JP2006244731A - ターミナルおよびこのターミナルを用いたコネクタ - Google Patents

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    • H01R4/02Soldered or welded connections
    • H01R4/023Soldered or welded connections between cables or wires and terminals
    • H01R4/024Soldered or welded connections between cables or wires and terminals comprising preapplied solder

Abstract

【課題】ターミナルが多数並列される方向におけるコネクタの寸法を小さくすること。
【解決手段】 導体302を絶縁体304で被覆してなるケーブル300が取り付けられるコネクタ1に適用され、ケーブル300の導体302と半田によって接続されるターミナル17であって、このターミナル17は、その一部に前記ケーブル300の導体302を半田付けする半田領域174を有し、この半田領域174にフィレット収容用の窪み174aを有する。
【選択図】図13

Description

本発明はターミナルおよびこのターミナルを用いたコネクタに関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、多量の情報を伝達するために高い周波数の信号を伝達するケーブルとして、同軸ケーブルが周知である。
図37および図38に示すように、同軸ケーブル300は、中心に位置する内部導体302を内部絶縁体304で被覆してなる信号線306と、信号線306を被覆する多数の電線を横巻き状又は網状にしてなる外部導体308と、この外部導体308を被覆する外部絶縁体310とからなる。
同軸ケーブル300をコネクタに接続する場合、半田付け方式、圧接方式その他の接続方式が採用されるが、半田付け方式により接続する場合、図39に示すように外部絶縁体310及び内部絶縁体304を剥ぎ、外部導体308及び内部導体302を露出後、外部導体308を紐状に撚って、内部導体302及び外部導体308をそれぞれコネクタのターミナル312へ半田付けしなければならない。なお溶融した半田(溶融半田)Hが固まってできた部位をフィレットFhという。
また、近年、コネクタの多極化が進み、コネクタに多数のターミナルを並列させ、これらのターミナルに多数の同軸ケーブルからなるフラット状のケーブルが接続されるコネクタが知られている。
ところで多数の同軸ケーブルをターミナルに半田付けする場合、半田強度を確保するために、フィレットはある程度の大きさを必要とする。フィレットは、既述のように、溶融した半田が固まってできたものであるから、半田付けをすると溶融半田はターミナル表面を幾分流れる。したがってターミナルのうちフィレット形成箇所は、溶融半田がターミナル表面を流れることを考慮してある程度余裕を持って寸法が決められる。また、溶融半田が隣接するターミナルに向けて流れても隣接するターミナルにまで及ばないように、隣り合うターミナル間には適度の隙間を確保しなければならない。
しかし、ターミナルの間に適度の隙間を確保しても、ターミナル自体が小さければ、当該ターミナル間の隙間も当然小さくなるため、その場合、溶融半田が隣接するターミナルにまで流れてしまうことが考えられる。また、ターミナルのうちコネクタと対の関係にある相手方コネクタのターミナルに接続する部分にまで溶融半田が流れてしまうと、溶融半田を介する分だけ接触抵抗が上昇し、相手方コネクタを破損させてしまい、コネクタと相手方コネクタとの接触信頼性欠如の要因ともなりかねない。
そこで、コネクタのターミナルにおいて半田付けがされる箇所と、コネクタと相手方コネクタとを接続した場合に両コネクタの各ターミナルが接続される箇所との間の隙間をオーバーモールドによって埋めてしまう方法が考えられるが、0.3mm以下の狭ピッチでは、オーバーモールドによる製造は極めて困難である。
一方、軽薄短小化の社会的ニーズは年々高まっており、コネクタの外形寸法を大きくできない。このため、コネクタを構成する構成部品を改良して上記問題に対処せざるを得ない。
なお、コネクタと同軸ケーブルその他電線との半田による接続技術としては、例えば特
許文献1〜3を例示できる。
特開平11−260439 特開2002−324592 特開平6−45035
本発明はこのような実情に鑑みて為されたものであり、その解決しようとする課題は、狭ピッチで配列された多数のターミナルにケーブルが半田により接続されるコネクタにおいて、ターミナル上にて半田がされる領域である半田領域から溶融半田が流れ出てしまうことを抑制しながら、ターミナルと同軸ケーブルとを半田付けする際に形成されるフィレットの強度を確保し、もって狭ピッチのコネクタにおいてターミナルとケーブルとの半田付けが適正にされるようにするとともに、溶融半田が、譬えターミナルのうち相手方ターミナルとの接触箇所にまで流れてしまうほどにその量が多くてもこれを効果的に抑制することができる技術を提供することにある。
そこで、本発明では、次の手段を採用した。
