JP2006249852A - プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材とプレキャスト鉄筋コンクリート柱梁接合部ブロックとの接合方法 - Google Patents

プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材とプレキャスト鉄筋コンクリート柱梁接合部ブロックとの接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】PCa柱部材の柱頭の上面とPCa柱梁接合部ブロックの下面との間に形成した目地空間に硬化性充填材を注入することで、その硬化性充填材を、目地空間と、PCa柱梁接合部ブロックの複数の柱主筋挿通孔とに充填するようにしたPCa柱部材とPCa柱梁接合部ブロックとの接合方法において、良好な特性を有する硬化性充填材を用いて速やかに接合作業を完了できるようにする。
【解決手段】流動性を有するセメントモルタルを目地空間26内へ注入し、柱主筋挿通孔16の夫々の下端から流入させて、それら柱主筋挿通孔の内部に充填して行く。柱主筋挿通孔の内部を夫々に上昇する硬化性充填材の天端のうち最も高い位置にある天端が、対応する柱主筋挿通孔の上端に達する前に、硬化性充填材の注入を終了させ、柱主筋挿通孔の上端近傍に非充填部を余裕として残す。その非充填部を、各々の柱主筋挿通孔の上端から注入する硬化性充填材をもって充填する。
【選択図】図6

Description

本発明は、プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材とプレキャスト鉄筋コンクリート柱梁接合部ブロックとの接合方法に関し、より詳しくは、プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材の柱頭に、プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁接合部ブロックを接合するための接合方法に関する。
プレキャスト鉄筋コンクリート部材(以下の説明では、「プレキャスト鉄筋コンクリート」を「PCa」と表記する)を用いて、鉄筋コンクリート造建築物を構築する際には、PCa柱部材とPCa梁部材とを現場で接合する必要がある。そのための慣用的な接合方法は、柱梁接合部を現場で構築するというものであった。この接合方法では、PCa柱部材の柱頭に、その柱頭に接合するPCa梁部材(通常は2〜4本である)の端部を載せ、それらPCa梁部材の端部から突出している梁鉄筋を適切な方法で接合した後に、柱頭部位にコンクリートを打設するための型枠を建込み、そして、その型枠内にコンクリートを現場打ちすることで、PCa柱部材の柱頭とPCa梁部材の端部とを一体化する。しかしながら、この接合方法では、狭小な柱頭空間において多数の梁鉄筋を接合するという繁雑な作業を強いられる。また、柱頭部位にコンクリートを打設するには、柱梁接合部の外周に浮き型枠を設けなければならず、そのため柱梁接合部の寸法精度の確保が容易でなく、建築物躯体の品質管理上の問題が生じがちであった。
そこで、柱梁接合部そのものをPCa化した、PCa柱梁接合部ブロックを製作し、それを現場において、PCa柱部材の柱頭に接合するようにしたPCa工法が提案された。PCa柱梁接合部ブロックの典型例は、PCa梁部材の梁成と等しい高さ、または、略々等しい高さを有するブロックとし、その側面から側方へ梁の一部(短梁部)を突出させ、その短梁部の端部に、PCa梁部材の端部を接合するようにしたものである。
