JP2006245530A - 導電フィルムを付着した電子部品、該導電フィルム、及び該導電フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】好ましい接地効果と電磁波シールド性に優れた効果を具え、かつ薄く、製造コストの低い導電フィルム、係る導電フィルムを付着させた電子部材、及び該導電フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】上下表面がいずれも電子部品の接地回路と電気的接続を形成する導電層32と、該導電層32を電子部品に接合させる接合層33とによって導電フィルムを構成し、係る導電フィルムの導電層32を電子部品に付着させる、また、導電フィルムの製造方法は、該導電層32の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層32の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成する電子部品と、及び導電フィルムの支持層にメッキして該導電層32を形成するステップと、該導電層32上に接合層33を塗布して形成するステップと、該接合層33に対して所定の工程を行うステップとを含む。
【選択図】図2
【解決手段】上下表面がいずれも電子部品の接地回路と電気的接続を形成する導電層32と、該導電層32を電子部品に接合させる接合層33とによって導電フィルムを構成し、係る導電フィルムの導電層32を電子部品に付着させる、また、導電フィルムの製造方法は、該導電層32の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層32の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成する電子部品と、及び導電フィルムの支持層にメッキして該導電層32を形成するステップと、該導電層32上に接合層33を塗布して形成するステップと、該接合層33に対して所定の工程を行うステップとを含む。
【選択図】図2
Description
この発明は導電フィルムを付着してなり、好ましい接地効果と電磁波シールド性に優れた効果を有する電子部品、該導電フィルム、及び該導電フィルムの製造方法に関する。
電子設備は、通常導電フィルムでシールドし、電磁波の干渉によって発生するノイズを抑制する。伝統的な導電フィルムには接地層が含まれ、該接地層は通常金属材によってなる。但し厚さが薄いため、該接地層を支持するために、導電フィルムは通常多重構造を採用する。
特許文献1は、補強シールドフィルムを提供するものであって、カバーフィルムの片面にシールド層を設け、他面に補強シールドフィルムを形成し、これをプリント回路が含まれる基体フィルム5に載置し、加熱・加圧して接着させた後、粘着性フィルムを剥離する。
特許文献2は、補強シールドフィルムを提供するものであって、カバーフィルムの片面にシールド層を有し、他面に耐熱性・耐溶剤性接着剤からなる接着剤層と接着剤層との剥離容易な補強フィルムとを順次有する補強シールドフィルム及びそれをFPCなどの基体フィルム上に貼着し、シールド層の導電性接着剤がそのグランド回路の一部と接着するよう加熱・加圧したのち補強フィルムを剥離してなるシールドFPCである。
上述した2件の特許出願は、いずれも補強フィルムを剥離してカバーフィルムによるベース層を露出させる。かかる構造は製造工程が複雑になり、かつ製造コストも高くなる。しかも、シールド層は、若干の接点のみでグランド回路と電気的に接続するため、コンタクトのインピーダンスが高くなり、シールド効果が好ましくない。
特許文献3は、FPCを提供するものであって、ベース層と、金属層と、カバー層と、銅箔とを含み、それぞれの層は接着剤で貼着する。両層の導電材、金属層銅箔は電磁波からの保護に用いられ、銅箔は外部表面に露出する。係る回路ボードは多重層構造を採用するため製造コストが高くなり、しかも銅箔が外部に露出するため、製造、及び輸送の過程において容易に傷が付き、電磁波のシールド効果に影響を与える。
図1は、日本国のタツタ電線株式会社の導電フィルムを開示する。該導電フィルムは5層構造を有する。PPS材によるベース層92上にスパッタリングで銀もしくは銅の金属層91を形成し、金属層91の他面には接合層94を塗布する。該接合層94は熱硬化性エポキシ樹脂である。接合層94の他面には剥離膜95を、ベース層94の他面には支持層93をそれぞれ形成する。剥離膜95は運送の過程において接合層94を保護し、支持層93は、運送の過程、及び製造工程前において導電フィルムを支持し、かつこれを保護する。
金属層91の厚さは約1μm〜1.5μmであって、ベース層の厚さは約9μmである。また、支持層93の厚さは約30μmであって、接合層94は約20〜25μm、剥離層は約30μmの厚さである。
上述する構造を回路ボードに応用する場合、PPS材によるベース層は金属層を保護することができるが、PPS材は導電性を有しない。金属層は接合層を介し、回路ボードの内部回路を経てアースに至る。よって、アースに至る経路が長くなり、インピーダンスが増大して導電フィルムのシールド効果が下降する。
また、上述する導電フィルムを回路ボードに応用する場合、該ベース層を含むため、導電フィルムの厚さを縮減させることができない。即ち、目下電子製品に求められている製品のスリム化の条件に適合しない。さらにPPS材はコストが高い。
特開2000−269632号公報
