JP2007141925A - マスク収容容器、露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク収納装置内で上蓋が下蓋にしっかりと装着されるマスク収納装置等を提供する。
【解決手段】マスク収納容器2は、マスク1を載置するベース部材2bとマスク1を覆う蓋部材2aとからなり、大気環境と真空環境とを移動するマスク収納容器2であって、ベース部材2bと蓋部材2aとの接合を付勢する付勢部材5を備える。また、付勢部材5が、ベース部材2bとマスク1の重量よりも大きな付勢力を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、マスクを収容して、大気環境と真空環境とを移動するマスク収容容器に関する。
近年、半導体集積回路の微細化に伴い、光の回折限界において制限される光学系の解像力を向上させるために、より短い波長のEUV(Extreme Ultra Violet)を使用した投影リドグラフィ装置が開発されている。この技術は70nm以下の線幅の解像力が得られる技術として期待されている。EUV光は空気によっても吸収されるため、その鏡筒内は高度の真空に保つ必要があり、また、マスク(レチクル)搬送系には特別な工夫が必要である。EUV露光装置に使用されるマスクには反射系のものが使用されるが、通常の紫外線を使った露光装置のおけるマスクと異なりペリクル膜を使用することができないため、パターン面がむき出しになる。したがって、マスク搬送や保管においてはパターン面に異物又はゴミが付着しないように保護する必要がある。
このため、クリーンフィルターポット(CFP)と呼ばれるマスク収納容器がマスク搬送に使用されている。マスク収納容器は、アルミニウムからなる上蓋と下蓋で構成され、下蓋の上にマスクを載せた状態で上蓋を下蓋に被せて、マスクをマスク収納容器内に格納する。
そして、クリーンフィルターポットは、マスクを収容して大気環境と真空環境とを行き来し、真空環境において内部に収容したマスクを取り出すことで、搬送中における異物又はゴミが付着の防止を図っている。
特許3455072号公報
しかし、従来のマスク収納装置は、単に上蓋が下蓋に自重で載っていただけであったため、隙間風・振動によって、外部からゴミが侵入するというおそれがあった。さらに、上蓋でマスクを押さえるクランプが備えていなかったため、搬送中にマスク収納容器内でマスクが移動することで、ゴミが発生するというおそれもあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、マスク収納装置内で上蓋が下蓋にしっかりと装着されるマスク収納装置を提供することを目的とする。また、マスク収納装置内でマスクがしっかりクランプされるマスク収納装置を提供することを目的とする。さらに、このマスク収納装置を用いた露光装置を提供することを目的とする。
本発明に係るマスク収容容器、露光装置では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
上記課題を解決するために、一実施例を示す図面に対応づけて説明すると、第1の発明は、マスク収納容器(2)は、マスク(1)を載置するベース部材(2b)とマスク(1)を覆う蓋部材(2a)とからなり、大気環境と真空環境とを移動するマスク収納容器(2)であって、ベース部材と蓋部材との接合を付勢する付勢部材(5、6)を備える。
この構成により、ゴミがマスクに付着することが少なくなる。また、ベース部材と蓋部材とがずれにくくなる。
また、付勢部材が、ベース部材とマスクの重量よりも大きな付勢力を有するものでは、真空環境から大気環境への移行時に発生する差圧(ベース部材と蓋部材とで囲まれた内圧とその外側の外圧との差圧)に対して、蓋部材が開きにくくなる。
また、付勢部材が、付勢力の発生と解除とを切り替える切替機構(7)を備えるものでは、無理な力をベース部材又は蓋部材のいずれか一方に与えることなく、ベース部材又は蓋部材とを分離できる。
また、ベース部材と蓋部材との接合部に封止部材(38)を備えるものでは、さらに外部からゴミが進入しにくくなる。また、付勢部材の付勢力により、封止部材がベース部材と蓋部材とに押し付けられるため外部からゴミが進入しにくい。
また、付勢部材が、封止部材よりも外縁側に配置されるものでは、この配置により、付勢部材によって発生するかもしれないゴミが、封止部材より内部に入って来ることが無く、マスクにゴミが付着するおそれがない。
