JP2006242572A - 多光軸光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 近接して配置されて複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光を受けて誤動作することを防止することができる多光軸光電センサを提供する。
【解決手段】 干渉光検出手段50は、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し、投光制御手段30は、干渉光検出手段50が検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが一致したことを条件としてパルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行する多光軸光電センサ1。
【選択図】図1

Description

本発明は、多光軸光電センサに関する。
例えば、物体が検出エリア内に侵入したことを検出する多光軸光電センサが知られている(特許文献1参照。)。この多光軸光電センサは、複数の投光手段が備えられた投光器と各投光手段に対応して複数の検出用受光手段を備えた受光器とが対向して配置されており、それぞれの投光手段と検出用受光手段とが光軸を構成している。この多光軸光電センサは、各投光手段が、対向する各検出用受光手段に対して順次投光する動作を繰り返す投光スキャン動作を行い、当該投光手段と対向して光軸を構成する検出用受光手段からの受光信号に基づいて光軸の遮光を検出して、検出エリア内への侵入物体を検知するものである。この種の多光軸光電センサ100,110は、図12に図示するように、より広い領域で物体が侵入したことを検出するため、複数台が近接して配置されることがある。
特許第2911369号公報
しかしながら、この多光軸光電センサ100は、図示するように、物体120が検出エリアEに侵入したにもかかわらず、近接して配置された同種類の他の多光軸光電センサ110が放つ光130によって、物体120が検出エリアEにないと判断して誤動作することがある。
また、この種の多光軸光電センサには、侵入物体の検出精度を高めるため、各投光手段が、対向する各検出用受光手段に複数回パルス点灯させる投光を順次行うものがある。この多光軸光電センサについても、近接して配置された同種類の他の多光軸光電センサが放つ光によって、物体が検出エリアにないと判断して誤動作することがある。
本発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、近接して配置されて複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光を受けて誤動作することを防止することができる多光軸光電センサを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の投光手段と、各投光手段に対応して光軸を構成するように配置された複数の検出用受光手段と、干渉光を受光する干渉光受光手段と、各投光手段に対して複数回パルス点灯するパルス点灯動作を順次行う投光スキャン動作を周期的に実行する投光制御手段と、前記各投光手段のパルス点灯動作に同期して、当該投光手段に対応する検出用受光手段の受光信号に基づいて各光軸の遮光判定を行う遮光判定手段と、前記各投光手段が投光しない非投光時間における前記干渉光受光手段の受光信号に基づいて干渉光の有無を検出する干渉光検出手段とを備えた多光軸光電センサであって、前記干渉光検出手段は、前記干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し、前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段が検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したことを条件として前記パルス点灯動作の点灯間隔を変更して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件としてすべての投光手段の前記パルス点灯動作の点灯間隔を変更して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記各投光手段の点灯間隔が互いに異なるパルス点灯動作パターンを複数種類記憶する記憶手段を備え、前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として前記記憶手段に記憶された当該現在のパルス点灯動作パターンとは異なるパルス点灯動作パターンを選択して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記干渉光受光手段は、前記複数の検出用受光手段のうちの少なくとも一つの検出用受光手段からなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記非投光時間は、前記複数の投光手段それぞれのパルス点灯動作の直前及び直後とした干渉光検出時間であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5において、前記干渉光検出時間では、前記パルス点灯動作を行う前記投光手段に対応した検出用受光手段のみで干渉光を検出することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は6において、前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段が前記パルス点灯動作の直前で検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときと、当該干渉光検出手段が前記パルス点灯動作の直後で検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときとで、互いに異なるパルス点灯動作パターンを選択して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかにおいて、前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として前記投光スキャン動作が開始するタイミングを変更することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかにおいて、前記遮光判定手段は、前記各投光手段のパルス点灯動作の各パルス点灯に同期して、当該投光手段に対応する検出用受光手段の受光信号に基づいて各光軸の遮光状態が所定回数検出されたことを条件として遮光と判定して遮光検出信号を出力することを特徴とする。
