JP2006246611A - モータ始動リレー - Google Patents

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辰幸 飯塚
Takao Yoshimura
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Abstract

【課題】主として電動圧縮機用として用いられる正特性サーミスタを内蔵したモータ始動リレーと小型正特性サーミスタを内蔵しその消費電力を低減するモータ始動リレーとの作り分けにおける納期短縮をするものである。
【解決手段】小型正特性サーミスタ155とサーモスタット151を内蔵した補助ブロックA145または短絡用の端子175を内蔵した補助ブロックB173のうちのいずれか1つをリレー本体101に接続することで、2種類のモータ始動リレーを作り分けができるので、受注から納入までの期間が短縮できるものである。
【選択図】図4

Description

本発明は冷蔵庫などに搭載する密閉式電動圧縮機に用いられる単相インダクションモータの始動に用いるモータ始動リレーに関するものである。
従来、この種のモータ始動リレーは正特性サーミスタを内蔵したものがある(例えば、特許文献1参照)。また、正当性サーミスタと直列にサーミスタを接続し、それと並列に抵抗を接続したものもある(例えば、特許文献2参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来のモータ始動リレーを説明する。
図7は、特許文献1に記載された従来のモータ始動リレーの組立図、図8は、同文献に記載された従来のモータ始動リレーを用いた電気回路図である。
図7および図8において、モータ始動リレー1は、正特性サーミスタ2と端子A3と端子B4とケース5とカバー6から構成されている。正特性サーミスタ2は端子A3のバネ部7と端子B4のバネ部8にはさまれて、ケース5に納められている。このとき、端子A3のタブ端子部9はケース5の孔10に、端子B4のタブ端子部11はケース5の孔12に通されて固定される。カバー6はケース5に取り付けられる。
正特性サーミスタ2は、例えば、チタン酸バリウムを主成分とした半導体セラミックスであり、常温からおおよそ100℃までは抵抗がほぼ一定であるが、それ以上に温度が上昇すると急激に抵抗が大きくなる特性を持つもので、常温時に抵抗が数Ω〜数十Ωであるが、単相インダクションモータの運転時には1kΩ〜数十kΩに達することで、回路のスイッチングを行うものである。
単相インダクションモータ13は、主巻線14と補助巻線15を有する固定子(図示せず)と回転子(図示せず)から構成される。運転コンデンサー16とモータ始動リレー1に内蔵された正特性サーミスタ2の並列回路と補助巻線15との直列回路が主巻線14と並列に接続され、そして、単相インダクションモータ13にモータ保護装置17と回路の開閉を行うスイッチ18が直列に接続されて電源19に接続される。
以上のように構成されたモータ始動リレーについて、以下その動作を説明する。
スイッチ18が閉になると、主巻線14と補助巻線15には電流が流れる。始動時には、正特性サーミスタ2と運転コンデンサー16により主巻線14と補助巻線15の電流位相がずれることで固定子に回転磁界が発生し、その回転磁界を追従して回転子が回転をはじめる。その後、正特性サーミスタ2に電流が流れることで正特性サーミスタ2は自己発熱し、温度が上昇するので抵抗が急増し、正特性サーミスタ2に流れる電流を実質的に遮断することで、単相インダクションモータ13は主巻線14による単相運転を行う。
この運転中において、単相インダクションモータ13は、補助巻線15に流れる電流が運転コンデンサー16により主巻線14と最適な位相になるように設定されているため、高い効率が得られる。
運転中は正特性サーミスタ2が高い抵抗値を維持するのに必要な電流が流れ続けるので、モータ始動リレー1は約3Wという比較的大きな電力を消費するものの、構造が簡単で安価である。
図9は、特許文献2に記載された従来のモータ始動リレーを用いた電気回路図である。
図9において、単相インダクションモータ20は、主巻線21と補助巻線22を有する固定子(図示せず)と回転子(図示せず)から構成され、モータ保護装置29と回路の開閉を行うスイッチ30が直列に接続されて電源31に接続される。
モータ始動リレー24は補助巻線22と直列に接続される正特性サーミスタ26を内蔵するとともに、この正特性サーミスタ26と直列に接続されるサーモスタット27およびサーモスタット27に熱影響を与える抵抗25を内蔵する。
運転コンデンサー23は補助巻線22と直列に、始動コンデンサー28はモータ始動リレー24と直列に接続されている。
以上のように構成されたモータ始動リレーについて、以下その動作を説明する。