特開2003−298285号公報
米国特許第6,768,052号明細書
この発明は、好ましい接地効果と電磁波シールド性に優れた効果を具備して、かつ薄く、製造コストの低い導電フィルム、係る導電フィルムを付着させた電子部材、及び該導電フィルムの製造方法を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は従来の技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、上下表面がいずれも電子部品の接地回路と電気的接続を形成する導電層と、該導電層を電子部品に接合させる接合層とを含んでなる導電フィルムと、係る導電フィルムの導電層を付着させた電子部品であって、該導電層の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成する電子部品と、及び導電フィルムの支持層にメッキして該導電層を形成するステップと、該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含む導電フィルムの製造方法とによって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本発明を完成させた。
以下、この発明について具体的に説明する。
請求項1に記載する電子部品は、導電層を付着させた電子部品であって、該導電層の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成する。
請求項1に記載する電子部品は、導電層を付着させた電子部品であって、該導電層の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成する。
請求項2に記載する電子部品は、請求項1における導電層が接合層を介して該電子部品に接合し、該接合層が該電子部品上の接地回路と電気的接続を形成する。
請求項3に記載する電子部品は、請求項1における導電層が金属材によってなる。
請求項4に記載する電子部品は、請求項2における接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなる。
請求項5に記載する電子部品は、請求項1における電子部品が回路ボードである。
請求項6に記載する導電フィルムは、上下表面がいずれも電子部品の接地回路と電気的接続を形成する導電層と、該導電層を電子部品に接合させる接合層とを含んでなり、請求項1に記載する電子部品に応用される。
請求項7に記載する導電フィルムは、請求項6における導電層がアルミ箔である。
請求項8に記載する導電フィルムは、請求項6における接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなる。
請求項9に記載する導電フィルムは、請求項6における接合層の外部表面に、該導電フィルムを電子部品に貼着するまでに接合を汚染から保護する剥離紙を貼着する。
請求項10に記載する導電性フィルムは、請求項6における導電フィルムを該電子部品に貼着する前の状態において支持層を含み、該支持層が該導電層に貼着される。
請求項11に記載する導電フィルムは、請求項10における支持層が微粘着性で、かつ非耐熱性の材料によってなる。
請求項12に記載する導電フィルムは、請求項11における支持層がPET(Polyethylene-theraphthalate)材によってなる。
請求項13に記載する導電フィルムは、請求項10における導電層が電解メッキか、蒸着か、もしくはスパッタリングによって形成される。
請求項14に記載する導電フィルムは、請求項10における導電フィルムが、耐酸化金属によってなり、かつ該導電層と該支持層の間に形成される耐酸化層をさらに含む。
請求項15に記載する導電フィルムは、請求項14における耐酸化金属金属がニッケルである。
請求項16に記載する導電フィルムは、支持層と、導電層と、接合層を含む導電フィルムの製造方法であって、
該支持層にメッキして該導電層を形成するステップと、
該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、
該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含む。
該支持層にメッキして該導電層を形成するステップと、
該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、
該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含む。
請求項17も記載する導電フィルムの製造方法は、請求項16における支持層が微粘着性で、かつ非耐熱性の材料によってなる。
請求項18に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項17における支持層がPET材によってなる。
請求項19に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項16における支持層にメッキするステップの前に、予め該支持層に耐酸化金属をメッキする。
請求項20に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項19における耐酸化金属がニッケルである。