<請求項1の発明>
本発明によれば、干渉光検出手段が検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが一致したことを条件としてパルス点灯動作の点灯間隔を変更し、点灯間隔が変更されたパルス点灯動作に同期した各検出用受光手段の受光信号に基づいて各光軸の遮光判定を行うことができ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項2の発明>
本発明によれば、投光制御手段がすべての投光手段のパルス点灯動作の点灯間隔を変更し、各投光手段毎にパルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行することに比べて当該投光制御手段が行う処理の負担を軽減させつつ近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項3の発明>
本発明によれば、記憶手段に記憶された干渉光の検出パターンとは異なるパルス点灯動作パターンに基づいて各光軸の遮光判定を行うことができ、パルス点灯パターンの変更処理を迅速に行い、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項4の発明>
本発明によれば、干渉光受光手段が、投光手段が放つ光を受ける複数の検出用受光手段のうちの少なくとも一つの検出用受光手段からなり、干渉光受光手段を当該検出用受光手段と別個に設ける必要がなく、費用を削減しつつ近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項5の発明>
本発明によれば、各光軸の干渉光検出時間に干渉光の有無を確実に検出することができ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項6の発明>
本発明によれば、パルス点灯動作を行う光軸の干渉光検出時間に干渉光の有無を確実に検出することができ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項7の発明>
本発明によれば、干渉光検出手段が複数の投光手段それぞれのパルス点灯動作の直前又は直後で干渉光を検出したときに、近接して配置された多光軸光電センサのパルス点灯動作パターンを互いに異なるようにすることができ、複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項8の発明>
本発明によれば、パルス点灯動作の点灯間隔を変更することに加えて投光動作が開始するタイミングを変更し、投光スキャン動作の周期と干渉光を受光する周期とが同期することを防ぎ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止する多光軸光電センサを提供することができる。
<請求項9の発明>
本発明によれば、所定回数の遮光状態を各光軸毎に検出して遮光と判定し、遮光判定の精度を向上させた多光軸光電センサを提供することができる。
<第一実施例>
以下添付図面の実施例に従ってこの発明を詳細に説明する。本実施例の多光軸光電センサ1は、図1に図示すように、投光器10と受光器20とを対向させた状態で構成され、例えば、4つの光軸L1〜L4を有する。投光器10のうち受光器20と対向する面には、各光軸L1〜L4毎に1個(計4個)の投光手段11(LED)が上下方向に一列に配置され、受光器20のうち投光器10と対向する面には当該投光手段11と対をなす検出用受光手段21(フォトダイオード、PDと称する)が同じく上下方向に配されている。
図1は、本実施例の多光軸光電センサ1の電気的構成を示すものである。投光器10には投光手段11を点灯させるための駆動回路15A〜15Dが備えられ、各駆動回路15A〜15Dは、AND回路14A〜14Dからの信号を受けると投光手段11に駆動電流を供給する。AND回路14A〜14Dにはシフトレジスタ13及び投光側CPU12からの出力信号が入力され、双方からの信号が入力されると駆動回路15A〜15Dに信号を送信するようになっている。投光側CPU12は、後述する受光器20に備えられた受光側CPU27から投光タイミング信号Stを受け取り、この投光タイミング信号Stと駆動回路制御信号Suを、シフトレジスタ13及びAND回路14A〜14Dに出力する。
この投光タイミング信号Stは、各投光手段11が複数回(ここでは3回)パルス点灯するパルス点灯動作を所定周期T(図3参照。)で行うための信号であり、受光側CPU27が、ROM65のパルス点灯動作パターン設定領域に記憶された当該多光軸光電センサ1のパルス点灯動作パターンに対応させて生成される。また、駆動回路制御信号Suは、前記投光手段11の点灯タイミングを決定するための信号であり、受光側CPU27によって生成される。この投光タイミング信号Stと駆動回路制御信号Suによって、3回のパルス点灯動作を4個の投光手段11が上から下へと順次行う投光スキャン動作が繰り返し行なわれる。従って、AND回路14A〜14D、シフトレジスタ13、投光側CPU12及び受光側CPU27が投光制御手段30を構成する。
一方、受光器20には、検出用受光手段21からの受光信号を所定の増幅率で増幅する受光アンプ23A〜23Dがそれぞれ備えられている。受光アンプ23A〜23Dから出力される受光信号は、アナログスイッチ24A〜24Dを介し、共通の信号線にまとめられてコンパレータ25に取り込まれる。この受光信号がコンパレータ25に設定されている閾値を超過すると受光側CPU27に入光検出信号Sdが入力され、入光したことが検出される。
受光側CPU27は、前述の投光タイミング信号Stと周期及び位相が一致した遮光検出タイミング信号Srと、この遮光検出タイミング信号Srよりも位相が僅かに進んだ干渉光検出タイミング信号Siと、当該信号Srよりも位相が僅かに遅れた干渉光検出タイミング信号Sjとを受光制御回路26に送信している。受光側CPU27から遮光検出タイミング信号Sr及び干渉光検出タイミング信号Si,Sjを受けた受光制御回路26は、これに接続された各アナログスイッチ24A〜24Dをオン状態にするためのゲート制御信号をアナログスイッチ24Aからアナログスイッチ24Dへと順次送信し、各検出用受光手段21からの受光信号がコンパレータ25に入力される。すると、受光側CPU27は、遮光検出タイミング信号Srを送信したときには、各投光手段11が点灯状態にあるから、コンパレータ25からの入光検出信号Sdの有無によって遮光検出を行い、干渉光検出タイミング信号Si,Sjを送信したときには、投光手段11が非点灯状態であるから、コンパレータ25からの入光検出信号の有無によって干渉光の検出を行う。この受光制御回路26は、受光側CPU27が、各信号Sr,Si,Sjを送信して遮光検出と干渉光の検出とを行うように、各アナログスイッチ24A〜24Dを順次オン状態にする。本実施例では、干渉光を検出する干渉光検出手段50が、コンパレータ25と、受光側CPU27とによって構成される。また、本実施例の遮光判定手段40は、アナログスイッチ24A〜24Dと、コンパレータ25と、受光制御回路26と、受光側CPU27とによって構成される。図中の符号28は出力回路、65は記憶手段である。
