JP2006245978A - 方向性結合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】導波管の内部のガスの圧力が高まったり、あるいは、導波管の内部が負圧と加圧とに変化する際においても、導波管の高周波結合孔と当該導波管の高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材との気密状態を安定的に保持する。
【解決手段】導波管に形成された高周波結合孔を被覆するように外導体カバーが上記導波管の外壁面に電気的に短絡して設けられ、上記導波管の内部の高周波電力と結合する結合ループが上記外導体カバーの内部に設けられた方向性結合器において、導波管に形成された高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材を有し、上記気密保持用板状部材は、上記導波管の外壁面に係止される第1の係止部と上記導波管の内壁面に係止される第2の係止部とを有し、上記外壁面と上記第1の係止部とが接着され、上記内壁面と上記第2の係止部とが接着されるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、方向性結合器に関し、さらに詳細には、高周波電力を伝送する導波管に設けられる方向性結合器に関し、特に、導波管内部の気密保持を行う気密保持構造を備えた方向性結合器に関する。
導波管は、マイクロ波からミリ波に及ぶ高周波数帯域での導波路として広く利用されているが、こうした導波管の中をある方向に進んでいる高周波電力に比例した高周波出力を取り出すための機器として、導波管に取り付けられる方向性結合器が知られている。
ところで、導波管に関しては、導波管内を進む高周波電力の大きさに応じて導波管内に不活性ガスなどのガスを加圧して注入したりあるいは導波管内を真空に保持しておかないと、導波管内で放電を起こすことが知られている。特に、高電力を伝送するための導波管においては、通常、導波管内部は空気または不活性ガスなどのガスによって加圧されることが多い。
ここで、導波管内部を不活性ガスなどのガスによって加圧する場合には、導波管内部を一度真空状態にした後に、当該導波管内部に不活性ガスなどのガスを加圧注入するようになされている。このため、方向性結合器を導波管に取り付ける際にも、導波管内部の気密保持を行う必要があり、従来より導波管内部の気密保持を行う気密保持構造を備えた方向性結合器が提案されている。

図1および図2には従来の気密保持構造を備えた方向性結合器が示されており、図1は従来の気密保持構造を備えた方向性結合器の一部を破断して示した概略構成説明図であり、図2は図1の要部拡大図である。
この図1および図2に示す従来の気密保持構造を備えた方向性結合器100は、両端に方形導波管(図示せず。)のフランジ部を連結可能なフランジ部102a、102bがそれぞれ形成された方形導波管構造を備えた導波管部102と、導波管部102に対して電気的に短絡して取り付けられている箱状の外導体カバー104とを有している。
ここで、導波管部102の幅広面である上部の外壁面102cには、外導体カバー取付孔102dが穿設されており、この外導体カバー取付孔102dには外導体カバー104の底部104aが嵌合されている。この外導体カバー取付孔102dに外導体カバー104の底部104aが嵌合されることにより、底部104aは導波管部102の幅広面である外壁面102cの一部として機能するものであり、この方向性結合器100においては、導波管部102および外導体カバー104の底部104aにより方形導波管が構成されている。
一方、外導体カバー104の底部104aには、導波管部102の内部102eと連通する円形の高周波結合孔104bが穿設されている。この高周波結合孔104bが、導波管部102および外導体カバー104の底部104aにより構成される方形導波管の高周波結合孔として機能するものであり、高周波結合孔104bを通して、導波管部102および外導体カバー104の底部104aにより構成される方形導波管内を伝送する高周波電力が外導体カバー104の内部104cに取り出される。
そして、外導体カバー104の底部104aにおける内部104cと接している側の面たる上面104d、即ち、導波管部102の内部102eと接している側の面とは反対の面たる上面104dにおける高周波結合孔104bの縁部領域104ddには、高周波結合孔104bを閉塞するようにして誘電率の低い材料、例えば、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂やセラミックなどからなる気密保持用板状部材106の縁部106bが接着により気密封着されており、これにより導波管部102の内部102eが気密状態に保持されている。
より詳細には、気密保持用板状部材106は、導波管部102の内部102e側へ向かって突出して高周波結合孔104b内へ入り込んで高周波結合孔104bと嵌合するように形成された凸部106aと、凸部106aの外周部位に形成されていて方形導波管の外壁面たる高周波結合孔104bの縁部領域104ddに接着される係止部たる縁部106bとを備えており、凸部106aと縁部106bとの接合領域により形成される段部106cが、高周波結合孔104bの縁部領域104ddと嵌合して係合されている。
さらに、外導体カバー104の内部104cには、高周波結合孔104bから漏れ出る高周波成分と結合する結合ループ108と、この結合ループ108の両端部にそれぞれ接続されて外方に延長された同軸線路を構成する内導体110、112と、これら内導体110、112を同軸的に取り巻く外導体延長部114、116と、これら内導体110、112と外導体延長部114、116とを絶縁を保持するようにして機械的に嵌合された絶縁樹脂スペーサ(図示せず。)となどが設けられている。

