JP2006241855A - 排水暗渠形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 時間が経過しても良好な排水が可能な排水暗渠を形成するための排水暗渠形成装置の提供。
【解決手段】 芝生切断部として用いられる円板刃1と、土壌を切開する土壌切開部4と、この土壌切開部4の下端部に設けられて地中を穿孔する穿孔部7と、土壌切開部4により形成された切開溝52内および穿孔部7により形成された穿孔54内に疎水材56を投入充填する疎水材投入部10とを備える。疎水材投入部10を構成する疎水材投入器21の下端部は土壌切開部4により形成された切開溝52内に挿入される。そして、疎水材投入器21の常態投入用排出口25の前端25aは、切開溝52と穿孔54との境界に位置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴルフ場やグラウンド等の地中に排水暗渠を形成するための排水暗渠形成装置に関するものである。
ゴルフ場やグラウンド等では、降雨後、水溜りが出来た場合、すぐに競技が始められない場合がある。そこで、水はけをよくするために、従来、排水暗渠を形成することが行われてきた。これは例えば、図7に示すように、地中に細長い切開溝80を形成すると共に、その切開溝80の下端部に連続して円形の穿孔82を形成し、この穿孔82内に有孔パイプ84を配設して、切開溝80の部分にのみ疎水材86を充填する構成とされていた。そして、地表からしみ込んだ水分は、疎水材86を介して穿孔82内に落ち、有孔パイプ84を介して排水されていた。
しかしながら、このような排水暗渠を形成して数年の時間が経過すると、図8に示すように、穿孔82内に泥88などが入り込んで有孔パイプ84の周囲を埋めてしまい、有孔パイプ84による排水がうまくできなくなるおそれがあった。また、切開溝80付近の土質によっては排水暗渠を形成後、切開溝80の幅が急に収縮して狭くなり、図9や図10のように切開溝80内の疎水材86が穿孔82内に落下して、穿孔82から地表までの間に疎水材86がほとんど存在しない箇所90ができる場合があった。このような場合、地表からの水分が疎水材86を介して穿孔82内に落ちることができず、水溜りを解消することができなくなるおそれがあった。さらには、切開溝を介して穿孔内に疎水材を投入しようとする場合もあったが、疎水材を単に切開溝の上方つまり地表付近から投入するものであったので、排水暗渠形成装置により切開溝を形成後、切開溝および穿孔に疎水材を投入する前に切開溝が収縮して狭まってしまった場合には、疎水材が穿孔内まで充填されず排水がうまくできないおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、さまざまな土質(砂質土、粘性土、れきまじり等)の場所で時間が経過しても良好な排水が可能な排水暗渠を形成するための排水暗渠形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の排水暗渠形成装置は、土壌を切開する土壌切開部と、この土壌切開部の下端に設けられ、地中を穿孔する穿孔部と、前記土壌切開部により形成された切開溝内に疎水材を投入充填する疎水材投入部とを備え、前記疎水材投入部は、その下端部が前記切開溝内に挿入可能なスリット状に形成されると共に、その下端部開口が前記穿孔部により形成される穿孔に開口するよう位置決めされ、穿孔内に配設される有孔パイプの周囲にも疎水材を充填することを特徴とする。
また、好ましくは上記構成に加えて、前記穿孔部の後方に設けられた連結部材に、前記有孔パイプの先端部がピンにより連結されており、このピンには、ワイヤが接続されており、このワイヤは、前記切開溝より上方に延出されており、この延出部を介してワイヤを引き上げることで、連結部材と有孔パイプとの連結が解除されることを特徴とする。
本発明の排水暗渠形成装置によれば、有孔パイプの周囲にも疎水材が充填され、排水暗渠を形成して時間が経過した後でも、良好な排水が期待できる。