請求項21に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項16における導電層が電解メッキか、蒸着か、もしくはスパッタリングによって形成される。
請求項22に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項16における接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなる。
請求項23に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項16における接合層に対して行う所定の工程が、加熱処理の工程である。
請求項24に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項16における加熱加工処理において、該接合層を40℃から130℃に加熱する。
請求項25に記載する導電フィルムの製造方法は、支持層と、導電層と、接合層を含む導電フィルムの製造方法であって、
該支持層に該導電層を貼着するステップと、
該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、
該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含む。
該支持層に該導電層を貼着するステップと、
該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、
該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含む。
請求項26に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項25における導電層がアルミ箔である。
請求項27に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項25における支持層が微粘着性で、かつ非耐熱性の材料によってなる。
請求項28に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項27における支持層がPET材によってなる。
請求項29に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項25における接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなる。
請求項30に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項25における接合層に対して行う所定の工程が、加熱処理の工程である。
請求項31に記載する導電フィルムの製造方法は、請求項30における加熱加工処理において、該接合層を40℃から130℃に加熱する。
本発明の導電フィルムを付着した電子部品、及びその電子フィルムは、好ましい接地効果と電磁波シールド性に優れた効果が得られるとともに、該導電フィルムの厚さを薄くすることができ、導電フィルムを貼着した電子部品の全体的体積をスリム化することができるという利点を有する。
また、本発明の導電フィルムの製造方法は、簡易な製造工程によって生産性を上げるとともに、製造コストを低減させるという利点を有する。
この発明は、この発明は導電フィルムを付着してなり、好ましい接地効果と電磁波シールド性に優れた効果を有する電子部品、該導電フィルム、及び該導電フィルムの製造方法を提供するものであって、上下表面がいずれも電子部品の接地回路と電気的接続を形成する導電層と、該導電層を電子部品に接合させる接合層とによって導電フィルムを構成し、係る導電フィルムの導電層を電子部品に付着させる。また、導電フィルムの製造方法は、該導電層の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成する電子部品と、及び導電フィルムの支持層にメッキして該導電層を形成するステップと、該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含み、かかる電子部品、導電フォルム、及びその導電フィルムの製造方法によって、好ましい接地効果と電磁波シールド性に優れた効果を得るという目的を、実現した。
係る構成の電子部品、導電フォルム、及びその導電フィルムの製造方法について、その構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、以下に説明する。
[実施例]
係る構成の電子部品、導電フォルム、及びその導電フィルムの製造方法について、その構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、以下に説明する。
[実施例]
この発明による電磁波シールド性に優れた効果を有する導電フィルムは、図2に開示するように支持層31と、導電層32と、接合層33を順に積層してなる3層構造である。支持層31は、例えばPET等の微粘着性を有する非耐熱材料によってなる。接合層33を熱硬化の工程によって回路ボード上に固定する場合、支持層31の材質が非耐熱材であるため、支持層31は熱硬化の工程を行う場合、そりが発生して導電層32との緊密な接合を保持することができなくなる。よって、熱硬化の工程の後、除去することができ、その結果として導電層32が外部に露出する。
