JP2006245375A - レチクル収納容器、収納室、レチクル搬送設備、及び露光装置 - Google Patents

レチクル収納容器、収納室、レチクル搬送設備、及び露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 フィルタに捕らえられたレチクル収納容器内のゴミが、再びレチクル収納容器内に戻る可能性が少ないレチクル収納容器を提供する。
【解決手段】 ロードロック室3内の圧力を真空状態から大気圧とするときのみにフィルタ遮蔽装置6aによりフィルタ1fを遮蔽し、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときのみにフィルタ遮蔽装置6bによりフィルタ1eを遮蔽する。このようにすることにより、フィルタ1eはレチクル収納容器1への流入気体専用のフィルタとして働き、フィルタ1fはレチクル収納容器1からの流出気体専用のフィルタとして働く。従って、レチクル収納容器1から流出する気体に含まれるゴミはフィルタ1fにより捕捉されるが、気体はフィルタ1fを通しては流入しないので、フィルタ1fにより捕捉されたゴミが、再びレチクル収納容器1内に戻ることを防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器、このレチクル収納容器を取り扱うための収納室、この収納室を有するレチクル搬送設備、及びこのレチクル搬送設備を有する露光装置に関するものである。
近年、半導体集積回路の微細化に伴い、光の回折限界によって制限される光学系の解像力を向上させるために、従来の紫外線に代えてこれより短い波長(11〜14nm)のEUV光を使用した投影リソグラフィ技術が開発されている。この技術は、最近ではEUV(Extreme UltraViolet)リソグラフィと呼ばれており、従来の波長190nm程度の光線を用いた光リソグラフィでは実現不可能な、70nm以下の解像力を得られる技術として期待されている。
EUV光は空気によっても吸収されるため、その鏡筒内は高度の真空に保つ必要があり、レチクルの搬送系には特別な工夫が必要である。又、このようなEUV露光装置に使用されるレチクルとしても反射型のものが使用される。通常の可視光又は紫外線を使用した露光装置におけるレチクルにおいては、パターン面を保護するためにペリクルと称する透明な薄膜が使用される。しかしながら、EUV露光装置においては、前述のように透明な材料がないので、ペリクルを形成することができず、パターン面がむき出しになる。よって、レチクルの搬送時や保管時においては、別の手段により、パターン面に異物が付着しないように保護する必要がある。
さらに、レチクルを搬送する場合には、レチクルを直接搬送装置により搬送すると、レチクルと搬送装置との接触によりパターン面を傷つけたり、パターン面以外の部分とのこすれによってゴミが発生したりする恐れがある。従って、レチクルは収納容器に収納した状態として、この収納容器を搬送する方式が考えられている。
このようなレチクル収納容器の例を図7に示す。通常クリーンフィルタポッド(CFP)と呼ばれるレチクル収納容器51は、上蓋51aと下蓋51bとからなり、下蓋51bの上にレチクル52を載置した状態で上蓋51aを下蓋51bに被せ、レチクル52をレチクル収納容器内51に格納する。なお、下蓋51bには、2つの対となった位置決めピン51cが四隅にそれぞれ設けられており、この位置決めピン51cにより、レチクル52を保持する際にレチクル52の平面方向の位置決めを行う。また、3箇所にレチクル保持用突起51dが設けられており、このレチクル保持用突起51dにより、レチクル52を3点支持するようになっている。上蓋51aには、フィルタ51eが設けられ、フィルタ51eを通して気体がレチクル収納容器51の内部と外部の間を流通可能となっている。
前述のように、EUV露光装置本体は高度の真空中に置かれ、付帯設備であるレチクル検査装置等も高度の真空中に置かれる場合がある。よって、外部からレチクル52をこれらの装置まで搬送する搬送装置においては、搬送の途中でレチクル収納容器51とその中に収納されたレチクル52を大気圧環境下から高度の真空環境下に、又、逆に高度の真空環境下から大気圧環境下に移行させる必要があり、このような機能を有する設備を通常ロードロック室と呼んでいる。
すなわち、レチクル収納容器51がロードロック室に収納された状態で、ロードロック室内を大気圧から高度の真空状態に、又は逆に高度の真空状態から大気圧に変えることにより、前述の環境の移行を行っている。そのためには、レチクル収納容器51の内部と外部の間を気体が通過できるようにしておく必要があるが、単に開口を設けるだけでは、その開口から外部のゴミがレチクル収納容器51内に浸入する恐れがある。よって、フィルタ51eを設けることにより、レチクル収納容器51内へのゴミの浸入を防止しながら、レチクル収納容器51の内部と外部の間を気体が通過できるようにしている。