すなわち、本発明のターミナルは、導体を絶縁体で被覆してなるケーブルが取り付けられるコネクタに適用され、前記ケーブルの導体と半田によって接続されるターミナルであって、このターミナルは、その一部に前記ケーブルの導体を半田付けする半田領域を有し、この半田領域にフィレット収容用の窪みを有することを特徴とする。
本発明のターミナルは窪みがあるので、溶融半田は広がらず窪み内に収容されてそこでフィレットが形成される。よって、半田領域に窪みが無い従来のターミナルの場合と比べ、フィレットはターミナル表面を広がり難くなる。窪み内にフィレットが形成されるようになることで、ターミナルとケーブルの導体との間に形成されるフィレットの体積が増加する。
また、ターミナルの半田領域をその幅方向においてターミナルの他の部位に比べて幅広に形成することで、前記他の部位との境界部分に段差を有する段差部を形成しておけば段差部の周囲に溶融した半田が回り込むため、段差部が形成されていない場合に比べ、溶融半田が他の部位に不必要に拡がるのを抑制する。
この結果、フィレットを介してターミナルに結合される導体のターミナルに対する結合力は、フィレットの幅寸法を小さくしてもその強度を保持できるので、ターミナルとケーブルとの結合力をこれまで通り維持しながら、ターミナル同士の間の間隔を小さくできる。よって、多数のターミナルが並列されるコネクタにおいて、ターミナルが並列される方向における寸法を小さくできる。
また、溶融半田の量が多くてもターミナルのうち相手方ターミナルとの接触箇所にまで流れてしまうことを効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)を添付した図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るコネクタ1の斜視図であって、相手方コネクタ2に組み付ける前の状態を相手方コネクタ2と共に示す斜視図である。また、図2は相手方コネクタ2と組み合わせた状態を示す斜視図である、なお、図2において図示を省略してあるが、同軸ケーブル300の他方の端部にもコネクタ1は取り付けられ、相手方コネクタ2と組み付けられるようになっている。図3は、想像線で示した折り畳み形式の携帯電話3に両コネクタ1,2を適用した場合を例示している。
同軸ケーブル300の一端に設けられたコネクタ1は、携帯電話3の液晶画面側3aの基板(図示せず)に設けられた相手方コネクタ2と接続され、図示を省略した同軸ケーブル300の他端に設けられた別のコネクタ1は、携帯電話3の操作ボタン側3bの基板に設けられた別の相手方コネクタ2と接続されている。よって携帯電話3の液晶画面側3aと操作ボタン側3bとの間では、コネクタ1および相手コネクタ2を両端に有する同軸ケーブル300を経由して、操作ボタン3bの側から液晶画面3aの側に向けて信号が伝達される。
コネクタ1は、図1,図4〜図7等からわかるように、コネクタ1の基台となるハウジング7と、このハウジング7に含まれるターミナルその他の部品を被覆するためにハウジング7に装着されるシェル9とを有している。
そして、シェル9およびハウジング7の間では、既述の同軸ケーブル300がフラット状に多数並列され、それらの先端部300a(図5,図6参照)がサンドイッチ状にされて取り付けられる(図4〜図6参照)。
ハウジング7は、合成樹脂その他の絶縁性樹脂でできており、例えば図4からわかるように、平面形状で長四角形状とされ、同軸ケーブル300の延びる方向に対して直交方向に配置される。またハウジング7は、同軸ケーブル300の先端部(以下、ケーブル先端部)300aが保持されるケーブル保持部11と、相手方コネクタ2との接合部であり、同軸ケーブル300と同じ数のターミナル17が差し込まれるターミナル差込部13と、ケーブル保持部11とターミナル差込部13との中間に位置する中間部15とを有する(図4〜図6参照)。
これら3つの部位により、コネクタ1を相手方コネクタ2に取り付ける場合において、ハウジング7は、これを横断面で見ると中央部において下方に開口する窪みを有するごとき矩形状をしている(図5参照)。
なお、この明細書において上下とは、各図に正対した場合における上方側及び下方側を指すものとし、前後とは、同軸ケーブル300をコネクタ1に取り付けた場合における同軸ケーブル300の延びる方向においてターミナル差込部13のある側が前であり、ケーブル保持部11のある側が後である。そして左右とは、同軸ケーブル300の延びる方向に正対した場合における右側および左側である。なお左右方向のことを幅方向という。
ケーブル保持部11は、複数の同軸ケーブル300の外部導体308を横断状に交差する状態で保持するとともに(図4〜図10等参照)、導電性金属からなる一対のケーブル保持具16A,16Bが複数対と、ケーブル保持具16A,16Bと同様、導電性金属でできており、複数対のケーブル保持具16A,16Bと電気的に接触する1つのグランドバー19とを有する。
ケーブル保持具16Aおよび16Bは、ケーブル保持部11における取り付け位置が異なるだけで全くの同一形状である。よって、一方のケーブル保持具16Aのみ説明する。