スイッチ30が閉になると、主巻線21と補助巻線22には電流が流れる。始動時には、正特性サーミスタ26と運転コンデンサー23により主巻線21と補助巻線22の電流位相がずれることで固定子に回転磁界が発生し、その回転磁界を追従して回転子が回転をはじめる。
その後、正特性サーミスタ26に電流が流れることで正特性サーミスタ26は自己発熱し、温度が上昇するので抵抗が急増し、正特性サーミスタ26に流れる電流を実質的に遮断することで、単相インダクションモータ20は主巻線21による単相運転を行う。
そしてさらに抵抗25と正特性サーミスタ26の発熱によりサーモスタット27の温度が上昇し、サーモスタット27が開くことで、正特性サーミスタ26に流れる連流は完全にシャットされる。抵抗25の発熱は、サーモスタット27の開状態を維持するためだけのものであるため、消費電力は約0.5Wという僅かな電力を消費するだけであり、極めて高い省エネ効果が得られるのであるが、一方で構造が複雑となり高価である。
また、この運転中において、単相インダクションモータ20は、補助巻線22に流れる電流が運転コンデンサー23により主巻線21と最適な位相になるように設定されているため、高い効率が得られる。
特開平6−38467号公報 特開平9−306705号公報
以上のように、上記従来の構成では、それぞれに、構造が簡単である、または高い省エネ効果が得られる、といった特徴を備えており、一長一短があるので、目的に応じて使い分けられているのであるが、その生産は使用者がどちらのモータ始動リレーを使うかを決定してから、部品の生産を開始するしかないため、納期が遅くなってしまう。
一方、短納期で対応しようとすれば、それぞれのモータ始動リレーを部品または完成品としてストックしておく必要があり、デッドストック化し易いという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、いずれのタイプのモータ始動リレーでも短期間に、任意に選択組立ができるモータ始動リレーを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のモータ始動リレーは、正特性サーミスタをケースに内蔵したリレー本体に正特性サーミスタに直列に接続されるサーモスタットとこれを動作させる加熱手段を備えた補助ブロックAまたは正特性サーミスタを介して商用電源に接続する連結部を備えた補助ブロックBのいずれか一方を接続固定するようにしたもので、いずれのタイプのモータ始動リレーでも、補助ブロックAまたは補助ブロックBのいずれか一方を任意に選択組立するだけで対応できるというという作用を有する。
本発明のモータ始動リレーは、補助ブロックAと補助ブロックBのいずれかをリレー本体に取り付けることで、いずれのタイプのモータ始動リレーでも短期間に、任意に選択組立することができる。
請求項1に記載の発明は、単相インダクションモータの補助巻線に直列に接続される正特性サーミスタをケースに内蔵したリレー本体を備え、前記正特性サーミスタに直列に接続されるサーモスタットとこれを動作させる加熱手段を備えた補助ブロックAと、前記補助巻線を、前記正特性サーミスタを介して商用電源に接続する連結部を備えた補助ブロックBのどちらか一方を任意に選択し、前記リレー本体に接続固定したもので、いずれのタイプのモータ始動リレーでも、補助ブロックAと補助ブロックBのいずれかをリレー本体に取り付けることで、いずれのタイプのモータ始動リレーでも短期間に、任意に選択組立することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において補助ブロックAまたは補助ブロックBをリレー本体に接続する接続端子を脱着可能な端子としたものであり、端子を挿入するだけで容易に組立られるため、組立に必要な人件費を低減できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において接続端子をタブ端子であるとしたものであり、規格により規定されているタブ端子であるため安価である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において加熱手段は正特性サーミスタより小さい容量の小型正特性サーミスタにて形成したものであり、始動時に小型正特性サーミスタには抵抗より大電流が流れるために発熱が大きくなるので、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらにサーモスタットの動作を容易にできる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において単相インダクションモータはRSCRまたはCSCRであり、これらの単相インダクションモータの効率はRSIRやCSIRに比べて高いので、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えてさらに効率の向上効果が大きい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるリレー本体の組立図、図2は、本発明の実施の形態1における補助ブロックAの組立図、図3は、本発明の実施の形態1における補助ブロックBの組立図、図4は、本発明の実施の形態1におけるモータ始動リレーの組立図、図5は、本発明の実施の形態1における補助ブロックAを取り付けた電気回路図、図6は、本発明の実施の形態1における補助ブロックBを取り付けた電気回路図である。
