JP6040734B2 - 作業機 - Google Patents

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この発明は、深堀形態の溝を予め形成した圃場土壌面を耕耘、畝立成形して、作物栽植用畝を形成する作業機である。
予めトレンチャーで堀削溝(溝)を形成し、この堀削溝にガイド体を挿入して案内させながら畝立、播種する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2011−46号公報
畝立作業前の圃場面に予め形成される深堀形態の溝部は、内部に土壌が埋戻されていても、培土器や畝立器等によって形成された畝の頂部は、前記溝部の土壌層が沈下してこの部分で窪み易く、この溝部の上部に形成される畝上面に沿って沈下溝が形成されて、この溝面に水が溜り易くなり、又、この播種溝部内への土壌の充填度合等によって作物生育の不均衝を生じ易いものである。
請求項1に記載の発明は、トラクタ車体(1)の後方に耕耘爪(2)ロータ(3)と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器(4)と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置(5)を装着する共に、前記耕耘爪ロータ(3)の前側には予め深堀に形成された溝(A)部の上側部に位置して、又は、この溝(A)部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪(6)を設け、前記鎮圧輪(6)の横側部には、前記溝(A)上側部近傍の土壌を側方へ排土する排土板(7)を設けたことを特徴とする作業機とする。
請求項2に記載の発明は、トラクタ車体(1)の後方に耕耘爪(2)ロータ(3)と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器(4)と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置(5)を装着する共に、前記耕耘爪ロータ(3)の前側には予め深堀に形成された溝(A)部の上側部に位置して、又は、この溝(A)部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪(6)を設け、前記畝立器(4)は、左右の培土側板(8)間に形成の天板(9)形態は、前記溝(A)の溝幅に対向する中央天板部(10)を、この左右両側の側部天板部(11)よりも高く形成することを特徴とする作業機とする。
請求項に記載の発明は、トラクタ車体(1)の後方に耕耘爪(2)ロータ(3)と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器(4)と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置(5)を装着する共に、前記耕耘爪ロータ(3)の前側には予め深堀に形成された溝(A)部の上側部に位置して、又は、この溝(A)部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪(6)を設け、前記鎮圧輪(6)の前側には、前記溝(A)の上側部の土壌を掻き均す掻均板(12)を設けたことを特徴とする作業機とする。
