JP2006249669A - 鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法 - Google Patents

鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006249669A
JP2006249669A JP2005063565A JP2005063565A JP2006249669A JP 2006249669 A JP2006249669 A JP 2006249669A JP 2005063565 A JP2005063565 A JP 2005063565A JP 2005063565 A JP2005063565 A JP 2005063565A JP 2006249669 A JP2006249669 A JP 2006249669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
new
broken
bolt hole
sleeper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005063565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4099487B2 (ja
Inventor
Ryohei Monoe
良平 物江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI KIZAI KK
Original Assignee
FUJI KIZAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJI KIZAI KK filed Critical FUJI KIZAI KK
Priority to JP2005063565A priority Critical patent/JP4099487B2/ja
Publication of JP2006249669A publication Critical patent/JP2006249669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4099487B2 publication Critical patent/JP4099487B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Abstract

【課題】鉄道線路のレールを木質又は合成質の枕木に保持するために介在するタイプレートを保持するボルトが折損して残留するボルト脚部を簡易迅速に撤去できると共に、その後に損壊したボルト穴の機能を確実に回復させる折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法を得る。
【解決手段】鉄道線路のレールを木質又は合成質の枕木に保持するために介在するタイプレートを定着するボルトが折損してボルト穴に残留するボルト脚部を、その上方から圧力又は打叩を加えて撤去した後の損壊ボルト穴の下部に底部を造成した上で液状充填剤を投入してから新規ボルトを挿入し、該充填剤が固化した後に該新規ボルトを取り出し、それによって該枕木と一体化された雌ねじ山が構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道線路のレールを木質又は合成質の枕木に保持するために介在するタイプレートを該枕木に定着しているボルトが折損し、新規なボルトに交換する際に、そのボルト穴に残留するボルト脚部を簡易迅速に撤去し、その後にボルト穴を埋め戻して新規なボルトを取り付けることによって該タイプレートに対する正規の締着力を回復できるようにした、鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法に関するものである。
従来、鉄道線路のレールを枕木に保持するために介在するタイプレートを該枕木に定着しているボルトが該レールの上を通過する列車の加重や該レールに加わる振動などによる金属疲労等によってそのボルト穴内で折損し、そのために締着支持能力を失った折損ボルトを取り出して新規なボルトに交換する手段として本願出願人の出願に係る特開2003−268704に開示されているが、この手段は、枕木がコンクリート質の場合を対象としており、かつ、その場合に適応できるものであって、コンクリート製枕木においては鉄道工事関係業界において格別の好評を博している。
しかし、コンクリート質以外の木質又は合成質の枕木の場合に確実に復元できる簡便な工法の開発が関係方面から強く要請されていた。
特開2003−268704
そこで、本発明は、鉄道線路のレールを木質又は合成質の枕木に保持するために介在するタイプレートを、該枕木の所定のボルト穴に螺着して保持するボルトであって、該ボルトが該レールの上を通過する列車の加重や該レールに加わる振動などによる金属疲労等によりそのボルト穴内で折損し、該枕木のボルト穴に残留するボルト脚部を簡易迅速に撤去できると共に、その後にボルト穴としての機能を確実に回復させることによって新規なボルトを取り付けることができるようにすることによって、該タイプレートに対する正規の締着力を回復できるようにした、鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法を得ようとするものである。
本発明は、上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、その主たる構成は、鉄道線路のレールを木質又は合成質の枕木に保持するために介在するタイプレートを該枕木に定着するボルトが折損し、新規なボルトに交換する際に、そのボルト穴に残留するボルト脚部を、その上方から圧力又は打叩を加えて下方に抜去し、折損ボルト撤去後の開放したボルト穴に対してその下部に穴埋め強度保持剤などの硬化剤を封止して底部を造成した上でケミカルアンカなどの液状充填剤を投入してから新規ボルトを挿入し、該充填剤が固化した後に該新規ボルトを緩める方向に回転させて取り出し、それによって該枕木と一体化された雌ねじ山が構成されるようにした鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法を提供しようとするものである。