図11や図12に示すように、ケーブル保持具16Aは、左右方向に延びる基板部16aと、この基板部16aから下方に向けて平行に延びる一端固定他端自由な片持ち梁状の多数の脚16bとを有し、これら脚が二脚一組で下方に開口しかつ同軸ケーブル300と同数かつ逆U字状をした溝16cが多数形成されてなるものである。溝16cを形成する脚16b同士の各間口W1は(図12,図33参照)、ハウジング7に設けられケーブル保持具16A,16Bを装着するためのケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bの各間口W2(図33参照)と、ほぼ同じ大きさにされている。
一対のケーブル保持具16Aと16Bとには、並列されている複数の同軸ケーブル300を端(図4の左側)から数えた場合において奇数番目の同軸ケーブル300Aを保持するものがケーブル保持具16Aであり、偶数番目の同軸ケーブル300Bを保持するものがケーブル保持具16Bであるという違いがある(図4,図8〜図10参照)。
また、ケーブル保持具16Aおよび16Bは、それぞれケーブル保持部11に設けられた多数のケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bと対応関係にあり(図4,図8,図9参照)、ケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bには、ケーブル保持具16Aおよび16Bの各隣接する一対の脚16b,16b同士が一組となってケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bに挿入される。
これら一対一組の脚16b,16bは、複数のケーブル保持具装着穴111A又は111Bに同時に挿入される。なお、一対一組の脚16b,16bのことを双脚形状部という。
ケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bの総数は、同軸ケーブル300と同数である。そしてケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bは、これらを前後方向から垂直断面で見ると、截頭二等辺三角形を倒立させたごとき形状でかつ開口が上方で大きく下方で小さい先細りの形状をした穴部である(図8,図9,図33,図34参照)。ケーブル保持具装着穴111A同士および111B同士の間は、仕切壁113とされている(図4参照)。
ケーブル保持具16Aおよび16Bは、同軸ケーブル300の外部導体308と当接した状態で同軸ケーブル300を前記双脚形状部および基板部16aにより騎馬状に挟持して保持すべく、ケーブル保持具装着穴111A,111Bに嵌合される(図5,図6参照)。
ケーブル保持具16A,16Bは、前後方向において平行かつ左右方向に偏倚されて配置される(図4,図8,図9参照)。これを実現するために、ケーブル保持具16A,16Bが挿入されるケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bは、それぞれ前後方向において平行でかつ左右方向に偏倚された状態で等間隔に多数、ハウジング7の後縁に沿って直線状に形成されている(図4,図8,図9,図24,図25参照)。
ケーブル保持具16A,16Bをケーブル保持具装着穴111A,111Bに挿入することで、同軸ケーブル300の外部導体308がグランドバー19とケーブル保持具16A,16Bとによって上下で挟み込まれるとともに電気的に接触する(図5,図6,図8,図10,図33,図34参照)。
グランドバー19は、ケーブル保持部11の後方からケーブル保持部11を上下および後方の三方から挟み込むようにして組み付けられるようになっており(図4参照)、このためグランドバー19は、横断面で見て溝形鋼を横倒しにした時の横断面のごとき形状となるように、前方および左右に開口した中空四角柱状とされている。またグランドバー19の上面には、ケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bとそれぞれ対向関係にある貫通孔191Aおよび191Bが、ケーブル保持具装着穴111Aおよび111Bと同数形成されている(図4,図6,図26等参照)。
よって貫通孔191Aおよび191Bは、それぞれ前後方向において平行でかつ左右方向に偏倚された状態で等間隔に多数、直線状に形成されている。
よって、ケーブル保持部11の後方からグランドバー19を組み付けると、ケーブル保
持具装着穴111Aは貫通孔191Aに対して、およびケーブル保持具装着穴111Bは貫通孔191Bに対して、上下方向において同一軸線上に位置するようになる(図8,図9参照)。
ハウジング7のターミナル差込部13は、ターミナル17が上方から圧入される差込孔131が形成されている(図4〜図6参照)。差込孔131は、前後方向に延びる長孔であり、その内部には(図5,図6参照)、ターミナル17が外嵌されることでこれを保持するターミナル保持部133が形成されている。
ターミナル17は、同軸ケーブル300の内部導体302と半田によって接続される端子であり、薄肉の金属板を加工して形成したものである。また図4〜図6,図13,図14,図18〜図20,図35に示すように、ターミナル17は、これをターミナル差込部13に差し込んだときの状態において、前後方向に間隔を開けて設けられた前立脚171f,後立脚171rと、これらの脚の上に設けられ、両脚171f,171rをそれらの一端で連結する連結部172を有しており、恰も鳥居のごとき形状をした双脚形状をしている。