請求項1に記載の発明は、耕耘爪ロータ3の前側に位置する鎮圧輪6を、予め土壌面に形成されている溝Aに嵌合させて、畝立て成形作業の推進を案内させるものであるから、この鎮圧輪6の回動によって溝Aの土壌面が鎮圧されると共に、鎮圧輪6が溝A内を嵌合案内される案内作用によって、後続の耕耘爪ロータ3による耕耘作業や、畝立器4による畝立作業等を、溝Aの方向に沿って追従させて行わせることができ、整然とした畝を形成することができる。又、前記耕耘爪ロータ3や、畝立器4等を、作業幅中央部の鎮圧輪6に対して左右対称状形態に構成する場合は、後続の畝立器4によって形成される畝土壌面が、中央部の溝Aに対して左右対称状形態に成形されて、畝上面に播種、乃至埋込植付させた植物の直下に溝A内部の土壌への伸根性を良好に行わせて、生育性を高めることができる。又、前記のように、鎮圧輪6によって溝A内の土壌が鎮圧されると、この溝Aの上部に培土成形された畝頂面の局部的沈下が生じ難く、窪みや、水溜部等を生じ難い、安定した畝形態を成形維持することができ、均一な作物を生育を行わせることができる。しかも、前記のように耕耘爪ロータ3の前側位置に鎮圧輪6を設けることにより、鎮圧輪6自体が溝A案内の機能を共有して、きわめて簡単な構成によって、この鎮圧輪6を溝A上側部に嵌合させて鎮圧させることにより、作業操作を簡単、容易にして、畝立作業操作性を容易化することができる。
また、前記のように作業時は耕耘爪ロータ3前側の鎮圧輪6が溝Aの直上部に位置してこの溝A部の土壌を鎮圧するが、これと同時に、この鎮圧輪6の左右外側部の排土板7が溝Aの肩口部の土壌を削り取るようにして外側へ掻き寄せることによって、一旦この溝Aの左右肩口部の土壌面高さを予め平坦状にして、後続の耕耘爪ロータ3によって耕耘し、この耕耘土壌を畝立器4によって畝立成形して、前記溝A部を中心とした培土成形の均質な畝立土壌層を形成する。又、前記排土板7による排土作用によって、溝Aを浅くして鎮圧輪6による鎮圧力をできるだけ深い溝底部に近い位置に有効に働かせることができ、畝立成形後の溝内土壌の沈下を少なくすることができる。しかも、溝Aの肩口部の土壌層を深く幅広く柔い耕耘土壌として畝立土壌層を形成するものであるから、生育作物の溝Aへの伸根性を良好に維持し、長物根菜類の栽培に好適である。
請求項に記載の発明は、前記溝の上側部の形成される耕耘土壌による畝立土壌層は、溝A直上部の畝頂面が中央天板部10の幅によって幅狭く形成されて、この中央天板部10による幅狭い平坦畝頂面を形成し易くすることができ、この上頂面の幅が狭いため、雨水の漏れても水はけが速かに行われて、水溜りを生じ難く、従って、溝Aの直上部の畝立土壌層の沈下を少くすることができる。
請求項に記載の発明は、掻均板12によって掻き均した溝Aの上側面を鎮圧輪6によって鎮圧するものであるから、溝A内の鎮圧作用が均等に、安定して行われ、この鎮圧輪6におよる案内作用を正確に維持することができる。又、掻均板12によって予め溝A内の一部を充填して鎮圧するため、溝A内の土壌密度を高めて土壌間孔隙を少くして、畝立後の畝頂面部の沈下を少くすることができる。
畝立装置を装着したトラクタの側面図。 その畝立工程を示す正面図(A)、(B)、(C)。 畝立器部の背面図。 排土板を設けた畝立装置部の側面図。 その平面図。 その一部の正面図。 畝立器部の実施例を示す背面図。 その畝立工程を示す正面図(A)、(B)、(C)。 掻均板を設けた形態の側面図(A)、平面図(B)。 鎮圧輪部の作動状態を示す平面図。 リフトリンクに対する連結状態を示す側面図。 マルチ押えディスクの配置形態を示す側面図。 その平面図。 マルチ押えディスクの配置形態を示す側面図。 その平面図。 マルチ押えディスクの配置形態を示す側面図。 その平面図。
図面(主として図1〜図3)に基づいて、トラクタ車体1の後側にリフトリンク機構を介して畝立装置を連結する。なお、図1では作業機を作業姿勢と非作業姿勢の双方の状態を示している。
車体1は、ステアリングハンドル15によって操向の前輪16と、前部のボンネット17下側に搭載のエンジンによってミッションケース18内の伝動機構を介して伝動駆動される後輪19を軸装20し、フェンダ21間の運転席22に搭乗して運転操作する乗用四輪走行形態である。この車体1の後端には、油圧によって上下回動されるリフトアーム23や、このリフトアーム23とリフトロッド24を介して連結されて上下回動されるロアリンク25、及びトップリンク26等が連結されて、リフトリンク機構が構成される。このリフトリンク機構の後端部に畝立装置上部の作業フレーム27のヒッチ28が、ヒッチピン29で着脱可能に連結される。又、車体1の後端部にはPTO軸30が設けられていて、このPTO軸30と畝立装置の耕耘爪ロータ3の入力軸31とを連動軸を介して連結して、耕耘伝動することができる。