以上の構成において、上記した方向性結合器100によれば、高周波結合孔104bの縁部領域104ddに縁部106bを接着して係止された気密保持用板状部材106により、導波管部102の内部102eを加圧した不活性ガス雰囲気や真空状態に保って動作させることができるとともに、結合ループ108を高周波結合孔104bから漏れ出る高周波電界およびその電界によって発生する磁界に結合させることによって、同軸線路から方形導波管内の進行波、反射波の両高周波電力に比例する高周波出力を選択的に取り出すことができる。

しかしながら、上記したような従来の方向性結合器100における方形導波管の内部102eの気密状態は、高周波結合孔104bの縁部領域104ddに気密保持用板状部材106の縁部106bを接着する際の接着強度に依存して保持されているが、こうした接着強度は接着環境に依存して変化するため、方形導波管の内部102eをガスによって加圧する際にガスの圧力が高まるに従って、当該ガスの圧力により高周波結合孔104bの縁部領域104ddと気密保持用板状部材106の縁部106bとの接着が脆弱化されて剥がされてしまい、方形導波管の内部102eの気密状態を維持することができなくなる恐れがあるという問題点があった。
また、上記したような従来の方向性結合器100において、方形導波管の内部102eをガスによって加圧する際には、方形導波管の内部102eを一度真空状態にしてからガスを充填するという工程が行われる。このため、高周波結合孔104bの縁部領域104ddと気密保持用板状部材106の縁部106bとの接着領域には、方形導波管の内部102eが真空状態のときには方形導波管の内部102e側に引っ張られる方向の力が働き、一方、方形導波管の内部102eがガスにより加圧されている状態のときには方形導波管の内部102e側から外部側、即ち、外導体カバー104の内部104c側へ押す方向の力が働くことになり、こうした方形導波管の内部102eの負圧と加圧との変化により高周波結合孔104bの縁部領域104ddと気密保持用板状部材106の縁部106bとの接着が脆弱化されて剥がされてしまい、方形導波管の内部102eの気密状態を維持することができなくなる恐れがあるという問題点があった。

なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、導波管の内部のガスの圧力が高まったり、あるいは、導波管の内部が負圧と加圧とに変化する際においても、導波管の高周波結合孔と当該導波管の高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材との気密状態を安定的に保持することができるようにした信頼性の高い方向性結合器を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、導波管の高周波結合孔と当該導波管の高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材との気密状態を保持するに際し、当該高周波結合孔と当該気密保持用板状部材との気密状態を接着のみならず構造的に保持するようにしたものである。
即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、導波管に形成された高周波結合孔を被覆するように外導体カバーが上記導波管の外壁面に電気的に短絡して設けられ、上記導波管の内部の高周波電力と結合する結合ループが上記外導体カバーの内部に設けられた方向性結合器において、導波管に形成された高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材を有し、上記気密保持用板状部材は、上記導波管の外壁面に係止される第1の係止部と上記導波管の内壁面に係止される第2の係止部とを有し、上記外壁面と上記第1の係止部とが接着され、上記内壁面と上記第2の係止部とが接着されるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記気密保持用板状部材は、上記第1の係止部を有する第1の気密保持用板状部材と上記第2の係止部を有する第2の気密保持用板状部材とよりなり、上記第1の気密保持用板状部材と上記第2の気密保持用板状部材とが接着されるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項2に記載の発明において、上記第1の気密保持用板状部材は、上記高周波結合孔内に嵌合する第1の凸部を有し、上記第2の気密保持用板状部材は、上記高周波結合孔内に嵌合する第2の凸部を有し、上記第1の凸部と上記第2の凸部との互いに対向する面が接着されるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、導波管の内部のガスの圧力が高まったり、あるいは、導波管の内部が負圧と加圧とに変化する際においても、導波管の高周波結合孔と当該導波管の高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材との気密状態が安定的に保持されるという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面に基づいて、本発明による方向性結合器の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
図3および図4には本発明の実施に形態の一例による方向性結合器が示されており、図3は本発明の実施に形態の一例による方向性結合器の一部を破断して示した概略構成説明図であり、図4は図3の要部拡大図である。なお、図3は「背景技術」の項で説明した従来の方向性結合器を示す図1に対応し、また、図4は「背景技術」の項で説明した従来の方向性結合器を示す図2に対応している。
また、図3および図4において、図1または図2と同一あるいは相当する構成に関しては、図1または図2において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。