記憶手段65は、図4に図示するように、各投光手段11A等の点灯間隔が互いに異なるパルス点灯動作パターンを複数種類記憶する。ここでは、図4の(a)図ないし(c)図に図示するように、3種類のパルス点灯動作パターンを記憶する。各点灯間隔は、t1<t2<t3の関係を有する。各パルス点灯動作パターンに関する情報は、前記投光タイミング信号Stによって、投光側CPU12に送信される。
この多光軸光電センサ1は、図1に図示し請求項4の発明として規定したように、干渉光受光手段22が、複数の検出用受光手段21A〜21Dのうちの少なくとも一つの検出用受光手段からなるものである。この実施例では、干渉光受光手段22が、図示するように、4つの検出用受光手段21A〜21Dからなるものである。このように、干渉光受光手段22が、投光手段11A〜11Dが放つ光を受ける複数の検出用受光手段21A〜21Dのうちの少なくとも一つの検出用受光手段からなり、干渉光受光手段22を当該検出用受光手段21A等と別個に設ける必要がなく、費用を削減することができる。
上述した多光軸光電センサ1は、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し、検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが一致したことを条件として前記パルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行することを特徴とするものである。以下に、実施例の多光軸光電センサ1の制御方法を、図2及び図3を用いて説明する。なお、ここでは、この制御方法を、第一光軸L1で行うものを例として説明する。
投光側CPU12及び受光側CPU27は、図2に示すメイン処理Mを行う。このメイン処理Mにおいては、第一干渉光検出処理(S1)を行う。この第一干渉光検出処理(S1)は、受光側CPU27が、非投光時間t6(図3の(d)図及び(e)図参照、具体的には、投光手段11Aのパルス点灯動作の直前のタイミング)において、前記干渉光検出タイミング信号Siを送信してアナログスイッチ24Aをオン状態にし、干渉光受光手段22(21A)の受光信号に基づいて干渉光を検出する処理を行う。第一干渉光検出処理(S1)は、干渉光の検出パターンを、前記記憶手段65の干渉光検出パターン記憶領域に記憶する処理も行う。このメイン処理Mにおいては、第一干渉光検出処理(S1)の後に、第一投光処理(S2)と第一受光処理(S3)を行う。
第一投光処理(S2)は、投光側CPU12が、投光時間t5(図3の(d)図及び(e)図参照。)において、前記投光タイミング信号Stと駆動回路制御信号Suを送信し駆動回路15Aを働かせて、投光手段11Aが複数回パルス点灯するパルス点灯動作を実行する。
第一受光処理(S3)は、検出用受光手段21Aが、前記投光時間t5において、対応する投光手段11Aのパルス点灯動作に同期して受光する処理を行う。
第一受光処理(S3)の後に、第二干渉光検出処理(S4)を行う。この第二干渉光検出処理(S4)は、受光側CPU27が、非投光時間t7(図3の(d)図及び(e)図参照、具体的には、投光手段11Aのパルス点灯動作の直後のタイミング)において、前記干渉光検出タイミング信号Sjを送信してアナログスイッチ24Aをオン状態にし、干渉光受光手段22(21A)の受光信号に基づいて干渉光を検出する処理を行う。この第二干渉光検出処理(S4)は、干渉の検出パターンを、前記記憶手段65の干渉光検出パターン記憶領域に記憶する処理も行う。
第二干渉光検出処理(S4)の後に、遮光判定処理(S5)を行う。この遮光判定処理(S5)においては、図示するように、遮光状態を検出したか否かの判断(S5A)、遮光状態を所定回数(3回)検出したか否かの判断(S5B)、遮光検出信号出力処理(S5C)を行う。
この遮光判定処理(S5)においては、最初に、検出用受光手段21Aの受光信号に基づいて第一光軸L1の遮光状態を検出したか否かを判断する(S5A)。S5Aにおいて、検出用受光手段21Aの受光信号の強度が閾値を超過せず、受光側CPU27が入光検出信号Sdを検出せずに第一光軸L1の遮光状態を検出したときは、遮光状態を所定回数検出したか否かを判断する(S5B)。ここでは、遮光状態を、前記パルス点灯動作のパルス点灯に合わせ、3回検出したか否かを判断する。これによって、所定回数(ここでは3回)の遮光状態を検出して遮光と判定し、遮光判定の精度を向上させることができる。
S5Bにおいて遮光状態を所定回数(3回)検出したと判断(遮光と判定)したときは、遮光検出信号を出力する遮光検出信号出力処理(S5C)を行う。なお、この遮光検出信号出力処理(S5C)の後に、第二報知処理を行う。第二報知処理は、物体が検出エリア内に侵入して投光手段11Aが放つ光を遮る異常状態を報知する処理を行う。一方、前記S5Bにおいて遮光状態を所定回数(3回)検出しないと判断したときは、遮光判定処理(S5)を終了する。なお、遮光判定処理(S5)は、前記S5Aにおいて受光信号の強度が閾値を超過し、受光側CPU27が入光検出信号Sdを検出して第一光軸L1の遮光状態を検出しないときは、第一報知処理を行う。第一報知処理は、検出用受光手段21Aが受光する正常な状態を報知する処理を行う。
メイン処理Mにおいては、遮光判定処理(S5)の後に、干渉光検出対応処理(S6)を行う。この干渉光検出対応処理(S6)においては、図示するように、干渉光の検出の判断(S6A)、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとの対比(S6B)、パルス点灯間隔変更処理(S6C)を行う。
この干渉光検出対応処理(S6)は、前記S5Aにおいて第一光軸L1の遮光状態を検出しないときは、投光手段11Aが投光しない非投光時間(t6,t7)における干渉光受光手段22の受光信号に基づいて干渉光の有無を検出する(S6A)。