本発明に係る鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルトの取付工法は、以上の如く構成されてなるものであるから、該ボルトが該レールの上を通過する列車の加重や該レールに加わる振動などによる金属疲労等によりそのボルト穴内で折損し、そのためにボルトとしての締着能力を喪失したまま該枕木のボルト穴に残留しているボルト脚部を簡易迅速に撤去できる。
前記残留ボルトを撤去した後の貫通ボルト穴を正規のボルト穴と同じ機能を確実に回復させることによって新規なボルトを取り付けることができる。
それによって、正規の締着能力を回復させることができる。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明による工事の一実施例の態様を示す正面図、図2はその側面図、図3は工事に使用する門構の一例を示す斜視図、図4から図8は木質又は合成質の枕木のボルト穴に残留するボルト脚部の撤去、及び、その後にボルト穴としての機能を回復させる工程を説明する要部断面図である。
鉄鋼のフレーム枠材で門状に形成された主門1を構成する。該主門1の下端には鉄鋼製の下部支持板2が一体に連結されている。その連結は、該主門1の一方の門柱1aにおいて、その門柱1aの下部に穿設された穴3aと、該下部支持板2の片側対応部に一体的に植設された取付枠体2aに穿設された穴3bとを位置合わせし、それらの穴3a,3bに固定用鋼棒4を差込み連通して連結し、そして、他方の門柱1bにおいて、その門柱1bの下部に靴体5を一体に履設し、該門柱1bの下端と靴体5との間に設けられた間隙5aに該下部支持板2の他側に設けられた挿入部6を挿入係合することによって達成され、また、前記下部支持板2の所定部位には折損ボルト排出穴7が開穿されており、以て、門構Aを構成している。
前記門構Aの下部支持板2を工事対象となる木質又は合成質の枕木8の下に線路の砂利17を排して配置すると共に、鉄道線路のレールを該枕木8に保持するために介在するタイプレート9を該枕木8に定着していたボルト10であって、折損したボルト脚部11の軸心が該下部支持板2の折損ボルト排出穴7の中心に位置するように位置合わせをする。
前記主門1の上桟には油圧シリンダー位置調整用補助金具12が取り付けられており、該補助金具12には油圧シリンダーの外枠部13が垂直に関連されている。該外枠部13の内部には負荷される油圧によってその下方に進退動作するピストン部14が配設されている。該ピストン部14の下部には残留ボルトを押し抜くための押し棒15の上端部が垂直に固定されている。
作業開始に当たっては、折損ボルトの上側胴部(図示されていない)を通常のドライバー動作によって上方に引き抜き、その下にボルト脚部11が残留した状態のボルト穴(図4参照)に上方から前記押し棒15を該ボルト穴に挿入してから前記油圧シリンダーを動作させると、そのピストン部14が下方に所要の押圧力で押動進出する。それによって、残留ボルト脚部11はそれと緊密に密接したネジ山とネジ底を押し切り状に突き破って押し抜かれて排出される(図5において該残留ボルト脚部11は排出ボルト16として示されている)。
尚、前記残留ボルトを押圧によって打ち抜く場合について説明したが、その他に、残留ボルトを打叩によって打ち抜くようにしても同様に実施できるものである。
前記残留ボルト脚部11の排出によって形成された貫通ボルト穴の下部には穴埋め強度保持剤などの硬化剤18を詰め込み封止することによって底部を造成する(図6参照)。
前記貫通ボルト穴の底部を硬化剤18で造成したボルト穴にケミカルアンカなどの液状充填剤19を投入する(図7参照)。
前記ボルト穴にケミカルアンカなどの液状充填剤19を投入してから新規ボルト20を挿入し(図8参照)、その後に、該充填剤19が固化した後に該新規ボルト20を緩める方向に回転させて取り出し、それによって該枕木と一体化された雌ねじ山が構成され、該雌ねじ山に新規ボルト20を座金などを介在させて螺挿し緊締する。
本発明による工事の一実施例の態様を示す正面図である。 本発明による工事の一実施例の態様を示す側面図である。 工事に使用する門構の一例を示す斜視図である。 木質又は合成質の枕木のボルト穴に残留するボルト脚部の撤去の一工程を説明する要部断面図である。 木質又は合成質の枕木のボルト穴に残留するボルト脚部の撤去の一工程を説明する要部断面図である。 木質又は合成質の枕木のボルト穴に残留するボルト脚部を撤去した後の貫通ボルト穴の下端部に底部を造成する一工程を説明する要部断面図である。 木質又は合成質の枕木のボルト穴に残留するボルト脚部を撤去した後にボルト穴としての機能を回復させるためにケミカルアンカ等の充填剤を投入した一工程を説明する要部断面図である。 木質又は合成質の枕木のボルト穴に残留するボルト脚部を撤去した後のボルト穴にケミカルアンカ等の充填剤を投入してから新規ボルトを挿入した状態を示す要部断面図であって、その後に、該充填剤が固化した後に該新規ボルトを緩める方向に回転させて取り出し、それによって該枕木と一体化された雌ねじ山が構成され、該雌ねじ山に新規ボルトを座金などを介在させて螺挿し緊締する。
符号の説明
1 主門
1a 門柱
1b 門柱
2 下部支持板
2a 取付枠体
3a 穴
3b 穴
4 固定用鋼棒
5 靴体
5a 間隙
6 挿入部
7 折損ボルト排出穴
A 門構
8 枕木
9 タイプレート
10 ボルト
11 折損したボルト脚部
12 油圧シリンダー位置調整用補助金具
13 油圧シリンダーの外枠部
14 ピストン部
15 押し棒
16 排出ボルト
17 砂利
18 硬化剤
19 液状充填剤
20 新規ボルト