導電層32は、銀(Ag)、銅(Cu)等の導電材を電解メッキ、蒸着、もしくはスパッタリングなどで支持層31上に付着させる。導電層32の耐酸化性、及び耐磨耗性を高めるために導電層32上に別途抗酸化金属層(図示しない)をメッキしてもよい。該耐酸化性は、例えばニッケル等の耐酸化金属材を用いる。導電層32はアルミ箔を支持層31上に直接貼着して形成してもよい。接合層33は若干の微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂によってなる。接合層33の外部表面に剥離紙(図示しない)を貼着し、接合層33が運送、収納時に不純物によって汚染されることを防ぐようにしてもよい。
この発明による導電フィルムの製造方法は、支持層31上に銀、もしくは銅をメッキして導電層32を形成する第1のステップと、導電層32上にエポキシ樹脂材を塗布して接合層33を形成する第2のステップと、エポキシ樹脂に対して所定の工程を行う第3のステップとを含む。第3のステップにおける所定の工程とは、例えば加熱処理の工程であって、エポキシ樹脂を第1の温度の範囲に至るまで加熱する。該第1の温度の範囲は、40℃から130℃である。
上述するステップにおいて、支持層31上に予め耐酸化層(例えばメッキなど)をメッキして、更に銀、もしくは銅をメッキするステップに進んでもよい。また、第3のステップを行った後、接合層33が外部からの汚染を受けないように接合層33の外部表面に剥離紙を貼着してもよい。
導電層32にアルミ箔を用いる導電フィルムの製造方法は、アルミ箔を支持層32上に貼着する第1のステップと、導電層32上にエポキシ樹脂材を塗布して接合層33を形成する第2のステップと、エポキシ樹脂に対して所定の工程を行う第3のステップとを含む。第3のステップにおける所定の工程とは、例えば加熱処理の工程であって、エポキシ樹脂を第1の温度の範囲に至るまで加熱する。該第1の温度の範囲は、40℃から130℃である。また、接合層33が外部からの汚染を受けないように接合層33の外部表面に剥離紙を貼着してもよい。
図3、4にこの発明による導電フィルムの使用態様を開示する。この発明の導電フィルムを使用する場合、接合層33を回路ボード34上に貼着し、該導電フィルムを第2の温度の範囲に至るまで加熱する。該第2の温度の範囲は例えば180℃から220℃である。この温度範囲を所定の時間維持する。温度範囲を維持する時間は例えば30分である。同時に導電フィルムに対して回路ボードの方向に圧力を加える。この場合の圧力は例えば100kg/cm2である。エポキシ樹脂を固形化し、回路ボード34上に貼着させると、エポキシ樹脂に含まれる導電性の顆粒(図示しない)によって導電層32と、回路ボード上の接地点35との間に電気的接続が形成される。
支持層31は、熱硬化の工程においてそりが発生し、導電層32との緊密な接合を保持することができなくなる。よって、熱硬化の過程の後で除去し、導電層32を外部表面に露出させる。このため導電層32と、回路ボード上の設置回路とが電気的に接続する。
上述の導電フィルムを貼着した回路ボード34を電子設備に応用する場合、導電層32が該導電フィルムの外部表面に露出しているため、外部表面が接触する電子設備のハウジング、もしくはその他部材によってもアース回路との接続を達成することができる。
図5に開示するように、この発明による導電フィルムに熱硬化の工程を行うと、支持層31にそりが発生し、これを除去すると導電層32と接合層33のみが回路ボード34上に付着する。導電層32はエポキシ樹脂に含まれる導電性顆粒によって回路ボード上の接地点35と電気的接続を形成する。しかも、導電層32は外部表面に露出しているため、導電層32の表面と、その他部材とによって接地との電気的接続が形成される。従って、極めて好ましい接地効果が得られる。
この発明の導電フィルムの導電層は、上下両面がいずれも接地する。よって、好ましいシールド効果が得られる。また、導電フィルムに対して熱効果の工程を行い、回路ボードに貼着して支持層31を除去すると、導電フィルムは接合層33と導電層32のみになる。よって、従来の技術に比して薄くなる。この発明の方法によって製造する導電フィルムは、実施例において好ましくは支持層31が約30μmで、導電層32が約3μmで、接合層を約15〜25μmとする。導電層32がアルミ箔の場合は、その厚さを約6μmとする。この発明による導電フィルムを回路ボードに応用する場合、導電層と接合層のみになる。係る状態における厚さは、約18〜28μmである。導電層にアルミ箔を用いた場合、最終的な厚さは約21〜31μmである。
以上はこの発明の好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
31 支持層
32 導電層
33 接合層
34 回路ボード
35 接地点
32 導電層
33 接合層
34 回路ボード
35 接地点
Claims (31)
- 導電層を付着させた電子部品であって、該導電層の一面が該電子部品の接地回路と電気的接続を形成するとともに、該導電層の他面が外部に露出し、他の接地経路を介して接地回路と電気的接続を達成することを特徴とする電子部品。
- 前記導電層が接合層を介して該電子部品に接合し、該接合層が該電子部品上の接地回路と電気的接続を形成することを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
- 前記導電層が金属材によってなることを特徴とする請求項1の電子部品。