S6Aにおいて干渉光が非投光時間(t6,t7)に検出されたと判断したときは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し(S6B)、当該検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したときはパルス点灯間隔変更処理を行う(S6C)。このパルス点灯間隔変更処理(S6C)においては、受光側CPU27が、干渉光の検出パターンに関する入光検出信号Sdと記憶手段65に記憶された現在のパルス点灯動作パターンとを対比し、現在のパルス点灯動作パターンを変更する。なお、受光側CPU27は、変更されたパルス点灯動作に関する投光タイミング信号Stを投光側CPU27に送信するとともに、受光素子21Aが投光素子11Aのパルス点灯動作に同期して受光するようにして各信号Sr,Si,Sjを受光制御回路26に送信する。
S6Bでは、前記S1,S4で記憶手段65の干渉光検出パターン記憶領域に記憶された干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比する。前記S6Aにおいて干渉光が非投光時間(t6,t7)に検出されないと判断したとき若しくは前記S6Bにおいて干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致しないと判断したときは、以降の処理が行われず、メイン処理Mが終了する。なお、このメイン処理Mは、上述した処理(S1〜S6)を、第一光軸L1と同様に、第二光軸L2,第三光軸L3,第4光軸L4のそれぞれにおいても行う。例えば、干渉光が第一光軸L1のみで検出されたときは、パルス点灯間隔変更処理(S6C)を、当該光軸L1のみで行い、第二〜第四光軸(L2〜L4)では行わない。
以下に、干渉光を第一光軸L1と第二光軸L2で検出したときの処理を説明する。この実施例では、図3の(b)図及び(c)図に図示すように、第一投光処理(S2)によって、投光手段11A,11Bが3回のパルス点灯からなるパルス点灯動作を行う。図3中の符号Tは、投光スキャン動作の周期である。
検出用受光手段21A,21Bは、図3の(d)図及び(e)図に図示するように、第一受光処理(S3)によって、パルス点灯動作(3回のパルス点灯)に同期して受光する処理を行う。
この実施例では、図3の(d)図及び(e)図に図示するように、干渉光の検出の判断(S6A)によって、非投光時間t7における干渉光受光手段22(21A,21B)の受光信号に基づいて干渉光の有無を検出する。ここでは、図3の(a)図に図示するように、干渉光が、近接して配置された同種類の他の多光軸光電センサが放つ光である。この光は、図示するように、本実施例の多光軸光電センサ1と同様に、点灯間隔t1毎に3回のパルス点灯を行うものである。
S6Aにおいて干渉光が非投光時間t7に検出されたと判断したときは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し(S6B)、当該検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したときはパルス点灯間隔変更処理を行う(S6C)。このパルス点灯間隔変更処理(S6C)は、図3の(b)図及び(c)図に図示するように、両光軸L1,L2のパルス点灯間隔をt1からt2に変更する処理を行う。これによって、点灯間隔がt2に変更されたパルス点灯動作に同期した各検出用受光手段21A等の受光信号に基づいて各光軸L1,L2の遮光判定を行うことができ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。
実施例の制御方法は、検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として予め記憶された当該現在のパルス点灯動作パターンとは異なるパルス点灯動作パターンを選択して投光スキャン動作を実行する。図3の(a)図ないし(c)図に図示するように、干渉光の点灯間隔と投光手段21A等の点灯間隔とが、t1であって一致し、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが、パルス点灯動作パターン1(図4参照。)となる。この場合には、図3の(b)図及び(c)図に図示するように、投光スキャン動作を、パルス点灯動作パターン1からパルス点灯動作パターン2に変更して実行する。これによって、干渉光の検出パターンとは異なるパルス点灯動作パターン2に基づいて各光軸L1等の遮光判定を行うことができ、パルス点灯動作パターンの変更処理を迅速に行い、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。なお、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときは、投光スキャン動作を、パルス点灯動作パターン1からパルス点灯動作パターン3に変更して実行してもよい。
この実施例では、請求項6の発明として規定したように、干渉光検出時間では、前記パルス点灯動作を行う前記投光手段11A等に対応した検出用受光手段21A等のみで干渉光を検出する。これによって、パルス点灯動作を行う光軸L1等の干渉光検出時間(t6,t7)に干渉光の有無を確実に検出することができ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。
<第二実施例>
第二実施例の制御方法は、図5に図示するように、パルス点灯動作の直前で検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときと、前記パルス点灯動作の直後で検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときとで、互いに異なるパルス点灯動作パターンを選択して前記投光スキャン動作を実行するものである。図5に示すメイン処理M1においては、S7(S7A〜S7E)以外の処理が、図2のメイン処理Mと同様のものであるため、それらの説明を省略する。
この実施例では、図5のS7Aにおいて干渉光を非投光時間t6(図3参照。)に検出したと判断したときは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し(S7B)、当該検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したときは第一パルス点灯間隔変更処理を行う(S7C)。この第一パルス点灯間隔変更処理(S7C)は、当該現在のパルス点灯動作パターンとは異なり予め記憶されたパルス点灯動作パターンを選択する処理を行う。なお、前記S7Bで干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致しないと判断したときは、第一パルス点灯間隔変更処理(S7C)を行わず、メイン処理M1が終了する。