この図3および図4に示す本発明の実施の形態の一例による方向性結合器10は、方形導波管の高周波結合孔104bを遮蔽する気密保持用板状部材として、気密保持用板状部材106に加えて第2気密保持用板状部材12を備えている点において、従来の方向性結合器100と異なっている。
即ち、外導体カバー104の底部104aにおける内部104cと接している側の面とは反対の面たる底面104f、即ち、導波管部102の内部102eと接している側の面たる底面104fにおける高周波結合孔104bの縁部領域104ffには、高周波結合孔104bを閉塞するようにして誘電率の低い材料、例えば、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂やセラミックなどからなる第2気密保持用板状部材12の縁部12bが接着により気密封着されており、これによっても導波管部102の内部102eが気密状態に保持されている。
より詳細には、第2気密保持用板状部材12は、外導体カバー104の内部104c側へ向かって突出して高周波結合孔104b内へ入り込んで高周波結合孔104bと嵌合するように形成された凸部12aと、凸部12aの外周部位に形成されていて方形導波管の内壁面たる高周波結合孔104bの縁部領域104ffに接着される係止部たる縁部12bとを備えており、凸部12aと縁部12bとの接合領域により形成される段部12cが、高周波結合孔104bの縁部領域104ffと嵌合して係合されている。
ここで、気密保持用板状部材106の凸部106aと第2気密保持用板状部材12の凸部12aとは互いに対向して配置されており、両者の対向する面はその間に空気層が存在しないように接着剤が充填されて接着されている。
従って、方形導波管の外壁面を構成する外導体カバー104の底部104aと気密保持用板状部材106と第2気密保持用板状部材12とは、互いに空気層が存在しないようにして接着剤が充填されて接着されていて、高周波結合孔104bは、方形導波管の外壁面側、即ち、外導体カバー104の内部104c側から気密保持用板状部材106により遮蔽されるとともに、方形導波管の内壁面側、即ち、方形導波管の内部102e側から第2気密保持用板状部材12により遮蔽されることになる。即ち、この方向性結合器10における高周波結合孔104bの気密状態は、方形導波管の外壁面に接着されて係止された気密保持用板状部材106により保持されるとともに、方形導波管の内壁面に接着されて係止された第2気密保持用板状部材12により保持されることになり、気密構造として高い強度をもって気密状態を保持することができる。

以上の構成において、方向性結合器10の方形導波管の内部102eの空気をガスによって置換して、方形導波管の内部102eをガスによって加圧する際には、方形導波管の内部102eを一度真空状態にしてからガスを充填して加圧するという工程が行われる。
従って、この工程が行われる際には、方形導波管の内部102eの負圧と加圧との変化に応じて、高周波結合孔104bの縁部領域104dd、104ffに接着された気密保持用板状部材106、第2気密保持用板状部材12には、それぞれ全く異なる方向の力が作用することになる。この方向性結合器10においては、方形導波管の内部102eの圧力が負圧と加圧と両方において、接着強度と機械的な構造強度との両者によって気密保持が行われる。
即ち、方形導波管の内部102eを真空状態にして方形導波管の内部102eを負圧にすると、方形導波管の内部102e方向にマイナス1気圧の力が働く(図4における矢印A参照)。このように方形導波管の内部102e方向にマイナス1気圧の力が付与された場合には、気密保持用板状部材106と第2気密保持用板状部材12とが接着されているので、第2気密保持用板状部材12により気密保持用板状部材106が方形導波管の内部102e方向に引っ張られることになるが、気密保持用板状部材106の縁部106bと外導体カバー104の底部104aの縁部領域104ddとが係止されているので、気密保持用板状部材106の縁部106bと縁部領域104ddとの接着部位の機械的な構造強度により、気密保持用板状部材106と縁部領域104ddとは気密状態が保持され、方形導波管の内部102eの内部の気密状態を安定的に保持することができる。
一方、方形導波管の内部102eにガスを充填して方形導波管の内部102eを加圧すると、方形導波管の外部方向、即ち、外導体カバー104の内部104c方向に充填されたガス圧に応じた力が働く(図4における矢印B参照)。このように方形導波管の外部方向に充填されたガス圧に応じた力が付与された場合には、気密保持用板状部材106と第2気密保持用板状部材12とが接着されているので、第2気密保持用板状部材12により気密保持用板状部材106が矢印B方向に押し上げられて気密保持用板状部材106が方形導波管の外部方向に引っ張られることになるが、第2気密保持用板状部材12の縁部12bと外導体カバー104の底部104aの縁部領域104ffとが係止されているので、第2気密保持用板状部材12の縁部12bと縁部領域104ffとの接着部位の機械的な構造強度により、第2気密保持用板状部材12と縁部領域104ffとは気密状態が保持され、方形導波管の内部102eの内部の気密状態を安定的に保持することができる。
従って、この方向性結合器10によれば、方形導波管の内部102eが負圧あるいは加圧のいずれの状態にも関わらず、接着強度のみではなく、接着強度と機構的な強度との2通りの手法で気密保持を行うことができ、強度的な信頼性を向上することができる。なお、接着作業は、湿度や接着材料の配合状態などの接着環境により左右されるが、機械的に強度を保持することで強度的な信頼性が向上する。
即ち、方向性結合器10においては、気密保持用板状部材106と第2気密保持用板状部材12とを用いて方形導波管の内部102eの気密状態を保持しているものであり、従来は気密保持用板状部材106の接着強度のみ依存していた気密保持と比較すると、気密保持の信頼性を著しく向上することができる。