しかしながら、このようなレチクル収納容器51には以下のような問題点がある。すなわち、レチクル収納容器51内を大気圧から真空状態にするときにフィルタ51eに捕らえられたレチクル収納容器51内のゴミが、レチクル収納容器51内を真空状態から大気圧に戻すとき、流入する気体により再びレチクル収納容器51内に戻ってしまい、それがレチクル52に付着して露光転写精度に影響を与える場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フィルタに捕らえられたレチクル収納容器内のゴミが、再びレチクル収納容器内に戻る可能性が少ないレチクル収納容器、及びこのレチクル収納容器を取り扱う収納室、さらにはこの収納室を有するレチクル搬送設備を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器であって、当該容器を通過する気体を濾過するフィルタを複数有することを特徴とするものである。
本手段においては、後に示すように、複数あるフィルタのうち、一部をレチクル収納容器内からレチクル収納容器外への気体の通過の際のフィルタとして使用し、他をレチクル収納容器外からレチクル収納容器内への気体の通過の際のフィルタとして使用することができるので、フィルタに捕らえられたレチクル収納容器内のゴミが、再びレチクル収納容器内に戻る可能性が少ないレチクル収納容器とすることができる。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記フィルタが、第1のメッシュを有する第1群のフィルタと、前記第1のメッシュより粗い第2のメッシュを有する第2群のフィルタからなることを特徴とするものである。
本手段においては、第1群のフィルタを、気体がレチクル収納容器の外部から内部に通過するときのフィルタとして用い、第1群のフィルタを気体がレチクル収納容器の内部から外部に通過するときのフィルタとして用いることにより、レチクル収納容器への細かいゴミの浸入を防止すると共に、レチクル収容容器からは、大きなゴミが外部に排出されることを可能にし、これにより、レチクル収納容器内のゴミを減らすことができる。これは、フィルタに形成される通気口の大きさが異なるからであり、フィルタ特性が異なるからである。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。
前記課題を解決するための第3の手段は、レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器であって、当該容器を通過する気体を濾過するフィルタを有し、一つのフィルタの一部と他の部分とのメッシュの粗さが異なることを特徴とするものである。
本手段においても、後に述べるように、フィルタのうち細かなメッシュを有する部分を、気体がレチクル収納容器の外部から内部に流れる場合のフィルタとして使用し、フィルタのうち粗いメッシュを有する部分を、気体がレチクル収納容器の内部から外部に流れる場合のフィルタとして使用することにより、レチクル収納容器への細かいゴミの浸入を防止すると共に、レチクル収容容器からは、大きなゴミが外部に排出されることを可能にし、これにより、レチクル収納容器内のゴミを減らすことができる。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。
前記課題を解決するための第4の手段は、レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器であって、当該容器を通過する気体を濾過するフィルタと、開口を有し、前記開口には、着脱が可能な蓋を有することを特徴とするものである。
本手段においては、後に述べるように、気体がレチクル収納容器の外部から内部に流れる場合は、開口の蓋を閉めてフィルタを通過させ、気体がレチクル収納容器の内部から外部に流れる場合は、開口の蓋を明けて開口部を通過させることにより、レチクル収納容器への細かいゴミの浸入を防止すると共に、レチクル収容容器からは、大きなゴミが外部に排出されることを可能にし、これにより、レチクル収納容器内のゴミを減らすことができる。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときに、前記フィルタのうち、所定のものの気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とするものである。
収納室の圧力を真空状態から大気圧まで上げる場合には、レチクル収納容器のフィルタを通してレチクル収納容器内に気体が流入するが、本手段においては、複数あるフィルタのうち所定のものの気体の流通を遮断することができる。よって、これらのフィルタでは、レチクル収納容器内からレチクル収納容器外に気体が流出するとき捕らえられたゴミがレチクル収納容器内に戻ることが避けられる。