PCa柱梁接合部ブロックをPCa柱部材の柱頭に接合するには、PCa柱部材の柱頭から上方へ柱主筋の上端部を突出させておき、一方、PCa柱梁接合部ブロックには、シース管を埋設するなどして、柱主筋の上端突出部を夫々に挿通する柱主筋挿通孔を形成しておく。そして、現場に設置したPCa柱部材の柱頭にPCa柱梁接合部ブロックを載置する際に、柱主筋の上端突出部を夫々に対応した柱主筋挿通孔に挿通し、また、その柱頭とPCa部材との間に目地モルタルを施工する。続いて、柱主筋挿通孔の各々に、それらの上端からセメントグラウトなどの硬化性充填材を充填して、柱主筋と柱主筋挿通孔とを固定接合し、もって、PCa柱部材とPCa柱梁接合部ブロックとを接合する。
PCa柱梁接合部ブロックを使用したPCa工法によれば、狭小な柱頭空間での繁雑な鉄筋接合作業を必要とせず、柱梁接合部の寸法精度を容易に確保でき、建築物躯体の品質管理を確実に行うことができるなどの、数々の利点が得られる。しかしながら、特に大荷重が加わる柱では、柱主筋の本数が多いため、1本のPCa柱部材と1個のPCa柱梁接合部ブロックとを接合するのに、多数の柱主筋挿通孔の各々に、個別にセメントグラウトなどの硬化性充填材を充填する面倒があり、しかも、充填不良が発生しないように注意を払いつつ確実に充填して行かなければならず、そのため作業時間が長くかかり、作業コストがかさむという問題があった。
この問題を解決するために、PCa柱部材の柱頭にPCa柱梁接合部ブロックを接合する方法として、次にような接合方法が提案された。その接合方法では、PCa柱部材の柱主筋の上端突出部をPCa柱梁接合部ブロックの夫々の柱主筋挿通孔に挿通して、PCa柱部材の柱頭にPCa柱梁接合部ブロックを載置する際に、両者間にスペーサを介装することにより、柱頭の上面とPCa柱梁接合部ブロックの下面との間に目地空間を形成し、その目地空間の周囲をシール材で封止する。続いて、その目地空間へ流動性の大きい硬化性充填材を注入することによって、その硬化性充填材を、目地空間と複数の柱主筋挿通孔とに一工程で充填する。流動性の大きい硬化性充填材としては、セメントグラウトなどを用いる。この種の接合方法を記載した文献には、例えば特開2001−193150号公報などがある。
特開2001−193150号公報
しかしながら、流動性の大きな硬化性充填材を目地空間と複数の柱主筋挿通孔とに一工程で充填するようにしたこの接合方法には、次のような問題が付随している。この接合方法では、目地空間へ注入した充填材が、目地空間に開口した複数の柱主筋挿通孔の夫々の下端から、それら複数の柱主筋挿通孔の中へ流入し、それら複数の柱主筋挿通孔の内部を下方から上方へ流動して行き、即ち充填材が柱主筋挿通孔の内部を上昇して行く。その上昇速度は、柱主筋挿通孔の下端における充填材の圧力の大きさに影響され、その圧力の大きさは、目地空間への充填材の注入位置から目地空間に開口した柱主筋挿通孔の下端位置までの距離に影響される。なぜならば、目地空間内を流れる充填材に流動抵抗が作用するからである。
それゆえ、目地空間と複数の柱主筋挿通孔とに一工程で硬化性充填材を充填する作業を速やかに行うためには、目地空間内を流れる充填材に作用する流動抵抗をできるだけ小さく抑えて、複数の柱主筋挿通孔の内部を夫々に上昇する充填材の天端の高さが揃うようにする必要がある。それには、充填材の流動性が大きいことが必須の要件となるが、充填材として使用するセメントグラウトに大きな流動性を持たせるには、グラウト材に多量の水を加えて粘度の小さいセメントグラウトを調製する必要がある。そして、グラウト材の混練水量が多量である結果として、グラウト材と水との分離が発生しやすいこと、硬化時のセメントグラウトの収縮量が大きいこと、硬化後のセメントグラウトの強度が低下することなどの、様々な不都合が生じていた。