後立脚171rの内側には、差込孔131に差し込まれたターミナル17が外れないようにするための係止片173が形成されている(図13,図14参照)。ターミナル17は、各立脚171f,171rの自由端側をターミナル17の先端としてターミナル差込部13の差込孔131に収納される。
ターミナル17を差込孔131に差し込むと、係止片173がターミナル保持部133に食い込むため(図5,図6参照)、ターミナル17は外れなくなる。
図13〜図23に示すように、連結部172は、同軸ケーブル300の内部導体302と半田される領域である半田領域174を有し、この半田領域174にはフィレット収容のために連結部172の長手方向に沿って長く形成された窪み174aがある。窪み174aはその横断面で底面が弧状である(図13,図21参照)。窪み174aは打刻によって形成される。
半田領域174の形成箇所は、連結部172の一面であって、ターミナル17の差し込み方向と反対方向に位置する面である(図13における上面)。
また、半田領域174は、ターミナル17の連結部172において、半田領域174が形成されていない他の平面域176に比べて左右方向において幅広であり(図13〜図18参照)、当該半田領域174をこのように幅広に形成することで、他の平面域176との境界部分に段差178が形成されている(図13〜図19参照)。
当該段差178があることにより、連結部172の両側面には、半田領域174に連続しかつ両側面における他の側面域175よりも突出した平坦な島状領域である段差部179が形成される(図13〜図20参照)。段差部179は、非段差部を殴打することで形成する。
ハウジング7の中間部15は、図4〜図6に示すように、同軸ケーブル300の内部絶縁体304が設置される内部絶縁体設置部151を有する。内部絶縁体設置部151は、左右方向において、同軸ケーブル300の数と同数連続して形成されている。また、内部絶縁体設置部151は、そこに内部絶縁体304を設置したときにその座りが良いように、Sの字を横倒しにしたごとき断面形状であり、当該断面のうち内部絶縁体304が設置される部分の曲率は、内部絶縁体304の曲率と同じにされている(図4,図24〜図27参照)。
コネクタ1のシェル9は導電性を有する金属でできている。またシェル9は、ハウジング7をカバーするものであるから、ハウジングと同様、平面形状で長四角形状とされている(図4参照)。そして、シェル9の前縁は、下方から後方へ折り返し状に曲げられた折返し部91とされ(図5参照)、シェル9の両側縁はそれらの後部が下方に垂下され、ハウジング7をそのケーブル保持部11において両側から抱きかかえるように、先端が内側に折り曲げられた両脇腕93f,93rとされている(図1,図4等参照)。この時、両脇腕93f,93rがグランドバー19の底部に当接した状態となり、電気的に接触する(図5,図8〜図10等参照)。また両側縁のうち前縁寄りには、コネクタ1を相手方コネクタ2と組み付けるための係止片95f,95rが形成されている(図1,図2参照)。
係止片95f,95rは、下方に垂下された舌片をその中央部で上方へ折り返すことで垂直断面でほぼU字形にされた形状体であり、その開口を閉じるように外力が加わると、弾撥力を生じるようになっている。そして、その先端は側方へわずかに折り曲げられている。
シェル9の天井面におけるほぼ後半面には、その後縁に沿って左右方向に延びる浅めで長四角形状をした平面凹部97が形成されている。平面凹部97には、ケーブル保持具16A,16Bが挿通される貫通孔97A,97Bが、図4に示すように、ケーブル保持具16A,16Bと同数(図では10孔)形成されている。貫通孔97A,97Bも貫通孔191A,191Bおよびケーブル保持具装着穴111A,111Bと同様、前後方向において平行かつ左右方向に偏倚されて形成されているが(図4,図8,図9参照)、貫通孔97A,97Bの方が大きい。
そしてシェル9をハウジング7に装着したときに、シェル9の貫通孔97A,97Bが、グランドバー19の貫通孔191A,191Bおよびハウジング7のケーブル保持具装着穴111A,111Bと対向するようにされている(図5及び図6参照)。
なお、ケーブル保持具16Aおよび16Bを既述のように、ケーブル保持具装着穴111A,111Bに嵌合したときに(図5,図6参照)、これらケーブル保持具16Aおよび16Bの基板部16aが、前記貫通孔97A/97B内に臨むように(図5,図6,図8および図9参照)、ケーブル保持具16Aおよび16Bの脚16bの長さおよびハウジング7のケーブル保持具装着穴111A,111Bの深さ寸法その他の寸法が設定されている。また、基板部16aは、 幅方向において、貫通孔97A,97Bよりもわずかに大きくされ、よってケーブル保持具16Aおよび16Bをハウジング7に完全に嵌合すると、基板部16aは、貫通孔97A/97Bに対してしまり嵌め状態になるため、抜けが防止されると共に、シェル9とケーブル保持具16A,16Bとの電気的な接触が確実になる。
次にこのようなコネクタ1の組み付け手順(1)〜(6)を図24〜図32およびこれらに関連する図を参照しながら説明する。なお、同軸ケーブル300は前もって外皮が剥離され、内部絶縁体304から内部導体302が露出された信号線306と、その直後に位置し外部絶縁体310が残されている残皮部分310’と、残皮部分310’の直後に位置し外部絶縁体310のみが剥離され外部導体308が露出された部位とを有する先端部300a(図5及び図6参照)が形成されているものとする。