前記畝立装置は、左右水平状に軸架された耕耘軸32の周りに耕耘爪2を配置して、耕耘爪ロータ3を構成して、横幅広く耕耘することができる。この耕耘爪ロータ3の前側には左右幅方向の略中央部に位置して鎮圧輪6をアーム33の下端部に軸34で回転自在に軸支している。前記耕耘爪ロータ3の上側を覆うロータカバー35の後端にはリヤカバー36、及びこのリヤカバー36の左右両側端部に一体的構成のサイドカバー37を形成し、耕耘爪ロータ3によって耕耘された土壌の後方飛散を受けて、耕耘幅域の直下に落ち着かせて、この耕耘土壌面を所定の層厚に掻き均すものである。このリヤカバー36の後側部の耕耘幅の略中央部に対向して畝立器4を設ける。又、このリヤカバー36は左右両端側を横方向へ拡縮できる形態として、リヤカバー36の横幅を調節できる。
前記畝立器4は、前記排土口38にのぞませる前側の所定幅の培土板14を有し、この培土板14の後側部に左右両側部の培土側板8を背面視八の字状形態に設けて、かつ、この前端部間の間隔を後端部間の間隔よりも広く形成して、土壌の掬込培土性効果を高める形態としている。前記リヤカバー36は、側面視断面形態を円弧状形態として、耕耘度上面を掻き均し易い形態としている。このリヤカバー36の耕耘幅方向中央部には、耕耘土壌を後方へ排出させることのできる排土口38を開設していて、前記畝立器4の培土側板8間隔部は、この排土口38の後側部にのぞませる。この排土口38の上側には、下動してこの排土口38を閉鎖できる排土口カバー39が設けられている。前記畝立器4を取付ないで、単なる耕耘作業のみ行うようなときは、この排土口39を閉鎖状態にしておくことができる。又、このような掻き均し形態のリヤカバーに代えて、上下回動自在に取付た平板形態、乃至ゴム板形態の構成とすることもできる。
前記畝立器4は、作業フレーム27に対して取付けた畝立フレーム45を介して取付支持されるが、左右培土側板8間の上部に畝の上頂面を均平する天板9を左右水平形態に設けて、前記作業フレーム27に対して上下摺動自在に支持させた摺動ロッド40の下端部に連結して、この摺動ロッド40周りに嵌挿するスプリング41による弾下によって畝立土壌面に弾圧させている。又、この摺動ロッド40をハンドル操作等によって昇降調節できる形態として、畝立器4の上下位置を調節するように構成して、畝立て土壌層に対する畝幅中央部の畝上面の高さを調節可能に構成することもできる。
前記畝立器4の左右外側部位置には、ゲージ輪42を配置し、前記作業フレーム27の後側上部のブラケット43に挿通支持させたロッド44の下端部に回転自在に設けている。このロッド44を上下に移動することによって、ゲージ輪42の高さを調節することができる。
作業装置5としては、播種、施肥装置や、根菜類植付装置、苗植装置等が利用、装着されるが、図例では、根菜類の種子を有した播種テープ47をロール巻きにして播種リール46に支持させておき、この播種リール46から播種テープ47を引出して、前記畝立器4によって成形された畝頂面に載せて固定する(図面省略)ことにより、播種する形態である。前記播種リール46は、作業フレーム27の後端部に取付けたホルダ48によって支持される。
ここにおいて、トラクタ車体1の後方に耕耘爪2ロータ3と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器4と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置5を装着する共に、前記耕耘爪ロータ3の前側には予め深堀に形成された溝A部の上側部に位置して、又は、この溝A部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪6を設けたことを特徴とする畝立装置の構成とする。