一方、S7Aにおいて干渉光を非投光時間t6に検出しないと判断したときは、干渉光を非投光時間t7に検出したか否かを判断する(S7F)。ここで、干渉光を非投光時間t7に検出したと判断したときは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し(S7D)、当該検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したときは第二パルス点灯間隔変更処理を行う(S7E)。この第二パルス点灯間隔変更処理(S7E)は、当該現在のパルス点灯動作パターンとは異なりかつ前記第一パルス点灯間隔変更処理(S7C)によって選択されたパルス点灯動作パターンとは異なるパルス点灯動作パターンを選択する処理を行う。前記S7Dで現在のパルス点灯動作パターンと一致しないと判断したときは、第二パルス点灯間隔変更処理(S7E)を行わず、メイン処理M1が終了する。
以下に、干渉光を検出したときの処理を説明する。ここでは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを、パルス点灯パターン1(図4参照。)として説明する。
この実施例では、図5のS7Aにおいて干渉光を非投光時間t6(図3参照。)に検出したと判断したときは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し(S7B)、当該検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したときは第一パルス点灯間隔変更処理を行う(S7C)。この第一パルス点灯間隔変更処理(S7C)は、パルス点灯動作パターン2(図4参照。)を選択する処理を行う。
一方、S7Aにおいて干渉光を非投光時間t6に検出しないと判断し、S7Fにおいて干渉光を非投光時間t7に検出したと判断したときは、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し(S7D)、当該検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したときは第二パルス点灯間隔変更処理を行う(S7E)。この第二パルス点灯間隔変更処理(S7E)は、パルス点灯動作パターン3を選択する処理を行う。
一般に、多光軸光電センサは、投光手段を投光させる発振回路の発振周波数がばらつくことにより、投光スキャン動作の周期が、近接して配置された同種類の他の多光軸光電センサの投光スキャン動作の周期と徐々に近づくことがある。この実施例では、多光軸光電センサ1の投光スキャン動作の周期が、近接して配置された同種類の他の多光軸光電センサの投光スキャン動作の周期と徐々に近づくことがあっても、各多光軸光電センサの非投光時間t6で検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンが一致した場合と、非投光時間t7で検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンが一致した場合とで、変更するパルス点灯動作パターンを、それぞれ異なるようにしている。この実施例では、このように、近接して配置された多光軸光電センサのパルス点灯パターンを互いに異なるようにすることができ、一方の多光軸光電センサが、他方の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。
<第三実施例>
第三実施例の制御方法は、図6及び図7に図示するように、検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として投光スキャン動作が開始するタイミングを変更するものである。図6に示すメイン処理M2においては、S8以外の処理が、図2のメイン処理Mと同様のものであるため、それらの説明を省略する。このメイン処理M2においては、図6に図示するように、前記干渉光検出対応処理(S6)の後に、投光スキャン動作開始タイミング変更処理(S8)を行う。
この実施例では、図7の(b)図に図示するように、投光スキャン動作の周期をTからT−aに変更し、投光スキャン動作の開始タイミングを変更する処理を行う。ここでは、干渉光が近接して配置された同種類の他の多光軸光電センサが放つ光であり、当該干渉光の周期がTである。この実施例では、図示するように、各投光手段11A等のパルス点灯間隔を、t1からt2に変更し、投光スキャン動作の周期をTからT−aに変更する。これによって、投光スキャン動作の周期(T−a)と干渉光を受光する周期(T)とが同期することを防ぎ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。なお、投光スキャン動作開始タイミング変更処理(S8)は、aの値を、設定した適宜の値に変更する。
<第四実施例>
第四実施例の制御方法は、図8及び図9に図示するように、各光軸L1等の遮光状態を検出したことを条件として投光制御信号を送信するものである。この制御方法は、投光制御信号を受信したことを条件として遮光状態が検出された光軸の投光手段が現在のパルス点灯動作パターンによって少なくとも一回以上繰り返し投光するものである。さらに、この制御方法は、遮光状態が検出された光軸の検出用受光手段の受光信号に基づいて、複数回数遮光と判定したことを条件として遮光検出信号を出力するものである。
図8に示すメイン処理M3においては、S10〜S15以外の処理が、図2のメイン処理M等と同様のものであるため、それらの説明を省略する。
このメイン処理M3においては、図8に図示するように、S5において、検出用受光手段21の受光信号の強度が閾値を超過せず、いずれかの光軸が遮光状態であると判断したときは、投光制御信号を送信する投光制御信号送信処理(S10)を行う。投光制御信号送信処理(S10)の後に、投光制御信号を受信したか否かを判断する(S11)。S11において投光制御信号を受信したと判断したときは、第二投光処理(S12)と第二受光処理(S13)を行う。第二投光処理(S12)は、遮光状態が検出された光軸の投光手段11が現在のパルス点灯動作パターンによって所定回数(ここでは2回)に亘って投光する処理を行う。なお、前記S11において投光制御信号を受信しないと判断したときは、当該投光制御信号を受信したか否かの判断が繰り返し行われる。
第二受光処理(S13)は、遮光状態が検出された光軸の検出用受光手段21が、投光手段11のパルス点灯動作に同期して受光する処理を行う。この第二受光処理(S13)の後に、当該光軸L2の検出用受光手段21の受光信号に基づいて、遮光状態を複数回(ここでは2回)検出したか否かを判断する(S14)。
