JP2006241932A - サッシの養生材 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の外壁面を塗装するに際し、外壁面から突出しているサッシの部材を確実に養生し、取り付け及び取り外しが簡単で且つ再利用を可能とする。
【解決手段】養生材は、シャッターボックス11の左右側面を養生する勝手違いの一対の側面養生材1,2と、シャッターボックスに着脱可能に取り付けられる前面養生材3と、サッシ10の縦枠12の規格寸法に対応させて折曲線4a〜4cを形成した一対の縦枠養生材4と、サッシ10の横枠13の規格寸法に対応させて折曲線5a,5bを形成した横枠養生材5と、からなり、予め目的のサッシの構造に応じて、一対の側面養生材1,2と前面養生材3と一対の縦枠養生材4及び横枠養生材5の組み合わせ、又は一対の縦枠養生材4と一対の横枠養生材5の組み合わせを選択する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、建物の外壁面を塗装する際に、該外壁に配置されているサッシ(シャッターボックスも含む)を養生するための養生材に関するものである。
外壁面を塗装した建物では、経時的に塗膜が疲弊するため、定期的に再塗装を行うのが一般的である。この場合、建物の外壁に設けた開口部に配置されたサッシの養生が行われる。
サッシに対する養生は、ビニールフィルムやマスキングフィルム等のフィルムを利用してサッシの露出部分の全体を覆うと共に、フィルムの周囲を粘着テープによってサッシに取り付けることで行っている。この場合、作業性の観点から、フィルムによってサッシの障子部分の前面も覆ってしまうのが一般的である。
そして外壁面に対する再塗装が終了した後、粘着テープを剥がしてフィルムをサッシから取り外すことで、養生材の除去が行われる。一度使用したフィルムは、皺が入ったり、部分的に裂けたりすることが多く、このようなフィルムを再使用することは困難であり、産業廃棄物として処理される。
一方、自動車の製造工場に於いてボディに対する塗装を行うような場合、該ボディに設けられた空気取り入れ窓に対し、該窓の形状と等しく且つ簡単にフックにより着脱し得るように構成されたマスキング材を用い、このマスキング材を窓に装着した状態で塗装し得るようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−337511号公報
ビニールフィルムやマスキングフィルム等のフィルムを利用してサッシの養生を行う場合、個々のサッシにフィルムを取り付ける作業が、サッシのサイズに対応させてフィルムを切断し、このフィルムをサッシに対向させると共に保持した状態で周囲を粘着テープで接着するなど容易ではなく、養生に要する時間が掛かるという問題がある。
また一度使用したフィルムを再使用することが困難なことから産業廃棄物として処理せざるを得ず、産業廃棄物の削減をはかることができないという問題もある。
またローラーを利用して塗装する場合、塗料が飛散することがないにも関わらず、サッシの障子面がフィルムによって閉鎖されてしまうため、居住者に鬱陶しさを感じさせてしまうという問題もある。
本発明の目的は、建物の外壁面を塗装するに際し、外壁面から突出している各種規格寸法のサッシの部材を確実に養生することができ、取り付け及び取り外しが簡単で且つ再利用が可能なサッシの養生材を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るサッシの養生材は、建物の外壁を塗装する際に該外壁に形成された開口部に配置された各種規格寸法のサッシを保護する養生材であって、
サッシの上部に配置されたシャッターボックスの出寸法に対応させた底辺と,前記底辺の一方側の端部から垂直方向に形成されシャッターボックスの外壁側の高さ寸法に対応させた基部辺と,前記底辺の他方側の端部から垂直方向に形成されシャッターボックスの突出端側の高さ寸法に対応させた前端辺と,前記基部辺の上端部と前記前端辺の上端部を結ぶ上部辺とからなる側面片と、前記側面片の上部辺と前端辺から同一方向に折り返された上部折返片及び前端折返片とを有し、前記上部折返片及び前端折返片の折返方向が勝手違いの一対のシャッターボックス側面養生材と、
シャッターボックスの幅寸法に対応させた幅寸法と,前記シャッターボックス側面養生材に於ける上部辺の寸法と前端辺の寸法を加えた長さに応じた長さ寸法を有し、幅方向に沿って複数の折曲線が形成されると共に所定位置にシャッターボックスに着脱可能に取り付ける取付部材を取り付けたシャッターボックス前面養生材と、
サッシの縦枠の外壁面からの突出寸法よりも大きい幅寸法とサッシの縦枠の長さ寸法よりも充分に大きい長さ寸法を有し、且つ長手方向に於けるサッシの縦枠の規格寸法に対応させた位置に折曲線を形成した一対のサッシ縦枠養生材と、
サッシの横枠の外壁面からの突出寸法よりも大きい幅寸法とサッシの横枠の長さ寸法よりも大きい長さ寸法を有し、且つ長手方向に於けるサッシの横枠の規格寸法に対応させた位置に折曲線を形成した一対のサッシ横枠養生材と、
からなり、予め目的のサッシの構造や各種規格寸法に応じて、一対のシャッターボックス側面養生材とシャッターボックス前面養生材と一対のサッシ縦枠養生材及びサッシ横枠養生材の組み合わせ、又は一対のサッシ縦枠養生材と一対のサッシ横枠養生材の組み合わせを選択するように構成したものである。
本発明に係るサッシの養生材では、一対のシャッターボックス側面養生材(以下「側面養生材」という)と、シャッターボックス前面養生材(以下「前面養生材」という)と、一対のサッシ縦枠養生材(以下「縦枠養生材」という)と、一対のサッシ横枠養生材(以下「横枠養生材」という)と、からなり、これらの養生部材を、養生すべきサッシの構造(例えばシャッターボックスの有無)や各種規格寸法に応じて予め多数組ずつ用意しておき、養生作業時に選択的に組み合わせて使用することで、シャッターボックスを有するサッシであっても、シャッターボックスを有することのないサッシであっても対応することができ、また各種規格寸法のものにでも対応することができる。
特に、前面養生材が幅方向に複数の折曲線が形成されると共に取付部材を有するため、取付部材を利用してシャッターボックスの前面に取り付けたとき、該シャッターボックスの上面と前面との境界、或いはその近傍に折曲線が位置することで、前面養生材を折り曲げてシャッターボックスの上面及び前面を覆うことで養生できる。
また縦枠養生材と横枠養生材が夫々サッシの規格寸法に対応させた位置に折曲線を有するので、養生すべきサッシの規格サイズの如何に関わらず、該サッシの外壁面から突出している縦枠と横枠の側面に取り付けることができ、これにより、各枠の外壁面側の側面を養生することが出来る。
各養生材は、所定の位置に折曲線を形成して多数回折り曲げることが可能な程度の厚さと強さを有する材料によって構成することで、一度使用した場合であっても、破損したりすることがなく、再利用することができる。このため、各養生材が使用回数に応じて消耗するとしても、一度の使用で廃棄することがなく、産業廃棄物の削減を実現することができる。
各養生材が適度な剛性を有することで、養生すべきサッシに取り付ける作業を粘着テープで行うような場合でも、片手で保持して簡単に行うことが可能となり、全体の養生に対する作業時間の短縮化を実現することができる。
更に、養生材がサッシの障子を覆うことがなく、塗装作業中であってもサッシを開閉することができる。このため、居住者の鬱陶しさを排除することができる。
以下本発明に係るサッシの養生材の好ましい実施の形態について説明する。本発明に係る養生材は、建物の外壁面を塗装する際に、外壁から突出しているサッシの縦横の枠材の側面、及びシャッターボックスの側面と上面、前面を養生して塗料の付着を防止するものであり、枠材に対してはサッシのサイズ(縦方向の寸法、横方向の寸法)の如何に関わらず対応し得るようにし、且つシャッターの有無に関わらず対応し得るようにしたものである。