トラクタ車体1後側のリフトリンク機構に鎮圧輪6や、耕耘爪ロータ3、畝立器4、及び播種、又は植付の作業装置5等を装着して、前方へ走行して畝立作業を行う。このとき耕耘ロータ3の前側に位置する鎮圧輪6を土壌面に予め形成されている溝A上端部に嵌合させて牽引案内させながら、この溝A内に土壌が落込んでいる場合は、この溝A内の土壌を鎮圧する。このように前端部の鎮圧輪6が溝A内に嵌合して鎮圧しながら案内されると、後側の耕耘爪ロータ3や、畝立器4等もこの鎮圧輪6の推進方向へ案内されて、前記溝Aの左右両側部の土壌面が耕耘爪ロータ3によって耕耘される。又、この耕耘爪ロータ3によって耕耘された耕耘土壌は、畝立器4によって培土畝立成形される。このような鎮圧輪6や耕耘爪ロータ3、及び畝立器4等を、トラクタ車体1の走行方向のセンタラインに対して左右対称状形態に配置されている場合は、前記畝立器4による畝立が、この溝Aに対して左右対称的形態に成形される。このようにして形成された畝土壌の頂面部には、播種装置による播種が行われたり、移植、乃至植付装置による苗植付作用や、根菜類の挿込作用等が行われる。
前記作業フレーム27の中央上部に形成のマスト49には、ベルクランク50がヒンジピン51で回動自在に設けられて、このベルクランク50の先端部を、トップリンク26に対してピン52で連結したり、又は、このピン52を外して連結を外すことができるように切替えできる形態としている。前記ベルクランク50をトップリンク26に連結した状態では、リフトアーム23を上昇することにより、畝立、作業装置は、前後の傾斜変動を少くした姿勢で土壌面と略平行状態を維持して昇降されるが、前記ベルクランク50をトップリンク26から連結を外すことによって、後側部のゲージ輪42や、畝立器4に対する前側部の鎮圧輪6や耕耘爪ロータ3部等の上昇高さを大きくして、畝立装置全体を前上り傾斜姿勢にすることができる。
従って、前側の鎮圧輪6と後側のゲージ輪42とで、耕耘爪ロータ3、及び畝立器4等からなる畝立装置全体を支持した形態であるため、前記ベルクランク50の連結を外すことによって、畝立装置の上下揺動を自由にした状態でロアリンク25により牽引させることができる。この状態で更にリフトアーム23を昇降して鎮圧輪6の鎮圧力を調整変更し、又、鎮圧輪6を昇降することができる。又、前記ベルクランク50を連結状態とする場合は、リフトアーム23の昇降によって畝立装置の作業位置(高さ)を昇降調整、乃至変更することができる。
前記鎮圧輪6を軸装するアーム33は、作業フレーム27前端部の上下回動自在に軸53で支持され、このアーム33と上方のリフトリンク機構との間はリンクロッド54で連結して、前記リフトアーム23の上下動で鎮圧輪6を溝Aの深さ等に応じて上下に移動して、鎮圧力を調節できるように構成している。
次に、主として図4〜図6に基づいて、前記鎮圧輪6の横側部には、前記溝A上側部近傍の土壌を側方へ排土する排土板7を設ける。
前記溝Aの上端土壌部、即ち、溝Aの左右両肩口部の土壌面は、鎮圧輪6が溝A直上部の土壌を鎮圧すると同時に、排土板7によって削り取られるようにして溝Aの左右外側方へ排土、乃至掻き寄せられて、この溝A肩部の土壌上端面が一定高さに揃えられた状態となり、この状態で耕耘爪ロータ3による耕耘作用が行われ、更に畝立器4による畝立作用が行われて、この溝A上部を中心部とした左右対称状で、台形状断面形態の畝土壌層が成形される。このようにして畝立器4による畝立作用によって畝幅中央部の溝Aの直上部から左右両側部にわたって形成された畝土壌層上面部で、この溝A直上部の畝頂面に作業装置5による播植が行われる。