以下、本発明の排水暗渠形成装置について、実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本発明の排水暗渠形成装置の一実施例を示す図であり、排水暗渠を形成している状態を示す側面図である。図2は、図1の一部拡大図であり、図3は、図1の排水暗渠形成装置の主要部の斜視図である。
本実施例の排水暗渠形成装置は、芝生切断部として用いられる円板刃1と、土壌を切開する土壌切開部4と、この土壌切開部4の下端部に設けられて地中を穿孔する穿孔部7と、土壌切開部4により形成された切開溝52内および穿孔部7により形成された穿孔54内に疎水材56を投入充填する疎水材投入部10とを主要部として備える。
本実施例の排水暗渠形成装置は、支持装置65に取り付けられ、この支持装置65が牽引車74に取り付けられることで牽引車74に牽引されて使用される。牽引車74には、例えば無限軌道車などが使用され、この牽引車74の後端部には、支持装置65が取り付けられる取付部75が設けられている。また、牽引車74の無限軌道は接地面にゴムマット76が設けられて牽引車74が芝を傷めつけることなく走行することができるようになっている。
芝生切断部として用いられる円板刃1は、円板状の本体2の外周全体に先鋭な刃部2aが形成されたものであり、本体2の中心部が支持台60に支軸62を介して回転可能に支持されている。円板刃1の本体2は、土壌切開部4の肉厚と同じ程度の肉厚に設定され、本実施例では、約20mmに設定されている。なお、円板刃1は、図示しないころがり軸受を介して支軸62に支持され、円滑な回転運動が担保されている。また、上記ころがり軸受は、常時、その円滑な回転支持状態が得られるように密封構造が採られている。
土壌を切開する土壌切開部4は、略長方形板状とされ、その前端縁4aは、刃状に薄くなるように形成されている。土壌切開部4は、円板刃1の後方に配置され、その上端部が支持台60に固定される。この際、土壌切開部4の下端部は円板刃1の下端部より下方に配置される。
土壌切開部4の下端部に設けられる穿孔部7は、円柱の一端部が略円錐状に形成された弾丸形状とされる。穿孔部7の外径は、有孔パイプ45の外径より大きく、本実施例では、有孔パイプ45の外径の約2倍に設定されている。
穿孔部7は、円錐状部7aが前方(進行方向側)へ向くと共に、軸心が水平になるように、土壌切開部4の下端部に固定される。この際、穿孔部7は、その円錐状先端部7aが土壌切開部4の前端縁4aより前方へ突出した状態で土壌切開部4に固定される。
疎水材投入部10は、疎水材56が貯留される疎水材ホッパ12と、この疎水材ホッパ12に貯留された疎水材56を切開溝52と穿孔54に投入する疎水材投入器21と、疎水材ホッパ12と疎水材投入器21との間に介在される補助ホッパ18とを備える。
切開溝52および穿孔54に投入される疎水材56としては、水はけのよい荒砂等が好適に使用される。
疎水材ホッパ12は、支持フレーム64を介して支持台60上に取り付けられている。
疎水材ホッパ12は、上部開口から下部開口に行くに従って、次第に狭くなるように傾斜する漏斗状に形成されており、その上部開口が供給口13とされると共に、下部開口が排出口14となっている。また、その排出口14は、前後方向(進行方向)に細長く形成されており、開閉扉15により開閉される。開閉扉15は把手16の操作により伝動ベルト(不図示)を介して開閉動作される。
本実施例では、疎水材ホッパ12の下部に、補助ホッパ18が支持台60に保持されて設けられている。補助ホッパ18は、その上部18aが疎水材ホッパ12の排出口14よりも大きい漏斗状に形成されると共に、その下部が前後方向に細長い排出口18bとされている。この補助ホッパ18を介して、疎水材ホッパ12に貯留された疎水材56が、疎水材投入器21に流入される。
疎水材投入器21は、連結手段28により土壌切開部4の後端縁に水平方向に回動可能に、かつ取り外し可能に連結されている。連結手段28は、疎水材投入器21および土壌切開部4の双方に交互に設けられた連結ボス28a,28a,…と、連結ボス28aの挿通孔に上方から差し込まれる連結ピン28bとからなる。
図4は、疎水材投入器の概略縦断面図である。
疎水材投入器21は、その上部22が補助ホッパ18の排出口18bよりも大きな開口を有する漏斗状に形成されると共に、その下部が幅狭の投入量調節部23となっている。そして、この投入量調節部23の下端が土壌切開部4により形成される切開溝52および穿孔部7により形成される穿孔54に疎水材56を投入するための排出口24となっている。