Claims (2)

  1. 鉄道線路のレールを木質又は合成質の枕木に保持するために介在するタイプレートを該枕木に定着するボルトが折損し、新規なボルトに交換する際に、そのボルト穴に残留するボルト脚部を、その上方から圧力又は打叩を加えて下方に抜去することを特徴とする鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法。
  2. 枕木の折損ボルト撤去後の開放したボルト穴に対してその下部に穴埋め強度保持剤などの硬化剤を封止して底部を造成した上でケミカルアンカなどの液状充填剤を投入してから新規ボルトを挿入し、その後に、該充填剤が固化した後に該新規ボルトを緩める方向に回転させて取り出し、それによって該枕木と一体化された雌ねじ山が構成され、該雌ねじ山に新規ボルトを螺挿緊締できるようにしたことを特徴とする鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去後の新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法。
JP2005063565A 2005-03-08 2005-03-08 鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法 Expired - Fee Related JP4099487B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063565A JP4099487B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063565A JP4099487B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006249669A true JP2006249669A (ja) 2006-09-21
JP4099487B2 JP4099487B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=37090447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005063565A Expired - Fee Related JP4099487B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4099487B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114717891A (zh) * 2022-03-31 2022-07-08 广州南科铁路器材有限公司 一种铁路提速道检修的施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114717891A (zh) * 2022-03-31 2022-07-08 广州南科铁路器材有限公司 一种铁路提速道检修的施工方法
CN114717891B (zh) * 2022-03-31 2023-08-04 广州南科铁路器材有限公司 一种铁路提速道检修的施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4099487B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5065227B2 (ja) 斜面補強工法
JP2003328561A (ja) コンクリート部材の補強方法及びそれに使用される緊張材の緊張装置
JP2013044154A (ja) 斜面補強工法用プレキャスト板に装着する加圧注入用器具及び該加圧注入用器具を使用した斜面補強工法
JP4303569B2 (ja) Frp緊張材の定着方法
JP4099487B2 (ja) 鉄道線路の木質又は合成質の枕木のボルト穴内に残留する折損ボルトの撤去工法及び新規ボルト螺装用ねじ山の形成工法
KR20110020526A (ko) 신축이음장치 및 이의 시공방법
JP2007063796A (ja) 橋梁の拡幅接続構造および接続方法
JP3810759B2 (ja) プレキャストブロックによる既設下部構造物の縁端拡幅構造およびその施工方法
JP2935656B2 (ja) 継ぎボルト受入空間形成用具
JP3989474B2 (ja) プレストレス力導入装置の定着構造およびプレストレス式の接合構造
CA3091629C (en) Rail fastening system
JP2008223460A (ja) 枕木に使用するねじ釘用の拡張栓
JP2008050878A (ja) 解体自在型床版・梁接合部及びその施工方法
JP5711035B2 (ja) アンカー及びアンカーの固定方法
JP6905425B2 (ja) ロックボルト頭部用止水具
JP2001152675A (ja) コア穴の修復方法
KR100763033B1 (ko) 프리스트레싱 쏘일 네일링 구조
JP5534356B2 (ja) 斜面補強工法用のプレキャスト板
JP6435115B2 (ja) プレストレスト部材の製造方法
JP4848567B2 (ja) 合成枕木
KR200366052Y1 (ko) 유도상 궤도의 철도교량용 신축이음구조
KR20020064254A (ko) 외부 강선을 이용한 교량의 보강 공법 및 그에 적용되는강재정착물
JP2003113674A (ja) 鉄筋コンクリート柱の補強方法
EP2626466A2 (de) Vorrichtung und Verfahren zur Nachverfestigung einer Schiene in einer schotterlosen Verlegung
JP6530439B2 (ja) 軌道構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080317

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees