JP2006246687A - スライドドア用常時給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ワイヤハーネスとしてフレキシブルフラットケーブルを使用し、部品点数も少なく、簡単な構造でハーネスの弛みを吸収し、ハーネスの曲げやねじれによる損傷を防止する。
【解決手段】 車体本体とスライドドアとの間にフレキシブルフラットケーブル(FFC)2を配索し、FFC2の両端を引き出す2つの引出口3,4を一端側に設けるとともに、FFC2をU字状に屈曲させて収容する保護ケース1を車体本体側に設け、FFC2の屈曲部を接触させる曲面部11Aを備え、保護ケース1内でスライドするとともに、引出口3,4と反対の底10A側へ戻るように構成されたスライダー11を保護ケース1内に設け、スライドドアの開閉に伴ってスライドドアへ配索されるFFC2の一端側が保護ケース1の引出口4から引き出されるとともに収容されるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 車体本体とスライドドアとの間にフレキシブルフラットケーブル(FFC)2を配索し、FFC2の両端を引き出す2つの引出口3,4を一端側に設けるとともに、FFC2をU字状に屈曲させて収容する保護ケース1を車体本体側に設け、FFC2の屈曲部を接触させる曲面部11Aを備え、保護ケース1内でスライドするとともに、引出口3,4と反対の底10A側へ戻るように構成されたスライダー11を保護ケース1内に設け、スライドドアの開閉に伴ってスライドドアへ配索されるFFC2の一端側が保護ケース1の引出口4から引き出されるとともに収容されるようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、自動車のスライドドア側に収められた補機等に給電を行うために車体本体側とスライドドア側とにフレキシブルフラットケーブル(FFC)を配索するスライドドア用常時給電装置に関する。
自動車のスライドドアは、ドア全体が車体本体に対してスライドするために、スライドドア内に設けられた補機等と車体側とを常時接続しようとすると、その接続を行うワイヤハーネスは、スライドドアと車体との相対変位を許容するように構成しなければならない。そのため、スライドドアを全閉状態としたときのみスライドドア側と車体側との接点を結合させてスライドドアと車体との間で給電やセンサ信号などのやりとりを行うようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
上述したような技術では、スライドドアを僅かに開いただけで、スライドドアに設けられている照明やパワーウィンドーなどの補機等が作動できなくなるという不都合があった。また、最近は、スライドドアと車体との間においてやりとりを要求する信号の数が増加傾向にあり、接点が大型化して接点の設置が困難になってきた。そこで、車体本体側からスライドドア側の補機等に給電を行うべくワイヤハーネスを配索し、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスの弛みを吸収することのできる給電装置が求められるようになった。
上記要望に応えたものとしては、スライドドア側にワイヤハーネスを屈曲させつつ収容し、スリット状の開口から導出させるプロテクタを設け、このプロテクタの開口に沿って鍔状ガイド部を形成し、このガイド部の端部に漸次高さ方向に湾曲ないし傾斜したハーネス誘導部を形成し、このハーネス誘導部に隣接して開口に続くハーネス導出用の口部を形成し、この口部から導出されたハーネスを車体側に固定部で固定したものが知られている(特許文献2参照)。
特開平7−267020号公報(第3頁、図3)
特開2003−335188号公報(第4頁、図1)
従来のワイヤハーネスの弛みを吸収する装置は、構造がそれほど簡単ではなく、大型化し、ハーネスの曲げ径が小さくなってハーネスを損傷するおそれもあった。
そこで、本発明は、ワイヤハーネスとしてフレキシブルフラットケーブルを使用し、部品点数も少なく、簡単な構造でハーネスの弛みを吸収し、ハーネスの曲げやねじれによる損傷を防止したスライドドア用常時給電装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、車体本体とスライドドアとの間にフレキシブルフラットケーブルを配索し、このフレキシブルフラットケーブルの両端を引き出す2つの引出口を一端側に設けるとともに、フレキシブルフラットケーブルをU字状に屈曲させて収容する保護ケースを車体本体側に設け、前記フレキシブルフラットケーブルの屈曲部を接触させる曲面部を備え、保護ケース内でスライドするとともに、引出口と反対の底側へ戻るように構成されたスライダーを保護ケース内に設け、前記スライドドアの開閉に伴ってスライドドアへ配索されるフレキシブルフラットケーブルの一端側が保護ケースの引出口から引き出されるとともに収容されるようにしたものである。
本発明によれば、車体本体とスライドドアとの間にフレキシブルフラットケーブル(FFC)を配索し、このFFCの両端を引き出す2つの引出口を一端側に設けるとともに、FFCをU字状に屈曲させて収容する保護ケースを車体本体側に設け、前記FFCの屈曲部を接触させる曲面部を備え、保護ケース内でスライドするとともに、引出口と反対の底側へ戻るように構成されたスライダーを保護ケース内に設け、前記スライドドアの開閉に伴ってスライドドアへ配索されるFFCの一端側が保護ケースの引出口から引き出されるとともに収容されるようにしたので、FFCの可撓性や剛性を利用して弛みをなくすとともに装置の小型化を図り、FFCの最小曲げ径も規制できるので曲げによる損傷を防止できる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照にして説明する。
図1は全体の斜視図を示し、保護ケース1の一端側にフレキシブルフラットケーブル(FFC)2の両端を引き出す2つの引出口3,4を設けてあり、保護ケース1は図示しない車体本体側に取り付ける。引出口3,4(図2,5参照)の一方の引出口3から引き出されたFFC2の先端部にはコネクタ5を設け、このコネクタ5を車体本体側の電源からのケーブルに接続する。FFC2の引出口4から引き出される側の先端にもコネクタ6を設けてあり、このコネクタ6を図示しないスライドドア内部に設けられた補機類などからのケーブルと接続する。図2は、簡略平断面を示し、スライドドアを全開状態とした時を示し、保護ケース1の内部構造は、ケース本体10に対して前後にスライドするようにスライダー11を取り付けてあり、全体をカバーなどでおおうようになっている。このスライダー11にはFFC2の屈曲部を接触させる曲面部11Aを備えている。このスライダー11は、引出口3,4と反対の底10A側に戻るように引張バネ12で引張されている。この図2のスライドドア全開状態から、スライドドアを閉めると、図3に示すようにFFC2は保護ケース1内に戻る。この時引張バネ12によりスライダー11がケース本体10の底10Aの方向へ引っ張られるので、FFC2はスライダー11の曲面部11Aを屈曲しつつ滑りながら保護ケース1内に戻される。
前記スライダー11は、例えば図4に示すような構造のものが使用できる。これは曲面部11Aを有する円筒を半分に割ったような部材の両側の上下端に一対の突起11B,11Cを夫々設け、これら一対の突起11B,11Cの間を通ってFFC2が曲面部11Aに接触するように構成されている。保護ケース1の正面は、図5に示すように四隅に爪部10B,10Cを設け、これら上下の爪部10B,10Cの間を引出口3,4とし、ここの開口からFFC2を引き出している。さらに、前記スライダー11の突起11B,11Cは、図6に示すようにケース本体10の側面に形成されたスライド溝13,14に嵌め込まれてこれらの溝13,14に沿って円滑にスライドするようになっている。
図7及び図8に示す他の実施形態では、引張バネ12を設けずにスライダー11の曲面部11AにFFC2をまたぐブリッジ部15を1個又は2個以上形成した例を示すものである。このブリッジ部15がベルトの通し孔のようにFFC2を挿通させ、FFC2が保護ケース1内に戻るときにこのブリッジ部15がスライダー11を本体10の底10Aの方向へと移動させる。FFC2の可撓性と剛性によりブリッジ部15を底10Aの方向へ押し出し、スライダー11を移動させることができる。
1 保護ケース
2 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
3,4 引出口
10 ケース本体
10A 底
11 スライダー
11A 曲面部
2 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
3,4 引出口
10 ケース本体
10A 底
11 スライダー
11A 曲面部
Claims (3)
- 車体本体とスライドドアとの間にフレキシブルフラットケーブルを配索し、
このフレキシブルフラットケーブルの両端を引き出す2つの引出口を一端側に設けるとともに、フレキシブルフラットケーブルをU字状に屈曲させて収容する保護ケースを車体本体側に設け、
前記フレキシブルフラットケーブルの屈曲部を接触させる曲面部を備え、保護ケース内でスライドするとともに、引出口と反対の底側へ戻るように構成されたスライダーを保護ケース内に設け、
前記スライドドアの開閉に伴ってスライドドアへ配索されるフレキシブルフラットケーブルの一端側が保護ケースの引出口から引き出されるとともに収容されるようにしたことを特徴とするスライドドア用常時給電装置。 - 前記スライダーを引出口と反対の底側へ戻す手段として、保護ケースとスライダーとの間に引張バネを設けたことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア用常時給電装置。
- 前記スライダーを引出口と反対の底側へ戻す手段として、スライダーの曲面にフレキシブルフラットケーブルをまたぐブリッジ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア用常時給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063003A JP2006246687A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | スライドドア用常時給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063003A JP2006246687A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | スライドドア用常時給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006246687A true JP2006246687A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37052488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005063003A Pending JP2006246687A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | スライドドア用常時給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006246687A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2194558A2 (en) | 2006-09-08 | 2010-06-09 | Panasonic Corporation | Plasma display panel and drive method therefor |
-
2005
- 2005-03-07 JP JP2005063003A patent/JP2006246687A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2194558A2 (en) | 2006-09-08 | 2010-06-09 | Panasonic Corporation | Plasma display panel and drive method therefor |
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