(1)ハウジング7の差込孔131にターミナル17を差し込んで、ターミナル17をハウジング7取り付ける(図24,図25参照)。
(2)グランドバー19をケーブル保持部11に取り付ける(図25,図26参照)。
(3)ターミナル17と同軸ケーブル300の内部導体302とを半田付けする(図18〜図23,図27参照)。図18〜図23において符号Hが示すものは半田(線状半田)である。また符号Hiが示唆するものは半田融着装置(パルスヒート又は半田鏝)である。
半田付けの手順は、図18および図21に示すように、窪み174a上において、半田Hをターミナル17の長手方向に対して直交させ、その上に同軸ケーブル300の内部導体302をターミナル17と平行になるように載せる(手順1)。
次に図19および図22に示すように、半田融着装置(パルスヒート又は半田鏝)Hiを内部導体302の上に載せて加熱し、半田を溶融させる(手順2)。
溶融した半田Hは図20および図23に示すように、窪み174aに入り込み、そこでフィレットFh(グラデーション部分)を形成し、半田付け作業が終了する(手順3)。
(4)同軸ケーブル300がターミナル17に半田付けされた状態のハウジング7をシェル9で被覆する(図27,図28参照)。
(5)ケーブル保持具16Aを貫通孔97A,貫通孔191A,ケーブル保持具装着穴111Aに挿通する(図29,図30,図33,図34,図8,図5,図7参照)。
(6)ケーブル保持具16Bを貫通孔97B,貫通孔191B,ケーブル保持具装着穴111Bに挿通する(図31,図32,図9,図7参照)。
次に図1,図2,図5および図6を参照しながら、相手方コネクタ2について説明する。
相手方コネクタ2は、合成樹脂その他の絶縁性樹脂からなる相手方ハウジング21と、この相手方ハウジング21に装着され、コネクタ1と相手方コネクタ2とが嵌合されると(図5参照)、当該コネクタ1のターミナル17と接触する相手方ターミナル27と、相手方ハウジング21を被覆する相手方シェル29とを有する。
相手方ハウジング21は、ハウジング7と同様、平面形状で長四角形状とされている。また、相手方ハウジング21は、相手方ターミナル27が差し込まれる部位であって、相手方ターミナル27の数と同数が長手方向(左右方向)に並列して設けられる相手方ターミナル差込部23を有する(図1,図5参照)。また、相手方ハウジング21の後縁部両側には、相手方シェル29を取り付けるための係止突起211が形成されている(図1参照)。
相手方ターミナル27は、薄肉の金属板を加工して形成したものであり、図5および図6からわかるように、Eの字を横倒しにしたごとき形体の主部271とLの字を横倒しにしたごとき形体の延在部273とを有し、これらを前後方向に直列して連結したごとき形状をしている。そして、相手方ターミナル27は、これをその主部271を相手方ハウジング21の相手方ターミナル差込部23に圧入固定することで相手方ハウジング21に取り付けられるように、主部271には圧入片271aが設けられており、これに対するように相手方ターミナル差込部23には、圧入孔23aが設けられている(図5及び図6参照)。
延在部273は、コネクタ1と相手方コネクタ2とを結合したときに延在部273の空間S内にターミナル17が内嵌される部分である(図5,図6参照)。そして、その先端
はターミナル17側に屈曲した突起状の先端部273aとされ、先端部273aがコネクタ1のターミナル17の後立脚171rと接触することで、コネクタ1と相手方コネクタ2との間での電気的な接触が行われるようになっている。
相手方シェル29は、当該シェル29がコネクタ1のシェル9と結合することで、コネクタ1と相手方コネクタ2とを組み付けるためのものである。相手方シェル29は、相手方ハウジング21の前縁部および両側部を覆うようになっており、相手方コネクタ2の前縁部には相手方コネクタ2に嵌合するコネクタ1の誘い込み、及び逆押し防止のための規制板291が立ち上げ状に設けられ、規制板291の両側には、相手方ハウジング21の両側部を覆う覆部293f,293rが設けられている(図1,図2参照)。
覆部293f,293rには、シェル9の係止片95f,95rと係合する係合孔295f,295rが設けられている(図1,図2参照)。係合孔295f,295rは、シェル29の係止片95f,95rに外力が加えられず、したがってその開口が閉じられていない状態にある時の係止片95f,95rの厚み寸法よりも幅方向(左右方向)において幾分大きな寸法とされている。さらに係合孔295f,295r間の距離は、係止片95f,95r間の距離より、わずかに小さく設定されている。
また、覆部293f,293rの各後面には、相手方ハウジング21の係止突起211と係合する係合孔297が形成されている。このようなコネクタ1と相手方コネクタ2との組み付けを行うには、相手方コネクタ2の上方からコネクタ1を取り付ける(図1,図2,図5および図6参照)。