本発明はかかる事情に鑑み成されたものであり、本発明の目的は、PCa柱部材の柱頭の上面とPCa柱梁接合部ブロックの下面との間に形成した目地空間に硬化性充填材を注入することにより、その硬化性充填材を、目地空間と、PCa柱梁接合部ブロックの複数の柱主筋挿通孔とに充填するようにした、PCa柱部材とPCa柱梁接合部ブロックとの接合方法において、良好な特性を有する硬化性充填材を用いて、その接合作業を速やかに行えるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る接合方法は、プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材(PCa柱部材)の柱頭に、プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁接合部ブロック(PCa柱梁接合部ブロック)を接合するための接合方法において、PCa柱部材の柱頭から上方へ複数の柱主筋の上端部を突出させ、前記PCa柱部材の柱頭に載置するPCa柱梁接合部ブロックに前記複数の柱主筋の上端部を挿通するための複数の柱主筋挿通孔を鉛直方向に貫通させて形成し、前記PCa柱部材の柱頭の上面または前記PCa柱梁接合部ブロックの下面に、前記PCa柱梁接合部ブロックを前記PCa柱部材の柱頭に載置したときに前記PCa柱部材の柱頭の上面と前記PCa柱梁接合部ブロックの下面との間に目地空間を確保するための突起を形成し、現場に設置した前記PCa柱部材の柱頭に前記PCa柱梁接合部ブロックを載置し、その際に、前記PCa柱部材の前記複数の柱主筋の上端部を前記PCa柱梁接合部ブロックの前記複数の柱主筋挿通孔に夫々に挿通し、前記PCa柱部材の柱頭に前記PCa柱梁接合部ブロックを載置したことで形成された目地空間の周囲をシール材で封止し、前記目地空間内へ流動性を有する硬化性充填材を注入して、該硬化性充填材を、前記目地空間内に充填すると共に、前記目地空間に開口した前記複数の柱主筋挿通孔の夫々の下端からそれら複数の柱主筋挿通孔の中へ流入させ、それら複数の柱主筋挿通孔の内部を下方から上方へ流動させて、それら複数の柱主筋挿通孔の内部に充填して行き、前記複数の柱主筋挿通孔の内部を夫々に上昇する前記硬化性充填材の天端のうち最も高い位置にある天端が、対応する柱主筋挿通孔の上端に達する前に、前記硬化性充填材の注入を終了させて、前記複数の柱主筋挿通孔の上端近傍に非充填部を余裕として残し、前記非充填部を、各々の前記柱主筋挿通孔の上端から注入する硬化性充填材をもって充填し、前記硬化性充填材が硬化することで、前記複数の柱主筋が前記複数の柱主筋挿通孔に固定接合され、もって、前記プレキャスト柱部材の柱頭に前記プレキャスト柱梁接合部ブロックが接合されるようにすることを特徴とする。
本発明に係る接合方法によれば、従来の接合方法のように、セメントグラウトなどの硬化性充填材に大きな流動性を付与するためにその充填材としての特性を犠牲にすることなく、良好な特性を有する硬化性充填材を用いて、速やかに接合作業を完了することができる。
以下に本発明の実施の形態について添付図面を参照しつつ詳細に説明して行く。図1は本発明の好適な実施の形態に係る接合方法によって接合するPCa柱部材とPCa柱梁接合部ブロックとを示した斜視図、図2は図1のPCa柱梁接合部ブロックの充填材注入孔の拡大平面図、図3〜図7は図1のPCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックの断面側面図であって、本発明の好適な実施の形態に係る接合方法の各段階を示した図である。
本発明に係る接合方法に従ってPCa柱部材の柱頭にPCa柱梁接合部ブロックを接合するには、PCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックを製作する際に、それらを以下のように製作する。先ず、図1に示したように、PCa柱部材10はその複数の柱主筋12の上端部を柱頭から上方へ突出させる。また、PCa柱部材10の柱頭に載置するPCa柱梁接合部ブロック14には、PCa柱部材10の複数の柱主筋12の上端部を挿通するための複数の柱主筋挿通孔16を鉛直方向に貫通させて形成する。図示例のPCa柱梁接合部ブロック14は、PCa柱部材10の柱頭に対応した形状の中核部18(この中核部18は柱梁接合部の本体部分である)と、この中核部18の側面から側方へ突出した短梁部20とを一体化したブロックであり、短梁部20の先端に、PCa梁部材(不図示)の端部を接合するようにしたものである。複数の柱主筋挿通孔16は、このPCa柱梁接合部ブロック14の中核部18に形成する。