排出口24は、細長のスリット状に形成されており、進行方向に沿って前後2段に傾斜角度が付けられている。この排出口24のうち、前側の緩傾斜部分が常時開口された常態投入用排出口25とされ、後側の急傾斜部分が調節投入用排出口26とされる。
疎水材投入器21の下端部は土壌切開部4により形成された切開溝52内に挿入される。そして、緩傾斜の常態投入用排出口25は、その前端25aが切開溝52の深い位置、具体的には、切開溝52と穿孔54との境界に位置すると共に、その後端25bが、切開溝52内の浅い上端部に位置する。
このように、本実施例では、疎水材投入器21は、その下端部つまり常態投入用排出口25の前端25aが、土壌切開部4と穿孔部7との接合箇所とほぼ同じ高さ位置となるように、土壌切開部4の後端縁に連結されている。
急傾斜の調節投入用排出口26は、その前端26aが切開溝52内の上端部に位置すると共に、その後端26bが地表より上方に位置するようになっている。
疎水材投入器21の漏斗状の上部22内には、調節投入用排出口26に対応して仕切部30が設けられている。この仕切部30は、開口を有しており、この仕切部30の開口を開閉することで、調節投入用排出口26からの疎水材56の投入量が適宜調整される。
疎水材投入器21の前方下端部には、円板状の接続部材35が設けられている。この接続部材35の直径は、穿孔部7とほぼ同じとされる。本実施例では、接続部材35は、その軸心が進行方向に沿うように、かつ、穿孔部7の軸心と同軸上に配置されるように疎水材投入器21の前方下端部に溶接等により固定されている。
接続部材35には、その中心から後方へ突出して棒状の支持具37が一体的に設けられており、この支持具37の先端部には、U字状の環状部38が形成されている。この支持具37には、連結部材40が取り付けられる。
連結部材40は、後方へ開放するコ字形状材とされ、その中央片41には、前方へ突出してU字状の環状部42が形成されており、支持具37の環状部38に通されている。これにより、連結部材40は、接続部材35に対して上下方向および水平方向(左右方向)の移動が自在に接続部材35に連結される。
この連結部材40には、有孔パイプ45の先端部が着脱可能に接続される。本実施例では、有孔パイプ45の先端部に設けられる補助具47を介して連結部材40と有孔パイプ45との連結が図られる。
補助具47は、略円筒状であり、その後端部が有孔パイプ45の先端部に差し込まれて固定されると共に、その先端部が連結部材40の開放両端片43,43間に差し込まれる。そして、連結部材40の開放両端片43,43間を架け渡すように、上方から棒状のピン48が差し込まれて連結部材40に補助具47が連結される。
ピン48の上端部には、環状のリング49が取り付けられており、このリング49には、ワイヤ50の一端部が接続されている。このワイヤ50は、疎水材投入器21の内部を通されて、上方に延出しており、本実施例では、ワイヤ50の他端部は、地上まで延出されて支持台60に取り付けられている。
このような構成の本実施例の排水暗渠形成装置は、支持装置65により牽引車74の取付部75に支持される。具体的には、取付部75に固定された支持部66の下部に第1揺動アーム67の一端が支軸68を介して上下方向に揺動可能に連結され、第1揺動アーム67の他端が支持台60に固定された補助板69の下方突出部に支軸70により上下方向に回動可能に連結されている。そして、支持部66の中間部と補助板69の上方突出部に第2揺動アーム71の両端が上下方向に回動可能に連結されている。
支持部66の上部には油圧等により作動する昇降シリンダ72の基部が回動可能に連結され、昇降シリンダ72のピストンロッドの先端が第1揺動アーム67に回動可能に連結されている。そして、昇降シリンダ72のピストンロッドの伸縮に伴い、第1揺動アーム67および第2揺動アーム71が平行状態で上下方向に回動すると共に、補助板69および支持台60、すなわち排水暗渠形成装置の全体が水平状態を保ったまま昇降動作される。