図1において、リレー本体101は、樹脂などから成型されたケース103とカバー105の中に略円筒形の正特性サーミスタ107と導電体の端子A109と端子B111と端子C113と端子D115を内蔵して構成されている。
正特性サーミスタ107の両面は端子A109のバネ部117と端子B111のバネ部119で挟持される。正特性サーミスタ107は、チタン酸バリウムを主成分とした半導体セラミックスなどであり、おおよそ100℃以下で正特性サーミスタ107の抵抗値は数Ω〜数十Ωであるが、それ以上の温度になると急激に抵抗値を上昇させる特性を有する。
端子A109のタブ端子部121はケース103の孔123に、端子C113のタブ端子部124はケース103の孔(図示せず)に、端子D115のタブ端子部125はケース103の孔127に、差し込まれている。
端子A109、端子B111、端子D115には、それぞれがタブ端子と接続するためのリセプタクル部129、131、133を有しており、それぞれのリセプタクル部は、それぞれがケース103の孔135、137、139の内側に対向配置される。
なお、端子A109のピン端子部141と端子C113のピン端子部143は、単相インダクションモータとの接続端子である。
図2において、補助ブロックA145は樹脂などから成型された補助ケース147とキャップ149内にサーモスタット151と、導電体の端子E153と、加熱手段としての略円筒形の小型正特性サーミスタ155を収容して構成されている。
小型正特性サーミスタ155は、正特性サーミスタ107と同様にチタン酸バリウムを主成分とした半導体セラミックスなどであり、おおよそ100℃以下で小型正特性サーミスタ155の抵抗値は数kΩ〜数十kΩであるが、それ以上の温度になると急激に抵抗値を上昇させる特性を有するもので、正特性サーミスタ107より小型である。
サーモスタット151は、バイメタル157とその端部に溶接などで取り付けられた接点159と対向した接点(図示せず)を有する端子F161と、バイメタル157の接点159と反対の端部に溶接などで取り付けられた端子G163から構成されている。小型正特性サーミスタ155の両面を端子E153のバネ部165とバイメタル157にて挟み込んだ状態で、補助ケース147内に納めてある。
サーモスタット151は、線膨張係数の異なる合金を圧延などで張り合わせたものを湾曲させたバイメタル157の温度が上昇すると反転し、下降すると元に戻る性質を利用して、温度が上昇すると接点159を開いて通電を停止し、下降すると接点159を閉じて通電するものである。
補助ケース147の底部には端子E153のタブ端子部167、端子F161のタブ端子部169、端子G163のタブ端子部171の通る孔(図示せず)が開けてあり、タブ端子部167、169、171は、補助ケース147より下方に突き出る。
図3において、補助ブロックB173は樹脂などから成型された補助ケース147とキャップ149内に端子H175を収容して構成されている。
端子H175はタブ端子部177とタブ端子部179を一体に連通させて形成されている。補助ケース147の底部にはタブ端子部177とタブ端子部179の通る孔(図示せず)が開けてあり、タブ端子部177、179は、補助ケース147より下方に突き出る。
図4において、モータ始動リレー181は、リレー本体101に補助ブロックA145を取り付けることで構成される。
このとき、補助ブロックA145のタブ端子部167、169、171は、それぞれリレー本体101の孔135、137、139を貫通して、それぞれが、リセプタクル部129、131、133と接続される。
モータ始動リレー183は、リレー本体101に補助ブロックB173を取り付けることで構成される。
このとき、補助ブロックB173のタブ端子部177、179は、それぞれリレー本体101の孔137、139を貫通して、それぞれが、リセプタクル部131、133と接続される。
図5において、単相インダクションモータ185は、主巻線187と補助巻線189を有する固定子(図示せず)と回転子(図示せず)から構成される。主巻線187と補助巻線189の一端は直接接続され、モータ保護装置191と回路の開閉を行うスイッチ193が直列に接続されて電源195に接続されている。