S14において、遮光状態が検出された光軸の検出用受光手段21の受光信号の強度が複数回(2回)に亘って閾値を超過せず、遮光状態を複数回(2回)検出したと判断したときは、遮光検出信号出力処理(S15)を行う。なお、この遮光検出信号出力処理(S15)の後に、第二報知処理を行う。第二報知処理は、メイン処理M,M1,M2の各第二報知処理と同様の処理を行う。前記S14において、遮光状態を複数回(2回)検出しないと判断したときは、第二干渉光検出処理(S5D)及び前記S6の処理を行う。なお、この第二干渉光検出処理(S5D)は、メイン処理M,M1,M2の各第二干渉光検出処理と同様の処理を行う。
以下に、遮光状態を検出したときに行う処理を説明する。ここでは、第二光軸L2が遮光状態を検出したと判断した場合について説明する。第二投光処理(S12)は、図9の(b)図に図示するように、遮光状態が検出された第二光軸L2の投光手段11Bが現在のパルス点灯動作パターンP1によって2回に亘って投光する処理を行う。
第二受光処理(S13)は、図9の(e)図に図示すように、第二光軸L2の検出用受光手段21Bが、投光手段11Bのパルス点灯動作に同期して受光する処理を行う。この第二受光処理(S13)の後に、第二光軸L2の検出用受光手段21Bの受光信号に基づいて、遮光状態を複数回(ここでは2回)検出したか否かを判断する(S14)。これによって、遮光状態が検出された第二光軸L2に重ねて投光して遮光状態をより確実に検知し、遮光判定の精度をさらに向上させることができる。
S14において、検出用受光手段21Bの受光信号の強度が複数回(2回)に亘って閾値を超過せず、遮光状態を複数回(2回)検出したと判断したときは、遮光検出信号出力処理(S15)を行う。この遮光検出信号出力処理(S15)は、図9の(g)図に図示するように、遮光検出信号を出力する。
次に、上述の処理を行う多光軸光電センサについて説明する。上述した多光軸光電センサ1は、図1に図示し請求項1の発明として規定したように、投光手段11と、検出用受光手段21と、干渉光受光手段22と、投光制御手段30と、遮光判定手段40と、干渉光検出手段50とを備える。
投光制御手段30は、各投光手段11A〜11Dに対して複数回パルス点灯するパルス点灯動作を順次行う投光スキャン動作を周期的に実行するものである。この実施例では、投光側CPU12が、前記メイン処理Mにおいて、第一投光処理(S2)を行う。
遮光判定手段40は、各投光手段11A〜11Dのパルス点灯動作に同期して、当該投光手段11A〜11Dに対応する検出用受光手段21A〜21Dの受光信号に基づいて各光軸L1〜L4の遮光判定を行うものである。この実施例では、受光側CPU27が、前記メイン処理Mにおいて、遮光判定処理(S5)を行う。
干渉光検出手段50は、各投光手段11A〜11Dが投光しない非投光時間における干渉光受光手段22の受光信号に基づいて干渉光の有無を検出するものである。この実施例では、受光側CPU27が、前記メイン処理Mにおいて、干渉光の検出の判断(S6A)を行う。
この干渉光検出手段50は、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比するものである。この実施例では、受光側CPU27が、前記メイン処理Mにおいて、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとの対比(S6B)を行う。
前記投光制御手段30は、干渉光検出手段50が検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとが一致したことを条件として当該パルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行するものである。この実施例では、受光側CPU27が、前記メイン処理Mのパルス点灯間隔変更処理(S6C)を行い、図3の(b)図及び(c)図に図示するように、第一光軸L1,第二光軸L2のパルス点灯間隔をt1からt2に変更する処理を行う。
投光側CPU12は、前記メイン処理Mの第一投光処理(S2)によって、図3の(b)図及び(c)図に図示すように、3回のパルス点灯からなるパルス点灯動作を順次行う投光スキャン動作を周期的に実行する。
また、投光制御手段30は、図2に図示し請求項2の発明として規定したように、干渉光検出手段50によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件としてすべての投光手段11A〜11Dのパルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行するものである。この実施例では、受光側CPU27が、前記メイン処理Mにおいて、パルス点灯間隔変更処理(S6C)を行う。そして、投光側CPU12等は、前記メイン処理Mの第一投光処理(S2)によって、点灯間隔が変更されたパルス点灯動作パターンにより投光スキャン動作を実行する。
多光軸光電センサ1は、図1に図示し請求項3の発明として規定したように、記憶手段65を備える。記憶手段65は、複数のパルス点灯動作パターンを記憶するものである。ここでは、記憶手段65が、図4に図示するように、3種類のパルス点灯動作パターンを記憶する。このパルス点灯パターンは、図示するように、各投光手段11A〜11Dの点灯間隔(t1,t2,t3)が互いに異なるものである。なお、この実施例では、記憶手段65がROMによって構成される。ただし、この記憶手段65は、ROMに限定されず、RAM等によって構成することもできる。図1中の符号S5は信号線である。
さらに、この多光軸光電センサ1を構成する投光制御手段30は、図2及び図3に図示し請求項3の発明として規定したように、前記干渉光検出手段50によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として記憶手段65に記憶された当該現在のパルス点灯動作パターンとは異なるパルス点灯動作パターンを選択して投光スキャン動作を実行するものである。
ここでは、受光側CPU27が、図3の(a)図ないし(c)図に図示するように、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとがパルス点灯動作パターン1(図4参照。)となって一致したときに、前記メイン処理Mのパルス点灯間隔変更処理(S6C)を行う。このパルス点灯間隔変更処理(S6C)は、記憶手段65(ROM)に記憶されたパルス点灯動作パターン2を選択する処理を行う。そして、投光側CPU12等は、前記メイン処理Mの第一投光処理(S2)によって、図3の(b)図及び(c)図に図示するように、選択されたパルス点灯動作パターン2により投光スキャン動作を実行する。