ところで、図1において、符号58は、本実施例の排水暗渠形成装置の連結部材等と協働して有孔パイプ45を成形するパイプ成形装置58であり、このパイプ成形装置58は、地面に形成された凹所59内に設置されている。このパイプ成形装置58は、そのプラスチックシートリール58aに、弾力性のある帯状の有孔シート(不図示)が巻装されている。この有孔シートは、ポリエステルやポリエチレン等のプラスチック製で、パイプ成形部58bを介して前方へ引き出されて有孔パイプ45に形成され、この有孔パイプ45の先端部は上述したように、補助具47を介して連結部材40に連結されている。
次に、本実施例の排水暗渠形成装置により排水暗渠を形成する動作について説明する。
まず、昇降シリンダ72を作動させて排水暗渠形成装置を昇降させることにより、穿孔部7を地中の所定深さ、例えば地表から25〜35cmの深さに設定すると共に、疎水材投入部10の排出口24の深さ位置も設定する。
次に、牽引車74を走行させて排水暗渠形成装置を牽引する。これにより、円板刃1が回転しつつ前進してその刃部2aにより芝を切断する。また、穿孔部7により地中に穿孔54を形成すると共に、土壌切開部4により穿孔54と地表との間の地中に切開溝52を形成する。これに伴い、穿孔54内に連結部材40に連結された有孔パイプ45を連続的に配設して、排水暗渠を形成すると共に、切開溝52内および穿孔54内に疎水材投入器21から疎水材56を投入充填する。本実施例では、連結部材40は疎水材投入器21に設けられた接続部材35に取り付けられている。疎水材投入器21は、土壌切開部4に対して水平方向に回動可能とされていることから、有孔パイプ45の先端部も疎水材投入器21の水平方向の回動に伴って回動することになる。よって、切開溝52および穿孔54が進行方向に対し直線状でなく湾曲して形成される場合でも有孔パイプ45をスムーズに配設することができ作業性がよい。
本実施例では、常態投入用排出口25の前端25aが、切開溝52と穿孔54との境界、すなわち穿孔54の上部開口と切開溝52の下端部とが対応した位置に配置されている。このように、常態投入用排出口25の前端25aが、穿孔54の上部開口に近接していることで、疎水材56は、確実に穿孔54内に投入される。つまり、本実施例では、地表から切開溝52および穿孔54内にかけて確実に連続して疎水材56が充填される。
また、本実施例では、有孔パイプ45の先端部は、常態投入用排出口25の前端25aより若干後方において連結部材40に連結されている。これにより、有孔パイプ45の先端部より若干前方から疎水材56が投入されることになり、穿孔54への疎水材56の投入が、有孔パイプ45の配設より先行するので、有孔パイプ45の下方にも疎水材56が行き届きやすくなる。このような構成により、本実施例では、図5に示すように、穿孔54の中央に配設される有孔パイプ45の周囲に疎水材56が確実に充填される。
円板刃1は、芝に対して回転しながら押し切るような状態で切断動作するので、芝の根の成長の程度を問わず、この根を円滑に、かつ確実に切断することができる。また、円板刃1の本体2の肉厚が土壌切開部4と同程度に設定されているので、土壌切開部4による芝のえぐり出しを有効に防止することができる。また、疎水材投入部10の排出口24は、その前端側から後端側に至り、切開溝52内の深い位置から浅い位置に亘るように傾斜状態に配置されている。これにより、この排出口24から投入される疎水材56は、切開溝52内に底部から上端部まで十分な量が均一に充填される。また、調節投入用排出口26によって疎水材56の投入量を調節することにより、疎水材56が地表に散らばることもない。
なお、排出口24は、通常、常態投入用排出口25が開口されているが、調節投入用排出口26と併用することにより、地形に対応して疎水材56の切開溝52に対する投入量を最適に保つことができる。また、一定投入量において、調節投入用排出口26の開口を拡開することによって、牽引車74の走行速度を通常速度よりも速めることができる。上記排水暗渠の形成、切開溝52の形成、疎水材56の充填の各作業工程は同時進行的に行われるので、全作業時間は牽引車74の走行時間にほぼ一致することとなり、牽引車74の走行速度を速めることにより、作業時間を適宜短縮することができる。しかも、疎水材56の切開溝52および穿孔54に対する投入量を調節することができるので、投入むらがなくなり、きれいな仕上がりとなる。
