入力遮断クラッチについて説明したが、駆動側部材2に加えられる回転駆動力が一方向だけの場合には、前記実施形態1、2においてコイルバネは一方向に巻かれたものだけでよい。この場合にも、従動側部材1回転駆動力がかけられていないときには、コイルバネの反発力で従動側部材1を締付けないので、従動側部材1は空転可能な状態にあり、従動側部材1に加えられるいずれの方向の回転力も従動側部材1に実質的に伝達されることは無い。
次に、第1の逆入力遮断クラッチ100を用いた回転機構、例えば複写機などにおける紙送り機構について説明する。図示しないが、一般に紙送り用ローラは伝達軸やギヤなどを介して駆動用モータに機械的に結合されており、駆動モータが回転するのに伴って紙送り用ローラが回転することにより、紙を送る。今、駆動用モータと紙送り用ローラとの間に第1の逆入力遮断クラッチ100を設け、駆動用モータを駆動側部材2の軸部2Aに結合し、紙送り用ローラを回転させるギヤを従動側部材1に固定したとする。この状態で、駆動用モータが回転すると、駆動側部材2が回転することによって前述したように従動側部材1が回転し、ギヤなどが回転して紙送り用ローラを回転させ、紙を送る。他方、紙を送っている最中に紙詰まりが生じ、駆動用モータを停止したとすると、駆動部材1から回転駆動力が除去されるから、前述したように、第1のコイルバネ4がその反発力で緩み、従動側部材1を事実上開放する。したがって、紙送り用ローラをいずれの方向に回転させても駆動側部材2にその回転が伝達されることは無く、また、僅かな力でいずれの方向にも紙送りローラを回転させることができ、駆動用モータに悪影響を与えることなく、容易に詰まった紙を除去することができる。
また、自動ドア装置などの回転機構に本発明にかかる逆入力遮断クラッチを用いても次のような効果がある。図示しないが、駆動用モータとドアとの間の伝達軸やギヤなどの間に本発明にかかる逆入力遮断クラッチを設け、その駆動側部材2に駆動用モータ側を結合し、従動側部材1側に扉側を結合する。自動でドアを開閉する場合には、駆動用モータが正方向に回転するときに、ドアが開き、駆動用モータが逆回転するときにドアが閉じる。手動に切り替えるときには、駆動用モータの不図示の電源スイッチを切断すると、駆動用モータに回転駆動力が発生せず、駆動側部材2に回転駆動力がゼロであるので、第1のコイルバネ4がその反発力で緩み、従動側部材1を開放する。したがって、ドアを最小の力で楽に開閉することができる。特に、ドアにある大きさ以上の外力が加わったときに自動的に駆動用モータの電源スイッチを遮断するセンサ機構を備えておくことによって、安全性の高い回転ドアなどの自動ドアを実現することができる。その他にも本発明に係る逆入力遮断クラッチを用いた回転機構は種々のものが考えられるが、逆入力遮断クラッチは同様な動作を行うので、説明するのを省略する。
前述した第1の逆入力遮断クラッチ100における第2のコイルバネ9は、特開平9−112568号公報に記載されているようなフック9Aからフック9Bまでの1ターン未満のコイルバネを必要個数、並設したものから構成されてもよい。また、第2のコイルバネは1ターン強であって、クロスしてフック9Aとフック9Bとが一つの遊嵌溝8A又は8Bに遊嵌されていてもよい。この場合には、トルクリミッタ6の外輪部材8に遊嵌溝を一つ形成するだけでよい。この場合も、設定回転トルクを得ることができる個数のコイルバネを並設すれば良い。また、第1、第2の逆入力遮断クラッチ100、200における第1のコイルバネ4についても第2のコイルバネ9と同様であり、フック4Aからフック4Bまでの1ターン未満のコイルバネを必要個数並設したものであってもよい。
ただしこの場合には、駆動側部材2に回転駆動力が加わっていないとき、図2において長い方のフック4Bは遊嵌切欠部2Bbのほぼ中間にあるのが好ましく、遊嵌切欠部2Bbの両方の端面(一方はX)とフック4Bとの間隙がコイルバネ4を締付けることができる距離以上あるように、遊嵌切欠部2Bbの幅を設定しなければならない。さらにまた、コイルバネ5に相当する逆方向用のコイルバネとしては、その長いフックを遊嵌切欠部2Bbを通してフック4Bと同じ係止用溝に係止させる場合には、駆動側部材2におけるフック4Aとは左右対称の位置に係止用溝(図示せず)を設けて、その係止用溝にフック5Bに相当するフックを係止する必要がある。
また、ほぼ1ターンの第1のコイルバネ4のフック4Aも駆動側部材2の遊嵌切欠部2Bbに遊嵌させ、駆動側部材2の回転に伴って遊嵌切欠部2Bbを形成する前端面Xでフック4Aを回転方向に動かして、第1のコイルバネ4で従動側部材1を締付けてもよい。複数ターンのコイルバネであっても同様であるが、遊嵌切欠部2Bbを前記実施形態よりも広げる必要が生じる場合がある。なおこの場合には、駆動側部材2に係止用溝2Baを備えなくとも良い。コイルバネとしてこのように1ターン程度のものを用いた場合には、コイルバネの個数を調整するだけで、必要なトルクを得ることができ、また、トルク値にかかわらず同じコイルバネを用いることができるので、標準化がより進みコストダウンに寄与する。
発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ100を説明するための側面から見た断面的な図面である。 発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ100の動作を説明するための図面である。 発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ100の動作を説明するための図面である。 発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ100の動作を説明するための図面である。 発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ100の駆動部材を説明するための図面である。 発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ200の駆動部材を説明するための図面である。 発明に係る実施形態1の逆入力遮断クラッチ200の駆動部材を説明するための図面である。
符号の説明
1・・・従動側部材
2・・・駆動側部材
2A・・・駆動側部材2の軸部
2B・・・駆動側部材2の円筒状部
2Ba・・・駆動側部材2の係止用溝
2Bb・・・駆動側部材2の遊嵌切欠部
3・・・従動側部材1と駆動側部材2との中心軸線
4、5・・・第1のコイルバネ
4A、4B・・・コイルバネ4のフック
5A、5B・・・コイルバネ5のフック
6・・・トルクリミッタ
7・・・トルクリミッタ6の内輪部材
7A・・・内輪部材7に形成された係止用溝
8・・・トルクリミッタ6の外輪部材
8A、8B・・・外輪部材8に形成された遊嵌溝
9・・・トルクリミッタ6の第2のコイルバネ
9A、9B・・・第2のコイルバネ9のフック
10、11・・・側壁部
12〜14・・・軸受