前記排土板7は、鎮圧輪6の左右両側に接近させて、前端縁が鎮圧輪軸34端部よりも前側に位置して鎮圧輪6の外側面に接近し、後端縁が鎮圧輪軸34端部よりも後側に位置する関係にして、平面視略八字状の形態にして、この鎮圧輪6のフォーク状アーム33の外側部に一体的に取付ている。この排土板7の傾斜角度は調節変更できるように構成することも可能である。又、この前端縁は鎮圧輪6の嵌合鎮圧する溝Aの内側位置にのぞませ、後端縁はこの溝Aの外側に適宜離間した溝肩位置の土壌面上位置にのぞむように設定して、排土性を良好に行わせるように構成すると好適である。又、この排土板7の下端縁は、鎮圧輪6の接地下端面と略同位置の高さに設定しているが、土壌面を削り取るため、鎮圧輪6の下端面よりも低くしたり、又は高くした位置に設定することも可能であり、更には、この高さ位置を変更、調節可能の構成とすることもできる。
前記鎮圧輪6のアーム33は、前記作業フレーム27に対して上下回動可能に装着されるブラケット53に対して、上下方向のロッド54の周りに回動自在に設けて、キャスタ形態に構成することが可能である。又、前記ロッド54をセットピンの抜き差しによって鎮圧輪6、又は排土板7の高さ位置を調節できる構成としている。
次に、主として図7、図8に基づいて、前記畝立器4は、左右の培土側板8間に形成の天板9形態は、前記溝Aの溝幅に対向する中央天板部10を、この左右両側の側部天板部11よりも高く形成して、中高形態の畝を形成する。
前記のように鎮圧輪6によって溝A上部を鎮圧しながら、この鎮圧後の溝A、及びこの左右両側溝肩口部に亘る表層部の土壌面を耕耘爪ロータ3によって耕耘し、更に、この耕耘土壌を畝立器4によって溝A上部に畝立土壌層を形成するもので、この畝立器4の培土側板8によって培土される土壌層は、畝上面が天板9によって押圧されて均平状態とすることができるが、この天板9を畝幅左右両側部の側部天板部11と、この畝幅中央部の中央天板部10とによって中高形態に構成して均平するものであるから、前記中央部の溝Aの直上部に、中央天板部10で均平される畝頂面が形成される。この中央天板部10で成形された最も高い畝頂面に作業装置5による播植作用を行わせることができる。
前記中央天板部10は、この畝立器4上部との間に設ける調節ロッド57を伸縮調節することによって、側部天板部11に対して上下移動調節可能の形態とすることもでき、畝の大きさや、作物の状態等に合わせることができる。
次に、主として図9に基づいて、前記鎮圧輪6の前側には、前記溝Aの上側部の土壌を掻き均す掻均板12を設ける。
前記鎮圧輪6が溝Aの上側部の鎮圧する直前行程で、この鎮圧輪6の前側に位置する掻均板12が、この溝Aの上端部内、乃至上端肩口部等の土壌層部を掻き均して、この掻均板12によって掻き均す一部の土壌は溝A内に落し込み、余った土壌は外側へ掻き寄せるようにして、溝Aの左右両肩口部の土壌面を掻き均して、畝立て作用直前の溝A部の位置する土壌面をできるだけ平坦化するように成形する。前記鎮圧輪6は、このようにして溝A内に入った土壌面を平面状に均した状態で、鎮圧輪6を通して鎮圧する。この鎮圧輪6で鎮圧された溝A、及びこの左右両側部の土壌面は、耕耘爪ロータ3によって耕耘され、更に畝立器4によって畝立成形される。又、掻均板12によって溝Aの左右外側方へ押寄せられた土壌は、この溝Aの左右両肩口部の外側に位置して、後続の耕耘爪ロータ3による耕耘作用を受けることとなる。
前記掻均板12は、鎮圧輪6の前側を舳先のように中央前端部を尖らせた板先60を形成して、この板先60から鎮圧輪6の鎮圧輪軸34の左右両外側端部位置に亘って斜め方向に排土板面61を形成して、前記鎮圧輪6で鎮圧する溝A部に土壌がある場合は、この溝A部の土壌と共に、溝Aの溝口肩部の土壌層をも適宜の深さ(厚さ)にすき取るようにして、溝Aの左右外側へ排土、乃至培土する。溝Aの左右溝口肩部の高さを一定に揃えて、鎮圧輪6の鎮圧深さを一定に維持する。
又、この掻均板12は、前記左右幅方向の中央部に板先60を形成しないで、単なる左右方向直板形態の掻均板12として、左右直交状、乃至左右一側へ傾斜する傾斜形態に構成することも可能である。