図6は、図2の状態からピンを引き抜いた状態を示す図である。
有孔パイプ45を配設した後、本実施例の排水暗渠形成装置を引き上げる際には、地上に延出したワイヤ50の他端部を引き上げて、連結部材40からピン48を引き抜けばよい。これにより、図6に示すように、連結部材40と有孔パイプ45との連結は解除され、本装置を引き上げても有孔パイプ45は穿孔54内に配設されたままとなる。従来、有孔パイプを配設した後、排水暗渠形成装置を引き上げる場合には、装置を引き上げると共に有孔パイプの先端部を一旦地上まで引き上げて、連結を解除した後にもう一度有孔パイプを穿孔内に戻していた。これには時間も労力もかかっていたが、本実施例の排水暗渠形成装置によれば、ワイヤを引き上げるだけで、連結を解除することが可能であり、作業性がよくなる。
以上のように形成された排水暗渠において、切開溝52は、疎水材56の充填により閉塞されずに一定の間隙を保持することができる。また、穿孔54内にも疎水材56が充填されることで、排水暗渠を形成後、時間が経過しても穿孔54内に泥などが入り込むことが無く、有孔パイプ45の周囲に一定の間隙を保持することができる。そして、切開溝52および穿孔54に充填された疎水材56を通して地中、あるいは地表の雨水等が有孔パイプ45内に流入し、さらに、この有孔パイプ45を介して排水されることとなる。これにより、水はけ効果に優れた地質のゴルフ場、グラウンド等を得ることが可能となる。
なお、本発明の排水暗渠形成装置は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
本発明の排水暗渠形成装置の一実施例を示す図であり、排水暗渠を形成している状態を示す側面図である。 図1の一部拡大図である。 図1の排水暗渠形成装置の主要部の斜視図である。 疎水材投入器の概略縦断面図である。 図1の排水暗渠形成装置により形成された排水暗渠を示す概略断面図である。 図2の状態からピンを引き抜いた状態を示す図である。 従来の排水暗渠を示す概略断面図である。 図7の状態から、穿孔内に泥が溜まった状態を示す概略断面図である。 図7の状態から、切開溝が収縮して穿孔内に疎水材が落下した状態を示す概略断面図である。 図7の状態から、切開溝が収縮して穿孔内に疎水材が落下した状態を示す概略断面図である。
符号の説明
1 円板刃
4 土壌切開部
7 穿孔部
10 疎水材投入部
21 疎水材投入器
24 排出口
40 連結部材
45 有孔パイプ
48 ピン
50 ワイヤ
52 切開溝
54 穿孔
56 疎水材

Claims (2)

  1. 土壌を切開する土壌切開部と、
    この土壌切開部の下端に設けられ、地中を穿孔する穿孔部と、
    前記土壌切開部により形成された切開溝内に疎水材を投入充填する疎水材投入部とを備え、
    前記疎水材投入部は、その下端部が前記切開溝内に挿入可能なスリット状に形成されると共に、その下端部開口が前記穿孔部により形成される穿孔に開口するよう位置決めされ、穿孔内に配設される有孔パイプの周囲に疎水材を充填する
    ことを特徴とする排水暗渠形成装置。
  2. 前記穿孔部の後方に設けられた連結部材に、前記有孔パイプの先端部がピンにより連結されており、
    このピンには、ワイヤが接続されており、
    このワイヤは、前記切開溝より上方に延出されており、
    この延出部を介してワイヤを引き上げることで、連結部材と有孔パイプとの連結が解除される
    ことを特徴とする請求項1に記載の排水暗渠形成装置。
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JP2010249155A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Shin Etsu Polymer Co Ltd 暗渠パイプ用の変換継手、分岐継手および可撓性管ならびにこれらを用いた暗渠パイプ

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