前記課題を解決するための第6の手段は、前記第1の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときは、前記フィルタのうち、所定のものの気体の流通を遮断し、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタの前記所定のもの以外の気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とするものである。
本手段においては、気体がレチクル収納容器内からレチクル収納容器外に流出するときに使用するフィルタと、気体がレチクル収納容器外からレチクル収納容器内に流入するときに使用するフィルタを分けて使用しているので、一層効率的に、レチクル収納容器内からレチクル収納容器外に気体が流出するとき捕らえられたゴミがレチクル収納容器内に戻ることが避けられる。
前記課題を解決するための第7の手段は、前記第2の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうち前記第2群のフィルタの気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とするものである。
本手段においては、レチクル収納容器に気体が流入するときは粗いメッシュのフィルタの気体の流通を遮断するようにしているので、気体は細かいメッシュのフィルタを通して流入し、細かなゴミがレチクル収納容器内に入り込むのを防止することができる。一方、レチクル収納容器から気体が流出するときはこのようなことを行わないので、気体は主として粗いメッシュのフィルタを通って流出することができ、レチクル収納容器内の細かなゴミが外部に排出される。さらに、気体が流出するときには、細かいメッシュのフィルタを通る気体が少ないので、細かいメッシュのフィルタの内側にゴミが捕捉されることが少なくなり、よって、細かいメッシュのフィルタに捕捉されて、気体流入の際に再びレチクル収納容器に戻るごみの量を少なくすることができる。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。
前記課題を解決するための第8の手段は、前記第2の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときは、前記フィルタのうち前記第1群のフィルタの気体の流通を遮断し、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうち、前記第2群のフィルタの気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とするものである。
本手段においては、前記第7の手段に加え、レチクル収納容器内から気体が流出するときは細かいメッシュのフィルタを遮断して、粗いメッシュのフィルタのみから気体が流出するようにしている。よって、レチクル収納容器内への気体の流入は細かいメッシュのフィルタを通して、レチクル収納容器からの気体の排出は粗いメッシュのフィルタを通して行われることになるので、フィルタに捕捉されたゴミがレチクル収納容器内に戻る可能性が少なくなると共に、小さなゴミのレチクル収納容器内への侵入を防止しながら、レチクル収納容器からの排出を容易にすることができる。
前記課題を解決するための第9の手段は、前記第3の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうちメッシュの粗い部分の気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とするものである。
本手段においては、レチクル収納容器に気体が流入するときはフィルタのうち粗いメッシュの部分の気体の流通を遮断するようにしているので、気体はフィルタの細かいメッシュの部分を通して流入し、細かなゴミがレチクル収納容器内に入り込むのを防止することができる。一方、レチクル収納容器から気体が流出するときはこのようなことを行わないので、気体は主として粗いメッシュのフィルタを通って流出することができ、レチクル収納容器内の細かなゴミが外部に排出される。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。さらに、気体が流出するときには、細かいメッシュのフィルタを通る気体が少ないので、細かいメッシュのフィルタの内側にゴミが捕捉されることが少なくなり、よって、細かいメッシュのフィルタに捕捉されて、気体流入の際に再びレチクル収納容器に戻るごみの量を少なくすることができる。
前記課題を解決するための第10の手段は、前記第3の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうちメッシュの粗い部分の気体の流通を遮断し、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときは、前記フィルタのうちメッシュの細かい部分の気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とするものである。
本手段においては、前記第9の手段に加え、レチクル収納容器内から気体が流出するときはフィルタの細かいメッシュの部分を遮断して、フィルタの粗いメッシュの部分のみから気体が流出するようにしている。よって、レチクル収納容器内への気体の流入は、フィルタの細かいメッシュの部分を通して、レチクル収納容器からの気体の排出は、フィルタの粗いメッシュの部分を通して行われることになるので、フィルタに捕捉されたゴミがレチクル収納容器内に戻る可能性が少なくなると共に、小さなゴミのレチクル収納容器内への侵入を防止しながら、レチクル収納容器からの排出を容易にすることができる。
前記課題を解決するための第11の手段は、前記第4の手段であるレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときに、前記蓋を外して前記開口を通しての気体の流通を可能にする蓋着脱機構を有することを特徴とするものである。
本手段においては、レチクル収納容器から気体が流出するときに開口を覆う蓋を外すようにしているので、気体は殆どフィルタを通らず開口を通って流出し、レチクル収納容器内のゴミが外部に排出されやすくなる。一方、レチクル収納容器に気体が流入するときには、開口が蓋で覆われているので、気体はフィルタを通って流入し、ゴミの浸入が防止される。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。さらに、気体が流出するときには、フィルタを通る気体がほとんど無いので、フィルタの内側にゴミが捕捉されることが少なくなり、よって、フィルタに捕捉されて、気体流入の際に再びレチクル収納容器に戻るごみの量を少なくすることができる。
なお、これら第5の手段から第11の手段である収納室は、前記第1の手段から第4の手段であるレチクル収納容器を専属的に扱うものに限らず、従来のレチクル収納容器やその他の収納容器をも併せて扱うことができるものであってもよいことは言うまでもない。
前記課題を解決するための第12の手段は、レチクルを、真空環境下に置かれた設備と大気環境下の間で搬送するレチクル搬送設備であって、前記第5の手段から第11の手段のうちいずれかの収納室を有することを特徴とするものである。
本手段においては、レチクル収納容器内にゴミが少ない状態で、レチクルを搬送することができる。
前記課題を解決するための第12の手段は、前記第12の手段であるレチクル搬送設備と、前記レチクル搬送設備から搬送されたレチクルを設置するレチクルステージと、前記レチクルのパターンを感応基板に投影する投影光学系を備えたことを特徴とする露光装置である。
本手段においては、レチクル表面に付着するゴミが少ない状態で、露光を行うことができる。
本発明によれば、フィルタに捕らえられたレチクル収納容器内のゴミが、再びレチクル収納容器内に戻る可能性が少ないレチクル収納容器、及びこのレチクル収納容器を取り扱う収納室、さらにはこの収納室を有するレチクル搬送設備を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態であるレチクル収納容器の第1の例を示す概要図である。通常クリーンフィルタポッド(CFP)と呼ばれるレチクル収納容器1は、上蓋1aと下蓋1bとからなり、下蓋1bの上にレチクル2を載置した状態で上蓋1aを下蓋1bに被せ、レチクル2をレチクル収納容器1内に格納する。なお、下蓋1bには、2つの対となった位置決めピン1cが四隅にそれぞれ設けられており、この位置決めピン1cにより、レチクル2を保持する際にレチクル2の平面方向の位置決めを行う。また、3箇所にレチクル保持用突起1dが設けられており、このレチクル保持用突起1dにより、レチクル2を3点支持するようになっている。
上蓋1aには、2つのフィルタ1e、1fが設けられ、フィルタ1e、1fを通して気体がレチクル収納容器1の内部と外部の間を流通可能となっている。
図2は、このようなレチクル収納容器1を、本発明の実施の形態の第1の例であるロードロック室と呼ばれる収納室に収納した状態を示す概念図である。なお、以下の図において、本欄における前出の図に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
ロードロック室3には、Nラインより窒素を導入するための遮断弁4と、ロードロック室3内の気体を排出して、ロードロック室3内を高度の真空状態にするための真空ポンプ5が付属している。なお、ロードロック室3には、図示しない2つの扉が設けられており、ロードロック室3は、第1の扉を介して大気環境下につながり、第2の扉を通して高度の真空環境下につながっている。
レチクル収納容器1を大気環境下から真空環境下に移送する場合には、第1の扉を開けてレチクル収納容器1をロードロック室3内に搬入し、その後第1の扉を閉じて、真空ポンプ5によりロードロック室3内の気体を排気する。ロードロック室3内が高度の真空状態となったとき、第2の扉を開けて、レチクル収納容器1を真空環境下に移送する。逆に、レチクル収納容器1を真空環境下から大気環境下に移送する場合には、第2の扉を開けてレチクル収納容器1をロードロック室3内に搬入し、その後第2の扉を閉じて、遮断弁4を開とし、窒素をロードロック室3内に導入する。ロードロック室3内が大気圧となったとき、第1の扉を開けて、レチクル収納容器1を大気環境下に移送する。
ロードロック室3には、フィルタ遮蔽装置6aが設けられており、駆動装置7aにより上下駆動され、フィルタ遮蔽装置6aが下に下がったとき、フィルタ1fを遮蔽して気体の流通を遮断するようになっている。フィルタ1eとフィルタ1fのメッシュが実質的に同一とみなせる場合には、ロードロック室3内の圧力を真空状態から大気圧とするときのみにフィルタ遮蔽装置6aによりフィルタ1fを遮蔽する。このとき、ロードロック室3内の気体がレチクル収納容器1の内部に流入するが、その気体はフィルタ1eのみを通って流れることになり、フィルタ1fには流れない。よって、それ以前にフィルタ1fに捕捉されたゴミがフィルタ1fから離れて再びレチクル収納容器1内に戻ることがなくなる。ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときには、フィルタ遮蔽装置6aによりフィルタ1fは遮蔽されないので、レチクル収納容器1内の気体はフィルタ1fを通ってロードロック室3内に排出される。なお、フィルタ1eの作用は従来のフィルタ51eと同じである。
フィルタ1eのメッシュとフィルタ1fのメッシュを実質的に変える場合には、フィルタ1fのメッシュをフィルタ1eのメッシュより粗くしておく、そして、ロードロック室3内の圧力を真空状態から大気圧とするときのみにフィルタ遮蔽装置6aによりフィルタ1fを遮蔽する。このとき、ロードロック室3内の気体がレチクル収納容器1の内部に流入するが、その気体はメッシュの細かいフィルタ1eのみを通って流れることになり、メッシュの粗いフィルタ1fを通っては流れないので、小さなゴミのレチクル収納容器1内への浸入を防止することができる。又、それ以前にフィルタ1fで捕捉されたゴミがレチクル収納容器1内に戻ることを防止することができる。
一方、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときには、フィルタ1fは遮蔽されていないので、レチクル収納容器1内の気体はフィルタ1eとフィルタ1fを通して排出されるが、その多くはメッシュの粗いフィルタ1fを通して流れるので、レチクル収納容器1内の小さなゴミをレチクル収納容器1の外に排出しやすい。又、フィルタ1eを通して流れる気体が少ないので、フィルタ1eの内側で捕捉されるゴミを少なくすることができ、フィルタ1eの内側で捕捉され、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときに、気体の流入に伴ってレチクル収納容器1内に戻るごみの量を少なくすることができる。
図3は、本発明の第1の実施の形態であるレチクル収納容器1を、本発明の実施の形態の第2の例であるロードロック室に収納した状態を示す概念図である。図3に示すロードロック室3は、図2に示すものとは、フィルタ遮蔽装置6aと同様なフィルタ遮蔽装置6bが設けられており、駆動装置7aと同様な駆動装置7bにより上下駆動され、フィルタ遮蔽装置6bが下に下がったとき、フィルタ1eを遮蔽して気体の流通を遮断するようになっているところのみが異なっている。
そして、フィルタ1eとフィルタ1fのメッシュが実質的に同一とみなせる場合には、ロードロック室3内の圧力を真空状態から大気圧とするときのみにフィルタ遮蔽装置6aによりフィルタ1fを遮蔽し、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときのみにフィルタ遮蔽装置6bによりフィルタ1eを遮蔽する。このようにすることにより、フィルタ1eはレチクル収納容器1への流入気体専用のフィルタとして働き、フィルタ1fはレチクル収納容器1からの流出気体専用のフィルタとして働く。従って、レチクル収納容器1から流出する気体に含まれるゴミはフィルタ1fにより捕捉されるが、気体はフィルタ1fを通しては流入しないので、フィルタ1fにより捕捉されたゴミが、再びレチクル収納容器1内に戻ることを防止することができる。さらに、フィルタ1eからは気体が流出しないので、フィルタ1eの内側にゴミが捕捉されることが無く、よって、フィルタ1eを通して気体が流入するときに、フィルタ1eに捕捉されたゴミが再びレチクル収納容器1内に戻ることを防止できる。
上記のような作用に鑑み、フィルタ1eとフィルタ1fのメッシュが実質的に異なるときは、フィルタ1fのメッシュをフィルタ1eのメッシュより粗くしておくようにする。このようにすると、小さなゴミはレチクル収納容器1内に入りにくくなり、かつ、レチクル収納容器1からは排出されやすくなる。又、レチクル収納容器から気体を排出するのに要する時間を短縮することも可能となる。
なお、上記第1と第2の実施の形態においては、フィルタとしてはフィルタ1eとフィルタ1fの2個を設けたが、フィルタ1eとフィルタ1fの少なくとも一方を複数のフィルタの集合体としても同様の作用を行わせることができることは言うまでもない。この場合にはフィルタは3個以上となる。フィルタ遮蔽装置と駆動装置は、個々のフィルタに対して1個ずつ設けてもよいし、複数のフィルタに対して1個としてもよい。その他、いろいろの組み合わせができるが、フィルタ1eの作用を行わせるフィルタに対してフィルタ遮蔽装置6bと同じ動作、フィルタ1fの作用を行わせるフィルタに対してフィルタ遮蔽装置6aと同じ動作をさせるようにすればよい。
なお、以上の実施の形態においては、フィルタ1eとフィルタ1fを全く別のフィルタとしているが、一つのフィルタの中央部に気体の流通しない部分を設けその両側を実質的に別のフィルタとして使用しても、同様の作用効果が得られることはいうまでもなく、このようなものは、2つのフィルタであるとみなすことができる。同様、一つのフィルタに気体の流通しない部分を設け、気体の流通する3つ以上の場所を有するようにしたものも、3つ以上のフィルタとみなすことができる。
図4は、本発明の実施の形態の第2の例であるレチクル収納容器1を、本発明の実施の形態の第3の例であるロードロック室に収納した状態を示す概念図である。このレチクル収納容器1は、図1、図2、図3に示したものとは、フィルタ1fの代わりに開口1gが設けられ、この開口1gを塞ぐように蓋8が設けられている点が異なっている。そしてこの蓋8は、上蓋1aに設けられた支柱9に取り付けられたバネ10により、下側に付勢されている。よって、通常の状態では、開口1gは蓋8により塞がれた状態となっている。
一方、図4に示すロードロック室3には、フィルタ遮蔽装置6aの代わりに摘み機構11が設けられ、駆動装置7aの代わりに駆動装置12が設けられている点が図1に示すものと異なっている。摘み機構11は駆動装置12により駆動されて上下すると共に、蓋8に設けられた凹部を挟み込み、バネ10の付勢力に抗して蓋8を上に持ち上げる作用を奏する。蓋8が摘み機構11により持ち上げられると、開口1gが開いた状態となり、開口1gを通した気体の流通が可能となる。
ロードロック室3内の圧力を真空状態から大気圧とするときは、蓋8により開口1gを塞いだままにしておく。このとき、ロードロック室3内の気体がレチクル収納容器1の内部に流入するが、その気体はフィルタ1eを通って流れる。よって、レチクル収納容器1内へのゴミの浸入を防止することができる。一方、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときには、摘み機構11により蓋8を持ち上げ、開口1gが開いた状態とする。すると、レチクル収納容器1内の気体は、ほぼ全部が開口1gを通して排出される。従って、レチクル収納容器1内の小さなゴミのみからず大きなゴミもレチクル収納容器1外に排出することができる。
なお、図4に示す構成に加え、図3に示すようにフィルタ1eを遮蔽するフィルタ遮蔽装置6b、駆動装置7bを設け、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときにフィルタ1eを遮蔽するようにしてもよいが、図4に示す構成の場合は、このようなことをしなくてもフィルタ1eを通して流出する気体はほとんどないので、通常このようなことは必要ではない。勿論、本発明の範囲は、このようなものをも含むものである。
図5は、本発明の実施の形態の第3の例であるレチクル収納容器1を、本発明の実施の形態の第4の例であるロードロック室に収納した状態を示す概念図である。図1に示すレチクル収納容器1においては、一つのフィルタ1hが設けられているのみであるが、フィルタ1hがメッシュの異なる2つのフィルタ部分1h1と1h2とに別れ、フィルタ部分1h1におけるメッシュよりも、フィルタ部分1h2におけるメッシュが粗くなっている。ロードロック室3の構造は、図3に示したものと実質的に同じであり、フィルタ遮蔽装置6aが駆動装置7aに駆動されて上下運動を行い、フィルタ部分1h2を通過する気体を遮断するように構成されていると共に、フィルタ遮蔽装置6bが駆動装置7bに駆動されて上下運動を行い、フィルタ部分1h1を通過する気体を遮断するように構成されている。
ロードロック室3内の圧力を真空状態から大気圧とするときのみにフィルタ遮蔽装置6aによりフィルタ部分1h2を遮蔽し、ロードロック室3内の圧力を大気圧から真空状態とするときのみにフィルタ遮蔽装置6bによりフィルタ部分1h1を遮蔽する。このようにすることにより、フィルタ部分1h1はレチクル収納容器1への流入気体専用のフィルタとして働き、フィルタ部分1h2はレチクル収納容器1からの流出気体専用のフィルタとして働く。従って、レチクル収納容器1から流出する気体に含まれるゴミはフィルタ部分1h2により捕捉されるが、気体はフィルタ部分1h2を通しては流入しないので、フィルタ部分1h2により捕捉されたゴミが、再びレチクル収納容器1内に戻ることを、防止することができる。又、フィルタ部分1h1のメッシュが細かくフィルタ部分1h2のメッシュが粗くされているので、小さなゴミはレチクル収納容器1内に入りにくくなり、かつ、レチクル収納容器1からは排出されやすくなる。
なお、図5に示すロードロック室3の構成からフィルタ遮蔽装置6bと駆動装置7bを取り外せば、実質的に図2に示した実施の形態と同様の作用を行わせることができ、同様の効果が得られることは説明を要しないであろう。
さらに、図5に示す例において、フィルタ1hをメッシュの異なる部分に区分せず、1枚のフィルタとすれば、レチクル収納容器1自身は従来公知のものと同様のものとなる。しかし、フィルタ遮蔽装置6aとフィルタ遮蔽装置6bに図5の説明において行ったと同様の作用をさせることにより、フィルタ1hのフィルタ遮蔽装置6bによって遮蔽される部分をレチクル収納容器1への気体流入専用のフィルタ、フィルタ1hのフィルタ遮蔽装置6aによって遮蔽される部分をレチクル収納容器1からの気体流出専用のフィルタとして使用することができる。よって、レチクル収納容器1からの気体の流出時にフィルタ1hによって捕捉されたゴミが、再びレチクル収納容器1内に戻ることを防止できる。
図6に、本発明の実施の形態の1例であるレチクル搬送装置の例を示す。レチクル収納容器1に収納されたレチクル2は、大気ロボット13によりロードロック室3内に搬送される。その際、ロードロック室3の扉3aを開放してレチクル収納容器1を受け入れ、その後、扉3aを閉じて、ロードロック室3内を真空状態にする。ロードロック室3内が真空状態となったところで扉3bを開放し、真空雰囲気化に設置された真空ロボット14により、レチクル収納容器1を露光装置15内のレチクルステージ15a上に搬送する。露光装置15、レチクルステージ15aは真空雰囲気化に設置されている。レチクルステージ15a上において、レチクル2はレチクル収納容器1から取り出されて使用されるが、この部分は本発明と直接の関係がないので説明を省略する。
レチクルステージ15aからレチクル2を収納したレチクル収納容器1を外部に取り出す場合には、扉3bを開放し、真空ロボット14によりレチクルステージ15a上のレチクル2をロードロック室3内に搬送して扉3bを閉じる。そして、ロードロック室3内に窒素を導入し、ロードロック室3内の圧力を大気圧まで上げる。ロードロック室3内の圧力が大気圧となったところで扉3aを開放し、大気ロボット13によりレチクル2を大気圧雰囲気中に取り出す。
この実施の形態においては、ロードロック室3として本発明の収納室を使用し、本発明のレチクル収納容器を取り扱って、前述のような作用効果を奏することができるようにしている。よって、レチクル収納容器1内のゴミを少なくした状態でレチクル収納容器1とレチクル2を搬送可能である。
この例においては、レチクル2を収納したレチクル収納容器1を露光装置15に搬送しているが、レチクル2を収納したレチクル収納容器1を、真空雰囲気化にあるレチクル検査装置等の設備に搬送する場合にも同様な搬送装置を使用することができる。
本発明の実施の形態であるレチクル収納容器の第1の例を示す概要図である。 本発明の実施の形態であるレチクル収納容器を、本発明の実施の形態である収納室に収納した状態を示す概念図である。 本発明の実施の形態であるレチクル収納容器を、本発明の実施の形態であるロードロック室に収納した状態を示す概念図である。 本発明の実施の形態であるレチクル収納容器を、本発明の実施の形態であるロードロック室に収納した状態を示す概念図である。 本発明の実施の形態であるレチクル収納容器1を、本発明の実施の形態であるロードロック室に収納した状態を示す概念図である。 本発明の実施の形態の1例であるレチクル搬送装置の例を示す図である。 従来のレチクル収納容器の例を示す図である。
符号の説明
1…レチクル収納容器、1a…上蓋、1b…下蓋、1c…位置決めピン、1d…レチクル保持用突起、1e…フィルタ、1f…フィルタ、1g…開口、1h…フィルタ、1h1…フィルタ部分、1h2…フィルタ部分、2…レチクル、3…ロードロック室、3a…扉、3b…扉、4…遮断弁、5…真空ポンプ、6a…フィルタ遮蔽装置、6b…フィルタ遮蔽装置、7a…駆動装置、7b…駆動装置、8…蓋、9…支柱、10…バネ、11…摘み機構、12…駆動装置、13…大気ロボット、14…真空ロボット、15…露光装置、15a…レチクルステージ

Claims (13)

  1. レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器であって、当該容器を通過する気体を濾過するフィルタを複数有することを特徴とするレチクル収納容器。
  2. 請求項1に記載のレチクル収納容器であって、前記フィルタが、第1のメッシュを有する第1群のフィルタと、前記第1のメッシュより粗い第2のメッシュを有する第2群のフィルタからなることを特徴とするレチクル収納容器。
  3. レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器であって、当該容器を通過する気体を濾過するフィルタを有し、一つのフィルタの一部と他の部分とのメッシュ粗さが異なることを特徴とするレチクル収納容器。
  4. レチクルを収納して大気環境と真空環境の間を移動するレチクル収納容器であって、当該容器を通過する気体を濾過するフィルタと、開口を有し、前記開口には、着脱が可能な蓋を有することを特徴とするレチクル収納容器。
  5. 請求項1に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときに、前記フィルタのうち、所定のものの気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とする収容室。
  6. 請求項1に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときは、前記フィルタのうち、所定のものの気体の流通を遮断し、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタの前記所定のもの以外の気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とする収容室。
  7. 請求項2に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうち前記第2群のフィルタの気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とする収容室。
  8. 請求項2に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときは、前記フィルタのうち前記第1群のフィルタの気体の流通を遮断し、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうち、前記第2群のフィルタの気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とする収容室。
  9. 請求項3に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうちメッシュの粗い部分の気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とする収容室。
  10. 請求項3に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を真空状態から大気圧まで上げるときは、前記フィルタのうちメッシュの粗い部分の気体の流通を遮断し、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときは、前記フィルタのうちメッシュの細かい部分の気体の流通を遮断する気体流通遮断機構を有することを特徴とする収容室。
  11. 請求項4に記載のレチクル収納容器を収容し、それ自身内部と前記レチクル収納容器内部の圧力を、大気圧から真空状態まで下げたり、真空状態から大気圧まで上げたりする収容室であって、前記圧力を大気圧から真空状態まで下げるときに、前記蓋を外して前記開口を通しての気体の流通を可能にする蓋着脱機構を有することを特徴とする収容室。
  12. レチクルを、真空環境下に置かれた設備と大気環境下の間で搬送するレチクル搬送設備であって、請求項5から請求項11のうちいずれか1項に記載の収納室を有することを特徴とするレチクル搬送設備。
  13. 請求項12に記載のレチクル搬送設備と、前記レチクル搬送設備から搬送されたレチクルを設置するレチクルステージと、前記レチクルのパターンを感応基板に投影する投影光学系を備えたことを特徴とする露光装置。
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