前記作業フレーム27を連結するロアリンク25後端部であるヒッチピン29の下側部に着脱可能に構成される取付ブラケット62に、直垂下方向の取付アーム63を設けて、この下端部に鎮圧輪6を軸支する前記アーム33をピン64で上下揺動可能に枢支する。このアーム33の上側部には、後端部をピン64よりも高い位置にピン65で枢支し、前端部を鎮圧輪軸34に連結支持するダンパー66を構成している。又、前記取付ブラケット62の上方部には、ハンドル67の回動操作によって上下方向に伸縮可能の伸縮ロッド68を設け、この伸縮ロッド68の下端部を、前記アーム33にピン69連結して、鎮圧輪6や、掻均板12の高さ位置を調節することができる。
次に、主として図10に基づいて、トラクタ車体1の後部に連結70のロアリンク25の後端部内側に、アーム71、自在メタル72、及びキャスタ軸74アーム33側のロッド73等を設けて、アーム71に対してロッド73の方向を左右回動可能に構成して、前記鎮圧輪6が溝Aに嵌合案内されることにより、この鎮圧輪6がキャスタ軸74の周りに左右方向へ揺動自在の構成としている。このため、車体1の中心Pが予めトレンチャーで形成されている溝Aに対して、左右方向に偏位したずれMを生じたときは(図B)、鎮圧輪6はこのずれ方向とは反対の方向へ鎮圧輪6向きの角度を操向して(図A)、トラクタ車体1のずれ方向に畝立作業装置が移動するのを防止する。このため、トラクタの左右方向位置のずれによる影響を少くして作業機を直進させることができる。
次に、主として、図11に基づいて、前記鎮圧輪6と後部のゲージ軸42とで畝立装置全体を支持して、推進できるように、車体1に対して牽引状態に装着する形態において、マスト49の先端部に前記ベルクランクに代えるマストアーム50を上下回動可能にマストピン75枢支し、このマストアーム50を、マスト49のピン孔76と、このマストアーム50のピン孔77との間に亘って挿込むセットピン78の抜き差しによって、このマストアーム50に配置のピン孔77位置を選択して、このマストアーム50の先端の連結ピン52位置を、上方位置(a)、又は下方位置(b)に変更調節して固定状態にすることができる。又、前記セットピン78を差し込まない場合は、マストアーム50はマストピン75周りに回動自在のフリー状態となる。このように、マスト49先端部のマストアーム50をフリー状態にすることによって、畝立装置は前記ロアリンク25による牽引状態となる。又、マストアーム50を角度選して固定状態にすることによって、畝立装置作業機の迎い角度を適宜に選択して、前記リフトアーム23の昇降回動によってリフトアップすることができる。マストアーム50をa方向へ回動して固定すると作業機を高くリフトアップできる。又、b方向に固定すると、低く(平行状態で)リフトアップできる。
次に主として、図12〜図17に基づいて、前記耕耘爪ロータ3の後側部を覆うリヤカバー36と、播植後の畝上面を被覆するマルチフィルムに固定用土壌を載せるマルチディスク80との関係を説明する。畝立器4等を装着する作業フレーム27の後方にマルチフィルムの左右両側部を畝土壌面に押え付ける押え輪81を押えアーム82の後端部に回転自在に取付ける。又、マルチディスク80を回転自在に支持するマルチアーム83を後方へ突出させて、前記押え輪81で押えたマルチフィルム80の側縁部上面に、マルチディスク80の回転によって掬い上げた土壌を載せて、マルチフィルムの敷設状態を固定する。
又、前記耕耘爪ロータ3を覆うロータカバー35の後側部のリヤカバー36は、畝立器4の連結される中央部の排土口38の左右両側部に設けられる側部カバー84部が、外側のサイドカバー37部から内側の排土口38部に亘って斜後方位置へ向けて傾斜状態に形成されて、耕耘爪ロータ3の左右外側寄位置で耕耘される土壌を、この側部カバー84の傾斜面に沿わせて中央部の排土口38部側へ土寄せ案内し易く構成している。又、このリヤカバー36は、中央部の内部カバー85と分割可能の形態として、リヤカバー36のうち一部の側部カバー84を着脱したり、内部カバー85に対して外側へ伸縮可能に設けて、リヤカバー85の耕耘土壌の排出される排土口部の幅を変更することができる。