- 前記接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなることを特徴とする請求項2に記載の電子部品。
- 前記電子部品が回路ボードであることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
- 上下表面がいずれも電子部品の接地回路と電気的接続を形成する導電層と、該導電層を電子部品に接合させる接合層とを含んでなり、請求項1に記載する電子部品に応用される導電フィルム。
- 前記導電層がアルミ箔であることを特徴とする請求項6に記載の導電フィルム。
- 前記接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなることを特徴とする請求項6に記載の導電フィルム。
- 前記接合層の外部表面に、該導電フィルムを電子部品に貼着するまでに接合を汚染から保護する剥離紙を貼着することを特徴とする請求項6に記載の導電性フィルム。
- 前記導電フィルムを該電子部品に貼着する前の状態において支持層を含み、該支持層が該導電層に貼着されることを特徴とする請求項6に記載の導電フィルム。
- 前記支持層が微粘着性で、かつ非耐熱性の材料によってなることを特徴とする請求項10に記載の導電フィルム。
- 前記支持層がPET(Polyethylene-theraphthalate)材によってなることを特徴とする請求項11に記載の導電フィルム。
- 前記導電層が電解メッキか、蒸着か、もしくはスパッタリングによって形成されることを特徴とする請求項10に記載の導電フィルム。
- 前記導電フィルムが、耐酸化金属によってなり、かつ該導電層と該支持層の間に形成される耐酸化層をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の導電フィルム。
- 前記耐酸化金属金属がニッケルであることを特徴とする請求項14に記載の導電フィルム。
- 支持層と、導電層と、接合層を含む導電フィルムの製造方法であって、
該支持層にメッキして該導電層を形成するステップと、
該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、
該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含むことを特徴とする導電フィルムの製造方法。 - 前記支持層が微粘着性で、かつ非耐熱性の材料によってなることを特徴とする請求項16に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記支持層がPET材によってなることを特徴とする請求項17に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記支持層にメッキするステップの前に、予め該支持層に耐酸化金属をメッキすることを特徴とする請求項16に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記耐酸化金属がニッケルであることを特徴とする請求項19に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記導電層が電解メッキか、蒸着か、もしくはスパッタリングによって形成されることを特徴とする請求項16に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなることを特徴とする請求項16に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記接合層に対して行う所定の工程が、加熱処理の工程であることを特徴とする請求項16に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記加熱加工処理において、該接合層を40℃から130℃に加熱することを特徴とする請求項16に記載の導電フィルムの製造方法。
- 支持層と、導電層と、接合層を含む導電フィルムの製造方法であって、
該支持層に該導電層を貼着するステップと、
該導電層上に接合層を塗布して形成するステップと、
該接合層に対して所定の工程を行うステップとを含むことを特徴とする導電フィルムの製造方法。 - 前記導電層がアルミ箔であることを特徴とする請求項25に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記支持層が微粘着性で、かつ非耐熱性の材料によってなることを特徴とする請求項25に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記支持層がPET材によってなることを特徴とする請求項27に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記接合層が微小な導電性の顆粒を含むエポキシ樹脂材によってなることを特徴とする請求項25に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記接合層に対して行う所定の工程が、加熱処理の工程であることを特徴とする請求項25に記載の導電フィルムの製造方法。
- 前記加熱加工処理において、該接合層を40℃から130℃に加熱することを特徴とする請求項30に記載の導電フィルムの製造方法。
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