このため、養生材は、シャッターボックスの側面を養生する一対の側面養生材と、シャッターボックスの前面を養生する前面養生材と、一対の縦枠の外壁面側の側面を養生する縦枠養生材と、横枠の外壁面側の側面を養生する一対の横枠養生材と、からなる群によって構成されており、養生すべきサッシに於けるシャッターボックスの有無に基づいて、これらの養生材の中から必要な養生材の組み合わせを選択している。
即ち、目的のサッシがシャッターボックスを有する場合、養生材の組み合わせは、勝手違いからなる一対の側面養生材と、前面養生材と、一対の縦枠養生材と、一つの横枠養生材と、によって構成される。またサッシがシャッターボックスを有しない場合、養生材の組み合わせは、一対の縦枠養生材と、一対の横枠養生材と、によって構成される。
従って、本発明の養生材を構成する各養生材を、塗装すべき建物に設けたサッシの構造や各種規格寸法に合わせて選択して組み合わせることで、如何なる建物の外壁であっても、外壁に設けられたサッシを養生することが可能となる。
養生すべきサッシの構造や各種規格寸法に対応させて必要な養生材の選択を、何時、如何なる場所、で行うかは限定するものではなく、予め目的の建物を調査しておき、この調査に基づいて選択して組み合わせた養生材を現場に持ち込んでも良く、また養生材を構成する全ての種類の養生材を選択、組み合わせることなく目的の塗装現場に持ち込んだ後、個々のサッシ毎に持ち込んだ養生材の中から必要な個々の養生材を選択して組み合わせることでも良い。
各養生材を構成する材料については特に限定するものではなく、合成樹脂の板や薄いアルミニウム板等の金属板を用いることが可能である。しかし、取り扱いの容易さを考慮したとき、各養生材を合成樹脂板によって構成することが好ましい。特に、合成樹脂板によって構成された養生材では、合成樹脂板に設定された所定位置に沿って合成樹脂板の厚さ方向に所定深さの切込或いは溝を形成し、該切込或いは溝によって折曲線を形成することが可能である。
上記折曲線を形成する切込或いは溝の深さは限定するものではなく、合成樹脂板の厚さの1/2或いは1/3程度で良い。このように構成された各養生材では、折曲線に沿って簡単に折り曲げることが可能である。
各養生材は、夫々対象となるサッシの構成部材に着脱可能に取り付けられる。特に、前面養生材は所定位置にシャッターボックスに対し着脱可能に取り付けるための取付部材を取り付けている。この取付部材としては、前面養生材をシャッターボックスの上面或いは前面に取り付けておく機能を有するものであれば良く、特に部材を限定するものではない。このような取付部材としては、シャッターボックスが鋼板によって構成されている場合には磁石を用いることが可能であり、両面粘着テープを用いることも可能である。
また側面養生材、縦枠養生材、横枠養生材を取り付ける場合、粘着テープやシリコンシールのように粘着性を有するペースト状の物質を用いることが可能である。粘着テープを用いて前記各養生材を取り付ける場合には、夫々対象となる部材に対向させて保持した状態で、端部或いは適当な位置に粘着テープを貼り付けることによってサッシに取り付けることが可能である。またシリコンシールを用いる場合には、予め各養生材のサッシ側の面に付着させておき、この状態で取り付けるべき部材の側面に押圧することでサッシに取り付けることが可能である。
上記の如くして養生材を構成する各養生材を夫々の対象となるサッシの構成部材に取り付けたとき、サッシを構成する障子の前面には如何なる養生材も設置されることがなく、必要に応じて開閉することが可能となる。従って、建物の内部に対する換気は充分になされ、且つ居住者にとって鬱陶しさを感じさせることがない。
次に、本発明の実施例について図を用いて説明する。図1はシャッターボックスの側面を養生する側面養生材の構成を説明する図である。図2はシャッターボックスの上面と前面を養生する前面養生材の構成を説明する図である。図3は縦枠の側面を養生する縦枠養生材と横枠の側面を養生する横枠養生材の構成を説明する図である。図4は各養生材によって養生したサッシを説明する図である。