Claims (5)

  1. 駆動側からの双方向の回転駆動力が従動側に伝達され、従動側からの回転力は駆動側に伝達されない逆入力遮断クラッチにおいて、
    出力側部材となる従動側部材と、
    該従動側部材の外側に位置して同心状に配置される入力側部材となる駆動側部材と、
    前記従動側部材と前記駆動側部材との間の空隙に配置されるコイルバネと、
    前記駆動側部材の外側に位置して同心状に配置される内輪部材と外輪部材とを備えるトルクリミッタと、
    を備え、
    前記駆動側部材は所定のラジアル幅で切欠された遊嵌切欠部を有し、
    前記コイルバネは、前記駆動側部材に係合された一端と、前記駆動側部材の前記遊嵌切欠部を通して前記トルクリミッタの前記内輪部材に係合する他端とを有し、
    前記駆動側部材に回転駆動力が加えられないときには前記コイルバネが緩むことによって、前記従動側部材に回転駆動力が加えられるときには前記従動側部材が空転することを特徴とする逆入力遮断クラッチ。
  2. 請求項1において、
    前記コイルバネは、互いに逆方向に巻かれた2個以上のコイルバネ、又は1ターン前後の1個以上のコイルバネ、あるいは一方向に巻かれた1個以上のコイルバネからなることを特徴とする逆入力遮断クラッチ。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記トルクリミッタは、前記内輪部材と前記外輪部材の他に、前記内輪部材と前記外輪部材との間に設けられた第2のコイルバネを有し、
    前記外輪部材は、所定のラジアル幅で切欠された遊嵌溝を有し、
    前記第2のコイルバネの両端は、前記外輪部材の前記遊嵌溝に遊嵌されていることを特徴とする逆入力遮断クラッチ。
  4. 請求項1又は請求項2において、
    前記トルクリミッタの前記内輪部材と前記外輪部材との間の初期回転トルクは、前記駆動部材と前記トルクリミッタの前記内輪部材との間の回転トルクよりも大きいことを特徴とする逆入力遮断クラッチ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載された逆入力遮断クラッチの前記駆動側部材を回転駆動機構に結合し、前記従動側部材を被回転部材に結合し、該被回転部材に外力が加わるときには前記回転駆動機構が遮断され、前記従動側部材が空転状態になることを特徴とする回転機構。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102506095A (zh) * 2011-09-22 2012-06-20 张爱伦 一种单向传动结构及单向传动方法
JP5993512B1 (ja) * 2015-11-13 2016-09-14 オリジン電気株式会社 コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ
JP2017122489A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 オリジン電気株式会社 コイルばねを利用したフリータイプ双方向クラッチ
JP2018115727A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 オリジン電気株式会社 コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ
JP2020106119A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社オリジン コイルばねを利用したフリータイプ双方向クラッチ

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