加えて、この多光軸光電センサ1を構成する投光制御手段30は、図5に図示し請求項7の発明として規定したように、干渉光検出手段50が複数の投光手段11A〜11Dそれぞれのパルス点灯動作の直前及び直後で検出した干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンが一致したことを条件として記憶手段65に記憶された当該現在のパルス点灯動作パターンとは互いに異なるパルス点灯動作パターンをそれぞれ選択して投光スキャン動作を実行するものである。
ここでは、受光側CPU27が、干渉光を非投光時間t6(図3参照。)に検出し、干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したと判断したときは、前記メイン処理M1の第一パルス点灯間隔変更処理を行う(S7C)。一方、受光側CPU27は、干渉光を非投光時間t7に検出し、干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したと判断したときは、前記メイン処理M1の第二パルス点灯間隔変更処理を行う(S7E)。
そして、投光側CPU12は、前記メイン処理M1の第一投光処理(S2)によって、選択されたパルス点灯動作パターン2,3により投光スキャン動作を実行する。
実施例の多光軸光電センサ1を構成する投光制御手段30は、図6及び図7に図示し請求項8の発明として規定したように、干渉光検出手段50によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として投光スキャン動作を開始するタイミングを変更するものである。
ここでは、投光側CPU12が、図7の(a)図ないし(c)図に図示するように、干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとがパルス点灯動作パターン1となって一致したときに、前記メイン処理M2の投光スキャン動作開始タイミング変更処理(S8)を行う。この投光スキャン動作開始タイミング変更処理(S8)は、図7の(b)図に図示するように、投光スキャン動作の周期をTからT−aに変更し、投光スキャン動作の開始タイミングを変更する処理を行う。
実施例の多光軸光電センサ1を構成する遮光判定手段40は、図2に図示し請求項9の発明として規定したように、各投光手段11A〜11Dのパルス点灯動作の各パルス点灯に同期して、当該投光素子11A等に対応する検出用受光手段21A〜21Dの受光信号に基づいて各光軸L1〜L4の遮光状態が所定回数検出されたことを条件として遮光と判定して遮光検出信号を出力するものである。
ここでは、受光側CPU27が、図2に図示するように、前記メイン処理Mの遮光状態を複数回(3回)検出したか否かの判断(S5B)を行う。このメイン処理MのS5Bでは、遮光状態を、前記パルス点灯動作のパルス点灯に合わせ、3回検出したか否かを判断する。受光側CPU27は、メイン処理MのS5Bで遮光状態を3回検出したと判断したときに、図示の遮光検出信号出力処理(S5C)を行う。
実施例の遮光判定手段40は、図8に図示するように、各光軸L1〜L4の遮光状態を検出したことを条件として投光制御信号を前記投光制御手段30に送信するものである。ここでは、受光側CPU27が、メイン処理M3のS5で第二光軸L2の遮光状態を検出したときに、投光制御信号送信処理(S10)によって、投光制御信号を投光側CPU12に送信する。
実施例の投光制御手段30は、図8及び図9に図示するように、投光制御信号を受信したことを条件として遮光状態が検出された光軸の投光手段11が現在のパルス点灯動作パターンによって少なくとも一回以上繰り返し投光するようにするものである。ここでは、投光側CPU12が、メイン処理M3のS11で投光制御信号を受信したと判断したときに、第二投光処理(S12)を行う。投光側CPU12は、第二投光処理(S12)によって、図9の(b)図に図示するように、第二光軸L2の投光手段11Bが現在のパルス点灯動作パターンP1によって2回に亘って投光する処理を行う。
さらに、実施例の遮光判定手段40は、遮光状態が検出された光軸の検出用受光手段21の受光信号に基づいて、複数回遮光と判定したことを条件として遮光検出信号を出力するものである。ここでは、受光側CPU27が、メイン処理M3の第二受光処理(S13)による第二光軸L2の検出用受光手段21Bの受光信号に基づき、当該メイン処理M3のS14において遮光状態を複数回(2回)検出したか否かを判断する。この受光側CPU27は、S14において遮光状態を複数回(2回)検出したと判断したときに、遮光信号出力処理(S15)によって遮光検出信号を出力回路28に出力する。
<他の実施例>
本発明は、実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件としてすべての投光手段11A〜11Dのパルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行することもできる。この場合には、図2に図示するように、受光側CPU27が、メイン処理Mのパルス点灯間隔変更処理(S6C)において、すべての光軸L1〜L4のパルス点灯間隔をt1からt2に変更する処理を行う。これによって、各投光手段11A等毎にパルス点灯動作の点灯間隔を変更して投光スキャン動作を実行することに比べて処理の負担を軽減させつつ近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。
また、投光側CPU12及び受光側27が、第一実施例のメイン処理M(図2参照。)に変えて、図10に図示するように、遮光判定処理(S5、図2参照。)を、第一受光処理(S3)と第二干渉光検出処理(S4)との間で行ってもよい。また、図示しないが、メイン処理M´において、干渉光検出対応処理(S6、図2参照。)を、第一干渉光検出処理(S1)と第一投光処理(S2)との間で行うようにしてもよい。
例えば、多光軸光電センサ1Aを、図11に図示するように、干渉光受光手段22が複数の検出用受光手段21A〜21Dとは別に設けられるようにしてもよい。図中の符号23Eは受光アンプ、24Eはアナログスイッチ、25Aはコンパレータである。