本発明に係る接合方法を用いてPCa柱部材の柱頭に接合するPCa柱梁接合部ブロックは、図示例のように、中核部18に短梁部20を一体化したものに限定されない。例えば、中核部に梁の半体部または全部を一体化したブロックとしてもよく、また、床スラブの一部などの、その他のものを一体化したブロックとしてもよい。即ち、柱梁接合部の本体部分である中核部を含むブロックでありさえすればよい。
図示例のPCa柱部材10では、柱主筋12の上方突出長さを、PCa柱梁接合部ブロック14の高さより大きくして、PCa柱梁接合部ブロック14をPCa柱部材10の柱頭に載置したときに、柱主筋12の上端部の先端がPCa柱梁接合部ブロック14の上面から上方へ突出するようにしてある。このようにしたのは、PCa柱部材10の柱頭にPCa柱梁接合部ブロック14を接合した後に、そのPCa柱梁接合部ブロック14の上面から上方へ突出した柱主筋10の上端部と、更に上階に設けるPCa柱部材の柱主筋の下端部とを接合するためである。従って、更に上階にPCa柱部材を設けるのでない場合には、柱主筋12の上端部の先端をPCa柱梁接合部ブロック14の上面から上方へ突出させる必要はない。
また、PCa柱部材10ないしPCa柱梁接合部ブロック14を製作する際にはPCa柱部材10の柱頭の上面、または、PCa柱梁接合部ブロック14の下面に、PCa柱部材10の柱頭の上面とPCa柱梁接合部ブロック14の下面との間に目地空間を確保するための1つまたは複数の突起を形成する。この目的に適した突起には様々な形態のものがあるが、図示した実施の形態では、図3に示したように、PCa柱梁接合部ブロック14の中核部18の下面の中央に1個の扁平な角錐台形状の突起(凸型コッター)22を形成し、この突起22によって、目地空間26を確保するようにしている。突起22を凸型コッターとする場合には、例えば、PCa柱部材10の水平断面寸法及びそれに対応したPCa柱梁接合部ブロック16の中核部18の水平断面寸法が1000×1000mm程度であるならば、50×50mm〜200×200mmの大きさの凸型コッターを、中核部18の下面の中央、または、PCa柱部材10の柱頭の上面の中央に1個形成するとよい。
図示例のPCa柱梁接合部ブロック14では、それを製作する際に、その中核部18を鉛直方向に貫通する複数のシース管26を埋設することによって、上述した複数の柱主筋挿通孔16を形成している。即ち、シース管26の内周面27により、柱主筋挿通孔16の内周面が画成されている。シース管26としては、公知の様々なものを使用することができるが、PCa柱梁接合部ブロック14のコンクリートに対する定着力と、後述する硬化性充填材に対する定着力とを大きなものとするために、螺旋状のリブを備えたスパイラルシース管などの異形シース管を用いることが望ましい。更に、柱主筋挿通孔16の上端には大径部29を形成してあり、シース管26の上端はこの大径部29の下端まで延在している。
大径部29は、後に説明するようにして硬化性充填材を目地空間26に注入する際に、柱主筋挿通孔16の下端から流入してその内部を上昇してくる硬化性充填材の天端位置の視認を容易にすることと、接合作業の最終段階として硬化性充填材を柱主筋挿通孔16の上端から注入する際に、その硬化性充填材をジョッキ等を用いて容易に注入できるようにすることとを目的として設けたものである。図2に示したように、シース管26の内周面27と柱主筋12の外周面との隙間sは、それほど大きなものではないため、大径部29を設けないと、柱主筋挿通孔16内の硬化性充填材の天端位置の視認も、また、柱主筋挿通孔16の上端からの硬化性充填材の注入も、容易に行い難いのである。