図12、図13では、左右外側部の側部カバー84を取外して、内部カバー85のみを残して、この内部カバー85の後方位置に対応して、マルチフィルム上面に培土するマルチフィルム80を一箇宛配置している。又、図14、図15では、前記内部カバー85を幅広く形成して、側部カバー84を幅狭く形成している。この側部カバー84を取外して、内部カバー85の後方部に対向して、前記押え輪81の外側部に二連のマルチディスク80を配置して、土壌を中央部の敷設マルチフィルムの上側縁部に載置する。又、図16、図17では、リヤカバー36は、前記側部カバー84を取付けて耕耘爪ロータ3の全耕耘幅亘って広く形成して、この後方に対向して三連のマルチディスク80を配置して、幅広く土壌を中央部側のマルチフィルム上面へ掻き寄せて載せるものである。乃至は、この掻き寄せる土壌の一部のみを載せることもできる。
このように、各マルチフィルム80は、前方のリヤカバー36で掻き均された跡の上側方部の土壌上面を掻き削りながら、中央側のマルチフィルム側縁部へ掻き寄せるものであるから、前側のリヤカバー36が前記側部カバー84取外等によってカバーなし状態になると、この側部カバー84の欠除された部分から後側へ直接排出される耕耘土壌層が厚くなり、この部分の土壌寄量が多くなり、マルチディスク80による土壌寄効果、上載せ効果を高めることができる。
1 トラクタ車体
2 耕耘爪
3 ロータ
4 畝立器
5 作業装置
6 鎮圧輪
7 排土板
8 培土側板
9 天板
10 中央天板部
11 側部天板部
12 掻均板

Claims (3)

  1. トラクタ車体(1)の後方に耕耘爪(2)ロータ(3)と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器(4)と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置(5)を装着する共に、前記耕耘爪ロータ(3)の前側には予め深堀に形成された溝(A)部の上側部に位置して、又は、この溝(A)部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪(6)を設け
    前記鎮圧輪(6)の横側部には、前記溝(A)上側部近傍の土壌を側方へ排土する排土板(7)を設けたことを特徴とする作業機。
  2. トラクタ車体(1)の後方に耕耘爪(2)ロータ(3)と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器(4)と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置(5)を装着する共に、前記耕耘爪ロータ(3)の前側には予め深堀に形成された溝(A)部の上側部に位置して、又は、この溝(A)部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪(6)を設け、
    前記畝立器(4)は、左右の培土側板(8)間に形成の天板(9)形態は、前記溝(A)の溝幅に対向する中央天板部(10)を、この左右両側の側部天板部(11)よりも高く形成することを特徴とする作業機。
  3. トラクタ車体(1)の後方に耕耘爪(2)ロータ(3)と、この耕耘土壌面を畝立て成形する畝立器(4)と、この畝立土壌面に播種、又は植付作業する作業装置(5)を装着する共に、前記耕耘爪ロータ(3)の前側には予め深堀に形成された溝(A)部の上側部に位置して、又は、この溝(A)部内に嵌合して、回転しながら鎮圧する鎮圧輪(6)を設け、
    前記鎮圧輪(6)の前側には、前記溝(A)の上側部の土壌を掻き均す掻均板(12)を設けたことを特徴とする作業機。
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