この実施例では、請求項5の発明として規定したように、非投光時間T1を、複数の投光手段11A等のそれぞれのパルス点灯動作の直前及び直後とした干渉光検出時間としている。ここでは、図3の(d)図及び(e)図に図示するように、非投光時間T1を、投光時間t5の直前の干渉光検出時間t6と投光時間t5の直後の干渉光検出時間t7とした。これによって、第一光軸L1等の干渉光検出時間t6,t7に干渉光の有無を確実に検出することができ、近接して配置された複数回パルス点灯させる同種類の他の多光軸光電センサが放つ光(干渉光)を受けて誤動作することを防止することができる。
本発明の一実施例に係る多光軸光電センサの概略構成図である。 本発明の第一実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するフローチャートである。 本発明の第一実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するタイミングチャートである。 本発明の一実施例に係る各投光手段のパルス点灯動作パターンを示す図である。 本発明の第二実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するフローチャートである。 本発明の第三実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するフローチャートである。 本発明の第三実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するタイミングチャートである。 本発明の第四実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するフローチャートである。 本発明の第四実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するタイミングチャートである。 本発明の第五実施例に係る多光軸光電センサの制御方法に関するフローチャートである。 本発明の他の実施例に係る多光軸光電センサの概略構成図である。 従来の多光軸光電センサを近接した配置した概略斜視図である。
符号の説明
1,1A…多光軸光電センサ
11…投光手段
21…検出用受光手段
22…干渉光受光手段
30…投光制御手段
40…遮光判定手段
50…干渉光検出手段
65…記憶手段
T…投光スキャン動作の周期
L1〜L4…光軸
t1〜t3…パルス点灯動作の点灯間隔
t6,t7,t9,t10…非投光時間

Claims (9)

  1. 複数の投光手段と、
    各投光手段に対応して光軸を構成するように配置された複数の検出用受光手段と、
    干渉光を受光する干渉光受光手段と、
    各投光手段に対して複数回パルス点灯するパルス点灯動作を順次行う投光スキャン動作を周期的に実行する投光制御手段と、
    前記各投光手段のパルス点灯動作に同期して、当該投光手段に対応する検出用受光手段の受光信号に基づいて各光軸の遮光判定を行う遮光判定手段と、
    前記各投光手段が投光しない非投光時間における前記干渉光受光手段の受光信号に基づいて干渉光の有無を検出する干渉光検出手段とを備えた多光軸光電センサであって、
    前記干渉光検出手段は、前記干渉光の検出パターンと現在のパルス点灯動作パターンとを対比し、
    前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段が検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したことを条件として前記パルス点灯動作の点灯間隔を変更して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする多光軸光電センサ。
  2. 前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件としてすべての投光手段の前記パルス点灯動作の点灯間隔を変更して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の多光軸光電センサ。
  3. 前記各投光手段の点灯間隔が互いに異なるパルス点灯動作パターンを複数種類記憶する記憶手段を備え、
    前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として前記記憶手段に記憶された当該現在のパルス点灯動作パターンとは異なるパルス点灯動作パターンを選択して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の多光軸光電センサ。
  4. 前記干渉光受光手段は、前記複数の検出用受光手段のうちの少なくとも一つの検出用受光手段からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の多光軸光電センサ。
  5. 前記非投光時間は、前記複数の投光手段それぞれのパルス点灯動作の直前及び直後とした干渉光検出時間であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の多光軸光電センサ。
  6. 前記干渉光検出時間では、前記パルス点灯動作を行う前記投光手段に対応した検出用受光手段のみで干渉光を検出することを特徴とする請求項5に記載の多光軸光電センサ。
  7. 前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段が前記パルス点灯動作の直前で検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときと、当該干渉光検出手段が前記パルス点灯動作の直後で検出した干渉光の検出パターンと前記現在のパルス点灯動作パターンとが一致したときとで、互いに異なるパルス点灯動作パターンを選択して前記投光スキャン動作を実行することを特徴とする請求項5又は6に記載の多光軸光電センサ。
  8. 前記投光制御手段は、前記干渉光検出手段によって検出された干渉光の検出パターンが現在のパルス点灯動作パターンと一致したことを条件として前記投光スキャン動作が開始するタイミングを変更することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の多光軸光電センサ。
  9. 前記遮光判定手段は、前記各投光手段のパルス点灯動作の各パルス点灯に同期して、当該投光手段に対応する検出用受光手段の受光信号に基づいて各光軸の遮光状態が所定回数検出されたことを条件として遮光と判定して遮光検出信号を出力することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の多光軸光電センサ。
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