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)〜(4)に示すように変形することができるものである。
(1)上記した実施の形態においては、外導体カバーの底部を方形導波管の壁面として利用して当該底部に高周波結合孔を穿設したものに本発明を適用した場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、壁面に高周波結合孔を穿設した方形導波管に対し、当該高周波結合孔および気密保持用板状部材を被覆するようにして、底部が開口したカップ状の外導体カバーを方形導波管の外壁に電気的に短絡して取り付けるようにしたものについて本発明を適用してもよい。
(2)上記した実施の形態においては、高周波結合孔や外導体カバーなどの構成を方形導波管の幅広面に設けたものに本発明を適用した場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、やや結合度合いは小さくなるが、これらを幅の狭い方の導波管壁に設けたものに本発明を適用してもよい。
(3)上記した実施の形態においては、気密保持用板状部材と第2気密保持用板状部材とを別体として形成し、両者の対向する凸部を接着剤により接着するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、気密保持用板状部材と第2気密保持用板状部材とを一体的に形成するようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態ならびに上記した(1)〜(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、導波管の中をある方向に進んでいる高周波電力に比例した高周波出力を取り出す際に利用することができる。
図1は、従来の気密保持構造を備えた方向性結合器の一部を破断して示した概略構成説明図である。 図2は、図1の要部拡大図である。 図3は、本発明の実施に形態の一例による方向性結合器の一部を破断して示した概略構成説明図であり、図1に対応する。 図4は、図4は図3の要部拡大図であり、図2に対応する。
符号の説明
10 方向性結合器
12 第2気密保持用板状部材
12a 凸部
12b 縁部
12c 段部
100 方向性結合器
100a、100b フランジ部
102c 外壁面
102d 外導体カバー取付孔
102e 内部
104 外導体カバー
104a 底部
104b 高周波結合孔
104c 内部
104d 上面
104dd 縁部領域
104f 底面
104ff 縁部領域
106 気密保持用板状部材
106a 凸部
106b 縁部
106c 段部
108 結合ループ
110、112 内導体
114、116 外導体延長部

Claims (3)

  1. 導波管に形成された高周波結合孔を被覆するように外導体カバーが前記導波管の外壁面に電気的に短絡して設けられ、前記導波管の内部の高周波電力と結合する結合ループが前記外導体カバーの内部に設けられた方向性結合器において、
    導波管に形成された高周波結合孔を遮蔽する気密保持用板状部材を有し、
    前記気密保持用板状部材は、前記導波管の外壁面に係止される第1の係止部と前記導波管の内壁面に係止される第2の係止部とを有し、
    前記外壁面と前記第1の係止部とが接着され、
    前記内壁面と前記第2の係止部とが接着され
    たことを特徴とする方向性結合器。
  2. 請求項1に記載の方向性結合器において、
    前記気密保持用板状部材は、前記第1の係止部を有する第1の気密保持用板状部材と前記第2の係止部を有する第2の気密保持用板状部材とよりなり、
    前記第1の気密保持用板状部材と前記第2の気密保持用板状部材とが接着され
    たことを特徴とする方向性結合器。
  3. 請求項2に記載の方向性結合器において、
    前記第1の気密保持用板状部材は、前記高周波結合孔内に嵌合する第1の凸部を有し、
    前記第2の気密保持用板状部材は、前記高周波結合孔内に嵌合する第2の凸部を有し、
    前記第1の凸部と前記第2の凸部との互いに対向する面が接着され
    たことを特徴とする方向性結合器。
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