本発明に係る養生材は、シャッターボックスの左右側面を養生する一対の側面養生材1,2と、シャッターボックスの上面と前面を養生する前面養生材3と、縦枠の側面を養生する縦枠養生材4と、横枠の側面を養生する横枠養生材5と、によって構成されており、養生すべきサッシの構造や各種規格寸法に対応させて養生材1〜5の中から選択して組み合わせて構成されるものである。これらの養生材1〜5は、夫々合成樹脂板によって構成されている。
図1に示すように、側面養生材は、シャッターボックスに向かって左側を養生する側面養生材1と、向かって右側を養生する側面養生材2と、からなる左右一対の養生材として構成されている。
各側面養生材1,2は、シャッターボックスの出寸法に対応させた底辺1a,2aと、底辺1a,2aの一方側の端部から垂直方向に形成されシャッターボックスの外壁面側の高さ寸法に対応させた基部辺1b,2bと、底辺1a,2aの他方側の端部から垂直方向に形成されシャッターボックスの突出端側の高さ寸法に対応させた前端辺1c,2cと、基部辺1b,2bの上端部と前端辺1c,2cの上端部を斜めに結ぶ上部辺1d,2dとの4辺からなる変形四角形の側面片1e,2eを有し、該側面片1e,2eの前端辺1c,2c及び上部辺1d,2dに、前端折返片1f,2f及び上部折返片1g,2gが夫々形成されている。
前端辺1c,2cと上部辺1d,2dは、夫々前端折返片1f,2f、上部折返片1g,2gを折り返すための折曲線として形成されており、これらの折返片1f,2f、1g,2gを容易に折り曲げし得るように形成されている。前端折返片1f,2f及び上部折返片1g,2gは互いに反対方向に折り曲げられ、これにより、1対の側面養生材1,2が勝手違いに形成される。各折返片1f,2f、上部折返片1g,2gの寸法は特に限定するものではないが、本実施例では約70mmの寸法で形成されている。
同図(b)に示すように、前端折返片1f,2f及び上部折返片1g,2gは夫々折り曲げられた位置で互いに図示しない粘着テープによって接着されている。従って、前端折返片1f,2f及び上部折返片1g,2gをシャッターボックスの左右両端部に配置して引っ掛けることで係止することが可能であり、この状態で、シャッターボックスの左右両側面を養生することが可能である。
前面養生材3は、図2に於ける横方向の寸法がサッシに適用される横方向の基準寸法に対応し得る寸法(本実施例では約600mm)に設定されており、養生すべきサッシの横寸法に合わせて一部を重ねて使用したり、連続させて使用し得るように構成されている。縦方向の寸法は側面養生材1,2に於ける前端辺1c,2cの長さと、上部辺1d,2dの長さとを加えた寸法に応じた寸法(略等しいか、僅かに長い寸法)を有している。
前面養生材3には横方向に沿って複数の折曲線3aが形成されており、所定位置に取付部材となる2個の磁石3bが取り付けられている。折曲線3aは、同図(b)に示すように、前面養生材3の厚さ方向に形成した切溝として形成されており、切溝の形成方向とは反対側に容易に折り曲げることが可能である。折曲線3aの間隔寸法は特に限定するものではないが、本実施例では約50mmの間隔を持って形成されている。
上記の如く構成された前面養生材3では、磁石3bが取り付けられている側の端部を外壁面に当接させると共に磁石3bをシャッターボックスの上面に吸着させると共に、該シャッターボックスの上面と前面との境界の近傍に位置する折曲線3aに沿って折り曲げることで、シャッターボックスの上面と前面を養生することが可能である。
縦枠養生材4はサッシの縦枠の側面を養生するものであり、図3(a)に示すように、サッシの縦枠が外壁面から突出している寸法よりも大きい幅を有する長尺状の板によって形成されている。特に、縦枠養生材4は、異なる規格サイズのサッシに適用し得るように、外壁面に取り付ける最も高さ寸法の大きいサッシの寸法よりも大きい長さを有し、且つサッシの規格サイズに対応する位置毎に複数の折曲4a〜4cが形成されている。