この時、コネクタ1の係止片95f,95rが、相手方コネクタ2の係合孔295f,295rに入るようにコネクタ1および相手方コネクタ2の向きを揃える。係合孔295f,295rは、シェル9の係止片95f,95rに外力が加わっていない時の厚み寸法よりもその幅方向(左右方向)において大きいため、係止片95f,95rは、これが係合孔295f,295rに容易に押し込まれるが、係合孔295f,295r間の距離は、係止片95f,95r間の距離より、わずかに小さく設定されているため、コネクタ1と相手方コネクタ2とを組み付けると、コネクタ1の係止片95f,95rには、それらの開口が閉じられるように相手方コネクタ2から外力が加わる。このため、係止片95f,95rには弾撥力が生じ、この弾撥力によって係合孔295f,295rから係止片95f,95rは抜けなくなる。したがって、コネクタ1と相手方コネクタ2との結合が強固な状態で、コネクタ1と相手方コネクタ2とが組み合わされる。
次に上記した構成のコネクタ1の作用効果について述べる。
コネクタ1のターミナル17には窪み174aが形成されているので、溶融した半田Hは窪み174aに収容される。このため、溶融した半田Hの大半は、窪み174aの周囲に広がらずにそこでフィレットFhを形成する(図18〜図23)。よって、半田領域174に窪み174aが無い従来のターミナルの場合(図35(b)参照)と比べ、半田Hはターミナル17の表面を広がり難くなる(図35(a)参照)。窪み174aにフィレットFhが形成されることで、ターミナル17とフィレットFhとの結合は立体的になり、体積が増大し、恰もターミナル17に根が生えたようになる(図23参照)。
また窪み174aは、その横断面形状で底面が弧状であるから、同じく底面が矩形状の場合と比べ、底面の溶融半田との接触面積が大きくなる(図23参照)。よって、ターミナル17と内部導体302との結合力を一層高めることができる。
さらに、コネクタ1は島状領域である段差部179が形成されているので、譬え溶融した半田Hの量が多めであっても、図35(a)に示すように段差部179の周囲に溶融し
た半田Hが回り込むため、図35(b)のように段差部179が形成されていない場合に比べ、溶融した半田Hが他の側面域175に不必要に拡がるのを抑制する。その結果、前立脚171f及び後立脚171rの、相手方ターミナル27の先端部273aと接触する部分に、半田が流れ込むことを防止している。
この結果、フィレットFhを介してターミナル17に結合される同軸ケーブル300の内部導体302のターミナル17に対する結合力は、フィレットFhの幅寸法を小さくしてもその強度を保持できるので、ターミナル17と内部導体302との結合力をこれまで通り維持しながら、ターミナル17の幅寸法を小さくできる。よって、コネクタ1のターミナル17が並列される方向における寸法を小さくできる。
また、コネクタ1は、ケーブル保持具16A,16Bを装着する装着穴111A,111Bがハウジング7に設けられ、シェル9には、この装着穴111A,111Bと対向する貫通孔97A,97Bが設けられ、この貫通孔97A,97B経由で前記装着穴111A,111Bにケーブル保持具16A,16Bを装着すると、ケーブル保持具16A,16Bは、同軸ケーブル300を騎馬状に挟持した状態でハウジング7に収納されるので、同軸ケーブル300をハウジング7に保持するのに半田が不要になる。
そして、ケーブル保持具16A,16Bは、これが前記貫通孔97A,97B経由でケーブル保持具装着穴111A,111Bに装着されたときに、基板部16aが前記貫通孔97A,97B内に位置するようになっているが(図5,図6,図8および図9参照)、この状態を、ハウジング7のケーブル保持具装着穴111A,111Bにケーブル保持具16A,16Bを装着してからハウジング7を貫通孔97A,97Bの無いシェルで被覆する場合と比較すると、両者ともケーブル保持具16A,16Bの脚16bの長さが同じで、ケーブル保持具装着穴111A,111Bへの当該脚16bの挿通量が同じであれば、本コネクタ1に係るケーブル保持具16A,16Bは、その基板部16aがシェル9の貫通孔97A,97B内に臨むので、その分だけコネクタ1の高さ寸法Hを小さくできることがわかる。
図36は、実際の比較例である。図36(a)は本施形態に係るシェル9であり、同(b)は貫通孔のないシェル9Aが適用されたコネクタ1Aである。高さ寸法が寸法Cだけ、すなわちケーブル保持具16A,16Bの基板部16aがシェル9の貫通孔97A,97B内に臨んだ分だけ小さくなったことがわかる。なお、図36(a),(b)で同一部材には同一符号を付してある。
さらに、コネクタ1にあっては、ケーブル保持具16A,16Bを用いて同軸ケーブル300をハウジング7に保持し、ハウジング7に同軸ケーブル300を保持するのに半田は使用しないため、半田上がりによる電線硬化を防止できる。
さらにまた、多数の同軸ケーブル300を並列することでフラット状したケーブルを一端(図4中、左側)から数えて偶数番目の同軸ケーブル300Aおよび奇数番目の同軸ケーブル300Bをそれぞれ保持するケーブル保持具を偶数ケーブル保持具16Aおよび奇数ケーブル保持具16Bに分けているとともに、当該ケーブル保持具16A,16Bを前後方向において平行かつ左右方向に偏倚させて配置できるようになっているので、偶数ケーブル保持具16Aは偶数番目の同軸ケーブル300Aのみを確実に保持し、奇数ケーブル保持具16Bは奇数番目の同軸ケーブル300Bを確実に保持する。したがって、保持が不十分な同軸ケーブル300が存在しないようにできる。
そして、当該ケーブル保持具16A,16Bの各脚16bは、これらが、ハウジング7のケーブル保持具装着穴111A,111Bに挿入されると、ケーブル保持具装着穴11