また、蓋部材が、ベース部材上のマスクを係止すると共にベース部材に向けて付勢する係止部材(36)を備えるものでは、マスク収納容器内でマスクが容易に移動することがなくなる。
第2の発明は、露光装置(19)が、第1発明のマスク収納容器(2)が搬送される搬送経路(15)を備えるようにした。
この露光装置では、マスクにゴミが付着することが少なくなるので、半導体素子、液晶などの露光において、半導体素子の不良率を格段に下げることが可能となる。
なお、本説明をわかりやすく説明するために、一実施例を示す図面に対応づけて説明したが、本発明が実施例に限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
本発明のマスク収納容器は、ベース部材と蓋部材との接合を付勢する付勢部材を備えるので、ベース部材と蓋部材との間からゴミが侵入することが防止される。また、ベース部材と蓋部材とがずれにくくなるので、摩擦によるゴミの発生が防止される。これにより、ゴミがマスクに付着することが少なくなる。
したがって、このようなマスクを用いた露光装置では、半導体素子、液晶などの露光において、半導体素子の不良率を格段に下げることが可能となる。
以下、本発明のマスク収容容器、露光装置の実施形態について図を参照して説明する。
図1は、レチクル1、レチクル保持装置であるクリーンフィルターポット2、およびレチクルキャリア3の関係を示す概略である。
図2は、レチクル1がクリーンフィルターポット2内に収納され、更にレチクルキャリア3に収納された状態を示す組立図(カバー3bが透明に描かれている)である。
レチクル1(マスク)は、上蓋2aと下蓋2bとを有するクリーンフィルターポット2(CFP)内に、上蓋2aと下蓋2bとに挟まれる形で収納されて保護される。さらに、クリーンフィルターポット2は、基台3aとカバー3bとを有するレチクルキャリア3(レチクルスミフポット:RSPとも言う)内に収納される。
クリーンフィルターポット2には、その内圧を調整しゴミなどの異物が入らないようにフィルター2cが設けられている。また上蓋2aには突起部2eが図の左右に2ヵ所設けられている。これはこの部分を保持部材に引っ掛けて保持し、下蓋2bを下に下げることにより、上蓋2aと下蓋2bとを分離するためのものである。
なお、レチクルキャリア3内には複数のクリーンフィルターポットが収納されることもあるが、以下の実施形態の説明では、一つのクリーンフィルターポットが収納される例について説明する。
図3は、レチクル搬送装置と露光装置の概要を示す模式図である。
外部から搬送されたレチクル1は大気レチクルストッカ11内に収納される。または、大気レチクルストッカ11内に収納された状態で搬入される。そして、大気ロボット12により、レチクルキャリアオープナー13に搬入され、レチクルキャリア3内からレチクルキャリアオープナー13内の洗浄雰囲気中へクリーンフィルターポットが取り出される。
その後、大気ロボット14により、クリーンフィルターポットが取り出されてロードロック室15中に搬入される。なお、大気ロボット14を含むロードロック室15とレチクルキャリアオープナー13などの通路は洗浄雰囲気内となっている。
ロードロック室15には、二つの扉15a及び扉15bが取り付けられている。ロードロック室15内において真空引きが行われ、ロードロック室15およびクリーンフィルターポット2内が真空状態になる。そして、真空引きが完了した後、クリーンフィルターポット2が真空ロボット16により、ロードロック室15から取り出される。
具体的には、ロードロック室15が大気開放状態のとき、扉15bを閉めて、そして扉15aを開け、大気ロボット14によりクリーンフィルターポット2をレチクルキャリアオープナー13内から搬入する。その後、扉15aを閉めて真空引きを行い、真空引きが完了した後、扉15bを開けて、真空ロボット16により、クリーンフィルターポット2を真空領域内に取り出す。
真空領域内に搬入されたクリーンフィルターポット2は真空レチクルライブラリー17中に搬入され、そこで、一時的に保管される。実際に、露光装置19においてレチクル1を使用する際は、レチクル1を収納したクリーンフィルターポット2が真空ロボット16により真空レチクルライブラリー17から取り出され、CFPオープナー18内に搬入される。CFPオープナー18は、クリーンフィルターポット2の上蓋2aとレチクル1および下蓋2bとを分離する。
その後、レチクル1は、下蓋2b上に載った状態で、真空ロボット16により、露光装置19のレチクルステージ19aまで搬送される。そして、レチクルステージ19aが有する静電チャックによりチャッキングされて、下蓋2bと分離さて露光に使用される。分離されたが下蓋2bは、真空ロボット16によりCFPオープナー18内に戻され、真空ロボット16に保持された状態で、レチクル1を用いた露光が終了するまで待機する。
レチクル1を用いた露光が終了すると、真空ロボット16が下蓋2bをレチクルステージ19aまで搬送する。そして所定の位置で停止した状態で静電チャックのチャッキングを解除すると、レチクル1が下蓋2bの上に置かれる。その状態で、真空ロボット16が下蓋2bをCFPオープナー18に搬送し、CFPオープナー18内で先に分離された上蓋2aを下蓋2bに被せる。その後、真空ロボット16はクリーンフィルターポット2を真空レチクルライブラリー17中に戻し保管する。
クリーンフィルターポット2を真空領域から取り出すときは、真空ロボット16により真空レチクルライブラリー17内のクリーンフィルターポット2をロードロック室15中に入れ、そこでロードロック室15内を大気圧とする。大気圧にした後、クリーンフィルターポット2は、大気ロボット14によりレチクルキャリアオープナー13内に戻し、レチクルキャリア3内に収納する。そして、レチクルキャリア3が大気レチクルストッカ11内に格納される。大気レチクルストッカ11に収納されている所望のレチクルキャリア3を作業者又はロボットが外部に搬送する。
なお、図3において、レチクルキャリア3の識別符号を読み取るレチクルキャリアIDリーダ20aと、レチクル1とクリーンフィルターポット2の識別符号を読むレチクルIDリーダ20bと、レチクル1が真空引きされる際に受ける温度低下を補償するためにレチクル1の温度調整を行う温度補償ランプ21が設けられている。レチクルキャリアIDリーダ20aとレチクルIDリーダ20bとを使って、レチクル1、クリーンフィルターポット2及びレチクルキャリア3の情報を読み取って、目的とするレチクル1を露光装置19に供給したり、露光装置19から取り出したレチクル1を、所定のクリーンフィルターポット2及びレチクルキャリア3に収納したりする。
図4は、真空レチクルライブラリー17の構造の概要を示す図である。
真空レチクルライブラリー17は、立て板17aと横板17bからなるラックであり(もう一枚の立て板17aは理解を容易にするため図示していない)、各横板17bの上に、レチクル1を収納したクリーンフィルターポット2が載置されている。各横板17bの断面がL字型をしている理由は、クリーンフィルターポット2の隅部を浮かせた状態とし、真空ロボットアーム16aの先端部が、下蓋2bの下部に差し込まれて、下蓋2bをすくい上げることが容易にできるようにするためである。
図5は、CFPオープナー18の構造と、クリーンフィルターポット2の上蓋2aと下蓋2bとに分離し、レチクル1を下蓋2b上に載置した状態で取り出している状態を示す概略図である。
CFPオープナー18は、立て板18aと横板18bからなる1段のラックであり(もう一枚の立て板18aは理解を容易にするため図示していない)、横板18bの上に、上蓋2aの突起部2eが引っかかり、上蓋2aが釣り下がるようになっている。
横板18bの上方から、下蓋2bの下面を真空ロボットアーム16aの先端部で支えた状態で、クリーンフィルターポット2を降ろす。すると、上蓋2aの突起部2eが横板18bに引っかかり、さらに真空ロボットアーム16aの位置を下げると、下蓋2bとその上に載置されているレチクル1とは、そのまま下に降りることになる。上蓋2aは、突起部2eが横板18bに引っかかった状態なので、横板18b上に保持されて残る。したがって、上蓋2aと、レチクル1を載置した下蓋2bとの分離が完了する。
そして、その状態で、真空ロボットアーム16aを矢印の方へ引くことにより、レチクル1を載置した下蓋2bを取り出すことができる。
なお、CFPオープナー18には、アライメント用ステージ22が設けられている。このアライメント用ステージ22は、図に示すようにX方向、これと直交するY方向への移動、およびこれら2方向と直行するZ方向を軸とする回転(θ)が可能となっている。
図6(A)は、クリーンフィルターポット2の模式図であり、説明の都合上、図2と比して突起部2eを省略している。
クリーンフィルターポット2は、上蓋2a及び下蓋2bともに、通常アルミニウムなどの金属で形成されている。上述したように、クリーンフィルターポット2は真空状態と大気中とを行き来するので、上蓋2a及び下蓋2bに圧力差により力がかからないように、クリーンフィルターポット2の内圧を調整しなければならない。さらに、レチクル1は半導体などを作成する原版であるため微細粒子のゴミなども、真空状態と大気中とを行き来の際に、レチクル1に付着することがあってはならない。そこで、フィルター2cが、上蓋2aに5カ所設けてある。フィルター2cの数は、フィルターの目の粗さなどに応じて加減できる。
上蓋2aの四隅には、さらに磁性体30が4つ設けられている。磁性体30の形状又は数は、要求される付勢力に応じて適宜変更できる。磁性体30を例えばレーストラック形状にすれば1つであっても構わない。
図6(B)は、図6(A)のクリーンフィルターポット2のA−A断面図である。
下蓋2bには、レチクル1を水平に保持するためのマスク支持突起2fが3カ所設けられている。また下蓋2bには、一対(一部は不図示)の位置決めピン2gがレチクル1の四隅に対応するように、配置されている。位置決めピン2gはレチクル1を平面方向の位置決めを行う。上蓋2aと下蓋2bとの間には、外部からゴミなどの異物がクリーンフィルターポット2内に入ってこないようにするため、封止部材としてパッキン材38が設けられる。なお、パッキン材38は、上蓋2aと下蓋2bとのいずれの方に設けられても構わない。
マスク支持突起2fの位置に対応する位置で、レチクル1を上から押さえる係止部材として板バネ36が上蓋2aに三カ所設けられている。これにより、搬送中などにクリーンフィルターポット2でレチクル1がずれて発生するゴミを未然に防ぐことができる。
板バネ36の押圧力は、バネ材質、板バネの幅又は厚さ、及び板バネとレチクル1とが当接する際のたわみ量などを考慮して決定することができる。上蓋2aに板バネ36が設けられているので、上蓋2aを下蓋2bにかぶせるだけでレチクル1をしっかり押さえる(クランプする)ことができる。係止部材としては、板バネ36に限らず、コイルバネ、ゴムなどの弾性変形部材であれば利用可能である。
また、パッキン材38は、ゴム、シリコンゴムなどのOリングなどで構成すればよいが、これらに限られず、弾性変形するものであれば、金属性パッキンであっても構わない。また、パッキン材38は、主に外部からの異物を防ぐものであることから、パッキン材自体に粘着性を有していれば、ゴミを一度捉えたら逃がさないため、ロードロック室など、マスクの搬送経路でゴミを出すおそれもない。
図6(C)は、図6(A)のクリーンフィルターポット2のB−B断面図である。この図を使って、特に付勢部材5としての磁力固定部材(磁性体30,34、磁石32)を説明する。
磁力固定部材は、クリーンフィルターポット2の上蓋2aの四隅に鉄などの磁性体30が設けられている。磁性体30の下方には磁石32が備えられている。下蓋2bには、磁性体30に対応する位置に磁性体34が設けられている。したがって、磁力によって上蓋2aと下蓋2bとがしっかり固定される。また、その磁力によりパッキン材38を弾性変形させることができる。
パッキン材38と付勢部材5との関係は、付勢部材5が外縁側に設けた方が好ましい。サビにくく、且つ摩擦による磨耗が少ない材料でできた磁性体であっても、サビ又は磨耗によるゴミが出てしまう可能性が残る。このような場合でも、パッキン材38が付勢部材5の内側に設けられていれば、付勢部材5から出るゴミがレチクル1に付着するおそれがなくなる。
なお、図6(C)では、磁石32が上蓋2aに設けられ、下蓋2bには磁性体34しか設けられていなかったが、逆に、上蓋2aに磁性体しか設けず、下蓋2bに磁石と磁性体とを備えるようにしてもよい。
図7(A)は、クリーンフィルターポット2の一部であって、図6(C)に対応する部分の別実施例である。
図6(C)の付勢部材5は、吸着のみに注目した実施例であったが、さらに、図7(A)付勢部材6は、吸着及び離脱(分離)することができる。
上蓋2aの四隅には、支柱46が挿入され且つ支柱46が回転できるように、孔部2hが設けられている。支柱46の上部にはハンドル44が設けられ、下部には磁石48が設けられている。ハンドル44に対応して、ハンドルドライバー42を備えた上下及び回転駆動部40が設けられている。ハンドル44にかみ合うようにハンドルドライバー42が下降し、その後、ハンドルドライバー42が回転すると、ハンドル44が回転し、磁石48も同様に回転する。一方、下蓋2bには、磁石48に対応する位置に磁石50が設けられている。
図7(B)は、回転可能な磁石48と固定された磁石50から構成される切替機構7を示す図であって、図7(A)において上下方向から見た図である。
切替機構7は、吸着時には、磁石48のS極及びN極が磁石50のN極及びS極にそれぞれ引っ張りあうようになっている。一方、分離時は、磁石48が回転することで磁石50の極と引っ張り合わなくなり、磁石48を約90度以上回転させることで磁石48と磁石50とが反発し合い、上蓋2aと下蓋2bとを容易に分離できるようにしている。
上下及び回転駆動部40は、図5に示したCFPオープナー18に備えればよい。又は真空ロボット16は、水平方向、上下動及び回転することができるために、ハンドルドライバー42を真空ロボット16に備えるだけで、上下及び回転駆動部40をなすことができる。
なお、磁石48の回転により上蓋2aの吸着及び離脱が可能なような構成にしたが、クリーンフィルターポット2に電池と電磁石を設けて、ハンドルドライバーにON/OFFスイッチの役目を持たせることもできる。
EUV露光装置19の概要を図8に示す。EUV光源Sから放出されたEUV光は照明光学系D、IR1、IR2、IR3及びIR4を介して、レチクルR上に細長い円弧上の照明領域を形成する。照明されたレチクルRのパターンからの光は複数の反射鏡からなる投影光学系PR1、PR2、PR3及びPR4を介して。ウエハW上にレチクルパターン像を形成する。
なお、レチクルRは、レチクルステージ、ウエハWはウエハステージに保持され、このレチクルステージ及びウエハステージを走査させることにより、レチクルRのパターン像全体をウエハWに転写する。ここでは、レチクルステージ及びウエハステージの図示を省略している。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲においてプロセス条件や設計要求等に基づき種々変更可能である。
レチクル、クリーンフィルターポット及びレチクルキャリアの関係を示す概略図である。 レチクルがクリーンフィルターポット内に収納され、更にレチクルキャリア3に収納された状態を示す組立図である。 レチクル搬送装置と露光装置の概要を示す模式図である。 真空レチクルライブラリーの概略構造を示す図である。 CFPオープナー上で、クリーンフィルターポット内からレチクルを取り出している状態を示す概略図である。 磁力固定部材を示す模式図である。 磁力固定部材の変形例を示す模式図である。 EUV露光装置の概要構成図である。
符号の説明
1…レチクル(マスク)
2…クリーンフィルターポット(マスク収納容器)
2a…上蓋(蓋部材)
2b…下蓋(ベース部材)
5,6…付勢部材
7…切替機構
15…ロードロック室(搬送経路)
19…露光装置
36…板バネ(係止部材)
38…パッキン材(封止部材)

Claims (7)

  1. マスクを載置するベース部材と前記マスクを覆う蓋部材とからなり、大気環境と真空環境とを移動するマスク収容容器であって、
    前記ベース部材と前記蓋部材との接合を付勢する付勢部材を備えることを特徴とするマスク収容容器。
  2. 前記付勢部材は、前記ベース部材と前記マスクの重量よりも大きな付勢力を有することを特徴とする請求項1に記載のマスク収容容器。
  3. 前記付勢部材は、付勢力の発生と解除とを切り替える切替機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマスク収容容器。
  4. 前記ベース部材と前記蓋部材との接合部に、封止部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のマスク収容容器。
  5. 前記付勢部材は、前記封止部材よりも外縁側に配置されることを特徴とする請求項4に記載のマスク収容容器。
  6. 前記蓋部材は、前記ベース部材上のマスクを係止すると共に前記ベース部材に向けて付勢する係止部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のマスク収容容器。
  7. 請求項1から請求項6に記載のマスク収容容器が搬送される搬送経路を備えることを特徴とする露光装置。

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