縦枠養生材4の幅寸法は上記条件を満足すれば良く、寸法を限定するものではない。しかし、本実施例では約70mmの幅に設定されている。また縦枠養生材4の全長は約2100mmに設定されており、この全長から、サッシの規格寸法に対応する位置に折曲線4b,4cが夫々形成されている。
従って、養生すべきサッシの規格サイズに対応する折曲線4a〜4cの部位で折り曲げた状態で、外壁面から突出しているサッシの縦枠の側面に添わせ、更に、縦枠養生材4の両端又は所定位置を粘着テープで隣接する他の養生材に、或いはサッシの本体に接着することで、縦枠の側面を養生することが可能である。
図3(b)に示す横枠養生材5は縦枠養生材4と同じ幅寸法に設定されており、長さは異なる複数の規格サイズのサッシの横寸法を満足し得るような寸法に設定されている。即ち、サッシの横寸法を、600mm、905mm、1210mm、1515mm、1810mmとしたとき、横枠養生材5は長さを1810mmサイズのサッシに対応させて設定し、他のサイズのサッシに対応する位置に夫々折曲線5bを形成して対応することが可能である。
しかし、この場合、横寸法が600mmのサッシに適用したとき、折り曲げることで縦枠養生材4と重なる部分が長くなりすぎるという問題が生じる虞があるため、本実施例では、サッシのサイズを2つの群に分けておき、夫々の群毎に対応する横枠養生材を構成することで、前記問題を回避し得るようにしている。
尚、図に於いて5aは折曲線であり、横枠養生材5の両端から略等しい長さの位置に形成され、該折曲線5aの間隔寸法が、選択された横枠養生材5に適用される最も大きいサッシの横寸法と略等しく設定されている。
従って、サッシの横寸法に応じた群に対応する横枠養生材5を選択すると共に所定の折曲線5a,5bで折り曲げ、サッシの横枠の外壁面から突出している側面に添わせ、更に、横枠養生材5の両端又は所定位置を粘着テープで隣接する他の縦枠養生材4に、或いはサッシの本体に接着することで、横枠の側面を養生することが可能である。
次に、上記の如く構成された各養生材1〜5によって養生したサッシの構成を説明する。図4は、上部にシャッターボックス11が配置され、横方向の両側に夫々縦枠12が配置され、更に下部に横枠13が配置されたサッシ10の外壁面15から突出した部位養生した状態を示す斜視図である。
図に於いて、シャッターボックス11の上面と前面にわたって前面養生材3が配置されており、磁石3bをシャッターボックス11の上面に吸着させることによって取り付けられている。従って、シャッターボックス11の上面,前面は露出することなく、前面養生材3によって養生されている。
シャッターボックス11の左右両側面には夫々側面養生材1,2が配置されており、これら側面養生材1,2の前端折返辺1f,2f及び上部折返辺1g,2gが前面養生材3の上側に配置されて図示しない粘着テープで取り付けられている。
縦枠12の側面には縦枠養生材4が添わせられている。この縦枠養生材4は縦枠12の長さに応じて折曲線4a〜4cの何れかで折り曲げられ、折り曲げられた部分は図に示すようにシャッターボックス11の上面側に、又は横枠13の下面側に対向し得るように配置され、図示しない粘着テープによって両端部又は所定位置でサッシ10に取付られている。
横枠13の下面には横枠養生材5が添わせられると共に両端部分が2つの折曲線5a或いは折曲線5a,5bで折り曲げられており、折り曲げられた部分は縦枠12に沿って配置され、図示しない粘着テープによってサッシ10に取り付けられている。
尚、サッシは必ずしもシャッターボックス11を有するものではなく、該シャッターボックス11に代えて、下側に配置された横枠13と同様の横枠によって構成されることもある。このように構成されたサッシでは、側面養生材1,2及び前面養生材3は不要であり、これらの養生材1〜3に代えて横枠養生材5を利用することが必要となる。