1Aおよび111Bの各間口W2は、脚16b同士の各間口W1とほぼ同じ大きさにされており、ケーブル保持具装着穴111A,111Bは、垂直断面でみると截頭二等辺三角形を倒立させたごとき上方で大きく下方で小さな先細りの穴部であるから、ケーブル保持具16A,16Bをそれぞれケーブル保持具装着穴111A,111Bに深く挿入するほどケーブル保持具16A,16Bの各双脚形状部の間の間隔は狭まるため、それに応じて双脚形状部に挟持された同軸ケーブル300を保持する力も大きくなる。
よって同軸ケーブル300の接続の信頼性が高まる。このため、ケーブル保持具16A,16Bをケーブル保持具装着穴111A,111Bに挿入するだけで同軸ケーブル300の一本一本を確実に挟み込むことができる。しかも、同軸ケーブル300は、ケーブル保持具16A,16Bの基板部16aおよびグランドバー19で、同軸ケーブル300の上下を挟み込み、同軸ケーブル300の左右は双脚形状部を構成する一対の脚16b,16bで挟持する機械的接続を行う。また、既述のように、ケーブル保持具16A,16Bをケーブル保持具装着穴111A,111Bに挿入することで、同軸ケーブル300の外部導体308が、シェル9とその両脇腕93f,93rを介して接触しているグランドバー19と、ケーブル保持具16A,16Bとによって、それぞれ下および上で挟み込まれて電気的に接触する(図5,図6,図8,図33,図34参照)。よって、ケーブル保持具16A,16Bは、同軸ケーブル300の電気的接続および機械的接続の両方を同時に行える。このため作業性が向上する。
加えてこの実施形態に係る同軸ケーブル用コネクタでは、信号線306を被覆する多数の電線を横巻き状又は網状にしてなる外部導体を含む同軸ケーブル(網組同軸ケーブル)を対象にした場合を例示したが、ターミナル17に半田付けをすることのみに使用するのであれば、外部導体が銅パイプ製のいわゆるセミリジッド構造の同軸ケーブルや、同軸ケーブル以外の所謂ディスクリート線であってもよい。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係るコネクタを相手方コネクタに組み付ける前の状態を相手方コネクタと共に示す斜視図である。 相手方コネクタと本発明に係るコネクタとを組み付けた状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 本発明に係るコネクタの適用例であって、折り畳み形式の携帯電話に用いた場合を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタの分解斜視図である。 図1の横断面図である。 図2の横断面図である。 本発明に係るコネクタの一部切き欠側面図と一部切欠き平面図をまとめて示し、(a)が一部切欠き平面図であり、(b)が一部切欠き側面図である。 図7のA−A線拡大断面図である。 図7のB−B線拡大断面図である。 図7のC−C線拡大断面図である。 ケーブル保持具の斜視図である。 ケーブル保持具の正面図および側面図をまとめて示し、(a)が正面図であり、(b)が側面図である。 ターミナルを一方向から見た斜視図である。 ターミナルを別方向から見た斜視図である。 ハウジングのうちターミナルを含む部分の要部拡大平面図である。 図15の要部横断面図である。 図14においてターミナルに同軸ケーブルの内部導体をおいた場合の要部拡大平面図である。 ターミナルと同軸ケーブルの内部導体とを半田付けする手順のうち第1手順を示す斜視図である。 ターミナルと同軸ケーブルの内部導体とを半田付けする手順のうち第2手順を示す斜視図である。 ターミナルと同軸ケーブルの内部導体とを半田付けする手順のうち第3手順を示す斜視図である。 図18の要部断面図と要部側断面図とを共に示し、(a)が要部断面図であり、(b)が要部側断面図である。 図19の要部断面図と要部側断面図とを共に示し、(a)が要部断面図であり、(b)が要部側断面図である。 図20の要部断面図と要部側断面図とを共に示し、(a)が要部断面図であり、(b)が要部側断面図である。 ハウジングの斜視図およびその要部拡大図である。 図24のハウジングにターミナルを取り付けた状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 図24のハウジングにグランドバーを取り付けた状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 図26のハウジングに同軸ケーブルを取り付けた状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 図27のハウジングにシェルを取り付けた状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 図28のハウジングに図中左から数えて奇数番目の同軸ケーブルを保持するケーブル保持具を組み込む直前の状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 図29のケーブル保持具をハウジングに組み込んだ直後の状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 図30のハウジングに図中左から数えて偶数番目の同軸ケーブルを保持するケーブル保持具を組み込む直前の状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。。 