PCa柱梁接合部ブロック14には更に、硬化性充填材注入孔28を形成してあり、この硬化性充填材注入孔28は、PCa柱梁接合部ブロック14を貫通して延在し、上端及び下端がPCa柱梁接合部ブロック14の中核部18の上面と下面とに開口している。そのため、PCa柱部材10の柱頭にPCa柱梁接合部ブロック14が載置されて、上述した目地空間26が画成されたときには、硬化性充填材注入孔28の下端は、その目地空間26に開口したものとなる。硬化性充填材注入孔28は、後に説明するように、セメントグラウトなどの硬化性充填材を、目地空間26内へ注入するために用いられる注入孔である。
以上に説明したPCa柱部材10及びPCa柱梁接合部ブロック14を用いて、鉄筋コンクリート造建築物を構築するには、現場に設置したPCa柱部材10の柱頭にPCa柱梁接合部ブロック14を載置し、その際に、PCa柱部材10の柱頭から上方へ突出した複数の柱主筋12の上端部を、PCa柱梁接合部ブロック14の複数の柱主筋挿通孔16に夫々に挿通する。これによって、図3に示したように、PCa柱部材10の柱頭の上面とPCa柱梁接合部ブロック14の下面との間に目地空間26が画成される。
続いて、図4に示したように、目地空間26の周囲をシール材30で封止する。シール材30としては、例えば固練りモルタルなどを使用するとよく、その他の適宜のシール材を使用することも可能である。
続いて、図5に示したように、硬化性充填材注入孔28を介して目地空間26内へ、流動性を有する硬化性充填材を注入する。これによって、硬化性充填材を、目地空間26内に充填すると共に、目地空間26に開口した柱主筋挿通孔16の夫々の下端からそれら複数の柱主筋挿通孔16の中へ流入させ、それら柱主筋挿通孔16の内部を下方から上方へ流動させて、それら柱主筋挿通孔16の内部に充填して行く。
流動性を有する硬化性充填材としては、種々のものを使用することができるが、特に好適な具体例はセメントグラウトである。注入孔28の上端からセメントグラウトを注入するには、例えば、スクイーズポンプなどのグラウトポンプを使用し、そのグラウトポンプの吐出口と注入孔28の上端とを、塩化ビニル管や耐圧ホースなどで接続するとよい。セメントグラウトを調製する際にグラウト材に混入する水の量である混練水量は、混練直後のフレッシュ状態のセメントグラウトが適当な流動性を持つと共に、硬化後のセメントグラウトが充分な圧縮強度を持ち得るような、適度の混練水量とする必要がある。混練水量が適当か否かを判断するための判断基準としては、混練直後のフレッシュ状態のセメントグラウトのグラウトフロー値を用いるのがよく、グラウトフロー値が200mm〜300mmの範囲内にあるように調製したセメントグラウトを使用することで、注入時の流動性と硬化後の十分な圧縮強度とを両立できることが確認されている。また、グラウトフロー値が230mm〜270mmの範囲内にあるように調整したセメントグラウトを使用すればなお好ましく、そのようなセメントグラウトは、例えば、硬化性充填材注入孔28の内径、並びにグラウトポンプの吐出口と硬化性充填材注入孔28との間の接続管の内径を25mmとした場合に、毎分8.0〜9.0リットル程度の比較的大きな注入速度をもって良好に注入することができ、しかも、硬化後の圧縮強度として、100 N/mm2以上の大きな圧縮強度が得られることが確認されている。
また、グラウトポンプを用いて、セメントグラウトを複数の柱主筋挿通孔16に連続的に充填して行くと、図5に示したように、注入孔28に近い柱主筋挿通孔16ほど、充填されるセメントグラウトの上昇が速く、そのセメントグラウトの天端が高くなる。それゆえ、セメントグラウトを目地空間26内へ注入する際には、注入と注入停止とを反復することによって、柱主筋挿通孔16どうしの間で、充填されるセメントグラウトの天端の高さにあまり大きな差が発生しないようにするのがよい。ただし、本発明においては、セメントグラウトを調製する際に、グラウト材と水とが分離せず、硬化時のセメントグラウトの収縮量が小さく、硬化後のセメントグラウトの強度が大きくなることを優先し、セメントグラウトの流動性は、注入が可能でありさえすればよいとの方針に従うため、図5に示したような、複数の柱主筋挿通孔16の間での、セメントグラウトの天端の高さ位置の不同は不可避である。