主巻線187と補助巻線189のもう一端は、モータ始動リレー181に接続されている。主巻線187はピン端子部143と接続され、補助巻線189はピン端子部141と接続されている。ピン端子部143は、運転コンデンサー197及び電源195と接続するタブ端子部124と直結している。ピン端子部141は、運転コンデンサー197と接続するタブ端子部121と直結しており、正特性サーミスタ107及びサーモスタット151と小型正特性サーミスタ155の並列回路を介してタブ端子部125にて始動コンデンサー199と直列に接続され、電源195と接続されている。
図6において、単相インダクションモータ185は、主巻線187と補助巻線189を有する固定子(図示せず)と回転子(図示せず)から構成される。主巻線187と補助巻線189の一端は直接接続され、モータ保護装置191と回路の開閉を行うスイッチ193が直列に接続されて電源195に接続されている。
主巻線187と補助巻線189のもう一端は、モータ始動リレー183に接続されている。主巻線187はピン端子部143と接続され、補助巻線189はピン端子部141と接続されている。ピン端子部143は、運転コンデンサー197及び電源195と接続するタブ端子部124と直結している。ピン端子部141は、運転コンデンサー197と接続するタブ端子部121と直結しており、正特性サーミスタ107を介してタブ端子部125にて始動コンデンサー199と直列に接続され、電源195と接続されている。
以上のように構成されたモータ始動リレーおよびモータ始動リレーを用いたモータについて、まずモータ始動リレー183の動作について説明する。
図1、図3、図4、図6において、スイッチ193が閉になると、主巻線187と補助巻線189には電流が流れる。始動時には、正特性サーミスタ107と運転コンデンサー197と始動コンデンサー199により主巻線187と補助巻線189の電流位相がずれることで、単相インダクションモータ185の固定子に回転磁界が発生し、その回転磁界を追従して回転子が回転をはじめる。
その後、正特性サーミスタ107に電流が流れることで正特性サーミスタ107は自己発熱し、温度が上昇するので抵抗が急増し、正特性サーミスタ107に流れる電流を実質的に遮断することで、単相インダクションモータ185は主巻線187による単相運転を行う。
この運転中において、単相インダクションモータ185は、補助巻線189に流れる電流が運転コンデンサー197により主巻線187と最適な位相になるように設定されているため、高い効率が得られる。運転中は正特性サーミスタ107が高い抵抗値を維持するのに必要な電流が流れ続けるので、モータ始動リレー183は約3Wという比較的大きな電力を消費するものの、構造が簡単で安価である。
次にモータ始動リレー181の動作について説明する。
図1、図2、図4、図5において、スイッチ193が閉になると、主巻線187と補助巻線189には電流が流れる。始動時には、正特性サーミスタ107と運転コンデンサー197と始動コンデンサー199により主巻線187と補助巻線189の電流位相がずれることで、単相インダクションモータ185の固定子に回転磁界が発生し、その回転磁界を追従して回転子が回転を始める。
その後、正特性サーミスタ107に電流が流れることで正特性サーミスタ107は自己発熱し、温度が上昇するので抵抗が急増し、正特性サーミスタ107に流れる電流を実質的に遮断することで、単相インダクションモータ185は主巻線187による単相運転を行う。
そしてさらに小型正特性サーミスタ155と正特性サーミスタ107の発熱によりその熱がサーモスタット151に伝わることによってバイメタル157の温度が上昇して反転し、接点159が開く。補助ブロックB173を取り付けた場合には、正特性サーミスタ107に電圧が印加されて約3Wの電力を消費するが、補助ブロックA145を取り付けた場合には、抵抗値の大きい小型正特性サーミスタ155に電圧が印加されることになり、サーモスタット151の開状態を保つだけの消費電力で済むので約0.5Wの電力を消費するだけであり、極めて高い省エネ効果が得られる。
ここで、小型正特性サーミスタ155は一般的な抵抗に比べ、始動時には抵抗値が小さくより大きな電流が流れるために発熱量が大きい。その結果、サーモスタット151を速やかに動作させることができる。そして動作後は小型正特性サーミスタ155の抵抗値が大きくなるため発熱量が小さくなる。よって小型正特性サーミスタ155を用いることで抵抗を用いた場合に比べて、サーモスタット151をスムーズに動作させることができ、かつ高い省エネ効果を得ることができる。
次に、モータ始動リレー181およびモータ始動リレー183の組立について説明する。