図31のケーブル保持具をハウジングに組み込んだ直後の状態を示す斜視図およびその要部拡大図である。 ハウジングに図中左から数えて奇数番目の同軸ケーブルを保持するケーブル保持具を組み込む直前の状態を示す垂直拡大断面図である。 図33に連続する図であって、ケーブル保持具をハウジングに組み込んだ直後の状態を示す図である。 本発明に係るターミナルと、窪みおよび段差部が形成されていない従来のターミナルとを比較して示す図であり、(a)は本発明に係るターミナルであり、(b)は従来のターミナルである。 本発明に係るコネクタのシェルに貫通孔を形成した場合としなかった場合の効果を比較して説明するための図であり、(a)は本発明に係るシェルであり、(b)は貫通孔のないシェルである。 同軸ケーブルを示す斜視図である。 同軸ケーブルの拡大横断面図である。 同軸ケーブルがターミナルに半田付けされている状態を説明する図である。
符号の説明
1 コネクタ
1A コネクタ
2 相手方コネクタ
3 携帯電話
3a 液晶画面
3b 操作ボタン
7 ハウジング
9 シェル
9A シェル
11 ケーブル保持部
13 ターミナル差込部
15 中間部
16A 奇数番号のケーブルを保持するケーブル保持具
16B 偶数番号のケーブルを保持するケーブル保持具
16a 基板部
16b 立脚
16c 溝
17 ターミナル
19 グランドバー
21 相手方ハウジング
23 相手方ターミナル差込部
23a 圧入孔
27 相手方ターミナル
29 相手方シェル
91 折返し部
93f,93r 脇腕
95f,95r 係止片
97 平面凹部
97A 貫通孔
97B 貫通孔
111A,111B ケーブル保持具装着穴
113 仕切壁
131 差込孔
133 ターミナル保持部
151 内部絶縁体設置部
171f 前立脚
171r 後立脚
172 連結部
173 係止片
174 半田領域
174a 窪み
175 連結部の両側面における他の側面域
176 半田領域が形成されていない他の平面域
178 段差
179 段差部
191A 貫通孔
191B 貫通孔
211 係止突起
271 主部
273 延在部
273a 先端部
291 規制板
293f,293r 覆部
295f,295r 係合孔
297 係合孔
300 同軸ケーブル
300A 奇数番目の同軸ケーブル
300B 偶数番目の同軸ケーブル
300a 先端部
302 内部導体
304 内部絶縁体
306 信号線
308 外部導体
310 外部絶縁体
310’ 外部絶縁体の残皮部分
312 ターミナル
C 寸法
Fh フィレット
H 半田
Hi 半田融着装置
W1 各間口
W2 各間口

Claims (6)

  1. 導体(302)を絶縁体(304)で被覆してなるケーブル(300)が取り付けられるコネクタ(1)に適用され、前記ケーブル(300)の導体(302)と半田によって接続されるターミナル(17)であって、
    このターミナル(17)は、その一部に前記ケーブル(300)の導体(302)を半田付けする半田領域(174)を有し、この半田領域(174)にフィレット収容用の窪み(174a)を有することを特徴とするターミナル。
  2. 前記ターミナル(17)は、前記半田領域(174)がその幅方向において前記ターミナル(17)の他の部位(176)に比べて幅広であり、当該半田領域(174)が幅広に形成されることで、前記他の部位(176)との境界部分に段差(178)を有する段差部(179)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のターミナル。
  3. 前記ターミナル(17)は、二本の立脚(171f,171r)の上に両脚(171f,171r)を連結する連結部(172)を有してなる双脚形状であって、前記立脚(171f,171r)の自由端側を前記ターミナル(17)の先端としてコネクタ(1)のハウジング(7)に差し込まれ、前記半田領域(174)は、前記連結部(172)の一面であって前記ターミナル(17)の差し込み方向と反対方向の面に形成され、前記段差部(179)は、前記連結部(172)の両側面に前記半田領域(174)に連続して形成され、かつ前記他の部位よりも突出した島状領域であることを特徴とする請求項2に記載のターミナル。
  4. 前記窪み(174a)は前記連結部(172)の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項3に記載のターミナル。
  5. 前記窪み(174a)はその横断面で底面が弧状であることを特徴とする請求項4に記載のターミナル。
  6. 導体(302)を絶縁体(304)で被覆してなるケーブル(300)が取り付けられるコネクタ(1)であって、
    前記ケーブル(300)が取り付けられるハウジング(7)と、
    このハウジング(7)に保持され、前記ケーブル(300)の導体(302)と接続されるターミナル(17)とを備え、
    このターミナル(17)に請求項1から5のいずれかに記載のターミナルを適用したことを特徴とするコネクタ(1)。


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