上記の如くしてサッシ10の外壁面14から突出した部分の全てを各養生材1〜5によって養生することが可能となる。このように、サッシ10の前面には何らの養生材も配置されることがなく、従って、居住者は必要に応じて障子を開閉することが可能となる。このため、鬱陶しさを感じることがなく、外壁面の塗装工事を実施している間でも何らの不自由さを感じることはない。
サッシ10との際を塗装する場合でも、該サッシ10の露出部分は各養生材1〜5によって覆われるため、塗料が付着することがない。また塗装が終了したとき、各養生材1,2,4,5を取り付けている粘着テープを排除することで、前記各養生材を簡単に取り外すことが可能であり、且つ養生材3をシャッターボックス11の上面から引き剥がすことで容易に取り外すことが可能である。従って、各養生材1〜5を簡単に取り外すことが可能となる。
更に、各養生材1〜5は適度な厚さを持った合成樹脂板によって構成されるため、塗装が終了した後、各養生材1〜5をサッシ10から取り外したとき、これらの養生材1〜5に皺が入ったり、破損する虞がないため、再使用することが可能となる。
上記の如き養生材では、外壁に設けたサッシの規格サイズの如何に関わらず、構造や各種規格寸法の如何に関わらず、必要な養生材を選択して養生することが可能であり、住宅等の建物の塗装を行う場合に有利である。
シャッターボックスの側面を養生する側面養生材の構成を説明する図である。 シャッターボックスの上面と前面を養生する前面養生材の構成を説明する図である。 縦枠の側面を養生する縦枠養生材と横枠の側面を養生する横枠養生材の構成を説明する図である。 各養生材によって養生したサッシを説明する図である。
符号の説明
1,2 側面養生材
1a,2a 底辺
1b,2b 基部辺
1c,2c 前端辺
1d,2d 上部辺
1e,2e 側面片
1f,2f 前端折返片
1g,2g 上部折返片
3 前面養生材
3a 折曲線
3b 磁石(取付部材)
4 縦枠養生材
4a〜4c 折曲線
5 横枠養生材
5a,5b 折曲線
10 サッシ
11 シャッターボックス
12 縦枠
13 横枠
14 外壁面

Claims (1)

  1. 建物の外壁を塗装する際に該外壁に形成された開口部に配置された各種規格寸法のサッシを保護する養生材であって、
    サッシの上部に配置されたシャッターボックスの出寸法に対応させた底辺と,前記底辺の一方側の端部から垂直方向に形成されシャッターボックスの外壁側の高さ寸法に対応させた基部辺と,前記底辺の他方側の端部から垂直方向に形成されシャッターボックスの突出端側の高さ寸法に対応させた前端辺と,前記基部辺の上端部と前記前端辺の上端部を結ぶ上部辺とからなる側面片と、前記側面片の上部辺と前端辺から同一方向に折り返された上部折返片及び前端折返片とを有し、前記上部折返片及び前端折返片の折返方向が勝手違いの一対のシャッターボックス側面養生材と、
    シャッターボックスの幅寸法に対応させた幅寸法と,前記シャッターボックス側面養生材に於ける上部辺の寸法と前端辺の寸法を加えた長さに応じた長さ寸法を有し、幅方向に沿って複数の折曲線が形成されると共に所定位置にシャッターボックスに着脱可能に取り付ける取付部材を取り付けたシャッターボックス前面養生材と、
    サッシの縦枠の外壁面からの突出寸法よりも大きい幅寸法とサッシの縦枠の長さ寸法よりも充分に大きい長さ寸法を有し、且つ長手方向に於けるサッシの縦枠の規格寸法に対応させた位置に折曲線を形成した一対のサッシ縦枠養生材と、
    サッシの横枠の外壁面からの突出寸法よりも大きい幅寸法とサッシの横枠の長さ寸法よりも大きい長さ寸法を有し、且つ長手方向に於けるサッシの横枠の規格寸法に対応させた位置に折曲線を形成した一対のサッシ横枠養生材と、
    からなり、
    予め目的のサッシの構造や各種規格寸法に応じて、一対のシャッターボックス側面養生材とシャッターボックス前面養生材と一対のサッシ縦枠養生材及びサッシ横枠養生材の組み合わせ、又は一対のサッシ縦枠養生材と一対のサッシ横枠養生材の組み合わせを選択することを特徴とするサッシの養生材。
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