そのため、本発明においては、図6に示したように、複数の柱主筋挿通孔16の内部を夫々に上昇する硬化性充填材の天端のうち最も高い位置にある天端が、対応する柱主筋挿通孔16の上端に達する前に、硬化性充填材の注入を終了させて、それら複数の柱主筋挿通孔16の上端近傍に非充填部を余裕として残すようにしている。また、その際に、柱主筋挿通孔16の上端に大径部19が形成されているため、柱主筋挿通孔16内を上昇してくるセメントグラウトなどの硬化性充填材の天端の視認が容易となっており、ひいては、硬化性充填材の注入を終了すべき時点の判断が容易となっている。
続いて、柱主筋挿通孔16の上端に残された非充填部を、各々の柱主筋挿通孔16の上端から注入する硬化性充填材をもって充填することによって、図7に示したように、充填が完了する。柱主筋挿通孔16の上端から硬化性充填材を注入するには、例えばセメントグラウトなどの硬化性充填材をジョッキ等から注入するようにすればよく、柱主筋挿通孔16の上端に形成した大径部19は、このジョッキ等による硬化性充填材の注入作業も容易にしている。この後、硬化性充填材が硬化することで、複数の柱主筋12が複数の柱主筋挿通孔16に固定接合され、もって、プレキャスト柱部材10の柱頭に前記プレキャスト柱梁接合部ブロック14が接合される。
以上説明したように、本発明に係る接合方法によれば、PCa柱部材の柱頭の上面とPCa柱梁接合部ブロックの下面との間に形成した目地空間に硬化性充填材を注入することにより、その硬化性充填材を、目地空間と、PCa柱梁接合部ブロックの複数の柱主筋挿通孔とに充填するようにした、PCa柱部材とPCa柱梁接合部ブロックとの接合方法において、硬化性充填材に大きな流動性を付与するためにその充填材としての特性を犠牲にすることなく、良好な特性を有する硬化性充填材を用いて、速やかに接合作業を完了することができる。
本発明の好適な実施の形態に係る接合方法によって接合するPCa柱部材とPCa柱梁接合部ブロックとを示した斜視図である。 図1のPCa柱梁接合部ブロックの充填材注入孔の拡大平面図である。 図1のPCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックの断面側面図であって、本発明の好適な実施の形態に係る接合方法の1つの段階を示した図である。 図1のPCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックの断面側面図であって、本発明の好適な実施の形態に係る接合方法の1つの段階を示した図である。 図1のPCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックの断面側面図であって、本発明の好適な実施の形態に係る接合方法の1つの段階を示した図である。 図1のPCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックの断面側面図であって、本発明の好適な実施の形態に係る接合方法の1つの段階を示した図である。 図1のPCa柱部材及びPCa柱梁接合部ブロックの断面側面図であって、本発明の好適な実施の形態に係る接合方法の1つの段階を示した図である。
符号の説明
10……PCa柱部材、12……柱主筋、14……PCa柱梁接合部ブロック、16……柱主筋挿通孔、22……突起、26……目地空間、28……硬化性充填材注入孔、29……柱主筋挿通孔の大径部、30……シール材。

Claims (8)

  1. プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材(PCa柱部材)の柱頭に、プレキャスト鉄筋コンクリート柱梁接合部ブロック(PCa柱梁接合部ブロック)を接合するための接合方法において、
    PCa柱部材の柱頭から上方へ複数の柱主筋の上端部を突出させ、前記PCa柱部材の柱頭に載置するPCa柱梁接合部ブロックに前記複数の柱主筋の上端部を挿通するための複数の柱主筋挿通孔を鉛直方向に貫通させて形成し、前記PCa柱部材の柱頭の上面または前記PCa柱梁接合部ブロックの下面に、前記PCa柱梁接合部ブロックを前記PCa柱部材の柱頭に載置したときに前記PCa柱部材の柱頭の上面と前記PCa柱梁接合部ブロックの下面との間に目地空間を確保するための突起を形成し、
    現場に設置した前記PCa柱部材の柱頭に前記PCa柱梁接合部ブロックを載置し、その際に、前記PCa柱部材の前記複数の柱主筋の上端部を前記PCa柱梁接合部ブロックの前記複数の柱主筋挿通孔に夫々に挿通し、
    前記PCa柱部材の柱頭に前記PCa柱梁接合部ブロックを載置したことで形成された目地空間の周囲をシール材で封止し、
    前記目地空間内へ流動性を有する硬化性充填材を注入して、該硬化性充填材を、前記目地空間内に充填すると共に、前記目地空間に開口した前記複数の柱主筋挿通孔の夫々の下端からそれら複数の柱主筋挿通孔の中へ流入させ、それら複数の柱主筋挿通孔の内部を下方から上方へ流動させて、それら複数の柱主筋挿通孔の内部に充填して行き、
    前記複数の柱主筋挿通孔の内部を夫々に上昇する前記硬化性充填材の天端のうち最も高い位置にある天端が、対応する柱主筋挿通孔の上端に達する前に、前記硬化性充填材の注入を終了させて、前記複数の柱主筋挿通孔の上端近傍に非充填部を余裕として残し、
    前記非充填部を、各々の前記柱主筋挿通孔の上端から注入する硬化性充填材をもって充填し、
    前記硬化性充填材が硬化することで、前記複数の柱主筋が前記複数の柱主筋挿通孔に固定接合され、もって、前記プレキャスト柱部材の柱頭に前記プレキャスト柱梁接合部ブロックが接合されるようにする、
    ことを特徴とする接合方法。
  2. 前記複数の柱主筋挿通孔の上端に、それら複数の柱主筋挿通孔の内部を下方から上方へ流動する前記硬化性充填材の天端位置の視認を容易にする大径部を形成することを特徴とする請求項1記載の接合方法。
  3. 前記硬化性充填材を前記目地空間内へ注入する際に、注入と注入停止とを反復することにより、前記複数の柱主筋挿通孔の内部を下方から上方へ流動する前記硬化性充填材の天端位置のばらつきを減少させることを特徴とする請求項1記載の接合方法。
  4. 前記硬化性充填材としてセメントグラウトを使用し、前記目地空間内への注入をグラウトポンプを用いて行うことを特徴とする請求項1記載の接合方法。
  5. 前記セメントグラウトを、グラウトフロー値が200mm〜300mmの範囲内にあるように調製することを特徴とする請求項6記載の接合方法。
  6. 前記目地空間を確保するための前記突起を、前記PCa柱梁接合部ブロックの下面の中央に凸形コッターとして形成することを特徴とする請求項1記載の接合方法。
  7. 前記PCa柱梁接合部ブロックを貫通して下端が該PCa柱梁接合部ブロックの下面に開口した硬化性充填材注入孔を形成し、該硬化性充填材注入孔を介して前記硬化性充填材を前記目地空間内へ注入することを特徴とする請求項1記載の接合方法。
  8. 前記柱主筋の上方突出長さを前記PCa柱梁接合部ブロックの高さより大きくして、前記PCa柱梁接合部ブロックを前記PCa柱部材の柱頭に載置したときに、前記柱主筋の上端部の先端が前記PCa柱梁接合部ブロックの上面から上方へ突出するようにし、前記PCa柱梁接合部ブロックを前記PCa柱部材に接合した後に、前記PCa柱梁接合部ブロックの上面から上方へ突出した前記PCa柱部材の柱主筋の上端部と、更に上階に設ける前記PCa柱部材の柱主筋の下端部とを接合することを特徴とする請求項1記載の接合方法。
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