図4において、補助ブロックA145のタブ端子部167、169、171を、リレー本体101の孔135、137、139から、それぞれリセプタクル部129、131、133に接続することで、ワンタッチで補助ブロックA145をリレー本体101に取り付けることができ、極めて簡単にモータ始動リレー181を組立られる。
同様に、補助ブロックB173のタブ端子部177、179を、リレー本体101の孔137、139から、それぞれリセプタクル部131、133に接続することで、ワンタッチで補助ブロックB173をリレー本体101に取り付けることができ、極めて簡単にモータ始動リレー183を組立てられる。
また、例えばモータ始動リレー181からモータ始動リレー183への組み換えが生じた場合も、モータ始動リレー181の補助ブロックA145を外し、補助ブロックB173をリレー本体101に嵌装することで、簡単に組み換えができる。
以上のように本実施の形態によれば、極めて簡単にモータ始動リレー181またはモータ始動リレー183のどちらのタイプのモータ始動リレーでも、補助ブロックA145と補助ブロックB173のいずれかをリレー本体101に取り付けることで、いずれのタイプのモータ始動リレーでも短期間に、任意に選択組立することができるので、いずれのタイプのモータ始動リレーを用いるかを納入直前に決定しても対応することができ、また納入先にて任意に選択を変更することもでき、短納期で対応することができるとともに部品や完成品のデッドストック化を減らすことができる。
また、補助ブロックA145または補助ブロックB173と、リレー本体101の接続をタブ端子とリセプタクルにて行っているため、より確実に組み換えを行うことができるとともに、接続端子が規格により規定されているので、互換性が高く、また設計が容易で安価である。
そして運転中の単相インダクションモータ185は、補助巻線189に流れる電流が運転コンデンサー197により主巻線187と最適な位相になるように設定されているため、効率が高く、始動コンデンサー199により、主巻線187と補助巻線189との始動時の電流位相のずれは大きいので、高い始動トルクが発生できる。
なお、単相インダクションモータには図8に記載した運転コンデンサーを用いるRSCRや図5、図6、図9に記載した運転コンデンサーと始動コンデンサーを用いるCSCRの他にコンデンサーを用いないRSIR、始動コンデンサーだけを用いるCSIRも一般的であり、運転コンデンサーを用いないRSIRやCSIRは運転コンデンサーを用いるRSCRやCSCRに比べて効率が低いので同一出力に対して入力は高くなるものの、運転コンデンサーを用いない分だけ安価である。
以上のように、本発明にかかるモータ始動リレーは、納期の短縮ができ、特に効率を要求されるRSCRまたはCSCRタイプのあらゆる用途に用いられる単相インダクションモータに適用できる。
本発明の実施の形態1におけるリレー本体の組立図 同実施の形態における補助ブロックAの組立図 同実施の形態における補助ブロックBの組立図 同実施の形態におけるモータ始動リレーの組立図 同実施の形態における補助ブロックAを取り付けた電気回路図 同実施の形態における補助ブロックBを取り付けた電気回路図 従来のモータ始動リレーの組立図 従来のモータ始動リレーを用いた電気回路図 従来のモータ始動リレーを用いた電気回路図
符号の説明
101 リレー本体
103 ケース
107 正特性サーミスタ
145 補助ブロックA
155 小型正特性サーミスタ
167、169、171、177、179 タブ端子部
173 補助ブロックB
185 単相インダクションモータ
189 補助巻線

Claims (5)

  1. 単相インダクションモータの補助巻線に直列に接続される正特性サーミスタをケースに内蔵したリレー本体を備え、前記正特性サーミスタに直列に接続されるサーモスタットとこれを動作させる加熱手段を備えた補助ブロックAと、前記補助巻線を、前記正特性サーミスタを介して商用電源に接続する連結部を備えた補助ブロックBのいずれか一方を任意に選択し、前記リレー本体に接続固定したモータ始動リレー。
  2. 補助ブロックAまたは補助ブロックBをリレー本体に接続する接続端子は脱着可能な端子である請求項1に記載のモータ始動リレー。
  3. 接続端子はタブ端子である請求項2に記載のモータ始動リレー。
  4. 加熱手段は正特性サーミスタより小さい容量の小型正特性サーミスタにて形成した請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ始動リレー。
  5. 単相インダクションモータはRSCRまたはCSCRである請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ始動リレー。
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